そしてやっとこさ、退院!! 投稿!!
……俺さ…病室で、なんでこんな小説書いてたんだろう…。
はぁい!! 通常人妻編、吹っ飛ばして宴編!!
東京の奥地。
木漏れ日に彩られたアスファルトを進み…というか、それしか見るものがない様な山道を進み…。
人里離れた…と、はっきり言えるようなシチュエーション。
そんな場所に…俺はいる。
……。
「あの…しほさん」
「はい、なんでしょう?」
「なんで俺…こんな所に連れてこられたのでしょう?」
ここまで乗車してきたタクシーを呆然と見送ると、当然と言えば当然の疑問を口にする。
例の男と会い…まぁ…ちょっと色々とあったけど、その鑑別所を出た後。
用意されていたタクシーへ乗り込むと、真っ直ぐ此処まで連れてこられました。
「ま。簡単に言いますと…明日、隆史君を大洗まで送るのに効率が良いか…と……」
効率?
今日は、此処に泊まれという事でしょうか?
周りを見渡すと、名前が木の看板に。大きく書かれているだけ…っていうか…此処…。
「温泉旅館…なんでまた、こんな山奥に…」
「秘湯…と、いうモノらしいのですよ?」
「いえ、あの…そういった事を聞きたいのでは…」
彼女の少し外れた返答を聞き流し、もう一度見上げる。
老舗…とでもいうのだろう。
改修工事を繰り返し、所々真新しい箇所はある物の…木造の和風を全面に押し出したかの様な建物。
大きな玄関が、口を広げて待ってますね。
「追々話します。取り敢えず、入りましょう。こんな所にいつまでも立っていても仕方ありま…せん…よ?」
「…っ!?」
ジリジリと刺す日差し。
周りの影の濃さで、その強さが分かるほどの明暗。
人の顔の影すらも例外ではなく、前髪の下…目元がその影で、真っ黒になっている。
その影の中から、横目でこちらを見る、しほさんの目が…………その日差しに負けない程に、ギラギラと…。
…大洗ホテルの撮影会の時から、そんな日数も立っていなかった。
あの男に会わせて欲しいと、頼む時より、今に至るまでのしほさん…。
ギャップが、ものすごい…。
人前では、いつもの西住流家元。
厳しく周りを威圧するかの様な眼光を放ち続けていたのに…。
いざ、少しでも…例えば彼女の書斎など、二人きりの状況になると、この目をする様になった。
…もう…俺を見る目が、完璧に変わっていた。
…というか、怖い。
物理的に食われるじゃなかろうか? と錯覚させる程の…。
ま…まぁ? 二人きりの状況になったとして、いつ人が来るか分からないからだろうか?
一定の距離を置き、変わらない態度で接してきているのだけど、目が…。
「では…行きますよ?」
「は…はい」
スッと目を伏せ、脚を前に出した。
確かにもう、俺にここへ入るしか、選択肢はないしな…。
俺を此処へ止めさせる…と、言う事は…部屋の数で彼女の思考が何となく分かるだろうな…。
んじゃ、行きますか。
▼
中居さんに案内されるが、その後ろをしほさんは、ついてこなかった。
それなりに広い廊下。赤い絨毯を進むと、中居さんは足を止めた。
「こちらです」
やはりすでに予約してあった様で、古めかしい八畳はあろう部屋に通された。
というか、俺が……まぁいいや。此処まで来てしまったし、何よりも部屋が違う。
…ならまぁ。
その部屋の畳の上、中居さんより、簡単な部屋の説明を受けるが、いつもの様に頭に入ってこない。
いやね…だって、八畳だよ? 俺一人宿泊するにしては、広すぎる。
部屋の中より見える、外の景観の素晴らしさとか…部屋の設備等から…。
「……」
中居さんの説明を聞き流し、一人になると改めて思う。
……この部屋…宿泊費、幾らだよ…。
特にする事もないし、取り敢えず窓際の椅子へ何気なく座ると、外へと目が行く。
というか、他にする事がない。
「…なんていうか」
やはり、この部屋から見る、山の景観がすげぇ…。こう言った所でも部屋の値段が跳ね上がるのに…。
いやもう…いいや。諦めよう。
考えても仕方ないし、何より不安感しか出てこないから。
あ…そうだ。取り敢えず、別部屋に泊まっているであろう、しほさんに連絡をしよう。
今日の予定…というか、本当に湯治に来ただけって訳でも……。
「……」
「この部屋から見る、風景は素晴らしいですねぇ」
「……」
「あら? どうしたんですか?」
「…なんでいるんすか、千代さん」
向かい合った窓際の椅子。
その椅子に…いつもの様に、いつもの姿で…お茶を啜っている千代さんが座っていた。
だから…気配を…。
「あらやだ、失礼ですね」
「だから、気配消して…「島田流は忍者戦術と…」」
「それはもう、聞きました!」
なに…え?
なんでこんな所にいるのでしょうか?
しっかし、日本茶飲んでる彼女って、思いの他初めて見る気が…。
ん?
…そこで気がついた。
しほさんは、正装…いつもと同様に、スーツ姿にも似た服を着て、鑑別所にも同行してくれたので分かる。
が、この目の前の千代さんも、こんな所…プライベートの時だろうに、正装している事に、違和感…がァ!?
「……」
「ちっっかぁ!? なんですか!?」
目の間にいると言うのに、まだ気配を消しているのか…。
彼女の手が両手に添えられた感触で、この至近距離の状態に気が付きさせられた。
妖艶…とでもいのだろうか? 細くした目を俺に近づけてくる。
「開き直ると、案外…素直になるものですよねぇ?」
「なにいってんですか!?」
少し前なら、これもからかってきている…とでも、思うのだろうが、今回は違う。
すっごい本気の目をしているから…。
此処まであからさまに、近づいて…
「…ハァ……んん~」
「んぐっ!?」
撮影会の後…彼女もまた、完全に割り切ったのか。
壊してしまったというのもあるのだけど、躊躇なく唇を押し付けてきた。
ほ…本当にいきなりだな…。この行動に微塵たりとも、後ろめたさなどの感情は、一切感じられなかった。
「はぁ…んっ…」
一回、顔を離し…俺の目を見つめ…すぐにまた押し付けてきた。
舌を絡めさせ…段々と息遣いが荒くなっていく彼女。
「はぁ…はぁ……もう少し…」
逃さない為だろうか? 体すら俺に押し付け出し…チュパッと、音を立てながら俺の口内を舌で弄る…。
呆気に取られてしまっている俺を、一気に…
「 何をしてる 」
チッ…と、目の前から舌打ちが…というか、俺の口内で舌打ちヤメテ!
「…離れなさい。それに、もう時間ですよ? だから、ハナレロ」
これもまた…いつの間にか、その座椅子横に立っていた。
横目で確認したのだろう…。名残惜しい…そんな感じで、ゆっくりと舌を引き抜いた。
体を起こし、その人物に体を向け……不満気な言葉を口にした。
「あら、しぽりん。ちょぉ~と…早くないかしら?」
「…見当たらないから、まさかと思って来てみれば…。まったく…はしたない」
「しほさんに、言われたくな……はいはい、仕方ないですねぇ。睨まないでください」
しほさんが…幽霊の様に、また気配を殺して、立っていらっしゃいました…。
千代さんが、俺から完全に離れるのを確認すると…手に持っていた手荷物を、部屋の隅に置いた。
……置いた?
