「…ふむ。思ったより、普通だな」
ほぼ、引きずられる感じで、連れてこられた某建物。
部屋に入って、部屋内を見渡した、最初の感想がソレだった。
独特な造りの、大きなベットがある部屋。
最近は、オシャレ感を全面に出して、高級感すら漂わせる様な部屋が増えてきたんだろう。
…昔みたいに、良くわからないオブジェや、どこの国のテーマパークだよっ! っと、思わせるデザインでもない。
コンセプトが変わったのか、カップルとかの需要にも…「 何を呆けている 」
「…」
白く大きなベットの前で、腕を組んで此方を睨みつけてきた彼女。
…まほちゃん。
現実逃避…とも違うが、誤魔化すように部屋内の感想を、無理やり考えていたら、一言で中断させられた。
ま…まぁ、ここまで来てしまったら、もうどうしようもないよな…。
それこそ、文字通り恥をかかせてしまう。
「別に呆けていた訳じゃないよ」
ラブホテルの室内。
特に青森へと転校してからは、戦車道中の凛々しい彼女を見る事が多かった為というのもある。
その風景をバックにしている彼女は、こんな場所とは、無縁だったとしか言い様が程に、非常にアンバランス。
「ちょっと、覚悟決めてた…」
そんな、目のキツイ幼馴染に対して、本心で答えた。
「…ん、ならいい」
少し頬を染め、目線を俺からずらした。
まだ決めていないのか…と、言われる気もしたが、俺が逃げ出さない意思を示すのと同義だと思ったのか…少し微笑んだ。
抱く。抱け。
ハッキリと言ってきた彼女に対し、すでに遅めの決意を固めていた。
それとは別に、他の考えが、大きく思考を邪魔をしてくる。
関係が、ドンドンおかしくなっていく…。
昔の様な関係が、いつまでも続かないだろうとは、思っていたが…この変わり方はな…。
幼い頃より見ていた…見てきた彼女達。
…俗に言う、大人の関係という奴だな。
姉妹揃って……
「愛のホテルと言うわりは…ここは?」
彼女の声で、その思考が中断された。
愛のホテル…ラブホテルと直接的に言わないのは、小さな照れだろうか?
いや…でもな? 大洗学園の…あの場所から、ここまで直行…。
今更でしょうよ…。
陸に降りようかと、打診したが聞き入れてもらえなかった。
…焦っていたのだろうか?
それとも煙に巻いて、俺が逃げるとも思ったのだろうか?
「……」
…今の彼女を口八丁で誤魔化すのは、無理だと判断した。
多分…何を言っても逆効果だっただろう。
…。
まだ…グジグジ考えているな…俺。
みほが、許したと言っていた…。
またか…とも思ったが、彼女に対し、もう俺には何も言う権利はない。
……。
「まほちゃん?」
……えぇ…っと…。
「あの…?」
さっきから、何を…? 突然、騒がしく動き出し、片っ端から、部屋のクローゼットや、何やら…開く扉を開いていく…。
俺の方をチラッと見て…。
……。
めっちゃ、楽しんでる…。
ただ、恥ずかしいだの、そういった感情を誤魔化す為もあるだろう。
その為に、動き回り、上手くその感情を少しでも、誤魔化そうとしている……と、思ったんだけど…。
違う…これは違うっ!
すっげぇ、良い輝きを、顔と目から放ち、キャッキャッはしゃぎ出していた…。
何もかもが新鮮な場所。ただ、そんな場所を散策するのが、楽しくて仕方がない…って、感じでしょうか?
