「たーのもー」
「お邪魔しますわー」
「……あー、ホントに来たのか……」
グレンはそれぞれの個性が出た挨拶をしながら屋敷に入って来た二人の少女を見据え、溜め息を吐いた。
切れ長の目と黒髪を持つ少女の名は、コレット=フリーダ……金髪を縦ロールにした如何にも良家のお嬢様風の少女の名は、フランシーヌ=エカティーナ……二人共、グレンが以前故あって訪れたお嬢様学校、聖リリィ魔術女学院の生徒である。
この前スノリアで再会する事になったこの二人は、あろう事か休暇を利用してこのフェジテにやって来たのだ。
彼女達が来る旨は事前に通達されていたものの、こうして目の当たりにすると嘆息せざる負えなかった。
この二人は悪い子ではないのだが、関わっているととにかく
コレットは見た目通りの活発さでこっちを振り回して来るし、フランシーヌも押しが強い上に思い込みが激しく、言動・行動共に暴走気味だ。
なにせ、セリカの魔術で変装したグレンの入浴中に二人揃って突撃して来た程だ。
あれはグレンの事を完全に女だと思っていたからやったものだとは思うが、この二人であればグレンの性別を知った今でも同様の事をやりかねない怖さがあった。
ここ最近何人もの女性達と関係を結んだ事で、グレンの理性はタガが外れ易くなっている。ふとした拍子で行為になだれ込む事も、ないとは言えない。
グレンにあからさまな好意を寄せるこの二人であれば、押し倒しても本気の抵抗はしなさそうだった。だからと言って、積極的に押し倒そうとは現時点では思っていないのだが。
なにせ、この二人に対してはシスティーナは勿論あの温厚なルミアも穏やかならぬ態度で対応しているのだ。
迂闊に手を出してしまえば、あの二人の反応が怖い。セリカとリィエルあたりは、あっさり受け入れてしまいそうではあるのだが。
「此処が先生のお住みになっている御屋敷ですのね。立派な家にお住まいのようですが、先生も貴族なのですか?」
フランシーヌは趣味の良い調度品の揃う家の中を見回しながらそう尋ねたが、グレンは首を振った。
「いんや、此処は白猫……システィーナの家だよ。ワケあって俺ん家が壊れたから、白猫の好意で住まわせて貰ってんだよ。俺は貴族でもなんでもない、ただのぺーぺーさ」
……だが、グレンは失念していた。男の教師であるグレンが女生徒であるシスティーナの家に住んでいる現状が、世間的に見て
「え……? システィーナさんの家、と、という事は……っ!」
「せ、先生……っ! システィーナの奴と、どどどど同棲してるのか……っ!?」
「……あー、そっか。そういう反応になるよなぁ……」
グレンは顔を真っ赤にして詰め寄って来る二人を見て、己の失言を悟った。
確かに、今のグレンの状態はシスティーナ達との
いや、この屋敷での生活の実体を鑑みれば、あながち間違いとも言えないのだが。
「あー、えっと、その、な……あくまで俺は居候であって、同棲とは少し違うというか……ぶっちゃけあまり騒がないで欲しいというかだな、その……」
グレンはどう話していいか分からず言葉に詰まるが、その間に二人の混乱は最高潮に達したらしく、二人がかりでグレンの腕を左右からがしっ、と掴んだ。
「こ、こここ、こうしてはいられません……っ! システィーナ達に先を越される前に、既成事実を作ってしまわなくては……っ!」
「お、おお、おう……っ! せ、せせせ先生……っ! ちょ、ちょっと顔貸してくれるかっ!? くれるよな……っ!?」
「お、おい二人共……っ!?」
予想以上に強い力で引っ張られ、グレンはずるずると廊下を引きずられていく。
二人にグレンの寝室の場所など教えていなかった筈なのだが、直感で探り当てたのか、一直線にグレンの寝室に辿り着き、二人に押されるようにグレンは寝室の中に入り、どすん、とベッドに放り出された。
