最近、ターニャ・デグレチャフを“使用”する客の数が増加している。
軍内部で公然の秘密と化している幼女の売春行為は、すでに利用していない男性士官の方が少数派と成り果てる始末である。
理由は明白。
ターニャが提供するサービスにより過激なものが追加されたからだ。
今までは肉体接触は御法度で、ターニャのストリップを見ながら自慰を行う程度だった。
だが今は、軽度の性的奉仕もターニャは認めていた。
無論、相応に対価は必要だが。
「……酷い香りだな」
眼前に突きつけられた肉棒の匂いに、ターニャは露骨に顔を顰めた。
汗や垢の混ざった肉棒は、悪臭をターニャの鼻先へと届けている。
嫌悪感を丸出しにして、ターニャは手淫を開始する。
右手で肉棒を扱きながら、亀頭を親指で撫でまわす。
男のくぐもった呻き声と共に、肉棒は固くそそり立つ。
ターニャの指先が動くたび、ピクピクと脈打つ肉棒。
愛想を見せず、ターニャは事務的に肉棒を刺激する。
奉仕という単語からはかけ離れた様子だが、なぜか客からの評判は上々だ。
幼女に興奮する小児性愛者の思考回路を詳しく考えると気が滅入りそうだったので、ターニャは面倒が無くていいと思考を打ち切ったが。
「――ッ!」
悲鳴に似た声と同時に、男は射精する。
肉棒を包み込むようにしていたターニャの右手が白く汚れた。
「終わりだな」
あらかじめ用意していた濡れタオルで手を拭き、立ち去ろうとするターニャ。
だが男は懐から追加の料金を取り出すと、申し訳なさそうにターニャへと差し出す。
ターニャは大きくため息をつくと、新しいタオルを用意するために動き出した。
「一度出しているというのに、なぜ先程より元気なのだ……」
追加料金を受け取ったターニャは衣服を脱ぎ下着姿になると、目の前でそそり立つ肉棒を見て呆れた様子で呟いた。
「んっ……」
男はターニャの両肩を優しく己の両手で抑え、ターニャの柔肌に己の肉棒を擦り付ける。
生暖かい奇妙な感触が肌を這い回る感覚に、ターニャは思わず声を漏らした。
ターニャは動かない。
男は息を荒げながら、ターニャの素肌を自慰の道具として使用していた。
幼児体形特有の膨らんだ腹や、普段重火器を持ち歩いているとは思えぬほどに細い腕。
だらしなく腰を動かして、男は一人興奮を高め続けている。
「――ッ!」
先程よりも早く、男は射精に達した。
ターニャの腹と胸、着用していたブラジャーが白濁液に染まっていく。
「どれだけ興奮しているのだ貴様は……」
二度目とは思えぬ量の精液を全身で受け止め、ターニャは愚痴のように言葉を零す。
ある種の罵倒でもあるそれは、しかし男の興奮をより高める結果しか生まなかった。
差し出される追加の料金。
そして未だ固くそそり立つ男の肉棒。
「……うわぁ」
幼女の体に、さらには幼女の罵倒に性的興奮を覚える目の前の男。
営業スマイルなどどこへやら。
もはやターニャは軽く引いていた。
同期や上司に変態が数多いという事実に帝国の未来を憂いながら、ターニャの仕事は続いていく。