※この作品はR-18です。

転生者は平穏を望む ~ルートPINK~   作:白山葵

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乙女の戦車道チョコ偏 第14 話~長い一日が明けました!~

…での事。


◇ ルート ・人妻編② ◇ ~ 大洗の夜~

「それが嫌なら、スタッフが来るまで…大人しく自室前で待っていてクダサイネ?」

 

 はい、笑顔で言いました。

 絶句していた酔っ払い達を散らせ、フロントへ電話する為に自室に戻る。

 さっさと寝てしまおう。

 

 ……。

 

 はぁ…なんか、こうして思い返してみると、濃い一日だったなぁ。

 優花里、沙織さんの件が、メインイベントでしたね!

 

 ある意味、今の酔っ払い来襲で、頭が冷えた…。

 

 …あ。

 そうだ。フロントへの直通電話の受話器を持ち上げた所で、気がついた。

 

 しほさん、千代さん、どちらの部屋の鍵を無くしたか聞いていない。

 両人って事は無いだろ。

 

 ……。

 

 いやぁ…あの酔っ払い達だしなぁ。

 

 もし無くしたのが二人なら、こんな時間に全く関係のないホテルマンさんに御足労をかけた挙句、2往復させてしまうかもしれない。

 自身達で連絡…まぁフロントへ行きゃ良いのだろうけど…。

 まぁ…あの様子じゃな。

 

 …また絡まれそうだけどなぁ。

 

 持った受話器を下ろし、もう一度部屋の外へ向かおうかね。

 はぁ…足が重いなぁ…。

 

 自室の扉を開け、恐る恐る廊下を見渡す。

 やだなぁ…廊下で暴れてたり、してないよなぁ?

 

 ふむ。

 

 さすがに夜中。

 人の気配が無い。

 誰もいない、廊下が奥まで伸びている。

 

 さて…どっちだ?

 

 俺のプレミアムルームとやらは、東の端側にあったので、その反対方向に進む。

 壁で隠れて見えなかった廊下を、曲がりながら進むと…。

 

 あれ?

 

 誰もいない。

 

 絨毯廊下の先は、突き当たりの壁しか見えない。

 壁のこの階の平面図を見ると、スウィートって、隣り合わせになっているようだ。

 なる程、見当たらないって事は、どちらかの部屋に泊めてやるか、鍵が見つかったのだな?

 念の為と、廊下の一番西側にまでやってきて、そういった落ちかよ。

 

 …はぁ…それなら、それで一言言っておいて欲しい。

 スタッフ呼ぶ所だったじゃないか。

 

 もういいや。寝よう。寝てしまおう。

 考えたくは……。

 

 ブラブラと自室に戻ろうと歩き出した。

 

「……」

 

 さっきは、ただ廊下を直進し…人影のみ探した為に、気がつかなかった。

 

 あぁここが、スウィートか…くらいの感覚で何となく視線を投げた所…。

 

 いた。

 

 はい、おりました家元様。

 

 スウィートって、廊下に面しての入口では無く、少し豪華に…コの字で、入口に隠れてるのね…。

 その入口…ドアの寄りかかっていた家元。

 先ほどの俺の部屋に来た時のように、だら~んとした…普段なら想像もつかない、非常にだらし無い格好。

 

 念の為と、逆コの時になっている隣のスウィートの入口を見てみると…。

 うん、誰もいねぇ。

 って事は、残されている家元様。

 

「……しほさんの方か」

 

 まぁいいや、さっさとスタッフ呼んでやろう。

 というか…。

 

「しほさんっ。立ったまま寝ないで下さいよ」

 

 ペチペチと軽く、頬を叩く。

 

「んぅ~…」

 

 顔を逃がすように動かすと、薄目を開けてこちらを見た。

 なんだろうか…ここまで酔ってるって…。

 浴衣姿という事もあり…非常にまずい。

 

 少し乱れた浴衣から、白い首を上げて…。

 酷く乱れていないにしても、浴衣越しからも分かる、そのおっきいの。

 足を、軽く組んでるのか少し、間から出ている…。

 真っ先に目が行く辺り、非常にそれが強調されているのが分かる…のが、非常に危険。

 

 んで、この泥酔。

 

「…ほら! スタッフ呼びますから!」

 

 まだペチペチと頬を叩く。

 一度、意識をしっかり持ってもらおう。

 

 …この格好。

 時間も時間でって事で、変な奴が通り掛かったりしたら、普通に部屋に持ち帰りされそうだぞ?

 まぁ…こういった普通のホテル内だから、大丈夫だとは思うけど…。

 

 貴女みたいな、酔っぱらいもいるんですよ!?