「はぁ……まったく。では…隆史君」
「はい?」
「私達は暫く用事がありますので、ゆっくりと寛いでいてください」
「…用事?」
「そうです。……まったく、面倒くさい」
はぁ…と、ため息と共に肩を落とした。
あぁ…この態度は、珍しい。
そんな態度と共に、不満を口に出すって事も…ある意味で貴重だな。
「…戦車道全国大会も終わりましたので……その…役員やスポンサーとのまぁ…懇親会とやらですね。」
「私としほさん、どうにも出席しない訳には行きませんからねぇ…はぁ……」
千代さんからも、不満気な声…。
ため息と一緒に、愚痴を聞いてくれとばかりに、説明をしてくれる。
…要は…お疲れ様会、打ち上げ、顔合わせ。
スポンサーも出張ってくるって話だから、出ない訳にはいかないらしい。
ま、そうだよなぁ…。
こう言った席は、結構大事だ。
次回もまたあるのだし、それに繋がる。接待にも似ている打ち上げ。
…よくある話だな。
なる程、だから千代さんがいて、正装をしているのか。
ん?
って事は、あのハゲもいるのか?
「…そんな訳で、二時間程で切り上げて、戻って来ますから…食事は、17時頃に運ばれてくると思います」
「そうですねぇ…。私達がさっさと切り上げれば、さっさとお開きになりそうな会ですしね…まったく」
「…こんな場所です。今回は少人数ですからね。まぁ…大丈夫でしょう」
「特にスポンサー連中は、どうにか、ならないものですかね…。私達抜きにして、コンパニオンでも呼べば宜しいのに」
「……反吐がでますね」
「子持ちの女性に対しての発言では、ないと思いますよね。特にあの髭」
「あぁ、あの。今回も出席らしいですね…まったく。私達が出席する度に出てきやがって…」
「それでも、しほさんが、あのガマ蛙の指をへし折ってくれたお陰で、多少はマシになりましたよね?」
「あれは事故ですよ? 事 故 」
「はぁ…それでも、下心が丸出して…やはり欠席しようかしら」
……。
あの…ちょっと、愚痴の中に、聞かない方が良い事が出始めましたけど…。
口調…崩れてきてますよ?
あ…段々とイライラし始めてる…。
「あっ! あの!!」
「っ…と、ごめんなさい。なんでしょうか?」
「…しほさん達の予定は分かりましたけど……」
空気を斬ろうと、発言したけど、どうしたものやら…。
…そうだな。
何気なく目に入ってきた、しほさんの手荷物を見て先程の疑問に会話を切り替えよう。
「…あの…そのしほさんは、手荷物を此処に置きましたよね。それって、宿泊の着替えとかですか?」
「そうですよ?」
すっごい…普通に……何言ってんだって顔で…。
はい?
「あぁ…そういう…。確かにもう一つ、私用に部屋を取りましたが…それはフェイクです」
「はい!?」
「私もこの業界では、それなりに有名ですからね…。男と同じ部屋を取った…と、漏れてしまっては面倒な事になりますから」
「……え……は?」
今……はっきりと、男って…。
「大丈夫ですよぉ? 私も後で来ますからァ」
「まぁ…中途半端に情報が漏れたとして…千代さんも一緒なら、どうとでも誤魔化せます」
「メリットしかありませんねっ!」
「…そうでしょうか?」
「ちゃぁあんと、自分達の部屋は取りましたから、大丈夫ですよ?」
千代さん!? なにが!?
「さて……正直、私達はこれから、凄まじくストレスが貯まる場に赴かなくては、なりません」
「……まぁその後のストレス発散は、隆史君に任せるとして……あぁ! そこは、しほさんとすでに話は付いていますから、そこも大丈夫ですよ?」
「」
話がついている…って…え? 発散!?
そもそも、しほさんの発言が怖い…ごく自然に色んなモノをぶっ飛ばして…。
「あ、千代さん」
「はい?」
「…」
「あぁ…はいはい。今回は抜けがけしましたからねぇ。わかりましたァ。先に行ってますよぉ…あ、私も荷物を持ってこないといけませんね」
荷物!?
部屋を退室していく千代さんを、しほさんが目線だけで、見送る…。
時間も余りないですから、急いで下さいねぇ…一言、言って完全に出て行った。
後ろを向いている彼女が、こちらを振り向くと…。
…ぅ。
この旅館の玄関前で…俺を見る目が変わったと、思い知らせれた目の色をしていた。
ゆっくりと近づいて来る…。
呼吸が少しづつ、荒くなって…なんで、小さくフーフー言ってるんですか!?
座っている俺の間近まで来ると、そのギラギラとした光輝く目で。俺を見下ろしてくる。
なぜだろうか…その目の周りは、影を落とし…その目の輝きだけが怪しく光る…。
腰を落とし、乱暴に俺の顔を両手で挟み、強引に引き寄せられると…。
「…んぐっ!?」
千代さんと同じくして、一気に唇を押し付けてきた。
触れた瞬間…また同じくして、千代さんと同じように、俺の口を貪り始めた。
下唇を、吸うように何度も舐め…躊躇する事もなく、そのまま舌を口内に滑り込ませてきた。
数秒前の彼女からは、想像できない程の変わりよう…それこそ、必死だと思えるほど…。
ものすごい…性的なクチズケ。
「んぅちゅ…ぁ…」
舌の周りを、舌が這う。
ぐちゅぐちゅとした音が、骨を通して脳に振動する。
口から舌がはみ出る程、激しく唾液を混ぜてくる…。
官能的に小さく漏れる声。
閉じる訳でもなく薄く開いた、呆けた様な熱を帯びた目…。
時間がない、だからできるだけ、激しく。
そんな焦りにも似たような動き。
離す時も…糸を引かせながら…口をゆっくりと離す。
スッ…と、姿勢を正したが、それでも興奮が収まらないのか、変わらない目のまま俺を見下ろしてくる。
口からは唾液が垂れ、唇が光るほど濡れ……目は、爛々と輝かせ…。
「ふー…フー……わ…私は、此処まで…かなり我慢をしました」
親指で口を拭うと、変にうすら笑いを浮かべて、はっきりと言った。
「関係を割り切って、開き直って…何もかも感情に従えば…こうなってしまった」
「あの…しほさん?」
「私の年齢を考えれば、何時までもこんな関係が続くとも思えません…。ですから、それを考えてしまったら、更に拍車が掛かった…」
ゆっくりと片手を伸ばし、俺の顔を優しく摩る…が、それが妙に恐ろしく感じる。
指から感じる温度が熱い…。
こんな関係…つまりは……。
「こうなってしまった…こう変えられてしまった…。それは、まったく千代さんも同じでしょう」
「は…はい?」
「なに…簡単な事ですよ。こんな年ですし…今更若い子の真似など……娘達と張り合う気なんてありません…。ですから、代わりに別の感情に素直になった…それに従う…。つまりは…」
う…嬉しそうに…ものすごく嬉しそうに笑った…。
開き直る…。
娘達と…って、名前すら呼ばない…張り合う気はないって事……。
更には別の感情に従う……って事は…。
「 私を母から女に戻した責任を、貴方には取ってもらいます 」
「……」
それらしい事を言ってはいるが、表情と言葉が合っていない。
潤んだ目は赤く、…息使いは荒く…。
言いた事は、言ったと…また俺の口を貪りだした。
口元から、唾液が混ざる音が響く中、どこかで冷静になっていた。
故に思う。
先ほどの千代さんも同じだと、言っていた。
話もついたとも言っていた…。
俺が前回、強引に力尽くで、引きずり出してしまったモノ。
行為自体で、発覚、自覚させ、貪らせて……貪られてる…。
今の言葉もそうだ…。
彼女達は、自分達の後ろめたさの全てを…己の欲に逃げたんだ。
…肉慾に。
▼
……。
はい、更に冷静になりました…。
別の意味でね……。
17時30分頃だろうか?
