※この作品はR-18です。

転生者は平穏を望む ~ルートPINK~   作:白山葵

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ちょっと…今回頑張った…


※ルート 壊※ ~夜這いです~

 

…トン。

 

小気味良い音を鳴らし、座卓に置かれた、良くある栄養ドリンク剤。

茶色の小瓶の、よく見る栄養ドリンク。

禍々しい赤と黒の文字の…良くある…栄養ドリ……。

 

嘘です、嘘嘘。

ここからでも見える、混入成分が、でかでかと表記されているビン…。

大きな墨字で、書かれている。

 

「……」

 

いや、マムシって…。

 

そのビンを置いた張本人。

姿勢よく、反対側に正座で座り…モノすっごい、笑顔で…。

 

 

「飲んでください♪」

 

「いや…あの…」

 

 

…トン。

 

 

「飲んでください♪」

 

「!?」

 

追加された…。

 

まほちゃんと帰って来た我が家…。

妙に目線を逸らすみほと…妙に真っ赤な顔の四つの顔…。

その一つの顔が、一瞬だけ変わった…。

 

はい……超真顔の華さん…。

 

即、いつもの温和な笑顔に戻ったんですけどね?

 

すっごい青筋立ててるの…。

 

その雰囲気を嗅ぎ取ったのか、他の方は何も言わなかった。

そして用がある…と、一言…その場から離れていった…。

 

真っ赤になってるみぽりん達は…まぁ、その華さんに襲われてた関係が、あったのだろう。

まぁ…正直、その件について、モロモロの感想等、他もあったのだけど、全ての思考をそこで中断…粉砕された。

 

その件は、この際置いておこう。今は目の前のコレとこの人だ。

 

そして、次の日の朝…。

その一発目のイベントとやらが…コレです。

 

 

 

…トン。

 

 

 

「飲んでください♪」

 

 

「 」

 

 

…また、追加された…。

 

 

「いやいやっ! いきなり朝から、何なんですか!? 今、まだ五時前ですよ!?」

 

筋トレやら朝飯の用意やらの為に、この家で一番の早起きをするは俺だ。

だから、一時の間、俺はこの家で一人になれる。

そこを見計らって来てんだろう。…計算してか…部屋の前に、早朝から鎮座していた…。

朝起きて、いきなりがコレだ…そのまま居間に連れてこられて、正座させられて…はい。

 

「はぁ…いいですか? 隆史さん」

 

「…はい」

 

 

「 飲  め ♪ 」

 

 

「 …… 」

 

 

いや…飲む分には、構わないのだけど…この強制的にってのが、非常に気になる…。

しかもこのドリンクって、前に俺がマコニャンと帰ってきた時に、玄関先でいきなり突き付けられた奴だ。

まぁ…その時は、飲まなかったけど…一体…。

 

と…取り敢えず、華さんが怖いので、一ビン開けた。

味の調整もクソも合ったもんじゃない。

ただ苦味だけが、口に広がる酷い味。

…喉の奥…胃がなんか…すっげぇ熱く熱を帯びた気がしたけど…。

 

「後、二本残ってますよ?」

 

「はいっ!?」

 

「追加しましょうか? ほら…飲んでくだ…「いやいやっ! コレ、一日に何本も飲んじゃいけないヤツでしょうっ!?」」

 

ビンを手に取り、裏の説明部分を指で指す。

強力ですが、強すぎる為に、一日一本を目安に…って、恐ろしく丁寧な文と、赤字で記してありますよねっ!?

 

 

「みほさんのお姉様」

 

…ビクッ!

 

「……」

 

「……」

 

な…えぇ…。

 

「…微かに、石鹸の香り…」

 

「………」

 

「…例の施設ですか………」

 

「  」

 

 

「私だけまた放置ですか」

 

 

「   」

 

ま…まぁ、結局六回戦ぐらいまで続いてしまったので、遅くなったんですけどね…?

だから…結構、時間置いて…帰ってきたんですけど…。

後…華さんは…まぁうん…最近は、縁がなかったんですけど…。

 

 

「では…飲んでくださぁい?♪」

 

 

……。

 

 

鼻が良い…とは、知っていたからの対策なのに…。

全くの意味をなさなかった…よって…。

 

 

 

選択肢なんて豪華なモノ、俺には用意されておりませんでした。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

「…お姉ちゃん」

 

「なんだ、妹」

 

「……」

 

「……」

 

「…ま…一度、言ってしまったから、いいけど…まさか、こんなに早く…昨日の今日だよ!?」

 

昼過ぎに、隆史と…小さな黒髪の娘が、出かけてしまった。

どうやら、その娘の祖母に会いに行くそうだ。病院から退院したばかりという事もあり、様子を見に行くと言っていたな。

 

…それを好機と見たか、みほは、即座に聞いてきたな。

というか、確定事項で言っているな。

まぁ? 隠す事でもあるまい。

 

「ふむ…何故わかった?」

 

「…華さんから…聞いた…」

 

華さん…この髪の長い、みほの友人か。

視線を、その娘に移すと、神妙な顔で…というか、少々怒気を含んだ顔で一言。

 

「らぶほてる…ですね?」

 

ふむ…そういえば、鼻が良いと、無線で言っていたな。

一応、時間を置いたのだが、この娘にはバレてしまったらしいな。

まぁいい。

 

「すごいな。ご明察だ」

 

あっさりと白状すると、一瞬、心地良い殺気を放ったが…。

 

「これで私も、仲間…というやつか?」

 

「…ぅ」

 

みほの言う条件を理解している…と、遠回しに「仲間」という一言で代用し、報告してみた。

すぐに何を言いたいか分かったのだろう。

少しバツが悪そうな顔をしたな。

 

そうだな、みほは兎も角、君に言われる筋合いはないな。

…同じ穴の貉だ。

どちらが早いか遅いか、それだけだ。

 

「…では、まずみほ」

 

「な…何?」

 

「すまんが、先に限定開放とやらをさせてもらった。すまんな」

 

「げんてい…え?」

 

「はぁ…幾らなんでも、あの写真はないだろう。…まぁ、隆史は喜んでいたが」

 

「 っっ!!?? 」

 

そうそう。出来るだけ遠まわしに…な。

すぐに理解したのか、顔が真っ赤になったな。

逆に、黒髪の娘も理解したのか…真っ赤になったな。

 

別の意味で…。

 

「なっ…ぇっ…」

 

「……」

 

「写真は送られてきた直後、隆史から奪った携帯で見せてもらった。隆史は特に悪くないから、責めてやるな…しっかり保存していたがな…」

「い…ぇ? なんでっ!?」

 

「戦車内の無線機にな? お前達の会話が、聞こえてきてな……あぁ、隆史もあの恥ずかしい暴露話大会を聞いていたぞ? 私が逃がさなかったのだがな……。正直羨ましかった思いと同時に、隆史を殺したくもなったな」

「 」

 

…畳み掛ける。

 

「ふむ…みほならば、私の気持ちも理解はしてくれるだろう? 悪いかったと思って、正直に吐いている…まぁ、あの限定解除の言葉で、私も舞い上がってしまったのだ」

「  」

 

黒髪の娘が、青冷めている…。

それはそうだろう…そして、ここで…。

 

「だがな? 隆史が強引に戦車から、逃がげてしまってなぁ…。全員で攻めると言うのは、隆史は聞いていないから安心しろ。そして止める気もないし、権利もない。私は、抜けがけした様な感じだからな。それには参加させろとは、言わないから、そこも安心してくれ」

 

淡々と…早口でまくし立てる。

その私の言葉に、黒髪の娘が安堵のため息を吐いたな。

 

みほは、みほで、少し混乱しているのか、固まっているな。

相手から言われるであろう事を、此方から発言し、敢えて理解している旨を伝えた。

ちょっとした、フェイクも含め。

隆史から、無線の会話を聞いていた事なぞ、死んでも言わないだろうから、これは有効だ。

 

そうそう…これがいつもの…隆史のやり口だな。

事実をぶつけ、自身の置かれた立場を言葉で示し…そして、妥協も示し…相手に考える暇を与えない…うむ。

そして、混乱した状態にさせ…。

 

「ぐっ…でも、みほさんのお姉様」

 

「なんだ?」

 

「…後から私達の間に入って来て…それは「 そ う そ う 」」

 

 

 

こ こ で 餌 だ

 

 

 

「 隆史の弱点が分かったが…聞くか? 」

 

「「 !!?? 」」

 

「後…そうだな。隆史を最悪な、暴走状態に持っていく方法等…」

 

「…なっ」

 

「最悪な…暴走…」

 

「そうだ。あの大洗学園・準決勝時の隆史だ」

 

そうだ。

そして予想は容易いだろう?