 

「やめ……やぁっ!!」

 

 やぁっ!! って…おいおい…。

 大きく手を払われて、そのままその床絨毯に座り込んでしまった。

 ズリッ! と、落ちる様に……。

 

 うわぁぁぁ…めんどくせぇぇぇ。

 

 しほさんに対しだけではなく、こういった…特に女性の酔っ払いは、とてつもなく面倒臭い。

 

 年上の…女性の…しかも、しほさんのここまで酔った姿…見たくなかったなぁ…。

 座り込んだのと、少し壁で浴衣が引っ張られたのか…。

 帯が綻び…浴衣が乱れていた。

 

 足を崩し、落ちる様に、座り込んだ為に…その足がまぁ大きく…露出…。

 

 ……。

 

 ……ふむ、やはり黒か。

 

 はぁ…軽く、浴衣の裾を戻したり…胸元隠したり…。

 こんな状況で、スタッフ呼び出す訳にも行かないしなぁ。

 

 はいはい、アンヨ隠しましょうねぇ…。

 

 はぁ…。

 

 疲れた…ため息、何度目だ?

 

 ここまだ、部屋の中じゃないんですよぉ?

 帯取らないで下さいねぇ…。

 ノーブラだなぁ…。

 

 

 ……。

 

 

 …………。

 

 あの…。

 

 ドアの下。

 丁度壁に隠れて見つけ辛いかもしれませんがね?

 

 …下に落ちてたよ…カード。

 

 絨毯の色と似ているから、酔っ払いには特に見つけられないかもね!

 

 見つけたよ! カード!!

 

 急いで、それを拾い上げると…あぁ、やっぱり。

 

 この部屋のカードキー…。

 

 なんでここに……。

 

 あぁ…バックか何か、しまう時にでも落としたのか?

 結構あるらしいんだよなぁ…。

 ひょっとして、その時から酔っていたのかな?

 

 はぁ…。

 

 もう…いいや。

 部屋に放り込んで、さっさと寝てしまおう。

 いくらエッロイとはいえ、こんなしほさん…何時までも見たくないや…。

 

「っむ!!」

 

 あ、変な声出した。

 

「ぅぅ…う…」

 

 少し、意識を取り戻したのか…ちゃんと起きてくれたのか。

 目がこちらを向いた。

 少しは酔が。冷めていてくれていると…いいなぁ。

 

 ヨロヨロと、ドアと壁に手をついて、立ち上がるしほさん。

 あぁほら…帯、解けちゃってますよ?

 元々緩んでもいたのであろうかね? すっごい簡単に下に落ちましたよ?

 前開きになって…すっごい事になってますよ?

 

 もう、慌てるの疲れた…。

 

「ふぅ──…ぅ?」

 

 ボーとした目で、現状を確認している。

 少し顔を振り、自室の前だと分かってくれたのだろう。

 うん…あぁ、こりゃ寝ぼけてんなぁ。

 今気がついたって感じだ。その寝ぼけ眼と、酔も手伝ってか…すっごい熱っぽい顔してますね。

 

「ほら…しほさん、カードキー見つ「これは、隆史君がしたのですか?」」

 

 …おい。とんでもない事、言い出したぞ。

 

 そのまま…ボーっした目を、顔ごと自分の体に下方向へ向け…。

 

「……」

 

 そのままスッと、前を隠した。

 はい、浴衣をクロスさせ…まぁ、帯は落ちてますけど。

 なんか、すげぇ誤解をされてる気がする。

 

「違います。それはしほさん自身が、勝手にやりました」

 

 慌てるとソレっぽいので、極めて冷静に返しましょう。

 というか、もう俺も疲労と眠気が溜まっているのか、淡々としか返せないよ。

 

「…ホテルのスタッフの方が、来るのが分かっていて…どうして、私自身がこの様な格好するのですか?」

 

「泥酔していたからでしょうよ」

 

 頭を手で押さえ…なんか一気に酔が冷めました。

 何手いう事をしでかしたのでしょう? どういったつもりでしょう? とか言い出した。

 

「隆史君」

 

 はぁ…なんか、もう…考えるのが、本当に面倒臭い。

 怒る気力すら無い。

 

「はい? なんすか?」

 

「その…」

 

 なんだ? 何を言い含めているんだ?

 しほさんの顔に、酔とは違う、赤い色が混じり始めた。

 

「…一度、関係をもってしまったとは言え…」

 

「」

 

 おーいっ!!

 

 言っちゃったよ!!

 

 これは流石に焦るよ!!

 

 アレから、何度か顔を合わせたけど…それだけは意識しない様にしてたのに…。

 みほと付き合いだしてからは、特に!!

