2コマ堕ち的ハーレムエロす in ガルパン 作:槇村 a.k.a. ゆきむらちひろ
おま○こサンドイッチで盛大に射精して、みほとまほをザーメンでべったべたにしてしまった後。一緒に風呂に入って身体を洗い合ったりした。
狭い風呂場で、みほとまほの柔らかな身体を隅々まで洗ってあげるのは思いの外楽しかった。触れていないところが思いつかないくらいに、全身にくまなく手を、指先を這わした。時々舐め回したりもして、身体を洗っているのか愛撫しているのか分からなくなったりしたけれど。
ともかく、彼女たちの身体を自分の手で綺麗にしていくのは征服欲のようなものが満たされた。
同じように、オレの身体も2人に洗ってもらう。みほとまほの手が全身を這い回り、身体を押しつけてくるのはたまらなく気持ちよかった。風呂の前のセックスで2回射精していなければ、あっという間に達していたかもしれない。ガン勃ちとまではいかなくとも、またまた勃起してしまうほどの夢心地さ。半勃ちのチ○コを、みほとまほの2人の手で弄ってもらうのは最高だった。
そんな風に、オレは学園艦を降りる最終日を爛れた感じで過ごしてしまった。
残りの数時間も違った意味で濃い時間を過ごしたよ。
夕方近くになって、服を着た状態で健全に西住姉妹とイチャついたり。
帰ってきた両親に、みほとまほを見られて驚かれたり。
黒森峰では有名な2人といつ知り合ったのかとか問い詰められたり。
テンパって「2人ともオレの恋人だから」と爆弾発言をして父さん母さんに呆れられたり。
まさかの両親へのおつき合い宣言に、みほとまほが真っ赤になって同じようにテンパったり。
戦車道大会決勝の経緯を知っていた母さんが、みほの優しさと行動を褒めたり。
それを聞いたみほが号泣して、母さんに抱きついたり。
みほとまほが、気がつけばオレの両親をお義母さまお義父さま呼びしていたり。
女性同士の話が盛り上がっている間にオレが夕食を作るはめになったり。
当然のようにオレと両親、みほ、まほが食卓を囲んだり。
もう学園艦を降りる時間だというところで、みほとまほと抱き合って別れを惜しんだり。
連絡先を交換して再会を約束したりと。
……むしろ、エッチなことをした後の方が濃厚な時間だった気がするな。
そんな夏休みの最終日に黒森峰の学園艦を去ってから、もう1カ月が経った。その間、オレとみほ、まほの関係は、陸地と学園艦の間での遠距離恋愛のようなものになっている。
で、今日は、黒森峰の学園艦が熊本港に帰港する日。西住姉妹と毎日している電話やメールで教えてもらって、2人と会うために港まで来ているわけだ。
期間は10日から2週間くらい、らしい。スケジュール的に、学園艦が離れたらすぐにオレも大洗に引越すことになる。タイミングがいいと喜んでおこう。
すでに港には学園艦が入港している。船から降りるタラップもつながっていて、艦から降りてくる人たちの中から彼女たちを探すだけだ。
黒森峰の制服を着た女の子が、2人。
きょろきょろと学園艦の下をうかがっている彼女たちと目が合う。
オレが手を振ると、1人はぶんぶんと大きく手を振り返し、もう1人は落ち着いた様子で手を上げて応えてくれる。
みほと、まほだ。
「俊一くんっ」
タラップを降りてすぐ、みほは勢いよく駆け寄って抱き着いてくる。
オレはあらかじめ身構えて、彼女の突進を受け止めた。
「うぅー、1カ月ぶりの俊一くんだぁ……」
抱きついた状態のまま、みほはオレの胸板に顔を埋めてぐりぐりと押しつけてくる。
「俊一くん、会いたかったよぉ……」
「オレもだよ、みほちゃん」
彼女を抱きしめ返す。
みほは嬉しそうに表情を崩して、さらに強く抱きついてきた。
そんな反応が可愛らしくて、彼女の頭を抱えながら優しく撫で回す。
「俊一」
そうしているうちに、まほも追いついて目の前にやってきた。
「まほちゃんも、1カ月ぶりだね」
「あぁ」
抱き着いているみほにちょっと離れてもらう。
そして「おいで」と言わんばかりに、両手を広げた。
まほは嬉しそうに、顔をほころばせながら、オレに抱きついてくる。
「会いたかったぞ、俊一」
「オレも会いたかった。電話やメールじゃ足りないよね」
