※この作品はR-18です。

転生者は平穏を望む ~ルートPINK~   作:白山葵

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※ルート 壊※ ~女子会です!~ その ごぉ

 彼女も年頃だ…とか、そういった話ではもはや違うのだろう。

 ―ここまで4名。

 直接的な…というか、露骨すぎる話を散々聞かされた後だった。

 

 感化されている…。

 

 体育座り…とでも言うのか、その白い脚を曲げて座っている彼女。

 試しに…というか、確認的な意味もあり、少し…そう、少しだけ彼女の脚に触れてみると…。

 

 …。

 

 少し、潜もった声を、静かに吐き出していた。

 

「さ…さぁ、最後はみほの番だな…」

 

「 」

 

 タノシミ…。

 

 毎回毎回、そう言って来た彼女だったが、今回は様子が違った。

 完全に居座り、無線の垂れ流しになっている音声を聞こう。…そういった姿勢では無くなっている。

 

 あの…。

 

「なんだ?」

 

「なんだ? って…なんでこちらを向いたのでしょうか?」

 

「気にするな」

 

「気にするよ!!」

 

 座っていた体勢を回し、四つん這いになって、こちらに体を向けてきた。

 迫り来るまほちゃん…といった具合に、どんどんと距離を詰める。

 

 …というか、すでにほぼ密着状態だったし、即座にゼロ距離となっている。

 無意識に背を引き、後ろへと腰を擦る様に後退。

 また、それに合わせ、体をすぐに密着状態へする為に、体を寄せてくる…。

 

 正直に言おう。

 

 そろそろ、理性がモタナイ。

 

 無線機の向こうでの、彼女達の話は、当然俺がしてきた事だ。

 よって…話を聞けば聞くほど、その時の情景を思い出す……。

 

 ……。

 

 あぁそうです。ぶっちゃけた話、勃ってます。

 そりゃそうだよ! 言い訳のしようがないさ! あそこまで…。

 

 せめて、目の前の彼女にはバレない様にと思って、腰をすんごく引いていたけど…。

 目の前の彼女の、女の匂いとやらもすごくて…結構…。

 

「……そこまでになっているんだ。疎い私でも、分かるぞ?」

 

 ……。

 

 気にしていた事を、目線でハッキリと断言されてた。

 

 若いっ体ってのも…結構、大変だ…。

 

 

 

 >

 

 

『 じゃ…じゃあ、私の番だね… 』

『 はい! みほさんのお話、楽しみですっ! 』

『 私…ちょっと冷静になって来ましたが… 』

『 華だけずぅぅと! …フルスロットルだね 』

『 …… 』

 

『 う~ん…でも、私の時は、結構普通の時が多いかなぁ… 』

『 ……先程、昼の公園とか、試着室とか言っていませんでした? 』

『 あぁうん。変な時は、変なんだけど… 』

『 西住さん。「態」の文字を忘れているぞ? 』

『 麻子… 』

『 あはは…。えっと…でもね? 最近じゃ本当に普通なの 』

 

『 …こんな話をしている事に流石に、西住殿も慣れてしまわれた… 』

『 みぽりんも、普通に話し始めたしね… 』

『 体を触られるって、言うよりも…撫でてくれるし。髪の毛とか頭と一緒に撫でられる時とか… 』

 

《 …… 》

 

『 その…さっ! 最中ぅぅ……に、私の反応見て、明らかに気を使ってくれてるし…。変に強引に? 何かエッチな事をするってのも…最近は少ないかなぁ… 』

 

《 …… 》

 

『 …少ないって言う事は、少なくとも有るって事だな 』

 

『 う…動きながら…その……し…舌ベロでっ…キスってのも…結構…してくれるし… 』

 

《 …… 》

 

『 そのまま手を繋いでくれるってのも……好き…… 』

 

《 …… 》

 

『 みぽりんの事だから、がんばったとは方だとは思うけど…… 』

『 これって…ただノロケを聞かされているだけの様な気がします 』

『 してくれるって… 』

『 …… 』

『 短い話しながらも、書記の態度の差が、少々気になるが…まぁ、そこは…な 』

『 皆さん!? 』

 

 

『 違います!!! 』

 

 

『 華っ!? 』

 

『 こんな話じゃないですっ!! 私、みほさんに期待ていた話は、こんな話ではありません!!! 』

 

『 …五十鈴殿、なんで泣きそうな顔しているのですか? 』

『 知らないわよ…って、本気で落胆してる… 』

 

『 彼女さんのみほさんですから! もっと…こうっ!! ないのですか!!?? 』

 

『 ……そ…そお、言われましても… 』

『 五十鈴さん…目が必死だ… 』

『 みぽりんも、本気で困ってるって事は…さっき言った以上の事は無いのかな? 』

『 でもタラシ殿ですよ? 』

『 う~~…ん 』

 

『 こう…学校の踊り場で、私に見られながら…っ!! あの時みたいに、ちょっと逆の立場ならっと、羨ましく思えた程の事、ないのですか!? 』

『 ふぇ!? 』

『 ちょっと待って華。なにそれ 』

『 …あの変態… 』

『 ま…まさか…あの時… 』

 

『 本当にないのですか!? えっと…そのっ!! みほさん、お口でするのお好きでしたよね!? 』

『 はっ!! はっきり言わないでください!! 』

『 真っ赤になってるけど、みぽりん。…否定しない 』

 

『 とんでもない所でっ! とか!? こう…人に見せつけながら…とか、ないのですか!? 隆史さんなら、その位の事、やってのけるお人ですよね!!?? それにお応えできるのが、みほさんですよね!? 』

 

『 …何をあそこまで、華を焚きつけるのだろう。すこし引いてきた… 』

『 五十鈴殿の、西住殿に対する期待度が凄かったんでしょうね… 』

『 華の中の隆史君って一体… 』

『 …全否定できないのが、タラシ殿ですが…夜の公園とか……はは… 』

 