室内に運ばれてきた食事を終えると、特にやる事がない事に気が付く。
戦車道連盟の、あのハゲがいるかもしれないと思うと、旅館内を彷徨く訳にもいかないし…。
テレビなんぞ見る気も起きない。
…完全に暇だ。
そうすると、余計な事ばかりが頭を過る…。
まずは、その運ばれてきた食事。
……うん。
すげぇ豪華なんだよ…。
海山物もそうだけど、数切れの肉とか…味もそうだし…なんか、旨いのだど食ってる内に、段々と怖くなってきた。
何が怖いって、まずここの宿泊費。
……。
そして彼女達が帰ってくるのを待つ俺。
あの様子では、二人共、完全に…しかも積極的に俺との肉体関係を継続するつもりだろう。
というか、催される懇親会なんぞ無視して、露骨に言ってしまえば、すぐにでもヤリたくて仕方がないって、感じでしたしね…
はっきり我慢していたって言ってたし…。
ま…まぁ? どこか期待している自分もいるは、認めよう。
「……」
だけども…なぁ…。
なんだこの状況、そして関係…。
セフレ…と、言い切って良い関係…か?
関係性を考えると、背徳感をすっ飛ばし、現実味がない。
関係…性……。
……。
ん?
あれ? 俺、あの二人から、完全に囲われている状況じゃないか?
前からたまぁぁぁに、言われていた、若いツバメって奴に、完全になってないか?
「………………」
……。
き……筋トレしよ……。
そうだな! 余計なことを考えないようにしよう!! なる様になるだろう!!
…それで毎回流されいるけど…。
……。
俺自身も、ある意味では開き直った。
それは認める。
今更、やめるとか無理だろう……が。
そうなると別の問題が…。そうそう…物理的な…。
…俺、体持つか?
あの二人、すっごい肉食系って奴だよな…。
千代さんは何となく感じていたけど、しほさんがあそこまで積極的に変わるとは、思いもしなかった…。
しかも、あの様子だと、二人同時にまた…。
……。
枯れる。
搾り取られて、枯れる……って、映像が…脳内に……。
……。
つ…使うか! スキルッ!!
どうにもうまく調整できなくて、結構無茶な事になってるけど、あの二人なら大概の事は大丈夫だろうよ!!
多分!!
……。
どうせなら、一気に攻め落とさないと、毒沼の様に徐々にガリガリと…色々なものを削られそうだしな。
……。
ちょ…ちょっと、黒い感情が…。
いやいや、待てよ? ある意味で、俺自身もスイッチを切り替えないと、多分対処できそうにないだろう。
彼女達の性癖考えて…一気に……。
すでにある程度、その気になっていたし…操作系で…。
「…隆史君」
「うっっわぁ!!」
し…しほさんが、ご帰還されていました…。
座っている俺の背後から、小さく呟くように呼ばれるし…例の如く気配消すしで…心臓が飛び出るかと思った…。
いや、考え込んでしまっていたから、気付かなかっただけだろうか?
……ん? あれ?
「お…おかえりなさい……」
「はぁ…。ようやく終わりました……最悪でしたよ…」
絞り出した言葉に応答した言葉は、心底嫌そうな感想でした。懇親会の事だろうけど…。
顔を赤くして、胸元まで開いたワイシャツ…。
焦点が少し揺らいだ目…。
それにしては、仁王立ちでしっかりと地に足つけた家元様がいらっしゃいますね。
あの…酔ってます?
「あの……エロ親父共が……へし折りたくて、始終我慢してましたよ…」
なにを!?
「た…大変でしたね…」
「えぇ……まったく」
他に言う事もなく、適当に労いの言葉を投げかけると、力なく項垂れる彼女が、いつものしほさんに見えた。
相当、イライラしたのだろう。上着を脱ぎ、適当に座卓へと掛けると、もう一度ため息と共に、腕を組んだ。
そうそう…座る事もしないで、腕を組んで自身の胸を圧迫している。
胸元開いてるから、すっげぇ…。
「…あの、千代さんは?」
「ちよきち?」
……誰だよそれ。
「彼女は、今回の出席者を見送ってますよ…誰一人、泊まらせないと……。下手に宿泊でもされて、目撃されたら堪りませんからね。その為、部屋数減らす為に私も千代さんもフェイク用の部屋を取りましたしね。その為に丁度満室…残念でしたねぇ……あの髭」
夏休みの行楽シーズンだ。
こんな高級といって差し支えない旅館だし空いていたとしても、そんなに……あ。
まさか…空いていた部屋を先行して抑えたのか?
あぁ…なる程…怖いくらいに徹底してるなぁ…。
「千代さんなら、そういった連中相手をしても躱すのが得意らしいですからね。……私はどうにも苦手ですが」
……そうだろうなぁ…。
結構直情的だしなぁ…。
「……」
「…………」
うっ…。
そこまで言うと、俺を見下ろす顔色が変わった…。
酒も入って、千代さんも今はいない。
二人きりの状況に、今気がつきましたという顔。
無言の時間が少し続くと…その少しずつ時間が経つにつれ…鼻息が荒くなっていく…。
あ…これ、多分…酒も入ってる…。
「さ…さて…隆史君…」
うっわ…いきなり全開だ…。
やはり改めて向き合うと、そういった事…情事とやらに、もつれ込みたいのだろうという気持ちが、はっきりと伺える。
…明らかに興奮し始めた。
確かに積極的になるしほさんは、珍しいとは思う…思うが……彼女はある意味で、真面目過ぎるのが魅力と言える。
帰ってきて早々…更に俺の関係性を踏まえて、言葉に出すのを渋っている様にも見える。
少し俺を見る視点を逸らしているのだろう。
斜め横を向きながら、段々と赤面していく。
……。
スキル使用を考えていたら、俺も変にやる気になってきてるなぁ…と、自覚。
その今のマゴマゴとしている、しほさんを見ると、女性として意識してしまっていると、これもまた自覚する。
胸、腰、脚…無意識に全ての部位を、確認するかの様に、見てしまう。
「……」
色々と細かい事は、また後で考えよう。
今更、なにを言っても、なにをしてもこの状態は変わらない。
なら…。
「……」
そういえば、千代さんは、今…来客を見送りに行っていると言っていたな。
…旅館の玄関先にでもいるのだろう…か?
つまり、一人か…。
「…………」
そして目の前には、もう一人…。
……。
…………。
【 …… 】
「しほさん」
「なっ! なんで…しょう」
察してくれた…とでも思ったのだろうか?
いや、察してはいるけども…ちょっと、趣向を今回は変えましょうか?
自意識の中、黒いスイッチを切り替えよう。
少し前とは違い、割とすんなり…とても軽く…。
とても簡単に…それは切り替わった。
では、しほさん。
「温泉行きましょうか?」
「……はい?」
◇
はぁ…。
ため息しか出ない。
白状してしまえば、私自身…かなり変になっていました。
興奮していた…とでもいうのでしょうか?
勢いに任せ、ここまで…あそこまでしてしまった自分が、少々恥ずかしい…殆ど、痴女ではないですか。
部屋に入った折に、千代さんがすでに行動を起こしてしまっていた…というのも有りますが…。
うぅ…。
前回の大洗ホテルの時もそうです。
ただ快楽に流され…子供の頃より知っている…娘の相手…恋人に…。
その男性に、私は…。
「……」
廊下なんて場所で…しかも人前なんかで、してしまった…。
そのまま部屋に入れば、もう感情が爆発し、何も考えられず、ただ…ただ…彼の体を求めてしまった。
初めての恥辱…そこから伴う快感……快楽……背徳感…。
様々な感情と刺激が、完全に今までの私を殺してしまった。
負けたのだ。欲に。欲望に。
ただ、彼に刺激を求めてしまっている。
今回のこの状況もそうでしょう。
何か誤魔化す様に、彼に対して凄まじいセリフを吐いてしまいましたし…。
『 私を母から女に戻した責任を、貴方には取ってもらいます 』
「……」
ただの、馬鹿では無いのでしょうか?