「まったくだ」
しばらく抱き合ったまま、互いの感触を味わって。ひとまず離れる。
人目のあるこんなところじゃ、あまり落ち着けないしね。
「2人とも、今日はどういう予定なの?」
「俊一と会う以外は特にないぞ」
「わたしもお姉ちゃんも、俊一くんと会うのを一番の楽しみにしてたからね」
さも当然のようにクールに言うまほと、少しテンション高めのみほ。
思わず苦笑してしまう。
けれど、すごく嬉しい。
「とりあえず、どこかで腰をすえておしゃべりでもしようか」
「うんっ」
「そうだな」
みほに手を伸ばすと、嬉しそうに指を絡めて握ってきた。
まほは抱きとめていた腕に身を寄せて、ぎゅっと腕を組んでくる。
両手に花。ぴったりとくっついた状態で、オレたちは場所を変えるべく港から歩き出す。
どこに行くかは決めていない。けれど、歩きながら行き先を決める会話でさえ、みほとまほは、楽しそうにしている。その姿を見るだけで、オレも嬉しくなってしまった。
手をつなぎ、腕を組み、会話に花を咲かせながらしばらく歩いて。それから手近なコーヒーチェーン店に入って、腰を据えてから簡単な近況を交わし合う。
といっても、毎日のように電話やメールをしていたからこれといって目新しいことはない。でもお互いの顔を見ながら話を聞くと、知っていることでも中身に厚みが出てくるように感じられる。その程度のこと。でも「その程度」の違いが嬉しかったりするよね。
そんな会話の中で気になることがひとつ。
ついさっきは2人とも「予定はない」と言っていたけど、正確には違うみたいだった。
学園艦が着港したのは土曜日の午前中。艦から降りる許可が下りたのが午後イチ。2人はいの一番に艦を降りて、オレに会いに来てくれた。でもこの後、夕方には実家の西住家に戻らなければいけないという。
「予定あるじゃん。オレに会いに来たって言ってくれるのは嬉しいけど、そっちの方が重要なんじゃないの?」
「でもたぶん、家で待ってるのはお母さんのお説教だと思うから」
「……戦車道の?」
「戦車道の」
たはは、と、みほは諦観したような笑いを浮かべる。
オレはどう言葉を返せばいいか分からず。テーブル越しに彼女の手を握るくらいしかできない。
みほの隣に座っている姉・まほも、妹に肩を寄せて抱きしめた。
「お母様があの試合のことをどう言おうと、私はみほの味方だ」
「お姉ちゃん……」
「西住流の戦車道として、あの試合の結果は受け入れられないのかもしれない。けれど、道から外れてしまったら、それで戦車道を否定されるわけじゃない。あの時の、みほが信じて取った行動は間違いじゃない。胸を張っていいと、私は思う」
みほは、姉の言葉に感極まったのか。まほに強く抱きついた。
うん。美しい姉妹愛というやつだね。
この光景を見て。それにしても、とオレは思う。
「戦車道のことになると、門外漢のオレは役立たずだな」
「そんなことないよ」
姉に抱きついたまま、みほはオレの方に顔を向ける。
体勢はともかく、その表情はすごく真剣だ。
「俊一くんがいてくれたおかげで、すっごく救われてるんだから。もし俊一くんがいなかったら、わたし、もっと鬱々としてたと思う」
「そういう意味なら、私も救われてるな。俊一がいなかったら、私はこんなに素直にみほと接することが出来たかどうか」
みほが、オレのことを持ち上げる。まほも、妹の頭を撫でながら同意した。
……2人の評価が、ものすごく、くすぐったい。
顔が赤くなってくるのが自分でも分かる。2人も、オレが照れているのに気づいたみたい。
みほがオレの手を握る。その上から、まほも手を置く。
「普通に接してくれるだけで、嬉しいんだよ?」
「役に立たないなんて、そんなことは言わないでくれ」
……やっべぇ。なんでこんなに照れ臭いのか。
つい、視線を外してしまう。
視界の端に、笑顔のみほとまほが映って見えた。
「それはいいとして。自由になる時間は夕方前までなら、これからどうする?」
ごまかすようにして新しく話題を振る。分かりやすい照れ隠しでも、スルーしてくれる西住姉妹に感謝感激である。
乗ってくれた2人も、少し悩む。
