少女が一人、大浴場から脱衣所に向かって駆け出した。たった今、種付けを終えた一夏は繋がっていた少女の膣から肉棒を取り出すと、逃げた少女を走って追いかける。この少女も演技にしては随分と迫真だ。必死の表情で、走りながら脱衣所へ続く扉に手を伸ばす。
「は、放してっ……!」
だが、あと一歩のところで、一夏は少女を捕まえることに成功した。体に回した手で掴みやすい乳肉を握り、首に手を回す。
危なかった。脱衣所に出ていこうとする者が現れるとは思わず、肝を冷やした。あのまま逃げられていれば、仲間を呼ばれていたかもしれない。一夏はほっと息を吐き、少女の口を手で塞ぐ。
「んーっ!? んーっ!?」
捕まってなお少女は暴れた。大浴場の扉に手を伸ばし、届かないとわかれば自分に抱き着く一夏を押し退けようとする。足を蹴られ、体を叩かれ、侮蔑に満ちた眼差しを向けられる。瞳に宿る感情は本物のように思えて、一夏はほんの少し動揺した。
だが、どうせこれも演技だ。
一夏は余計な感情を捨て、少女を凌辱した。
あまりに暴れるため、腹に拳を放つ。重たい一撃が少女の柔らかな腹部に叩きつけられ、「がはっ……!?」と少女が苦悶を漏らしながらくの字に体を曲げる。立っていることもできずに膝を突いた少女の腰を片手で掴み、もう片方の手で後頭部を掴んで濡れた床に顔を押しつける。
「ぁっ、ぃっ!? ゃ、ゃあっ……!? ひ、酷い……! こんなの……!」
少女が泣き始める中、一夏は新しいマンコを食い漁った。腰を躍動させ、未だに勃起の収まる気配のない肉棒で少女の中を蹂躙する。処女であったらしく、血を流す膣内に肉棒の形を覚え込ませ、奥まで穿り返す。
もうこの作業に慣れてしまった。
襲いくる快感に身震いしながら、一夏は一方的な情事を続けた。次第に甘く蕩けだした少女の声を背景に、興奮を高めていく。いい感じにギチギチと絡んでくる膣内の使い心地に目を細め、堪らず腰遣いを加速させる。
程なくして、一夏は射精を迎えた。
「ぉ、ぉおっ……」
もはや少女に声はなかった。瞳から大粒の涙を流し、緩みきった笑顔を見せ、開いた口から舌と唾液を垂らしている。ついさっきまで一夏から逃げ回っていた者とは思えない。やはり、演技だったのだろうか。それにしては演技力が高く、将来女優にでもなれそうな才能を持ち合わせていた。
翻弄されてしまったが、これで終わりだ。
一夏が大浴場を見渡すと、三十人の女子生徒がヤリ捨てられていた。皆、格好は様々だが、膣からはまだ新鮮な精液を垂らしている。一夏の精液の濃密さを考えると、子宮にはまだ大量の精液が留まっているはず。
一人も妊娠しないというのは考えられない。今この瞬間にも、少女の子宮に精液を注ぎ込む一夏は、深くため息を吐いた。
正気を保っていながら、何も抵抗できなかった。少女たちのやり方は悪質になっていた。大切な仲間の命を人質に取られ、無視できるほど一夏は残忍ではない。これからも同じやり方でセックスを強要されそうだ。
「どうすれば……」
射精を済ませ、犯したての少女の膣から肉棒を取り出す。ごぽっと早速逆流してきた白濁の精液を見ていると、この三十人のうち、いったい何人が妊娠してしまうのだろうか。考えるだけで眩暈がした。
「ぅ……」
さすがにヤリすぎた。自分で自分を追い詰めていった精神が限界に近づきつつある。
もう、いいだろう。一夏はこの状況を生み出したシャルロットとラウラに目を向けるが、まだ横になったままだ。次なる行動を起こしてくる様子はない。相手が戦線に復帰してしまう前に、この場から避難するべきだと思った。
大浴場の扉に手を掛け、開く直前、一夏は改めて浴室の光景を目にする。
凶悪なレイプ魔が学園に押し入り、手当たり次第に少女たちを犯したかのようだ。実際にこんな目に遭えばトラウマものだろう。演技でよかったと思う。
「演技、だよな……」
胸に引っかかるものを覚えつつ、一夏は自分を納得させた。
一夏は大浴場を後にし、脱衣所の籠の中にしまわれていた下着と服を着る。そのまま迅速に廊下へと続く扉の前に移動すると、少し開いた扉から廊下の様子を確認する。
誰もいない。シャルロットの人払いによって、今も近づかないように配慮がなされているのだろうか。廊下の外にびっしりと少女たちが待機している様を思い浮かべてしまったが、嫌な想像を振り払って一夏は脱出を始めた。
できるだけ足音を立てず、かつ素早い移動を心掛ける。危うく寮内を歩いていた少女と鉢合わせしそうになったが、物陰に隠れてどうにかやり過ごした。
その甲斐あってか、一夏は誰にも見つかることなく、自室の部屋に戻ってきた。
