※この作品はR-18です。

転生者は平穏を望む ~ルートPINK~   作:白山葵

4 / 54
はい。

ペパロニさん宅へ、お邪魔した時のお話です。

はい。

お待たせしましたすいません。


※ルート IF※第23話~アンツィオ潜入です!…潜入だよね?~ 前編

 今更ながらに思う。

 

 何俺、普通に女性宅に来てんの?

 

 普通有り得ないよなぁ…。

 アンツィオの独特のノリに、流されていると言うべきかね。

 

 2DKのお家。

 

 ダイニングキッチンの部屋は、8畳くらいあるのか、それなりに広い。

 …学生の一人暮らしで、2DKって…。

 仕送りをもらっているとはいえねぇ…うん。親が結構な親バカなのかな?

 

 夕飯の片付けはこちらでやると、家主に進められてテーブルに座り、お茶を飲んでいるんだけどね?

 そのお茶を飲んで、気持ちが落ち着いた、うん…落ち着いたんだ。

 千代美で遊ん…もとい、戯れていた為、変なテンションで色々といたけど…急に冷静になった。

 そして思う。

 

 飯作ってやる為だとはいえ、なに俺一人暮らしの女の子の部屋に来てんの?

 

 しかも夜に!

 なに俺、お茶飲んでゆっくりしてんさ。

 

「あぁ? タカシ。なに急にソワソワし始めてんだ?」

 

 洗い物が完全に終了したのだろう。

 手をタオルで拭きながら、怪訝な顔で家主様から声をかけられた。

 

「いやな…お茶飲んで冷静になったら、色々と俺って非常識な事してんじゃないのかなぁって思ってね」

 

「は? 非常識な事? タカシが?」

 

 言い方はちょっとキツイが、笑いながら肩をバンバン叩いてくる。

 

「別に 今に始まった事じゃねぇーだろ!? 何言ってんだ!?」

 

「……」

 

 そうそうと頷く、その家主の同級生と隊長さんがいる。

 というか呆れていますね? 千代美さん?

 …常識に的に生きてきたつもりなんですけど…ペパロニに言われたので、俺って大概なのだろうか……。

 改めないと…生活を改めないと!!

 

 …時計を見るとすでに、22時を過ぎていた。

 うん、流石にこの時間まで、お邪魔しているのは失礼すぎる。

 

「遅くまで悪かったな、そろそろお暇するわ」

 

「んぁ? なに言ってんだ?」

 

 いつまでも話していると、ダラダラと時間だけが過ぎていくだけだ。

 さっさと切り上げよう。

 うん、さっそく常識的な行動にでませう。

 

 …あれ?

 

 なに寝ぼけた事言っているんだ? って顔で、不思議そうにしている家主様。

 あ、そういえば。

 千代美とカルパッチョさんって寮住いだったよな?

 門限とか大丈夫なのだろうか?

 

「泊まっていくんじゃねぇの?」

 

 「 」

 

 はい。約1名様が、絶句していますねぇ。

 はい。カルパッチョさんは、いつもの通りにニコニコしてますね。

 はい。俺も何となく、そう事言ってきそうだとは思っていました。

 はい。カルパッチョさんが、普段通りなのが若干気味が悪いです。

 

「姐さん達も泊まってくつもりだぞ? というか、いつもそうだしな!」

 

「ぺ…ペパロニ!!」

 

「なんすか? 姐さん!」

 

 はい。言いたい事は分かります。分かりますけどね?

 

「お前ぇ!! なモガッ!?」

 

 千代美が顔を真っ赤にして、両手を振り上げたので、即座に誘拐犯の様に後ろから口を押さえた。

 

「千代美。言いた事は分かるが、もう夜遅い。叫ぶな」

 

「モガァ!!」

 

 噛むなよ?