愚かしいにも程がある。
…口付けをしている中…あの、完全に私の中の女を、露骨に前面へと出した接吻。
その行為で、変に火がついて…。
「……」
いえ、下手な誤魔化しは、やめましょう。
彼に責任を押し付けただけです。…ただ、楽になりたいから…。
この関係性、状態、状況、葛藤を……押し付けてしまっただけですね。
この年で、彼に新しい刺激を教え込まれてしまった。
更にまた、新しい刺激を求める。
彼は開き直ったと言っていましたが、ロースターターの彼の事です。
普段の日常ですと、常識がブレーキを掛け…あの状態には、なってくれないでしょう。
…ですから、躊躇させない為に、無意識に釘を打ち込んだのだ。
彼はまだ、遠慮をしている。ですから、期待してしまっているのでしょうか?
まだ…彼は私を…私の感情を丸裸にしてくれそうだと。
「…つまり」
…たった二回の関係で…私は、彼にハマり掛けている。
「しほさん、行きますよ?」
「え? あぁ…はい」
今もそうです。
肩を並べ、服を脱ぐ。
温泉に行こうと誘ってきた彼が連れてきた場所は、家族風呂。
この旅館にある、唯一の混浴が可能な場所だそう……。
使う方は、特に本日はいなかったようで、簡単に取れたと言っていましたね。
脱衣所に入れば、特に気にする訳もなく、普通の態度。
初めは少し驚きはしたけれど、それでも躊躇無く脱ぎ出す彼に釣られ、私も特に恥ずかしがる事もな…まぁ、そんな年でもありませんが…。
…それでも、多少は躊躇しながら、全てを晒した。
相手の事を意識すると、動きが取れなくなりそうでしたので…少し、考えるのをやめたお陰でしょうか?
「……」
タオル一枚になった私に彼は、何も言わない。
それが妙に憎らしく思いはしましたが、そんな感情が沸く自分に対し、別の意味で、まだ大丈夫だと思えたので…まぁ良いでしょう。
腰にタオルを巻く隆史君が、浴室の入口を開ける。
浴室…と言いますか、流石に温泉宿。
檜の床…浴槽……。
オレンジ色のライトに照らされ、橙色に視界が染まる。
浴槽の周りは、岩で装飾され…湯船の中心に、人すら隠れる程の、大きな岩…。
「…ここ…マジで、幾らするんだ…?」
旅行雑誌にも載っていそうな、そんな広い露天風呂…。
家族風呂と言っていましたが、これ…一般の露天風呂ではないのか? と思えそうな程の広さ。
壁で囲まれてはいますが、日本庭園とも言えそうな程の庭が、風呂とは別にあり…。
「先に、体を洗っちゃいましょうか?」
……。
リラックスしすぎている…と言いますか、この状況を普通の旅行並みに楽しんでいる様に見える隆史君に、少々憤りを感じますね…。
私を此処へと誘った時に見た、彼の悪い顔とやらに、期待をしてしまった事が、恥ずかしく感じる…。
「……」
そういえば…。
「隆史君」
「んぁ? なんすか?」
……。
…………イラッ。
…本当に、いつもの通りですね。
さっさと椅子に座り、体を洗う準備を始めていますし…。
「…夫」
「………………」ビクッ
ふむ…。
今更、気にする事もないと思うのですが、完全に浮気ですからね…。
彼も…私も…。
ですが、一瞬見せた動揺に、変に心が躍る。
「これは露天風呂…ですね?」
「そ…そっすね」
「では、夫が言っていた、風呂屋…とは、どういう所なのでしょうか?」
「 」
完全に体が硬直しましたね。
「…ナニヲスル、トコロナノデショウカ?」
「 」
えぇ、概ね如何わしい事をするのは、予想がつきますけどね。
今は怒りを抑え…もう怒る権利は無いと思いますが、それはソレです。
今は動揺する隆史君を、楽しみましょう。
「…か…体を洗う所です」
「それは、そうでしょう? お風呂なのですから。具体的には?」
「 」
いけません…。
これはいけませんね…。
千代さんが、彼をからかう気持ちが理解できてしまう。
言葉を口にする度に、肩が小さく跳ねる彼を見るのは…楽しい…。
「………」
あら、無言…ん?
「…………」
えっと…ですね…。
何故、先程見せた、悪い顔をして振り向いたのでしょう?
「そうですね…俺も詳しくは知りませんが…」
「は…はい」
「試してみましょうか?」
「…………はい?」
▼
…ま…またやってしまいました…。
これでは、千代さんの二の舞…。
「……」
体…特に全面ですね……。
この露天風呂備え付きのボディソープを、必要以上に塗りたくり…。
……。
なんでしょう…この状況…。
躊躇なく、従ってしまいましたが、これって…とてつもなく恥ずかしい…と、いいますか。
はしたない事してませんか?
・・・。
ま、今更ですね。
「……しほさん」
泡を立たせないでいるので、ボディソープの液体が、ヌルヌルとした感触を感じさせます。
彼に言われるまま、胸の間から…全体に塗り広げ…それを彼の背中へと、擦りつけている。
ヌルッとした感触が、全面から感じる…。
「……っ……ふっ……」
肌同士が、滑りを付けて…ヌルヌルと摩擦を繰り返す…。
それが肌、全体で感じ…と、言いますか…結構…楽しい…いえ…気持ちがいい…。
無意識に声が出てしまいそうになります。
…いや…本当に躊躇しなくなりましたね…。
「……初めてですけど…これ、かなり気持ちいですね…」
胸で圧迫するかの様に…塗り込む様に座っている彼の背中で、上下を繰り返す…。
はしたないとは、思いましたが…なぜでしょうか? 彼が言う事に、嫌悪感や抵抗感は生まれませんでした。
普段はゴツゴツとした、彼の凹凸のある体を感じるでしょう。
ですが、その隙間を私の肌が埋める…。
「……隆史君の体…ふぅ……結構…傷が多いですね」
そこで初めて気がついた。
彼の体を明かりの元、はっきりと見たのは…そういば、初めてですね。
肩から掛け…特に背中…。
小さな物から、大きな物……上から肉と肌で埋めた様に、いくつも盛り上がっていた。
また…その小さな凹凸すらヌメった肌で、埋める…。
ニチャニチャと…動かす度に、粘着性の音を体から感じる。
そのまま横へと、移動しながら、胸で肩を挟むと…彼の横顔が見えた。
…そのまま前も洗った方が良いかと思えば……即座に口を塞ぎ…気が付けば…いえ、すぐに求めていた。
にちゃにちゃと、口元から音が響き…体と手でそのまま、洗う…。
自然と向かい合わせになり、お互いの肌を手で舐めまわし始めていた。
「ふっ…んっ……」
塗りたくったボディソープで胸が滑るのか…掴む様に胸の上を滑らしている手を感じる。
絞る様に…愛撫を繰り返す…。
体をくすぐる様に動く手が、また心地良い…。
下半身に硬いものを感じるけど…今はまだですね。
体を触るだけと言うのもまた…ですからもう少し後…。
高校生とは思えない、厚い胸板。
上からゆっくりと手を滑らすと…ん?
「…これは、一度見ましたね。また…大きな傷…」
「あぁ…これは…」
「……」
「…え……あの…しほさん?」
今はその傷ですら触れてみたい。
指でなぞる…と、少し……。
別の熱さ…いえ、冷たさ?
…………。
―――はっ。
小娘が。
「……あら、どうしました?」
「い……いえ……」カイキゲンショウガ、オコラナイ…
大きくなっていたと、何となく気がついていた、彼自身が…なぜでしょう?
小さくなっていますね。
まぁ…良いです。
もう、今更すぎます。
小さくなったら、また復活してもらいましょうか?
