転生したらラスボスの孫で特典はラスボスでした 作:アイギウス
転生しました
うん、目の前は真っ白な空。俺の足はなく浮いてる。そして幼女…………
「幼女って言うな!さて、あなた、死んだってわかりますか?」
「あ………一言いいすか?転生すか?」
幼女─神様は正解!とうなずく。うん、かわいい。
「転生先は決まってるんで。貴方も恐らく知ってる世界ですよ」
と、いつのまにか持ってた一冊のラノベを見せる。
「魔法科高校の劣等生…………あれか」
ストーリーと設定が恐ろしく作り込まれてるご都合主義完全否定のどっちかっていうと魔法戦より頭脳戦が凄い世界。
「よく知ってるようですね」
いえ、全然知りません。この本難しくて読むの止めたくらいなんで。
「さて、じゃあ。特典はどうしますか?」
「何個までですか?」
聞くと、神様はそうですね…と顎に指を当てて思案してる。可愛い。
「……2つです。よく考えて下さいね」
特典……普通ならニコポナデポとか僕の考えた最強の武器
「そうだな…………仮面ライダービルドに出るエボルトの能力とエボルドライバー2つ、その他変身に必要なアイテム、エボルトリガーとロストボトルと黒いパンドラパネルも忘れずに…………どうかしました神様?」
「エボルトって確か、ラスボスですよね?星狩りですよね?転生先滅ぼす気ですか?」
まっさかぁ
「保険ですよ。そこの世界だと、これくらいじゃないと死んじゃいますから」
そうそう、あっちには分解マンと人間爆裂マンがいるしな、星狩りぐらいで丁度良いんだ。
「そうですか……随分と慎重ですね」
「死にたくないんで‥‥ところで神様一ついいですか?」
「なんですか?」
「こういう転生モノで頭のいいキャラの頭脳を特典にして性格がキャラに塗りつぶされるっていう話を聞くんですが、その辺どうなんですか?」
「そうですね。そりゃ脳ですからね」
うーん……そうだ!
「」
「おい、どうしてそうなった?」
「まぁ、待ってください神様。2つ目は俺に転生先の世界での俺の生活の保証。衣食住をちゃんと困らないような所に、知識はあっちでいいですよ。エボルトの体は基本不老不死、そうでしょ?」
「まぁ…………わかりました!じゃあ目を閉じてください。では、よき来世を!」
目を閉じてすぐ神様に押されてすぐ目を開けると───
「おぎゃぁ!おぎゃあ!おぎゃあ!」
優しそうな女性にだっこされてる俺、うん。しっかり転生したな。
「元気な子ね…………よしよし惣夜、いいこいいこ」
惣夜……俺の新しい名前か、折角だしいっぱい甘えて育つか
と、この時の俺はまだそんな呑気なこと考えた。