※この作品はR-18です。

転生者は平穏を望む ~ルートPINK~   作:白山葵

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開き直ってスキル全開


※ルート壊 【宴編】※ あんこう鍋 中編

 

「どしたの? みぽりん」

 

 着替えの為の私達の荷物が置かれていた、西住さん達の教室。

 更衣室が何故か使えなかった為に、仕方なく利用するハメになっていた。

 その目的だった教室に到着し、漸く着替え始めようというの時に、西住さんが先程通ってきた廊下へと顔を向けた。

 

「いえ…優花里さんが、ちょっと…心配だなぁって…」

「心配? 何が? ただ、お手洗いに行ってるだけだよね?」

「そうなんですが…」

「?」

「いえ、だって…ですね? あの…隆史君もどこかに、着替えに行ってるから…」

「……」

 

 ある意味で、傍から聞けば、西住さんの言葉は、何を言っているんだ? と思えると思う。

 だが、ここにいる私達からすれば、西住さんの言わんとしている意味は即座に分かる。

 

「…ほら…隆史君…お……おトイレ好きだし…」

 

《 ………… 》

 

 いろんな意味で、自業自得だと思うけど、ハッキリと言ったな? 西住さん。

 その言葉で、一瞬動きを止めた五十鈴さんが怖かったけど…すぐに理解した。

 

 ……。

 

 ……さて…ここからだ。

 

 まず先に携帯へと電話を入れみた。

 案の定…といった風に、二人共出なかったみたいだった。

 だからだろう…か?

 

「私、ちょっと探してきます」

「みぽりん…その格好で? せめて着替えていったら?」

「だ…大丈夫ですよ。今日、人は少ないですから。見られは…しないと思います」

 

 そう言って、秋山さん捜索の為に、教室出て行った西住さん。

 虫の知らせという奴だろうな…。

 そしてすぐに…「同じ格好で一緒にいれば、見られても言い訳がたつっしょ?」…といって、同じく西住さんの後を追いかけた沙織。

 確かにこの格好で、一般の生徒と会ったらバツが悪いだろう…。西住さんに気を使っての行動だとは、思うが…。

 

 ……。

 

 そう、ここから。

 

 私も…沙織の後を追う事にしたのだが、五十鈴さんは「入れ違いになっても、なんですから…」と言い、教室で着替えながら、待っているという運びになった。

 正直…五十鈴さんも一緒に探索に行くのかと思っていたのだけど、相変わらず冷静で良かった。

 確かに入れ違いになったとしても、五十鈴さんから、私達に連絡をしてもらえれば、こんなふざけた格好のまま、学校を闊歩する時間が減る。

 では、ここは任せ、私もすぐに…と、沙織を追いかけ、教室を後にした。

 

 …と、思ったのだが…。

 

「うっ…!?」

「っと…あれ? 麻子」

 

 出た瞬間、沙織の背中にぶつかってしまった。

 いや、ぶつかるのはいい…いや、まだよかった。

 

 教室の出入り口で、立ち止まるなと、少々文句を言ってやりたかったのだが…見上げた沙織の顔が少し焦った様な顔で、周りをキョロキョロと見渡していた。

 私もそれに釣られ、視線を横に向けると、顔を動かしていた沙織の気持ちが、すぐに理解できた。

 

 …自分が、いる場所がおかしかった。

 

 いや、正確には変な場所ではない。

 

 場所ではないが、オカシイ。

 

 2年生の教室は、3階にある。

 だから、3階にある教室を出てのだから、3階の教室が並んだ廊下に出るのが道理だ。

 当たり前の事なのだから、改て意識する程ではない。

 …ないのだが…明らかに、私達のいた場所が違った…ここは。

 

「あれ? なんで…私達、1階にいるの?」

 

 そうだ。自分達がいるであろう場所が、廊下の窓から見える風景で、明らかに地面に近い位置にいると分かる。

 

 そして、私はこの時間でも、珍しく眠くない。

 寝ぼけているとは、考えられない。

 

 

「…………」

 

 

 

 よし!! 3階に戻ろう!!

 

 

「…しかも、保健室の前…。麻子? 確かに私達、教室にいたよね? 保健室から出てきてないよね?」

「何を寝ぼけている。保健室から出てきたに決まっているじゃないかかかか」

「…………」

「もし違っていたとしても、白昼夢でも見ていたと仮定するのが、妥当だぞう?」

「だぞうって…。はいはい、麻子。それでいいわよ、もうっ…」

 

 それでいいじゃないか! 好奇心猫を殺す。

 現実的に、1階にいるだけ。それでだけだ。それだけでいいじゃないか! 余計な推測はしないぞう!

 

 よしっ!! 3階に戻ろうっ!!

 

『 ──-っ!! 』

 

 っっ!?

 

「麻子…なんで、私後ろに隠れたの」

「ききのせせせ!!」

「なんの呪文よ」

 

 なんだっ!? なんだっ!!??

 後ろから、声がっ!! 変な叫び声がっ!!

 

「今の声…。保健室からだよね」

「違うな!」

「……」

「違うぞ!」

「…麻子」

 

 よしっ!! 3階に戻ろうっ!!

 

「んじゃ、ちょと確認しとこっか」

「なんでそうなるっ!? 変な事が起こっているのに、なにを言っている!」

「いや、保健室のドア、普段なら鍵掛かってるのに、ちょっと開いてるでしょ? あからさまにコレ、怪しいのに調べないとかないでしょ」

「沙織……むしろなんでお前は、この状況でアグレッシブルなんだ!? お化けだったらどうするっ!」

「いや…ただ単に、私達が勘違いしたかもしれないじゃない。それにこの学校にいるのって、私達以外に他にあまりいないんだし、ゆかりんと、みぽりんかも、しれないじゃない」

「……」

「それに、ちょっと今の声、みぽりんの声だと思うんだけど…」

 

「何をしている沙織。さっさと入るぞ」

 

 保健室のドアに手を掛ける。

 西住さん達を見つけて、さっさと帰ろう!

 

「さぁ、さっさと見つけて帰るぞ」

 

「麻子…さっきから恐怖で、愉快なキャラになってるわよ?」

「失礼な奴だな!!」

 

 手を掛けていた、保健室のスライドドアをゆっくりと開けると……ふむ。特に何も異常はないな。

 特に何もなく…普段、たまに利用する保健室へと脚を入れる。

 …その一番奥の一角。ベッドが6つ並んでいるその端には、カーテンが引かれていた。

 誰かいる…のだろう。先程、沙織が聞き違いでなければ、多分西住さんだろう。

 

 先に入った私の後ろから「おじゃましまぁ~す」と、沙織が小さな声を上げながら入っていった。

 入り終えると、律儀にドアを閉めた。

 

「……」

 

 ギシッ…ギシッ…と、少し軋む様な音が…。

 ね…寝返りでもうっているのだろうな!

 

『 はっ…はっ…はっ…んっ…ぁ… 』

 

 ……。

 

 その奥から…断続的に、息を切らし…苦しそうな…声がががががががきこええええ。

 

「あそこか…。って、麻子、怖いなら廊下で待ってれば?」

「余計に怖いだろうがっ!」

 

 こんな人気のない廊下…しかもこんな状況というのに、私をそこで一人でまたせるとか、鬼か!? 鬼なのか!?

 詩織ですら…………いや、あいつなら、喜々として挑発混じりの発言で、私を放置しそうだな…。

 今度は脚が止まった私の横を、沙織が躊躇する事なく、普通に通り過ぎ…突き当たりの窓へと向かった。

 あそこから回り込めば、確かに誰がいるか一目瞭然だけど…な? この声が聞こえないのか?

 

「チラッ…と見て、違ったら謝って、次行けばいいでしょ?」

「そうは、言っても迷惑だろ? 病人だったら、どうするつもりなんだ?」

「…保健室で寝てるんだから、病人の可能性の方が、高いわよ…。麻子は違うだろうけど」

「違うとは一概には言い切れないのではないか? ほら、私も人間だ。生きていれば、体調を崩す時もあるだろう?」

「…ほんとに…言い訳が、隆史君みたいね。ほらっ!」

 

 腕を掴み、止める私を引きずりながら…どんどんと中へと進んでゆく…。

 仕切りのカーテンの横にまで来ると、段々と人がいる気配が分かってきた。

 まぁ…声がするのだから、いるのだろうが…。

 

 ……。

 

 いるよな? ちゃんといるよな?

 

 ……。

 

 全人類に見える人だよな?

 

 ダメだ…見るのは沙織に任せれば良いと思ったが、ソコを気にしてしまうと…確認せずにはいられない。

 カーテンの向こう側からは、はぁはぁと、激しい息遣いが聞こえてくる…。

 何も言わないで、さっさと顔を近づかせ、覗き込もうとする沙織…。

 

 ならば、せめて一緒にと…恐る恐る…カーテンの端から…覗き込むと…。

 

「……」

「……」

 

 私と沙織…一緒に、固まってしまった…。

 

 

「 あぁ、やっぱり沙織さんと、麻子だったか 」

 

 

 寝ていた…主。

 

 そこには…書記が、ただベットに仰向けで、寝そべっていた。

 

「…た…かし君…」

「…書記」

 

 確かに書記は、寝そべっているだけだったのだが…あまりにも普通に、私達の姿を見て、普通に名前を呼んで来た。

 しかし、その上…。

 書記の横に脚を折り曲げ、四つん這いの様な格好で…書記に倒れこむ様な格好のままの…。

 

「み…みぽりん…」

 

 例の衣装姿の西住さんが、跨って……そ、その…腰を少し上げ…一心不乱にお尻を打ち付けていた。

 パツッパツッと、肌と肌が当たる音が響き続ける…。

 お尻をこちらに向けていた為に、私達が見えていない。

 しかし、私達が来たというのに、その行為を止める事はなかった。お陰で、完全に出し入れするその部分が、丸見えだった…。

 

「……」

 

 押入れから覗いてしまった時とは違い、真正面…目と鼻の距離での行為。

 呆然とその行為に見入ってしまった…。

 

 ……。

 

 …何を言っているんだ。

 いや…私も、混乱しているのだろう。

 

 ほら…沙織も完全に顔を真っ赤にさせて…硬直しちゃってるし…。

 だというのに、書記は、行為を見られているというのに、西住さんを止める事も、声を掛ける事もしない。

 

「ぁっ! …はっ! はっ! んぅぅ…」

 

 パツパツとした音が、段々と大きくなっている。

 やはり、西住さんは完全に私達に気がついていないようだ…。

 

「みほ、今度は教えた通りにやってみてくれ」

 

 そのまま、寝そべり…西住さんの行動を受けれいていた。

 それどころか、更に行為を要求していた…教え通りって…。

 

 書記の言葉に、返事を返す訳でもなく、行動で応え始めた。

 肩を上げ…書記の胸に添えていた腕を上げ…えっと…。

 

「ん…ちゅっ…ぱっ…はぁ…」

 

 あれは指を、舐めているの…か? 顔を動かしながら…書記へと見せるように、音を大きく出しながら。

 そして、すぐその腕を後ろへと回し…って…え…。

 

「はっ…ぁ…ぁぁ……っ!! うぅ…」

 

 西住さんは、後ろへと回した…腕というか、手の…いや、指を…お尻の穴へとゆっくりと入れていった…。

 さらに呆然としてしまう…。

 位置的にハッキリと見えてしまう…。

 

「さて…何本入った?」

「やっ…ぅ……はぁ…。に…ほ……んっ!! んぅっ!」

 

 お尻の穴へ、中指と薬指を深く…入れてしまった…というか…入るのか…入るものなのか?