 

 もうあんな事は無いだろう。アレはまぁ…ノリと勢いが突出してしまっただけだと、自分を納得させていたのに。

 いやでもな…正直…少しでも意識してしまうと…理性が瓦解してしまうのが、何となく分かっていた。

 だからなのに…。

 

「時と場所を…その、考えるべきだと…私は思いますが?」

 

「」

 

 いやぁ…まだ酔ってるよね。

 その言葉ってのは…その。

 

「あの、しほさん」

 

「はい、なんでしょう?」

 

 帯を探し始めたのか、体をくねらせては、絨毯廊下を見渡している。

 すぐ足元に落ちているのですけどね?

 

「…俺とみほが、付き合ってるは知っていますよね?」

 

「当然です!」

 

 むふっーって…なんつー顔…。

 やっぱりまだ酔ってるな。一体どんだけ飲んだのだろう…ヘベレケ共は…。

 

「その上でしほさんは、時と場所を選べば…良いと仰ってるんですよね?」

 

「そう言ったでしょう?」

 

「……意味分かって言ってるんですか?」

 

「意味って…」

 

 酔ってるなぁ…。

 

「……」

 

 改めて言ってみると、非常に死ね俺! なのだけど…正直に言おうか。

 どこかで、やはりカチンと来ていたのだろう。

 先程と酔っ払い介護の関係で、その張本人へと、今は仕返しがしたくて仕方がない。

 

 彼女自身は、酔っているからこそか?

 一度関係を持つと、情が移りやすい…というのも関係してるのだろう。

 本能的に女の部分が、勝ってしまった…とかかな?

 

 はい。

 

 正直、あの発言の後、段々とおっきくなって行く息子様を感じます。

 だってなぁ…。

 あの言い方だと、またあの様な関係になる事自体は、構わないみたいじゃないか。

 

 …。

 

 いや…本当に構わないのか?

 

 ……。

 

 …………。

 

 試しに…いや、試そうって気がすでにオカシイ。

 

 おかしいが…なんだろう…。

 特に不自然ではなかった。

 不自然に感じなかった…いや、感じられなかったか?

 

 彼女は、自分の体を抱きしめる様に、腕をクロスさせている。

 その為、浴衣からはみ出そうな様に、胸の谷間が強調…。

 隠すなら、しっかり隠してくださいよ…。

 

 見えるんですよ…その胸のふくらみが。

 

 その…うなじが……。

 

 試…す……

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 気がついたら肩に手を置いていた。

 それを特に気にする様子では、なかったしほさん。

 

 そのまま、さする様に下に手を移動させて行くと…彼女の体が少し驚くような反応した。

 

「っ…」

 

 吐息が…。

 

 そのまま体を後へ倒し…気が付くと抱きしめる様に腕を後ろに回していた。

 しほさんの組んでいた腕も解かれ、俺の首の後ろへと回っていた。

 彼女の後頭部は、壁に当たっている。

 

「はっ…ん…ぁ」

 

「っ!?」

 

 そのまま顔を押し付け…いや、口を押し付けて来た。

 口を半開きにし…軽く舌が当たる。

 生暖かい、体温が伝わって来る。

 

 そのまま止まっていると、すぐに顔を離した。

 

「あの…隆史君、流石にこんな所では…」

 

 いや、貴女がされたんですよ?

 こんな所では、って!?

 

「ふっ…ぁ…仕方…ないで…すね」

 

 また塞がれた。

 

 何も俺は言っていない。

 

 ただ、自主的にしほさんが、動いているだけ。

 

「…ぁん…ちゅ」

 

 今度は、舌が入ってきた。

 ぬるっと、一気に。

 遠慮もなく、俺の口内を弄る様に動き回る。

 動き回りながら、舌を吸い取る様に愛撫されている。

 

 あ…完全にスイッチ入ってる。

 

 

 …仕方ないって…俺のせいにされている気がするんですけど…。

 

「……」

 

 そのまま、こちらも顔を押し込み、空いた両手で尻肉を鷲掴みにした。

 何も拒絶の意思すら見せないで、ただ夢中になって俺の口を吸っている…。

 

 というか、尋常じゃないくらいに積極的になってる。

 なにが…え? 躊躇が一切感じられないのだけれど…。

 

 そのまま、手を動かし、浴衣を少しづつ掴みながら上げていく。

 お尻の肉の…スベスベとした生の触感を感じると、その尻の間に指を這わせ…下着をその筋に収めていく。

 ぬ…いかん。

 

 流された。

 

 と、思ったけど…もう…いいか。

 考えるのやめようか…。

 ただ、現状がとても気持ちがいい。

 

 また、快楽に流されていく。

 

