2コマ堕ち的ハーレムエロす in ガルパン 作:槇村 a.k.a. ゆきむらちひろ
大洗学園に長く眠っていた戦車が再び陽の目を見た。
みほとまほが戦車道の知識と経験を惜しみなく注ぎ込み、それを基にして、ナカジマさんたち自動車部メンバーが車いじりの技術をこの上なく発揮する。その相乗効果によって、20年以上は優に経っているだろう戦車が復活を果たしたのだ。
……マジかよ。
女子高生たちの手によって、20余年も放置されていた戦車がレストアされ。今、目の前で動いている。みほとまほが乗り込んだ、うなりを上げて走る戦車に興奮する。
いや本当に直しちゃったんだ。ナカジマさん、ホシノさん、スズキさん、ツチヤさん、4人ともマジすげぇ。
オレも、動く戦車に乗せてもらった。
思ったよりも音がうるさくなかったのが印象的。あくまで「思ったよりも」だけど。
あと、走っている戦車から身を乗り出して、風を切る感覚がすごく気持ち良かった。すげぇ。
なんというか、終始「すげぇ」としか言えないオレ。みほにも、まほにも、自動車部の4人にも、微笑ましい目を向けられていた。うん、分る分かる。
でも、別に恥ずかしくもなんともない。だって本当にすげぇんだもの。
そう言ったら、なぜかみんなに「うんうん」とかうなずかれた。なに、その反応。
まぁ、それを気にすることもなく。初めての動く戦車を存分に楽しませていただいた。
みほとまほには、これから発足する戦車道に対するエールを送り。
ナカジマさん、ホシノさん、スズキさん、ツチヤさんには、古い戦車を復活させたその腕前に感嘆の声を上げた。4人それぞれの手を握って、ぶんぶんと振り回すくらいに。
べた褒めしたせいか、ナカジマさんたちは揃って照れた顔をしていた。でもすごいと思ったことは素直に褒めちぎるべきだと思っているので。容赦なく褒め倒しておいた。
さて。
「じゃあ、お邪魔しました。続きも、無理しない程度に頑張ってね」
戦車に乗るという初めての体験を終えて。まだいろいろと調整やらがあるそうなので、邪魔にならないようにお暇した。
いやー、楽しかった。
アンツィオと聖グロにお邪魔した時は、動いてる戦車を見ることはできなかったから。念願のというか、走る戦車にお目に掛かれて感慨無量。さらに乗せてもらえたから、感動もひとしおだ。基本的に、戦車道に携わるのはほとんど女性らしいから。男で戦車に乗ったことがある奴ってそんなにいないんじゃなかろうか。整備とか本職の人とかは別にして。
そんなこんなで、いい気分のまま家路につく。途中で、リクエストされたプリンの材料を買うためにスーパーへ立ち寄ったけど。その間も鼻歌を歌ったりしながら。
でも。
「あ。晩飯のおかず、何も考えてなかったな」
プリンの材料に気を取られて、それ以外は何も意識していなかったことに気付いた。それが、自宅についてひと息ついてからのこと。
また外に出るのもなんとなく面倒で。じゃあどうするかと、しばらく冷蔵庫の中を眺める。
「カレーにするか」
カレーの中辛ルウが目に入って、ジャガイモとニンジンとタマネギがあるのを思い出したので。あっさりメニューを決めてしまう。
外に出るのが面倒とか思いながらも、肉がないことに気付いたので結局は買い物に出掛けたり。
肉の種類に悩んだ末に鶏肉を選んで、他にもいろいろ見繕って。
帰るなりさっそく調理を開始。
鶏肉、ジャガイモ、ニンジンを同じくらいのサイズに切り。
ジャガイモを油で素揚げして煮崩れしないようにし。
ニンジンを軽く茹でて青臭くならないようにして。
鶏肉を炒めてから、タマネギを加えてさらに炒め。
鍋に水を入れて沸騰させ、材料を投入し、煮込む。
程良く柔らかくなったら、カレールウを投入して、さらに煮込む。