 

 その状態で…西住さんは、また腰を動かし始めた…。

 体勢的に辛いのか、先程とは違い、激しく上下にではなく、小刻みに前後に。

 自分のお尻へ入れてた指を、動きと合わせるように、出し入れを繰り返しながら…。

 その大事な部分だけ、衣装が開いていた為に、その行為はものすごく…強調してこちらに見せつけるようだった…。

 動きが段々と早くなっていき、西住さんの動かす指も…止まらない。

 

「きもちいいっ! これっ…はっ! はっ! きもっ…ちっ!!」

 

 もう…うまく、考えがまとまらない…。

 それは沙織も同じだった様で…完全に立ったまま硬直してしまっている。

 

「みほは…アレ無しでも、大分慣れたなぁ…もう十分か」

 

 ぐちゅぐちゅ…と、聞こえる粘着質な体液が混じり合う音と…気持ちいいと、小さく何度も呟く西住さんの声しか聞こえない。

 その出し入れを繰り返している部分から、濃く、真っ白い液体が…ぬらぬらと光っている…。

 

「みほ! みほっ!」

 

「はっ…んっ! …な…なぁに? こ…今度はぁ……んっ! 何すれば…いいのぉ?」

 

 突然、書記がペチペチと、西住さんの頬を軽く叩いた。

 体を動かす速度を少し抑え…西住さんが返事をする。が、その返事の声が…完全に呆けていた…。

 

「体を後ろに向けて」

「…う…うん」

 

 言葉に従い、脚を上げ…身体を回した。

 何をするか、わかっているかの様に、腰を俯かせて…お尻を上げながら、書記へと背中を向けると…実感した。

 

 知らない…こんな西住さん、知らない。

 

 コチラに正面を向ける時、西住さんの顔が漸く見えた。その顔はもはや、それは普段の彼女からも想像できない程で…いや、あの押入れの中から見た西住さんと比べても、今の彼女は別人に見える。

 蕩けた目、口…顔。

 日常…戦車の中での、彼女の顔。学校での顔。

 色々な顔を見てきたけど…こんな…。

 

 ……。

 

 何故か…また、自分と比べてしまった。

 私も、こうなっているのか…と…。

 

 ……。

 

 

 

「ふぇっ!!??」

 

 

 ……。

 

 あ、戻った。

 

 何時もの西住さんの顔に。

 

 ここで、体を私達の方向へ向けた西住さんは、私達と目が合い…漸く存在に気がついてくれた…。

 完全に動きが硬直し…書記に四つん這いになり、お尻を見せた状態で、止まってしまっているがな…。

 

「 」

 

 一瞬で、ただでさえ赤かった顔が、さらに…それこそ、心配になる程に真っ赤になった…。

 衣装と含めて、赤一色だな。

 

「さ…おり、さん? まこ……さ…ん?」

 

 いや…うん。

 何をどう話したら良いか、わからん。

 返事もできない…ただ、バツが悪そうに目を逸らす私達…。

 

「さっきからいたぞ?」

「っ!?」

 

 …書記。

 

「というか、保健室に入ってくる辺りから、彼女ら、えらくおっきい声で、話してただろ? 気づかなかったのか?」

「き…きずかなっ!! というか、分かっていたなら教えてよっ!!」

「いや、そういう、プレイなのかなと…」

「違うよ!!」

 

 ここで、普段の彼女に戻ったと、実感できた…。

 書記とのやり取りも、普段通り…沙織はもう、笑うしかないのか…目を泳がせ真っ赤になって乾いた笑いを出している…。

 ま…ここまでか。書記の悪乗りが過ぎると、ここまでするとか…自分の時になったらと思うと……ちょっと、どうしたらいいかわからんな。

 

「ぅ……ぅぅう……」

 

 手で顔を抑え、そのままベットへにと、顔を突っ伏してしまった西住さん。髪から覗く耳すら真っ赤だ。

 衣装の背中は、パックリと空いているから…ちょっと、何を言っていいか分からんが…。

 

「だぁいい丈夫だよ、みぽりん! 私達もちゃんと、隆史君の鬼畜ぶりは知ってるから!!」

 

「…………」

 

 沙織。

 

 それは、フォローになっているのか?

 

「あ、書記。お前は喋らない方がいいぞ? 何を言っても墓穴になるからな」

 

「…………」

 

 いつもの感じに、完全に戻った。

 なんとも言えない表情の書記。その顔を眺めると、変な安堵を感じる。

 いつもの様に、初期をなじると、さらに安心する。

 

 やはり、これで終わりだ。

 

 はぁ…さっさと、戻るか。

 

 はっ…。

 

 あっさりと、この状況を納得し、次に移れる辺り…私も沙織も…完全に毒されているな。

 

 …と、いつもの空気に戻ったと思ったのだが…。

 

「ひゃぁ!!??」

 

「「!?」」

 

 油断していたのか、思わず西住さんが声を上げた。

 

「いや…なんていうか…みほ。すっかり、指一本くらいなら普通に入るようになったな」

 

 話の流れを無視…して、書記が西住さんのお尻に……って、なにした、書記。

 

「愛液がローション変わりになって、すんなり入ったな」

「やっ!! んっ…!? 中でぇ…動かさない……で…ぁっ!?」

「ほら、2本目」

「んんっ!!」

 

 四つん這いになっていた為に、西住さんのお尻が書記の方へと向けられていた。

 出し入れを始めたのか…ニチニチと音が、聞こえる…。

 

「すごい音するな」

「んっ! んっ! んっ!」

「さて…沙織さん」

「……」

 

 自然…あまりにも普通。

 何気なく声を掛けてきた書記を、呆然と見つめる沙織。

 

「…沙織さん?」

「はっ!!!」

 

 二度目で気がついたが、しかし目線が西住さんに釘付けなっている沙織。

 その沙織に向かい、こちらに来るように手招きをしている。

 

 は?

 

 お…おい、書記。まさか…。

 

「……」

「お…い、沙織」

 

 少し躊躇したのだろうが、すぐに書記の手招き応え…私の声を気にしないで、ゆっくりと書記へと近づいていった。

 私も…その沙織の後ろに、何故か続いた…続いてしまった。

 

 ベットの横に来ると…ハッキリと見えた。

 顔をシーツにへと付け、そのシーツ握り締め、お尻を上げている西住さん。

 書記は、その中へと…何度も指の出し入れを繰り返している。

 遠慮もなく、その穴をこじ開けながら…指を3本も入れ…。

 空気が混じったグポグポとした音を、ワザと私達にへと聴かせるように、さらに動きを早くした。

 

「いきなりここまでやると、筋肉というか…筋が切れて、普通に危険だからな? ゆっくりと、馴染ませてからになるけど」

 

「……」

「……」

 

 くぐもった、小さな喘ぎ声を上げている西住さんに対し、ごく普通…本当に普通に私達へと会話を始めた書記。

 何も躊躇していない。照れたり…焦ったり。そんな様子は微塵もない。

 …そういえば、この場所に来た時もそうだった…。

 なんだ? 今日の書記は…おかしい。

 

「みほ、ちょっと…」

 

 書記が、ベットから体を下ろすと、アソコに入れたまま、西住さんに体を動かす様にと…ベットから降りるようにと誘導させた。

 降りると言っても、半身。

 ずり落とす様に、片脚が下り…両脚が下り……ベットの横にへと誘導していた。ただ、西住さんは足に力が入らないのか…。

 両腕を折りながら、上半身だけベットへ倒れこむようにして、まだ抜かない、書記の指の動きに耐えている。

 フーフーと、小さな呼吸が聴こえてくる。視線を下に動かすと…西住さんの脚が、小刻みにブルブルと震えていた。

 お陰で、ベットに横から俯せに寝て、お尻だけベットから降りた書記に向けている…といった、ものすごく恥ずかしい格好が出来上がった…。

 

「んで、沙織さん」

「……」

「あの…沙織さ~ん?」

「ぅ…な……に?」

 

 いつの間にか、西住さんへと体を向けて立っている書記の両脇に私達がいた。

 このピンクの全身タイツの変態。ただ、股間部分だけ開き…そこから、伸びているモノを隠そうともしない。

 書記の呼びかけに、すぐに気づかない程、それを食い入る様に見ている沙織も沙織だけどな…。

 

「ずるいとか、仰ってましたけどね? ごめんな。みほは特別だから、全てみほを、優先する様にしてんだよ」

「…え」

 

 ……。

 

 は?

 

「興味あったんでしょ? お尻」

「なっ!?」

 

 ちょっと待て。

 普通に…ものすごく普通の笑顔で、思い出したかの様に言ったな。

 書記の言葉にすぐに連想、思い出した…。

 その沙織が、西住さんに対して…しかも、コレに関して「ずるい」と言った事って…あの時…。

 なんで気がついた? すぐに気がついた? 私はここまで…

 

「んでもって、麻子」

「っぅ!?」

 

 …な…なんだ? 私か!?

