暖かな日差しが窓ガラスから閑静な食堂の中へ優しく差し込む中、食堂の時計の短針と長針が折り重なり真上を指した。
すると軽快な鐘の音が鎮守府内に響き渡る。
まもなくして、待っていましたと言わんばかりに多くの艦娘たちが食堂へと殺到し、たちまち食堂は賑やかな声でいっぱいとなった。
そんな喧騒にあふれる食事処に、二人の艦娘が仲睦まじそうな様子で、手を繋ぎながらやって来た。
彼女たちの風貌は特徴的だ。
一人は可愛らしい髪留めを付けて、一見するとそこらの乙女と何も変わらないように見えるが、瞳の色が左右で異なっている。だがそれが異様というわけではない。
むしろそのオッドアイ、特に黄金色の瞳は、吸い込まれそうなくらい澄んでいて美しい。
一方で、もう一人は髪留めを付けておらず、前髪が目にかかっていて隻眼のように見える。ただその露になった方の瞳が見たものを飲み込むような紺碧色をしていて、こちらも美しい。
また着方に多少の差はあれど、お揃いなのだろうか…お互いに黒のインナーを召している。
仲良さげに顔を見合わせながら、彼女たちはそれぞれが頼んだ食事を受け取ると、横に並ぶように座って、談笑しながら幸せそうに食事をしている。
そんな光景をじっと観察でもするかのように見ていた艦娘が一人。
「青葉、いいこと思いついちゃいました♪」
夕暮れ時。
「あたし、提督に呼ばれちゃっててさ~。悪いんだけど、古鷹先もどっててよ」
「そうなんだ!じゃあ、また後でね、加古!」
「うん!」
そう言って古鷹と加古は互いに背を向け、廊下を歩きだした。
しばらくして…。
「かーこさん!」
「うわっ!?びっくりしたあ!?」
急に廊下の角から飛び出してきた艦娘に加古は驚く。
「なんだ、青葉か~。驚かさないでよー!」
「すみません」
両手を合わせて謝る青葉に加古は声を掛ける。
「こんなところで何してんの?」
「いやー、加古さんを待ってたんです!」
「あたしを?」
青葉が悪戯っぽく笑いながら加古の顔を見ている。
「フフ、単刀直入に言います!加古さん、古鷹さんにサプライズをしませんか?」
「サプライズ?」
「はい!古鷹さんを驚かすんです!」
「ん~~、なんか古鷹に悪いしな~~」
「フフフ、そうですよね!でも確かに驚かすだけなら、質が悪いかもしれませんが、最後にプレゼントを渡すのならどうでしょう!?」
「プレゼント?」
「そうです!サプライズはあくまでも前座、プロローグみたいなもんです!メインはプレゼントを渡すこと。これなら普通にプレゼントを渡すより、絶対に古鷹さんも喜んでくれると思いますよ!」
「お、おお~」
加古は青葉の熱弁にやや引き気味の様だ。だが、加古は一つ疑問を抱く。
「確かに良さそうだけど……なんで青葉が?なんでそんなことしてくれるの?」
「おっと、そうでしたね!青葉、思いついちゃったんですよ!」
そう言うと、青葉は自身のスカートから取り出した一枚の紙を加古に差し出す。
「カップルコンテスト??」
「そーなんですよ!!このコンテストには仲睦まじいカップルの写真を撮って送るんですけど、ここのカップルと言えば加古さんと古鷹さん以外ないと思いましてね!!あ…提督は女っ気全くないですし」
青葉はにこやかに言う。
「なっ!?あたしたちカップルってわけじゃ……。それに…女同士だし……」
加古の顔がほんのりと赤みを帯びている。
「おや、そうでしたか?とっても仲良いように見えますけどね…まるで本物のカップルのように」
青葉が笑っている。
「も、もお~!からかわないでよ!」
「すみません!ですが、本当に加古さんたちの仲良し度は目を見張るものがあります。それに、実はこのコンテスト、最初こそカップルの写真をちゃんと審査していたんですが、近年はおふざけで撮ったような写真の方が殺到していましてね…これを見てください!」
青葉はそう言うと再びスカートからもう一枚紙を出す。
「…なにこれ?カップルコンテスト優勝作品集?……えっ!去年優勝してるの犬と猫の写真じゃん!!」