「むっ!! これか!?」
え~と…。
麻子の話に出てきた…まぁ…アレとか売っている自販機。
大きめなクローゼットの中。その隅っこに隠されるように設置されていた、ソレを見つけなさった。
それを発見した時の、光を増した、まほちゃんの輝いた表情…。
「こういう施設なのだ。…目的もそれに関係した販売機なのだろう?」
「…そ…そうだけど」
「ふむ…」
「…なんか、楽しそうだね…まほちゃん」
「……隆史と、この様な施設に入った。それは、そういう事だと、実感できるのが非常に嬉しくてな…?」
ぐっ…。
嬉しそうに…本当に嬉しそうに言葉にした。
顔が赤いのは、相変わらず…だけど、見た事がない微笑みで俺に返した。
狂った関係だとしても…?と、言葉にできない程に。
「やっと。やっとなんだ…」
何故、そこま……。
「…隆史」
…………。
もういい。
ただ
単純に……ここまで思ってくれた、まほちゃんに…。
彼女に応えようと、決めた。
…もう、決めてしまっていたんだ。
「では、コレを端から開ければ良いんだな?」
「……違います」
…目を輝かせて、言わないで下さい。
ちょっとしたオカシイ覚悟を、変に狂わせないで…。
自販機に対し、しゃがみこんだ彼女を、止めますね。
というか、貴女そんな表情、滅多に見せないじゃないですか! んで、こんな時にそのレアな表情見せるんでしょうか!?
…はぁ。
「ん? 全て使うのではないのか?」
「躊躇なしに凄い事を言わないで…今回は、使いません」
「…そうか」
落胆した…すっごい、落胆した。
明らかに残念がってるし…。
「そ…そういうのは、もう少し、慣れてから…ね?」
「そうだなっ!! 次の時だなっ!!」
あ…。
落胆した表情かと思ったら…すっげぇ、悪い笑顔してる…なん…で…って、あぁ…。
俺の発言…「今回」「慣れてから」…。
次が…まだこれからがあると、言ってしまった様なモノか。
それに彼女が、喜んでいる…と。
……。
「…では、何時までも、こうしていても仕方がない」
スッ…と、立ち上がり、ゆっくりと俺に近づいてきた。
同じく、ゆっくりと腕を上げると、静かに俺に抱きついてきた。
甘い匂いと、胸に当たる、柔らかい感触。
そして、彼女から伝わる、体温…と心臓の音…。
「ふっ……ふー…」
早く…そして、大きく鼓動を繰り返す心音と一緒に…小さく深呼吸をしていた。
見た目と反して、緊張もしているのか…心なしか、体が強ばっている感じもする。
先ほどの戦車の中で、最後に見せた、あの禍々しくも妖艶な顔付きのまほちゃんは…いない。
「で…では…っ!!……シ…シャワーを…浴びてくる…」
…ぇ…あ…はい。
消え去りそうな声で…。
「隆史は私が、恥ずかしく無いとでも…その…思っているかもしれない…でも…な?」
「思っちゃいないよ。…無理にテンション上げてたんだろ?」
「……」
「まっ……だからこそ、俺も…」
「そ…そうか…」
彼女の腕に力が入った。
…抱きしめる力が強くなる。
頭を俺の胸に埋め、小さく聞こえる呼吸を繰り返している。
「よし。……で…では、行ってくる」
小さく呟いたまほちゃん。
彼女なりの覚悟が決まったのだろう。
だけど…。
「まほちゃん」
「…な、なんだ?」
「俺は俺なりに覚悟を決めた。だから俺らしく行こうと思う」
「う…うん」
いつもと違い、少し子供らしい返事。
埋めた顔を少し離し、潤んでいる目で見上げている。
「だから、それはダメだ」
「…ぇ? えっ!? なっ!?」
そのまま、脚を掬い…彼女を抱き上げる。
随分と前にした、お姫様抱っこというヤツだ。
「隆史っ!?」
そのまま、広く大きなベットへと直行。
考える隙を与えない。
赤や青やらのLEDライトが見える…その場所へ。
彼女を、ゆっくりとベットへと降ろした。
◇
…初めてだった。
ここまで隆史が、私に触れてくれるのは。
「ふっ……はっ……はっ…」
不本意だが、小さな声が漏れる。
触れる隆史の手が、私の体を弄る。
いや、撫でてくれているのだろう。
太ももや、腰…ゆっくりと何かを伸び広がせる様に、私を体を確認するかの様に。
無線機から聞こえてきた声を、今まさに思い出した。
誰が言っていたからは、忘れてしまったが…なる程。
確かにあの発言の通りだった。
さられ…ふれられるだけで、心地がいい…。
あの隆史にだぞ? 朴念仁だった隆史にだ。
スカートの間に手を滑り込ませ、太ももの付け根へ…腕でスカートが捲くれ上がるが、今更特にどうという事もなし。
恥ずかしいという感情は、まだ大きく私を支配しているが、それ以上に…。
うれしい…。
手が私の肌の上を、右往左往…それこそ、マッサージをするかの様に動き回る。
少し硬い、手の感触が…いや、隆史が私を包混んでいく…。
…ん。
……ん?