この狂った関係下での、あの隆史の行動がどうなるか。

 

「みほは、知るまい? ただ、酔っただけの隆史では、あそこまでには、ならないと疑問を持っていただろう? …酷いぞ、あの隆史は。…躊躇なく、お母様の胸を鷲掴みにした」

 

「 なぁぁっ!!?? 」

 

「そうだ。…絶対に今後…お母様の前で、あの状態にさせない為にも、条件は知っておきたいだろう? 逆に言えば…私達は好きにできる」

 

「……」

 

そして、この黒髪の娘は、特にあの状態の隆史が、好きそうだ。

ほら…興味を持った顔をしたな。

 

「あの頃の正常…? まぁ、今に比べれば正常だろう。その正常な状態ではなく、こんな関係性で、あの隆史が現れたら、どうされてしまうのか…どこまで…」

「ちょっと、待ってください!?」

 

「なんだ?」

 

「それを貴女が、私達に教えるなんて…。それこそ、私達に内緒に…」

 

 

一瞬、想像したのだろう。

はっ…特に激しいのが好きそうな彼女だ。目に怪しい色が伺えた。

不審に思うだろう……彼女も私と隆史の、昔からの関係で、どういう想いでいたかはすぐに想像がつくだろう。

…が、すぐに頭を振って、当然の疑問を投げかけてきた。

 

「なに…先程も言ったが、抜けがけみたいな真似をしたからな。その侘びだと思ってくれ」

 

「……え」

 

侘び…と言う、装飾をつけた…そんな私からの言葉。

反省の色を見せ…みほ達にメリットしかない情報をチラつかせ…。

 

「ぁ…」

 

ほうら、呆然としたな。

さて、止めだ。

 

「それに、言ったろう? 仲間だと…。ならば、情報を共有するのは当然ではないだろうか?」

 

「お…っ…」

 

「君の言った、隆史に対する思いもそうだが…計画も聞いた…。ならば、大いに私の情報を役立ててくれ…」

 

「お…おねっ…」

 

「 私は君に賛同しよう 」

 

 

「 お姉様っ!! 」

 

 

最後…私も言っていて良く分からなくなってしまった…。

賛同って…。

 

まぁいい。

 

最後に甘言で…篭絡する…だったな。

 

 

…はぁ…隆史。

 

 

「…華さんが、攻略された…」

 

まったく、人聞きの悪い。

そもそも全て、隆史の自業自得だと思うのだがな?

 

…この関係性は。

 

しかし…今は私も、この狂った関係に甘えよう。

独占欲がない訳ではない…が、すでに私も隆史に壊され、奪われた。

今ならば…今のこの関係ならば、隆史は私を躊躇なく、骨の髄まで求めてくれる。

 

…なら、今のままが良い。

 

「んっ? みほは、私を許してくれんのか?」

「ぐっ…」

 

「そうか…ならば、反省して…全ての情報を闇に葬ろう…」

「っっ!?」

 

おや…黒髪の娘が、泣きそうな顔でみほを見つめているな。

 

「ぐぅぅ…ず…ずるいっ! お姉ちゃん!!!」

 

…ずるいか。

 

それは、そうだ。

 

「ゆ…許すしかない…よ。私も知りたいもん」

 

ふむ、役一名…眩しい笑顔になったな。

 

「そうか、ならば話そう。…そうだな、まずは準決勝戦の時の話をした方が良さそうだな…」

 

「ぅぅ…お姉ちゃんの卑怯者」

 

みほが呟いた…。

 

卑怯者だと。

 

そうだな。

ずるくて、卑怯だな。

 

それはそうだ。

 

もう私は、隆史の女だから。

 

……。

 

 

 

わかっている。

 

こんな関係、すぐに破綻する。

 

だがな? だからこそだ。

 

少なくとも、私はすぐにいなくなる。

 

今の私の立ち位置…。

 

 

…留学してしまう時までは…この関係を死守する。

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

「……どういう状況だ、コレは」

 

 

晩ご飯が終わり…全ての片付けが終わった時間に…。

 

麻子さんが、帰ってきた。

 

…部屋の奥…。

我が家の居間に顔を出した瞬間に、その一言。

それはそうだろう…だって。

 

殺人現場みたいな状況だし………。

 

「…お姉様」

「…お姉ちゃん」

 

「…………」

 

うん…。

 

というか、計画も酷かった…。

ま…まぁ、私も華さんも…そしてお姉ちゃんも…途中から楽しくなっちゃって…悪ノリみたいな空気になちゃったのが一番なんだけどね…。

 

全ての情報を提示してくれた、お姉ちゃん。

…ただのお酒の種類で、隆史君があそこまで変わるなんて、信じられなかったけどね…事実、目の当たりにしているから信じる他ない。

そして、そこからの提案。

 

…隆史君を、強制的に暴走状態へ持って行く。

 

どこまで酷くなるか見たくないか? どうされてしまうか、興味ないか? …という、悪魔の囁きに…華さんが乗ってしまった。

あ、うん。お姉ちゃん。悪魔。お姉ちゃん。

 

…わ…私も乗っちゃったけどね…。

最近…わた…「 みほさん? 」

 

…あ、はい。私が説明するんだね…。

 

 

―朝。

 

怒った振りをして、隆史君に例の栄養ドリンクを、華さんが飲ませる。

 

でも飲ませすぎだよ…後で聞いてびっくりした…。

一ダース飲ませちゃったんだね。

どれだけ、華さんが怖かったんだろう…隆史君。

 

―昼。

 

その後、昼過ぎに帰ってきた隆史君に…栄養ドリンクと一緒に購入した、漢方…というか精力剤を色々な物に混ぜて飲ませ、食べさせた。

精力剤…いつの間にか、華さんが購入していた物だったんだけど…粉薬だったから、結構簡単に出来たって嬉しそうに言っていたのに…。

今は、少々やっちゃった…って、顔してるね。

 

―夜。

 

あ、当然、晩ご飯にも混ぜてたみたい。

お陰でこの頃には、正直隆史君の顔色が、凄かった。

…ずっと、顔が赤かったし。効果があるって思っていたんだけど…ね。

そしてさっき…お姉ちゃんが、隆史君…最悪な暴走への鍵だとして…虎の子。

 

 

日本酒を一升飲ませてしまった。

 

 

…。

 

いや…どうやって飲ませたかを白状させたら…。

疑った隆史君に…泣き落しだった

 

一升瓶持ってれば、嫌でも疑うだろうけど「そんなに私が信じられないなら、飲まくていい…」とか、涙目でも浮かべたら、あっさり飲んだみたいだね、隆史君。

 

…。

 

はい…白状してくれたから、白状します。

 

昔…中々、積極的になってくれない隆史君に対して、チラッと思いついた作戦と同じでした。

…同じ事考えていた辺り、姉妹だなぁ…とか思っちゃった。

実感しちゃったよ…。

 

一杯飲んでしまえば、後は言いなり…だしね。

ほぼ一気飲みさせたみたい。

それで…その一日の摂取した物が、物だったから…。

 

 

隆史君…鼻血だして、そのまま寝ちゃった…。

 

 

血は止まっていたけど、そんな状況。

麻子さんが、引いてた…。

 

「…西住さん」

 

「「 ……ハイ 」」

 

「あ、いや…妹の方」

 

「……」

 

「…ついに…殺ってしまったか」

 

「やってないよ!?」

 

「大丈夫…可能な限り、弁護するから…警察まで一緒に行こう…」

 

「微笑ましい顔で、言わないでくださいっ!!」

 

すっごい、優しい笑顔っ!!

 

「はぁ…。まったく…なんでこうなったんだ?」

 

「「「 …… 」」」

 

「しかも、酒まで用意して…」

 

すっごい顔で、隆史君を見下ろしているね…。

 

「五十鈴さん」

 

「あの…隆史さんに、例の…麻子さんと…仲良くご帰宅された時の、例のドリンクを飲ませて…」

 

「…ぐっ」

 

「私が密かに…最終手段として購入してあった、漢方薬を…」

 

「………………精力剤だな」

 

あ、顔を背けた。

 

「西住さん。あ、妹の…」

 

「はい…。プラウダ戦の時の隆史君が見たくて…」

 

「なんでそうなるっ!? あの惨状を再現しっ…!? …したかったんだな」

 

「ぅぅ…すいません」

 

「…で。姉の方」

 

「その再現で、暴走状態を、精力を含め、最大限にまで高めた隆史を作り出そう! …という、話になり…」

 

「 化物じゃないかっ!! 何されるか、分かったものじゃないだろうっ!? 」

 

 

「「「 …… 」」」

 

 

「通常で、あの鬼畜振りだぞっ!?」

 

 

「「「 …… 」」」

 

 

「それに、酒が入って…精力がプラスされた…ら……」

 

 

「「「 …… 」」」

 

 

「……」ゴクッ

 

「あ、麻子さん。今、想像されましたね?」

 

「してないっ!!」

 

「…ま…まぁ、私も悪魔の囁きに乗ってしまったというのは、ありますが…すみません…」

 

「みほっ!?」

 

「はぁ…もういい…。西住 まほ…さんも、こちら側になったのは良いが…」

 

 

 

「「「「 ………… 」」」」

 

 

 

 

四人で見下ろす、完全に意識停止をした隆史君…。

…ご…御免なさい。

 

「…取り敢えず、隆史君の部屋に運ぼう…。救急車は…」

 

「それは大丈夫だろう。…まぁ、安静にしてないとまずいが…下手すると死んでいたぞ?」

 

「「「 御免なさい 」」」

 

「はぁ…何度目だ? このため息…。まぁ、私に一つ言える事は…」

 

「「「 …… 」」」

 

 

「 明日……三人共、覚悟はしておいた方が良いだろうな 」

 

 

「「「  」」」

 

 

「 書記…大激怒だろうな 」

 

 

「「「  」」」

 

 

 

「こう言うのもなんだが…自業自得だ。…不埒な事を考えた結果だろう」

 

 

 

何も…考えられなくなっちゃった…。

 

 

「…もう夜も遅いし、さっさと寝るのをお勧めするぞ?」

 

 

 

 

 

 

△▽△▽△▽

 

 

 

 

 

 

 

 

…喉が渇いた。

 

目を開けると、そろそろ慣れてきた、自室の天井が見えた。

いつの間に、部屋に帰ってきたんだ?