「ええ!他にも、枯れ木が手を繋いでいるように見えるものだったり、赤ちゃんがお母さんに抱っこされてる写真など、もはやカップルなど名ばかりに過ぎないんです!」
えっへんとでも言いたげな青葉の自信に満ち溢れた顔。しかし、急に真面目な顔になったかと思えば、諭すように加古に語り掛ける。
「青葉は今回このコンテストに応募しようと思っています。それでどうしても加古さんと古鷹さんを撮りたいんです!!青葉は本当のカップルでもいいと思うんですが……加古さんがカップルというのに抵抗があるのなら、おふざけ枠でもいいんです!ですから……お願いします」
そう言うと、青葉は深々と加古に頭を下げた。
「や、やめてよ!青葉!」
「どうしてもお願いしたいんです!この通りです!よろしくお願いします!!」
「わ、分かったよ!だから頭あげてって!!」
「本当ですか!?」
青葉が目を輝かせながら、加古の顔を見る。
「うん、別に悪い話じゃないしさ。それに古鷹に日頃の感謝も込めてなんかしてあげたいし…」
加古はそういうと赤くなった顔を隠すためか、俯いた。
「わぁ!青葉すっごい嬉しいです!!」
「では、さっそくサプライズの内容をお伝えしますね!!」
「わ、分かったから、あんまり大きな声出さないでよ!」
「失礼しました!つい嬉しくなっちゃって!」
「サプライズなんですが…加古さんにはしばらく古鷹さんに冷たくしてもらいます!」
「なっ!?」
思ってもいない内容に驚きを隠せない加古。
「む、無理だよ!!古鷹に冷たくするなんて…」
「うーむ、青葉はこの冷たくするっていうのが味噌だと思うんですけどね~」
「み、味噌?」
「はい♪加古さんが急に今までと態度が変わるんです!当然、古鷹さんは困惑しますよね!?でも、それは嘘っこなんです。最後にネタバラシで古鷹さんに全部サプライズだったことを伝えれば、きっと古鷹さんも許してくれると思いますし、前よりさらに仲良しになれると思うんですよ!!」
「そ、そうかなぁ~///」
「はい!それで青葉はネタバラシのところで写真を撮りますね!!きっとすごくいいシーンをこのカメラに治めますよお!!」
「むぅ……」
加古は少し考えていた。いくらサプライズでも古鷹に悪いのではないかと…。
「もちろん青葉も本当にお二人の仲が悪くならないようにフォローしますし、ネタバラシの際には青葉がちゃんと説明しますので!!ですから、お願いします!!」
少し悩んだあげく、加古は覚悟を決めた。
「分かったよ、やるって言ったんだし!あたしに二言はないよ!!」
「さっすが~!」
わざとらしく青葉が拍手をした。
「じゃあ、早速今日から二週間ほどお願いしますね?プレゼントは加古さんが古鷹さんに渡したいものを言ってくれれば、青葉が用意しますよ!?」
「二週間か…少し長い気がするけど、まあいっか!」
「プレゼントはあたしが選んで渡したいし、こっちで用意するよ!」
「そうですか!分かりました!ご協力ありがとうございます!健闘を祈ります!!!」
青葉はそう言うと敬礼をして、足早に去っていった。
「はぁ……なんかすごいことになっちゃったなぁ」
「でも古鷹が喜んでくれるなら…」
加古は不安もあったが、古鷹の幸せそうに笑っている姿を思い浮かべると、頬を両手でパチンと叩き、当初の目的だった提督の元へ急いだ。
加古と別れた青葉はすぐに古鷹が居るであろう部屋の前までやって来た。ドアの表札には古鷹、加古と書かれている。
ドアをノックすると、「はーい」という返事が返ってきた。
「あれ?青葉?どうしたの??」
ドアが開くと、返事をした人物…古鷹が不思議そうな顔をして立っていた。
「フフフ、古鷹さん!ちょっといいですか??」
先程加古に見せたような悪戯っぽい笑みを浮かべながら、青葉は古鷹にそう言った。
「ここではなんですから、部屋に入れてもらえませんか?」
「別にいいけど…」
そう言って古鷹は青葉を自室にあげる。