「ちゅぁ…んっ!」

 

 まだ、彼女の攻撃が激しくなった。

 今度は舌を、強引に奥にまで押し入れてきた。

 こちらも舌を動かすと、その反応に嬉しそうにまた、対応してきた。

 

 舌だけが絡み合う。

 

 静かな廊下に、唾液が混じる音がする。

 

 ……。

 

 腕を移動させ…浴衣の前から両腕を侵入させ、素肌を触感のみで楽しむ。

 体を全体的に弄り、さするだけでも、しほさんの口から熱い吐息が吐かれる。

 

 片手で胸を少し乱暴に掴む。そのままもう片方の手を秘部に持っていくと…。

 

 …顔を急に離された。

 

「っ…ぁ…そういえば、ホテルの方が…」

 

 …。

 

 急に冷静になりやがっ……いやいや、少し正気を取り戻されました。

 

 あぁ…まだ呼んでないの言っていなかったか?

 でも、カード見つかったの言ったよな…あぁ、遮られたな。

 変な誤解をされて…。

 

 ……。

 

 …………。

 

 ふむ。

 

「…そうですね…冷静になってきました。これまでですね…私も少し…酔っ…っ!?」

 

 一瞬、名残惜しそうな顔をした時点で、正気になり始めているのに気がついた。

 が、すでにこっちのスイッチが完全にONだ。

 しほさんが入れたんですよ? 真っ黒い俺のスイッチ。

 

 肩に手を置き、座れとばかりに、下へ力を込める。

 

「え…あ……あの?」

 

 アルコールがまだ当然入っている為か、困惑しながらも素直にその誘導に従ってくれた。

 ストンと、膝立ちの格好になると…真正面のソレに気がついたのか…。

 息を呑む声がした。

 

 はい、俺も当然、浴衣姿。

 男の場合、酷くわかりやすい。

 特に浴衣は乱れている訳でもないのだけど、突出した物は非常にわかりやすい。

 

 まぁ…ここ廊下だけど…。

 小部屋の様になっているスウィートルームの小さな玄関ホール。

 俺の背中は廊下に向けている為…例え後ろで人が通っても、軽い露出狂みたいな事になっているのは気づかないだろう。

 俺の体格もあって、パット見て、同じ柄の浴衣も有り、しゃがんだ、しほさんには気付きにくいだろう。

 

 片手…親指だけで下着の間から、それを彼女の前に露出させた。

 

「っ!?」

 

 驚いた声は聞こえなかったが、更に強く息を飲んだ。

 上から見下ろしているが…しほさんの目が、それしか見なくなっていた。

 

 大きく鼻で、呼吸をする音。

 

 …前回もそうだけど、匂いを良く嗅ぐなぁ…この人。

 

 口が半開きになってるけど…我慢しているのだろうか?

 俺はまだ何も言っていないけどね。

 

「ここ、すぐ横がエレベーターですから…ベルの音がしたら、やめればいいだけですよ?」

 

「…え?」

 

 ここで、始めて俺の顔を見上げた。

 

 その一言だけ。

 

 後は何も言わない…。

 

 さぁ…どうでる…か……って…。

 

「っは…」

 

 まさか…また躊躇無く、舌を這わせて来るとは思わなんだ…。

 …熱いネットリとした感触が、陰茎を包んだ。

 

 まじかぁ…。

 ちょっと、意外すぎて冷静になったよ…。

 なんだろうか…今回のしほさん…すっごい、がっついて来るな…。

 

 自然に彼女の頭に、手を添えるとそのまま口の中へと、陰茎を飲み込んだ。

 ニュルッとした感触やら、舌が動き回る感触…それと熱い体温。

 

 …。

 

「…つぷっ…ちゅぷ……」

 

 ゆっくりと前後を繰り返している。

 動かす度に、舌で全体を舐め回そうとする。

 無理矢理にでもって感じで、亀頭から奥…根元までゆっくりと全体的に。

 

「ちゅぷぁっ……っ…はぁ……はぁ……つっ…」

 

 一度離した…と思ったら、息継ぎの様に一度大きく呼吸し…また飲み込んだ。

 

 

 ……。

 

 しほさん…スタッフが来るかもしれないって事を心配してましたけど…ここ…往来の廊下なんすよ?

 まぁ。そこでこんな事させてる俺も大概ですけどね?