「まっ…待て、隆史…んっ…」
「なに?」
「積極的に求めて貰えるのは、正直…その…嬉しいが…この夏場だ…」
「あぁ、シャワー?」
そうだ…流石に、汗もかいている。
しかも、先程までは戦車にいたんだ…それなりに…。
「 や だ 」
「…何!?」
「 匂いがとれるのは、何か勿体無い 」
「!!??」
い…意味が分からないっ!!
「匂い!? 勿体無いっ!? 余計、恥ずかしいだろうっ!!」
「まぁ、後で入ればいいだろ?」
「後じゃ、ダメだろうがっ! 恥ずかしいと言っているんだ! お前は、んっ! お…んぁッ!」
隆史が、胸を触ってきた…。
いつの間にか、下着のホックが外されていた為に…先端を…迷う事なく…。
揉みしだく訳ではなく、服の上から、下着を少しずらして、探るように…。
その布越しの感触がっっ!?
「…まほちゃん、なんか、すげぇ敏感…」
「じゃぁまを…する……はぁ…はぁ…なぁ…」
隆史の指先が、下部の性器の周りを円を描く様に動き始めた…。
お陰で、力が籠らない声しかでない…。
下着の上からだが、体を触る…から、ここまでの行為に、ためらいがない…。
それ良いのだが、何か…こう…んっ!?
「はっ…さ…すがに、手馴れているな…少々、頭に来る…なぁっ!!??」
下の性器の上を…そのスジを指で刺激してきた…。
お陰で、大きな声を出して…くっ。何か、悔しい…。
足の付け根…しかも敏感な、前の窪み付近を、今度は摩る。
ゾクゾクとした感覚が、脳内を走ると…脚を曲げられ…下半身が、あらわになってしまった…。
確か…エム字開脚? みほが先程写真で送ってきた格好と、同じ…。
「だ…だから、恥ずかしいと言っている…」
「あ~…うん」
聞けっ!! どこを見て…あぁ、私の胸を見ているのか。
残念だったな。ワンピースタイプの服だからな…捲れまい…。
…何を勝ち誇っている…というか、そんな所位しか、今は抵抗が出来そうもない…。
覚悟を決めたと言ってくれたが、ここまで躊躇しないと、流石に若干の恐怖を隆史から感じるぞ?
「ちっ…んっっ!!」
私の首元に顔を入れてきた…。首を吸っている様だ…点として、熱い感覚が、首元から幾つか、何度か繰り返して感じる…。
後ろへ周り…今度は後ろから、抱きしめる様な格好へ…。
そこで改めて、首元を吸って…これは、キスか…。
…そのまま脚で、座った私の脚を広げ、膝から内股へと手を滑らせる…。
そのまま、腕ごと抱きしめられた…。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
呼吸を繰り返し続けると、段々と思考が鈍くなっていく…。
燃える様に、体と顔と…いや…私自身の全てが熱い。
抱きしめられる…抱きしめられている…そして、首元には…。
はぁー…良い……。
…こ…これは、良い…。
これは…好きだ…。
本当に心地いい…。
「……」
じゃないっ!!