「おっ邪魔しまーす!!」
「ほぉー、ここが古鷹さんと加古さんのお部屋ですか~!」
「もぉ、散らかってるからあんまりジロジロ見ないでよね!?」
少しむくれる古鷹に青葉はわざとらしく手を合わせて見せる。
「それでなに?話があるんじゃないの??」
「ああ、それはですね……」
青葉は先程加古に話したサプライズの件を古鷹に伝えた。
しかし、内容は似て非なるものだ。
「サプライズはいいんだけど…加古に冷たくするのは、なんか嫌だな~」
「それが大事なんですよおおおお!!!」
青葉は加古にしたように古鷹にも力説した。
そして…。
「わかった、二週間だけね。それとプレゼントは私が自分で選んだものを贈るわ!」
「了解しました!ありがとうございます!よろしくお願いしますね?」
「はいはい」
呆れたような顔をして青葉を見送った古鷹だが、いざ一人になると急にドキドキし始め、顔を真っ赤にする。
古鷹は熱を帯びた自身の頬を冷ますかのように両手で頬を触った。
「あっつ~///」
「加古になにあげようかな~!ちゃんと冷たくできるかな~///」
不安はあったが、古鷹はプレゼントを貰って喜ぶ加古の姿を思い浮かべながら、何を贈ろうか考えることに没頭することにした。
時刻は19時を回った。
提督からの呼び出しは案外早めに済んでしまったので、部屋に戻ろうとしたのだが、どうも部屋に戻りづらく、こんな時間になるまでブラブラと鎮守府内を歩いてしまった。
それでも加古はふぅと一息つくと、自身の部屋に向かって歩きだす。
(自分の部屋なのに入りづらい…)
ガチャッ。
勢いに任せて加古は扉を開ける。
中には古鷹が居た。一瞬ビクッとしてこちらを見る。
だが、すぐにそっぽを向いてしまった。
「…ただいま」
「…お、おかえり」
気まずい空気が室内を支配する。
(古鷹…いつもなら笑って、おかえりって言ってくれるのに…)
(加古、なんか怒ってる?今日はギュッてしてくれないの?)
沈黙。沈黙が流れる。
たまらず古鷹は加古に声を掛けてしまう。
「提督…なんだって?」
「あ、ああ…」
「・・・」
「・・・」
「古鷹には関係ない…」
絞り出すように加古は言った。
「ッ!」
「先、ご飯食べてて?あたし後で食べるから」
そう言って加古は自身のベッドの中に潜り込む。
「うん…」
あまりにぎこちない会話。今日の昼時まであんなに仲良く話せていたのに…。
こうして始まったサプライズだが、この時すでに加古も古鷹も後悔の念に襲われていた。
結局この日はそれ以上お互いに会話することはなかった。
翌日の朝。
「古鷹……」
「どこ行ったんだろう…」
加古が目覚めたとき、古鷹はすでに部屋には居なかった。
着任以来ずっと一緒に過ごしてきた相手が居ない。
それが加古の心をズタズタに引き裂くような痛みを引き起こしていたが、なんとか部屋の外へ出る。
青葉には悪いが、このサプライズは無かったことにしてもらおう…加古はそう思い立ち、青葉を探し始めた。
「どこ行ったのよ~。青葉ぁ~」
私は今朝から青葉を探して鎮守府を歩き回っている。
青葉は神出鬼没だ。探す前から骨が折れることは覚悟していたが、今日は一向に見つからない。
(あのサプライズは断ろう。それで加古にもちゃんと謝ろう)
その思いだけが青葉を探す原動力だった。
時刻は15時を回った頃。
「古鷹!」
「あ、加古…」
「・・・」
「・・・」
「朝からどこ行ってたの…?」
加古は古鷹のことを見つけ安堵したが、いざ話しかけると顔が見られない。なのでつい俯きながら話かけてしまった。
(加古…ちょっと怒ってる?)
(うぅ、気まずくて上手く会話が出来ない…)
「加古には…関係ないでしょ…」
私は昨日のこともあってついそんな事を言ってしまった。後悔したときには既に遅い。
「なっ!?」
「なにそれ!?こっちは心配して…」
加古が睨み付けるように古鷹を見る。
(古鷹、なんでそんな事言うの?もしかして、昨日のこと怒ってる??)