 コチラを見下ろして、いつもの顔、いつもの表情…。

 私には、何を言うつもりだ…? いや、しかし…あの時の事がもしバレているとしても、私は特に…。

 

「今回の作戦立案者殿?」

「なっ!?」

「あ、みほは、喋ってないぞ? 俺が調べて分かった事だから。拘束ねぇ…」

「」

 

 い…今の…今までの発言…。

 まさか…全て…。

 大きいままのソレを隠す事もなく…。

 

「んじゃ、折角だから…二人も手伝ってくれるか?」

 

 

 

 

 

 スキル【 催 眠 】

 

 沙織さんと、麻子には、体育館を出る時に弱いレベルで、使用しておいた。

 保健室に誘導する時や、後は多少の疑問、不自然さ。全てがどうでも良くなる、あまり強く疑問に思わないように。

 流石に建家の階移動は、麻子の【 催 眠 】が、溶けかけたけど…沙織さんのお陰で、どうにかなった。

 みほとの行為を目の当たりにしても、逃げ出さなかったりしたのは、コレと…彼女達の本能がそうさせたのか…。

 

 スキル【 欲 望 】

 

 みほ達、全員へと掛けたスキル。

 自身の欲望を求める。今回は、レベル10段階の内、レベル2で掛けた為に、そちらへそちらへと、流される様になった様だ。

 お陰で、二人の前だというのに、このみほの乱れよう…ある意味で心を許している二人だからだろうか? すでに見られていると言うのに、強く嫌がらない。

 ちなみに、MAXレベル10…での使用の場合…どうなるか、想像もつかん…。

 欲望を満たす為に、恥や外聞、全て捨て、人前、複数…なんでも有りになりそうだ。それこそ、街中の往来でもな。調整に気をつけんと…。

【 催 淫 】と、重ね掛けなんぞしたら…人の尊厳も、何もかも捨ててしまいそうだ。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 亀頭根元、カリの部分を、なぞる様に動く舌。

 口の大きく開け、唇で噛むように左右から咥え…同じく左右に動かさせる。

 飲み込まさせないで、舌だけ動かさせ、唾液を絡ます……二人の舌。

 

「…んっ…ちゅぶっ! はっ…あ…」

「れぁ…んっ…」

 

 亀頭を取り合うように、向かい合っているお互いの舌を、時に絡ませる程近づけている。

 お陰で竿部分には、二人分の唾液が、根元までビチャビチャになるほどの量が流れ…。

 

「…趣味が悪いな、書記」

 

 一度口を離し、少し恨みがましい目で見上げて、んな事を言われてしまった。

 しかし…。

 

「…みほとの事を黙って見て…ここまでにさせた、マコニャンに言われたくないなぁ」

「ぐっ…」

 

 二人の衣装。みほと同じく全開させたら、すぐに分かった。

 二人共に、みほの痴態を見て、激しく下着を濡らしていた。

 

「ほら、麻子」

「……分かった」

 

 みほの尻穴を、愛撫する指は抜かず…余った左手で、左側に膝まづいている麻子の頭を撫でる。

 

 頭に手を置くと、口を離した麻子はまた、沙織さんとキスをするかの様に、舌を絡ませながら亀頭を、横からしゃぶり始めた。

 手の中を滑る、やわらかい感触と共に、思うのだが…一言、口で湿らせてと言っただけなのに、二人共躊躇なく…この状況を作り上げてくれた。

 二人もみほに、アテられていたのだろう。とても素直に従って、俺の左右に膝を付き、二人揃って舌で奉仕を開始した。

 仕方なく…と言った具合ではなく、今も一つの陰茎を、左右から取り合う様に唇と舌を這わせている。

 

「ちゅ…ここが、いい?」

 

 沙織さんは、兎に角、俺の反応を楽しむ傾向が強い。

 

「あ、はい。気持ちいいですよ?」

「うん…んっ……じゃぁ……ふぁんばる…」

 

 俺自身、気持ちがいい刺激を感じてしまえば、無意識にだろうが、なんだろうが、体が反応してしまう。

 それが楽しいのか…嬉しいのか…的確に、俺の好きな箇所…というか、弱点を突いて来る。奉仕…自体が好きなのだろう。

 今も、横から…舌の先、表面を使い、亀頭の裏スジの根元を、器用に攻めてくる。

 …しかも、良いかどうかとか、聞いて…俺に言わせたいというのが、良く分かり…変な所が俺と似ている…。

 

「麻子は、口に入り切らないから…舌の動かし方が上手くなったな」

「んぶっ!? は…恥ずかしい事を言うなっ! そもそも、教え込んだのはお前だろうが!」

「後…こう…あまり、こういう事に、恥ずかしがらなくなったな」

「っ! ……私も、いい加減……慣れる」

「ちょっと寂しい」

「どうしろって言うんだ!!」

 

 麻子は、少し眉間に皺が寄っているが、鼻息を少し荒くし…沙織さんに対抗するかの様に、沙織さんが攻めてきた箇所を、後から攻めてくる。

 そしてその麻子を褒めると「褒めてないだろ!」

 ……褒めると、沙織さんの動きが激しくなる…。「聞けっ!」

 

 結果、取り合う形になっているのだけど…な。

 

 

 亀頭を舐める際、取り合い、近づきすぎた二人の舌が絡み合う。気にもしないで動かすその二人の刺激は、非常に気持ちよく…心地よい。

 舌を限界まで伸ばし、文字通り味わっている二人の顔をみると…正直、このままイってしまい、二人を同時に汚してしまいたいという、衝動に駆られるが…今は、みほだ。

 左右の二人と会話すら、聞こえていないのだろう。完全に集中している。

 

「すごいな、みほ。尻の穴だけで…愛液が下に落ちてるぞ?」

「―っ!! ―っ!!」

 

 すでに4本目。

 

 痛い…苦しいと言った感覚を、スキル【 感 覚 変 化 】で、快楽に全て振り分けておいた結果…ほぼ全ての指を飲み込んだみほは、陰茎と違い、中で動かし掻き回される指の快楽に堕ている。

 ギチギチに指を締めててくる肉圧を、強引にこじ開けるように動かすと…みほは体で悦ぶ。

 敢えて触れず、放置している膣口からは、ポタポタと…長い糸を引きながら、何度となく床へと落ちていく。

 

 さて…もういいか。

 すでに【 リ フ レ ッ シ ュ 】は、使用してるから…全て清潔そのモノだ。

 それに敢えて今回は、スキル【 催 淫 】を掛けないで、どこまで行くか…だな。

 一応…【 E X P 】を掛けておくか…。現状、レベル3で掛けておいた状態で、いたので思いの外慣れてくれていたけど、入れるとなると、少し心配だ。

 んじゃ…。

 

「もういいですよ」

「…いいの?」

「えぇ、ちょっと立ってください。麻子も」

「…ぷっ…分かった」

 

 二人を制すると、沙織さんの名残惜しそうな声。

 それに応えると、素直に俺の言うことに従い立ち上がってくれた。

 

「んんっ!!」

 

 二人が立ち上がるのを確認すると…ここで、漸く指をみほから引き抜くと、またみほが声を上げた。

 大きく息を切らし…力なく両腕が頭の上へと、シーツにシワを作りながらズリ上がっていく。

 両手でみほの…衣装が捲れ上がり、露出した白い尻へと手を這わせる。

 先程まで入れ、かき混ぜていたその入口の肉が、少し浮き出し…ヒクヒクと小さく開閉を繰り返している。

 

「…んじゃ、みほ。入れて良いな?」

「はぁ…はぁ…う…うん」

 

 力なく放り出されていた、みほの両腕に弱々しくだが力が、入った。

 ただ俺が宣言しただけではなく、何を言いたいか分かったのだろう。

 どこで覚えたかは、知らない…ただ、自分の幼馴染…こんな関係だけど、彼女…恋人。

 その恋人が…俺が教えた訳でもないと言うのに……。

 

「んっ…はぁ…ど…」

 

 両手を開き…自分の尻に添え…その肉を掴む。

 その白い指に力を込め…肉の入口を開いき…コチラを羞恥と快楽に濡らした目で、少し振り向き…グッ…と、手に力を込めた。

 肌と肉を自ら引っ張り…入口を少し開かせ…。

 

 

「…ど…どうぞ……」

 

 

 と、一言、言った。

 

 思わず、喉がなる。

 

 …どこで覚えた、こんな事。

 

 色々と、段階すっ飛ばして…

 

「あ…あの、恥ずかしがり屋のみぽりんが……あの雑誌の、恥ずかしい特集記事を再現した…」

 

 ……。

 

 ………沙織さん?

 

 

 

【 ──― 】

 

 

 …?

 

 …と、そうだ。そうだった…。

 

 今回、記憶を有した通常の状態で、アナルに入れるのは、始めてだった。

 過去に消していた記憶が、潜在意識に残っていたのかもしれない…が、入れられる事に躊躇をみせる事がない。

 普段は少しおっとりとしている彼女から、想像もできない姿。

 四つん這いになり、頭を下げ…性器と恥穴をこちらに向け、男根を受け入れる為に、自らその入口を開せ見せつけてくる。

 

 血液が一箇所に集まっている気がした。

 熱いく猛るとは、まさにこの事か…普段なら、冗談や気恥ずかしを感じる言葉だが、今、この時ばかりは陰茎が破裂しそうな程に熱く、固くなっているのが分かった。

 唾液でベタベタになっているが…念の為に使用しておいた【 ロ ー シ ョ ン 】を陰茎に一度擦りつける。

 尻の上に置かれた、彼女の手の上に手を包み込む様に被せると、みほの体が、一回、小さく跳ねた。

 同時に、恥穴へと亀頭を添えた感触を感じ取ったのだろう。

 

「…だ…大丈夫なのか? アレ…」

「し…知らない」

 

 みほの恥穴に、これから入っていくであろう、俺の陰茎を見比べて、不安の声が左右から聞こえる。

 今は、ベットへと腰掛け、みほの上げられたお尻の横から、その先を瞬きもしないで見入っている。

 

 目線を落とすと、いよいよかと、言わんばかりに…みほが、少しコチラを振り向いた。

 前髪の間から覗く、涙を含めたその目は、爛々と輝かせ…すでに恥ずかしさなんて、感じていない。

 フーフーと…小さく荒げた鼻息すら聞こえる…もう、二人に見られている事は、気にもしていないだろう。

 ただ今は、これから訪れるであろう、快楽に期待しているだけだ。

 

 …何故だろうか…。

 

 変に冷静な自分に気が付く。

 理性なんてぶっ飛んでしまいそうな、シチュエーションだと言うのに。普段なら大げさに慌てる様な事に、なっているのだろうなと、分かるくらいに客観的に自分を見れる。

 

 あからさまに、アブノーマルな好意。

 みほ達、ただ若い連中なら、興味本位や、偏った知識でしてしまうかもしれない、性行為だろうけど、俺は違う…。

 

「かっ…あっう…っっって、来るぅ……ぅ」

 

 ブチッ…と、粘着液が空気を含み…弾ける音がした。

 

「うわ…ほ…本当に入ってく…」

「……ぅ…」

 

 自身の陰茎が、みほの恥穴を拡張していく。

 比例し、みほの恥穴が、俺の陰茎を飲み込んでいく。

 

「ぁぅ…熱い…あつ…」

 