「…まほちゃんは、非常に敏感な体質か…すごいな…」
「な…何が、すごいと…。冷静に分析をするな…」
「触れば触るだけ、反応で返してくれる…」
「っっ! 恥ずかしい事を…」
「…出すな?」
「はぁ…はぁ……んんっ!!!」
体が反応する…してしまう。
隆史に…というのが、大きいがな。
背中の小さなチャックが、下げられた感覚がした。
するっと、肩に掛かっていた服を、左右に下ろされる…。
下着と共に、真下へと上半身の服を…。
…。
胸を出された…。
積極的な……ここまで、積極的な隆史は、初めてだ…。
シラフのな。
あぁ、素面の。
それが非常に嬉しい。
…ちょっと、情けないがな…。
この行為のお陰で、私の服は、腹部分に縮小されている…。
下半身と、上半身…あっさりと剥かれてしまったな…。
嬉しい…なぜだろう…本当にそれ以外の感情が湧いてこない…。
気が付けば、私は隆史の口を吸っていた。
小さな呼吸が、舌と…唾液と……熱い息とで、混ざり合う…。
先程は勢いでしてしまったが…今度は違う…隆史も応えてくれる…。
「ぢゅっ…ぁ…はぁ……ぁ…れぁ…」
唾液の音が、口元からいやに大きく聞こえてくる…。
背後から、胸を持ち上げる様に触ってくる隆史に対し、顔だけ横を向き…彼の口へと反撃する事しかできない。
優しく揉みながら…というか、何故搾り出すように…指先で先端を刺激するのだろう…。
「…出んぞ?」
「…いや…そういった事ではなく…」
バツが悪そうにする顔を、何となく面白く感じ…またからかいたくなる。
小さく、柔らかいだの、重いだのの呟きも何度か、聞いたが…。
「…感想があるなら、ハッキリと言ってくれ」
「……」
「まったく…下着を見もしないで取ってしまうし…私の肌の…いや、裸の感想もなしか?」
「…いや…あまり、見ないほうが、良いかと…」
「赤星が言っていた、勝負下着とやらだったのに…」
「……………………」
「胸も…んっ…。随分の熱心に触ってくれているのに…私の感想も無しか??」
「………言っていいの?」
「……」
「……」
「や…待て。やっぱりいい…別の意味で、参ってしまいそうだ…。例のゲームと同じになりそうだ…」
「う…う~む」
ふっっ!?
誤魔化す様に、また手が動き出した。
視線を胸に落とすと、私の胸がゆっくりと変形し…その反発する弾力を楽しむかの様な、隆史の手…。
「触りたくば、あっ! …い…いつでも…ぁ…よかったのだけどなぁ…」
「……」
そう何度か、言った気もするが…。
後…変な声が出るから、今はやめてくれ…。
「はぁ…後、シャワーは、もういい諦めた…」
「……」
「まったく…恥ずかしいと言っているのに…。隆史は、女性を辱める趣味でも……」
「…………」
「あぁ…あったのだったな。 お ま え に は 」
「……………………」
なぜ目を逸らす。
……。
「隆史」
「……はい」
何か、怒られるとでも思ったのか…逸らした目を更に逸らしたな…。
ふふっ…変わらない。
こういった場で、普段と変わらないのも、また…嬉しい。
さて…。
「…隆史、お前は大分…その…手加減してくれているな?」
「…」
「優しくされるは、非常に…あぁ…とても嬉しいのだが…」
「……うん?」
「遠慮をするな」
「えっと…」
「私は、全てを受け入れると言った…。言ったからには、好きにしてくれ…その方が、私も嬉しい…」
「…………」
「圧倒的に…みほと経験の差と言うものが、開いてしまっている…。ここで、追いつきたい…だからな? 好きにしてくれ」
「う~…ん。手加減…なんて、してる気は、ないのだけど…強いて言うなら…どこまでしていいか…」
「それを手加減と言うんだ。い…痛いのは、ちょっと手加減して欲しいがな…」