(加古、顔がすごく恐い……どうしよう、謝らなきゃ…でも……)
「あたしには言えないことなの?」
(ああ!なんであたしはそんなことを!!)
「ッ!な、何よ!!昨日は加古だって関係ないって言ったでしょ!?」
(違う、違う違う!!こんなこと言うんじゃなくて…)
「だって、本当に関係ないんだもん!!」
「それなら私が何したって加古には関係ないでしょ!」
「! もういい!!古鷹なんて知らない!!!」
「私だって!加古なんか知らない!!!」
この日を境に彼女の仲は一気に崩れていく。
古鷹も加古も同じ部屋なので必ず顔を合わせることになる。しかし、二人は頑なに顔を合わせようとせず、もちろん会話なんてものは無い。
しかし、お互いに無言に耐えられず、なんとか仲直りできないものかと口を開くが、どうしてか素直になれずケンカになってしまう。たとえば……。
サプライズ決行から五日目のこと。
「・・・」
「・・・」ガタッ
「…古鷹、音たてんの止めてくんない?あたし寝れないからさ…」
「いちゃもんつけないで!!仕方ないでしょ!?私に動くなって言うの!?」
「大体いつも寝てる癖に…」
「はぁ!?人のこといつも寝てるみたいに言わないでくれる!?」
「実際そうじゃない!!このグータラ!!」
「そっちこそ、いっつもお節介ばっかして!!迷惑なんだよ!!」
「ッ!!」
「あーもう!加古の顔なんか見たくない!!出ていって!!」
「なんで!?そっちが出ていってよ!?」
売り言葉に買い言葉。
仲直りしたい気持ちとは裏腹に、出てくる言葉は棘のあるものばかり。
古鷹も加古も「ごめん」という一言がどうしても言えなかった……。
サプライズ決行から九日目。
古鷹も加古もお互いに目を合わせることはせず、この頃になると沈黙にも慣れてしまった。
話したくてもケンカになるのが火を見るより明らかなので、二人は会話をすることを諦め始めていたのだ。
だがずっとこのままはお互いに絶対に嫌だった。
手紙を書こうとしたり、青葉を探したりと、お互いになんとか前のように笑い合えるよう努力をしていた。
しかし、努力も虚しく、どんどん二人の仲はこじれていく。
サプライズ決行から十四日目。
本来はこの日にネタバラシをするはずだった。
しかし、青葉はあの日以降、姿を見せないし、ネタバラシをするもなにも本当に仲が悪くなってしまったのだから元も子もない。
古鷹はこの日、秘書艦として執務室に出向いている。
加古は一人、自室のベッドの上に体育座りをして考えていた…。
(古鷹……、どうしたら仲直りできるの?)
加古は、青葉の提案に乗らなければと何度後悔したことか。自分の浅はかさを悔やんでも悔やみきれなかった。
「古鷹ぁ…」
加古の瞳から涙が溢れだす。古鷹が部屋に居ないときはいつも涙を流していた。もう二度と古鷹と話せないのかと思うと自然と涙が溢れだすのだ。
そして、もう一つ。
古鷹が居ない時にもう一つ加古がやっていたことがあった。
「古鷹ぁ、あっ……」
加古は古鷹のベッドに横になると、掛け布団を頭から被り、自分の股を弄る。
古鷹のベッドでする自慰行為は、まるで古鷹に包まれているようで加古は安心するのだ。
「あんっ!古鷹ぁ、ごめんなさいっ!」
「あたしを……許してぇ」
グチュグチュといやらしい音をたてながら自分の股を弄る加古。
「ぁあっ!あんっ!ん、古鷹ぁ……」
「古鷹大好きぃ!あたしのことめちゃくちゃにしてぇ」
加古は目を閉じ、頭の中に古鷹を思い浮かべる。
「いっ!いいよぉ、古鷹ぁぁ…きてぇ」
「あっ!もう、あたしっ!!!」
「んんんっ!!!」
加古はビクンビクンと体を震わせる。
「古鷹ぁ…」
一瞬の快楽。だが、その快楽が今の加古には至上の時間であった。
一方で、古鷹も加古が部屋に居ない時は加古のベッドに潜り込み、自慰行為にふけっている。
「加古ぉ、私のいやらしいところ見てぇ…」
そう言って加古の枕に自身の股を擦り付ける。
「加古ぉ…加古ぉ」
「んっ!やんっ!もぉ、加古は欲しがりさんだなぁ」
「はぅっ!ぁぁん!いいょぉ、加古ぉ。大好きぃぃ」
「ィックううう!!」
「はぁ、はぁ、枕汚しちゃったぁ」
古鷹にとっても、加古の寝具を使ってする自慰は至福の時であった。
仲直りしたい!以前のように笑い合いたい!