『 何を言っているんですか!! 見せっ!? 見せつけっ!!?? そんな事しませんよぉ!! 』

『 でもぉ!! 先程、日中の公園とか言ってま… 』

 

 

 

『 おっ…音だけです!! 』

 

 

 

《 …… 》

 

 

『 華…スッ…と、静かに座った… 』

『 すっごい安堵の表情ですね… 』

『 …しかもとても良い笑顔だな 』

『 まさに仏の顔… 』

 

『 では、みほさん? 詳しく 』

 

『 …え 』

 

『 く わ し く 』

 

『 …… 』

 

『 すごいな、五十鈴さん…。あれは大体の状況を、一発で理解してる顔だな 』

『 後は確認するだけ…見たいな顔してますね 』

『 はぁぁ… 』

 

『 く…詳しくも何も…。あ、はい 』

 

『 み…みぽりんが、華に臆している 』

『 久しぶりに見ました…あの黒い笑顔 』

 

『 い…言いますけど…。普通ですよ? 』

『 お願いします! 』

 

『 みぽりん…麻痺してるね 』

『 麻痺してるな 』

『 人の事を言えませんけどね… 』

 

『 んと…。その…どこから話せば… 』

『 …… 』ワクワク

『 戦車道の練習の帰り…だったかな? ちょっと私だけ遅くなった時がありましたよね? 』

『 えっと…あの日ですか? エキシビジョンマッチの打ち合わせがあると、みほさんだけ学校に残った… 』

『 そうです。会議自体は、終わったのですけど、会長達と少し打ち合わせをして…隆史君もその場にいましたから、帰宅時間が一緒になりまして… 』

 

『 その帰り道ですね!? 』

 

『 そ…そうですけど…。うぅ…言い辛い…。で…ですね? この家に帰る途中…公園って、ありますよね? 』

『 ありますね。都合良く人の通りが時間帯によってまばらの… 』

『 おあつらえ向きって奴ですね!! 』

『 …… 』

『 麻子? 顔真っ赤だけど? 』

『 い…いや…。気にするな 』

『 そういえば!! 麻子さんは、経験者デシタネ!! 』

『 ぐっ…。五十鈴さんの察しの良さが怖い…まぁ…うん。そ…それで、西住さんも書記に連れ込まれたと… 』

『 連れ込まれたって…公園だよね? 麻子、何言ってるの? 』

『 ……察しろ 』

『 ? 』

『 まぁまぁ! でっ!? みほさんは、隆史さんに連れ込まれたんですか!? 』

 

『 ………… 』

 

『 西住殿? 』

『 つ…連れ込まれたと、いいますか… 』

『 なんですか? 』

 

『 わ…私が、……連れ込んだと、いいますか… 』

 

《 !!?? 》

 

『 みぽりん…!? 』

『 …西住殿、意外に攻めますよね… 』

 

『 だっ! だって!! 会議の時なんかも、みんなして!! …そのっ!! 』

『 あぁ~…例のゲームの時の事ですか? …確かにみなさん、目がギラギラしてましたね 』

『 …私、参加できませんでした… 』

『 …… 』チッ

『 …… 』チッ

 

『 あれ? 武部殿と冷泉殿は、その件知っているんですか? …すっごい悔しそうですけど 』

『 …後から、華に聞いた 』

『 ……沙織に愚痴られて、知った 』

『 ま…まぁまぁ!! 』

『 それは、一旦置いておきましょう!? でっ!? 本当に、みほさんからだったのですか!? 』

『 う…うん。なんか、こう…色々と…一緒に帰ってた時に、なんかこう…隆史君の顔見てたら… 』

『 見ていたら!? 』

 

 

『 イラッと…来て… 』

 

 

《……》

 

 

『 ま…まぁ、気持ちは察しますよ? 』

『 一瞬顔が、真顔になった… 』

 

『 …………は…はぁい!!! それで!? 』

『 華… 』

 

『 う…うん。それでね? 夕方近かったけど、まだお日様出てたし…ちょっと躊躇したけどね? 公園、誰もいませんでしたし…これは…チャンスかなぁって 』

『 チャンス…って… 』

『 正直、麻子さんの事もあったし…で…こういった所での方が、隆史君なんか…すごいですし…で… 』

 

『 やっぱり、あそこの公園か… 』

『 あぁ…あの日の… 』

 

『 多少? 無茶をされそうだったけど…思い切って……その… 』

 

『 みほさんは、結構負けず嫌いですよね 』

『 そうだねぇ…。たまに張り合う時あるよね 』

 

『 隆史君を、藪の中に連れ込んでみたの!!! 』

 

《 …… 》

 

『 いや…まぁ、あそこ確かに、雑木林があるから、確かに人目には付きにくいが… 』

『 冷泉殿と違って、公衆トイレですらないのですね 』

『 さっ…流石にいきなりは私も、躊躇はしたよ! 女子トイレでも男子トイレでも、そうそう入れないし入れられないよ!? 』

『 まぁ…流れで連れ込まれる事まで計算した上ですか? 』

『 う…うん 』

 

《 …… 》

 

『 比較的に近い場所だったし…その…取り敢えず、木の陰に… 』

 

『 …華の目が、すっごい輝きだした 』

『 本格的に話し始めそうだしな… 』

『 …結構、話していると、多少恥ずかしい事でも、スラスラと口にできるようになってしまいますからねぇ… 』

『 だな…。もう、黙って聞いていよう 』

 

『 それで、初めは驚いていた隆史君も、そ…その! 私から抱きついて! あの…キ…キスしたら、分かってくれたみたいで… 』

『 なる程。みほさんはそこで、隆史さんをその気にさせて…場所が場所ですから、何かしらの手を使って隆史さんが、トイレへと連れ込んでくれる様に誘導しようとなさったんですね? 』