 少し苦しそうな、みほの呻き声が聞こえる・

 熱を持って、ギチギチに男根を締めつけ、肉壁が押し出そうとくるが、強引に押し込み…進み続ける。

 ゆっくりとだが、徐々にみほへと入っていく最中……すぐに苦しそうな呻きの中に、甘い声が混じり始めた。

 

「っ……ぁっ…あぅっ! …ぁ…」

 

 それはそうだろう。スキル、道具…それぞれを使って、準備したんだ。

 普通とは違い、初回で感じ…分かるはずだ。

 

「ぅっううっ!!」

 

 全てを飲み込み、肌と肌が触れると…。

 

「ぜ…全部入った…」

「…すごい…な」

 

 完全に見入ってた横の二人から、呆然とした声が漏れる。

 

「あ…っ…う…」

 

 みほの呼吸と声が、聞こえる。

 表情が見えないのが、残念…だけど、肩がビクビクと、痙攣させている。

 まぁ…一度か、二度、果ててしまったのだろう。

 初回…だと、思い込んでいる彼女からすれば、混乱しているのかもしれない。

 

「んっ! ぅ! ぅ!ぅ…………」

 

 休ませない様に、少し…一番奥にまで行った陰茎を、引き抜く。

 …俺自身、動きたくて仕方がない。

 悪いが、ここでその混乱を解かせる訳にはいかない。

 今のその感覚が、通常だと思ってもらおうかね。

 

「た…隆史君?」

「西住さん…ちょっと、辛そうだが…」

 

 二人の声は、耳に入るが…敢えて、聞かない。返事もしない。

 やはり、頭の中が変に冷静だ。

 一度、動き出してしまえば、止められなくなるのも分かっていての行動。

 抑制できない体の状態を把握している。…頭だけはやはり、冷たい。

 

「ン゜!! ア゜!! ングッ」

 

 いつもよりは、激しくないが…それでも強引に早く動く。

 何度か…この圧迫感にイかされそうになる程のに。

 普段の後背位とは違う反応。

 

 強引に腕の力で、根元まで入れ…そのまま力ずくで体を押し出す。

 その繰り返し…。

 

 みほは、声を抑える事もできずに、混乱を含めた、獣地味た声を何度もあげる。

 やわらかい肌が…身体が、ぶつかる度に痙攣している。

 

 徐々に慣れてきているのか、滑りが滑らかになっていく。

 

 後背位で、スカートに皺を作りながらも、自分から腰を動かすみほ。

 それを息を飲み…見続けている、麻子と沙織さん。

 訪れる快楽の波に、脚が震え…腕はすでに力なくベットへと投げ出されている。

 

 あぁ…後。

 正直…今までの格好は、動き辛かったので、スキルで服装を変えてみた。

 いつものパンツァージャケット。

 あの衣装だと、胸が見れない…直に触れない…で、変えてみた。

 すでに3人とも、服装はどうでも良いみたいだった…まぁ、スキルで疑問にも思わない様になっているけどな。

 

 …ほら。やはり変な所で冷静だ。

 

 冷静だからこそ、もう一度。

 これは、アブノーマルな好意。

 若い連中なら、興味本位や、偏った知識でしてしまう性行為。だけど俺は違う。

 

「み…」

「……」

 

 本格的に、調整し、スキルと言った反則を使い…強制的に素人を玄人状態にしている状態。

 尻穴で快楽を感じ、考える間もなく、それを与え続ければ、どうなってしまうかなんて知っている。

 ここまでする気なんてなかったし…今日という日に、する事になるなんて思いもしなかった。

 みほの体を…調整し、調教する…。

 

「……ぁう」

「………」

 

 いや…みほだけじゃない。

 すでに黙り…友人の尻穴から、出し入れされるモノをただ眺めている二人。

 彼女達もそうだ。

 

 この壊れた関係…この異常な今、この関係。

 

 どうせなら……逸そ、最後まで…壊れてしまえ

 

《 》

 

 そうだ、みほも…自分の事、皆の事を思っての選択で、壊れてしまったんだ。

 

 なら、俺の為にも壊れてくれ。

 

 …コワレ…テ。

 

 そうだ。…俺の為だけに…【 壊そう 】。

 

 

 

 

《   》

 

 

「ぐっ…」

 

 ズキンと…頭に痛みが走った…。

 

 声が…響いた気がした。

 

 いや、響き続けている。

 

《 特定ノ── ヲ、観測…成功 》

 

 違う…いつもと違う…。

 

 いや、俺はこの声を知っている。

 

 認識したら、すぐにハッキリと…聞こえる…。何を言っている?

 

 …脳内の奥からの…呼びかけ…の、よう……な…

 

 

《 スキル【 解 除 】×【 欲 望 】×【 タ ラ シ 殿 】ニヨリ、新規派生 》

 

 ……。

 

《 ユニーク・スキル 【 壊 】ヲ、獲得 》

 

 …………。

 

《 現時点ヨリ、発動シマス 》

 

 

 

 

 ……………。

 

 

 

 

 

 

 ▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 

 …一瞬意識が飛んだ。

 

 何をどう…いや、まぁモウ、ドウデモイイ。

 

「おっ……ぁっ…んっ…」

 

 顔を近づけると、反射的にだろうか? 唇を合わせてくる。

 すぐに舌が入り…絡みついき…吸われる。

 

 ぐったりとした体で、手足を投げ出し…ベットへと座る、俺の上から動かない。

 後ろから両脚を、俺の両脚で下から開き、支えられているみほ。

 性器からは、愛液が滴り、根元まで咥え込み未だに離さない恥穴の表面をローション変わりになる程に汚している。

 

 …っと、一瞬、意識が飛んだ。

 

 何度も出し入れを繰り返し、中で果て…吐き出された精液も混じり…グチャグチャになっている。

 頭は天井を向き…後頭部を俺の肩に掛け、力なく俺の上に跨っている。

 その横…反対側から、みほの唇が離れると、次は私だと麻子が唇を…舌ごと合わせて来た。

 

「はい…んじゃ、沙織さん」

「う…うん」

 

 スキル【 召 喚 】は、何も衣装、服装だけじゃない。

 もう、隠す事もなく、彼女達の前で、ソレを使い…彼女に持たせる。

 どうで、都合良く、記憶も操作できるし、認識も書き換えれる。変に隠すのもすでに面倒くさい。

 

「い…入れる…よ?」

 

 逆駅弁のまま立ち上がり…彼女がやりやすい様に、身体を動かす。

 

 グチッ…と、またみほの体が沈む。

 

「こ…え? 両方…入るモノなんだ…」

 

 同時に、秘部前に添えられていた、沙織さんが持っていたピンク色の擬似男根。

 要は、バイブも同時に入っていく。

 

「っっ!! っ!!」

 

 みほの体が、また痙攣した。

 

 まぁ…また、分身でも使えば良い事だけど…ここは敢えて彼女にやらせる。

 すでに抵抗もなく…根元まで受け入る事ができる、全後の穴。

 

「みほ」

「っ…ぁ…う…」

「両穴広げられるってのは、どうだ?」

 

 もう、隠す事も濁す事もなく、言放つ。

 抵抗も何もない。ただ、自然と口にできた。

 

「やっ…う…アッアッ…アッ」

 

 返事を返す余裕もないのか…目だけをこちらに向けてきた。

 

「沙織さん、もっと早く動かしてみて」

「えっ…でも、ちょっと辛そう…だけど…」

「みほもその方が、気持ちが良いみたい」

「……う…うん…」

 

 みほの体を少し持ち上げ、腰を動かす…。

 麻子は、俺の横から…その二つを受け入れているみほを、しゃがみこみ、下から見上げていた。

 バイブの機械音と共に、グチャグチャと、音が何度もループして聞こえる。

 

「あー!! あー!! あっ!!」

 

 耳元からも、その甘い声が聞こえる。

 何度も出し入れをする、秘部からは、動かす度に愛液が飛び散り…恥穴から、先程散々出した精液が下品な音と共に、隙間を見つける度に飛び出す。

 しゃがみ込んでいる沙織さんは、ただ呆然と…俺の言われるがままに、俺と共にみほを攻める。攻め続ける。

 飛びりる、愛液と精液を顔に受けながらも、その目が離せない…そんな感じに気が付けば、無言のまま…夢中になっている様だ。

 

 …しかし…これだと上手く動けない。

 ならば…。

 

 一度、沙織さんの手を止めさせ…みほをまたベットの横から、俯せに寝かせると…すでに足に力が入らないであろう脚をすこし上げさせ……膝をつかせ…。

 秘部にバイブが入ったまま…両腕を持って…思いっきり動き始める。

 

 今まで力が入っていなかった体が、大きくビクンと跳ね上がる。

 中でバイブのすこし硬い感触もしたが、構わず動き続ける。

 そう、またイきそう。ならばみほにも俺の行動意図が分かりやすいようにと…激しく腰を打ち付ける。

 

「なっ…中で当たっうっあぁ! あ! あ!」

 

 バッツバツと音を響かせ、みほの体を逃がさない。

 

 俺が最初に願ったスキルが、普通に現れたから、使っている。何故あの時に、【 解 除 】が発現したか…いや、もはやどうでもいい。

 適度にスキルで【 回 復 】もさせているので、気絶も出来ないだろう。

 胸を揺らし…尻肉を震わせ…逃げ場のない快楽を受け続けている。

 

「…いく…ぞ?」

 

 宣言すると、みほの体に力が入った。

 大きく動かしていた体を、小刻みに動かし…最後に強く、一番奥に殴る様に突き当てる。

 …これが、みほが好きらしい。

 

「ひゃ!! ぅ…ううっ!!」

 

 俺を果てさせる事が、彼女の中の一番の欲望…らしい。それは独占欲をとても強く刺激する…と。

 だから、口でするのも好きらしい。…ダイレクトに感じられるからだと。

 散々動かし攻め続け…喘ぎ声を混じらせながら、白状させた。

 

 沙織さんも、麻子も見てるから、言ってみろ…と、敢えて意識させながら。

 今まで、こう…言い捨てる言い方や、命令口調は使わなかった。

 あまり好きではないし、気が引けたから…しかし、思いの外…この口調はみほ…いや、彼女達を喜ばせた。

 

 3回目になるであろう精液を…彼女の中に吐き出す。

 

 身体全体が小刻みに震え…脈を打つ。

 精液操作…一番最初のスキルを限界にまで使った行為。

 ただでさえ、俺のはアレなのに…一週間以上、溜めた状態の量と濃さのを、何度も彼女の中に流し込んでいる。

 しかも…ここまで、繋がりっぱなしだから…さて。

 

「っ……うっ…あつ…いぃ…」

 

 恍惚の笑み…いや、声を上げている。

 ここまで、感覚…感度、それらの向上スキルは一切使っていない。…だから、これがある意味で、素のみほになる。

 

 いや…させた。

 

「んんっ!!」

 

 ズルッ…と、そのまま陰茎を引き抜く。

 恥穴はポッカリと、すこし閉じただけで、開いたまま…。

 ブビッ…ブチッと…下品な音を出しながら、体内に残っていた、今までの精液を吐き出し始めた。

 

「んっ…はっ…はっ…」

 

 ものすごい量の白い液体が、飛び出し…体を伝い、そちらの方に、出したかの様に膣口まで汚す。

 お尻を上げたまま…動かないみほに対し…さらにその汚れた膣口に指を入れ、余韻に浸らせないように、まだまだ…と、小さな快楽の波を幾つも作り続ける。

 

「さて…」

 

「っ!?」

「っ!?」

 

 グチュグチュと、みほの恥部から流れる、掻き回す音と小さな喘ぎ声。

 息を飲み、喉を鳴らして、淫らに撚がっているみほを眺めている二人が、突然の俺の声に対し、同時に驚き体を硬直させた。

 スキル【 リフレッシュ 】で、清潔だが、彼女達からすれば、それは分からない。一応……と、スキルで取り出したウェットティッシュで、息子を丁寧に拭きながら聞く。

 

「二人は、どうする?」

 

 …と。

 何に対しての「どうする?」…か。

 ここまで、ほぼ見ていただけの彼女達は、この後の行動をどうするだろうか?