時間にしてあと3時間くらいか。がっつり何かをしようにも、ちょっと中途半端な残り時間。どうしたものかと考える。
すると。
「俊一くんのお家に行ってみたい」
挙手しながら、みほが言う。
まほも、控えめに手を上げながらそれに乗っかった。
そういうわけで、2人をわが家へ招待することになった。
ちなみにこのあと実家に戻るという予定があるので、エッチなことをすることもなく。時間いっぱいまで健全にイチャイチャしながら、1カ月分のスキンシップ不足を補った。
みほもまほも精神的に満たされたような表情をして、我が家を離れていった。
学園艦もしばらく着港してるんだから、会う時間はまだまだ作れるでしょ。
夜遅く。両親も仕事から帰ってきて、ゆったりしていた頃。玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だと思ったら。
「まほちゃん、に、みほちゃん?」
まさかの西住姉妹だった。
夕方前に、実家へ戻るのを見送って数時間しか経っていない。
「どうしたの、こんな時間に」
「俊一。済まないが一晩泊めてもらえないだろうか」
「は?」
見たところ、2人は黒森峰の制服姿のまま。実家に戻りはしたものの、着替えを用意する暇もなくオレの家にとんぼ返りした、といったところか。
ということは、何かあったんだろう。
「……あー。分かった。ちょっと待ってて」
両親をどう説得しようか、と思ったところで。
母、登場。
戻ってこない息子をいぶかしんだのかもしれない。けど玄関にいたのがみほとまほだと分かって、途端に上機嫌になった。あらあらまぁまぁという感じ。
とりあえず、2人を今晩泊めてあげたい、と頼んでみる。
母、オーケーを出す。まさかの即答だ。
決めるや否や、早く上がれと急かし出した。
強引に西住姉妹を家に上げる母。
手を引かれながら、戸惑いの顔を向ける、まほとみほ。
いやオレに助けを求められても困る。
でも正直なところ、揉めることもなくて助かった。
母さん少しは悩むなり常識を説くなりしろ、なんてことをちょっと思ったけれど。
結果オーライだから、まぁいいや。
まほとみほに少し遅めの夕食を振る舞って。さらに「埃を落としてスッキリしろ」とばかりに風呂へ入れさせる。母さんの勢いに負けて、2人は言われるままに風呂場へ押し込められた。
2人が風呂に入っている間に、母さんと父さんから「事情は知らないがちゃんと慰めてあげろ」と言われた。上がったらオレの部屋に送り込むからと、まほとみほ用の布団が持ち込まれる。
いやいや、年頃の男女を同じ部屋で寝かせようとか、親としてどうなの? と思いもしたけれど。好都合ではあるから何も言わずにおく。さすがに両親がいる家の中でエロいことをするつもりはない。それくらいの節度はある。
しばらくして。ノックの音がした。
「俊一、入ってもいいだろうか」
「どうぞー」
ドアを開けて、顔を覗かせたのは、まほ。その後ろに隠れるように、みほがいる。
2人とも、なぜかオレ用のジャージを着ていた。寝巻として渡されたんだろう。まほもみほも、揃って少しぶかぶかなところとか、短めの髪がまだ少しお湯で湿っているのとか、なかなか見られないだろう姿がとっても可愛い。
座っているベッドの両隣をぽんぽんと叩く。まほとみほは、促した通りにオレの両隣にそれぞれ座った。
「何があったか、オレが聞いても平気?」
「あぁ、問題ない。簡単に言えば、親子喧嘩をして家を飛び出したというだけだからな」
「……戦車道のことで?」
「戦車道のことで、だ」
まほいわく、こういうことらしい。
先だっての戦車道大会決勝から続いている、みほと西住流の考え方の違いから生まれた確執。流派の家元である彼女たちの母親は、再指導という名の下、ことあるごとに説教をしていたという。今日は、みほに加えて、まほに対しても説教が及んだらしい。
まほの考え方が、みほをかばうものになった。
しかもそれを黒森峰の戦車道チームに説いている。
その考え方は西住流として許容できないものだ。
西住流の後継者として育ててきたのにいったいどうしたんだ。
などなど。
そんな話に展開していったらしい。
冷静にその時の状況を語るまほ。