『 そ…そうだけど… 』

『 みぽりんらしからぬ、大胆さもそうだけど…何より、華の察しの良さがすっごい…というか引く 』

『 すっごい、参考にしてますよね? あの顔… 』

 

『 勉強になります! 』

 

『 こっち見たな… 』

『 嬉しそう… 』

『 私の事はもういいです! で? みほさん! でぇ!? 』

 

『 う…うん。それで…ですね? 思ったよりも、すぐに隆史君…その気になってくれて… 』

 

『 ……早いな書記 』

『 まぁ、みぽりんの状況をある程度、察したんじゃない? 』

『 …………あんなゲームの後ですからね… 』

 

『 ただ…そのキスが、明らかに…その…えっちの時するので……うぅ…口の中が凄い事に… 』

 

《 ……………… 》

 

『 す…吸われるのもそうなんですけど、あれ…ちょと意識が飛んじゃうというか…こう…口内から動く音とか、すっごい頭に響いてきて…すぐに頭の中が、真っ白に… 』

 

《 …… 》

 

『 気がついたら、私も…その、動かしていて…一度、顔を離すと…目の前がもう…ぼやけて… 』

 

《 ………… 》

 

『 華。…何を期待した目をしているの? 』

『 …限定開放……次…… 』

『 …… 』

『 …… 』

『 ……みんなの目の色が変わった 』

 

『 そ…それで、隆史君、私のお尻…また揉むように掴んできたら、あ…そろそろかな? って思ったら… 』

 

『 どっちに連れ込まれたんだろう… 』

『 私の時は、男子トイレだった…羞恥心で死ぬかと思った… 』

『 …… 』

『 五十鈴殿が、すっごい楽しそうです 』

 

『 …スカートを捲れて…すっごい、弄られた… 』

 

《 …… 》

 

『 人はいなかったんですけど…その……明らかに部屋でする、いぢわるしてきて……すっごい、音出すようにかき混ぜてきたんです…ぅぅ…相変わらず、弱い所を焦らすように…。もう…声を我慢するのに必死だったんですけど、それはそれで、その…感覚に集中してしまう事になっていまい… 』

 

『 あ…みぽりん、情景を思い出しちゃったのね…完全にスイッチ入った 』

『 …凄い事、躊躇なく言いましたよね 』

『 …あ! でも、それって… 』

『 まだ、連れ込まれてませんよね 』

 

『 う…うん。まだお外だったんですけど、私も頭がボー…っと、しちゃってて…。そ…それで!! …しばらくすると、肩を押さえられまして…その…。座る様に促されて…すぐに彼が、ズボンのチャック下ろしました…。完全におっきくなってまして…あ。これ、はお口でして欲しいのかな? って、すぐに理解しちゃいました 』

 

《 …… 》

(もはや突っ込むまい)

(今の西住殿に、余計ない事言うと、途中で我に返っちゃいそうですからね!!)

 

『 木の陰だし、藪林で座ってしまえば私は、見えないって言われまして…。でも、幾らなんでも、外でしたし…その内に、すぐ横の通路…ベンチもありましたし、人が通るかもしれないって…それに、当初の目的となんか違う! とも思いましたし、思考がぐるぐると回りましたけど… 』

 

《 …… 》

 

『 き…気がついたら、すでに隆史君の……あれ…咥えちゃってました… 』

 

《 …… 》

(つ…突っ込まないぞ!!)

(お気持ちは理解します!!!)

(華!?)

 

『 そ…それでも、どこか…その…? 冷静な部分もあって…。やっぱり状況に興奮しているのか、隆史君…変に元気いっぱいで…先っぽとか…その間とか…舌先でなぞると…ビクンって体が振動してね? 

 …その…あの…あぁ、声出そうだけど我慢してるんだなぁって思っちゃって…。それば妙に楽しくなっちゃいまして…。

 私も私で…やっぱり、恥ずかしかったですけど、人がいないってのもありますし…自分でも分かる位に興奮…しちゃって…もう…気がつきませんでしたけど…。すごく…その……激しくしてたみたいです… 』

 

《 ………… 》

(どうしよう! みぽりん、スイッチどころか、完全に華と一緒になってる!! フルスロットルだよ!!)

(みほさん、お口でするのお好きですからねぇ…話している内に、完全に思い出してしまわれたのでしょうね!)

(目と顔が、完全に熱っぽくなってますからね…)

(……私はもう、突っ込まないぞ。黙ってる)

(……)

(華?)

 

『 みほさん。そこで…ですか? 音… 』

『 え……あぁ。隆史君、お口でする時って音を出して欲しがりますよね? でもその時は…流石にお外ですし…。音しない様にしてても、何も言ってきませんでした 』

『 あらぁ… 』

 

(つ…突っ込まない!! 五十鈴さんが無駄に残念そうなの、突っ込まない!!)

(……)

 

『 ただ… 』

『 ただ? 』

『 その後…その…私達が隠れいたのって、ちょっと奥だったんですけどね? それでも、ベンチからそう離れていなくて… 』

『 …ベンチ? そういえば…あるっていってましたね 』

『 どうも、そこに人が来たらしく…男性が二人、ベンチで駄弁り出した…って、隆史君が… 』

 

『 …………………… 』

 

(あ…華が黙った)

(目がキラッキラしてますね…余計な事は言わないから、教えてくれって顔してます)

 

『 わ…私、びっくりしちゃって…。流石に動きを止めたんです…。でも、隆史君…私の頭を軽く押さえて… 』

『 …… 』

 

(華、完全に余計な事を言うつもりが、なくなってるわね)

(今の西住さんには、勢いがあるからな)

(水を差したくないのでしょうが…いやぁ……いい笑顔ですね…)

 

『 小声で続ける様に言ってきたんです。気づかれたら、丸見えですけど…声もうまく出せませんでしたし… 』

『 英断ですね! 』

 

(…つ……突っ込まない…ぞ…)

(武部殿)

(うんっ! 華はもう諦めよう!)

