刻まれる悲痕 作:甘夏
「んん…痛っ!」
激痛とともに私は目を覚ました。
小鳥の囀ずりが聞こえ部屋は明るくなっている。
私の拘束もほどかれ制服が着せられていた。
「起きたか、結衣」
「うん……おはよう一樹。ぐっすり眠れた?」
「あぁ、おかげさまで。一緒に朝食をとろう」
「手伝う?」
「痛いんだから無理しなくていいぞ。暫く部屋で休んで待っててくれ」
「分かった」
私の頭を撫で部屋を後にした。
優しいいつもの彼に戻ってる。
出来れば夜もこの優しい彼のままでいてもらいたいけどまだまだ時間がかかりそう。
私の身体が彼の暴力から持つかどうか、怪しいところではあった。
「一樹の為に……頑張らなきゃ……」
意を決してる私の制服にしまったスマホの着信音が鳴った。
……あの子からか。
ホーム画面を解除すると『結衣、大丈夫!?』の文字。
すかさず私は問題ないよ。とメールを送信する。
送ってすぐ既読がつき『本当に~?。無理しちゃ駄目だからね!』と返事がきた。
「ありがとう。咲……」
親友の存在は私が辛いことを味わってる時に本当に支えとなる。
咲は高校で知り合った友達で入学して同じクラスで趣味があった私達はすぐ意気投合した。
私が一樹と付き合う時も必死で応援してくれて。
「羨ましい!結衣ったらこんなカッコいい彼氏と付き合えて!一樹君!、結衣は結構引っ込み思案だけど根は優しくていい子だから宜しくね。結衣を大切にしなきゃ許さないから!」
その時の一樹の笑顔は今でも思いだす。
咲の大袈裟な台詞にはにかみながら笑って……本当にあの時は至福の時間が続いてたな。
……なんでこんなことに。
ドアをノックする音がした。
「結衣、食べよう」
「うん」
食卓には、目玉焼き、ウィンナー、トースト2枚が2組用意してあった。
私と一樹は向かいあって席に座りいただきますと手をあわせる。
「朝飯はちゃんと食わないとな」
「そうだね。貧血で倒れたら大変だもんね」
「前も全校集会で倒れてた奴いたしな」
「1年の子だっけ?。でも校長先生の話が長いのもあるかも」
言えてる、と一樹は笑う。
食後二人で片付け一緒に登校した。
通学路の夏の暑さはどこへやら。
今日など少し肌寒いぐらいだ。
寒さが少し痛みに触れてきつい。
「冷えんな~」
二学期が始まってまだ2週間と少ししか経ってない。
これから進路相談が活発になるんだろう。
進学か、就職か……。
特にやりたいことはない、って言うか私卒業まで生きてるのかな。
「おっはよー!一樹君!結衣!」
「きゃあ!もう!びっくりさせないでよ咲!」
「おはよう。咲は今日も元気だな」
背後から大きな声で挨拶したのは朝私を勇気づけてくれた親友の立花 咲だ。
「全くお前は猫のように動き回りやがって!兄ちゃんに迷惑かけんな!」
「ごめん、郁実兄様~」
咲を叱るこの人は立花 郁実君。
双子で咲のお兄ちゃんにあたる人物。
なぜ、郁実君を咲は兄様って呼ぶか興味があったので聞いたら物心がついた時からそう呼ばれてたとのこと。
性格は正反対で咲は御転婆な印象だが、郁実君は物静かであまり感情を表に出さない。
咲がふざけた時はその限りじゃないけど。
共通点もあって二人とも学業は一樹を上回って、運動神経も抜群だ。
「一樹、結衣、すまない。この馬鹿がまたデカイ声で二人に迷惑を……」
「ううん。大丈夫だよおはよう郁実君」
「むしろその方が咲らしいぜ。おはよう郁実」
「すまないな。おはよう二人共」
私達は何気無い会話をしながら学校へ向かった。
昇降口で上履きを出そうとしたところ。
咲が私の制服を引っ張って、保健室で待ってるからと告げ行ってしまった。
私も後を追い保健室に向かう。
ドアを開けるとそこには保健の先生の椅子に座り聴診器を持ち次の方どうぞ~と言う咲の姿が。
「もう朝っぱらからなにふざけてるの。先生に見つかったらヤバいってば」
「ふざけてなんかないよ。だってこれから患者さんの容体を見るんだからあなたの容体をね」
「本気なの?」
「本気だよ。結衣、これでそこの保健室の戸を閉めて」
ぽいっと咲は保健室の鍵を投げ、私はすんなりキャッチする。
言うがままにとりあえず閉めた
