あの二人と袂を分かって、どれだけの月日が流れたころやったやろか?
もう、数えるのもあほらしゅうて、あまりにも遠い記憶で、正確なことは覚えとりまへん。
けど、いつのころからか、うちの心には重いなんかが宿り始めとりました。
……うちに勝てるものはおらんいうことを理解しておりました。
せやさかい、うちはこの道を選びました。この世界の『悪』を皆殺しにする道を。
この頃でも何人を殺したのかも覚えとりまへん。
けど、うちが直接的に殺した者の数だけでも、今のカリスの人口全てでも足らんことは間違いありまへん。
せやけど、それだけ屍を積み上げてもまだ足らへんかったんです。
うちが気の遠くなる程の長い年月で行ってきたんは、広大な海の水を両手だけで運び続けて空にする作業と同様なものやったんです。
分かっとった。
うちが選んだ道が地獄への道なのやと。
ただただ屍を重ねていく悪鬼羅刹の道やということを。
……嘘や。
無知やっただけや。
ただ、認めたなかったから意地を張っていただけや。
あの二人の行いを肯定しとうなかっただけ。
そないな薄っぺらな気持ちがいつまでも続くはずなかったんです。
体の芯にあるなんかがすり減っていき、ほんで日増しに心重なっていく。
ほんでも、うちの行為には意味があるんやと信じ、その言い訳に縋り、短刀を振りかざして命を奪うていきました。
けど、あの日、あの時に、うちの心は砕けたんです。
その日、うちはとある街に潜んどりました。
『システム』の認証対象にならへんうちは、街の機能復帰してへんとこにも入り込むことが出来るのを利用して。
もう少しで、僅かな間やけど争いごとがなくなる時間が来る。
そのことだけを頼りに、誰もおらへん死の街に、うちは一人で隠れ住んでその時を待っとりました。
せやけど、そないな街に近づいて来る気配を感じ、その気配の主を探りに出ることにしたんです。
もしも敵やったらやり過ごそう思うとりました。
もう、戦いたなかった。
殺すことにも疲れた。
意地を張り続けることにも……。
それに、こうしてうち自身が諦めきるまでのあいだ、悪の芽は刈り続けとったんや。
この辺りは安全なはずやと思おとりました。
きっと、この街にやってくるんは、今の今まで引きこもっとった輩に違いあらへんやろう。
せやさかい、大丈夫や。そう自身に言い聞かせて、うちは街の入口で近づいてくる人影を確認しました。
「……なっ!……」
目を疑いました。
この街に近づいてくるんは、ガラガラにやせ細った、十歳になるかどうかいう程度の幼い少女やったんです。
少女は光を失うた目で、ただただ前進し、力ない足取りで街に入ろうとする。
せやけど、見えへん壁にぶつかり、少女は街に入ることが出来まへんでした。
「……あっ、ああ……」
少女はうなだれて、街の入口で倒れ込みました。
もう立ち上がる力も残ってへんのやろう。
それに、だんだん呼吸小さなっていく。
「――くっ――」
うちは、少女が目の前で死のうとするのを見ていられへんでした。
夥しい人間を殺してきたうちが何をと思いもしましたが、ほんでも放っとけへんかったんです。
周りに他の気配はない。
この少女以外には誰もいない。
それが分かったうちは、少女に駆け寄りました。
幸いまだ中身が入った水筒と保存食を持っとりました。
それにこの子はまだ誰のものにもされてまへんでした。
もう手遅れかもしれへんが、まだ間に合うかもしれないと、うちは駆け寄りました。
「しっかりしいや! いま、そこに行くさかい、もう少しこらえるんや」
うちの声に少女はわずかに目を動かし、こちらを見ると、弱々しい力でこちらに左手を伸ばしてきました。
「……助け……助けて……。私、死にたくな……」