 

 ただ、どこかで気にもしているのだろう。

 極力音を出さない様にしている。

 

 ……フェラ音好きなんだけどなぁ…流石に無理かな。

 目立ちすぎる音はまずい。

 

 その反動か、顔を動かし頬の裏を使い…口内全体で陰茎を舐り始めた。

 舌と頬を使って…グチュグチュと、口内でなにか混ぜる様な…小さな音…というか、振動は伝わってくる。

 

 片手で前髪をどけて見ると…目があった。

 もう、何も気にしていないという目…。

 ただ、夢中になっている目…。

 

 完全に女の顔してる…。

 

「くぷっ…くぷっ……ぐぷっ……」

 

 ぬ…ちょっとこみ上げるモノが有る。

 流石にここで…あぁ…でも、口内なら…。

 

 そこでちょっと、中腰になってしまった。

 

「あの、大丈夫ですか?」

 

「「!?」」

 

 後ろから、声を掛けられた!

 床絨毯だから、足音がしなかったのもあるし、俺も俺で集中してしまっていた。

 顔だけ振り向くと…若い夫婦…だろうか?。

 しほさんと同じく、少し酔ってる感じだった。

 

 …極めて冷静に対処する。

 

「えぇ、大丈夫ですよ? 彼女が酷く酔ってしまって…」

 

 俺が影になっている為、やはり良くは見えないのだろう。

 それでも、完全に隠しきれていないのだろう。

 膝立ちをしている、しほさんにも気がついた様子だった。

 

「あぁ…」

 

 声をかけてきた女性は、それに納得をしたのか、苦笑をしていた。

 …その女性も大分酔っているのか、多少…目の焦点が合っていない。

 

 その声に驚いたしほさんは、体が硬直していた。

 

「っ!!」

 

 はい、ではそのまま、動かしてくださいねぇ…。

 少し頭に添えていた手を動かすと…それにゆっくりと従った。

 また、熱い舌が動き始めた。

 

「…気をつけましょうね……お互い」

 

 はい、完全に世間話モードになりましたね。

 

「そうですねぇ…」

 

 中腰をやめ、背筋を伸ばす。

 後ろから…その若い夫婦から見れば、寄ったしほさんが、俺にしがみついている様に見えるだろう。

 顔だけ動かしている動きは、分からないだろうし。

 

 …が。

 

 夫…男性の方は、なぜか少し笑った。

 そして聞こえた…。

 

「…あぁ。なる程…」

 

 はい、野郎同士は分かり会えますよね。

 女性は見えていないみたいだけど、しほさん…浴衣の前、ガン開き。

 そこで、気がついたのだろうなぁ。

 

「大丈夫…ですかぁ? その女性…」

 

 男性だけ、こちらに寄ってきたな。

 

 …さて…どうするか…。

 

 前回は、リップサービスだったけど…まぁ参加させる訳でも無し…。

 

 女性の方は、足取りが怪しく、奥の廊下の壁に寄りかかっている。

 それも男性は、気が付いているのか、俺と一定の距離を取って、止まっている。

 

 …許可を求めている。

 

 いやぁ…この人もいい趣味してるわ。

 

「…大丈夫だと、思いますよぉ? ほら」

 

 軽く手招きすると、嬉しそうに寄ってくる。

 俺の横に立つと、そのまま、しほさんを見下ろしている。

 

 あ…影が増えたので、気がついたのか…目を見開いた。

 さてと…。

 

 少し陰茎を抜き…舌先のみでしてくれと指示を出してみた。

 怒ればそこで終了…。

 

 …が、その特異な状況に興奮したのか…その男性に見せつけるように、舌先で亀頭を愛撫し始めた。

 脳内が麻痺しているのだろうな。

 

 すんなり従った。

 

「ぁっ…じゅぷっじゅぷっ!」

 

 …しほさん。

 

 少しの間、その男性は腕を組んでその光景を見ていた。

 時たま、しほさんの目が、俺の目を見てきた……が、その目が怪しく光っている。

 

 なにか背筋に走るモノを感じた…。

 

 その男性…。

 

 突然、ポンッと俺の肩を叩いた。

 どんな意図があるか分からないが、その方向を見ると…。

 

 グッジョッ! って親指立ててた…。

 

 いやぁ…何、その笑顔。

 

 そのまま何も言わないで、元の女性への元へと帰っていった。

 弁えた男性だった…。

 まぁ、その女性の前で参加させろとは、言ってこないとは思ったけどね。

 

「ほらっ…色々迷惑だから、行くぞ」

 

「えぇ? あぁ…うん…」

 

 壁に寄りかかった女性の肩を抱いて、片手を挙げて、足早に去っていった。

 

 ……。

 

 …………。

 

 びっくりしたぁ…。

 

 男性が去ったのも気がついていないのか…まだ夢中になっているしほさん。

 …しほさん、本当にどうしたんだろうな。

 

「っあぁ……はぁ……はぁ……」

 