「か…可愛い事を…。そうだなぁ…んじゃ…頑張ってみる」
「ふふっ…あぁ、頑張ってくれ…」
……。
…………。
この言葉を……………後に…少し後悔した。
▽
この場所はいい…。
何年か前の…中学生の時の様な、邪魔者が現れない。
隆史の家では、みほが…その友人達がいるから、いつ…どの様に邪魔が入るか、分かったものではないからな。
だから、邪魔の入らないこの場所は…良い。
良い…。
「ぁぁぁあああっっ!!!」
…幾ら大声で、叫んでも大丈夫だから。
「…まほちゃんは、すごいな…全身が性感帯って言っても良いくらいだ…」
アレから、どのくらい経っただろう…。
頑張ると言った隆史が…凄かった…。
今も、下の…下着の上から、性器周りを散々揉みほぐし、止めとばかりに割れ目をナゾリ…刺激する。
脚の…下半身の感覚が、すでに無いと思えるほど、宙に浮いている感覚…。
体中を刺激し…一箇所に感覚を集中する様に…撫で回す…。
ショーツ…パンツ。呼び方はなんでも良いが、その下着を脱がそうとしない。
上から…指や爪や……口を使って、敏感な部分を刺激する。
胸すら自分の胸では、ないみたいだ。
乳首から乳房を、何度も何度も愛撫し…味わう様に、口で吸い出す。
胸だけで、果てるとは思わなかった…。
「ひっ!! んんんっっ!! んあぁああ!!!」
ぐちっっと…指でまた…性器を押し込んだ。
そのまま、突起部分を押し潰すように押しズラす…。
果てたばかりの時、連鎖させる様に、何度か果てさせられる。
そしたら次は…。
「はぁ…はぁ…んんっ!? ぁぁあっあぅ…あぁ…」
全身を摩り始める。
体中が敏感になってしまっている為に、すでに触れられるだけで、変な声を上げてしまう…。
お腹を…脇を…太股を…。
順番に摩り始めた。
そしてまた、私は腰を上げる…。
脚がつるように伸ばし…何度も痙攣を繰り返して、腰を振ってしまう…。
「ぁ…ぅ…はぁー…はぁー…」
「ん…そろそろ、一時間は経つか…」
隆史は、唾液なのか…なんなのか…。液体まみれの口元を拭い、部屋の時計を確認している。
荒い呼吸が止まらない…顔を手で押さえ…抗えぬ快楽の波に耐え…られなかったけど…。
そんな格好の私を見下ろしている隆史と目が合う。
普通の顔…悪くも何ともなく、こんな私を気遣う様に、優しく笑っている。
ん…。
いつの間にか…良くわからない趣向のTシャツを脱ぎ…全裸になっていた。
高校生には見えない、筋肉で深い凹凸がある、その体。
そして、傷だらけの体…。
胸の大きな傷に目が行くが、それ以上に細かい擦り傷が癒えて、肉で膨れ上がった傷に目が行く…。
「ん…あぁ…コレか」
バツが悪そうに、肩を…腕に掛けて摩る。
「まぁ、殆どが、木の枝で出来た傷だから、怖い物じゃないよ」
木の枝?
…疑問を口にしたいが、声がでない…。
代わりに、隆史が先程、好きだと言ってくれた、甘い吐息とやらが何度も、口から這い出る。
…変態め。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
仰向けで、胸を晒し…大きくその胸を肺ごと動かす…。
乳房が揺れるのか…目線を少し、感じた…。
少し、嫌味でも言ってやろう…か?
「…はっ。はぁはぁ…ふぅ…裸で…森の中でも…走ったのか?」
呼吸が落ち着いてきて…漸く声が出た…。
「あ~…うん。北海道の森でな? 戦車から裸で体出してたら、こうなった…」
……。
何をしてるんだ、こいつは…。
「…はぁはぁ…んっ…」
「まぁ…俺の事は、いい…っっと…」
今までのは、全て愛撫…という奴だったのだろう。
先程も言っていたが…一時間も、隆史はそれをしてくれていたのか? 時間の感覚がオカシクなっている。
次に進むのだろうか?