「大丈夫や。いますぐに、水を……」
少女に近づいた途端、うちはカチッという音を聞いた。
そして、次の瞬間、少女の躰が白い光を放ち、轟音とともに爆発したんです。
うちは何が起こったのか暫く理解できひんで、呆然と立ち尽くすしかありまへんでした。
「あっ……。ああっ……。なんや、これ……。何なんや、これは!」
自分を狙うものが万が一居たときの事を危惧し、念の為に能力を使うとりました。
せやから、うちはかすり傷一つ負うことはなかった。
せやけど、地面は大きくえぐられ、その中心部には少女やった肉片の一部転がっていました。
瞬時に理解しました。
この少女はおとりやったのやと。
誰かこの下衆な能力を駆使する者が居て、そいつがあの少女を爆発物に、爆弾に変えとったんやと。
「……こないな『能力』があるんか? 人を起爆させる能力があるちゅうんか……。こんな外道な行いをする奴がまだ残ってるいうんか!」
怒りに任せて短刀を抜いた。
せやけどうちに近づく者は一向に現れん。
「……なんなんや。この力を持つ人間は、戦術目的でもなく人を爆弾にしたとでも言うんか! 意味なく、人の命を弄んどる言うんか!」
あまりの事実に、うちは憤っとりました。
せやけれど、時間が経つにつれてそれが薄れていき、その代わりに心を支配したのは無力感やった。
これだけ懸命に悪の芽を殺してきても、なんも世界は変わらへん。
こうして目の前に悪がまだ残ってるんやと理解してもうた。
うちの行いは、不毛以外の何物でもなかったんやと。
守るためにと、この暗雲しかない光なき世界に青空を蘇らせるためやと自分に言い聞かせとったけど、それらは全てただの自己満足を求めとったに過ぎず、この世界はなんも変わらへんかったんやと。
第六章 依存
「ユウヤ様……」
「ユウヤさん……」
大切な二人の妻の不安げな表情に、ユウヤは努めて笑顔を浮かべる。
「大丈夫だよ。僕には、もう君たちがいるんだからね」
ユウヤはファリアとリナを両腕で同時に抱きしめて、安心するように優しく言い聞かせる。
真摯にこんな男を愛してくれる、ファリアとリナが愛しくてたまらない。
これほど素晴らしい妻を二人も持てて、自分はなんて幸せな人間なのだと思う。
だから……。
「今日で最後にする。シノさんとは、もう会わないようにするよ」
ユウヤはそう決心した。
今も、この胸にあの人への恋慕の情が残っているのは分かっている。
だが、自分には守るべきものが、守りたいと思う家族ができた。
自分のような男には決して手に入らないであろうと思っていた、素晴らしい家族が。
愛しい妻たちに見送られて、ユウヤは街に向かう。
目指すのはシノの店『桜花』だった。
事の起こりは二日前に遡る。
ユウヤは仕事を終えて家路に就こうとしていたのだが、カリスの町外れでシノに出会った。
町外れのこの近辺には店はない。
自分を彼女が待っていたのは明らかだった。
「こんばんは、ユウヤはん」
「……えっ、ええ。こんばんは、シノさん」
彼女に声をかけられることが、これまでは嬉しくて仕方がなかった。
けれど、今は戸惑いの気持ちのほうが強い。
「もう、なにも取って食べたりしまへんから、そないに固くならんといてください」
シノは上品に口元に手を当てて苦笑する。
「いえ、その。シノさんがあんなにすごい人だとは思わなくて……」
先日、ファリアの攻撃を避けて一瞬で背後に回り込んだ事を思い出し、ユウヤは恐縮する。
「ふふっ、えらいはしたないところを見せてしまい、申し訳なく思おとったところです。どうか、堪忍して下さい」
シノはそういうと、不意にユウヤとの距離をゆっくりと詰めて、息がかかりそうなほど顔を近づけてきた。