 陰茎を引き抜くと…口から大きく呼吸を繰り返し始めた…。

 片腕に腕を入れ、立ち上がらせた。

 すでに興奮が、許容値をオーバーしているのか…起こした瞬間、壁に背を預け…完全に胸を露出させた状態で、大きく呼吸を繰り返している。

 

「た…ぁ……隆史君……何を…」

 

 そのまま、カードキーを使用。

 部屋のロックを解除する。

 

「!?」

 

 ピッと、電子音が響く。

 

「さっき言ったでしょ…ありましたよって…」

 

 少し、言い訳がましく言ったのだけど…すでにどうでも良いのだろう。

 目が虚ろになっている。

 彼女に取っては、この歳…と言っては失礼だけど…生まれて始めての露出行為だったからだろうね。

 完全におかしくなってる。

 先程の事にも何も言われない。

 

 部屋のロックが外れても、彼女はそのまま部屋に入ろうとしない。

 まだ大きく呼吸を繰り返している。

 

 ……。

 

 ん?

 

 何か…声が聞こえる。

 

 甘い…声?

 

 少し、玄関ホールから顔を出し廊下を見渡してみる。

 特に…あ。

 

 

 先ほどの若い夫婦がいた。

 

 5~6部屋程先の部屋だったのだろう。

 その部屋先…うん…。

 

 先ほどの男性が、女性を壁に手をつかせ、後ろからツイテイタ。

 やぁ…感化させちゃったか…。

 確かに人通りが無いけど…そこまでの勇気は俺には無いなぁ…。

 

 少しの間だけだろうけど…まぁいいや。

 

「しほさん」

 

「はぁーはぁー…な……ん…」

 

 俺の位置と入れ替わり、しほさんに頭だけ出すように指示をする。

 そのまま顔をその方向へと向けると…体が硬直した。

 

「さ…先ほどの……」

 

 驚きの声が、心地いい…なぁ…。

 壁に持たれる様に、半身を出してその光景を見ていた。

 

 体を少し密着させ……あ、部屋のドアは開けておこ…最悪すぐに室内へ逃げれる様に。

 はい、では。

 

「しほさんに、感化されたんでしょうね」

 

「!?」

 

「しほさん、エロかったですから」

 

「エロっ!?」

 

 前かがみに体を倒し…顔を出していた為に、お尻がこっちに向いている。

 さて…こっちの番かな?

 

 即座に浴衣を捲くりあげ…お尻を露出。

 驚くように体を起こそうとしたけど、それを軽く背中を押して押さえつける。

 

「えっ!? 隆史君っ!?」

 

 小声で悲鳴の様なモノを上げたが、無視です。

 下着を横にずらすと、すでに前戯など必要ないくらいに熟れていた。

 玄関ライトのオレンジの光が、それをまた際立たせる…。

 

 そのまま一気に、しほさんへ陰茎を押し入れる。

 手加減なし。一気に奥まで。

 

 グチュッとした音が響く。

 

「んんふぅ!?」

 

 そのまま、今度は焦らすかの様に、浅くゆっくりと出し入れを繰り返す。

 ぐちっぐちっと、水が混ざる音。

 片手で壁で体を支え、もう片方で口を押さえている。

 

「ふっ! ふっぅぅ…んっ!」

 

 なんだろ…しほさん、なんかもう…なすがままだな…。

 …何も抵抗をしない。

 

 こんな事…されてるのに。

 

 その現状が、普段とのギャップでさらに興奮させる。

 この人は…なんだろうか…とことん苛めたい。

 

 動かす度に顔を左右に動かし…人が来ないか確認している。

 

 俺からはもう見えないが、まだあの夫婦はいるのだろうか?

 まぁもうどうでもいいけど…。

 

 さて…とっ!

 

 不意打ちで、もう一度一気に奥を、殴る様に突き入れた。

 ゴツッと亀頭で何か当たった感触。

 

「んっんんんんっ!!! ぁはっ!!」

 

 内股になっていた、しほさんの足が震えている。

 ビクビクと痙攣を繰り返し…そのまま力なく動かなくなった。

 

 ……イッたなぁ。

 

 前かがみになった、しほさんを見下ろす。

 

「ぁ…はっ……ぁっ……ぁっ…」

 

 まだ小刻みに、痙攣を繰り返している…。

 なら敏感になってる今のうちに…もう一度…。

 

「た…隆史君……」

 

「?」

 

 熱っぽい目で、こちらを振り返るしほさん。

 やめてくれと言うのだろうか?

