※この作品はR-18です。

ターニャちゃんが体を売る話   作:セイラム

3 / 32
人間としての本能

 ターニャの人生はおおむね充実していた。

 幼女の外見を最大限に利用し、数少ない娯楽を堪能する。

 

 廃棄予定の衣服を提供すれば、山のような配給券が手に入る。

 下着一枚が酒に代わる姿など、現代の錬金術のようだとターニャは笑う。

 

 多少の生理的嫌悪感はあるが、報酬は破格のものだ。

 ならば問題はない。

 

 そのはずだったのだが。

 

「くそ、どうなっている……」

 

 日も変わった深夜。

 ベッドの中でターニャは一人頭を抱えていた。

 

 明日も早朝から講義がある。

 さっさと眠り体と心を休めるべきだというのに。

 

「眠れない……!」

 

 そう、ターニャは神経の興奮を抑えられていない。

 呼吸は浅く、頬がうっすらと赤くなった姿は風邪でも引いたかのようだ。

 

 だが、ターニャはいたって健康である。

 単に、興奮しているというだけで。

 

 幼女の身になってから、性的興奮を覚えたことはなかった。

 しかしここ最近の胸や尻への刺激の連続が、ターニャを一足早く女にしていたのだ。

 

 認めたくはないが、ターニャ自身も理解した。

 今時分は雌のように盛っているのだと。

 

「とにかく、鎮めねば」

 

 ターニャはベッドから出ると、机の下に隠していた道具を取り出した。

 それは男性器を模した、率直に言えばバイブだ。

 

 ヌードの撮影会を行った際に持たされた物だが、まさか本当に使用するとは。

 数分の葛藤の後、意を決したようにターニャはその場に座り込む。

 

「んっ……」

 

 服を脱ぎ、露わになった己の秘部。

 ターニャはそこにバイブを当て、ゆっくりと挿入する。

 

 すでに濡れだしていた秘部は、大した抵抗もなくバイブを飲み込みだす。

 初めて感じる、体内に異物が入り込む感覚。

 喉から小さく声が漏れ、ターニャは慌てて口元を枕で塞いだ。

 

 異物が入ってくる嫌悪感は、次第に快楽へと変換されていく。

 時間をかけじっくりと開発されていた幼女の体は、ターニャの予想以上に快楽を求めていた。

 

「ん、あっ、あぁっ……!」

 

 次第に声量は増し、バイブを握る右手に力が込められていく。

 前後にバイブを動かす度、ぐちょぐちょという水音が部屋に木霊した。

 

 もう止まらない。

 ターニャは自分の精神が男であることも忘れ、女の快楽に身を委ねる。

 

「あ、あっ、ああっ、ん、いぃっ」

 

 小さな膣一杯にバイブをねじ込む。

 細く小さな形状とはいえ、幼女の体には大きすぎるそれは、半分程度しか入ってはいない。

 だが、それでもターニャを喘がせるには十二分だった。

 

「───ッ!」

 

 声にならない声が、ターニャの喉から溢れ出る。

 硬直した体が三度ほどビクビクと痙攣し、一気に脱力した。

 

「ハァ、ハァ……!」

 

 バイブを突き刺したまま、ターニャは陶酔感に溺れる。

 そしてそのまま朝を迎え、多大な自己嫌悪に陥るのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。