 俺が何を言いたいか分かっているのか…顔をすこし伏せ…決めあぐねている。

 

「…そうだな」

 

 まだ、そこまでハッキリとは言えないだろうが…まぁ、いい。

 すこし、助け舟を出しておこうか。

 

「んじゃ、二人共?」

「なっ!? ……なん…だ」

「な…に?」

 

「みほの横に…そうだな。スカート捲って、同じ格好になってくれ」

「っ!?」

「えっ!?」

 

「今までの…みほとの事見て、そろそろ限界だろ?」

「……ぅ」

「……」

 

 俺がハッキリと言ってやると、今更ながらに顔を更に赤らめた。

 何か、躊躇…しているのだろうか? ソレも今更だろう。

 

「んぁっ!!」

 

 グチャッ…と、すこし強くみほを刺激したと分からせる様に、指に力を入れる。

 すると、立てていた脚の膝が折れ、力なく両手を投げ出し、足は正座のまま上半身のみベットへ倒れ込んだ。

 膝を曲げてた為だろうか? 太ももにお腹が圧迫され…恥穴から、また残っていた白い体液が、何度も音を出して、飛び出してきた。

 

「はっ…はっ…はっ…」

 

 ズルリ、指を抜くと…手が何で濡れているか分からない程に、ベトベトになっている。

 その様子を見て、沙織さんが「ま…まだ出てる…」と、小さく呟いた。また二人の喉が鳴る音…そして。

 

 …まさかの麻子から、動いた。

 

 ギシッ…と音をさせながら、ベットに膝を立てると、みほの左横にへと手をつくと、体を丸め…自分からスカートを両手で捲った。

 そのまま、まだ恥ずかしいか…みほと同じように、亀の様に座り、横から除き込むようにこちらに視線を投げてくる。

 

「麻子!?」

 

 驚く沙織さんの声。まぁ…一番渋ると思ったからな。

 その声を他所に…下着に隠された、小さなお尻をゆっくりと上げた。

 …思わず、触れてしまうのは、仕方があるまい。

 

「なっ! 撫でるな!」

 

 いや…撫でるよ。撫でますよ。

 

 すこし摘んで絞れば、水分が溢れてきそうな程に大きなシミを、秘部部分に作り出していた。

 親指で触れて押し込み、下着のみ少し引っ張ると…グチュ…と、糸が引く。

 

「…なんか…お漏らししたみたいになってるぞ?」

「うっ…うるさいっ!」

「麻子…自分で、弄ってただろ?」

「…ぅ…ぐ…」

 

 否定しない。

 まぁ…おもいっきり見えていたしな。

 俺の言葉に、思わずみほを見てしまったのだろう。

 ゴクリと、また息を飲む、喉が鳴った。

 完全に惚けてしまい、目の焦点が合っていないようなみほの、完全に蕩けてしまっている顔を、間近で見ている。

 その顔を見て、段々と口が半開きになっていく麻子。

 グッ…と目を一瞬閉じると、覚悟が決まったのか…俺に何をされても良いと言った、あの時と同じ言葉を口にする。

 

「も…もういい。す…好きにし…」

 

 初めて関係を持った時と同じ…麻子がこのセリフを言う時は、本当に何をどうしても良い時だ。シンプルだが、分かりやすい言葉。

 好きにしろ…と、また言いそうだったので、それを止める。

 

「オネダリしてみて?」

「はっ!?」

 

 それじゃ、余り意味がない。彼女から求めてくる様にしなくては、ダメだ。

 …沙織さんの、例の雑誌を読んでいる事からして? やり方は知っている…かな?

 

 ギシッ…と、もう一つ音がした。

 

 みほの右横に、沙織さんが手を付いていた。

 ただ…スカートを捲る前に、膝を立て…パンツを膝下にまで即座に下ろした。

 みほにも負けず劣らずの、白く大きな尻を…続ける様にスカートを捲くり顕にした。

 

 …あら。下着は見せてくれない。

 

「き…今日……その。余り可愛くない下着だし…その…」

 

 ……。

 

 あ、はい。

 

 その言い訳は卑怯だなぁ…。

 逆に捗る。

 愛液に光る秘部をこちらに向け…。

 

「わ…私も…えっと…オネダリ…した方がいいよね?」

 

 ……。

 

 あ、はい。

 

 沙織さん…出来上がってるなぁ…。

 そうか…彼女の性格からすると…もう、余り躊躇はないのか。

 

「み……みぽりんも、頑張ったし…私も…」

 

 ただ踏ん切りがつかなかっただけ…。麻子の行動で、その最後の躊躇が消えたのだろうな…。

 だから…。

 

「んっ…」

 

 股の間から、手が…長い指が、見えた。

 みほとは違い、分かっている人…の、行動。耳年増な彼女なら、すぐに分かったのだろう。

 相変わらず知識は、ものすごい持っている。俺との関係を持った後、まぁ…色々と調べた様だ。

 だから、コレか…人差し指と中指で…グチッ…と、膣口を開かせ、覗かせた…。

 

「…こ…これ、かなり…ぅぅ…恥ずかしいね…」

 

 

「……」

 

 

 はっはー。

 

「う゛あ゛っっ!!」

 

 と、笑いながらも、前戯も前置きも何もなく、一気にその奥にまで突き刺す。

 膣口から中まで…と、いきなり強引に、こじ開けられた為に、肺の息事、甘い声を吐き出した。

 その一番奥…子宮口すら使う様にと、一気に腰をぶつける。

 

「はっ…はっ…はいっ…たぁ…。あぁ…あっ…あんっ!」

 

 いきなりの事で、まだ苦しいのか…少し荒い呼吸だったが、息を整えさせる前に、一気に動き出す。

 

「はっ…激しっ! んっ!! ぁぁあ!!」

 

 ただ激しく、俺がイく為だけの、ラストスパートとばかりに飛ばす。

 彼女は基本的に、スローSEXが好みだが、この時はさんざん焦らされた後…の様な身体をしていた。

 掴んだお尻の…熱い体温を感じた。…早く逝かせて欲しいと、彼女の体内が入れた瞬間、うねり動く。

 

「なっ…!?」

 

 麻子が、声を上げ体を起こして、コチラを見てきた。

 バツバツと、肌がぶつかる振動で、ベットが動き軋む。沙織さんの両肘を両手で持ち、更に何度も打ち付ける。

 髪を振り乱し、何も考えられないとばかりに沙織さんの甘い声が、更に大きく響き、まだまだ俺を高ぶらせる為に鳴く。

 

「さて…前に教えた通りに…」

 

 さて…。

 

「やぅ!! も…もうっ! いくっ!! いくいくっ! いっちゃう!!」

 

「……逝く時は、言って…あ、はい」

 

 入れたばかりだと言うのに、体を縮こまらせ、訪れる快楽に耐えようとしている…て、背中が跳ねた様に反り上がった…。

 ただ、果てたとは言え、動きは止めない。果てる瞬間の、膣内のうねりが気持ちがいい。よってそこを更に…。

 

「あああっっ!!」

 

 いや…その前に。

 

 ちょっとその…視界に入る、ピンクの物体と目が合う。

 

 …いや、この服装に変えたのは、確かに俺だけど…あんこうチームのマークが、変に目立ち、気になる。

 

 しかも、3人並んでいる為に少々狭い。

 

 よし…。

 

 少し乱暴だったが、強引に仰向けに体を動かすと…すぐに両手に力を込める。

 

 ブチブチと、ボタンがハジケ飛ぶ音…。

 

 …。

 

 試しに…と、更に強引にパンツァージャケットの前を強引に開き…中の緑色のシャツを捲る。

 白いお腹が顕になり…そのまま上にどんどんと上げると…彼女の大きな乳房に引かっかた…そのまま、片方の胸だけが露出した。

 腰を少し持ち上げ…脚に力を入れ…また一気に彼女の奥へと入る。

 そして…久しぶりに、女性を使う様に、ただ乱暴に動かし始める。

 

 …。

 

 ゴリッ…と、彼女の奥を強く擦る。

 

「ひゃぁ!!」

 

 目を見開き、背中を反らせる。反動で胸が弾み…重力に負け、卑猥な形に変わる。

 あんこうチームのマークを見ているより、胸の方が見ていたいしな…。

 

「かっ……ぁ…はっ…」

 

 スキル【 欲 望 】の効果が持続している証拠…なのだろうか?