動けない私の履いている、下着の端に指をかけた…
愛撫中…指ですら一切、私の中に入ってこようとしなかった。
中学生の時は、すぐに…まぁいい…。
お陰で、焦らされるだけ焦らされている感じがする…浅い所で、何度も醜態を晒してしまった…。
あんな大声で…。
「うっ…わ……下着が凄い事に…糸弾いてる…」
「はっ…恥ずかしい事を…言う……ぁは…なぁ…」
「唾液と愛液が混じって…透けてしまってるな…すご…」
「っっ!!」
熱くなる顔を、腕で隠し…一応、隆史を蹴ってみた…。
ダメだ…力が入らない…腰…抜けているんじゃないのだろうか…。
その蹴りとも言えない脚を掴まれ、そのまま開脚された…。
「はずっ!! それは流石に、恥ずかしいっ!! んぁっ!?」
そのまま、濡れた下着を退かされ…顕になった性器に口を付けられた。
啜る音と一緒に…初めて、そこで…。
舌が入ってきた。
「はっ!! んっっ! あああっ!!」
ザラッとした感触とヌルッとした触感が、一気に脳内を白い光に包ませた。
腰が浮いた…。
即座にイカされた…のだろう。
果てると言うのを、イクと言うのだろう?
散々、イク度に耳元で、言葉にされて言い当てられていたから、いい加減覚えた…。
羞恥と快楽で脳内がオカシクなりそうだったぞ…。
「ヵッ…ハッ……ァッ…ハッ…」
ガクガクと動く腰に…ん?
その下半身に隆史がいなかった…。
というか、退いていなくなるのに気づかないほど、今のが…
「まほちゃん…大丈夫? 動ける?」
気配で分かる…顔の横にいる…。
動けるか? …無理だ馬鹿者…こんなにしたのは、お前だろう…。
辛うじて上半身だけ動かせたので、横を向くと…。
「…はっ…はっ……ぁ…」
元気になってるな。うん…よかった…こうなってくれて…。
そのソソリタツ…大きなモノが、目の前にあった。
「…そろそろ、俺も限界ですのでね? …できればぁ…」
そうか…あれか…口ですれば…してくれという、意味だろう。
肘で体を起こし………。
……。
起こせない…。
やはり腰が抜けてしまっているのだろう…力が入らない…。
せっかくこうしてくれているのだ…どうしようか…。
あぁそうだ…。
体を捻り、横に倒す…そのまま、そのグロテクスな物を握る。
…これなら、できそうだ。
「くぁ…」
狙いを定め…口を開ける…。
確か…こういうのは…。
口の中に、独特な匂い…そして味が広がる…。
無線で言っていた…な…。
そうか、これをみほは、好きなんだな…。
…奥まで入れると、思いっきり開けないとダメだな。
顎を強制的に下がらせられる程になるから、少々疲れそうだ。
「ん…まほちゃん」
「んっ…んっ…」
ゆっくりと前後に動かすと、口に更に濃い、匂いと味が…。
「まほちゃん?」
頭に手を置かれて、静止させられた。
「…んぷ…っ。ふぅっ…何故だ」
「に…睨まないで」
睨んでいる気などないぞ? …ただ、不満なだけだ。
まだ、そんなに…。
「…まだ、みほの様にできないが、教えてくれれば…」
「違う違う。素直に従ってくれた、まほちゃん見てたら…」
そう言いながら、また…私の下へと移動していく…。
両膝を持ち…強引に開かれた。
また、この恥ずかしい格好…。
肩を抑えられ、強制的に仰向けにさせられた。
脚を押さえ…あぁそうか。
「我慢できなくなった」
これで、漸く…。
「あぁ…」
簡単な返事で答えると…ゆっくりと…。
「んっ…」
私をこじ開けられる感覚…がぁ…。
「んんんっっ!?」
背筋が伸びる…いや、反る…。
隆史が、私に入ってくる…。
散々焦らされた為だろうか? 2回目だと言うのに、特に痛さは…というか…頭が…。
上手く…考え…
真っ白…
「まほちゃん?」
「 っ!? っっ…!! 」
「い…入れただけで、イっちゃったのか…」
「やっと…」
「やっと?」
「…一つになれた…」
「……」
「やっとだ…」
「……分かった。応えよう…本気で動くな?」
「好きに……してっ…全て…お前の物だ…」
「ぐっ…」
もう…どうせ、私は…動けない
快楽と達成感と幸福感で…もう、頭がごちゃごちゃだ。
「 …けど 」
「…ぶ?」
「」
ほら…隆史の声が…聞こえない…ほど…。
「んぁぁ!?」
えぐられる。
引きずりだされる…何もかもを晒される…。
どんな声を上げたかすらわからない。
ただ、もう一度隆史と一緒になれた事もそうだが…なんだ……これは…。
昔は痛いだけだった…。
みほに対する罪悪感に押しつぶされそうだった…。
だからだろうか?