「せ、せせ、先生……っ! あの、だな……えっと……」
「し、システィーナとは、もう身体を重ねたのですか……っ!? こ、答えて下さい、先生……っ!」
そのまま迫って来るかと思われた二人だが、顔を真っ赤にしながらそんな事を問いかけて来る。
その表情は思った以上に真剣で、冷静ではないながらもあの時のリゼと同じく、真摯な想いが伺えた。
単なる感情の暴走であればはぐらかそうと考えていたグレンだったが、こうまで真剣な想いをぶつけられては答えないワケにはいかない。グレンは腹を括り、口を開いた。
「……ああ、システィーナとは関係を持ってる。システィーナだけじゃない、ルミアやリィエルともだ。一応言っとくが、全員が納得づくだからな」
グレンの告白を聞き、案の定、二人は驚愕を露わにして顔を赤らめた。
「うぇ……っ!? さ、さささ三股……っ! い、いや、全員が納得してんならハーレムか……っ!?」
「で、ででで、ですが英雄色を好むとも言いますし、グレン先生のような素晴らしい殿方であれば無理もないのかも……っ!?」
「あー、何でそこで納得する? 普通、俺を糾弾する場面じゃね?」
年頃の少女らしい潔癖な反応を返すかと思った二人だったが、予想に反して二人は顔を赤くはしているものの、その表情に嫌悪や軽蔑といった負の感情は浮かんでいない。
グレンは罵倒される事も覚悟で告白したのだが、二人はグレンの方をチラチラ見ながら小声で話し合うばかりで、グレンの予想した光景はいつまで経っても訪れなかった。
「せ、先生……っ!」
「お、お願いします……っ! わたくし達を、先生の妾にして下さい……っ!」
「お、おい……っ! ふ、二人とも、何言ってるか分かってんのか……っ!?」
突然の二人の申し出に、今度はグレンが仰天する番だった。この二人は正真正銘、良家のお嬢様だ……そんな二人が俺のような男相手に
「わ、分かっておりますわ。私達は、由緒正しき家柄の出……本来であれば、そのような勝手は許されておりません。ですが……」
「けど、それがどうしたってんだ……っ! 自分の処女くらい、好きな相手にやりたいんだよ……っ! 多少の困難くらい、乗り越えてやるさ……っ!」
「お前等……」
フランシーヌとコレットの叫びに、グレンは瞠目した。二人は、本気で言っている。
普通であれば口走る事さえ許されない暴挙を、本気で実現しようとしている……多少暴走しているきらいはあるが、それでも……その想いは、何処までも真摯だった。
(あー、こうまで言われて断るなんて無理だって。はぁ……白猫達には、後で土下座すっかぁ……)
そんな真摯な想いを向けられて、グレンに無碍な対応など出来る筈もない。グレンは二人に近付くと、二人の唇にそっと口付けを落とした。
「あ……」
「先生……」
「……分かったよ。二人纏めて、面倒見てやる……白猫達には、俺から謝っといてやるよ」
口付けで顔を赤らめていた二人はグレンの言葉に眼を見開き、そして……満面の笑みを、浮かべた。
「ほ、ホントかっ!? やったぞフランシーヌっ!」
「ええ、ええ……っ! これでやっと、先生と結ばれる事が叶うのですねっ!」
よっぽど嬉しかったのか、二人は手を取り合ってきゃいきゃいとはしゃいでいた。
しかしそんな二人を苦笑しながら見るグレンに気付いたのか、ハッとなってグレンに向き直った。
「も、申し訳ありませんっ! は、はしたない所を……っ!」
「いいさ、気持ちはわからんでもないしな。それで? 俺としちゃ今すぐでもいいんだが、大丈夫か?」
「おうっ! ちゃっちゃとやっちゃってくれっ! フランシーヌも、いいよな?」
