この小説の連載を始めて…もう3年!?
恐ろしや……
ということで以前から予告していた通り、R18詐欺じゃないと言い張るために、本編とは多分関係ない話を投稿します。
水没林の狩猟許可区域に、男盛りのハンターが1人。身に纏う防具と背負う厳ついハンマーは強靭な轟竜を討伐した証。今日も、この辺りで暴れ回っていたオロミドロを討伐して、そのついでに水没林の特産品や鉱石などを探し回る。
その最中、ふと何かの鳴き声が耳に入る。高い鳴き声。聞いたことのない鳴き声だ。少なくともこの辺りに生息する動物のものではない。咆哮ではなく、それは断続的だった。
「…行ってみるか。」
普段からオトモはつれていないが、こういう時はオトモがいても良いかもしれない、と思う。なんとなく聞こえる方向に向かって歩いたり崖を登ったりして数十分。
見つけたのは泥まみれで、しかも地面に半身が埋まって抜け出せなくなっている飛雷竜トビカガチだった。
オロミドロと争いになって負けた上、誰かが解除し忘れた落とし穴にはまってしまったのだろう。
小柄で、泥にまみれ、しかもそれが乾くことはないだろう水っぽい土の中に嵌まってしまった哀れなトビカガチは、どこかにいるかもしれない同族に助けを求めているのか普段は聞かないようなか細く高い声で鳴いていた。
「…まったく、仕掛けた罠くらい自分たちで片付けて欲しいよ。」
罠の放置は、発覚すればハンター資格の剥奪に繋がる。そしてそれがここにあれば自分が疑われかねないのでなんとかしなければならない。
「悪りぃけどもうちょい待っててくれよ。」
泥のせいで静電気も貯められず無防備になったトビカガチはもうなりふり構っていられないらしく、男を視認すると彼に向かって助けてくれと訴えるように鳴く。そんな哀れなトビカガチにそう投げかけて、手頃な草食獣を探しに行った。
幸い、ズワロポスがすぐに見つかったので一頭仕留め肉を剥ぎ取ってトビカガチの元へ。相変わらず鳴いていたトビカガチも、鮮血滴る肉塊を見ると鳴き止む。
「ほらっ、」
顔目掛けて下投げすると、口で上手くキャッチする。それを食べている間に泥をかき分けて落とし穴の枠を壊し、ネットを切る。だがトビカガチの身体と落とし穴の隙間に泥が詰まっていて中々抜け出せない。
植物採取用の小さなスコップで格闘すること数十分。泥は少しずつ減って、トビカガチは前足で地面を掻き、身体をよじって脱出した。
その際、後ろ足と尻尾が泥を跳ね上げたので男も泥だらけになった。
思わぬ労働がようやく終わり思わず深呼吸する。トビカガチは気が立っていない限り襲ってこないので今のところ対処する必要はないだろう。一応報告だけはしておいた方が良いかもしれない。
そんなことを考えていたのも束の間、男は次の問題に直面した。
「…おい、どこまでついてくるんだ。」
エンエンクを触ったわけでもないのに、トビカガチはよろよろと付いてきた。振り向くと一歩後ずさりするがやはりついてくる。どうやらこのトビカガチは、目の前にいる人間は脅威ではないどころか自分の生存を助けてくれる存在だと認識したらしい。
後ろ脚を痛めたらしくびっこひきながら、健気に付いてきた。遠回りしてトビカガチが諦めるのを待っていたが、男もオロミドロを討伐しトビカガチを救出して疲労が溜まっている。そもそも飛竜と人間ではその体力は天と地の差である。武器を振りかざして脅すという手も考えたが、敵対されてしまっても困る。
・このトビカガチは狩猟対象ではない
・どう見ても脅威ではない
・人害を受けている
根比べに負けた男はこの三つの理由を頭の中に浮かべ、この飛雷竜はギルドの方針にある環境保全の保護対象になると自分を納得させた。
こうして男の村に連れて行かれたトビカガチは汚れた身体を大人しく洗われ、捕獲用に準備されていた竜用の首枷を首輪のようにつけられ、そして安心できる寝床を手に入れたのだった。
そしてその日から、男にはトビカガチの世話という新しい仕事が科せられた。そしてこの世話というのが中々大変だった。
まず、ギルドに報告書をかき、資料を請求し、そして村人の協力も得ながら舎を立て、毎日餌となる草食獣を狩りに行く。さすが竜というべきか、打撲のような傷はすぐに治って狩りに出かける男に元気よくついて行った。