「なんで咲が保健室の鍵を持ってるの?」
「ふふふ……栄えある保健委員会委員長だからなのだ!委員長の権限をなめないでよ」
そう言えば咲は保健委員会に入り1年で書記になっていたことを思いだした。
そこから順当に彼女は上がっていったんだ。
「さぁ!、そのおっきいおっぱいに聴診器を当てて結衣の心音を聞いちゃうぞ~」
「ただのセクハラじゃない……」
「まぁまぁ、とりあえずそのベットに座って」
「本気で聞くの……」
「当然!ささ、座って可愛い女子高生の患者さん!」
あなただって私と同じ女子高生でしょ……。
色々疲れ私は言われるがままセクハラ医師の横に座った。
制服を脱ぎ下着姿になりお腹の暴行を受けた痣もおおやけになる。
「ふんふん。結衣の心音はこれぐらい。心音に異常なしっと」
「ふふ、分かるの?。咲」
「勘だよ。でもそんなに遅くも早くもない気がする……それよりこっちの方が結衣にとっては辛いよね」
私の暴虐の証を見た咲の表情が一気に変わる。
「平気だよ。一樹が元に戻ってくれるなら私は……」
「嘘!さっき登校中も辛かったんでしょ?。結衣は気づかないように振るまってたかもしれないけど顔は熱っぽかったし冷や汗かいてた……我慢して他の人に余計な心配させないようにって……なんで、なんで!私の親友がこんな目に……こんなの悔しいよ……!」
咲は泣きながら私のことを抱き締めていた。
「咲は悪くないよ。これはしょうがないことなの……」
「しょうがなくなんてない!もうこれ以上結衣が悲しい思いをするのに耐えられないよ!」
咲は私の下着を外した。
「さ、咲!?」
「ん……やっぱり柔らかい。結衣のおっぱい」
なにを思ったのか咲は私の胸をなめはじめた。
「ちょっと……私達……女子同士なのに……あぁん……」
「女子同士だったら愛しちゃいけないの?。好きになっちゃだめなの?。はじめて出会った時からずっとあなたが好きだったの結衣……一樹にこんなに傷つけられてもう私我慢できないよ……」
「んぅ……咲ぃ……」
私達は口を交えた……舌を口内で絡めあわせて。
ヤバい……エッチするのが久しぶりと言うのもあるだろうけど、咲と愛し合うのが気持ちいい……。
一樹に求められるのよりもずっと。
口と胸を愛撫し続けた咲の手が私の秘所に向かった。
「下もぐちゃぐちゃだね。糸ひいてるよ」
「やだぁ……ベットに染みちゃう」
「安心して委員長権限で勝手に理由つけて洗うから」
「それって権限必要?……んあぁ!……高速で弄るのはよして……」
「駄目だよ。最近暗かった結衣に元気出してもらいたいから」
違う、そうじゃないの。
このままだと……。
「咲ぃ、聞いて……私このままだとオシッコが出そうなのだからこれ以上はもう……」
「それオシッコじゃないと思うけど、分かったスカートとパンツが濡れるのがイヤなんだね。今取るから!」
「それって完全な全裸じゃない……」
快楽の余韻に悶えながら咲に申したてる。
「これでよしっと!」
「いやぁ…学校で全裸になっちゃった」
「ニーソはいてるから全裸じゃないでしょ。じゃ続けるよ」
「んん!……あぁあぁあ……駄目ぇ……」
もう我慢出来ない……。
秘所が悲鳴をあげている。
「やぁぁぁぁぁ!……オシッコでちゃうぅぅ……」
まるで蛇口をいきなり強く握ったような勢いだ。
秘所から物凄い勢いでオシッコが放出された。
当然ベットはシーツや布団ごとびしょ濡れ。
床にも少しこぼれたようだ。
「はぁ…はぁ、はぁ……んあぁ……こんなの恥ずかしすぎるよ……咲の馬鹿ぁ」
私は羞恥と快楽の余韻に浸りながら両手で顔を覆い隠した。
「凄い……これが潮吹きなんだ……。想像以上」
「潮吹きって?」
「ちょっと今は教えられないかな。あとで教えてあげるまずは掃除しなきゃ」
HRの時間まであと30分。
咲にとって間に合いそうだが油断はできないだろう。
「……ふ~ん。咲」
「なに?」
「気持ち良かったよ」
「本当に?まぁ結衣は暫く寝てて」
「そうさせてもらうね」
潮吹きってなんだろう?。
セックス中にオシッコ漏らしちゃうことかな?。
でもこの感覚、病み付きになりそう……。
新たな刺激を味わったためか布団の肌触りがいつもより心地よく感じた。