「ユウヤはん。明後日は、お仕事がお休みでしたやろう? そこで一つお願いなんですが、その日はうちと逢引をしとくれまへんか?」
顔をわずかに朱に染めるシノの顔は、普段の包容力のある大人のそれではなく、恋する乙女のように思える。
女というものは本当に不思議なものだと、ユウヤは空恐ろしささえ覚えてしまう。
「あっ、逢引ですか?」
「はい。ああっ、デートと言うたほうが分かりやすいですやろか?」
突然の提案に、ユウヤは返答に困る。
「ファリアはんとリナはんのことを気にしてはるんやったら、何も問題はありまへんよ。これは、あの二人も了承済みなことなんやから」
「あっ、その、了承済みって……。本当ですか?」
「もちろんです。それとも、こないなすぐに分かってしまう嘘を、うちがつくと思います?」
シノの言葉の説得力に、ユウヤは納得せざるを得なかった。
頭の良いシノさんのことだ。
そんな簡単に露見するような嘘はつかないと断言できる。
ただ、この話に他の企みもあるであろうことを用意に想像させるのも、この人の魅力でもあり怖いところでもある。
「あらっ? ユウヤはん。今、何か失礼なことを考えたんちゃいますか?」
「いっ、いえ、なにも……」
そして、勘が鋭いのも油断ならないところだ。
「……うん。でも、これはいい機会かもしれない」
どうしたものかと少しの間考えていたユウヤだったが、いつまでも先延ばしにしてきた結論を出すべきだと考え、シノの誘いを受けることにした。
「分かりました、シノさん。その日は休みですし、他に予定もありませんので、僕で良ければ……」
ユウヤはそう答えて、無理に微笑む。
きっと、シノさんのことだ。自分のこの決意などお見通しに違いない。
「ふふっ、それを聞いて安心しました。待ち合わせは、うちの店に朝の九時からということでええですか?」
けれど、シノは微笑んだ。本当に嬉しそうに……。
「はい。分かりました」
ユウヤは頷き、視線を下げる。
この幸せそうな笑顔を見ていたら、気持ちが鈍ってしまいそうだ。
「ふふっ。時間に遅れたらあきまへんよ」
シノは弾むような声でいい、「ほんなら、今日はこの辺りで失礼します」と告げて家に帰っていく。
シノに背を向けて、自分も家路に就こうとしたユウヤだったが、もう一度振り返って、夜道を歩いていくシノの姿をぼんやりと見つめ続ける。
「……すみません、シノさん。でも、もう僕には……」
ユウヤは静かに、残酷なことをシノに告げる覚悟をもう一度固めた。
その日は、天気もよく心地の良い日和だった。
ユウヤは待ち合わせの十分前にシノの店にたどり着いたが、すでにシノは、大きな風呂敷に包まれた荷物を抱えながら、店先に立っていた。
身にまとう紫を基調とした着物は、水色のグラデーションが涼しげで、この上なくシノに似合っている。
身なりにあまり関心のないユウヤにも、シノのこの着物は、今日という日のために選びに選んだ物であることは容易に想像できた。
「シノさん、おはようございます」
ユウヤが声を掛けると、シノは嬉しそうに微笑み、そして少しだけ驚いた顔をする。
「あらあら、ユウヤはん。おはようございます。今日は外でも着物姿なんやな」
シノの指摘どおり、ユウヤも今朝に限っては着物を着用していた。
だが、別段深い意味があったわけではない。
二人の妻に何を来ていくべきかと相談したところ、この姿が一番良いと言われたからそうしただけだ。
しかし、シノは本当に嬉しそうだ。
「ええですな。やっぱり、ユウヤはんは着物がよく似合います」
「あっ、その、ありがとうございます」
そう言えば、着物は、男性の場合は寸胴の方が似合うと何かの本で読んだ気がしたが、ユウヤはその記憶を封印する。