湯船に入れば、すでに出来上がっています。
私が…ですが…。
即座に向かい合わせになり、口を啜り合う。
彼の上に覆い被さる様に、舐め……舐められる。
……。
もう……どうでもいいですね。
みほも…まほも、知りません。
今は……今だけは……そうですね…彼を貸してもらいましょう。
露天風呂の感想も何もない。
ただ、抱き、抱かれる為にここへ来た…と、言わんばかりに求め合う。
自然と…えぇ、自然と流れる様に…。
湯船に立つ彼の前に膝まづく様に…そして、その彼を頬張る。
独特の匂い…味…。
音を出せと言われれば、下品な音を上げ…。
舌を使えてと言われれば、削ぎ取る様に、舌で削る。
…ここまで、夫にもした事あるか? と聞かれれば、無いと答える。
所々会話で、ワザとそういった事を聞いてきた…ワザと比べ、判断させてくる。
そしてまた、それを言葉にさせる。
…隆史君は乱暴な言い方をしない。
それこそ、いつもの様に…普段話すように聞いてくる。
それがまた、現状のギャップとなり…変に私を興奮させる。
背徳感。
それを前面に押し出して、感じさせる。
意識させ、自覚させる…。
……。
「フー…フー……」
唾液で口元がすごい事になっていた。
もう少し…。
えぇと…こうでしたか?
ぐっぽ、ぐっぽっと、無駄に大きな音を上げ大きく動く。
…そして彼は震える。
すでに弱い所は、把握した。
止めと秤りに、彼が好きだと思われる、啜る音を上げる。
口にまで入りきらない、根元の部分を手でしごく…。
絞り出す様に…腰が引くが、後を追う。
引っかかる部分の溝を舌で刺激する。
その先が、大きくなった、膨らんだ…
これで、私に……くれ……。
「しほさん! ちょっ! ちょっと待って!」
「っぷっ! …はぁ……はぁ……なんですか……」
「な…なんで、ちょっと怒ってるんですか」
「ふー…ふーー……ですから……」
「…誰か来た」
「……え」
言われるがまま、脱衣所の…露天風呂の出入り口に視線を投げると、確かに気配らしきものを感じる。
曇りガラスの向こう側…人らしき…影。
「あー…ダブルブッキングでもしたか?」
「……旅館へと、抗議しましょう」
「いやあの……って、本気で怒っとるな」
邪魔を…もう少しでしたのに…。
「……」
あの…隆史君?
声を出す事自体…まずいと思ったのか。
露天風呂の中心の岩へと、私の腕を引き、移動し始めた。
隠れるつもりでしょうか?
…確かに、このままでは、困るだけですけど…。
「湯気で、まだ良く見えませんからね」
岩陰に隠れ、隆史君は岩に背を預け…ゆっくりと振り向くように様子を伺っている。
お湯の中…ゆっくりと音を立てないように移動したというのに…。
「あの…隆史君。さっさと入口の外から、あの方達に声を掛けた方が、早いのではないですか?」
口惜しいが、こちらが動けばあちらも気づくハズでしょう?
そもそも脱衣所に着替えがあるのですから、相手も分かると思いますけど…。
まったく…仕切り直しですね。部屋に戻ってしまうと、千代さんも帰ってきていそうですし…はぁ。
立ちがり声を掛けるために、タオルをもう一度体に巻こうと…湯船から手を伸ば…
「しほさん」
「なんですか?」
「……続けてください」
「っ!」
先程まで夢中に…えぇ、本当に夢中になっていたモノが、目の前に突き出してきた。
私の頭に手を置き手前に引き。早く…と、催促を即座にする隆史君。
【 一瞬、妙に冷たい感覚が、頭の中を走りました 】
…マァ、キニスルヒツヨウモ、ナイデショウ。
それよりも、今、この状況で何を言っているのでしょうか?
此方に来てしまえば、もっとややっこしい事になると言うのに…。
何を考えて…やはり、一度やめましょう。
見上げると、岩肌に背中をつけ、露天風呂の出入り口に顔を半分向けている。
警戒するくらいなら、やめればいいのでは…?
彼も中途半端なのでしょう…ですが、今は流石に我慢してください。
…部屋でなら……。
ですので、今はやめましょうね?
「しほさん…流石に今は、音を控えてください」
言われるがまま、音を出さない様に…ゆっくりと動かし始める。
舌で刺激する事を優先させると、今まで以上に…味と…感触が…。
それがまた、私を動かせる…。
今度は、ゆっくりと舌を、奥に伸ばし…先に絡ませ…。
「…ちょっと……」
続けろと言った割に、すぐに終わらされてしまいました。
名残惜しいですが、口から彼を引き抜くと、唾液の糸が目の前に伸びる…。
……。
彼はそのまま、見てみろと言わんばかりに、岩側へと私を押しやってきました。
手を付き…ゆっくりとドア側へと顔を覗かせると…その出入り口の向こうに、人影が見えました。
よかった…まだ入って来ていない様ですね。
……。
熱い…のが…。
いつの間にか、腰を掴まれていました。
…隆史君は、私を手前に引き…お尻を突き出させる様な格好に…。
ですから…今は、少し控えて下さいと…。
今ならまだ、ドアのガラス越しでなら、あの方達と話ができますので、取り敢えずは一旦中止にしませんと…。
ですから私の秘部に、彼の先が当たったと思ったので、腰をゆっくりと押し込める…。
ヌルッとした感触と共に、背骨から脳髄へと、真っ白い快感が押し寄せる……。
下半身全体が、熱く…熱を帯びた様…。
「つっ……フッ!!」
はしたなくも、腰を自ら打ち付けてしまう。
お湯が混ざる音が、足元から聞こえてきますが…脚を閉じているからでしょうか?
脚を開き…彼が動きやすい様にすると、一気に快楽が押し寄せる。
たまに胸が岩肌に当たり、擦れてしまいますが、それはまぁ…我慢しましょう。
声を上げてしまいそうになりますが、ただ…我慢。
我慢すると、またそれが感触を集中して感じてしまう事になり、また…気持ちがいい。
まだ入ってきていないのが、彼からも見えるのか…肌をバツンと打ち付ける音が響く…。
一度打ち付けられると、秘部からは、下のかき混ぜられる音とは別の音が…。
待った…。
「っ……ぁっ……ふっ…」
待ちに待った…正直に白状してしまえば、そういう事でしょう…。
押し寄せる快楽の波と、隆史君の劣情。
こんな私にここまで夢中になってくれる…そう思ってしまうと、更に熱が上がる…。
私をこじ開け、中の奥……奥の奥まで、入ってきてくれる…。
押し寄せる快楽が、何度も脳を刺し殺す。
足は震え、腰も震え…ただ……もっと……もっと……。
彼が、私の入口を広げ…何度も……何度も……。
……。
「ぁっ……ふっ……ふー…ふー……」
彼が動きを止め…私は岩肌に体を預けてしまった。
冷たい温度が、少し心地良い…。
声を殺していた為…集中してしまった…と言うのもあり…今は……。
……。
…………?
「し…しほさん。積極的なのは、うれしいですけど…もう、そこにいますから…」
……ど……どういう……はい?
……。
………はい!?
ゆっくりと顔を半分、岩陰からだすと…長い髪の女性と、体ががっちりとした男性が、先程まで、私達が体を洗っていた並んで座っていた場所に、彼女達はいた…。
ど…どういう…それに積極的?
わ…私は、止めようと…え……。
少し思い返して見ると……。
……。
ぅ……ぁ……。
「…最低のレベルで、ここまで…どれだけ……」
彼が何かつぶやいたが、意味が少し分かりませんでした。
ただ、私が…続けろと、彼が言う前にむしゃぶりついてしまった事…。
座っていた所を、立たされた時点で…自分から岩へと移動した事………。
それが、一気に…それこそ鮮明に思い出してしまった……。
思考とは逆に…私から……。
い…いけない……これは、まずい…。
自身でも歯止めが効かなくなっている…。
『 っ!! んんっ!!! 』
岩の向こう…風呂へと続く、途中…檜でできたベンチに、彼らはいた。
湯船の湯気で、よく見えないが…あの声は、そういう事だろう…
自分が夢中になってしまっていた為、時間がの感覚が曖昧な為に…よくどういう状況か分からない…。
今はただ…湯気が作り出している、二人のシルエットが見える…。
…少し…。
ほんの少し、目を離していただけだというのに、望まぬ来客達は、すでに行為を行っていた…。
その…自分の感覚で、ほんの少し…。しかし、実際はどれ程の時間だったのか…。
自身でも驚く程…隆史君との行為に集中してしまっていたと言う事なのでしょうか?