対してみほは、その場面を思い出したのか苦笑しきりだ。
「それで、私とお母様との言い合いになってしまってな。同じように説教を受けていたみほが止めに入ろうとする始末だ」
「お姉ちゃんが、お母さんに言い返すところなんて初めて見たかも」
「確かに、そうかもしれない。これまでの私は、西住流を体現する者であろうとしていた。お母様が家元として口にすることはすべて必要なことだと考えていたからな」
「お母さんも驚いてたよね。たぶん、お姉ちゃんが言い返してくるなんて思ってなかったんじゃないかな」
「ふふっ、私にも反抗期が来たのかもしれないな」
まほも、みほも、落ち着いてきたのか口調は穏やかだ。少なくとも、落ち込んでいるような雰囲気は感じられない。そのことに、オレは少しほっとする。
「じゃあ、その戦車道についての言い争いが収まらなくて、2人して飛び出してきたってこと?」
「あはは……。本当は家に泊まって、明日になってから学園艦に戻るつもりだったんだけど」
「飛び出したのはいいが、こんな時間では学園艦に入れないことに気づいた。どうしたものかと考えて……」
「オレのところを思いついたと」
まほに対して抱いていたイメージが、少し崩れた気がした。もっときっちりとして、感情任せの行動は取らないような印象があったのだけれど。
悪くない。むしろいいと思う。
「……迷惑だったか?」
「いや、全然。頼られて嬉しいくらいだよ」
オレは、まほの身体を抱き寄せる。
密着する彼女の身体。柔らかくて温かい感触が伝わってくる。
「あっ、ずるい」
「ん。みほちゃんもおいで」
もう片方の腕で、みほも抱き寄せた。
両腕に姉妹を抱えたまま、オレは背中からベッドに倒れ込む。
「きゃっ」
「ひゃんっ」
2人もつられて、オレに覆いかぶさるような形で倒れ込んだ。
抱きかかえながら、まほとみほの頭を撫でる。
風呂上りの、少し水気の残った髪が指先をくすぐって気持ちいい。
2人とも逆らう様子は見せず、むしろ身体を擦りつけてきて密着しようする。
「聞いてる限り、実家のお母さんとバトったのは主にまほちゃんなの?」
「俊一くん、バトるって……」
「今日に限っては、そうだな。これまでお母様は、私やみほと1対1で話をすることが多かった。姉妹でお説教、というよりも、揃って顔を合わせたのは決勝戦直後以来かもしれない」
……通ってるのが学園艦だというのを差し引いても、それでいいのか西住家の親子関係は。
余計なことだと分かっていても、思わずそんなことを考えてしまう。
「わたしの場合は、もうあの時の行動を全否定されてるから。俊一くんとお姉ちゃんのおかげで落ち込まずに済んでるけど、考え方を改めろってお説教され続けてたら……」
「私がみほを擁護する論調を打ち始めたからな。お母様は、みほよりも私の方を何とかしようと考えているんだろう」
ごく普通の一般家庭で育ったオレには分かりかねる世界だ。2人の話す内容や口調が、妙にドライに感じられて仕方がない。
「なんというか、母親というよりも、家元として接することが多いの?」
思わず、そんなことを尋ねてしまう。
まほは疲れたような様子を隠さず、脱力してオレにもたれ掛かる。頬ずりをしてきて、甘えながら、彼女は言葉を続ける。
「何も黒森峰の、西住流のすべてを否定しようというわけじゃない。起きてしまったことを反省して、それを糧に、こうした方がいいという問題提起をしているんだ」
「まほちゃんと、みほちゃんもか。もしまたこういうことが起きたらこうするべきっていう主張をして、それが受け入れてもらえずにぶつかってる。そういうこと?」
「そういうことだな」
「てことは、さ。家元をはじめとした大多数は、改める必要なしって考えてる?」
「……そういうことだな」
「戦車って、浸水するよね?」
「当たり前だろう。潜水艦じゃないんだ。カーボンが守る云々とは話が違う」
「もし試合中に水没したらどうするか、っていうマニュアルみたいなものはあるの?」
「……正直なところ、私も考えたことがなかったんだ」
言いながら苦笑いする、まほ。
腕枕の状態で、寝返りを打ち、密着してきた。
まほが首筋に顔を埋めてくる。
少し愁いを帯びた表情が目の前に。