今は全て許されている…。
枷が…無い。
隆史が私の中で、暴れまわる…それが、一挙一足が凄まじい快楽を生む。
キモチガイイ
隆史の体重を感じる…上から私を押しつぶしてくれる。
グチャグッチャとする音…。
だらしなくベットへと、上半身を寝かせ、下半身を上げられている。
凄まじく恥ずかしい格好だが、何度も押し寄せる…一回一回の快楽が、全てをかき消してくれる。
バツンバツンと、打ち付けられる腰…が、動けば動く程、脳内から思考を排除する。
私が上になって…いる?
しかし、立つ事も出来ない為に、隆史の上に寝てしまう格好で覆いかぶさる。
私のお尻を掴み、遠慮なく私を壊してくれる。
胸を触られているのだろうか? 吸われているのだろうか? なんでもいい。
全てが気持ちよく…心地よい…。
隆史が、新しい感覚をくれた…感触をくれた…。
腰が…少し、回復したのだろう…。動く…足が動く…。
上にまたがり、よだれを垂らし…無我夢中で、自分から隆史に腰を打ち下ろしている。
気持ちいい…隆史がいい…。
何度イったかわからない。
すでに体全体が宙を彷徨っている感覚…。
その割には、どうしているか…隆史がどう動いているか、分かるのが不思議だ…。
すごい…。
最後が…。
「 っっ!! ガァッ!! ああああっ!!! 」
脚を上に…隆史が強引に力任せに、私に入ってきてくれる。
性器を上に上げ…下に隆史が入ってくる。
獣地味た声が、喉から漏れる…。
さらに…意識が遠ざかる…。
……。
…………。
?
快楽の余韻…?
隆史が、私から出て行った…。
なぜ?
……。
…………。
顎を持たれた感覚…。
あぁ…そうか。
意識を振り絞る。
熱く、激しい呼吸しかしていないが、最後の言葉で隆史に求める。
…避妊具はしていたのだろう。
カラフルなグロテクスだったから。
なら…無理はまだ言わない。
…言わないが、ソレは欲しい…。
どんな感覚…感触…匂いなのだろう?
……。
最後のお願い…一度、試したい……欲しかった…。
……。
…………。
顔中に、隆史の熱と匂いと…垂れて来た、隆史の味が…一瞬に広がった…。
……。
……これは……良いな……これが良い……。
◆
全て終わり…まほちゃんとの…その…1回戦が終わった。
「……」
1回戦って呼び方だと、2回戦もある訳で…。
「…これは…気持ちの良い物なのか?」
「た…大変、よろしいデス」
最初の発言通り、風呂…シャワーデスネ。
浴室へと移動する時に、初めてまほちゃんの全裸と言うものを拝ませてもらった。
…一言、綺麗だと言った所…フリーズしてしまいまして…。
「ふっ…んっ…確かに、これは…私も気持ちがいい…」
…さ…流石ラブホ…。
漸く、風呂場へと参った所…その隅っこに…エアマット? とでも言うのでしょうか?