 

『 やっぱり…どこかで、私も麻痺してたんですね。…隆史君がその人達に背を向けて立っている様な体勢でしたし…。

 此方に気がついたとしても、隆史君がただ立っているだけ…にしか、見えないと…説得されたのを、鵜呑みにしてしまい……。

 

 …続けました。

 

 音を出さないというのも、どこかで私にも不満があったのか…少し、ちゃんとできそう…とか、思っちゃいまして…。

 ゆっくりと…ちゅぷちゅぷ、小さくですけど…音を出すことができました。

 口の中が隆史君の匂いで、いっぱいで…変に一生懸命になっていまいまして……ふぅ… 』

 

(……みぽりん)

(すごいですね…。真っ赤になってますけど)

(どこを見ているか分からない目が、ちょっと…怖いというか…)

(…隆史君の前だと、こんな顔するのかなぁ…みぽりん)

 

『 でも、小さく出していたのは最初…だけだったみたいで…隆史君の言われるままに…その……おっきな音を、知らず知らずに出していたみたいでした… 』

 

《 ……………… 》

(……え。その状況で?)

(音だけ……って、まさか…)

 

『 そ…その…啜る音とか、動かす音とか…もう…すごかったみたいです…。そ…それで、あっ! とか、隆史君が声を出したんです 』

『 まさか、気づかれたんですか!? 』

『 ま…まぁ? プレイの一環だろうって、そこで隆史君言ってたんですが、変にそれも納得してしまいまして…私の事は見えないみたいでしたし…。

 隆史君が振り向くと、男性二人がベンチから、体を捻ってこちらを見てるって、そこで言ってました。フー…フー……

 逆に大きな音を出すようにって、言われましたけど…変に興奮してしまい…音だけならって…聴かせる様に……いつもより大きく、ヂュプって響かせる様に… 』

 

《 ……………… 》

 

『 そこで、隆史君…つま先で座ってる私に、脚を開く様に言ったんです…。…私……自分で、その…恥ずかしい所、摩っていたみたいでした…。

 口の中は、隆史君でいっぱいでしたし…変に潜もった声も出ていたみたいで…それも気づかれた原因だったんでしょうね…フー…フー……。

 摩っていた手…というか、指を…本気で動かしてくれって言われて…。そこで気づきました…。

 隆史君の説明で……その……人に気づかれてはいるけど、見られていないって状況っていうのをはっきり言われ……。その言葉で…頭の中を更に真っ白にされて…。

 言われるがままでした…。下着の横から指を入れて…自身の指先から、熱い程の体温と…ぐちゅって音と、水っぽい感触を…感じたていたら…音を更に出すようにって言われて…。

 そ…それも何も疑問もなく、従いました…。そこからです…。

 

 隆史君から、見られてる…すっごい見てる……。言われ続けました…それにどんどん頭の中が、熱くなって…。

 それと一緒に、隆史君をしゃぶる音も大きく…手の動きも早くなって来て…。

 その…えっちな声を、ち…小さくですけど…気がついたら出してしまっていました…。フー……フー……。先の引っかかりから、唇を引く時になんて…すっごい響く音とか出ちゃいまして… 』

 

《 ……………… 》

(武部殿?)

(……)

(冷泉殿!?)

(……)

 

『 そ…それで、隆史君…私に脚を開いてって言ってきて…だから、つま先で座っている状態から、そのまま脚を開いて……。

 その方が確かに、楽でしたが……もう恥ずかしくて恥ずかしくて…。で……で……隆史君も…少し脚を開いちゃいまして… 』

 

《 !!?? 》

 

『 ベンチに座っている人達から…私、下半身だけ見えてしまっている状態…いえ、見せている状態だと…言われました。

 大事な所は、弄っている手で見えないからと言われても…している行為と…少しは下着は見えるだろう? とか…も…。

 それを聞いても、私自身…やめる気なんて、頭からなかったのか…手の…指を動かす速さが、上がったみたいでした…。もう…グッチャグッチャ音が響いてました…。

 …恥ずかしい……という、感情がこうも……。それをまた、隆史君が逐一言ってきて……んっ…!

 顔を動かす速さも、すっごい早くなって…隆史君も段々と呼吸が荒くなってきましたし…。

 だから……こんな状態の私に……その…口内へアレが…いっぱい入ってきたら、どうなるんだろう…って…どうなっちゃうんだろう? って…思ったら… 』

 

《 ………… 》

 

『 鼻を抜ける、独特の味と匂いが一気に押し寄せてきて…脚は痙攣するし…うまく座っていられなくなりそうで…大変でした。

 見られてる…見られてる…と…頭の中でずっと繰り返し、思っちゃったら…段々と…私の指の動きの…激しさが増しちゃって…

 

あ、立ち上がった…と、言われても、手も口も止めませんでした。

 

近づいてきた…と、言われたら、いやらしい音が更に大きくなりました。

 

それでもどこか冷静で…隆史君の先っぽが少し大きくなったとか…そんな事にはすぐに気が付いちゃって…あぁそろそろかなぁ…って思ったら…隆史君、急に私のお口から抜いちゃったんです。

ふーふーって、どこか荒い息遣いで見下ろす隆史君が、あ…アレを突き出して…その…自分の手で擦り始めたんです。

だから私も、いつもの様に…その…お口を開けて…舌を突き出して…あぁ…来る…熱いのがいっぱい来るって…嬉しくなっちゃって…。

私…もうそこが、お外とか…見られてるかもしれない…とか…殆ど頭から飛んじゃってて…一瞬、迷ったんですけど…すぐに口の中に来た匂いで…もう…頭の中が真っ白になっちゃいました…。