記憶が…曖昧だ。

 

体を起こし…立ち上がる。

立ってみた感じ…意識が朦朧とするな。

けど…取り敢えず、まったく動けない訳でもない。

 

…。

 

…喉が渇いた

 

それ以上に…なぜか、股間が痛い…。

 

…喉が渇いた。

 

水を求め、台所へと移動する為に部屋の襖を開ける。

 

すでに夜中なのか…廊下も真っ暗だった。

 

いつの間に寝てしまったのか…着ている服からすると、風呂にすら入っていないようだ。

 

ん…。

 

夜勃ち…? 変に違和感がある程に…勃起していた。

 

確認すると、何故か納得がいった。

納得がいったので、次の欲求。

 

…意識が朦朧とする…。

 

少し動いただけで、息が荒れる…。

 

なんで俺は、廊下に出たのだったか?

 

そうだ、喉が乾いたからだ。

台所に行こう。

 

…しかし、歩きづらい。

マックス状態…だからか?

何とかしないと…。

 

あぁ…そうか。

 

まぁうん。

 

いつでも良いと、言ってくれたし、丁度いい…。

 

色々と皆、積極的になってきたから、性欲を持て余す事が、ここ最近なかった。

 

だが、今は持て余す所の話ではない。

少々、気が狂いそうな程の、とてつもなく強い欲求がある。

 

そうだ。だから仕方がないだろう?

 

…。

 

ギシッと、足元から音がした。

 

良かった…アッタ、アッタ。

 

夜…今は一体何時だ?

夜中だというのは分かる…。

 

ならばと、ゆっくり…家の住人を起こさないように、気を使って移動をしないとな。

どうしても、家が古い為に音が出てしまう。

起こさないヨウニ…オコサナイ…。

 

…まぁ、こんな夜中だ。

 

よほど大きな音を立てなければ、大丈夫だろう。

 

 

 

……。

 

 

 

 

 

 

ドアノブに手を掛ける。

 

…鍵をしていない。

何故だろうか? 過去にアパートの鍵をしていない事を注意してきた本人が…無用心な。

 

…丁度いい。

 

ゆっくりとドアを開き…中に入ると、小さな寝息が二つ聞こえる。

音を立てない様に、ドアを閉めると、その部屋の様子を確認してみる。

 

…ベットには、みほが寝ている。

足元には、布団を敷き、まほちゃんが寝ている。

…みほの部屋にお泊りしている為に、毎回こうやって寝ていたのか…。

 

音を立てないように、ゆっくりと移動する…。

まほちゃんの足元を通過し…ベットの横に。

 

腕を組んで、改めて見よう。

 

見下ろす姉妹…。

 

二人揃って、薄いタオルシーツをお腹に掛けて…同じ格好、同じ方向を向いて寝ている…。

姉妹だなぁ…と、実感させられる。

 

「……」

 

みほは、例の薄ブルーの前をボタンで止める、標準的な寝巻き…。

まほちゃんは、Tシャツに…。

 

いや…Tシャツだけだ。

 

長い脚の根元…薄いブルーの飾り気のない、シンプルな下着が伺える。

俺が着たら普通な位の、大きな…明らかにサイズ違いなTシャツで、下を隠す様な格好なのだろう。

しかし、今ははだけてしまっている為に、隙間から見える下着が、逆に…こう…。

 

……。

 

チラッと見えたけが、背中に西住流って、墨字で書いてある…。

 

……。

 

ちょっと欲しい…。

 

 

「ぅ…んっ…」

 

 

…寝息と共に、みほが声を漏らした。

自然と目線がそちらへと、部屋全体を強い、月明かりが照らしている。

お陰で結構、視界が良い。

 

無防備に寝ている二人を見て、変な高揚を感じる。

 

出来るだけ起こさない様に、現状を確認。

 

 

夜、夜中。

 

みほの部屋の中。

 

寝ている姉妹の足元に、腕を組んで、アソコをマックス状態にした男が立っている。

 

 

その変態が、自分だと言う事実。

 

 

「……」

 

 

何故か…死にたくなった。

 

 

机の上に置いてある、前にあげたプラモデルと目が合った。

 

…なんだよボコ。

 

見んじゃねぇよ。

 

いいんだよ。俺一応、彼氏とかって奴だから。

これも、みほには許可を得て、その特権を活かしているのだからな?

お前の主人にだ。

 

文句はあるまい。

 

「…………」

 

あ…改めて、部屋も確認。

 

…沙織さんの趣味も入っているのだろうか?

俗に可愛いと呼ばれそうな、カーテンやら絨毯やら…こういった女性の趣味は、俺には今一分からない。

そのカーテンが、夜の月明かりで、薄く透き通って見える。

 

後は、机の横の棚…。

 

…ボコしかいない。

 

…すっげぇ数が並んでいる。

 

このぬいぐるみ達は、何体いるんだろう…数えたら、途中で面倒くさくなってやめた。

アパートでは、これが出来なかったからなのか…鬱憤を晴らすかの様に、ボコボコボコと、綺麗に並んでいる。

…一種のホラーではないだろうか?

まほちゃん、よく何も…あぁ慣れているのか。

 

…うん、ボコしかいない。

 

ボコしか…。

 

確か会長が、みほにアレのサンプル品を…。

 

 

「……」

 

 

その黄色いのは、見当たらないな…。

 

 

「…………」

 

…喉の渇きが増した気がした。

 

それと同時に、みほに対して、何故か遠慮が更に減った。

 

姉妹揃って関係を持ってしまっている。

どちらからも、遠慮はいらないと通達を受けている以上…どちらにしようか。

 

股間の痛みが増した気がする。

 

やはりこのままだと、寝れそうにない。

 

いつもと全然、思考が違う事に疑問が浮かぶが、すぐに気にならなくなる。

少し、冷静になると思う…。

 

なんだ、この性欲は。

 

とにかく、喉が渇く。

 

とにかく、どうにかしたい。

 

とにかく、彼女達が欲しくて堪らない。

 

…気取った言い方は、止めよう。

 

 

ヤリたくて、仕方がない。

 

 

 

頭を上に上げると、大勢のボコ達と目が合う。

気のせいだろうが、ご主人様の足元に立っている変態を、責める様な目線に感じる…。

 

 

「……」

 

やはり黄色いのは、いない…。

 

 

「…………」

 

 

…みほだな。

 

 

ギシッと、少し音が出たが、ベットの上に乗る事が出来た。

 

 

「スー…スー……んっ……」

 

寝返りを打って、仰向けになった。

寝息が聞こえる…その寝息と共に、最近急激に成長を遂げた胸が動いている。

無防備な寝顔を晒してるけど…相変わらずニヤけた顔で、寝ている。

…まほちゃんも、一緒に寝返り打った…何故か素直に凄いと思えた…。

 

「…む」

 

二人共、ノーブラなのだろう。

分かる。すごく良く分かる。

 

自己主張がとても強い…また無防備なのが、また変に興奮を高める。

 

特に、まほちゃんの自己主張がすごい。

暑いのだろう…少し、はだけ方が大胆だった。みほと同じ寝方をしているのに、こちらの方が刺激がやはり強い。

お腹の上に掛けている、タオルシーツから、少し筋肉質だけど、柔らかい…と、知っている長い脚が、その脚線美を見せつける様に伸びている。

お尻の肉が、下着の形を変えて、更には食い込んでしまっている…。

 

…。

 

エアコンは使っているのだろうが、風邪を引かない為だろうか? 温度をそんなに下げていないのだろう。

夏場だろうから、うっすら首元に寝汗をかいている。

 

月明かりで、薄く光っているから、分かった。

パジャマを脱がしたとしても、気温差で起きる確率が減る。

 

「……」

 

もういいだろう?

 

万歳と…両腕上げている為に、タオルシーツを剥がす。とても楽に行えた

まず…前のボタン…。

 

下から一段、一段と外していく。

変に躊躇すると、気づかれるだろうから、素早く外す…。

外しながら、パジャマもゆっくりと開いてく為に、お腹があらわに…そしてヘソ…。

ふむ…みほは、なんだかんだ、結構引き締まっている…。

日課がジョギングだからだろうか? 余計な肉が少ない。

むしろ、その少しだけある肉が、女性らしい体型を強調してくれる。

 

……喉の渇きが、また増した。

唾を飲み込む事すら難しい程。

 

…胸の上…。

 

このままでも、良いな…開かれたパジャマから、乳房の下部分のみが見える。

月明かりだけだから、その明かりの影で、その大きさを色強く強調してくれている。

 

……。

 

うっすらと汗……。

 

結構気づかれないもんだなぁ…寝息が、リズムよく聞こえてくる…。

 

「スー…ボコ……ボコ…ガンバレ…ボコ……」

 

「……」

 

…いや…まぁ、これが平常運転なんだろう…。

 

さて…。

 

さっさとしてしまえば良いのだが、何故かこの状況を、変に楽しんでいる俺がいる。

股間がの痛さが増すばかりなのだが、なぜだろうか?