「……」
じ…自業自得ですが…出るに出られない状況になってますね…。
目と鼻の先…湯船から出る、すぐその場所に、彼女達がいる……。
『 はっ! あっ!! あっ!!』
リズミカルに響く、甘い声が、ここまで聞こえてくる…。
遠慮なく、声を上げ…快楽に身を委ねている女性…それはそうだろう。
彼女達は、私達に気が付いていていない…。
遠慮する事もなく…行為に勤しんでいる…。
……。
秘部が一瞬、しまった気がした…。
……。
なぜでしょうか? これは…羨ましい? そう、少し感じてしまった。
男性の上に跨り…一心不乱に腰を下へ押し付けている女性。
艶かしい声と共に、自身の胸を弄り…腰を前後に振り…。
ニチッ…と、少し音がした…。
と…同時に、隆史君が今度は私の頭を撫でる…。
【 また一瞬、冷たい感覚が、脳内を刺激した 】
ニチッ…ニチッ……っと、またゆっくりと私の中を、往復する快感。
この異常な状態に、彼
「んっ…ぁっ……んっ…」
ゆっくりと動かされている分、彼を…彼全体を感じる…。
陰茎の先…カリ? とか、言っていましたね…。
その部分が、私の出入り口に引っかかる。
ズルッと少し抜け…またすぐに浅く……そしてまた引っ掛け…出す…。
少し早く…その動きをグチッグチッと、音を聴かせる様に繰り返し始めた…。
「はっ…はっ…」
彼の大きな先は、私の秘部を鳴らす。
下品な音と同時に、脳髄を刺激する快楽。…そしてまた震える、自身の腰…。
何度も押し寄せる軽い快楽の波に、声を殺すのがやっとですが…少し…焦らされている気がしてなりません…。
……。
そして、今気がついた。
興奮しているのは、私も同じです。
…この特殊な状況に…おぞましい程、興奮している…。
感情が、異常に昂ぶりやすい…。
こんな状況でも、行為をやめない隆史君。そして、この状況で分かりやすく快楽を示される。
彼に…ただの女として自覚させられ…そして、引きずり出されていると、実感をさせられている気がする…。
▽
「かっ……あっ……はっ…」
何度目か分からない…軽い絶頂の波…。
それが押し寄せ…終わった時に気がついた。
岩の向こうからは、私の押し殺した様な声をかき乱す様に…大きな声が響いていた。
貸切の露天風呂とはいえ、露天…外です。
外にまで響き…聞かれないとは思わないのでしょうか? と、思っていた声が聞こえない。
事が終わってしまったのか? と、普通なら思うのですが…甘い声とは別に、他の音が聞こえる…。
彼も動きを止めていた為に、少し体を捻ると、体を少し傾け岩の向こう側を覗いていた。
……ムッ
気になるのは、分かるのですが…他の女性の裸を覗くようで、少し嫉妬にも近い物を感じました。
言う権利など無いのでしょうが、腹が立つモノは、立つのです。
……。
ん…? ちょっと様子がおかしい。
ちょっと困ったような顔をしてますね…。
なんでしょうか?
「っ!!!」
釣られ……私も岩の反対側を覗きました…。
男性の上に跨っていた女性…その態勢は変わらないのですが…その男性の上で、動きは止めていました。
先程まで、湯気でシルエットしか分からなかったのに、今はハッキリとその姿が見えました…。
更に…その女性。
(ち…千代さん!?)
そういえば…聞いた声のある声だとは、一瞬頭をよぎりましたが…まさか…隆史君はここにいますし、あの男連中をこんな場所…。
更には、あんな行為をするなど…肉体関係を持つなど思ってもみませんでしたから、別人だと判断しました。
それに男性…。あんな体付きの良い男性は、あの場におりませんでしたからね…他の宿泊客だと思いました。
…が、目の当たりにすれば、信じる他にありません…。
しかも……。
『 っ…ぷっ……ジュブッ…ぁっ!!! はぁ…こっち…も… 』
はい…しかも…。
裸の彼女は、その男性の上に跨り…その周りを、複数の男性に囲まれていました。
そして体の正面が、こちらを向いていましたから、はっきりと分かります。
…その男性達…その……突き出された、複数の肉棒を美味しそうに…交互に口をつけ…貪っていた。
手は彼らを逃さない為か…肉棒を掴み…口から抜かれれば、だらしなく舌を垂らし…唾液ともに、別のへと口を移す…。
「っ……」
ショックでした。
彼女のあの様な姿は…。
男性の顔は、よく見えませんが…やはりあの、接待したスポンサー達では、ないようですが。
枕営業とも違うのでしょうが、隆史君以外にも、体を許してしまう様になった彼女が…。
【その為でしょうか? また…一瞬、冷たい感覚が…】
『 い…イキ…ほうでふか? ●●君!? 出し…てっ…ジュッッッボッ!! 』
君?
男性の名前を呼んだのでしょうが、よく…雑音が入った様に聞こえません。
『 こっちの…はっ……●●君も…イキそ…あぁ……可愛い顔して…出してくだっ……んんんっ!! 』
素早く手を動かし…肉棒に顔を囲まれて、その一つの肉棒にむしゃぶりついたていた彼女が、顔を離した…。
反対の手もまた、素早く動かす。
瞬間……。
二人の男性の先から、勢いよく白い体液が放出された。
こちらまで、臭ってくると思える程の、白く濁った液体。
「はっ…んっ…」
ドロドロとした体液を、顔中で受け止めた。
だらしなく開いた口からは、それをこぼさない様に…長い舌を突き出して…。
粘着質な体液は、顔を滑り落ち…また、彼女の体を伝う…。
……。
その恍惚の笑みを浮かべていた、千代さんは…どこか狂気じみていた…。
『 んっ…ぁ……はぁ… 』
ドロドロに汚れた彼女は、また嬉しそうに体液を飲み干し…次だと言わんばかりに、別の肉棒へと口をつける。
そして啜る様な音がまた……聞こえる。
「…なんだ、千代さんだったか。なら、問題ないな」
「えっ!?」
安堵にも似た声を、隆史君が吐いた……え? 問題ない!?
「ちょっ!? えっ!? たかっ!? んんっ!!」
浅く入っていたモノを、奥まで突き入れて来た…。
そのまま私の両脚を持ち…。
後ろから太もも部分へと腕を入れ…開脚させながら…私を持ち上げた。
「たっ…たかっ! んっ!!」
戸惑う私に…彼は言う。
持ち上げられている為に、耳の横に口を近づけ…。
「大洗ホテルの…夜。部屋の前…」
「っっ!!」
「それに、あの千代さん見て…どう思いました?」
「……なっ」
「それに気づいてました? しほさん…男性器を肉棒って、言ってましたよ?」
「っっ!!??」
え…あ…?
驚き、振り向く私の顔を見て…隆史君は、とても普通の笑みを浮かべていました。
そして…諭す様に…。
「まぁ? それが、しほさんの望みなら、俺は構いませんよ?」
「ぇ…」
ジャブジャブと、湯船をそのまま移動…持ち運ばれ始めた…。
何故でしょうか? 抵抗する意思がどうしても沸かない…。
「そこまで、目を輝かせて…モノ欲しそうな顔されては…協力しましょうね?」
「なっ!?」
「はい…正直に【言いましょう?】」
言う…。
「う…」
「う?」
「羨ましい…少し……そう……感じまし…た」
「へぇ? しほさんも、複数に囲まれたいと?」
「い…いえ…そういった訳ではないですが…。隆史君がいないと、嫌ですし…」
「…は……はい」
言えと言ったのに、言わせておいて何故、照れたのでしょう?