豊かなおっぱいが、脇に押しつけられる。
あぁ、美人さんが気を許してくれて、油断したところを見せてくれるって幸せだなぁ。
無防備なまほを抱きしめたくなってしまう。
というか、抱きしめた。
「何を言えばいいか分からないから、抱きしめてごまかすくらいしかできない」
「ふふ、悪い男だな」
「自覚はしてる。姉妹揃って手を出した最低男だからね」
まほのおでこに、ぐりぐりと自分の額を押しつける。
こらやめろ、と言いながら、彼女の表情は楽しげだ。オレも、年上のお姉さんとふざけ合うスキンシップが出来てとても楽しい。
「俊一くん。お姉ちゃんばっかり構って、ズルイ」
まほとイチャついていると、反対側からみほが抱き着いてきた。
姉に負けず劣らず、柔らかくて気持ち良くて幸せな感触が、オレの身体に広がっていく。
「ごめんごめん。もちろん、みほちゃんも大好きだよ」
「……もっと言ってくれないと、許してあげないから」
「みほちゃん、大好き」
「きゃっ」
みほの肩に手を回して、もっと近くに抱き寄せる。
まほと同じように、オレの脇に密着して身体を押しつけるような状態になる。
首筋に顔を埋めさせると、密着度が上がったせいか、みほの表情が緩んでくる。
へにゃりとした顔が可愛らしくて、愛でるように彼女の頭に頬ずりしてしまう。
それもまた気持ちいいらしくて、みほは気持ち良さそうな声を漏らす。
「はぁ……。癒されるぅ」
「癒されるって、みほちゃんも何かやらかしたの?」
「おい俊一、"も"とはなんだ」
「俊一くん、その言い方は人聞きが悪いと思う」
まほとみほの両方から文句が飛んできた。不本意そうに歪めた顔も可愛く見えてしまうのは、姉妹揃って美人さんだからなのか、それとも恋人だからという欲目なのか。
「だが、みほ。やらかしたというのもあながち間違いじゃないだろう。そもそも家を飛び出す直接の原因は、みほの方じゃないか」
「え、そうなの?」
「お姉ちゃんっ!」
「本当のことだろう?」
「確かに、そうだけどっ」
「え、何があったのさ」
「実はな」
「待ってお姉ちゃん、やめてぇーっ!」
間にオレを挟んで寝っ転がりながら、何やら言い争いを始める、みほとまほ。
とはいっても、険悪なものではなくて。仲のいい姉妹がじゃれ合っているような感じだ。見ているだけ、聞いているだけで、何だか微笑ましくなってくる。
「……俊一くん、どうして笑ってるの」
みほが、ジト目で見上げてくる。
それがまた妙なツボに入って、おかしくなって笑えてくる。
「いやー、仲がいいなと思ってさ」
そう言いながら、今度はみほのおでこに、ぐりぐりと額を擦りつけた。
きゃー、いやー、なんて風におどけた声を出す、みほ。少しも嫌がっていない。声の調子は姉と同じくどこか楽しそうだ。
「む、俊一。みほだけじゃなく私も構ってくれ」
「待ってお姉ちゃん、もうちょっと」
「なに、そんなに額ぐりぐりが気に入ったの?」
「いや、されたことも新鮮だったが。俊一がすごく近くにいる感じが、いいといおうか」
「じゃあお姉ちゃん。わたしたちの方から、俊一くんにぐりぐり作戦をすればいいんだよ」
「なるほど。自分から頬ずりをしていくんだな。……うん。恋人っぽくていいじゃないか」
「え、ちょっと待って。嬉しいけど、ちょっと待って」
なんやかやと、イチャイチャし続けるオレと、まほとみほ。
思わぬ風に始まった、男側の両親公認による、恋人たちとのお泊り会のようなもの。スキンシップはあれど、強いてエロい雰囲気になることもなく。夜が更けても、終始楽しげな会話とやり取りは終わる気配を見せなかった。
―続く―
黒森峰の学園艦って、熊本港に入れるのか?
槇村です。御機嫌如何。
「懐に入って、抱きつきながら頬ずりをする西住姉妹」が書きたかった回。
でもまさかイチャイチャさせるだけで終わるとは思いませんでした。
本当は学園艦が離れるまでのデートとかエッチとかを書くつもりだったんだけど。
これで区切っちゃってもいいかなと。
なお、西住家で何があったのかは想像にお任せします。
次回はついに大洗入りです!(主人公が)
新たに彼の毒牙に掛かるのは誰なのか(笑)
お楽しみに。