転生したらラスボスの孫で特典はラスボスでした 作:アイギウス
Q:何途中なのに他の章やってんの?
A:ごもっともです。全ては私の至らなさが原因です。すいません、我慢できませんでした
それでも宜しい方はどうぞお楽しみに頂ければ幸いです。
惣夜君の知らないところで色々進んでるようです
どうも、東堂惣夜です。
季節は夏真っ只中、今日は司波家の皆さんと家族旅行に来ています。場所は沖縄恩納村の別荘。
「穂波さん。中はどうかしら?」
「ええ奥様、東堂のメイド様方と協力して完璧に仕上げてあります!」
「そう‥‥
「はい、ありがとうございます」
そう返した俺を見て深夜義母さんは頬を膨らませる。
「酷いわ惣夜さんったら。最近はお義母さんって呼んでくれないし、なんか他人行儀だし‥‥‥」
「いえ、その‥‥‥‥昔と今は──「違いません。貴方も私の家族なんですから敬語も他人行儀なものもなしです。それでも嫌というなら仕方ないわ。立夏に「よーし行こうか!義母さん!海が待ってるよ!」
「ふふ‥‥そうね」
満足そうに笑み浮かべる深夜義母さんの横を通り俺は別荘に駆け込んだ。
深夜side
最近、真夜の様子がおかしい。具体的に言うとキレイになった。
何かある。まさか男?ないわ。ソレはない。普段から半ば男嫌い(身内は除く)で、接する男性も数えるほどしかいない。そう思ってると今度は惣夜さんの様子もおかしくなりはじめた。まさか──私は疑念を解消すべく妹にカマをかけた。
「真夜。夜中、あまり声をあげすぎないでね」
流石に直球過ぎたか?そう思いティーカップから視線をあげると─
「え‥‥‥?」
妹はティーカップとソーサーを持ちながら固まっていた。
「え?」
そして私の予想は当たった。妹は私たち姉妹が息子のように思ってる東堂惣夜君とカンケイをもったのだ。
それから真夜は全てを自白した。
最初は立夏に最初言われた通りに少し甘やかしていただけだったがそれが何時の日か行き過ぎたある日、惣夜君を甘やかすつもりでベッドで惣夜君を抱き締めていると、自分から胸を吸ってみないか?と誘ったのだと言う。そこからは階段を落ちるようにして、真夜も止まれなくなったという。
「‥‥‥嬉しかったの。惣夜が日に日に強く逞しくなっていくことが‥‥でもこういう関係になって解ってしまったのよ。私は彼に恋してる。親である前に女として愛してしまったのよ」
真夜は想いを吐き出し、それからも告白は続き、私は終わるまで聞き続けた。
それからは真夜は沈黙し、私の反応を待っていた。
あの子を甘やかす──いずれあの子に降りかかるであろう時代のうねり、その中心にいるであろうあの子には、母でもあり女でもあるほうが都合がいいのかも知れない。そう考える私の頭の中には真夜の行為を責める気持ちは少しもなかった。
「‥‥‥‥ねぇ真夜」
私は静かな声で話しかけると、下を向いていた真夜は顔をあげて視線を合わせる。
「私ね。貴女と惣夜君の関係を責める気はないわ」
真夜の目が見開かれる。
「それは、貴女の年下趣味とかに思うところがないわけじゃないけど‥‥本気?」
真夜は頷く。
「もう‥‥‥言うだけ野暮ね‥‥じゃあ真夜、私も今解ったことを言うわね」
「え、ええ」
「私も惣夜君に恋しちゃってるみたいだからいっそ惣夜君を囲っちゃいましょう?」
「‥‥え‥‥‥‥?‥‥‥‥え?」