 

まぁいい…次だ。

 

胸の上のボタンを外すと、胸が左右へと、少し揺れ落ちた…。

シンプルなパジャマ故に、その日常的普通さと、解放された胸の乳房との非日常差が、普段のみほから想像出来ないほどの、淫靡な感じを、醸し出している。

更には、この無防備さ…アンバランス感が、尋常じゃない程に俺を挑発する。

 

指で軽く押してみると…陥没……丸みを帯びた……そう、陥没。

 

流石…ヤゴ。

 

…そのまま、前を大きくはだけさせてみた…が、邪魔をされた。

胸の大事な部分に、パジャマの布が、少し引っかかってしまった。その為に、ギリッギリの所でその突起物が、見えない仕様になった。

真っ白い肌の、胸の凹凸が目立つ…体の中心に伸びる…影…。

 

ふっ……大人になったね…みぽりん。

 

……。

 

………何故か、一瞬だけ、脳内がクリアなったな。

 

先程から、顔全体…呼吸すら熱く感じ、上手く考えが出来ないのに…たまにクリアになるな。

 

 

 

その胸を見下ろすと、自然と手が前にスッ…と、撫でる為に……っと、危ない。

 

今、胸はまだだ。

 

後だ、後。

 

「…ボコォ……ボ…ベコ、ジャマデス…」

 

「…………」

 

取り敢えず、ズボンを脱がすか…これが鬼門だ。

これさえ突破すれば、後はどうとでもなる。

 

前をはだけ、無防備に眠るみほ。

 

左右、太もも付近を掴み、下げれるだけ下げた。

もう一つの、暗くても分かる程の白い肌が、光り輝く。

太ももの付け根…白い布が、すでに見える…もう少しだ。

 

ゆっくりと…ベットへと密着している、お尻部分を下げていく…。

途中、何度か引っかかるも、特に問題ない。

寝言でボコボコ…と、言っているしな。

 

「…っ」

 

腕を背中に通し密着させる。

腕で体をゆっくりと上げ、密着部分を解除させる。

下手に一点を支えるよりも、全体の方が気づかれない…と、踏んだ。

お陰で、特に気づく様子もなく…お腹を後ろから上げられたみほは、特に呼吸もおかしくなっていない。

 

だから…残った片手で、そのまま一気にズリ下げた。

 

「んっ…んんっ!」

 

「っっ!?」

 

体全体の動きを止める。

ゆっくりより、素早く…との選択は、間違いだっだろうか?

少し、大きめの声を上げたみほは…。

 

「……んっ……ニュ……スー…」

 

また、ゆっくりと寝息を吐き出した。

 

体をまたベットへ戻し…腕を引き抜く。

膝立ちをしながら、上からの目線で、改めて見下ろす。

無防備に…そう、とても無防備にバックリと前を割った衣類を着た彼女は…。

 

 

 

……。

 

…………何? このエロいの。

 

 

 

両足から完全にズボンを脱がしてしまった為に、白い脚が伸びているのが、少し眩しく感じる。

…着ているのは、ズボンを脱がしてしまったので、完全に前がはだけているが…その上着だけ。

後は、下着のみ…。

 

「……」

 

…というか、みほて、こんなにエロいの履いてたか?

白だけど……レースッて…透けているタイプ……。

 

今度、しっかり言っておこう。

普通のが良いと。

エロい下着ってのは、あまり趣味じゃない。

 

嫌いじゃないがなっ!!

 

 

 

……。

 

 

ま…また一瞬、思考がクリアになった…。

 

 

さて…本番だ。

 

 

 

取り敢えず…。

 

「んっ…んん…」

 

ゆっくりと、あらわになっている両胸…乳房を揉んでみた。

柔らかい…何度も、触ったり揉んだりしたが…肌がきめ細かいのもあり、素晴らしく触っていて、気持ちが良いという感想を強制的に沸かせるような…胸。

下から上に掛けて…先端は気づかれる恐れがある為に、触れない様に…。

全体をマッサージするかの様に…柔らかい感触を触り、揉むだけで、気持ちが良いというのはすごい…。

 

「…スー…んっ……ん……フー…」

 

胸周りを摩る…スベスベとした触感が、心地良い。

 

胸を正面から、鷲掴みをする様に手を開く。

開ききった手…その指を添える。

そのまま、胸中に走る神経を一箇所に集める様に、指一本一本、くすぐる様に…摩る様に乳首へと閉じていく。

それを何度も繰り返す。

 

「フッ…んっ……ぁ…はぁ…」

 

何度も繰り返す内に、また呼吸が変わった。

乳首周りへと5指が集まる付近で、熱っぽい声が高まる。

 

「ぁ…はっ……はっ…んっ…」

 

乳輪付近を、指で回して弄ぶ。

肺が大きく動くようになったな。呼吸が少し荒くなった為だろう。

 

……。

 

喉が渇く。

 

 

下へとゆっくりと移動する。

脚をエム字の格好にする為に、少し持ち上げ…カカトをベットへとつかせ、格好を固定させる。

また同じく、指と手の平を使い、今度は脚の内側の神経を集める。

太股の付け根…股間部分との間の窪みに掛けて、ゆっくりとその開かれた脚の内側に指を這わせる。

 

「んっ…んん~…はぁ…」

 

起きない…よほど眠りが深いのか…それとも寝ている振りをしているのか。

脚が一瞬、ビクンッと跳ねる時が出てきたが、特に起きる様子もなく、熱を帯びた呼吸を繰り返している。

 

「はっ…ぁぁ……はぁ……はぁ…んっ…」

 

中心へと、その指を移動。

…下着の上から…割れ目へと、ゆっくりと指でマッサージ。

 

パンツを、ぴっちりと履いていた為に、その割れ目部分が、非常に分かりやすい。

あまり、時間を掛けてしまうと、起きてしまう可能性がある。

かと言って、いきなり強い刺激も不味い…だからのマッサージ。

 

「はぁ……はぁ…ふ……んっぁ……ぁ…」

 

更に大きくなった寝息。

 

割れ目の上を、親指を横にし、大きく…ゆっくりと、そして優しく摩擦を繰り返す。

消して強くしない。これを何度も…。

乾いた布の触感…。

そのまま秘部の中心を、軽く押してみる。

 

「はぁ…はぁ…ぁっ…ぁっ……」

 

リズミカルに、その燃える様な体温のみほの中へと入る入口部分。

そこを何度も浅く…なじる様に、押したり、グリッと押し込んだりを繰り返すと…。

 

「フー…ぁー…ぁっ……んっ…はぁ…」

 

寝息の種類が、完全に変わった。

胸を大きく動かしながら、甘い声を発し出した。

…体を起こし、みほの顔を確認。

 

熱っぽい顔と、閉じる目に力が入った。

何かに我慢する様にギュッと…そんな顔。

 

「フー…んっ…はぁ…はぁ…んっ…フー…」

 

目を閉じながら、眉が動いた。

手の感触から、少し…湿った感じがしてきた。俺の汗かも知れない…が、この顔を見れば、一目瞭然。

無意識だろうが、顔を背け……顎を引いた…。

 

「んっ…んっ……はぁ…んっ…」

 

何度も繰り返していく内に、指の動きと連動して、喘ぎにも似た甘い声を発する様になっているみほ。

額には汗をかき…口が少しずつ開いていく…。

 

唇は濡れ始め…小さな呼吸も漏れ始めた…。

体を確認すると、乳首はしっかりと勃起し、体に熱を帯び始めている。

周りを摩る様に、指で乳房周りを弄る。

 

「……ふっ…んっ…」

 

一度手の動きを止めた方が良さそうだ…続けると、これは気づかれそうだ。

結構、ギリギリの所を攻めている気がする。

起きる寸前…気づかれる寸前…その様な感じだ。

 

「んっ…ぁ…はぁ……はぁ…はぁ…」

 

少し放置すると眉の形が、通常の形に…顔付きも落ち着いた…。

上手く起こさない様にできた。

 

……。

 

さて…どうなっただろうか?

 

結構効いたのか…体を仰向けにさせると、みほはまだ少し、大きな呼吸を繰り返している。

甘い声は聞こえないが、明らかに身体中に染み渡っているのだろう。

 

脚をゆっくりと開かせ…パンツの秘部を隠している部分に注目。

…少し横にズラす為に指で横から、浮かせる。

 

クチッ…と、音を立てその部分も露出させると赤く…充血している。

テラテラとヌメリ気を帯びている花ビラが、果実をも連想させる程に熟れ始めた。

撫でる位の強さで、指を当てて…離してみると、粘着性を持った薄い糸が離れた指に、一緒に着いてきた。

 

「……」

 

…喉の渇きが尋常じゃなくてってきた。

 

自身の口から…喉元から来る息が…熱い。

そして熱い身体。

とにかく、熱い。

 

…なら、脱げばいいか?

 

そう思うと、即座に全裸となる。

どうせ結果は同じだから、いつ裸になろうと同じだろうしな。

 

パンツを脱ぎ捨てると、過去ない程に膨れ上がった陰茎が飛び出した。

 

…。

 

 

ならば…。

 

ベットから下り、みほの頭の横に移動する。

体は仰向けだけれども、顔をこちらに向けて倒しているのが幸いした。

一度、試してみたかった…。

 

……。

 

相変わらず収まる気配すら見せない、欲望と渇きと…この体中の熱。

そしてそれらの現状を、知らせるかの…表すかの如き陰茎。

やはり散々、興奮していた為なのだろうか?