口では全部受け止められなくて…顔中に熱いのと…匂いと…か…広がって…それでも、溢れちゃって…で…地面にボタボターーって、音がしました…。

 そ…その音で、我に返りましてぇぇぇ…とんでもない事しちゃった…って、恥ずかしさで首から上が、熱さを通り越しまして…逆に冷たいモノを感じちゃうくらいでした。

 …で…でも…なんか…ああああぁぁ… 』

 

『 わかります!! わかりますよ! みほさん!! すごいのですよね!! それがまた、すっごいのですよね!! 』

『 五十鈴殿…同士を見つけた様な顔を…それよりも… 』

『 ……隆史君 』

『 書記… 』

『 そ…外で…それは… 』

 

『 そ…そぉなんですっ! べたべたに…それこそ髪まで飛んじゃってるしで、隆史君写真まで撮ってるしでっ!! 』

 

《 ………… 》

 

『 でっ!! ベンチの方向なんて、確認取れないし!! その場から動くと、顔を見られちゃいそうでしたしで!! …本気で困りました 』

 

『 書記…あいつ、自分の彼女に何を強要してるんだ。引くぞ…というか…変態すぎるだろ 』

『 ハードル高いなぁ… 』

 

『 でもですね!! 聞いてください、沙織さん!! 』

『 えっ!? 私!? 』

 

『 嘘だったんです!!! 』

 

『 …え 』

『 誰もいなかったみたいです!! 嘘つかれました!!! 』

『 え……あ…ん? ベンチの人? 』

『 口の中がいっぱいで、喋る事もできませんでしたからっ! どうしよう…って、目で訴えてみようと思ったら… 』

『 思ったら? 』

『 笑顔で、リップサービスだって…言われました…… 』

 

《 …… 》

 

『 「はい、ネタ晴らし。流石に、そんな事なんてしないよ」って、言ってましたけど…隆史君…言い方が、妙で…すっごくリアルに実況するしで… 』

 

『 流石、書記。鬼畜の所業 』

『 麻子… 』

『 隆史殿、西住殿の困った顔を見るの…本当に好きですからね… 』

『 ……みほさん。でも… 』

『 華さん…。そうなんです……批難しても、行為で応えてしまいしたし…なんかもう…何も言えませんでした… 』

『 はぁ……余計な事を言うと、その事で突っ込まれて、更に恥ずかしい思いをしそうだと…そういう事? 』

『 そうなんです! でも言われましたけどね!! …というか、言葉巧みに自覚させる様に言ってきますから…ちょっと怖い……それがまた変に納得してしまい…あぁぁぁ… 』

 

《 ………… 》

 

『 ……い…以上です… 』

 

 

 

 >

 

 

「…隆史」

 

「……ハイ」

 

「お前は……その……。うむ…私にはまだ覚悟が、足りなかったようだ…少々…その…」

 

「……」

 

 すげぇ黙って聞いてましたね…。

 顔がすごい色してますけど…。

 

 ……。

 

 だってさ…変に悪乗りしてしまったのは認めるけど、何か言う度に、みほ…顔の動きは早くなるし、舌の動きも早くなるしで…なんか…調子に乗ってしましました。

 …すごっい、エロかったんです。ちょっと不安になる位に夢中で…。

 今、言わなかったけど…そのフェラオナで、少なく見積もっても2回はイっていたよな…みほ。

 

 

 >

 

 

 

『 え!? 終わりですか!? そこで終わりですか!? 最後までしなかったのですか!? 』

『 ……ぅぅ…。私もそんな状態でしたし……し…しましたけど……でも、普通でしたし… 』

『 その普通が聞きたいんです!! すでに場所とか色々と、興味が… 』

『 いえ…普通でした!! 後はご想像通りですので!! おトイレです!! 』

『 ……エー 』

『 すっごい、落胆した顔しないの、華 』

『 それに、ちょっと問題が…発生しまして……余り言いたく… 』

『 問題? 』

『 うぅ…その……始まっちゃいまして…指に……赤いの着いていたので…… 』

『 ……あぁ 』

『 それなら、仕方ありませんね…流石に……ん? 普通? 最後までしたって言っておりませんでした? 』

『 書記…流石に、引くぞ…… 』

『 あの…みほさん。お気持ちは痛いほど分かりますが、流石に…始まってしまってからは、余り体にもよろしくないと… 』

『 隆史君も……そんな時にもってのは、ちょっとどうかと… 』

 

 

 >

 

 

「…隆史。いくらなんでも…どうした? 何を顔を背けている。こっちを見ろ」

 

 ……。

 

 生々しいな…こう言った女子同士の会話は…それよりも…

 

 

「…他の娘達も言っているようにな、女性にはもっと…」

 

 ……。

 

 問題はソコジャナイ。

 

 

 >

 

 

『 あはは…大丈夫ですよ。隆史君も、途中でやめちゃいましたし…それに… 』

『 ……聞いていた話から、素直に頷けない… 』

『 いえ…でも…やめたとか言われましたら、余計に… 』

 

 

 

『 その…お尻で…しましたから 』

 

 

 

《 ・・・・・・・・・・・・ 》

 

 

 

『  ク  ワ  シ  ク  !!!!! 』

 

『 華さん!? 』

 

『 お…え? おっっ!!?? 』

『 沙織さん!? 』

 

『 五十鈴殿の食いつきが、半端じゃないです…完全に西住殿に覆いかぶさってますね…押し倒してる様にしか見えません… 』

『 ………… 』

『 あれ? 冷泉殿? 』

『 …なんだ……なんか、デジャブが… 』

 