その様なモノが置かれておりまして…。
せっかくですから…先程の自販機で、ローションを購入しまして…。
ローション塗れのまほちゃんに…俺の上で体を洗ってもらっているという、状況ですね…はい。
ヌルヌルとした感触と、スベスベとした肌質が、とても…はぁ…。
視界を下に移すと、俺の胸の上を滑ってくる二つの丸いのが、ローションの波を作り出し…。
「…聞いているのか、隆史」
「えっ!?」
「……聞いてなかったな」
「ご…ゴメン」
ニチャッと、ローションの糸を作りながら、体から体を離す…。
……。
うっわ、エッロ…。
左右の胸からも、左右に糸を引き…。
ヌッタヌタに、蛍光灯の光を反射させるその体…。
でっかい……うん…素晴らしくエロイ…。
「はぁ…まぁいい。いいか、隆史」
「…はい」
「私が、ここまでするのは、お前位だぞ」
「…他にいたら、それはそれで殺意が沸くのだけど?」
「……ぅ…そ…そうか…」
変に照れましたね…。
体を隠す事もしないで、顔を隠したね…。
「ぶっちゃけた話、まほちゃんと、こういう関係になってしまった…」
「そ…そうだな」
「だから…俺も遠慮しない」
「……」
「…と、思う」
「ハッキリしない男だなっ!」
いやね…俺が、本気になる乗って、よく言う変な真っ黒スイッチONの時だけなんすよ。
「……まぁいい、本題だ」
こういった…ふざけた思考ができる時点で、すでに受け入れているのだけどな。
「そ…その…どうだった?」
「はい?」
「わ…私は…どうだった…」
「エロかった」
「怒るぞっ!?」
「正常位の時と騎乗位の時に、揺れる胸が素晴らしかった」
「なっ!?」
「後背って、まほちゃん、すげぇ似合うよねッ!?」
「知らない!!」
「目が完全に蕩けてる状態で、やたらと俺の名前呼ぶとか、やたらとキス求めてくるとか…」
「なっ…!?」
「まほちゃん、感じやすい体質なんだろうね? 喘ぎ声の種類が、すっごい多くて……」
グーで……殴られた。
「はぁ…はぁ…殴るぞ!!??」
…いえ、もう殴ってますよ…まぁ、痛くは無かったけど。
「…ふぅ。私は…念願叶って、満足した……満足したが…まだまだ、だな。今回はやられ放題だったし…な…」
「あ、うん。んじゃ、風呂出たら、色々教えるよ」
「…………」
「あ~…あと…」
あぁ…もう遠慮しない。
遠慮は…できない。
だから…。
「…お前は、切り替えが凄いな…別人にしか見えんぞ…躊躇していた、午前のお前が、懐かしく感じるほどっっんん!!!」
「回復したから、もう一度ね? 今度は…」
「まっんっ!! てっ!! 上手く、動けっ!! あんっ!!」
前屈みで、俯せに俺に持たれ掛かっていたので、非常に入れやすかった…。
ローションまみれだしね。
体の引き締まった体は、俺のアレも引き締めてくれる…。
気持ちがいい以外の感想しか、思考を排除させる様に。
「んじゃ…これからだな。取り敢えず…」
「はっ! はっ! はっ!! んんんっ!!」
「…イったのか…。もう聞いてないなぁ…」
ここまでの行動を取ってくれた、彼女に対し…本気で応えよう。
ただ…まほちゃんの場合…。
「んんっっ!!!」
今もまた、大きく奥を殴る様に打ち付けただけで、果てた。
すでに先程までの彼女はいない。俺を熱っぽい目で見下ろし…快楽というなの感覚に集中し始めた。
イったからといって、動きも止めない。
彼女のこの顔は、全てを魅了する…普段とは別人すぎるから…。
ここまで快楽を求める体質…華さん以上にタガが外れると、凄まじいと思う…。
何だかんだで、全ての俺の要望に応えてくれるだろう。
…だから、ある程度慣れさせないと…感じやすい体質の彼女は…。
「またぁっ!! あああっっ!!!」
快楽に溺れそうで、少し……怖い…。
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…ありがとうございました