隙あらば背中を押してきたり突然小型モンスターに飛びかかったりと、正直鬱陶しさもある。ただ自分が留守にしている間に油断した子供たちがトビカガチを怒らせたり、戯れてるつもりで大怪我させられたり、という事態になるよりは遥かにマシだ。
「あー、はいはい獲ったんだな。よしよし。」
バチバチと静電気を鳴らしながら、餌食になってケルビを咥えてそれを見せびらかすように押し付けてくる。
口の周りを掻くようになでるとうっとりまばたきをした。
もはや大きなガルクのようである。体当たりしてきたフロギィを、その立派な尻尾でピンボールのように弾き飛ばしたこともあった。
「すっかり懐かれてさぁ、このザマじゃコイツ自然に戻れねぇよ。」
うつ伏せで木の字になって爆睡しているトビカガチ。殺伐とした自然界から解放された暮らしを満喫しているようだ。
男が村人にこぼすと、せっかく専用の舎を作ったんだし、この竜のお陰で時々研究員が訪れて村が潤うし、龍暦院の研究員を目指す村の若者もいるし、別にいいじゃないかと言われる始末。
男が留守にしても、他の大人達が子供達にしっかり言いつけているお陰で事故などは起こらずトビカガチも大人しく留守番をしていた。
今まで独り狩り一筋だった男にとって、家で待っている存在がいるのは新鮮であったし、慣れるとそれが人間でなくても悪くない。トビカガチを一緒に連れて行くのも同様である。
「うーん、特にやることも決まってないし、今日はさっさと帰ってあいつの相手をしてやるか。」
付近に大型モンスターの痕跡がないことを確認してから村に戻って舎に向かうと、いつものようにトビカガチが甘えた声で出迎える。
「はいはいただいま。」
トビカガチは主人に巻き付くように身体を擦らせた。パチパチと静電気が音を立てる。
「わかったわかった、飯にしような。」
懐いているとはいえ、相手は竜。向こうにその気はなくてもちょっとした油断が事故に繋がる。頭や口周りを撫でたりブラシをしてやるくらいなら良いが、自分も過度にスキンシップを取らないように気をつけないと。
そう思った矢先、バチンッ!と大きな音がして全身が硬直。一瞬視界が白くなって冷や汗が出る。防具は着たままだったが轟竜の装備は電撃に弱く、トビカガチの静電気を通してしまっていた。
「あ…あが……」
身体が強張ったまま一切動かない。舌も回らない。油断した、万事休すか、とトビカガチを見る。
「リュルルル…♪」
作戦成功!…とでも言うようなご機嫌な声を出すトビカガチ。そしてうっとりした目で主人を見下ろした。
ふんふんと鼻息荒く、トビカガチは主人の身体を視線で物色する。そして前足で男の腰装備を引っ掻いた。頑丈な装備だが、何度も執拗に引っ掻かれて、繋ぎの部分から嫌な音が鳴り始める。
身体がいうことを聞かない男は、それをただ見ているしかなかった。
パキン。
どこかで何かが壊れて隙間が空いた。トビカガチはしめた、とそこに爪を差し込んで轟竜の甲殻の部分を剥がし、装備の下地があらわになる。
トビカガチはインナーごと口で引っ張って破く。目当てのものがそこにあることは知っているのだ。
そして男も、そこまでされればトビカガチの意図がわかる。
男は学問に興味はなかったので、村を訪問した研究員などの観察資料などを目にすることはなかった。だからトビカガチの性別すらも知らなかったし、知ろうともしていなかった。
そしてここで初めて、男はトビカガチの性別を確認するために目玉を動かしてその股間をみる。
そして、少なくとも最悪の事態は免れたことを知った。この状況になってもそこは特に変化がない。つまり、竜の巨根で腹を貫かれて死ぬ、なんていう最期を迎える可能性は無くなった。
が、トビカガチが自分に覆い被さって腰をおろそうとしているのを見て再度不安が襲う。感電しないか、押し潰されないか。一方のトビカガチは興奮で毛を逆立たせながら、男の雄がむしろ縮こまっていることにも気にせず自ら腰を下ろして自分に収めようと擦り付ける。