 赤くなってパタパタ暴れだしたので、苦しいと思い、多少手の力を緩めた。

 そのまま、人の事を非常識だと仰っしゃいました、非常識な家主様に一言言っておく。

 

「あのな? ペパロニ」

 

「あんだよ?」

 

 だから怪訝そうな顔をするな。

 

「夜遅くまで居てしまった俺が言うのもなんだがな? 女の子が男に泊まっていけなんて、軽々しく言うな」

 

 比較的、真顔で真面目に言っておく。

 モガモガと言いながら、千代美が大きく頷いている。

 …ただ、その横で無言を貫いている、カルパッチョさんがちょっと気になるけど…。

 

 

「男たって、タカシだろ? それに、どうせ明日も学校に来るんだろ? んじゃ丁度いいじゃねぇか!」

 

 …俺だからなんだと言うんだよ…。

 僕だって男の子ですよ?

 少し会話がズレている気がするんですが?

 

「はぁ…あのな? ペパロニ。お前に他の男友達がいたとしてだな…」

 

「アホだなタカシ! アンツィオは女子高だぞ? いるわけねぇじゃん!」

 

 話の腰を折るなよ。

 女子高って言っても、俺って言う友達がいるだろう?

 学校外にも友達って、できるだろうが。

 

 …できるよな?

 

 ……俺、友達だよな? 

 

 違うとか言われたら、正直傷つくから、聞かないで話を継続しよう…。

 彼女はこういう性格だし、他に男友達とかいたら普通に泊めてしまいそうだなぁ…正直心配になる。

 

「いたとして! …軽々しく部屋に男友達とか…泊めるなよ?」

 

 自称…では無い事を祈って、友達として忠告しておこうかね。

 本当に、ノリと勢いだけで泊めそうだ。

 

「はぁ? 泊めるわけねぇーだろ? お前だから泊まってけって言ってんだろ? 何言ってんだ? あほか?」

 

 「「「 …… 」」」

 

 えっと…。

 

「千代美さんや」

 

 手元のドゥーチェさんに声をかける。

 

「モガ!?」

 

「…どうしよう。ちょっと、ときめいちゃた……っ痛ぇ!!」

 

 …噛まれた。

 

 

 

 元々いつもの流れだったようだ。

 千代美とカルパッチョさんが、ペパロニ宅に夜まで遊びに来る時は、大体お泊まりコース。

 よって、お泊まりセットが一式置いてあるそうだ。

 で…だ。

 

「大体よぉ、おめぇ今から帰るったって、一体どこに行くつもりなんだよ」

 

 はい、そうですね。ホテル等は大体が満室でした。

 ネットで調べたらオールレッド。

 ドコモニモネェ。

 高級ホテルのスィートくらいだった。

 無理!!

 

 アンツィオは、観光名所が多々有る学園鑑の為、大体いつも満室らしい。

 何ヶ月も前から予約していないと、飛び込み客なんて、当日キャンセル室ができたとか、余程運が良くないと止まれない。

 

「ネットカフェとか何かで…」

 

「無ぇよ、そんな店」

 

「……」

 

 無かった。

 本当に無かった…。

 外観を損ねるとかの理由だろうか…。

 

「野宿とか言うなよ? 自分の客放り出して、野宿させるとか無ぇからな」

 

「……」

 

 ペパロニの仰っしゃるのも最もだし…自分の立場でもそうする。

 もし、それが異性ならば…まぁ俺が部屋から出て行って、軽トラにでも寝るってだけだし…。

 どうしよう…。

 

 逃げ道が塞がれていく…。

 

 あっ! 服!! 服とか無いし!!

 どうとでもなりそうな、苦し紛れの言い訳が頭に過ぎっ「ありますよ?」

 

「」

 

 カルパッチョさんが、部屋の隅に置いてあった買い物袋を持ってきた。

 ガサガサと開封をして、中身から一式を取り出す。

 

 ・・・。

 

 男物のTシャツとハーフパンツ。

 

「どうせこうなると思って、ここに来る前に購入しておきました♪」

 

「」

 

「スーパーって、今では衣類も結構な数が、置いてある所もあるんですよねぇ♪」

 

「」

 

 飯の買い出しで寄ったスーパーで、購入していたらしい…。

 というか、なんで俺の考えている事に返事ができるんでしょうか!?