 たまにはと思い…少々乱暴に彼女を扱うと…少し変わった俺を見て、沙織さんはどう思ったのか…少し嬉しそうな顔をした。

 

 いつも皆に振りまく、明るい彼女の笑顔。

 

 …その笑顔が、歪んで見えた。

 

 何となく…気がついていた。

 

 彼女の性格…彼女の性癖。

 それをスキルで、その欲求を…欲望を倍増している状態。

 

 華さんと、少し似ている…が、違うモノ。

 

 肉がぶつかる音を、更に強く響かせる。

 

 悦に浸り始めた顔の彼女…。

 

 欲求。それこそが、沙織さんの求めるモノ。

 

 彼女は言った。私は尽くすタイプだと。相手に合わせるタイプだと。

 それは逆に言ってしまえば、相手の欲求が無ければ、何も出来ない。

 

 先程の歪んだ笑顔も、スキルで倍増されているとは言え、嬉しかったのだろう。

 乱暴に扱われる事ではなく、がっつく様に自分を求めてくれる事が…。

 間違った事すら、今の彼女なら受け入れるだろう。

 

 

「沙織さん。このままで良いですね…っ!?」

 

「うっ…はっ!! う…ぅん!!」

 

 そのハッキリと返事を聞けば分かる。俺が何を言いたいか、分かっているとばかりの返事。

 ガツガツと腰を打ち付けても…すでに2回目の絶頂を迎えていても…どこかで理性を残している。

 俺の欲求を聞く為だけに残している。

 

「し…書記!」

 

 …麻子が、声を荒らげて呼んだ。

 

「どうし…た?」

 

 動きながらだから、返事し辛い。

 片足で体を上げて、麻子へと顔を向けると…少々泣きそうな顔で…自身を慰めていた。

 

 沙織さんの体を揺れ…胸が弾ける。

 そちらを一瞬見ると、更に麻子が声を荒げる。

 

「ず…ずるいぞ!」

 

「なに…が」

 

 麻子のずるいの一言と同時に、思いっきり腰を打ち付けた。

 

 ずるい…ね。

 耐え切れず、思わず言ってしまったのだろう。

 一瞬、言ってしまったその言葉に、俺から目を逸らし、恥じらいを見せたが…すぐに開き直った。

 

「わ…私の方が…最初に…「ああっっ!!!」」

 

 …何を言いたいかは、すぐに分かったのだけど、文句を邪魔するかの様に、沙織さんの絶叫。

 沙織さんが、信じられない程に体を大きく跳ねさせた。

 大きく、ビクビクと…。

 話の途中だが、構わず動かし続け…彼女が果てた。多分…麻子の声は届いてないだろう。

 その麻子の言葉を遮っての絶頂の声。

 

 同時に脈を感じる。

 

「…っと…」

 

 収まりつかない、まとわりつく熱が、いっぱいにこじ開けられている膣内の隙間を縫うように、その入口から溢れてくる。

 我ながら、ものすごい量だな…。見なくとも分かる程、その溢れた体液が、陰茎の根元を汚している。

 

 同時に果てた。

 

 ビクビクとした、内部まで感じる、沙織さんの痙攣。

 はぁはぁと、息を切らしている…が、まだ動けない程じゃないだろう…。

 腰を引くと、ズルッ……と、また大量の液体と共に、沙織さんから、抜き出すと…その反動で、足をベットの外にまで、パタンと力なく投げ出した。

 

 

 腰とお腹をビクビクと小刻みに震わせていると、身体の左右にと、両の胸が重力に引かれて落ちる。

 発現を邪魔された…とかでは、ないだろう。

 彼女からしても、普段見慣れている沙織さんの乱れ方に呆然としている。

 すでに、乱交とも言えるこの目の前での行為…全員に言える事だが、普段友人として接し、接しられている友人達のこの…ギャップを見せつける。

 もう一度…だ。

 今日この日に、ここまでの事になるとは思わなかった。思わなかったが…すでにおかしくなり、オカシクシテイク事に、何も思わない。

 むしろ、どこまで変わるか…それが楽しみになっている。

 

 壊す…。

 

 まだ経験が浅いというのに、初っ端からの濃すぎる性行為の内容。

 

 彼女達の常識を…徐々に破壊していく。

 

「沙織さん?」

 

 麻子を尻目に…沙織さんに声を掛ける。

 自ら体を動かす前に、後頭部へ腕を回し…抱き抱える様に体を起こす。すると…すぐに次の要求。

 

「綺麗にできますか?」

 

「うっ……うん…分かったぁ…まかせてぇ…」

 

 まかせて…ね。

 余韻に浸り、少しぼーっとした彼女は、俺の要求に素直に応える。

 ベットの上に座り…そのベットの横に立っている俺へと、近づく。

 やりやすい様にと、何度も射精しているというのに、衰えるどころか…更に大きくなっている陰茎を突き出して見せつける。

 

 綺麗にできますか? の、意味も彼女はやはり、分かっている様だ。

 片方の隠れていた胸を出し…下から持ち上げ、精液と愛液にまみれたソレを挟み込み…。

 

「んっ…」

 

 …と、唇をソレにキスをするかの様に触れさせた。

 段々と切っ先から熱が包み込んでいく…。彼女の後頭部しか見れなくなったのは寂しくも思うが…俺自身、果てたばかりで少々敏感になっているのか。

 その姿を少し見下ろし…頭を何度か撫でると、舌の動きが滑らかに…激しくなる。

 掃除…というよりかも、すでに奉仕に近いその行為で訪れる気持ちよさに、腰が引けてしまいそうになった。

 横を見ると、その姿を熱に浮かされた眼で、小さな息遣いをしながら…体を完全に横に倒して休息を取っているみほが見える…。

 恥穴より、大量の精液を吐き出し、スーツにまでお尻を伝い流れ落としながら…。

 

「…で? 何がずるいって?」

 

「…」

 

 話の続き…とばかりに、しっかりと麻子へと顔を動かすと…眼球が沙織さん…みほへと、口を半開きにさせながら、何度も行き来させていた。

 あぁ…そうか。沙織さんの秘部からも、大量の体液が、途切れ途切れに落ち、シーツを汚している様もみているのか。

 

「麻子?」

「っ!!」

「…ぼけぇと、するなよ。どうした?」

 

 まぁ…スキルを使用する場合は、認識を少し麻痺させ、ずらしている為だろうがな。

 普段は彼女達を安心させる意味も込めて、必ず避妊具は着用しているのだが、この反応の差で、そのスキルとやらの効力を思い知らされる。

 沙織さんの中にへと、大量に出してしまったのを、咎める訳もなく…少し…いじけた様な声をだした。

 

「わっ! …私が…最初に…」

 

 ……。

 

 やはりそうか。そこには何も言ってこない。

 

 少し泣きそうな顔で、白液にまみれたモノを口にする沙織さんを眺めている。

 麻子…彼女だけ、芯の部分の恥じらい…というか、躊躇が残っている。今回、それを取り除きたかった。

 オネダリという形で、自らその部分を壊して貰おうかとも思ったのだが…ふむ。

 

「…いや、オネダリ」

「あんな恥ずかしい事、できるかぁ!」

 

 …良く分からない。

 

 オネダリの言葉には、スキル【 判 別 】による、脳内にアラームが反応しないのに…何故か黙っていると、小さなアラームが鳴る。

 鳴っては収まり…鳴っては収まり…。

 嫌だけど…嫌じゃない…そんな感じか。シチュエーションがダメ…なのか?

 いや、完全に駄目ならば、現状でアラームが、けたたましく…………あ。

 

 そうか…なるほど。

 

 自分の勘違いに、すぐに気がついた。

 あんこうチーム全体が、段々と華さんに感化されてか…刺激的な事を優先する様に感じていたからか…。

 その流れに、麻子も流されているのだけど、彼女の本質を忘れていた。みほ達も根本にはあるのだけど、割り切ってしまってる所もあったから、ソレが強く出てこなかったのだろう。

 …彼女の場合…だけは、最後の砦の部分が強く残っているのか…なら。

 

「奥に…まだちょっと、残って…んっ…ヂュ…」

「っ!?」

 

 ……。

 

 亀頭先から、抜き取られうる様な感覚が…快感が、思考の邪魔をする。

 あの…沙織さん。今、指示出してないよ? それは、教えたっけ?

 

 口を窄め……ストローを吸うように、尿道先から残っていたであろう、精液を啜った…。

 みほですら、それはまだやらなかったのに…。 

 

「んっ…ぶっ…。綺麗になったぁ…」

 

「……」

 

 沙織さんの場合…麻子と違い、素直すぎる。

 何を言っても、もはやなんでも聞いてくれそう…なのだが、何かそれは違う気がする…。

 ある意味で、一番篭絡…というか、容易いと思っていた彼女だが…ふむ…。

 

 しかし…上から見下ろすと…すごいな。

 顔を上げて、見上げるように。終了を告げる彼女の胸元。

 俺の…一応、規格外の大きさの物が、すっぽりと覆ってしまえる程の大きさの胸。

 まだまだと、舌を出しながら、小さく動かし…舐めてくれている彼女…。

 

 …胸。

 

 明らかに大きくなってるよな…。

 みほもそうだけど、この関係になってから、何故か全員のバストのサイズが上がっている気がする…。

 あ、違う。麻子だけ変化なしだな。

 

 さて…では、その麻子だ。

 

「…どぉする? このまま、えっと…最後までしちゃう?」

 

 上目使いで聞いてくる沙織さん…。

 

 ……。

 最後…が、どこを指しているか分からんが…いや、まず。

 ある意味で、沙織さんだけは普通に…少し激しく致しただけだから…まだ余裕があるのか。

 いや…なんだ? 横目で麻子を一瞬見た気がした…。

 

「いや…大丈夫です」

「あ、うん…そうだよね」

 

 俺の言葉に、名残惜しそうにだが、…いや、本当に素直に言う事を聞いてくれる…。

 少し離した身体の前から、下から持ち上げていたであろう、豊満な胸が…ズルンと落ち…弾んだ。

 いや…久しぶりに思ったが…やはり重力は偉大だな。

 

 沙織さんが離れると、いじけた麻子への前へ移動する。

 目の前に来ると、彼女は彼女で、また少しの恥じらいを見せるが、いつもはその恥じらいもごまかす様に、すぐに消し飛ばしてしまうのだが…今回は少し違う。

 

「さて、麻子」

 

「…なんだ。私はもう頬っておけば良いだろ?」

 

 両膝を立て…半身をこちらに向けてくる。

 色々と複雑なのだろう。拗ねた返事をする辺りが、逆に可愛らしく感じさせてくれるが…。

 

「っ…」

 

 狭い為に、俺はベットの上には乗れないからと、麻子を体に引き寄せると、軽い体が正面から当たり、すぐに彼女の体温が感じられた。

 腕を細い体に回し…手を彼女の後頭部へと添え、何度かゆっくりと髪を撫でてみる。

 その行為に麻子は、特に嫌がりも、逃げもしないので…やはり、コレで正解なのだろう。

 

 ただそのまま、動かず抱きしめる。

 

 何もしないで…ただ。

 

「…何をして欲しい?」

 

 シンプルだが、一番の聞き方。

 

「…………」

 

 抱きしめる事もそうだが、すぐに帰ってきた答えで、彼女の傾向がすぐに分かった。

 たどたどしくも…消え去りそうな程に、小さな声でも…ハッキリと口にした。

 