しかし……と…止まらい。
「大洗ホテルの夜もそうでした…。あそこで隆史君に言われてしまったら? とも、考えました……それに従うかまた…躊躇してしまった…してしまったのです」
「……」
「た…試してみたい…。隆史君が私を掘り起こす……新しい刺激を…」
「では…どうぞ?」
「…ぇ…」
開脚をさせられ…繋がっている状態を、彼女達の目の前に晒されていた。
…いつの間にか、移動が済んでいた様だ…。
そんな……こんな姿を見られている…。
「では、西住流家元様」
「っっ!!」
こ…ここに来て…。
普段の私を呼び起こす様な、言い方…。
「はっ!! んんっ!!」
声をまた…無意識に殺してしまう。
前に突き出された、私の秘部を…何も疑う事も、驚く事もしないで…千代さんが刺激する。
音を立てて…舌を這わせ…。
「あ、千代さん。先に家元が試したい事が、お有りの様ですので、後にしてください」
「んっ……あら、そうですか?」
…何が…。
千代さんのお相手と、並んで寝転ぶ隆史君。
それに…自分から入れるようにと、指示を出される…。
周りの男性の視線が気になりますが…それにまた、素直に従ってしまう…。
「はぁ…はぁ……なんでしょう…この…」
秘部を指で広げ…ゆっくりと彼の先を当てる…。
「見られて……ます…のに…」
グチュッと、粘着液を押しつぶす様な音…一気に奥まで座り込む。
広げられる快感と、快楽。
それが一気に押し寄せる…。
頭が自然に下がり…軽く上がる息。
ハァハァと、熱いモノが喉元から漏れる。
「……ん」
頬に当たる、また熱いモノを感じた。
さっそくと秤りに、大きな肉棒を横から突き出された…。
周りの男性は、私の顔に……肌に…一斉に擦り付け始めた。
少し奥にいる千代さんが、視界に入ると…すでに私を横目で見ながら、他の肉棒にむしゃぶり付いている。
また…嬉しそうに…。
「正直…試してみたいと、言ってしまいましたが…見知らぬ他人…」
「そうですね。鋼鉄程に固いとまで、言われている、西住流の家元が…見知らぬ男に、快楽の為にだけに股を開く」
「……」
い…言い方が、少しいつもと違いますね…隆史君。
乱暴…とは、少し違いますが…それでも、ここまで煽る様な言い方…しませんでしたのに。
「でもね? しほさん」
普段と同じように呼ぶ時とかは有りますが、ここまで露骨に…。
「もう、夢中になっているじゃないですか?」
……。
え…。
「その、西住流の家元が…男性器を両手に…ですから、【正直に】」
匂いが…味が…。
少し変われど…男の匂いが、鼻を突く。
舌が無意識に動く…。その舌先で、先の穴を穿る…先程お預けを食らったモノが、早く…ほしい。
「それに、俺がいないと…とか、嬉しこと言ってくれましたよね? でしたら安心してください」
片手で、口にない肉棒を、ただ出させる為だけに動かす…。
脇にも熱いものがあるが、好きに動かさせる…。
ジュルルと、唾液を啜りながら、口に含んでいる肉棒を刺激…出せる為に、恥ずかし事とやらもする…。
目頭が熱くなる…。
どこかで、冷静な部分があるからでしょうか?
ここまで…おかしくなっていたと、どこかで実感してしまった。
ただ…男を絞り…貪る。
先程から、思いと行動が一致しない。
所々、時間が抜けた様に感じる…でも……だけれども…。
もうだめ…段々と、考えられなくなってきた。
男の匂いが、私を動かす…ただ…ただ……。
オカシイ。
隆史君が、安心しろと言っていますが…こんな…ただの淫乱女みたいな行動をしている私に…何を…。
「皆…俺ですからね?」
…はい?
一瞬意味が、分からなかった…。
なにを言っているのか? …と。
モヤが晴れて、湯気もハレル。
…ここで……初めて周りの男性達の顔が、見えた気がした。
みんな…隆史君だ。
少し、年齢が違う顔つき…少し、懐かしい顔。
歳が違う隆史君も、多々…いる。
何人いるのでしょうか?
…。
……。
あぁ…これは…。
夢? ……でしょうか?
欲求不満、ここに極まり…と、言った感じ…でしょうか?
「そうですよ。ほら、しほさんが欲しい物が、でますよ? どこに欲しいですか?」
少し前…中学の頃…の彼でしょうか?
その彼が、言う…。
彼が言うならばそうだろう…。
私が、隆史君を見間違うはずが…無いのですから…。
これは本物の隆史君。
…小さい頃から…見ていた…。
そうか…夢なら…いい。
誰にも私にも… 娘にも……迷惑はカカラナイ…。
夢なら…。
啜る…。
出されるのと、同時に啜る。
喉に流れる、粘着質の体液…。
喉奥まで押し込み…逃さない。
待ちに待った、味…感触……匂い。
扱いていた手にも、熱いモノが掛かる…。
勿体無い。
胸に掛かると、塗りたくるように…広げる…。
夢ならいい…ただの女でいい…。
「そうですよ。ただの雌になってください」
▽
調整してあるので、濃さ…量。最大限になってます。
良く分からない事を、夢の中の隆史君は言う。
ただ、納得した。出される量がすごかった。
噛まないとダメそうな程、ネバつき…またそれが美味しい。
露天風呂では、時間の為に、ここまでだと…すぐにまた終わってしまった。
あぁ…夢もここまでかと、残念に思うと…部屋に戻っても、ありがたい事に継続した…。
浴衣を着せられ…ぐったりと歩く中…漸く部屋に戻れば、直様に、彼を…隆史君達を求める。
千代さんもまた、普段見せないほど、乱れていた。
向かい合わせで、二人揃って後ろから突かれ…口が触れ合う程、顔を近づけ…もう一本の隆史君の肉棒を、舌で取り合う。
ジュロロロと、長く響く淫口音を彼はとても喜ぶ。
ならば…と、上に乗り…周りの…何人かの隆史君の肉棒をまた、心行くまで啜り…音を出す。
気持ちがいい。
気持ちがいい。
娘から…借りているだけだと言うのに…何故だろう。
少し、黒い感情が沸く…だけど、今はしまっておく。
この凄まじく感覚がある、夢の様な夢を楽しみたい。
途中…一瞬、お尻に冷たい感触が走った。
それからだろう…その、私のお尻まで
初めてだと、言えば…まずは慣れましょう…と、背が高かったとはいえ、まだ小学生…。
その頃の隆史君が、複数現れた。
やはり…夢ですね。
表れ方が、非現実的でした。
地面から…影から現れるとか…。
その小学生の…たかし君。
また彼らも、口でされるのが好きでした。
それでも、それなりに大きな幼いモノを咥えれば…男の匂い。
…口で夢中な中…ゆっくりと、お尻に彼が入ってくる。
ゆっくりと、ゴリゴリと入ってくる…初めてだと言うのに、入りきった瞬間…絶頂に達しました。
息を吐いていれば、目の前には、乱れに乱れている千代さんの姿。
その時にはもう、千代さんは好き勝手にされてましたね。
前と後ろ…両方から刺されて…。
その姿を見て、生唾を飲み込む、自身の喉が鳴った。
私にも早くして欲しかった…。
しかし、察してくれたのか…口では無理だと叫んでいましたが、私はどんな顔をしていたのでしょう?