狩り一筋で、何年も持て余されていた男の雄に柔らかな体毛が擦られる。静電気で少しパチパチした温かい毛皮が思ったより優しく押し付けられる。男は生唾を飲んだ。麻痺は少しずつ治っているが、ここから脱出できるほどではない。
自分の位置に合わせようとトビカガチは腰を前後左右に動かし、毛皮と一緒に湿ったものも擦れる。その刺激は否が応にも肉棒に興奮と快楽を与え、肉棒に血液が送られ始める。
男の心拍も徐々に上がっていった。なんとも形容し難い、感じたことのない複雑な感情になりながら、身体を無理に動かそうともせずにいた。
暖かく湿った感触が竿のあたりに来る。トビカガチもそれを感じたらしく、くりっと押しつける。肉棒はまだ準備ができていなかった。
しかし押し付けられたと同時に、吸い込まれた。垂れていた肉棒は、竿ごと膣口にめり込まされ、その吸引によってピンと立った。
「うっ…!」
男は思わず声を漏らした。突然自らのイチモツが熱いものに包まれたと感じた途端、その熱いものがイチモツを引っこ抜かんばかりに締まったのだ。そして勃った。勃たされた。熱い竜膣の中で、男のイチモツは強制的に膨張し、硬くなった。
狩り一筋とはいえ、女性経験くらいは流石にあった。しかし、人間の女性の感触はどうだった、とかその辺りの記憶が一瞬にして飛んだ。
まず感じた熱さ、そして肉厚さ。追い討ちをかける締め付け。柔らかい時はかなり柔らかいが、不規則に弾力を持つ。それが繰り返されることで、男は肉壺の中でもみくちゃにされた。
トビカガチが少し腰を揺らす。肉膣が締まり、分厚く大きなヒダが肉棒を舐め上げる。トビカガチは満足げに息を吐いて、男を腹の下に敷いた。男が防具をつけていなければ窒息していたかもしれない。
トビカガチは特別動くことはなかった。大好きな主人の、トビカガチからしたら可愛い雄を感じながら、心地良さそうに腰を揺らす程度だった。
しかし、ちっぽけな人間の雄は、同族の雌を喘がせることはできても竜膣の中では無力だった。トビカガチが呼吸をするだけで、その時の、トビカガチにとっては僅かな収縮だけで、男の肉棒には耐え難い快楽が塗りたくられる。
男は歯を食いしばった。あまりにも心地良かった。トビカガチがまた身体を揺らす。その際、ほんの少し肉棒が引き抜かれる。それを感知したトビカガチはまた腰を押し付ける。
竜の肉ヒダが何重にも絡みついて、亀頭を膣口にめり込ませ竿を通過させる時のような肉の感触が肉棒のあらゆる場所で起きている。子宮口を何重にも貫いているような感覚。
それが収縮し吸引してくる。
「だ……くそ……」
耐えるのは無理だった。トビカガチが次に腰を揺らした時、男の下半身が勝手に跳ね上がって、笑ってしまうくらい必死に下腹部を押し付けた。
この時点ですでに麻痺は完全に治っていたなんて考える余裕はなく、熱い肉壺の中で精液を噴き上げた。
「ルュゥン」
雄の脈動という甘美な刺激にトビカガチが甘い鳴き声を漏らす。その振動がさらに男を焚き付ける。
吸い付かれている肉棒は狂ったように脈動して射精を続ける。そんなに出るのかと不思議になるくらい、肉棒は子種を吐き続けた。獰猛な竜膣は尿道に残る残滴どころか睾丸の中を空っぽにされるのではと思うくらい男の白濁を吸い上げた。
もう何も出なくなっても、しばらくの間は解放されず、肉棒は無様に空撃ちした。
トビカガチが満足げに瞬きして、身体を少し震わせてから男の上を退く。男は放心状態だった。そんな主人を愛おしげに見つめながら、トビカガチは男を囲うように身体を丸めたのだった。
その場を誰にも見られなかったのは幸い。しばらくして男はよろめきながら立ち上がる。そして何も言わずにトビカガチを撫でてから壊れた腰装備を拾い、家に戻った。
その後、壊れた腰装備の修理を依頼された加工屋は、何故このような壊れ方をしたのか、しかも腰だけ、その理由が思いつかず首を傾げたという。
ついにトビカガチに襲われたのでは、とも考えたが、男とトビカガチが最近ますます仲良くなっていることは目に見えていたので、襲われたというより悪戯か、と納得したのだった。
本編とは関係ない話をあまり深く掘り下げたら本末転倒なので、この辺で終わりにします。これからもよろしくお願いします…