少なくとも、シノさんが褒めてくれているのだ。
それは、素直に受け入れるべきだろう。
「ふふっ、今日は楽しい逢引になりそうやわ」
シノの笑顔に、ユウヤの胸が痛む。
今、この場で言ってしまったほうが良いのではないかとさえ思う。
『自分は、貴方の好意には答えられない』と。
きっと表情にそれが出ていたのだろう。
シノは困ったように笑い、
「ユウヤはん。今日一日だけはうちに付き合って下さい」
そう言ってきた。
「……分かりました」
ユウヤはそう答えて微笑む。
シノは分かっているのだ。
自分が今日、別離の言葉を告げようとしていることを。
「今日の予定はうちが考えさせてもらいました。きっと、ユウヤはんが見たことのあらへん所を堪能してもらえると思います」
「そうですか。楽しみです」
ユウヤは努めて笑顔で答える。
こんな風にシノとデートする日が来るとは夢にも思わなかった。
そのことが嬉しくないわけではない。
ただ、愛する妻達に後ろめたい気持ちを抱いてしまうだけで……。
「ほんなら、早速向かうことにしましょう。予定がぎょうさん詰まっとりますんで」
シノはそう言って、荷物を持っていない右手で、ユウヤの手を自然な仕草で握ってきた。
「あっ、シノさん、荷物は良ければ僕が……」
その手の温もりに心が揺らぎそうな自分に気づき、ユウヤは話を変える目的で、大きな風呂敷を自分が持つように提案する。
だが、シノは笑顔でそれをやんわりと断る。
「ふふっ、大丈夫です。それに、この程度のことを殿方にさせてしまっては、女が廃ります」
「……そうですか。ただ、辛くなったらいつでも言って下さい」
ユウヤの言葉に、シノはさも嬉しそうに笑みを強め、「参りましょう」と言って歩み始める。
ユウヤもそれに合わせてゆっくりと歩く。
「……ユウヤはん。ファリアとリナも悪い子ではなさそうなんで大丈夫やとは思うんですが、まさか家の仕事を押し付けられたりしとるんやありまへんやろな?」
「えっ? あっ、いえ。そんなことは。むしろ全くやることがない状態で……」
まさかいきなり自分の家庭環境を尋ねられると思っていなかったユウヤは、戸惑いながら答える。
「そうですか。安心しました。あまりにもユウヤはんが優しいんで、少し不安になっていたんです」
シノは冗談交じりに嘆息し、微笑みを向けてくる。
それだけで、ユウヤの心は安堵してしまう。
やはりこの人は年相応以上の包容力に溢れていることを再確認させられる。
「ユウヤはんの優しさは魅力の一つなんやけれど、少しだけ気を使いすぎるきらいがあります。殿方はもう少し悠然と構えとるほうが周りも安心できるものですよ」
シノの指摘と助言に、ユウヤは空いている方の手で頭を掻く。
「ははっ、これはもう性分としか……。それに、僕のいた国では、レディーファーストというものが年々重視されてきていたので」
「れでぃーふぁーすと? なんなんです、そな?」
尋ねられ、ユウヤは簡単に説明することにする。
「本来の意味とは、逆らしいのですが、僕の国では一般的に、男性より女性を優先しようという考え方ですね。フェミニズム……ええと、女性に対する性差別を撤廃しようとする思想が盛んになって、その影響でそのような考えが浸透してきたんです」
端的な説明だったが、聡明なシノはすぐにそれを理解してくれたようで、「なるほど」と頷いた。
だが、彼女は憂いを含んだ表情をする。
「せやけど、支離滅裂な考え方やな」
「支離滅裂、ですか?」
ユウヤのオウム返しの言葉に、シノは頷く。
「差別をなくす言うんは分かります。それは悪いことではないでしょう。せやけど、何故その考えの先に女を優先するいう結論に至るのかが分かりまへん。