『 どういうこと!? どーゆ──事ぉ!!?? 全然、普通じゃないじゃん!!! 』

『 沙織さん、落ち着いて!! というか、助けてください!! 』

『 みほさん!! みほさん!! くわしく!! 』

『 華さん!!?? 』

 

『 ……あぁ…沙織。興味があったのか 』

『 そうなんですか? 』

『 …あの目を見れば、分かるな 』

『 流石、幼馴染み…ですねぇ 』

 

『 はぁはぁ…みほさぁん? 』

『 分かりました!! 分かりましたからぁ!! 』

 

 

『 正直に言いますと!! 少し…入りましたけど……す…すぐにやめました 』

『 入った!? 』

『 その…まだ、完全に準備が出来ていなかった…って、隆史君に謝られました… 』

『 いや…準備って… 』

『 あ…はい。その…数日前から…その……準備し始めたばかりでしたし…お口でした後…そんな状況でしたが、少し試してみようって事で… 』

『 カク……チ……ョ、隆史君!! みぽりんに何してるの!? 』

『 あ…なんか、そんな事を言っていたかも…。順調とも言ってました 』

『 ずるい!! 』です!! 』

『 !!?? 』

 

『 そういえば、秋山さんは、あの腐れ外道の事を聞いていても、普通だな 』

『 え? あ、はい。私、良くわかりませんし 』

『 …… 』ワカッテシマウ、ジブンガイヤダ…

 

『 …そ…そんな所です… 』

『 ……ぅぅ…少々、物足りないです… 』

『 話聞く限りだと、隆史君……みぽりんには、結構…躊躇しないんだね… 』

『 そこは、流石に彼女さんですからね!! 私にも遠慮しないで欲しいのですが…仕方ありませんね… 』

『 みぽりん…。隆史君の知識も怖いけど…何をしてるの? 主に!! 』

『 え…なんか、道具使ったり…腸内洗浄とかなんとか……良く分かりませんが…とにかく、恥ずかしいですよ? 』

 

『 羨ましいです!! 』

 

『 華… 』

 

 

 

 >

 

 

 

「……隆史。お前、人の妹に何をしている」

 

「」

 

「……」

 

「あの…まほちゃん!? あれ!? なんで顔を掴んだの!? 近っ! 顔、近い!! 言葉と行動が合ってないよ!?」

 

 

 >

 

 

『 あの…華さん。もういいですか? どいて…ほしいのですけど… 』

『 ……あ。そういえば… 』

『 聞いてくださいぃ 』

『 みほさん、隆史さんに口に出されたのって…どうしたんですか? 』

『 え? 飲みましたけど 』

『 あ、やっぱりそうですか 』

 

《 ………… 》

 

『 至極、普通に言ったな…二人共… 』

『 …よし…。全員で攻めた時、隆史君に聞いてみよう… 』

『 武部殿も何か、決意を固めた様で… 』

『 しかし…さっき、私も流されてしまったが…キス解禁は……いざとなると恥ずかしいな… 』

『 そ…そうですねぇ…… 』

『 楽しみです!!! 』

『 どいてくださいぃぃ!! 』

『 ……五十鈴殿が、食いついた… 』

『 私、ファーストキスに、なりますからね!! 』

『 わ…私……相手、西住殿です… 』

『 優花里さん!? 』

『 大洗ホテルの時…隆史殿に言われるまま……あぁぁぁぁあ!! なんでしょう!!?? ソレはソレで、いいかなっ!! って思います 』

『 恥ずかしい事、言わないでください!! 』

 

『 ……あら? では、みほさん。浮気………したのですね? 』

 

『   』

 

『 それは、浮気とは違うんじゃァ… 』

『 ……沙織さんは、全員総攻撃の時は、一番最後ですからね 』

『 華!? えっ!? 』

 

『 バ レ テ マ ス ヨ ォ  』

 

『    』

『 …五十鈴さん。本気で恨みがましそうに見てるな 』

 

 

 

 >

 

 

 

「どこ触ってんの!!?? まほちゃん、本気で何をっ…って、近いから!!」

 

「……」

 

 もはや、無線の声なんて聞いていないのだろう。

 なんか、とんでもない事を暴露しているのに、完全に無反応だ。

 ただ、狭い戦車の壁に追い詰められた俺に覆いかぶさるように、ジワジワと近づいてくる。

 

「大丈夫だ、ちゃんと聞いている……お前……隆史……」

 

 あ……はい。

 

 

 

 >

 

 

 

『 ……………… 』

 

『 …あの…華さん? 本気でそろそろ… 』

『 みほさん 』

『 はい? 』

『 …みほさんの場合…どこまでが、浮気なんでしょう? 』

『 ふぇ? 』

『 ………… 』

『 あの…華さん? なんで…そんな熱っぽい目で… 』

『 ……私…みほさんのお話を聞いて……ちょっと…… 』

『 ちょっとなんですか!? スカートっ!? なんで捲ろうとしているんですか!? 』

 

『 我慢の限界が… 』

 

『 手っ!? ふっ!? どこを触って……んっ!! 』

 

『 初めての時…隆史さんとの夜を、今……思い出しまして……散々、みほさんとも…その…… 』

『 そうですけどっ!! 状況とか色々とぉぉんんん!! 』

 

《 …… 》

 

『 キスは…流石に隆史さんに……とは思っていますが…あの夜の時位の事なら… 』

『 だから、さすらないでっっ!! んぁあ!! 』

 

『 ……どうしよう。華が、本格的に頭おかしくなった… 』

『 …わ……私、経験ありますから、なんとも… 』

『 ……沙織、止めなくていいのか? アレ… 』

 

《 …… 》

 

『 見てよう!! 』

『 見てましょう!! 』

『 …そうだな 』

 

『 !!?? 』

 

『 …みほさん 』

 

『 ちょっ!? 華さん!? ふっ!! 指、入れないで…くだ……んっ! 』

 