 そもそも、計算ずくかよ!!

 用意周到なカルパッチョさんが、俺を泊まらせたいとしか思えない!!

 

「…いくらでしたか、お金払います」

 

「あら、いいですよ? 安物ですし、プレゼントしますよぉ?」

 

 なんかもう無理な気がしてきた。

 お誂え向きに、外から雨音まで聞こえてきたし…。

 

「待て! 待て待て待て待て!!」

 

「なんすか姐さん」

 

「流石にそれは無いぞ!! た…隆史と、おなッ! 同じぃ!!」

 

 真っ赤になって結局叫びだした千代美さん。

 はい、頑張れ! 俺の味方はお前だけだ!

 

「いやぁ、でもですね姐さん」

 

「なっなんだ!」

 

「外、雨すっごいっすけど?」

 

「…え?」

 

 聞こえてきていた雨音は、すでに豪雨となりつつあった。

 部屋の窓ガラスを、雨水が叩きつける音がした。

 

「この状況で追い出すってのはちょっと…姐さん、ひどいっすよ?」

 

「」

 

 色々と問題があったのだけどなぁ…。

 俺に気を使ってくれたという思う時点で、俺の性格上……逃げ道が段々と無くなっていった。

 挙句にこの雨だ。

 

「ドゥーチェ、大丈夫ですよ? 部屋は分ければいいんですから」

 

「……グッ」

 

 あら…千代美さんも気を使い出してくれた。

 まいったなぁ…。

 

「タカシもいいよな!」

 

「……ハイ」

 

 ノリと勢い。

 アンツィオの性分なのだろうけど…もはや勢いだけだなと感じた。

 もはや言い争いをする気も起きない…。

 好意を無碍にするもなぁ。

 

 ただ…。

 

 了承の返事をした時、カルパッチョさんがニタァと笑ったのを俺は……見逃した。

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 …はい。

 

 結局お泊まりデス。

 一人暮らしの女の子のお家にお泊りです。

 人生初……。

 

 流石に、同じ部屋で寝るって訳にもいかないので、俺はリビングのソファーで就寝する運びとなりました、はい。

 寝室の部屋では、3人仲良く川の字になって寝るんだってさぁ…。

 もう千代美とカルパッチョさんが泊まるのが、前提の寝室になっているらしく、ベットでは無くて布団を敷いて寝るらしい。

 

 んで、俺はというと。

 夏場というのもあるので、タオルみたいな薄い掛け布団を腹の上に掛けている。

 ソファーの上に寝転がり、天井をできる限り眺めるように努めます。

 流石になぁ…あまり内装をジロジロと見るわけにもいかないしねぇ。

 

 風呂…というか、シャワーだけ借りたけど……まぁ千代美が騒ぐ騒ぐ。

 普通にカルパッチョさんと、ペパロニは寝巻きを見られても大丈夫だったようですけどね。

 千代美は恥ずかしがってしまい、まぁ…大変だった。

 まぁ…うん、それが普通の反応ですから大丈夫だよ?

 

 しっかしまぁ…腹の部分が透けている様なパジャマ…あれ何て言うんだろう。ネグリジェとも違うよなぁ?