もろもろ味を調整しつつ進め、いい感じに仕上がった。
と、気がつけばもう午後6時過ぎになっている。
「学校にいるみんなも、もう帰る時間かな」
みほとまほも、戦車の整備やらいろいろを切り上げる頃だろう。
そう思ったところで、スマホにメールが届いているのに気付いた。
「おやおや」
送ってきたのは、みほとまほの両方。なんでも、戦車の整備がひと通り終わって、自動車部の4人と非常に盛り上がり。その勢いで、ガールズトーク込みのお泊り会をすることになったらしい。
ふたりからきたメールの文面から、微妙にはしゃいでいるような感情が伝わってくるのは気のせいだろうか。
姉妹揃って、楽しく友達付き合いができてるなら喜ばしい。新しい友達とお泊り会をする、みほとまほ。想像するだけで、つい表情がゆるんでしまう。
ただ、メールに気付かないまま、ふたりの分も見越してカレーを多めに作ったのは、しくじったかもしれない。いざとなったら冷凍でもして保存すればいいことだけどね。
「……なんだか、考えてることが恋人というより、お母さんだな」
会ったばかりの頃の精神状態を思い出しながら、今の友達付き合いの良さを喜んだり。帰りが遅くなったせいで余る夕食に悩んだりしてるオレ。考えてることもやってることも、お母さんそのものだ。
我がことながら苦笑してしまう。
「全然嫌じゃないから、いいけどね」
と、そこに。
ピンポーン
チャイムが鳴った。
たぶん、西住姉妹じゃない。
ということは、だ。
玄関まで移動し、扉越しに外をうかがって。つい笑みが浮かぶ。
警戒心なく扉を開けると。
「あ、カレーだ」
「開口一番、それ?」
制服姿の、杏さんと柚子さんがいた。
彼女たちもやることを終えて、わざわざ来てくれたようだ。部屋の中から流れてくるカレーの匂いに杏さんが鼻をくすぐらせ、その反応に柚子さんが苦笑する。
「生徒会の仕事が終わって、今日の疲れを癒しに来たよー」
「ごめんね、俊一くん。迷惑じゃなかった?」
「いやいや、全然。さ、上がって」
今日も1日お疲れ様、とばかりに。ふたりを歓迎する。
玄関に迎え入れて、靴を脱いでもらってから。ハグをして労う。
まずは柚子さん。
「ふわっ」
軽く、力を入れずに、ふんわりと。でも全身が密着して、包み込むように抱きしめる。彼女も抱き返してきて、嬉しそうに表情を緩めた。
きゅーっ、と、少し力を入れて抱きしめてから。身体を離して、柚子さんの頬にひとつキスを落とす。
「ちょっとだけ、エネルギー注入ってやつ」
「俊一くん。もうちょっと、もうちょっとエネルギー欲しいな」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど。ちょっと待ってね」
すぐ横で、順番を待ってる人がいるからね。
杏さんの方に向くと、彼女の方から抱きついてきた。
「わたしもエネルギー充電。充電したいっ」
「もちろん。杏さんにも注入するよー」
背の小さな杏さんに、立ったまま覆いかぶさるようにして。肩を抱き、腰に手を回して、きゅっと引き寄せる。
彼女の方も、自分から顔を押しつけて密着しようとしてくる。奔放なところのある杏さんが甘えてくるのは、すごく可愛らしくて。いくらでも甘やかしたくなってしまう。
ぐりぐりと頭を撫でてあげてから、身体を離し。杏さんの頬にもキスをひとつ。にへら、と、明るい笑みを見せる彼女も、柚子さんに負けず劣らずラブリーだ。
でもね、部屋の入り口でいつまでも立ちっぱなしというわけにもいかない。どうせイチャつくなら腰を据えて、存分にやろうじゃないか。
と、その前に。
「ふたりとも、夕食の予定は?」
寮暮らしと、オレと同じようなひとり暮らし。帰宅後にどうするつもりなのかは聞いてみれば、ふたり揃って、何も言わずに首を振る。