「こ…このまま…」

 

 俺から抱きしめていた腕に、彼女の小さな手が添えられ…ゆっくりと俺の背中にへと、彼女もまた手を廻す。

 もう、いじける様な言い方でもなく、意地も張らないで…ただ、シンプルな希望。

 そして切望しているかの様な…一言。

 

「キ…ス、してくれ…」

 

 みほとしている時もそうだったか、麻子は即座に俺の口へと唇を合わせてきた。

 許されているなら…許してくれるのなら…と、自分に言い聴かせる様に、呟く声も聞いた事がある。

 麻子は、普段と同じく、少しぶっきらぼうに…言い捨てる様な事を言いはするが、出来るだけ俺に体を密着させようとしてくる。

 情事が終わった後も、誰よりも、何時までも…体を摺り寄せてくる。

 

 …初めて関係を持った時もそうだった。

 普段の彼女からは、想像も出来ない程に…何時までも、出来るだけ…それこそ、猫の様に。

 

「んっ…」

 

 小さな唇が、ゆっくりと動く。

 先程とは違い…丁寧に…噛むように。

 

 彼女の根底…本質。いや、欲求。欲望。

 

 それを欲と言っていいのか、分からないが…スキルに反応し、肥大化している事からそうなのだろう。

 

 甘えたい

 

 …という、その欲が。

 

 撫でる様に…摩る様に…体をゆっくりと弄ると、すでに体の準備が出来ているからか…すぐに感情も追いつく。

 下唇を噛みながらの、優しいキスから、舌が下唇を舐め始めた。

 彼女の口の中に、俺の舌を入れた瞬間…。

 

 彼女の感情が弾けた。

 

 我慢していたモノが、漸く…とばかりに、乱暴に舌が動く。

 舌を絡ませる…といった事ではなく、擦りつけたいとばかりに、ザラザラとヌルヌルと。必死になって舌を動かし始めた。

 彼女の腕が俺の頭に周り…逃がさない様に、更に深く…とばかりに動く…動く。

 

「も…っと。もっと…んっ…もっと…」

 

 何度も離し、合わせる。

 

 好きなように、好きなだけと、それに応え続ける。

 

 ……。

 

 

 …………。

 

 ん?

 

 突然、ヌルッ…とした感触と共に、彼女は身体ごと俺から離れた。

 そのまま、逃げる様に…距離を取り…脚だけをベットから下ろして、体を仰向けにさせた。

 

「もう……満足だ」

 

 …顔を横に…みほとは反対側に向けると…また正面。俺の方を見下ろした。

 

 そして、またいつもの様に…。

 

「いいぞ…。好きに…使え…」

 

 顔が唾液に塗れる程に唇を吸い、それに黙って応えた結果だろう。

 自ら体を開いてくれる…。

 オネダリとやらも、最初のあれでも、彼女には精一杯のオネダリをしたのだろうな。

 

「………」

 

 こんな関係でも、麻子だけは、自分の現状を忘れない。

 だからの一言…いつものセリフ。

 物の様に、自身を卑下したセリフ。

 …正直、その言葉は好きではない。だから…せめて…。

 

「麻子…。その「使え」と言う言い方は、もうやめてくれ」

 

「…何を今更。今の関係なら、その方が…書記も割り切れるだろ?」

 

 割り切れる…ね。

 

 狂った関係ならばと、その言葉。

 

 彼女を抱く時には、大体…最初にこれを言われる。

 

 しかし、嫌だった。

 

「そんな物みたいに、自分を言うのはやめてくれ」

 

「私は…物に徹した方が、西住さんにも……ん、書記?」

 

 勿論、みほだけは特別だ。

 

《   》

 

 だが、他の彼女達の気持ちも勿論ある。

 何様だとも思うが、こんな状況下で、こんな俺に対し【 「良心」ヲ確認 】…て。

 

 ならば、せめて抱く時は【 「良心」ヲ確認 】

 

【 「良心」ヲ確認 】…なんだったか…?

 

 

 

《 ユニーク・スキル 【 壊 】再発動。「良心」ヲ、破壊シマシタ》

 

 

 

 ……。

 

 

 

「・・・・・」

 

「どうした、書記…?」

 

「…モノね」

 

 スキル【 欲 望 】のレベルを向上。

 スキル【 感 知 】のレベルを向上。

 スキル【 増 幅 】のレベルを向上。

 スキル…

 スキル……スキ…

 

 

「っっ!?」

 

 麻子の体が、大きく跳ねた。

 なに…ただ、太ももを軽く撫でただけ。

 

「な…んっ…??」

 

「そうか。モノか……」

 

「はっ…はっ…んんっ!?」

 

 両膝を持って、ゆっくりと上げる。

 

 膝を撫でると…それだけで、ビクビクと体を震わせる。

 

「なっ……なぁ…」

 

 いきなりの感覚に、頭が追いついていない様だ。

 膣口へと亀頭先を添えると、今の自分の感覚と、これから訪れるであろう刺激に、恐れたような顔をした。

 

 なに、大丈夫。

 

 すぐに楽になるから。

 

「ま…まて、書記! 今は…」

 

「…なら麻子は…一体」

 

 だから、後は…言わすだけ。

 

 そう…言わせるだけ。

 

 

「 誰のモノだ? 」

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 突然…隆史君が、変わった様な気がした。

 

 自分で言ってみても、良く分からないけど…とにかく、そうとしか言えない気がする。

 

 人が変わった…とでもいうのかな…。

 

 雰囲気…喋り方…それも特に変化はない…ないんだけど…本当に、何て言っていいか分からない。

 

 麻子とのやり取りを見ていて、会話の内容を聞く限り、あぁ、麻子らしい…隆史君らしい…とか、初めは思っていたんだけど…。

 

「沙織さん」

 

「なっ! …何?」

 

 すでにあの全身タイツを脱ぎ捨て、全裸姿のままで、私を見た。

 ふ…普通。

 すっごい、普通に喋り掛けてきた…。

 本当に普通…いつも通りの彼。

 

 麻子を抱きしめるように抱え上げ…えっと…繋がたままだけど…。

 私や、みぽりんとも違い…あの麻子の小さな体を、壊しちゃんじゃないか? とも思えるほど…乱暴に…激しいく動いた…。

 ベットがその振動で、音を立てながら、ズリ動くほど……大きく激しく…。

 あまりに大きい音がしてしまう為に、今はああやって、上下に抱き抱えたまま…うぅ…。

 

「あっ…あっ…しょきぃ…」

 

 何回…出したんだろ…。

 今は、普通にしてるけど…隆史君、麻子にも…その…お尻…教えてたのかな…?

 ゆっくりと動きながらだけど、上下する時に…麻子のお尻から、何度も下に飛び出してる…。

 

「きぃ…すぅ…もっと……」

 

「あ、ごめんな? 今ちょっと、沙織さんと話してるから」

 

 ……。

 

 いや、そこで引き合いに出されると、ちょっと困っちゃうんだけど…。

 あの麻子が…隆史君の首に手を回して…執拗にキスを強請ってる…。

 いやいや、あんな麻子自体…見たことが無いよ…。

 

「わぁ…かった…」

 

 …隆史君と、えっちしてる時も、すごかった…。

 いつもなら考えられない程の声を上げて…口を開けて…よだれを垂らして…。

 細くて、小さな体を何度も捩らせて…。

 

 お尻に入れる時が、特にすごかった…。

「書記、書記」って、何度も呼びながら、動く度に気持ち良くなってるってのが、すぐに分かったし…。

 後、いきなり隆史君に、強く甘える様になったよね?

 なんでだろう…いや、まぁ…うん。

 後ろからされてる時なんか、私と目が合った時とかも、凄かった…。私の名前を呼んで来た時とか、上手くしゃべれないみたいに…。

 

「沙織さん?」

 

「……」

 

 今も…お尻の穴が、まだ開きっぱなしで…本当に麻子にも、入ったし…私にも……。

 

 

 ん? ……隆史君?

 

「んぐっっ!!」

 

 隆史君が…麻子のお尻にまた入れた…。

 大きく開いて…えっちな液体で…ぬるぬるで…。

 

「やっぱり、興味あるの?」

 

「はっ!!」

 

 いけない…見入っちゃった…。

 

「…んじゃ、教えようか」

 

「え…?」

 

「そのまま、お尻こっち向けて下さい」

 

「……」

 

 やっぱり…隆史君、なんか変。

 

 いつもだったら、どこかで遠慮している感じで…ここまで露骨に言ってこなかったのに…。

 隆史君曰く、真っ黒いスイッチとか言ってるのが、入ってる状態ならいざ知らず、今の彼からはそんな感じはしないし…。

 

「隆史君…なんか、変だよ?」

 

「そうですか?」

 

 ほら、今もそう。

 みぽりんの前で、全然遠慮もしてないみたいだし…えっと、教えてくれるのは、教えて欲しいけど…。

 

「あぁ、麻子とは身体の相性って奴が、合ってるみたいなんですよ」

 

 麻子をまた見入っちゃった私に対して、すぐに…というか、そんな事、前なら言わなかったよね!?

 相性っ!? 身体のっ!?

 

「はっ…はっ…そう…だ。書記…だから、もっと…もっと使ってくれ…んんっ!」

 

 …麻子。

 

 言動が、もはや危ない…。

 いや、実際にその通りの事を言っているのだろうけど…でも…。

 モノ…という言葉に、執着しちゃってるみたいに感じる…。

 だからかな…。絶対に、隆史君の事を、名前で呼ばない。ある意味で、そこが麻子のボーダーラインなのかな…みぽりんとの…自分との気持ちの…。

 

「……」

 

「隆史君?」

 

「…やっぱり、なんだかんだで、沙織さんが一番冷静ですよね?」

 

「冷静? そ…そんな事、ないと思うけど…ほっ! ほらっ! 実際、いっぱい…その…えっちしちゃってるし」

 

「冷静ですよ。ある意味で、一番、俺との距離を理解してる気がするし…」

 

 あの…それよりも、麻子が…。

 隆史君、話しながらも小刻みに麻子の体を、上下させてるから…麻子…すごい事になってるけど?

 何度も小刻みに肩を震わせながら…隆史君の胸に舌を這わせて…舐めてる…。

 

 ぐっ…。

 

「取り敢えず、麻子…一度、隆史君から離れて…話も出来ない…」

 

「断るっ!!」

 

「なんで、そこだけは、いつもの麻子なのよっ!!」

 

 振り向いた麻子が…理性をはっきりと持った顔で、言い切った…。

 

 くそう。

 

「あ~そうだな…麻子。ちょっとベットに降りてくれるか?」

 

「…分かった」

 

 ……。

 

 隆史君が言ったら、素直に従った…。

 ゆっくりと彼が、ベットの上に下ろすと…ズルッ…と彼のモノを自ら引き抜いた…あああぁぁ!! なんかずるいッ!