『 ここ…凄い事に……音が…… 

 

 

 

 ──ブッ

 

 

 

 

 >

 

 

 

 バッテリーが切れたのか…急に音声が途切れた。

 多分…家の方の無線機が、落ちだのだろう。

 

 ……なんか…百合展開…。

 ものすごくここに来て、勿体無いと思ったのは…なぜだろう…。

 取り敢えず…。

 

「……………」

 

「………………まほちゃん」

 

「…なんだ」

 

「…妹さん。襲われますよ?」

 

「………お前が諸悪の根源だと思うが?」

 

「……ハイ」

 

 通信が切れた無線機を横目で見て、察したのだろう。

 目と鼻の先。その怒気を含んだ目をまた此方に向けてきた。

 

「なに……逆に良い、時間稼ぎになりそうだ…。お前達は、あ(・)あ(・)い(・)っ(・)た(・)事(・)に…慣れているのだろう?」

 

「慣れてないよ!!」

 

 …両手で、パンッと、音が出るくらい…強く挟まれました。

 ビンタされた様にも感じるのは、多分間違いではないのだろうな…。

 叩かれた痛みと他に、挟まれた手から、熱い体温を感じる…。

 

「…そうだな。お前の事だ。今までの事も…どうせ、流されただけなのだろう」

 

「」

 

 よ…良くお分かりで。

 睨むように、顔を近づけるまほちゃん。

 

 …あぁ…睨まれてるなぁ…。

 

 少し頬に赤みが刺し、涙目にも近いほど、目を潤ませている。

 

 そうだよなぁ…ここまでの話を聞いて、怒らない訳が…

 

 

「だから…今度も流されろ」

 

 

「んぅ!!??」

 

 

 口が熱い。

 

 一言…言い捨て…まほちゃんの口が、歯がぶつかる程、強く当たった。

 こう言った行為自体に、慣れていないのが分かる。

 …が、知識だけはあるのか…即座に舌を……入れてきた…。

 

「んっぅ!?」

 

 俺を逃がさい為か…顔を完全に手で固め…壁に押し付ける様に、俺を押さえ込む。

 

「んっ…ふっ……ん」

 

 ぎこちなく動く舌。

 吸うわけでもなく…ただ……動かす。

 それ自体で、気持ちが良いのだけど…ってッ!!??

 

「ちゅっ……ぁあは…」

 

 な……なに? 今…の……。

 舌全体で、俺の舌を合わせ…巻きつける様に……そして、引いた…。

 

 快楽と言うものを、舌で感じた…。

 

「つ……ぷっ……はぁ……」

 

 顔を少し離し…口からも舌を引き抜く。

 

 

「なる程…こうやって……するものなのだな……」

 

 そして、小さく呟いた。

 

 

「 理解した 」

 

 

 小さく笑い…目を俺に向ける。

 目の色が…完全に変わっていた。

 

 見た事がない…彼女の顔だった。

 

「っ…ま…まほちゃん? いきなり、何を……んっ!?」

 

 貪る様に、また口を…今度は吸い始めた。

 舌全体を使って、探る様に…味わう様に…細かく、大きく…動き始めた…。

 

「ん…ふっ……ヂュ……プッ…」

 

 頭をすでに掴んでいない…。

 顎に手を沿え、ただ俺の口を貪る。

 

 後は唾液が混ざる音…そして、小さな彼女の息遣いだけが聞こえる。

 

 歯をぶつける様な、乱暴な…つい数分前とは違う。

 慣れている舌の動き…喘ぎ声に近い吐息を出しながら、俺の口を啜る。

 

「んっ……はぁ……」

 

 口内を動く舌…とは、別に…俺に完全に体を預けている。

 手は体をゆっくりと這い、何かを確かめ…。

 

「んっぷ! ちょっと待った!! まほちゃん!?」

 

 我に帰った。

 ただ、本当に彼女の言うように、流されてしまった。

 …俺……変な方向へ、慣れてしまっているのだろうか?

 ただ…

 

「…なんだ……隆史も、そろそろ限界ではないのか?」

 

「だ……だからって…いや、違う…何を急にして……」

 

「私は、お前に好きだと言った」

 

「い……言われたけど…」

 

「だからだ」

 

 …理由になってない…。

 

「はっ…こういう事には、お前は隙だらけだな…。そら…浮気確定だ。…さぁ? どうする?」

 

「どうするって…」

 

「それとも…なんだ? …私は抱けないのか?」

 

「…ぐっ…」

 

「みほの友人に対して、欲望の限りを尽くしている貴様が…。昔から……本当に……昔から…………」

 

「……」

 

「そんな私に対して……何もできないのか? ……応えてくれないのか?」

 

「ちがっ…」

 

「……ここは、元気なのにな」

 

「どこ触ってるの!?」

 

 いきなり、変な事を挟んできたよ…。

 

 というか…最後の照れ隠し…なのだろう。

 

 ……。

 

 …………。

 

 照れ隠しだよな?

 

 躊躇なく、ズボンのチャックを下ろそうとしてるのですけど…。

 

「みほにも黙っていよう…それに将来的にも持続する。後腐れはないぞ? 」

 

「…後腐れないとか……言わないでくれ」

 

 ……なんだろう。

 目に輝きが戻ってきた…。というか、爛々と輝きだした!?

 

 

「…………」

 

 

「ま…まほちゃん?」

 

「……そうだ。後腐れなんてない。みほと付き合っていようが、関係ない…他の女ならば許せんがな……みほなら…」

 

 彼女は立ち上がると、頬が歪む程、口を綻ばせた…。

 怖い……いつもと全然違う…。

 

「隆史」

 

「な……なに?」

 

「今…私の中の………長年の、葛藤が消えた」

 

「…え?」

 

 

「結論が出た」

 

 

 満面の笑顔…。

 

 禍々しい、狂った笑顔…そして、熱っぽい顔…。

 

 知らない…この、まほちゃんは…知らない…。

 

 

「無線を聞いていて…良かった…。ありがとう隆史」

 

「え…」

 

 

「 私を壊してくれて 」

 

 

 ……。

 

 はい?