「お腹はすいてる?」
「すいてるっ」
「ご想像の通り、カレーです」
「カレーっ!」
打てば響くと言わんばかりに、ノリ良く言葉を返してくれる杏さん。
柚子さんは柚子さんで、声には出してこないけど、なんだかすごくワクワクしてるような目を向けてきた。
そんなふたりを両脇に抱き寄せた状態で、部屋の奥へとご案内。テーブル前に座ってもらって、オレはキッチンスペースへ戻る。カレーの鍋に火を入れ直して、ゆっくりと掻き混ぜ始めた。
「あー。カレーの匂いって、抗いがたい魔力があるよねー」
「ぺこぺこなお腹を刺激するねー」
「部屋に帰ったら、誰かが待ってくれてるって、いいよねー」
「しかもその相手が、年下の男の子で、恋人なんて」
「たまんないよねー」
「幸せを感じるねー」
なんだか、背中の方からすごい恥ずかしい言葉が聞こえるぞ。それでいて、声の調子は力の抜けたもので。ほんわかした雰囲気が伝わってくる。
「確かに、これはいいなー。恋人が自分のためにキッチンに立ってくれる姿。撮りたくなっても仕方ないよ、こやまー」
「だよね。撮影したくなるよね」
「というか、また撮影してんの? 今度は杏さんまで」
お米の炊けた炊飯器と、カレー鍋を置く鍋敷きを持ってテーブルに向かえば。そこには動画モードにしたスマホを構える杏さんと柚子さんがいた。
そんなふたりに、オレは少し呆れ声。
いや、愛されてると思えば悪い気はしないんだけどさ。同じ光景を並んで撮影しても、そんな誤差程度の違いしかない動画になるわけでしょ。どうせ共有するっていうなら需要ないじゃん、とオレは思ってしまうのだけど。
彼女たちいわく、そんなことはないという。すごく否定された。なぜ。
「まぁ、当人たちが楽しいならいいけどね」
仲間内だけならともかく、変に拡散するのだけは勘弁してほしい。
ぶつくさ言いながら、キッチンとテーブルを往復し、お皿にスプーンなどを用意する。最後に、テーブル中央にカレーの入った鍋を置く。それから、ご飯をよそったお皿を彼女たちの前に置いた。自分の好きなだけカレーをよそえ、というスタンスだ。
「ご飯のおかわりもあるから。たんとお食べ」
ちなみに、みほとまほが今夜は来れないことはみんな把握済み。柚子さんと杏さんのところにも、その旨の連絡はあったらしい。
「大丈夫。この夕食シーンもバッチリ録画して、まほさんたちに送っておくから」
「何が大丈夫なのか、さっぱり分からないんだけど」
「気にしたら負けだよ大瀬良くん。可愛い恋人たちが喜んでるんだからオッケー、とか思っておけばいいじゃん」
「まぁ、確かにオッケーではあるね」
柚子さんが使命感に駆られたような顔で、なんだかトンチンカンことを言えば。杏さんがそれをフォローするように、なんだかすっとぼけたことを言う。
結局のところ、恋人たちが笑っていてくれるならいいか、というところに落ち着いた。半ばあきらめた、と言ってもいいかもしれないけど。
そんなオレを放置して。柚子さんと杏さんはカレーをよそってご飯にかけ、その様子を互いに撮影し合っている。食レポか。
「おー。これは美味しそうだねぇ」
「どうしよう。食べ過ぎちゃいそうだよぅ」
今日作ったのは、味のベースが中辛のカレー。ルーは少し固めでどろっとしていて、ひと口サイズの鶏肉、ジャガイモ、ニンジンがゴロゴロしている。食べるときは、具が口の中で転がってヤケドするかもしれないので注意が必要だ。
「それじゃあ、さっそく」
「いただきます」
杏さんも柚子さんも、揃って行儀よく声を掛ける。さすがに撮影しながら食べることはしないらしい。うん、よかった。
さてさて、オレの作ったカレーを食べた反応はどうなのか。
スプーンですくったカレーを、ひと口頬張って。