 

「んっ……はぁ…あ…はぁー…まだ、お腹に入ってるみたいだ…」

 

「……」

 

「はぁ…はぁ…なんだ、沙織」

 

 寝転びながらも…うぅ…。女の子の場所と…お尻とから…ドロドロと白いモノが…。

 これもまた見入ってしまうと…訝しげに麻子が私の視線に気がついたのか…って、すっごいエッチな顔してるけど…。

 麻子も、そんな顔…するんだ。

 

「な…なんで、隆史君の言う事は、素直に聞くのよ」

 

「はっ…」

 

 誤魔化すように言った私の質問に、鼻で笑うような…いつもの返事。

 ただ今回。若干、その勝ち誇った顔に、むっとする。

 

「私は…書記のモノだからな…当然だ」

 

「……」

 

 ……。

 

 麻子が…変だ。

 

 この子、絶対に恥ずかしがらずに、こんな事、言う子じゃなかったのに…。

 さも当然…といった顔で、そんな事をはっきりと言った。

 

「…私はもう…完全に割り切った。西住さんにも、そこはもう譲らん」

 

 その方が楽…とばかりに…。

 

「ならせめて…というか、そろそろ俺を、名前で呼んでくれ…」

 

「書記が私を、マコニャンと呼ばなければ、すぐにでも呼んでやる」

 

「なら諦めよう」

 

「諦めなるなよ!」

 

 ……。

 

 やっぱり変…。

 

 なんか……ものすごい違和感。

 

 このやり取りも、何時も通りといえば、そうなんだろうけど…なんで、そこまで普通にいられるんだろう…。

 

「ほら…やっぱり、沙織さんは冷静だ」

 

「っ!?」

 

 考え込んでしまう私を見て…隆史君が、確信を得た…と、ばかりに頷いた。

 全裸だけどね…真顔だし…。

 

「…まぁ、ある意味で、一番気を使っていたのが、沙織さんですからね…中途半端というか、なんというか…」

 

「え…気を…」

 

「えぇ。事件の事を思うと、どうしてもこっち方面じゃ、気を使ってしまって…。ダメですよね、これじゃ…」

 

「ダメって事は…」

 

 ……。

 

 う…うん。

 

 それを言われちゃうと…何も言えなくなっちゃう。

 気を使わないで良いよと言っても、そんな簡単じゃないのは、私自身思い知ってる…あの時の…みぽりんを見てしまっているから。

 でもそれでも、違った。彼だけは、違った。

 

 みぽりんに対する、態度でも分かったし…私に対する…。

 

 彼は…特別だった。

 

 …彼だけは、特別だった。

 

 そう…特別。

 

 

「だから」

 

 

 彼の手が、私の頭を撫でる。

 

 彼が近づき…あ……レ? …?

 

 頭の中に、冷たい刺激…。

 

 な……あれ? え…?

 

「俺も開き直って、感情に従おうと…そう思ったんです」

 

 上手く…考えが、マトマラナイ。

 

 どうした…んだ……ろ…。

 

 ただ、彼の声が…心地いい…。

 

「沙織さんで、最(・)後(・)です」

 

 

 

【  】

 

 

 

 みぽりんも、十分身体を休めて回復したみたい。

 

 寝ている横で、散々私と麻子の、えっちを見せられて、我慢が出来ないみたい。

 

 ウン! ワタシモ、ソウ!

 

 麻子のあそこまで乱れた姿を、見せつけられて…もう無理。

 

「そうかぁ…沙織さんは、「好奇心」だったのか…ある意味で理性で一番、抑えられる感情ですね」

 

 …隆史君が、何を言ってるのか良く分からないけど、マッ! イイカァ!!

 

 

 

 

 ……。

 

 

 上手く、覚えていない。

 

 

 ただ、気持ちがいい…その一言。

 

 横一列に並んで…隆史君が入ってくるのを待つだけ。

 

 横を見ると、みぽりんが、信じられないほどにえっちな顔して…えっちな声を上げて…何度も何度も震えていた。

 

 倒れ込んでしまうと、その先…麻子の小さく細い身体が、また激しく動き出した。

 

 パンパンと、肌を叩き合う音が聞こえて、途切れ…また体を震わす。

 

 ボタボタと、音がして…麻子がベットへと倒れこむ。

 

 焦点が合っていないのか、その目が、どこを見ているか分からない。

 

 私のお尻に、彼が手を添えた体温が感じた瞬間…目の前が真っ白になった。

 

 ……。

 

 また、バツンと…肌がぶつかる音で気が付く。

 

 またすぐに、目の前が真っ白に…電気が走る様な感覚…。

 

 繰り返して、繰り返して…頭が馬鹿になりそうだった…。

 

 どのくらい経っただろうか…。

 

 何度も、気持ちよくなって…何度も、何度も…そして、今は、隆史君とみぽりんの話す声が聞こえる…。

 

 

「たぁ…隆史…君…次……私…」

 

「あ、うん。みほ、でもな?」

 

 私の横で、みぽりんが、腰を上げ、彼にお尻を向けた。

 

 さっきみたいに、自分のお尻の端を持って、彼を受け入れる為に、そのまま上げる。

 

 上げると…またボタボタと、シーツに何かが落ちた音がした。

 

「…待て、まだだ…まだ途中…。んっ…西住さんの後でいい…から…」

「ぁ~うん。麻子…オネダリできるようになったな…」

 

 散々恥ずかしがっていたっていうのに、麻子も俯せになって、お尻を上げて…股間に手を回している。

 …さっきの私の真似をしてるよね。

 えっちな場所を指で広げたから…両方の…その…ソコから、どろどろと溢れて落ちてる…。

 

 私は、上手く考えられない…。

 

 ただ、隆史君達の会話を聞いていると、段々と頭がはっきりとして…きた。

 

「いやな? …そろそろ時間が…」

 

 時間? 

 

 気が付けば…電気の着けていなかった保健室。

 大分、暗くなっている。ここから外は見えないけど…。

 

「俺もそうだけど…夢中になりすぎた…。まずい…そろそろ、帰ろう」

 

 終わる…終わっちゃう。

 

 頭の中も熱くて…この身体の芯から、溶けてしまいそうな…時間が…。

 

「「「……」」」

 

「…いや、そんな目で見られましても…」

 

 …。

 

 急にいつもの隆史君に戻った…。

 

 慌てる様に、汗を滲ませながら、目が泳いでる……って、あれ?

 

「そ…そこまで急いで着替える程…帰りたいか、書記」

 

「あ…俺の素直なマコニャンじゃ、なくなった」

 

「う…うるさいなっ! ふっ…普段は違うんだ!」

 

 うん…いつの間にか、隆史君が服を着ていた…普通の制服。

 後、麻子…「俺の」を、否定しないし……それはずるい。

 

 …って、あ…。

 

「あ…あれ?」

 

 3人揃ってベットから降りて…見比べる。

 いつの間にか、私達も制服を着てる…着替えた記憶は…。

 えっと……降りたベットも、誰も使っていないみたいに、綺麗になってるし…あれ?

 

 

 

【  】

 

 

 ドウデモイッカ!

 

 

 

 そ…それよりも…。

 

 立ってから気がついたけど…。

 

「ふうっ!? あ…あれ? 下着…」

 

 みぽりんが言うように、どこいったんだろ…。

 パンツ…履いてないよ…私…。それよりか、下着自体、上下着けてない…。

 麻子も内股になってるし…。

 

「んじゃ、そろそろ行くから、部屋から出てくれ。カギ閉めるぞ?」

 

 上手く…思い出せない。

 急かすように、隆史君がいつの間にか帰り支度をしている。

 あれ…いつの間にか、私達の荷物もある…。アレ?

 

 なんか…所々、記憶が飛んでるよ…。

 さっきまでの、どろどろした時間が…一瞬で日常になったきが…ん?

 

 ん…。

 

 んんっ!?

 

「ま…まって、隆史君!」

 

「んぁ? どうした、みほ」

 

「そ…その、下着…じゃないと…」

 

 そ…そう。

 散々、さっきまでの行為の後に…この状態…。

 下着も付けてないし…余計に…。

 

「ぐっ…書記。出しすぎだ…で…出てくる…」

 

「……」

 

 う…内腿を伝って…ちょっと出てくる、音も…。

 

「そうか。でも、帰ろう」

 

「「「 っ!? 」」」

 

 え…えっと?

 

「沙織さん。今晩、また泊まるのでしょう? そ(・)の(・)ま(・)ま(・)ちゃんと帰ったら、教えますから…それで、帰ってください」

 

 …え。

 

「みほ。…途中で、掻き出すなよ? そしたら、次(・)の(・)を教えるから」

「…え…ぁ…えっ!?」

 

 つ…ぎ?

 

「マコニ……いや。麻子も、頑張ってな」

「…わ…分かった」

 

 麻子…それは従うの…?

 

「…んじゃ、俺は先に行ってる。優花里と華さんは、校門前で待ってるみたいだから、行ってくれ」

 

【  】

 

 わ…かんない…。

 

 え…あれ?

 

 保健室を出て…鍵を閉める隆史君。

 

 急かされる様に…廊下に立つ私達…。

 

 こんな…よく分からに状況で、恥ずかしい状態だっていうのに…。

 

 次…そのまま…。

 

 これから帰る道中の事…それと、帰ってからの事を思うと…不安と恥ずかしさ…色々な感情が、変に刺激してくる気がする……。

 

 なんだろう…この…。

 

「し…しかた…ない…かな?」

 

「みぽりん!?」

 

 みぽりんは、この状態を受け入れた。

 いつもの様に、少し困った笑顔で…軽く…。

 顔を真っ赤に、自分に言い聞かせる様に…私達に言った。

 

「…帰るぞ。沙織」

 

 …麻子はもう、彼の言葉にただ従う事を決めている。

 本当に、このまま…帰るの?

 内緒で、トイレに行って…でも……

 

 ……。

 

 

「うん…帰ろっか…」

 

 

 これから帰る、道で…どんな感覚が訪れるか…。

 

 オレンジ色に染まった、見慣れた帰り道を想像すると…

 

 すごく…ものスゴク…胸が高鳴った…。

 

 …………。

 

 

 

 

 あ…

 

 

 

 あぁっ!

 

 そういえば、私だけキスしてないっ!!

 

 

 

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