また一緒にお話ししたい!
二人は叶わぬ思いを発散するかのように、快楽を貪るようになっていった。
互いの目を盗んでは、自身の股を弄り回す。
お互いに以前は気兼ねなく呼んでいた名前を呼びながら、喘ぎ声をあげ続ける。
そして欲求不満な二人の行為はエスカレートし始める。
もう既に、あの日から二週間以上は経っていた。
真夜中。
古鷹が寝ている。
あたしは気付かれないように衣服を脱ぎ、古鷹が寝ているベッドに近付く。そしてバレないように呟いた。
「古鷹」
そして、あたしは自分の股を強めに指で弄る。
「んっ!古鷹、あたしの大好きな古鷹ぁ…」
「あたしのお股弄り見てぇぇ!」
激しい吐息、股を弄る音が辺りにこだまする。
乳首が固くなり、体がとても熱い。
股を弄る手をさらに激しく動かし、もう一方の手で乳首をこねてみる。
「あっ!ぃぃ!!すごぃぃ!やぁん!!」
「古鷹の前でイキたい!!イきたいのぉォ!!」
「ああ!でりゅうっ!見てぇ!古鷹ぁぁっ!!」
気が付くと加古は失禁していた。
気持ちが良くて、ついその場に立ち尽くしてしまったが、古鷹が寝ているのを確認すると、今漏らした尿を布巾で拭いて床についた。
また別の日。
私は加古がトイレにいったのを確認すると、すぐに衣服を脱いで、裸になる。
「えへへぇ、加古ぉ~私いま裸だよぉ」
私は床に寝そべると、股を開き、指で激しめになぞり回す。
「んん~、ぃぃ!!キモチいぃよぉ!!あんあんっ!」
「加古が戻ってきたら、バレちゃうぅぅぅ」
「はぁん!やんっ!!ぁぁアアっ!!いいっ!!」
「イキたぃ、早くイキたいぃぃぃぃっ!!!」
「ああああアアアっ!!!」
加古が部屋に戻ってきたとき、私は何事もなかったようにベッドに横になっていた。
そしてその日はやってくる。
「そろそろ頃合いですかね~」
「さーて、あれとこれをお二人の部屋に置いておきますか!」
あたしが秘書艦の仕事を終え、自室に戻ると、古鷹がこちらをじっと見つめてきた。顔は真っ赤で、瞳が潤んでいる。久々にしっかりと見た古鷹の顔はそれはそれは可愛らしかった。
あたしはつい目を剃らし、いつものように自分のベッドに横になろうとする。だが、普段と違うところがあった。
枕に写真が置いてある?