手で位置を固定する為に触ると、その先端を確認。ニチャッとした粘着く液体が付着していた。

…先から粘着く液体を吐いていた。

 

ソレをゆっくりと、先端をみほの口へと持って行く。

 

「ぁ…はぁ…んっ………スーーーー…」

 

口先…鼻の少し下辺りで、止めると即座に彼女は、息を長く吸った。

それこそ匂いを嗅ぐように…そんな感じだった。

 

「んんぅ…ちゅ…」

 

寝ていても、匂いですぐに分かったか。

情景反射の如く、その先端をキスをするかの様に、口をつけた。

まったく迷う事なく…。

 

「ヂュッ…ヂュ…んん~…ふぅ…」

 

熱い唇の体温…そして、舌先で掬い取るかの如く、尿道先をなぞった。

快感と共に、ゾクッとした何かが背筋に走る。

そして吸った…その垂れながしていた、カウパーを…。

 

……。

 

「しかた……ないぁ…たか……んっ…ヂュッ」

 

それでも目を覚まさない。

その代わり寝言が、先程まで聞こえて来ていた、ボコからすり替わっていた。

そうだな、流石に寝ている為か、激しい動きはないが、する事はした。

尿道口から、啜る様に即座に吸い出した…。

 

「んんっ……ん~…」

 

すぐに口から離すと、また先程までの寝息を、また繰り返す事を始めた。

口から少し溢れた、よだれなのか、ソレなのか…それまた…また……。

口の中へと、押し込んでしまいたい欲求に駆られるが、それを押し込める。

 

「スー…スー…」

 

彼女の…まほちゃんの寝息が聞こえたから。

 

体を縦に倒して、こちらに背を向けて寝ている。

そこは良かった。目を覚ましたとしても、即分からないだろうから。

…ただな。まほちゃんに関しては、そんなに気にしていない…寝たら、殆ど起きないからな…。

寝る事、即ち休息も大切だと、一気に深い眠りにつけるのが、まほちゃんだ。

 

脚を投げ出しているが、その為だろうか? お尻の肉を、履いた下着と一緒に形を変えている。

お尻と脚の根元部分…。

揉みしだきたくなる…。

 

……。

 

…………喉が、カワイタ

 

 

もう一度見下ろす、みほ。

 

 

……。

 

 

喉が……。

 

 

そういえば…俺は、なんで此処に来たのだっけか?

 

あぁそうだ。

 

喉が渇いたカラダ。

 

もう…いいや。

 

 

 

 

 

 

◇

 

 

 

 

 

 

んっ…。

 

なんで…だろう…。

 

微睡みの中…自分の息が変なのに気がついた。

 

変に、喉が熱い…。

 

それに寝ぼけているのかな…ちょっとボーっとする。

何度も呼吸を繰り返していたみたいに、ちょっと酸欠地味た…。

 

…何言っているんだろう……わたし…。

 

それに暑い…。暑いなぁ…。

 

うん、ちょっとエアコンの温度を下げよう。

その割には、お腹が少しスースーする…。

 

なんだろう?

 

それにちょっと下半身が、軽い…浮遊感にも似た感じ。

ベットに寝ているっていう、感覚が無い…。

あれ…何か脚に当たってる…ちょっと、なんだろう? 触られている感じ?

 

お姉ちゃん? 寝ぼけちゃったかなぁ…?

確認する為に、薄く目を開けて…脚の方向を…

 

「…んっ……んんっ!?」

 

黒い…影っ!?

 

大きなっ!? えっ!? 何っ!?

 

「……」

 

なにっ!? なにっ!?

 

目を見開くと、お腹…というか、なんにも着てないっ!?

なんでっ!? 腕には感覚があるから…んっ!?

黒い影が、動いた…って、誰っ!?

えっと…月の明かり…で、顔が一瞬………何っ!? 隆史くっんっ!? えぅぅ!?

 

「ジュッ……」

 

「んんっっっ!?」

 

股間に、もの凄い感覚が…。

下半身を持ち上げられて、アソコに顔を埋めた。

 

「声…」

 

小さく隆史君の声が聞こえた。

やっぱり、隆史君…えっ……何してるのっ!? えっ!?

 

「ひっっうぅ!?」

 

反射的に、手で口を抑えた。

何が何だか分からない。

 

「じゅぅぅぅぅ…ぶっ……」

 

ただ、凄い感覚と一緒に、何となく隆史君が、私のあそこに口を付け入る事だけが、分かった。

吸ってる…すっごい吸ってる…。

 

「ふっ! んっんんっ!!!」

 

両手を口元に…、思いっきり力を込めて、口が開かない様に押さえつける。

だって…。

彼の舌が、入ってきた…。

私が、気がついたと…えっと…それが分かったから?

 

寝ていた…寝ていたのよね?

完全に不意打ちだった…後、何故か変に敏感になっていて…彼が何を動しているか、細かく感覚で分かるくらい…。

 

「っんんっっ!!!」

 

分かる…。

私の中に、ねじ込む様に、舌を入れいるのを…そして中で、何かを探す様に蠢いている。

変だ…なにっ!?

すっごい、快感が身体中を駆け巡っている。

 

「ふっっ!?」

 

体の下半身を起こされ、動きも取れない。

 

体に力も入らないから、抵抗ができない。

 

というか、何が何だか、分からないっ!!!

 

頭が…真っ白に…。

 

横目で見えた、お姉ちゃんの後頭部、それがとにかく声を出さない様にしないと…と、思うことで精一杯だった。

 

 

隆史君は、音をワザと立てて、吸っている…。

 

また、それの気持ち良さが、すごい…声が…。

 

私の中から、何かを掻き出すように動く舌。

ヌルヌルとした感覚が、何度も私の神経を刺激する。

 

声を…声が…。

 

好き勝手に貪られている、抵抗する気なんて起こらない…程にただどんどんと、押し寄せてくる気持ち良さの波が、私に考えさせる事をさせてくれない。

体が跳ねる…脚が伸びる…うぅ…。

ズルズルと、アソコからする音を聞かされている見たい…。

私をの下半身を上げて、抱きしめるようにしている…そのまま私の中身を吸い出す見たいに、何度も何度も…。

 

「んっ…んんんっ!!??」

 

「…」

 

2度目の波が過ぎた後…漸く、私を下ろしてくれた…。

うぅ…やっぱり、何も考えられなかった…。どのくらいの時間なのか、何時なのか…今更そんな事を…

懐かしい下半身に感じる、ベットの感触…。

 

頑張った…私、頑張った…。

 

なんとか大きな声を上げないですんだよ…。

 

 

「なっ…んで…?」

 

口元の手の力を抜き…漸く疑問を口に出せた。

視界も上手く…隆史君にピントを合わせられない…はぁ…。

なんで、あんなに…。

 

「 喉が渇いたから 」

 

……。

 

え?

 

意味が良く分からない…。

あの…何を…。

 

「 みほのお陰で、少し潤った 」

 

潤う? なんで?

 

えっ!? 喉が…何を言って…。

 

「っっ!?」

 

頬が熱く…ものすごく顔が…意味が分かった。

今までの隆史君の行動で…潤ったって…。

 

「恥ずかっっ!?」

 

直後に脚を開いたままで、押さえられてしまった。

開脚とか、このほぼ裸にされた状態とか、色々と恥ずかしいけどッ!!

潤ったって言われた程じゃないよっ!?

飲んだのっ!? えっ?!

 

あ…

 

声を大にして言いたかった…が、それと同時に思い出した。

 

 

なんで、今…隆史君、起きてるの?

なんで、今…隆史君、普通に会話してるの?

 

…あんな状態だったのに。

 

あ…これ…本格的に…。

 

 

「っっうあ!?」

 

 

隆史君が、入ってきた。

前置きも何もなしに…。

 

一番奥まで…思いっきり…。

 

背筋が伸び…お腹を上につき出してしまった…違う、突き出された。

ゾリッとした感覚と一緒に、強引に…。

 

「ぇ……あ……ぅ…」

 

うめき声にも似た声なのか、息なのか分からないモノが、口から吐き出される。

なんとか、手を強く口に押さえ込めたので、声は大丈夫だろう…けど。

 

目の前に、チカチカとした、光の粒が見える…。

 

 

 

……のも、一瞬だった。

 

 

「あっ!! あっ!! あっ!! あっ!!」

 

全てが白く塗り潰された。

ガタガタとしたベットを揺らす音が、微かに聞こえれうぁ…。

頭が…変になりしょう…。

 

「いっっっ!!!」

 

気持ち良さがオカシイ。

快楽ってこういう事何だと、思い知らされる。

 

いつもの最後…激しく動く、隆史君以上におかしい程に激しい…。

彼の肩に自分の脚が掛かっている。

腰を持たれ、動きやすい状態で激しく抱かれている…んだろうな…。

 

「ひぃあっっ!!!???」

 

また奥を…一番、奥に当たる。当てられた…思いっきり強く。

同じく海老反り見たいに体が伸びた…頭の上で、枕を押しつぶす様にしている。

一瞬、お姉ちゃんが目に写ったけど…見えるのは後頭部だけ…。

 

なんで、少し冷静に判断できたか…。

また、波が行ってしまった後だから…だね。

 

だからだろうね…即座にまた、意識が潰されちゃったよ。

敏感になっているんだけど、そんな私に遠慮なく隆史君は、動く…。

 

彼の体重を感じた。

 

脚を上げられ、彼の手が私の目の前に来た。

 

いつものだ…。

 

時間の感覚は、飛んでしまったけど、そんなに経っていないと思う。

私の身体自体が、変に敏感になっていて、イっちゃうのが早いと分かる位だし…。

 

「やっっ!! あっっ!!! ふぁっ!!! あ゛っ!!!」

 

お腹が抑えられて、強引に声を出される。

いつもより強く…早く…ぐっちゃぐちゃに私の中を掻き回される…。

変に意地悪する事もなく、ただ…ただ…。

 

彼の呼吸が、早くなってきた。

 

すでにこの時…お姉ちゃんの事は、忘れていた…。

というか、考える思考を奪われていた。

 

ただただ、気持ちが良いの…。

 

入れられる度に、目の前が白くなり。

引かれる度に、私の全てを持って行かれそうな位の、浮遊感に襲われる。

そんな感覚も、終わりそうだった…。

私の中に入っている、彼が…大きくなった気がした。

うん…気がしただけ。

 

つまり…イキそうなんだと…思う。

 

「はっ…はっ…」

 

うぅ…正直…興味があった。

彼の…この状況で、どんな…その……量が…。

私自身を溺れさす様な…そんな…。

 

彼のアレが好きだった…人になんて言えないけど…言えないけどねっ!!