頬が吊っていたのを、自覚していましたから…。
「かぁ……あぅあああ!!」
ゴリゴリと…たかし君に挟まれ…中で彼らが当たる…。
こすり合わせる様に動かされる度に、意識が飛びそうになる…。
胸はもう一人のたかし君に、文字通り使われ…自身の手で挟み…動かしていますね…。
快楽の為でしょうが、その少し苦しそうな顔が印象的でした。
「ジュッ…レラ」
横を向き…もう一人のたかし君を口で味わう…。
子供に見えますが、出されるモノが、また…。
パンパンと同時に響く、肉を打つ音…。
段々と動きが早くなっていく中…あぁ…そろそろかと…。
「いっ……きぃ……ますっっ!! あぁぁ!!!」
絶頂に達する時…報告して欲しいと言われ…。
その度に口にする。
「…子供四人にイカされましたね」
熱いモノを全身で感じる。
耳に息を吹きかけられる様に…たかし君に言われ……また、二度目の絶頂…。
「ひっ……はっ……また……イキ……まし……たぁ…」
力なく、たかし君に覆いかぶさると…全身がドロドロになっているのに気が付きました。
ニチッと彼の肌と当たると音を上げますから…。
それは千代さんも同じの様で、彼女のポッカリと空いた、お尻の穴からドロドロと大量の白い液体が、流れ出ています。
同じく秘部からも…。その二つの液体が混ざり合い…ピクピクと腰をう動かす千代さんの振動に、ニチャニチャと聞こえて来てますね…。
胸も…顔も……髪も……。
時間が経つにつれ…全身に隆史君の匂いが、染み付いていく…。
「んんぁぁ!!!」
そして…今度は、いつもの隆史君が、私に入ってくる。
中で何度も出されている為に…グチャグチャと…また音を聴かせるように出してきます…。
たかし君とは違い…いつもの大きさ…えぐい…それこそ、子供の腕ほどの大きさ…。
両穴を塞がれ…口まで塞がれ…。
それでも何時もの様に、私の気持ちの良い場所を、適度な速さで攻めてくる。
「イッます!! イってますあぁぁ!!!」
強引に絶頂を迎えさせられ…休憩すら許さない程、まだまだ動いてくる。
後ろと前…両方からの、この大きさの快楽は、たかし君以上に私をオカシクさせる…。
途中…なぜかゴリゴリとした…丸い異物の様なモノを、彼の陰茎から感じました。
それをまた、両穴を攻められる…。
中で引っかかる部分が増えた様に感じ…それがまた気持ちがいい…。
ハシタナイ、獣地味た声を、叫んでしまっていた…。
グチャッ! ニヂャッ!! …と。
精液が、性器で混ざりあり…泡を立てて飛び散る…。
私もこうなのだと…千代さんの姿を私に見せつけてくる…。
お尻を使われ…髪の毛まで使われ…。
しかし、疑問すら挟ませない様に…余計な事を考えさせないように、彼は私を壊す。
「っは! はぁ……はぁ……しほさん」
「か……ぁ……は……」
腰が震え…腕が震え……脳が震える…。
もう、何も…考え…。
「千代さん」
「…………」
千代さんは、すでにダメですね…。
暫く前に気絶してしまってます。
すでに水でも浴びたのではないのか? と、疑ってしまうほどに、愛液と体液と…汗に塗れて動きませんね。
「…もう少し、起きていてくださいね」
「………………ぁぁあ!!!」
また、肉を叩く音を響かせ…強引に千代さんを起こす…。
仰向けにさせ、横からまた、肉棒で口を塞ぐ…。
「いいっ!! あっ! はっ!! もっっ!! とぉぉ!!」
「あっ!! はっ!! んっ!!」
すぐに意識を取り戻し…また、隆史君を求め始めた。
同時に攻める私の声に応答し、激しくまた動き始めてくれました。
「しほさん…千代さん」
「なっ!! んんんっ!!」
「接待…とか、言ってましたが、性接待って本当にあるんですか?」
「なっ!? んっ!!」
…まぁ。気になるでしょうが…何故今、この場で…。
快楽への集中が、一旦途絶えてしまいました…。
「千代さんと、しほさん程の女性なら…腐る程、誘いがあったでしょ?」
「んぁ!! あっ…ありましたっ!! きょっ……今日来っった!! ……はぁぁ……髭…とかぁぁ……あああ!!!」
「あっ!! はっ…ありま……すぅぅ……ああっ!! 他にも多数っ!!」
焦らすように…喋らせない様に…そんな動き…。
喘ぎと共に、喋らせるのも、隆史君…好きですからね…。
「当然…殺意で答えていたと思いますが…」
「口っ……!! だけだとかもっ!!」
「胸だけ…とかっ!!」
そこで…彼は、動きを止めた。
急に…いきなり…。
気が付けば、周りのいっぱいいた隆史君が、私達二人を攻めている、隆史君だけになっていました。
そして彼は…。
「じゃあ、今度…それを受けてください」
「「 !!?? 」」
か…固まった…。
体が、硬直してしまった。
何を…。
「はっ!!! んぁ!!」
「ああっ!!」
体を仰け反らせて…また深く突き立てた、彼に体が反応する。
「…どうです? 俺の言う事、聞けますか?」
「んっ……はっ…はっ…はっはっあっあっ!! なんっ…でっ!? ああっ!!!!」
ゆっくりと動き出し…段々と動きを早くさせていく…。
快楽の波がまた押し寄せて…。
「…どうです……かっ!?」
グリッ…と、中で大きくなった。
私達の反応を楽しむ様に…。
そして…イキそうなのを知っているのか…焦らすような動き…。
弱い所を敢えて、避けるように…。
……。
考える力がない…。
「わっ…わかりましたっ!!! 聞くっ! 聞きますからっ!!」
「はいっっっ!! だっ……だからぁぁぁ!!!」
イカせて欲しい…ただ…それだけ…。
それに隆史君なら…言う事なら……違う私を…。
アレ…これ……夢でしたよね?
「…イキたいだけに、そんなお願い聞くんですね。…完全にもう、ただの雌ですよねぇ…」
意地の悪い事……を……
「 ま。嘘ですけど 」
「「 !!?? 」」
「前にも言いましたけど、俺以外に貴女達を抱かせなんてしませんよ…今のは、ただの確認です」
声が……大きくなる……。
なぜか…安堵と共に、落胆も…しかし、なぜか嬉しい…よく分からない感覚…。
「…自分の女に、そんな事…させませんよ……」
女…。
彼の言葉は、時折卑怯です…今のも多分、そうでしょう…。
女……女……っっ!!
わかる…子宮が降りてくるのが……。
来る…。
今日一番のが……来る…。
「で? どこにどう、して欲しいですか?」
子宮をこじ開けられる様に…奥に突き入れられた。
私達の答えを知っているかの様に…。
そして…答える……答えてくれた。
「中にっぃぃぁぁああ!!!」
「奥にっぃぃぁぁああ!!!」
また私達の中が、熱い彼で満たされた。
◆
……。
やっちゃった…。
スキル使って、好き勝手…今までで、一番……無茶しちゃった…。
ぅあああ……すげぇ事言っちゃったし…。
ノリが今までより、悪乗りする確率が、かなり上がった…。
女……呼ばわり……雌呼ばわり……。
昨晩の事は、快楽と同時に、別の記憶として彼女達に残ったはずだ。
複数ではなく…俺一人と。
辻褄は合わないが、それは疑問に思わない様に、設定。
……。
しかし…すごかった……。
彼女達に掛けた催淫スキル……レベルが最低のモノだったんだけど…乱れ方が凄まじかった…。
隠語…言ってくれなかったな…。
肉棒だけだったな…正直に思った事を喋るスキルも使ったのに…。
……。
…今度は野外で、でも…してみるかぁ…その白状スキル使って…言わせてみたいなぁ…。
いかん…まだ、半分スイッチ入ってる。
…この状態で、みほに迫ったら…本気でぶっ壊しそうだから…やめておこうかね。
朝の布団の中…また裸の二人に挟まれた状態で、目が覚めました…。
朝の五時です。
ぶっちゃけ、殆ど寝てません。
15分位でしょうか?
…明るくなるまでヤッテましたから…。
さて…。
本気で二人共、堕としてしまっている確認も取れましたので…さて……。
どうしよう…。
閲覧ありがとうございました
……いや……ほんとに家元達だと、好き勝手できるなぁ…。
今回の人妻編は、しほさんメイン。
スキルをかけられる側として、書いてみました。
ありがとうございました!!