転生したらラスボスの孫で特典はラスボスでした 作:アイギウス
その間にお気に入り300超えた‥‥ありがとうございます!
そして久しぶりなのに日常回でそんなに進まず中途半端です。
あと、これからもこの作品を宜しくお願いします。
どーも東堂惣夜です。ブランシュの一件から少し日が経ち学校も落ち着き始めたころの休日‥‥なのですが────
「俺なんで
しかも朝っぱらから俺は千葉道場の床に背をつけていた。ひ、久しぶりのエリカのしごきは堪えるぜ‥‥ん?待てよ、
「惣夜のお爺さんから聞いたわよ。練習相手がいなくて退屈だったんでしょ?あんたのお母さん達からも思い切りやっていいって言われてるし、今日はテッテー的にやるわよ!ホラ!さっさと立たなきゃ叩き潰すわよ!」
と、元気はつらつなエリカさんは身体がウズウズするのか素振りをしてるんだけど、俺の前に振り下ろすのは止めて下さい死んでしまいます。俺は息を整えて竹刀を取ってエリカの間合いから逃げてから立ち上がる。
「こうなりゃヤケだ!途中でへばるなよエリカ!」
エリカsid
今日は久しぶりに惣夜と剣術の鍛練をしてる。実際に剣を合わせてみたらやっぱり惣夜は変わってなかった。足の運び、呼吸、振り方、力加減、そして‥‥真剣な眼差し。アタシは惣夜との打ち合いの中、不意にそんなことを思って昔を懐かしみながら改めて惣夜の身体を観察する。色の抜け落ちたような白い髪、ルビーより赤い目、昔と違ってアタシやミキよりも伸びた背に普段の歩き方でも分かる。鍛えた跡と身体つき、大きな手‥‥最近は学校でも毎日会えるのに気がつくとこんな風に惣夜を考えてると知ったら普段のアタシは今のアタシを叱るだろう。でもしょうがない、好きなのだから‥‥‥‥と、こんな風に考えてるのを当人だけには知られるわけにもいかず、また気取られるわけにもいかないので惣夜の方にも集中して、苛烈に打ち込んで行き、やがて竹刀を弾きあげ、惣夜の首元に竹刀を突き付けていた。
「え‥‥ちょ!?‥‥‥‥おまっ!」
「まだまだね」
竹刀を下げ、再び惣夜と間合いをとる。
「お前はどこの青学の一年だ」
と、アタシには全くわからないことを言いながら竹刀を構え直し、アタシも構える。
昔からコイツはこうだ。言葉もそうだけど行動も単純で、家族思いの‥‥っと。流石に余計なことを考えすぎね。惣夜にバレそう。
「エリカ、どうした?」
あ、バレた。
「なんでもないわ。さ、続けましょう」
深雪side
こんにちは、東堂(未来)深雪です。今私は雫の家にお邪魔させてもらってほのかと3人で勉強会をしています。家庭教師は穂波さんやお兄様が教えて下さるけど、こういう風に教え合うのはどこか新鮮です。
そうして今はちょうどお昼すぎ、お昼ご飯が終わって少し休憩時間。雫の家の使用人が淹れてくれた紅茶を飲みながらテーブルを挟んでお話中。
「それで深雪、惣夜とはどう?」
「どう‥‥って‥‥皆といるときとそんなに変わんないわよ」
いきなりのフリに少し言い淀んだけど、すぐに私は返すけど雫は納得しない表情をしてた。
「惣夜は身内に甘くて甘えるから、深雪にはもっと甘えると思った」
流石幼なじみ、よく見てるわ。それとほのかもうんうん頷いてるし、隠すのは難しそうね。
「‥‥‥‥そうね‥‥確かに昔から少し甘えん坊だったかしら」
まぁ‥‥そこが惣夜様の良いところであり、可愛いところでもあるのだけれど──心の中で呟くと、2人は微か羨望と‥‥あと、可愛いくらいの嫉妬を目に込めてどこか虚空を見てる‥‥これは想像してるわね‥‥‥どうしましょうか?少し時期は早いけれど‥‥2人なら大丈夫かしら?
「惣夜様のこと、好き?私は別に構わないわ」
「‥‥え‥‥?‥‥ええっ!?」
虚を衝かれたほのかが目に見えて動揺し、雫は訝しげな視線を向ける。
「どういう意味?」
私は雫と目を合わせ、”女”として視線を返す。
「言葉通りの意味よ?2人が本気で好きで、惣夜様が2人のことも好きならそれで良いって意味なのだけれど」
「‥‥‥‥深雪、今なら冗談で済むから撤回して‥‥」
私の言葉に衝撃を受けたのか、雫の声には動揺が見えた。必死に自分の気持ちを抑えてるのね。
「撤回しないわ。あのね雫、私は別に惣夜様に愛人や妾、現地妻がいてもいいの。本当にお互いが想い合ってるならね」
「‥‥深雪は‥‥いいの‥‥?好きな人がとられても?」
取られる‥‥‥ね。懐かしいわね。惣夜様と式を挙げたばかりの頃を思い出すわ。あの時はお義母様にだって取られたくなかった‥‥でも今は‥‥
「そうね‥‥もう慣れちゃったわ。盗られたなら盗りかえせばいいじゃない。振り向いてもらえるように努力をすればいいだけよ。
でも─と私は言葉を切り、胸に手を当てて啖呵を切る。
「私は手加減しないわ。2人が本気なら私もそれに合わせて友達として‥‥
我ながら私も自分の言ったことながら傲慢ね‥‥まるで惣夜様の1番の女性みたいに‥‥でも今この状況では必要不可欠。言われた2人も覚悟を決めたようにうなずく──これならもう大丈夫、あとは惣夜様に想いを告げるかそれか惣夜様が強く押す──ことはないと思うけれどそうすれば2人は落ちる。
「ところで深雪、惣夜の恋人って他にもいるの?」
「ええ、他にも何人かいるからあんまり遅いとどんどん出遅れることになるわ。だから2人に提案があるの」
「え‥‥で、でも深雪今、ライバルって‥‥」
「ライバルって言ったけど協力しないなんて言ってないわ。同じ人を好きになってくれるのは素直に嬉しいもの」
そう言うと2人は顔を見合わせてから私の方を向き直る。
「なんか深雪って‥‥」
「凄いね‥‥」
「?」
2人の言うことが初めて分からなかった私は首を傾げた。
中途半端な終わりかたですいません。
尚、このSSでの深雪さんは幼いころから真夜達から洗脳(教育)を受けてるせいやらで、他のライバル達にも寛容です。