杏さんも、柚子さんも、表情をゆるませた。
「大瀬良くん。わたし、これ好きな味だわ」
「美味しい。美味しいよ俊一くん」
どうやら、お口に合ったようだ。喜んでもらえて何より。
気分を良くして、オレもカレーを口にする。
うん。程良い辛さとトロみが、いい感じに口の中に広がって。あぁ、カレーを食ってる、って気持ちになる。我ながら美味くできたな。
「考えてみると、オレが料理を振る舞うのって初めてかな?」
杏さんは初めて、っていうのはもちろんだけど。柚子さんは恋仲になって半年くらいになるのに、ちゃんと料理を作ったことはなかったような気がする。お菓子類は何度か作って出したことはあるけど。
「そう? あ、でも泊まった時に朝食を出してくれたことは何度も」
「つまりそれだけお泊りをしてるってことだよねぇ」
「う、そうだけど」
「にひひ、照れない照れない」
自分の言葉の裏側を指摘されて、顔を真っ赤にする柚子さん。それを意地悪い笑みで突っつく杏さん。確かに、朝チュン後に簡単な朝食、というのは何度も作っていたかな。今朝みたいな感じで。
「でもさ。彼氏の部屋で手料理を作る、っていうのは経験済みなんでしょ?」
「うん。わたしが作ってあげることは結構多かったかな」
言われてみると、部屋に来た柚子さんにいろいろ作ってもらってた。
性格が良くて、世話好きで、ナイスボディで、料理までしてくれる。
柚子さん、完璧過ぎるんじゃないかな。
「男としても、そのシチュエーションはかなりグッとくるので。料理に関しては柚子さんに甘えっ放しだったかもなー」
「俊一くんに食べてもらえるのが嬉しかったから。作ってもらうっていう想像はなかったかも」
「でも次は、一緒に台所に立つってのができるでしょ」
「いいねそれ。今度は一緒に作ろうよ、柚子さん。もちろん杏さんも」
美味しいカレーを食べながら、そんな会話を交わしていく。
のほほんとしたやり取り。その割にはふたりとも、カレーが減る速さはなかなかのものだった。
杏さんが普通に2回もおかわりをして。
柚子さんも、1回目は普通に。2回目は「ちょっとだけお願い」と恥ずかしそうに、お皿を差し出してきた。遠慮することないのに。
「あー。美味しかったー」
「ごちそうさま、俊一くん」
「お粗末さまでした」
食べ終わったお皿を台所のシンクで水に浸して、洗うのは後回し。まだ少し残っているカレーの鍋は、ふたをしてひとまずコンロに置いておく。明日の朝食に決定だ。
テーブルをふきん掛けしてから、食後にオレンジジュースでもと、コップ3つとジュースのパックを持ちだしたら。
「あれ?」
柚子さんと杏さんが、ソファの方に移動していた。しかも座っているふたりの間にスペースを空けて、手招きしてくる。
ジュースも後回しにしようか。
コップとパックをテーブルに置いてから。オレは求められるままに、ふたりの間に座り込んだ。同時に、柚子さんも杏さんも、オレの肩にもたれ掛かってくる。
「はぁ……。落ち着くぅ……」
「これはクセになりそうだねぇ……」
くっついてはいるけれど、密着するというほどじゃなく。身を寄せて寄り掛かっている感じ。
されるに任せたまま、オレはふたりの手を握る。
右手で杏さんの、左手で柚子さんの手を。指を絡めて、ゆるく握りしめると、彼女たちも握り返してくれる。
「ハグもいいけど、手を握るだけっていうのもなんだかいいかも」
「この恋人つなぎ、好き」
リラックスした、ゆるい口調でそんなことを言うふたり。にぎにぎと手を動かしながら、気の抜けた姿を見せてくれるのが嬉しくなる。両肩に感じる、杏さんと柚子さんの重さが心地いい。
というか、そこまでエネルギーをチャージしなきゃいけないほどお疲れなんだろうか。
今日はそんなのに忙しかったの?