それに、そのような考え方が完全に定着してしもうたら、それはえらい不幸な境遇になってしまうと思います」
「……不幸? でも、歴史上、女の人が虐げられてきたという歴史的背景があるので、その反動が出るのは……」
ユウヤの反論に、しかしシノは笑顔を返してくる。
「その反動が極端すぎるんです。今まで虐げられてきたから、今度は虐げる立場に置こう。それは、平等でも何でも無いやありまへんの。
それと、一つ質問なんですが、その考え方は男性だけが有している考え方なんやろか?」
シノの問に、ユウヤは「いいえ」と首を横に振る。
「女性が男性に、レディーファーストを強要してくることもありますね」
ユウヤの言葉に、シノは「やっぱり、そうなんやな」と答えて、音もなく嘆息した。
「前にも言いましたが、他人が当たり前のことやと思ってしてくれはる厚意を、してもらう側が当たり前なんて思うてはいけないんです。
そこで、決して『感謝』の気持ちを忘れてはいけまへん。そしてしてもらった側は、今度は自分が当たり前のこととして誰かを助けてあげるべきなんです。せやないと、それは一方通行で終わってしまうんやから」
シノはそう断言し、言葉を続ける。
「『自分が優遇されるのは当たり前』そんな傲慢な考えを持った人間は、男女を問わず醜悪以外の何物でもありまへん。そして、人から厚意を受けるだけで何も返さない。そんな事が当たり前になった世界なんて、きっと……滅ぶしかないと思います……」
シノの声色がひどく寂しげなものに聞こえた。
ユウヤは彼女に視線を向けたが、シノは気恥ずかしそうに微笑んでいる。
「ふふっ、すみません。ついつい感情的になってしまいました」
「あっ、いえ、そんな。なかなかこういった会話を人とする機会がないので、むしろ嬉しかったです」
気遣いではなく、本当にシノとの話は楽しいとユウヤは思う。
本当にこの人は、聡明で、綺麗で、優しくて……。
ユウヤはシノへの未練がましい思いを飲み込んで、なんとか笑みを浮かべる。
そして、ユウヤはシノと暫く談笑しながら歩き続けていたのだが、やがて街の外に出ることになった。ユウヤにとって、初めての経験だ。
そして街を出て少し歩いていくと、山の方に足が進んでいくことに気づく。
「シノさん、山を登るんですか?」
「はい。とはいうても、傾斜の緩い山やから、そないに苦労はしまへんよ」
この数ヶ月間、毎日仕事場への通勤を徒歩にしていたおかげだろう。
体力はまだまだ大丈夫だ。
ユウヤは初めて少し不便な通勤に感謝した。
そして、ユウヤはシノとともに山を登る。
途中、山中の茶店に入り、二人で団子を食べたのだが、これが驚くほど美味しかった。
「すごい。素晴らしく美味しいですね、この串団子……」
「ふふっ、気に入ってくれたようで何よりです。うちのとっておきの店なんです。休日しかやっていないんで、隠れた名店なんですよ」
店先の長めの腰掛けに腰をおろしながら団子を頬張る。
自分たちの姿が着物なのもあり、まるで時代劇のようだとユウヤは思った。
「ふふっ、どないしました、ユウヤはん?」
ただ、優雅にお茶を口にするシノのような美人と自分などでは、あまりにも釣り合わない場面だなと思ってしまう。
「いえ、なんでもないですよ」
ユウヤはそう言って微笑むと、残っていたお茶を静かに飲み干す。
シノはそんなユウヤに笑みを向ける。
「さて、ユウヤはん。そろそろ行きまへんか? ここから少し進んだところに家屋があります。そこが今回の目的地です。もうひと踏ん張りですので、頑張ってください」
ユウヤは差し出された美しい手を握り返し、立ち上がる。
「ええ、シノさん」
ユウヤもシノに釣られて微笑む。
懸命に、何度もこれが最後なのだと心のうちで自分に言い聞かせながら。