その写真を見てあたしは徐々に体が熱くなっていくのを感じた。
その写真にはあたしの自慰行為がばっちりと写っていたのだから。
「こ、これは…」
思わず声が出る。すると……。
「加古も…なんだ」
久々に聞いた声、なんだか懐かしい。
「ってことは、古鷹も…」
「うん、これ」
そう言って古鷹はあたしに写真を差し出す。
そこには古鷹のいやらしい姿が写っていた。
思わずあたしは息をのむ。
「だ、だれがこんな……」
なんとか絞り出す声。
だけど、あたしは古鷹と喋れたことがとても嬉しかった。そして、写真に写った古鷹の今までに見たことのない淫らな姿。
あたしが古鷹を襲うのは必然だった。
古鷹をベッドに押し倒すと、古鷹の口に無理やり舌を入れる。いや、無理やりというのは誤りだ。
古鷹もあたしと唇を何度も重ねようとしている。そして、その顔には悦が感じられた。
繰り返しキスをする度、彼女たちの頬は赤みを帯び、同時にお互いにふしだらな顔を覗かせている。
一通りキスをし終えたのだろうか、二人は着ているもの全てを脱ぎ去り、体を交じりあわせる。そして、再び唇を何度も重ね始めた。
お互いの固くなった乳首がぶつかりあい、擦れる。
「ああん!古鷹ぁ、古鷹ぁぁ!もっときてぇぇ!!」
「加古ぉ、加古ぉ!だいしゅきぃぃぃ!!」
体を擦りあわせる音と嬌声が部屋の中を満たす。
「そういえば、これも写真と一緒にあったんだ♪」
古鷹が不意に小型の機械を取り出す。これは…。
「ふふっ、加古にあげるね」
そう言うと古鷹は加古の性器にそれをねじ込む。そしてすぐにスイッチを入れるとウィーンという機械音と共に加古を指では感じられなかった快感が襲った。
「ああっ!?なにこれぇ!!ぃ、やばぃぃぃぃ!」
「ゃあん、きもぢぃぃっ!!ィックゥゥゥッ!!!」
「ああん!加古の顔かわいいぃ!私も入れよぉーっと」
古鷹はもう一つ同じような機械を取り出すと自分の膣の中に入れ、スイッチをオンにする。
「ひゃああん!!しゅごぉぃぃぃ!んんっ!やんっ!」
「あ、ああっ!?もれちゃうぅぅ!!でりゅうっ!!」
「あ、あたしもぉ!!!もらしちゃうぅ!でも、とまんないぃぃぃ!!!」
「あああああああっ!!!イックゥぅう!!」
「ひゃああああっん!!!もれりゅうぅぅぅ!!」
二人は同時に失禁した。
だらしなく口から涎を垂れ流し、快楽に身を委ねる二人。しかし、二人の膣内では容赦なく小型の機械、ローターが暴れまわっている。
「ねぇ、古鷹ぁ!んんっ!」
体をビクつかせながら、加古が一つ提案する。
「あんっ!な、なあにっ!」
「このまま、お股くっつけあったら、どうなるのかなぁ?」
「えぇ~、もう加古のエッチぃ~!」
「いいじゃ~ん」
「もぉ、加古は甘えん坊さんなんだからぁ、あんっ!」
二人は股と股を挟み合わせるような体位になる、それが完全に二人を壊すこととなるとも知らず……。
「やっ、やばぃぃぃっっっ!古鷹うごかないでぇぇぇぇ!!さっき逝ったばかりなのにィィィィィ!!!」
「んんんっ!!!お股がジンジンすりゅうぅぅぅ!!あんっ、またもれひゃうぅぅぅぅ!!」
「古鷹ぁあ、いっしょにぃ、一緒にぃこぉ?」
「うん!!加古とぉ一緒にイキたィぃぃっ!」
二人は絶頂を迎えるため、懸命に股を擦り合わせた。
そして…。
「あああぁァァァっ!!!イッグうぅぅゥゥゥっ!!」
「お邪魔しまーす♪」
「ありゃあ、大分お楽しみだったようですねー!」
青葉の前には品のない顔を浮かべながらも幸せそうに果てている二人の姿があった。
「さて♪それじゃあ一枚撮らせていただきますよ!」
パシャ
「ふぅ~、お疲れさまでした、お二人とも!ご協力感謝ですっ!」
「あ、それといろいろ回収させてもらいますね!」
そう言うと、青葉は隠しカメラや盗聴器を部屋の至るところから回収した。
「あ、そうそう、ちゃんとプレゼント渡せましたか?お二人とも?」
返事は返ってこない。
「うーむ、二人とも幸せそうな顔をしていますからね~!きっとお互いにいいものを贈れたんでしょうね!」
満面の笑みを青葉は浮かべている。
「いやー、それにしてもいい写真ですよ!」
「やっぱりお二人は最高のカップルですね!!」
「それと、今回の謝礼としてあのローター、お二人に差し上げますね!また使ってあげてください!」
そんな青葉の言葉は精魂尽き果てた二人の耳には届いていなかった。