なんてことを聞いてみれば。
「そうでもなかったかな。普通?」
「そうだね。特に変なことがあったわけでもないし」
どうしてそんなことを聞くのか、みたいな感じで見上げてくるふたり。オレの肩に頭を乗せながら、目だけ動かしてこちらを見つめてくる。可愛い。
「癒し癒しっていうから、何かあったのかなー、と思って」
「あ、なるほどね。そういう意味では、何もないかな」
「むしろ、何もなくても一緒にいたいって思ってるだけだよね」
嬉しいことを言ってくれる。
握っている杏さんと柚子さんの手が、にぎにぎと動いている。それがなんだか照れのようなものを伝えているようで。なんだか嬉しい。一緒にいる時間が欲しい、と思われるのは、恋人冥利に尽きるというものだ。
「オレ成分とやらが必要なら、存分に補充しておくれ」
「もちろん。そのために来たのもあるしね」
「大瀬良くんのカレーっていう、思わぬサプライズでお腹もふくれたし。気力の方を充電だ」
そんな「食欲を満たしたら、次は性欲だ」みたいなことを。
……いや、ちょっと違うか。語弊があるな、うん。
お詫びに、オレ成分が溜まるように手伝おうじゃないか。
「ちょっとごめんね」
指を絡めて握っていた手を、ちょっと離して。ふたりの手のひら全体を改めて握り直す。
そのまま手を持ち上げて、手の甲に、唇を落とした。
「あっ」
「んっ」
杏さんの、柚子さんの、それぞれの手にキスをする。
ちゅっ、ちゅっちゅっ、と。それぞれ交互に、想いを込めつつ。
「杏さん、嫌じゃない?」
「嫌では、ないけど。恥ずかしいというか、むずがゆいというか」
手の甲にキスとか、お姫様っぽくない?
なんてことを言いながら、ちょっと顔を赤くしている杏さん。
喜びと羞恥がないまぜになっているのか、複雑な表情になっていた。
「杏、杏。俊一くんって、性癖がフェチなところがあるから。覚悟しておいた方がいいよ」
「なにさ、覚悟って」
「オレのモノだーって、全身くまなく触られて、キスされちゃうよ」
言われた杏さんが顔を赤くする。
というか、そう言ってくる柚子さんも真っ赤になっていた。
うん、柚子さんは身をもって体験してるしね。
柚子さんの身体で、オレの指と唇が触れてないところってもうないかもしれない。頭のてっぺんから足の指の間まで、全部制覇してるからね。指と唇が。
これはもちろん、みほとまほもそう。独占欲をこじらせている自覚はあるけど、誰にも渡さないという気持ちは抑えられないのだ。
「だから杏さんも、オレのモノだって跡を刷り込んでいかないと」
杏さんの手にキスをしながら、なんのてらいもなくそう言ってのける。もちろん、彼女が嫌がるなら自重するけどね。それなりに。
「恋人に自分の跡をつけたいとか、こじらせてるなぁ」
そういいつつ、杏さんは苦笑い。
顔を赤くしてるけど、まんざらでもなさそうなのは贔屓目だろうか。
「どうしよう。大瀬良くんにオレのモノ扱いされて、わたし、結構喜んじゃってるんだけど」
「振り切っちゃうと、楽になるよ。幸せも感じちゃうし」
さらに柚子さんも、同じ場所に立てとそそのかしてくる。
そそのかすって、オレが言うことじゃないな。
「これからも喜んでもらえるよう、いろいろと頑張ります」
杏さんの手を優しく包んで、小さな指にキスをする。
ぶるりと、彼女が身体を震わせる。
そして、赤くなった顔をオレの腕に押しつけて、表情を隠した。
でも、ゆるんだ口元が隠せてないぞ杏さん。
うん。可愛い。
改めてそう思うオレだった。
―続く―
エッチシーンまで行かなくて申し訳ない。(何回目だ)
槇村です。御機嫌如何。
前振りを描いているうちに、中身が膨らんでいってしまった。
おかしいな、カレーを振る舞うだけのはずだったのに。
不定期更新にも関わらず、読んでくださる皆さんに感謝です。
せめて2週間に1回は更新できるように頑張ろうオレ。
面白いと思っていただけたなら、評価や感想をいただけると嬉しいです。
仕事の合間に小説ネタを考える励みになります。(仕事しろ)