コレットの言葉にフランシーヌはこくりと頷き、二人は改めてグレンに向き直り……1枚1枚、服を脱ぎ始めた。
そうして全裸になった二人の裸体が、グレンの前に晒される。
コレットは肉感的な肢体に、割と大きめの乳房なその存在を主張している。活動的な彼女らしく、健康的な色香に満ち溢れていた。
対してフランシーヌは胸の大きさこそ一歩譲るものの、全体的にスレンダーでスマートな魅力を持つ身体だった。少女らしい身体の丸みは、何処か倒錯的な色香すらあった。
「そ、それで、その……」
「こ、ここから、どうすればよいのでしょう?」
「あー、そっか。お前等お嬢様だもんな、そこら辺の知識は殆どないのか……」
思えば、初体験の時からパイズリやフェラチオをやってくれたルミアやシスティーナと違い、今まで閉ざされた女学校にいた二人は性に関する知識を殆ど持っていないのだろう。
精々が情事の時に裸になるくらいで、具体的な行為についての知識は皆無に違いない。まあ、それならそれで教え込む楽しみがあるのだが。
「そうだな……じゃあ、こいつを舐めてくれるか?」
グレンはさっさと服を脱いで全裸になると、二人に向かってこよみよがしにペニスを突きだして見せた。
「え……? わ、わわっ!? こ、これが噂のち、チンポってやつか……っ!?」
「うぇっ!? こ、これが殿方の……な、舐めればよろしいんですの? あむっ!」
コレットは動揺するばかりで固まっていたが、フランシーヌが恐る恐る、といった呈でぱくり、と男根を飲み込んだ。
「あむ、んちゅ、ぺろ……」
「あ、お、おい待てフランシーヌ……っ! あ、アタシもやるから……っ! 「う、うぉ……っ!」
フランシーヌは拙い舌遣いでグレンの剛直を愛撫し、それを見たコレットが同じようにグレンの逸物に舌を絡ませていく。
二人共舌遣いは拙いが、その懸命な奉仕はグレンのペニスをどんどん膨張させていく。見目麗しい二人の美少女が己の剛直に奉仕するその様は、グレンの興奮を強烈に後押しした。
「ぐ、
「うわ……っ!」
「きゃぅぅ……っ!」
遂にグレンのペニスが限界を迎え、精液を吐き出した。びゅくびゅくと迸る精液をまともに浴びてしまい、乳房や顔が精液塗れになっていく。
「……ふぅ……」
「うわ……こ、これが先生の……」
「種、ですわよね……こ、こんなに熱いんですの……」
精液で汚れた二人はそれを拭う事すらせず、未だに勃起を保つグレンのペニスに熱い視線を向けている。その瞳には、明確な情欲が宿っていた。
「せ、先生……」
「も、もう我慢出来ませんの……は、早く……」
二人は秘所から愛液を滴らせながら、切なげな瞳でグレンを見詰めている。そんな二人の姿にグレンが我慢出来る筈もなく、二人をベッドに横たえるとコレットの秘所にペニスを押し当てた。
「いくぞ」
「お、おう……っ!!」
そしてペニスを根本まで埋没させ、処女膜を破られ破瓜の血を流したコレットが歯を食い縛って痛みに堪えていた。
相当に痛い筈なのだが、コレットは泣き言一つ言わずに堪えている。思わずペニスを引き抜きそうになるが、コレットは首を振ってそれを否定した。
「あ、アタシは大丈夫だから……は、早く、動いてくれよ……先生」
「……そこまで言うなら、いいさ。じゃ、動くぞ」
「うぁ、あぁ……っ!」
グレンはコレットの意志を尊重し、ゆっくりと腰を動かし始めた。グレンのペニスが抽挿される度、ぱちゅんぱちゅんと淫らな音が鳴り、部屋の中に淫気が充満し始める。
「ぐ……っ! ど、どうだ……? ちゃんと、気持ちよく、なってるか……っ?」
「……ああ、最高だよっ! きつくて、とっても気持ちいいぜっ!」