 

 そこまで言うと、おもむろに服を脱ぎだした。

 ワンピース調の服だ…。スカートを捲くりあげ、腕を通し…一切の迷いなく乱暴に服を脱ぎ捨てた。

 

 たった数秒で、白い肌が目の前に飛び込んできた。

 鍛えられて、引き締まった体と…豊満な胸。

 …いや。

 

「……さて、隆史…結論が出たと言ったな」

 

 …下着姿になるとまた…嬉しそうに喋り始めた。

 

「私は次期家元…西住流を継がねばならない」

 

 確認する様に…

 

 

 これ以上の事はない。

 そんな…狂った結論。

 

「ある意味で…私も、あの胸薄いクソ女と変わらん。みほ以外には、認めないし納得もしまい」

 

「どういう…」

 

「後継の事だ」

 

「………はい?」

 

「後継が出来なければ、最悪…私は分家の男と一緒にさせられるだろう。冗談ではない。あぁ…そんな事ならば、西住流など知った事か。私は文字通り、死を選ぶ」

 

 冷たい目で、遠くを見つめだしたまほちゃん。

 分家って…あの……

 

 

「だが、逆に言えば、後継さえいれば問題ない」

 

 

 ……。

 

 

 …………ん?

 

 

「そうだ…そうだな……。あの分家の下衆も、たまには役に立つ…アレが相手になりそうだと言えば、みほも納得してくれるだろう」

 

 

 あの…まさか…。

 

 

「そういった訳だ。お前にも大義名分ができただろう? …流石にまだ暫くは、無理だが…行為自体は問題なかろう」

 

「ま…ほちゃん?」

 

 

「私は、お前の子ならば、喜んで産もう」

 

 

「………………」

 

 

「納得したか? では、子作りだ」

 

 

「するか!! いや、確かにあの糞野郎は、俺も見たけども!! だからって!!!」

 

「ならば私は、死ぬ事になるな」

 

「  」

 

 手段は選ばない…そんな勝ち誇った笑顔だった。

 

 

 ……。

 

 …………。

 

 

「私はお前ならば、全てを受け入れると言った…分かったろ? 私もすでに…いや、遠の昔に壊れていたかもしれない……な」

 

「………」

 

「では…子作……」

 

「待っててばっ!!!」

 

 まずい!!

 本気でまずい!!

 今までの流れでもそうだけども、結構理性がすぐにでも飛びそうだ。

 

 下着姿で、完全に密着してしまっている。

 白と黒の…いかん…細かく確認すると…ただでさえ、脆く…いや、壊れてしまっている貞操観念が、またおかしくなる。

 

「こ…ここじゃ不味すぎる!!」

 

「……ぬ」

 

 理性…りせぇい…。

 ここで、まほちゃんを抱いてしまうと、本気で見境がなくなりそうだ。

 すでにないかもしれないが、それでも…。

 

「ここっ! みほの戦車!! 流石にっ!!」

 

 そう! みほのテリトリーだ! しかも戦車…あんこうチームの戦車…。

 こんな中で、致してしまったら…それこそ…。

 

「…確かにみほの戦車内だ…私の戦車で同じ事をされたらと思うと…ふっ……ふふっ!」

 

 

 っっ!!??

 

 笑ったっ!?

 本気で、別人にしか見えない!!

 

 

「分かった…場所を変えよう…。先ほどの隆史の友人達が、戻って来ても困るからな…」

 

 

 よ…よし!

 移動するという、時間ができた!

 今のこの時間に、なんとか…

 

「……何をしている、早くしてくれ」

 

「はやっ!!」

 

 着替えるのが、一瞬…考える間もなかった…。

 すでに服を着て、ここから出る気満々の彼女が立っていた…。

 少ししか、目を離していなかったのに!

 

 早くしろと、急かしてくるし……。

 

「男だろう? …ここまで私が、恥も何もかも…それこそ、大切なモノまで捨てて、言っているんだ…」

 

 ……

 

「これ以上、女に……私に恥を…かかせるな…」

 

 

 これは…ダメだ……。

 

 …他の誰でもない。

 

 まほちゃんに対して…ある意味で俺は…何もできない…。

 

 

「では、行こうか…?」

 

「あ……あぁ……」

 

 その返事に、俺が諦めたと悟ったか…ものすごい笑顔になった…。

 

 そんな笑顔…余り見せないのに…。

 

「では、さっそく連れて行ってくれ、隆史」

 

「…ん? 連れて行ってくれ?」

 

「そうだ。先ほどの話を聞いて、興味が沸いた。お誂え向きだろう?」

 

「……はい? 先ほどの話……って、まさか!?」

 

 

 

「そうだ。ラブホテルという所だ」

 

 

「」

 

 

 

「ふ……ふふ…楽しみだ……本当に……」

 

 先程から、コロコロと…目、顔、雰囲気……そして笑顔…全てが変わる…。

 

 真剣な顔かと思えば、変に茶目っ気を出したり…。

 

 無邪気に笑ったかと思えば、ドス黒い…笑顔になったり…。

 

 

 そして今は……舌舐りをしているかの様な……。

 

 

 

「 タ ノ シ ミ ダ ナ ァ ? 」

 

 

 

 ──捕食者の目をしている。




閲覧ありがとうございました

西住流は肉食系
エロ住さんが、段々と仕上がってまいりました。
華さん……。


まほちゃんラブホ編に続く……がっ!!

家元書きたい!!
宴編の!!!


ありがとうございました
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