 フリッフリのもいっぱいついていたし…すげぇなドゥーチェ。

 まぁ、ありゃ異性に見られたら恥ずかしいわな。

 カワイイを連呼してやったら、さっさと寝ろ! っと、赤くりながら仰って、寝室に閉じこもってしまいましたね。

 

 いやぁ…こりゃ今日の事は、みほ達には言えないなぁ…。

 大洗に帰る前に女性宅に泊まったなんぞ…何を言われるか分かったものじゃない。

 

「……」

 

 段々と眠気が襲ってきた。

 初めは緊張してしまったけど、天井だけを見ていたら気持ちが……落ち着いてきた。

 

 カルパッチョさんや、ペパロニの寝巻きも色々と思う所があるが…寝れなくなり……そうだったので…考えるのをやめた…。

 

 思考も…だん……だ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだろう。

 

 下半身が寒い。

 

 いや、夏場だから寒いって事は無いのだけど…なんかスースーする。

 なにも履いていないような…。

 

 まぁ、寝ぼけているだけだろうな。

 

 薄目を開けて、感覚的にまだ寝ている途中だと感じる。

 あぁ…ソファーで寝ていたから、ズボンがずり落ちたか?

 …女性宅で、朝そんな姿を見られてはたまらん。

 

 …あれ?

 

 まず手で、本当にズリ落ちたか確認しようと、腰の部分を触ろうとする…が、手が動かない。

 

 …あれ?

 

 気がついた。

 俺、横になって寝ていない。

 ソファーに座って寝ていたようだ。

 

 ……あれ? ちゃんと横になっていたよな? 天井見ていたものな?

 

 なんでだろうか? スースーする下半身なのに、一部生暖かい。

 というか…。

 

 暗い部屋の中。

 俺の下半身の前に、人の頭があった。

 雨は止んでいた為に、カーテンの隙間から月明かりが入る。

 その光に反射するかの様に、キラキラと金髪が反射していた。

 

「……」

 

 俺の下半身の前で、大きく前後往復していた。

 

「…チュ……ジュプ……」

 

 小さく音を立ていた。

 

 はい。

 

 目が覚めました。

 この状況で、また寝れるほど図太く無いです。

 

「はぁ…はぁ……」

 

 大きく音を立てはしないが、夢中になっているって感じがする。

 こうすればいい。そんな知識程度だろう。

 口に入れて動かす。

 そんな程度。

 

 でも意識してしまったら、なんかすっごい気持ちがいい。

 

 じゃない!!

 

「…なにやってんすか、カルパッチョさん」

 

 極めて冷静に切り出したつもりだった。

 でも少し声が上ずってしまった。

 アレを口から出して、俺の目を真っ直ぐに見てきた。

 

「っん…プハッ、あら、起こしてしまいましたね」

 

 いつもの様に、少し笑いながら答えてくれた……。

 ですけどね? 起こした?

 

「人の腕、後ろ手に縛っておいて…何を言っているんですか?」

 

「いえいえ、念の為ですよぉ?」

 

 ……。

 

 腕は縛られていた。

 タオルか何かだろう、そんなに痛くはない。

 腕が動かないはずだ…。

 

 しかし、やめない。

 それを指摘しても悪びれる訳でもなく、無邪気に笑っている。

 俺と話す為なのか、陰茎を口に入れないで舌を上から下へ、舐め動かし始めた。

 …違う、先程とは動きが違う…。

 いきなり上手くなった…。

 

「ひぃ…もちいいですか? 色々と試してみましたけど…これは、反応がありますねぇ」

 

 試した!?

 

「もう…人肌を舐めるような…そんな塩っ辛い味も無くなってしまいましたねぇ」

 

 …。

 

 そう言いながらも、今度は唇で噛むように亀頭を挟み、小刻みに動きながら舌を動かし始めた。

 これは刺激が強く、顔を上に上げてすこし声が出てしまった…。

 

「チュッパッ! はぁ…これも中々……」

 

 なにが!?