 

匂い…味…音……感触とか…うん。五感全てで彼を感じられるから。

 

だから…待ち遠しかった。

 

何故か、この時だけは、すごく冷静だった。

精力剤…散々飲ませたドリンク…どれ位に、なるんだろう。

 

そういったモノを増強する飲み物とか、お薬だと思うから…変に期待していた。

 

自然と舌がでる…欲しいから。

 

早く欲しいから。

 

私も……オカシクなっちゃったのかな…。

 

 

腰の動きが、更に速くなった。

中から私の中身を押しつぶす程に、速く…力強く。

 

くれる…もうちょっと…。

とても待ち遠しい…。

 

意識が飛びそうだけど、目の前の白い色が、更に強くなったけど…もうちょっと…。

 

……。

 

…………。

 

あれ…?

 

 

「はっ! はっ! はっ! はっ!! たっかっ!!??」

 

来ない…。

 

いつもだったら、大体…この位で、私に口でして欲しがるのに…。

催促する見たいに、彼を呼んでしまった。

 

腰の動きが速まる…。

 

彼が顔をしかめた……。

 

……まさか。

 

中で…?

 

えっ!?

 

 

顔に手を添えられた…そのまま口に親指を入れらてきた。

 

「んっっ!!!…はんっ!!!……んちゅっれ…ふっ!!」

 

自然と…その親指を舐めてしまっている私が…言えなかったから。

その行為で、肯定に取られちゃったんだと思う…。

私自身、上手く考えがまとまっていなかった…と、いうのもあった。

 

だから…彼は、動きを止めず…。

 

手を私の頭の横へと、また移動し…また大きく腰を引いた。

 

 

そのまま、私の奥へ思いっきり入ってきた。

 

当たる…突き当たる…。

 

ぐちゃっと…奥が……押しつぶされた気がした。

 

 

「っっ!!!」

 

「んんんっっ!!!」

 

 

私の中が、熱いもので満たされた…。

 

二人の呼吸が聞こえる。

 

熱く…激しく。

 

ここで漸く、彼の動きが止まった。

 

やっと、彼を確認できた。

 

大きく呼吸を繰り返し…目が虚ろ…。

 

「はぁ…はぁ…」

 

激しく残る、快楽と快感の余韻…。

 

まだ脚とお尻を上げられたまま、私の口からも激しく、呼吸音が聞こえる。

彼が少し動くと、ニチャッと音がした…。

 

「はぁ…はぁ…た…隆史君…」

 

 

だ…出されちゃった…中で…。

 

どうしよう…。

 

うぅ…まぁ…うん。

 

 

ソレナラ、ソレデ…。

 

 

なんだろ? 一瞬隆史君と目が合ったけど、固まっちゃった。

 

流石にこの格好は、そろそろ戻して欲しいのだけどな…。

彼がアソコまで、強引に…しかもここまで、激しくなるとは思わなかった…。

 

 

後…中に出されるの…。

 

満たされる…私の中が……。

 

…い…いいかも……。

 

うん…これは…すっごくいい…。

 

 

そういえば、沙織さんが、アフターピルっていう避妊薬があるって言っていたっけ…。

 

なら…大丈夫か…。

 

 

いいな…うん。

 

 

 

…自然に顔を、横に倒す。

 

 

……。

 

…………。

 

 

 

お 姉 ち ゃ ん と 、 目 が 合 っ た 。

 

 

 

妙な満足感や幸福感が…飛んじゃった…。

すっごい、目を見開いてるっ!?

 

「ふーーーー……」

 

「隆史君! た…隆史君っっ!!??」

 

大きく息を吐いた…。

お姉ちゃんの事を、言おうと思って見たら…まだ様子がおかしい…。

顔が…上手く見えない…。

 

寝込みを襲われた…とか、あんな状況で私の所に来た…とか…。

少し冷静になってみたら、変な優越感が湧いてきた。

 

…湧いてきたけど…。

 

 

 

全て、頭から…消えた。

 

 

 

 

 

◇

 

 

 

 

妹…みほの上で、隆史が止まっていた。

二人共、裸で…。

みほは、寝巻きの上着だけ着ていたが、裸と言って差し支えないだろう。

…どうでもいいが。

 

大きな、みほの叫び声の様な…悲鳴な様な声で、流石に目が覚めた。

眠気眼から…視界がしっかりと戻り、最初に見た光景が、ガタガタとベットを揺らしながら、激しくみほに覆い被さる隆史だった。

みほの下半身を尻事上げて、大きく下へと打ち込んでいた。

 

昨日、私に対しても、アソコまで激しくは、なかったのに…。

してくれなかったの…に…。

 

妙な敗北感が襲ってきた。

…襲ってきた瞬間、隆史が止まり…震えた。

みほの上で…繋がったまま。

 

…即座に理解した。

 

まぁ…そういう事…なんだろう。

 

しばらくその体勢で、動かない状態が続き…力なく頭を倒すみほと目が合った。

目が合ったのだろうが、私を見ていない。

焦点が合っていないような、虚ろな目…。

 

はっ…まぁ…言ってしまえば、これだけの事だ。

これだけの事…だったのにな…。

 

「ふーーーー……」

「隆史君! た…隆史君っっ!!??」

 

少しの間、そこで止まっていたのだが、突然、隆史は大きく息を吐き…。

グチッとした音をさせて、その陰茎を引き抜きだした。

 

…と、思った瞬間。

 

「んっっあああっ!!!」

 

もう一度、深く…みほへと打ち付けた。

 

グチャッ…と。

 

聞いた事がない、みほの声が響いた。

 

いや? 響き続けた。

 

「あっ!! あっ!! あっ!! あっ!!」

 

打ち付ける度に、みほの中から、体液が飛び散る。

またガタガタと、ベットから音をさせて。

その内に、グッチャグッチャとした音が、ニチニチと音を変えた。

みほの中から溢れ出した、先に出したと思われる精液が溢れ出し、みほのお尻から下へと垂れ下がっている。

白い…線。

 

その上に、隆史がまた腰を打ち付ける。

甘い叫びを繰り返す、みほの中へと…。

 

身体と体液が、くっつき離れる音…。

ニチャニチャと…ニチニチと…聞いた事がない音。

 

…据えた匂いが、充満していく。

 

「待ってっっ!! あんっ!! 隆史君っ!! またっ!! イッちゃった!! ばかりっんぁ!! あぁっ!!」

 

そうだな。

果てたばかりは、体が敏感になり…動かれると、更に強すぎる快楽が襲ってくる。

一種の拷問に近いかも知れない。

少し待ってくれと言っているみほを無視し、構わず更に強く、激しく動き出す隆史。

体液が混ざりあう音が、響き続ける。

 

みほは、私に気づいているのだろうが、隆史が強引にその思考をさせない。

ただ…みほを果てさせ続ける。

…見ていると結構、分かるモノだな…。

 

「んんっっああっ!!!」

 

ほら…8回目だ。

 

小さく呻きにも似た、そんな息を吐いている みほの腕を掴んだ。

ぐったりとしている体を動かして、みほを自分の上に乗せる。

 

隆史の上に倒れる様にしているみほ。

 

尻を掴み…腰を上げ…下から激しく動かし始めた。

叫びにも近い、みほの声が響く。

 

バツンバツンと、体通しが、ぶつかり合う音。

髪を振り乱し、胸を揺らし、腰を曲げ…13回目に至る時には、自分から腰を打ち付けていた。

隆史の動きに合わせ、襲ってくる肉体に、自ら体当たりをするかの様に。

 

月の明かりで、みほ達の体が光る。

汗だくになりながらも、それでもお互いを求めていた。

 

汗が飛び散り…体液が飛び散り…。

 

隆史の体に手を付き…顔を上げた。

その時に見えた顔は、幼い頃より見ていた妹ではなかった。

 

知らない妹だった。

 

笑顔…。

 

そうか…アレが、女の顔か。

 

目が…完全に隆史しか見ていない。

 

すでに私の事なぞ、忘れているのだろう。

 

その歪んだ…いや? ただ、快楽に身を任せた様な、女の顔に…みほの顔に…少々寒気を覚えてしまった。

 

そして…5回目。

 

隆史が、またみほの中へと、吐き出した。

 

吐き出される度に、みほが痙攣を繰り返す。

 

繰り返している、痙攣の途中…また隆史が動き出す。

 

グチャグチャと、音を立てて…。

 

 

……。

 

 

どのくらい経っただろう?