 

 …やめないけど。

 

「あの…流石に…その…ぁ……はっ……」

 

 うん、ゆっくり動かして、発言の邪魔をしてます。

 こういった声ってのも好き。

 

「もう…細かいこ……とぉぉ……は、言いませんので…そ…の……」

 

「なんでしょう?」

 

 今度はもう一度一気に…

 

「ひ…避妊を…」

 

 ……。

 

 …………。

 

 ……あ、はい。

 

 ソウデスネ。

 

 すげぇ現実的な単語に、ドS気が冷めました。

 

 しかし、持っていない。

 

 ここはラブホでは無いのだから、ゴムなんて常備されてないだろうし…しかもスウィート…。

 

「あの…私の…バッグに…その…幾つかありますので…」

 

 ……。

 

 …………は?

 

「せめて…それ…」

 

 ……なんで? なんで持ってんの? え? ゴム? ピル?

 

「隆史…君…?」

 

 一気に陰茎を引き抜き。

 しほさんを、抱き抱え…そのまま部屋へと直行した。

 

 幾つかあるって言ってたな。

 

 って事は、ゴムだろうか? え?

 

 室内に入ると、しほさんは、おぼつかない足取りで、その避妊具が入っているであろうバッグへと近づいた。

 そのままゴソゴソと漁っている。

 

 …。

 

 

 …………。

 

 

 

 両方…もってました…。

 

 

 

 後はもう…なんか……色々と興奮やら何やらで…。

 

 

 

 

 

 ──────

 ────-

 ──-

 

 

 

 

 

 ゴムは…その、サイズが違いましたので、使用致しませんでした。

 

 アフターピルをお持ちでしたので、そのまま生で続行。

 ベットの上では、しほさんはもう…なすがままだった

 

 

「しほさん?」

 

「はっん!! なっ! なんでしょう!!??」

 

 

 正常位で突かれながらも、俺の声に反応する。

 完全に裸にした彼女は、写真撮影の為にジムへ通っていただけあり…20代の引き締まった体に見えた。

 揺れる胸を掴み止め、感触を楽しみながら、口撃。

 

「なんで、避妊具なんて持ってたんですか?」

 

「んっ…んっ……!! んっ…」

 

 口を紡いだ…。

 

 ので、動きを止める。

 はぁはぁと、体で呼吸をするかの様に、大きく揺らしている。

 何も言わないでおくと…腰を少しくねらせて来た…。

 

「そ…その……」

 

「……」

 

「ぜ…前回の事もあって…隆史君が……また……」

 

「俺が? また?」

 

「も…求めて来ても…大丈夫な様に…と…」

 

 ……。

 

 あの…俺のせいにしてますけど……それって…。

 

「…みほも宿泊してるのに…そうそう暴走するはずないでしょ?」

 

 …まぁ現在進行形で、おかしくなってるけどね。

 説得力が無い。

 

「本当は?」

 

「っはぁあ!!!」

 

 グリッと押し込める。

 

「…その……また…機会が……あればと……」

 

 弱!! あっさり吐いた。

 

「つまり、また俺と肉体関係を持つのに期待したと…」

 

「…」

 

「……俺、貴女の娘の、彼氏なんですけど?」

 

「!!」

 

 顔が別の意味で、赤くなった。

 色々と葛藤し始めたのだろう。

 

 …今更だなぁ。

 

 体を動かし、えっと……松葉崩しって言ったっけ?

 その体位に変える。

 

 そのまま、ご要望通りに腰を動かし始めた。

 グチャッとした音。

 

「んっあ! こっ……これっ!! 奥に!!」

 

「…さっき、見られてどうでした?」

 

「ぁっ! はっ!! はっ!!」

 

 横で、ダイナミックに揺れる胸がすごい…。

 グッとまた押し入れると、海老反りする様に体を反らせる。

 

「興奮しましたよね?」

 

「っ!!」

 

「…どうでした?」

 

「んっ! なッ!!」

 

「その娘の彼氏に、好き勝手されるのは? あんな事までさせられて…」

 

「くぁっ!! あっああああ!!」

 

 あ、またイった。

 

「ぁ…はぁ……はぁ……んっ……んんっ!! あぁ!!」

 

 でも動きを止めない。

 腰を動かし続ける。

 

「やっ!! やめっ!! 今ァァ!!」

 

「どうでしたでしょうか?」

 

 乱暴な言葉は使わない。

 ギリッギリの所で、いつもの様に接して、背徳感を押し付ける。

 言わせる。

 

 完全に丸裸にして、快楽で屈服させる。

 肉のぶつかる音だけが響く。

 違う、段々と獣じみた喘ぎ声に変わっていく、しほさんの声も響く。

 

 正常位に戻し…今度は体を抱き起こす。

 そのまま騎乗位に。

 

 ここで少し、しほさんへと主導権を渡してみる。

 