 

 色んな反応を見たいのか、ずっとやり方を変えてしゃぶっていたらしい…。

 

「一体…いつから……いやいや! んな事より、ペパロニの家ですよ!? 本当に何やってんですか!」

 

「いえ……ペパロニなら……隆史さんを泊めるだろうなぁって」

 

 何を言っているのだろう…。

 会話が噛み合わない。

 

「ですから…」

 

 体を起こし、俺の顔をまっすぐに見てくる。

 

「こんなチャンス、二度と無い…そう思いました」

 

 一言言うと、また俺の下半身に頭を潜り込ませて、陰茎をしゃぶり始めた。

 

「あまり大きな声だすと、ドゥーチェ達起きちゃいますよ?」

 

「……」

 

 なんか、いつものカルパッチョさんじゃない。

 怖い。なんかすっげぇ怖い。

 エロいんですけど…はい! 

 それはもう、普段のギャップもありまして、すっごいエロいのですけどね!

 

「チュ、ジュル…はぁ…何をやっているか……そうですねぇ」

 

 話しながら…口に入れて味わうように舌を這わせてくる。

 

「チュッ…隆史さん。私の気持ち…。少なくとも私が、貴方の事を好きな事は、気がついてくれていましたよね?」

 

 

 

 え?

 

 

 

 間抜けな顔をしてしまったのだろう。

 呆けた顔で、カルパッチョさんと目があった。

 いや! 知らないよ!! 知らなかったよ!! 衝撃的な一言だよ!?

 

「……」

 

 あぁ! すっごいジト目で見られてる!

 

「」

 

 痛ぁ!!

 

「…まったく! ほんっっっとに、もう!!」

 

 息子を噛まれた…。

 

「まぁ…いいです。ですから! そういう事です!!」

 

 少し怒った顔で、立ち上がったカルパッチョさん。

 初めてここで、彼女の全体が見えた。

 黄色のパジャマ。

 ボタンをすでに外していた為に、前が全開になっている。

 彼女らしい、かわいいタイプのデザインなのだが…もうただ、エロいの一言に尽きる出で立ち。

 簡単に言えば…、全裸にパジャマの上だけを羽織っているだけだ。

 

 はい。下は下着すら穿いていなかった…。

 そのまま彼女は、俺の肩を両手で押して体を後ろに倒した。

 

「…では、失礼しますねぇ?」

 

「むぐっ!?」

 

 そのまま、胸を俺の顔に押し付けてくる。

 それは体が密着したという事で…まさか…。

 

「ぷはっ! まずいですってそれは!」

 

 胸から少し顔を背け、カルパッチョさんに叫びかける。

 初めから、このつもりだったのだろう。

 すでにパジャマの上着すら、羽織っていただけなので、肩から落ちてしまっていた。

 

 つまり、完全な裸。

 すこし片足を上げて、俺の上に乗っかろうとしていた。

 

 …マジかよ。

 

「ダメなんですよ……もう」

 

 手を縛ったのは、今この時に手で制止させない為。

 体を無理に動かせばとは思うが、カルパッチョさんを体で突き飛ばしてしまう形になる。

 彼女の後ろにはテーブルがある為に、下手をすると、どこかぶつけて怪我をさせてしまいそうでできない。

 

「貴女、初めてですよね!? こんな形でいいんですか!?」

 

 なんとかやめさせようと、普段なら女性に言っちゃダメな事も言ってしまった。

 天井を指す陰茎に、自信を入れようと、彼女は秘部を指で広げた。

 マヌケでだけど、しっかりと目がいってしまった。

 ヌラヌラと愛液が、月明かりで照らされている…のが、分かるくらい思いっきり見ちゃった…。

 

 

「あ、そこは気にしなくていいですよ? 私、処女じゃないですから」

 

 

「……」

 

 

 え。

 

 ……。

 

 え?

 

 

「あらぁ…隆史さん……急に真顔に……」

 

 うわぁ…別に俺、処女厨って訳じゃあない。なかったのだけれど…でも、なんだ…。

 

 なんか知らないけど……すっごいショックだ。

 

 あの普段から、アンツィオの連中の中で、異彩を放って…。

 例え、聖グロリアーナにいても違和感がなさそうなカルパッチョさんが…。

 別に俺、彼女の彼氏とかじゃないけど……その……すっごい複雑……。

 

「あぁ…でも、男の人は隆史さんが、初めてですよ?」

 

「………………は?」

 

 オトコノヒトハ?