 

しばらく見ていた…。

 

いや、眺めていた。

 

違う、そうじゃない。

 

目が離せなかっただけだ。

 

知らない、みほの顔…声…体…。

 

喉が渇いてきた。

 

いつの間にか、呼吸を激しく繰り返していた様だ。

全速力で走った後の様に。

 

……。

 

どのくらいの時間が経ったのだろうか?

 

 

何度目だろうか? みほの声が聞こえなくなった。

ぐったりと、ただ隆史の動きに体を揺らしている。

 

動かない。

 

隆史の上に寝そべる様に体を預け……顔をこちらに向けている。

その顔からは…その目からも…正気を伺えない…。

 

……。

 

ん…? いつの間に?

 

少し、目を離した隙に、みほが、こちらに秘部を晒し、仰向けに寝ていた。

ベットの外に脚を投げだして…その開かれた脚からは、隆史の吐き出した物が溢れている。

時に脚をビクビクと、痙攣させて…。

 

隆史…何回出したのだろうか?

 

「…うっ」

 

思わず、声が漏れてしまった。

…その妹の秘部が、変形してしまっている事に気がついた。

真っ黒い穴…隆史に広げられ、元に戻っていなかった…。

悪寒が走る…。

 

アソコまでされてしまうというのは、少々怖い。

 

体も心も何もかも…どうなってしまうのだろうか?

 

あ…そうか…。

寝起きの映像が、ショッキングすぎて、忘れていた…。

 

隆史は、散々あれを…私達の計画で……。

精力剤と…酒。

特に相性が悪い、日本酒を飲ませていた事を、今更ながら思い出した。

 

…また、悪寒が走った。

 

みほに目が行き…隆史が視界から、消えている事にも気がついた。

 

…どこ…どこにいる。

目をすでに見開いてしまっている為に、隠しだても何も、合ったものではない。

多分、隆史は私が起きている事にも、気づいているだろう。

 

なんとか…言い訳を…。

 

飛び起きる様に、上半身を起こし、辺りを見回す。

暗く月明かりしかない部屋の中に、私とみほ以外は見当たらない…。

…どこにも…いない?

 

「まほちゃん」

 

「っっ!?」

 

体を起こした、その背中から声が聞こえた。

つまり…寝ている私の頭上付近にいたのだろう…。

 

気づかない私もどうかと思うが、あまりに驚き…悲鳴を上げてしまいそうになってしまった。

 

みほに対しての嫉妬や、妬みがない訳ではない。

ないが…今の隆史は、どうなっているか、想像もつかない…。

 

ぅ……。

 

「た…隆史?」

 

 

恐る恐る…後ろを振り向く…。

 

振り向い…き…。

 

 

 

あ……。

 

 

 

 

 

腕を引かれ、起こされた。

 

 

 

目の前には、陰茎が突き出されていた。

 

精液と愛液が混じって、ドロドロになっている陰茎。

 

いきなりの事で、躊躇して…いや、一瞬もしなかったな。

 

頭に手を添えられて、唇へと当てられた。

当てただけで、無理矢理とか…強引には来なかった。

 

大きく鼻で、息を吸いこむと…独特な匂いが、鼻の奥を刺した。

 

だから一瞬も躊躇はしなかった。

 

あぁ、次は私の番かと…あのホテルと同じく、思っただけだ。

 

ウレシイト。

 

歓喜…という、言葉が相応しい。

 

あっと言う間に…全ての理性が崩壊した。

 

手を使わず、頭と口の動きだけで、動かす。

舌を這わせ、全体的に舐める。

 

「こ…れ…んっ! がぁ…みほの中に…」

 

無意識に声が出た。

唾液なのか…なんなのか、口から垂れる液体が、太ももに落ちていく。

 

吸ってくれとお願いされたので、教えられた通りに、尿道を舌先で一度開ける様に突き刺し、そこから一気に吸い出した。

ズルッと抜く様な感覚…味…匂い……。

 

音を立てる様に要求されたので、教えられた通り、下品な音を立てて吸いだした。

 

一度喉の奥に当たるほど、思っきり入れ…唇で全体を包み、陰茎の全体から搾り出すように…引き出す。

 

教えてもらった。

 

教えてくれた。

 

掃除…だったか。

 

「んっ…」

 

口の中には、味わった事のない…味と匂いが広がっている。

口から、息を吐きたいが、その前に…これを……と、喉を鳴らす。

 

用意が終わったとばかりに、立ち上がらされて、ベットに手をつかされた。

目の前には、横たわり、小刻みに痙攣を繰り返すみほがいる。

 

私を見ていない…その目は、天井を眺めていた。

意識があるのか、無いのか、よくわからない。

 

近くに来ると、良く分かった…その恥部から溢れ出す、とんでもない量の精液の水たまりに。

 

「っっ!!??」

 

え…。

 

驚きと多少の恐怖。

それが入り混じった感情で、その水たまりを見つめていると、その目の前が真っ白に光った。

お腹の中が、一気に拡張された為だった。

 

隆史が…躊躇なく、一番奥まで…それこそ殴る様に入ってきた。

 

前回と…違う。

 

強引に…私の体を壊してしまうかの様に。

 

…みほは、これを続けられたのか…。

 

たった一回。

 

これだけの事で理解した。

 

後はもう…意識を保つのでやっとだった。

 

一回一回が、重く…強く…そして、信じられない快楽をくれた。

 

体を支えられていた脚は、内股に閉じ…そして震える。

腰骨付近を掴まれ、前回の比ではないほど、遠慮なく私を味わっている。

何かが引っかかり、また頭の中身が飛ぶ。

 

「あー!! あーーっ!!」

 

ただ…私もただ叫ぶだけになっていた。

 

お尻に当たる、隆史の体の衝撃。

多少、痛みは感じるが、それがまた気持ちがいい。

 

後ろから突かれる度に、胸が揺れ…大きめの着ているTシャツに、先端が擦れる。

それもまた、ゾクゾクとした、背筋に走る悪寒の如く、快楽を感じさせる。

 

「あっはっ!! んあぁっ!!! ああぁあぁ!!」

 

今は、私だけ。わたしだけだ。

 

優越感…。

 

一時だけの優越感…。

 

それを抱かれる事で、感じている。

 

…そして、簡単に達してしまった絶頂。

 

ハ……ハハ…

 

 

まるで動物だ。

 

妹のセックスを眺め…嫉妬とに狂いそうになって…いたと思う。

 

恋愛感情然り、この隆史に抱かれているという事実を見せ付けられる事に…。

 

いざ、それが終わり…隆史に求められれば、先程まで妹の中に入っていたソレに、躊躇なくむしゃぶりつく…。

 

先程の感情は、既にない。

 

今はこうして…抱かれているという、喜びと…快楽に狂っている。

 

ホシイ。

 

モットホシイ。

 

…動物。

 

理性も何もない。

 

ただ、ただ浅ましく、男を求めるただの……雌だ。

 

そう…今、私は…ただの雌だな…はっ…は…はははっ!!

 

隆史が、私の頭に手を添えた。

 

もう少し、乱暴にしてくれても良いのだがな。

 

乱暴に犯してくる癖に、こういった所が、抜けていないのが…。

 

「ぁ……はぅ……かっ…」

 

体の奥から、肺からの空気を強引に追い出されているかの様な感覚。

 

動く度、擦り付けてれる度…感覚が増す。

 

ツケテホシイ。

 

匂いも、熱も、何もかも、体に擦り込んでほしい…。

 

……。

 

お前に…だ…。

 

 

 

さぁ隆史。

 

ドウシテホシイ?

 

ドウシタイ?

 

 

ナンデモシテヤル

 

 

 

 

◇

 

 

 

「はっ…んん…ヂュッ」

 

「んっんっ…んっ…プぁ…」

 

ベットに座り…二人の奉仕を眺め…味わっている。

亀頭を前後に、舐めながら出し入れを繰り返し、動き続けいる…みほ。

根元部分から、玉を口に含め、教えた通り舌で刺激をしてくれる…まほちゃん。

 

動きを変え、舌先で移動しながら、たまに頬が辺り、陰茎を口に含ませる事を、口と舌で取り合う姉妹。

今は、みほが勝ち、一度大きく顔を沈める。

全体的に取られたと思ったのか、まほちゃんもまた、取り返そうとする。

 

「ジュブブブ……ブ…ブぁっ!」

 

先程。

 

完全に意識が朦朧としていた、みほの秘部をまほちゃんに吸わせた。

…中の残った精液を吸い出す為に。

ジュルッと音がすると、何故こんなに濃いのか聞かれる。

 

…答え様がない。

 

二人の衣服を剥ぎ取り、裸にさせると、すでに汗が体中から溢れ出している。

 

肌を合わせると、ローションの様に滑り…鈍く光る。

汗が交わり、体液と唾液と…すでに全員が、水に使ったかの様になっていた。

肌を打ち付けると、ビチビチと、汗が弾き飛ぶ程に。

 

兎に角、後ろから邪魔する様に、腰を打ち付ける。

 

膣内を掘り出す様に動く舌が、その衝撃で更に奥に入り、いつしか みほも、意識を取り戻した。

とにかく、欲望のまま、快感がとにかく欲しかった。

打ち付ける体を打ち付ける音と一緒に、まほちゃんの甘い声も比例して強くなっていった。

 

意識がある程度戻ったみほは、まほちゃんをに打ち付け続けている俺に対して、とにかく横から俺の口を、唇と舌で要求してきた。

激しい喘ぎ声の横、それに集中させない様にする為か、みほが兎に角、俺の口の中を弄る。

性交をするかの様に、舌を絡ませ唾液を啜る…。

 