コレットの膣内はその快活な見た目にそぐわず、鍛えられた子特有の激しい締め付けでグレンを歓待していた。みっちりとペニスを覆う膣壁も絶妙な刺激を与えてきており、グレンは瞬く間に上り詰めていく。
「く、
「あ……っ! その、まま……っ! 全部、くれ……っ!」
グレンの射精宣言にコレットは本能のままにそう応え、足を絡ませてグレンと身体を密着させる。そのままぐいぐいと腰を押し付ける動きにグレンは耐えられず、射精の時を迎えた。
「く、おぉぉぉぉぉ……っ!」
「くぁぁぁぁぁ……っ! な、中に熱いのが、いっぱい……っ!」
グレンはコレットと全身で密着したまま、びゅくりびゅくりと精液を吐き出していく。グレンもまた腰をコレットに押し付けながら、次から次へと精液を注入していった。
「……ふぅ……」
「う、ぁ……あつ、い……」
最後の一滴まで出し終えるとグレンはコレットからペニスを引き抜き、今度はフランシーヌを抱え上げると……正面から抱き合うように、秘所にペニスを挿入した。当然の如く破瓜の鮮血が溢れ出し、フランシーヌもまた歯を食い縛って痛みに堪えていた。
「……ッ! せ、先生のが、入って、ますわ……っ!」
「……悪ぃな、もう止まりそうにねぇ。最後まで付き合って貰うぞ」
「え……? あぅぅぅ……っ!」
グレンはそう言った対面座位の姿勢のまま、ピストン運動を再開した。グレンに腰を突き上げられ、フランシーヌの身体が揺さぶられる。
フランシーヌの膣は締め付けの強さではコレットのそれに劣るものの、しっとりと絡みついて来る膣壁は全力でグレンの逸物をしごきあげており、射精したばかりで敏感になっている事もあり、あまり長くは保ちそうになかった。
「く、おぉ、おぉぉ……っ!」
「きゃぅ、うぅ、あぁ……っ!」
腰を突き上げ、フランシーヌの身体が上下に揺さぶって行く。フランシーヌの身体が揺れる度、その乳房がグレンの胸板で押し潰され、心地よい刺激がグレンの動きを加速させる。
「くぅっ、
「あぁ……っ! ぜ、全部出して下さいませ……っ! 孕ませるくらい、いっぱい……っ!」
フランシーヌの言葉に情欲の火が点いたグレンは猛然と腰を突き上げ、最後に勢いよく腰を打ち付けフランシーヌの尻肉に指を食い込ませると、そのまま最奥で射精を開始した。
「く、おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……っ!」
「きゃぅぅぅぅぅ……っ! せ、先生の、いっぱい……」
腰をぐいぐいと押し付けながら、グレンはフランシーヌの膣内にびゅくりびゅくりと精液を吐き出していく。フランシーヌは胎内を灼く精液の感触に絶頂し、びくびくと痙攣した後くたりと脱力した。
「く、ふぅ……」
「あぅ……凄かった、ですわ……」
最後の一滴まで注ぎ込んで射精が終わると、フランシーヌは脱力して、くたりとベッドに倒れ込んだ。その拍子にグレンのペニスがフランシーヌの秘所から抜け落ちるが、その剛直は未だ硬度を保っていた。
「あ……先生、まだ……」
「ああ、このくらいじゃ全然足りないんでな。今日は思う存分、付き合って貰うからな」
グレンは二人にそう言ってキスを落とすと、今度はコレットを捕まえて後背位で挿入し、ピストン運動を再開した。
その日の夜はグレンの部屋から二人の嬌声が途切れる事なく響き渡り、翌日部屋の惨状を眼にしたシスティーナにこってり絞られる事になるのだが……それはまた、別のお話……
というわけでフランシーヌ&コレットでした。
これでロクアカ編はひとまず終了かな。しかしこうして見ると、今まで書いて来たデアラやバハムートと比べるとヒロイン数少なめなんですね。まあ、あっちが多いのは確かですが。
次はブラブレの聖天子に手を付けるかな。ブラブレの巻、何処しまったかな…