 

 エ?

 

 ドウイウコト?

 

「あ…考えてみれば、初めてが、同じタカちゃんですね…」

 

 ナニイッテンスカ?

 

 何か嬉しそうに…おかしそうに……クスクスと笑いだした。

 えっと…え?

 

「……では……んっ!」

 

「はっ! だからって、ダメですって!!」

 

 意識が一瞬飛んでしまった為に、止めるのが遅れてしまった。

 彼女はそのまま秘部を指で開いたまま、亀頭先に合わせゆっくりと下に腰を下ろす。

 生暖かい感触と、ヌルッとした感触が交じり出し、その感触が陰茎全体に広がっていく。

 

「んっ!! はぁ…んっ!?」

 

 肉壁をこじ開けていく感触。

 ただ俺の…が、サイズ的にきついのか、たまに苦しそうな声が出ている。

 また…それが、色っぽく…艶っぽく……高校生の出す声じゃない…。

 

 全神経が、一部に集中していく。

 先から、ゆっくりと伝達していく熱。

 

「…ぁ……はぁ……」

 

 

 ため息にも似た、熱い吐息と共に…全部…入った。

 そのまま俺の胸に、倒れる様に体を預けてきた。

 ハァハァと少し荒い呼吸が聞こえる。

 

「……玩具と違って……熱い……これが隆史さん……」

 

 やってしまった。

 違う…やられてしまった…。

 カルパッチョさんが、全て入ってしまった。

 もう、どうしようもできない。

 

「んん…はぁ…」

 

 1回だけ、少し腰を上げて落とす。

 ニチャっとした音が聞こえた。

 

「ぐっ」

 

 背筋にまで走る、快感に少し声が漏れてしまった。

 それを聴き、もう一度腰を上げて、落とす。

 

 またニチャッとした、音がした。

 

「…ちょっと…きつ……んっ」

 

 まだ慣れていないのか、時折苦しそうな声が聞こえる。

 

 本格的に動き出した。

 

「はっ…んっ……はっ」

 

 ソファーの上。

 

 ゆっくりと体を使い、上下運動を繰り返す。

 

「ぁはっ! んっ!! んっ!!」

 

 …。

 

 腕の拘束がすでに取れていた。

 彼女が俺にもたれ掛かった時に、外したのだろう。

 後ろから、少し布が擦れた音がしたの同時に、手首の圧迫感が消えた。

 

 …だからと言って、今更動けない。

 

 俺も男だ。

 

 今更……。

 

「はぁぁ…ふふっ…、流石にひどい……んっ! と、思いまして……手の拘束はぁ…ぁっ…解きましたけど…」

 

「……」

 

「突き飛ばさない…ってぇ! こ…こと…ぉわぁ…」

 

「色々と卑怯な気もしますけど…」

 

「い…いいんですよぉ…私は、2番目でっ! でも…。体だけの関係でも…」

 

「…流石に……そんな関係は…ぐっ」

 

「ドゥーチェ……ペパロニ…」

 

「……」

 

 呟く。

 二人の名前を。

 

「だから…気にしないでください…ふふっ」

 

 ……。

 

 いかん。

 

 なんか色々と切れそうだ。

 

 喘ぎ声と共に喋る彼女が、とても淫靡に見える。

 荒い息使いと共に、ゆっくりと動く彼女。

 

 理性が…。

 

「ふ…ふふ……、逃げない隆史さん……」

 

「え?」

 

 俺の着ていた服を下から捲くりあげる。

 胸の辺りまで捲くりあげ…そのまま、顔を近づける。

 

 古傷にキスをしだした。

 