 俺の上で、真上を向き…大きな胸を肺ごと揺らしている。

 

「…あ…」

 

「あ?」

 

「新しい…感覚でした……」

 

「……」

 

「頭中が…その…熱い感覚と…言うのでしょうか?」

 

「……」

 

「何も考えられなくなって…夢中に……」

 

「あそこで、あの男性のも奉仕しろって言ったらしました?」

 

「…わ…から……ない……」

 

 背筋にゾクゾクとしたモノが走った。

 この人…やっぱりドMだ。

 

 普段、抑圧されているモノがすごいのだろう。

 開放感を…非日常を酷く…強く求めている。

 

 前回はまだ違ったが……それが娘の彼氏…俺なんだろう。

 

「そ…それが…とても怖い…」

 

 年上の女性と思えない…まぁ実際は、年下に当たるのか?

 その女性が、狼狽した子供の様な表情をしていた。

 

 まぁ、他の男充てがうなんて真似はしないがな。

 

 そのまま騎乗位になっているしほさんの尻を掴み、動いてとばかりに体を上下させた。

 2、3回、動かしただけで後は、もう…。

 

 胸を揺らし、その胸を自身で愛撫し激しく俺の上で乱れ始めた。

 体を倒し、口を吸い上げ…。

 

 下から腰を突き上げれば、淫らな声を出し俺に応える。

 

 何度か彼女の中に、吐き出した。

 それでも萎えない。

 

 顔に陰茎を近づければ、しほさんはもう、何も言わないでも奉仕をする。

 

「…後」

 

「ちゅぷ…なんですか?」

 

 掃除中…というか、掃除まで教えたらしてくれる様になった。

 ただ、絶対に強い言葉は使わない。

 

「母娘ですよね…みほそっくりです」

 

「!?」

 

「精子…なんでそんなに好きなんですか?」

 

「…っ……ぷ…ぁ!?」

 

 そう、飲む。

 途中から出す時は、やたらと口にと求め始めた。

 それが…みほを思い出させた。

 

 後、しほさんは、みほと比べられるのを、非常に嫌がった。

 

 …フリをしている。

 

 何をする時も、時に名前を出す度に…ほぼ強制的にイカせられる。

 …みほの名前を出す時、罪悪感を毎回覚えるが…これはもう、仕方ない。

 甘んじて受け入れる。

 

 

 そして今も、喉を鳴らして俺の吐き出したモノを飲み干している。

 

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

 朝、8時頃。

 

「隆史君」

 

「…はい」

 

 ホテルエントランス。

 

「随分と…まぁ、しほさんの、肌のツヤがよろしいようですけど?」

 

「そ…そっすね…」

 

「……」

 

 千代さんに、めっちゃ絡まれてます。

 完全に気がついてます。

 

 …目が笑っていません…。

 

 いやぁ…結局…やりっぱなしで、朝を迎えました。

 流石に不味いという事で、6時頃静かに自室に戻りました。

 

 しほさんも勿論起きていたのですが…完全に俺を見る目が変わってしまいまして…。

 いやぁ…やりすぎた…ストレス発散っぽくなってしまったのもアリ…うん、全開になってしまった。

 

 ぶっちゃけ、みほに対してあれを…欲望の限りを尽くすと……壊れそうで…。

 遠慮して出来ない事も、本気でしほさんに吐き出した。

 

「はぁ…見苦しいですよ? 千代さん?」

 

「……」

 

 ガタガタガタ…。

 

 はい、すっごいなんか、テッカテカしてるしほさん。

 

「モラル…なんて言葉、もう私の口からは言えませんので自重しますが…」

 

「」

 

「…はぁ、私も少々期待していたというのに……今回は、先を越されましたね」

 

 ん…?

 

「……ま…この後もありますから…期待しましょうか……ねぇ? 隆史君?」

 

 んん!?

 

「隆史君…」

 

「はい!?」

 

 しほさんが、少し顔を近づけてきた!

 

「……私もまだイケマスヨ?」

 

「」

 

 張り合ってる!! なんか張り合ってる!!

 

「さて、撮影会ですねぇ…個室ですねぇ…」

 

 

 

 ……。

 …………。

 

 

 なんだろう…え? 千代さんも? え!?

 

 

 

「しぽりんは、少し遠慮してくださいねぇ?」

 

「さぁ? どうでしょうか?」

 

 

 

 

 調子に乗った、自業自得とはいえ…なぜだろう。

 なぜか本気になってる家元達を見て…。

 枯れていく自分が、ハッキリ見えた気がした。

 

 




閲覧ありがとうございました

完落ち~…。


気が向いたら千代さん編も書こうかと思います。

ありがとうございました
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