その内に俺の限界に、気づいたのか、まほちゃんは中に出すようにせがむ。

嘆願するかの様にせがみ、お望み通りに全てを中で吐き出した。

 

陰茎を引き抜くと、ボタボタと…すでに何度も出しているとは、思えないほどの量が流れ出す。

ブッと空気を押し出すような音が響く。

 

ベットに手を付き、こちらに尻を突き出して…その秘部を、みほに見せつけると、みほが今度は動く。

…もうすでに、恥じらいなどない。

 

そこを…みほが、口をつけて吸い続ける。

先程自分がやられた様に。

 

ベットの上で、二人を仰向けと俯せとで、向かい合わせにさせた。

みほが…下、まほちゃんが、上。

…後は上下、順番に突き続ける。

 

これなら変に喧嘩もしないだろう。

 

動けば二人の体が擦れる。

肌が同士で、女同士といえ、肌と肌の摩擦は気持ちが良いものらしい。

腕を上げさせ、四つん這いにさせて突き入れると、胸が弾むように前後へと運動を繰り返す。

姉妹の先端が、たまに当たり…そして擦れ、途中から二人揃って、思考が完全に飛んだようだった。

 

みほを正常位で、抱き始めると、今度はまほちゃんが口を吸ってきた。

指で秘部をかき混ぜれば、甘い吐息と声が、口を通して脳内に響く。

 

この頃には、みほは、俺とまほちゃんがキスする事を何も言わなくなっていた。

まぁそうだろう。何度もイカせ続けた。ベットのシーツを掴み、動きがまた鈍くなっていた。

…目の奥に、鈍い光だけを輝かせたままで。

 

まほちゃんを騎乗位にさせ、自ら動かさせてみた。

 

…言われた通り、腰を回し…小刻みに上下を繰り返す。

自ら胸をいぢり、乳首をつまんでいる。

余った乳房が、その重さを強調させて、上下へと弾む。

だが、上手く見えない…俺の目の前で、みほの秘部が視界を遮るからだった。

 

舌を入れ、またかき混ぜる。

甘い声と共に、唾液の音も聞こえてきた。

 

姉妹同士…口を合わせ、体に手を付け…別の種類の快楽を探している様だった…。

 

 

何時間、経っただろう。

 

夏場だ…窓の外が明るくなってきていた。

そんな事を繰り返し、繰り返し。

欲望のままに体を動かし続けて、今は二人に口で奉仕をさせている。

左右から胸で押して、挟んでもらってみたが、何故かそれは、二人は嫌がった。

 

曰く…味しないからとの事。

 

顔中、汗で薄くなった、精液まみれの姉妹の顔。

恍惚の笑みを浮かべながら、陰茎を味わいながら貪っていた。

 

射精をする際、中以外は、どちらも口に欲しがる。

ならばと、二人揃って顔に出すと二人共納得をしてくれた。

白い肌が白い液体で汚れていく様子を何度も、見る事ができた。

 

 

 

 

…そして…今も。

 

「んっんん…」

 

「ぁ…はぁ……んっ」

 

頬を流れる白い液体を、二人揃って舌で舐めとる…。

届かない箇所は、お互いの顔を舐め合って…何度か、舌も絡めていた。

 

 

……。

 

………口から…熱い息を、思いっきり吐く…。

 

 

 

二人共…上手く立てなくなっていた。

 

 

 

これで、打ち止めだ。

 

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 

 

無責任に中出ししちゃったのが…心残りでしたが、華さんが沙織さんからアフターピルを貰っているとの事で、大丈夫だとみほからご報告頂きました。

…というか、冷静になると罪悪感で死にそうになった…。

ちゃんと、責任は取ると伝えると、……二人共……なんだろ…目の色が変わった。

 

何っ!? この変な悪寒っ!!

 

 

……。

 

あ、はい。

 

まぁ…その喋りもすっごい熱っぽい声だったけど。

…風呂に入れる為に、二人共順番に風呂へと運んだ。

 

朝…動けたのは、俺だけだったからね。

 

 

いやぁ…居間まで、西住姉妹お二人様を、ご搬送させて頂いた所…。

最終的に、朝飯食いながらの土下座会見となりましたね…。

 

「……」

 

「……」

 

はい…かんっぜんにっ!!! …正気に戻りました。

 

はい…はい…マコニャンから、全ての全容を、お聞かせ頂きましたよ?

 

でもね…すっげぇ…睨まれてるの。

俺、今回被害者側だと…あ、いえ。御免なさい…。

 

結局、甘えに甘えてしまった俺がクズなんだけどな…。

 

はい、被害者筆頭。

 

完全に今回、蚊帳の外でしたからね。

 

「…声が……五月蝿いッ!! 寝れなかったじゃないかっ!!」

 

「申し訳御座いませんでした」

「……はぁ…い」

「……すっ……まぁなかっ……た」

 

二人共まだ、余韻が強いのか…吐く息が、全てエロいんですっ!!

 

「……」

「……」

 

「あの…」

 

「西住さん2名が、まだおかしいな…目の奥が、完全に如何わしい色のハートじゃないか」

「うふふ…」

 

あの…まぁ……うん。

 

「しかも、なんだ? 二人共、完全に歩けないよな? その様子じゃ」

 

あ、はい。脚を投げ出してしまっていますからね? あ、はい。

 

 

「 隆 史 さ ん 」

 

 

「はいっっ!!!」

 

 

「昨夜はお楽しみでしたネ?」

 

「  」

 

ま…まぁ、二人揃っての、あの絶叫だ。

 

家中に響いていたんだろうなぁ…うん。

 

 

「…放置ぷれいとヤラも結構ですが…そろそろ、私…本気で、怒っても宜しいでしょうか? 私だけ、営みが…ないんですよ……ね? ないですよねぇ?」

 

 

「     」

 

 

「はぁ…書記。お前…意馬心猿もいい加減にしろ」

 

「……」

 

「麻子さん? イバ…って、どういう…」

 

「はっ……簡単に言うと、年中発情期って事だ」

 

「あらぁ~…」

 

うん。言いたい事、あるけど黙っていよう。

…ああ…今日の味噌汁、失敗した…なんか、無駄にしょっぱい…。

 

「今回は、私も負い目が御座いますから、我慢致しますが…えぇ、我慢します。はい、我慢しますよぉ?」

 

「……ハイ」

 

「みほさん、お姉様」

 

「「っっ!?」」

 

あ~…うん、急に振られただけで、驚くらいにボケーとしてたなぁ…。

 

「…後で、沙織さんに頂いた、お薬お譲り致しますから…飲んでくださいね?」

 

「…は…はい」

「た…助かる…」

 

「……」

「……」

「……」

 

「…で、隆史さん(狂)、どうでした?」

「す…すごかった…」

「…そう…だな」

 

「寝込みを襲われたのだろう?」

「……はいぃ」

「私は、違うが…似たようなモノか…体が完全に油断している状態だったから、感覚がすごかったなっ!!」

「すぐにオカシクなっちゃいました…」

「理性なんて、紙みたいな物になるな」

「う…うん」

 

《 ………… 》

 

「私の気持ちが分かってくれたか…。 私は、アレをやられるんだ…気絶するまで…いや、した後も…」

 

「「「 ずるいっっ!!! 」」」

 

「!!??」

 

「えっ!? 麻子さん、いっつもアレ…あんな凄いのされたんですかっ!?」

「ずるいです、ずるいです、ずるいです、ずりぃです!!」

「…その小さな体、良く体力が持つな……」

 

「最後ッ!! 小さいのは余計だっ!! 持たないから、好き勝手……ああぁぁぁぁ!!!」

 

 

うん…魚は上手く焼けたね…。

 

明日は、洋食作ってみるかなぁ

 

「お…おいっ! 変態っ!! 書記ッ!! 助けっ…」

 

「あ、自己反省は後々しますので、お構いなく」

 

「はぁぁっ!?」

 

 

……うん。薬……酒……怖い。

 

二度と口にしない…絶対に何か、犯罪犯しちゃいそうで怖いなぁ…。

 

 

「……次回、いつ盛りますか?」

「反省してないなッ!! 五十鈴さんっ!!」

「そうだな…でも、期間を短くすると、すぐにバレそうだ」

「…いや…また酷い目に合いそう…」

 

 

いやぁ…今日は、ノンナさん達来なくて…ほんっとに、命拾いしたなぁ…

 

 

「遠い目をしているなっ!! 書記っ! こっち見ろッ!!」

 

「…またお姉ちゃんと一緒にされるのかな…」

「あれは、あれですごかったな」

「お聞かせ頂けますかっ!?」

「いいだろう。…全員で攻める際に、参考にするといい」

「お姉様っ!!」

「…お姉ちゃん。華さんを手懐けちゃったよ…」

 

 

いやぁ…うん。

 

…。

 

マジで俺…そのうちに、枯れそうだ……。

 

 

 

 




閲覧ありがとうございました

-西住姉妹の快楽スーチが上がりました-
-姉妹丼イベントへの移行難易度が下がりました-
-姉妹丼・宴編イベントが解放されました-

…手な感じです。
頑張った…2万5千文字おーばー…。

次回 姉妹丼宴編でも書きます…姉妹丼系でリク何かリクあれば活動報告にドウゾ。

ほんぺぇん…

ありがとうございました
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