「チュ…。はぁ……」

 

 何度も繰り返す様に、口づけをして…嬉しそうにな声で…。

 何度も。

 

 何度も。

 

 そのうち…今度は舐め始めた…。

 傷の後をなぞる様に。

 奉仕をするように。

 

 …味わうように。

 

 

「もう…っん、これはぁ……完全にSEXですよねぇぇ? 」

 

「カ…カルパッチョさん?」

 

 はっきりと言葉にした。

 

 抱くとか…比喩でも何でもなく。

 

 はっきりと行為を口にする。

 

 これももう、今更感がすごいけど…まぁ……はい。

 そうですね…。

 

 あまりにいつもの雰囲気…というか、数時間前と違う為に無意識に彼女の名前を呼んだ。

 いつもの通りに。

 カルパッチョと。

 

「…もう…んっ。いいでしょう? 「ひな」って呼んで…………くだ…んん!!」

 

 ゆっくりと動いていた体が、一瞬硬直した。

 頭を俺の首の下に預けて、今度は少し、早めに…小刻みに動き出した。

 彼女は、本名を俺に呼ばせたがる。

 あの海で、俺が彼女を庇って怪我をしてしまった時からだ。

 本人曰く、千代美…アンチョビが羨ましくて仕方が無い…そんな風に笑顔で言っていたのだけど…。

 

「はぁはぁ…はぁ……んぁっ」

 

 バチュバチュと、少し水が混ざり合う音が大きくなった。

 

 彼女の息遣いが、段々と荒くなっていく。

 これは…。

 

 

「ひ…ひな…さん?」

 

 

「っ! …ぁぁぁあっ!!!」

 

 耳近くで、名前を読んだ瞬間に少し、大きな声と共に……体が痙攣した。

 

 ビクビクと。

 

「あ…は……ぁぁ……」

 

「………」

 

 

 小刻みに震えている。

 

 

「ハァハァ…ハァ……ハァ……」

 

「…あの…大丈夫ですか?」

 

 熱い吐息が、首元にかかる。

 

「い……イキました……」

 

「……」

 

 あの…はっきりと言葉にしないでください…。

 

「…こ……こんなに早く……初めて……」

 

 こ…答えようがありません。

 

「ハァ…ハァ……な…なんかすいません…私だけ……」

 

「い、いえ…」

 

 謝られてしまった。

 

 …いや、我慢もしたんですよ。

 思いっきり生での行為でしたし…その……正直めちゃくちゃ我慢しましたよ!

 これでも全然安全じゃないんですけどね。

 

「ハァ……ハァ……ハァ……」

 

「……」

 

 快楽の…その絶頂を味わうかの様に…動かない。

 肩が大きく動いている。

 

 

 

「ハァ……ハァ……。ハ……フ」

 

 

「…」

 

 

「フ……フフ……ッ」

 

 ん?

 

「フフフ……フッ……フフ……フフフ……」

 

 彼女は体を起こさない。

 そのまま俺に体を預けている。

 

 

 そこから聞こえてきたのは…腹の底から…。

 

 

 

「ウフフフフフフ フ フ…フ フ ハ ハ ハ ハ ハ ハ…」

 

 

 搾り出すよな…嗚咽の様な…笑い声。

 

 

「ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ! アハハハハハハハハッ!!」

 

 

 背筋に、快楽とは別の感覚が走り抜けた。

 

 

「だ……」

 

 体を起こし、顔を真上に向けた。

 その為、表情が分からない。

 

 ただ、声だけが聞こえてくる。

 

 

 

「出し抜けたぁ…」

 

 

 

「出し抜けましたぁ……」

 

 

 

「出し抜けました。 出し抜けました出し抜けました出し抜けました出し抜けました」

 

 

 

「残念でしたねぇ…ノンナさぁん……ダージリンさぁぁん……」

 

 

 …。

 

 

 

 

「『西住 みほ』さぁん…」

 

 

 

 

 ……。

 

 

「ウフッ…ウフフフフフ…」

 

 

 頭を下に向かせ、俺の目を見てくる。

 両手の指で、頬を包み込む様に…支える様に…触れているその顔は…。

 恍惚の表情。

 

 ヌラッっと目は怪しく月明かりを反射させ、怪しい笑みを浮かべている。

 

 

 

「フフフ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 小さい笑い声が響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 …。

 

 

 

 

 

 

 …………。

 

 

 

 

 

 えいっ!

 

 

 

 

 

 

「フフ…んぁあ!?」

 

 

 まだ差し込まれていた状態のアレを、奥にグリっとねじ込むように突き上げた。

 

「た…っ!? んぁ!? たかっっ!?」

 

 自由になった両腕を、跨っていた彼女の太ももの下に滑り込ませて、一気に持ち上げる。

 持ち上げた衝撃の為か、更に口から甘い声が聞こえた。

 

「……」

 

 立ち上がった瞬間、思いっきり腰を打ち付けた。

 バツンと音共に、悲鳴にも似た、彼女の喘ぎ声が耳元で聞こえる。

 

「ちょっ!? えぇ!? んぁ!! はっ!! あっ!!」

 

 バツンバツンと、肌がぶつかる音がする。

 

「はっ! はっ! んぁ!! 」

 

 肌がぶつかる衝撃で、愛液が飛び散る。

 

 一心不乱に腰を打ち付ける。

 

 …ごめんペパロニ。

 

 後で掃除しとく…。

 

「あぁ!! んあぁ!!! ああ! すっ! すごい! これん、わぁ!!」

 

 気が付けば、彼女も腰を動く反動で、打ち付けてくるようになっていた。

 

 ……。

 

 潮まで噴きながら。

 

 バチュバチュと音が変わっていく。

 

 ……再度、ごめんペパロニ。

 

 掃除させていただきます。

 

 ……。

 

「ぁん! あぁ! たったかっ…しさ!! イクっ! またっ!!」

 

 はい。

 

 怖かった。

 

 すっごい怖かったんです!

 

 あの状態じゃ、どうしようも無かったし。

 

 俺自体、生殺し状態だったし…。

 

 うん。

 

「やっ!! またっ!? いっん!! あぁぁぁ!!」

 

 怖かったので、快楽でやっつけてしまおうと思った次第デス。

 否、空気を無理やり変えてやろうと思った次第であります。

 怖いんだもの!

 

 

 

「はぁはぁ…」

 

 

 とは言っても、一心不乱に腰を打ち付けて、本当に中に出してしまったらと思い、一度腰を止めた。

 …うん、今更ですけど。

 

「す…すごい……こんなぁぁ……腰が……」

 

 耳元から聞こえてくる甘い声が、何度も理性の紐を切りそうにかかる。

 何度もいいますけど、今更ですけどね!

 

「……隆史さん…」

 

「…なんでしょう」

 

「……もう分かっているかと思いますが…」

 

 彼女の髪の毛が、俺の頬の上をなぞる。

 顔を動かしたのだろう。

 

 …。

 

 ん?

 

 動かした瞬間、その先にあるのであろう…場所から、ガタンと音がした。

 

 ……。

 

 …………うん。

 

 ヤリスギタ。

 

 耳が麻痺したのであろうか、ひなさんの声の大きさ…忘れていた。

 

 

 

「……次は…彼女達の番ですねぇ」

 

 

 

 

 ひなさんが声を出した瞬間。

 更に大きな物音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい! 長くなりそうだったので、前後半!

今回、覚醒ひなちゃん
ヤンデレポーズが見てみたい! そんな中お送りしました。

活動報告で、敢えて返信しませんでしたけど、今回アンツィオと言いました。

誰、では無く。

アンツィオです。

あぁ…エロ小説に慣れていく…。

ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。