部屋の扉を静かに開き、中に身を滑り込ませる。閉ざして素早く施錠した扉を背にし、肩の力を抜く。ようやく人心地できそうだと思う中、こみ上げてくるのは後悔の念だった。
とんでもないことをしてしまった。何度後悔しても、し足りない。
だというのに、何故だ。
一夏の心は昂ってもいた。心臓が普段よりも少し速く鼓動を繰り返し、全身に血を送っている。その血を目いっぱい受け取っている肉棒は勿論、全身は心地いい倦怠感を覚えていた。一仕事終えた後のような、爽やかな気分すら感じられる。
「俺、どうなっちゃったんだろう……」
明らかに精神的な変化が起こっていた。一夏にとっては悪い方向に。
このまま学園生活を送っていて、果たして一夏に明るい未来はあるのか。
「駄目だ……」
考えれば考えるほど、精神が蝕まれそうだ。
たまには何も考えない日を設けないと。あんなことがあった直後なら、なおさらだ。
一夏は扉の前から離れ、今日はもう眠ってしまおうと思った。シャワーを浴び直したい気持ちはあるが、精神的な余裕がない。既に足は勝手にベッドへと向かい、ベッドを前にすると前から倒れ込んだ。
ふかふかのベッドと肌触りのいいシーツ。一夏を癒し、眠りに誘う。
目蓋が重く、どんどん閉じていく。体がベッドから離れられない。
そういえば、灯りを消すのを忘れた。
思った直後、部屋の灯りが消え、暗闇が訪れた。
なんで、勝手に消えたのだろう。不思議に思う思考すらも解け、睡魔が一夏の意識を奪っていく。遠くから少女たちの笑い声が聞こえた気がした。誰かが部屋にいるのか、幻聴なのか、それすらも判断できない。
もう、眠い。
一夏は体を丸めてシーツを掻き抱き、深い眠りに沈んでいった。
その日、一夏は夢を見た。
暗闇の中、ベッドで仰向けになる一夏を二人の少女が覗き込んでいる。
ベッドの左側に立って一夏を見下ろすのは、ショートヘアの毛先が外向きに跳ねた少女。目尻はツンと吊り上がって形のいい目と、どこか不敵な笑みに満ちた端正な顔。暗くてよく見えないが、手に持つ扇子には『夜這い』という文字が書かれているようだった。
それと、ベッドで右側に立って一夏をぼんやりと見つめるのは眼鏡をかけた少女。先の少女とどこかに似通った顔立ちをしている。セミロングの髪には癖があり、毛先が内側に跳ねている。おそらくは先の少女の妹だろうか。姉よりも余裕に満ち溢れた雰囲気はなく、ほんの少し垂れた目と小柄な体格のせいか、大人しそうな小動物染みた印象を受ける。
初めて見る少女たちだった。
「初めまして、一夏君。私の名前は
「その……よろ、しく……」
本当に姉妹だったようだ。明るい姉の楯無と、無口な妹の簪。
対照的な雰囲気の二人だが、その身に着込んだ服はよく似ていた。
バニー服とでも言えばいいのだろうか。つるりとしたエナメル質の黒い生地が胸の大切な部分をギリギリ隠し、脚の付け根の部分まで覆っている。バニー服から伸びる太腿にはストッキングを着用しており、若く、ちょうどいい肉を備えた生足の魅力が底上げされていた。
よく見ると、臀部には丸く白い尻尾が付いており、頭にはウサ耳が――。
あれ? と一夏は思った。
どうして自分は呑気に観察をしているのだろう。それに、これは本当に夢なのか?
何かがおかしい。だが、何故だろうか、これが夢だとしか思えなかった。
『そうだ。これは夢だぞ、一夏』
箒の声が聞こえた。今となってはこの学園で一番信用できない存在となってしまった箒の言葉だというのに、一夏の心は納得していた。夢なら仕方がない。この状況で体がピクリとも動かないのも、夢だからだろう。
一夏は夢を素直に受け入れ、観察を再開した。
二人がつけているウサ耳に見覚えがあった。
それは、箒の姉である
この二人と束に接点があるとも考えられない。束は自分が認めた人間にしか懐かず、言葉もろくに交わさない。実妹の箒や親友の千冬、その弟の一夏以外の人間関係があるようには思えない。
そもそもこの二人は一夏とは面識がない。
夢だから、いろいろとありなのだろう。
いろいろな要素が組み合わさった奇妙な夢は、一夏の前で良からぬ展開に進みつつある。
「それじゃあ、早速で悪いけど、一夏君」
「搾精……するから……」
恐る恐る、簪が両手を持ち上げる。
その手に握られていたのは、茎のない人参を模した何かと、液体が入った瓶だった。
簪は瓶のキャップを親指で弾くように開くと、細長い注ぎ口を人参のヘタの部分に開いた口に差し込んだ。そして、瓶の底を上に傾け、中に入っていた粘々とした液体をトプトプと人参の中に流し込んでいく。
もう一夏にもわかっていた。人参の形をしたふざけた物体はオナホールで、現在進行形で投入しているのはローション。たっぷりと中に詰め込み、あとはその口で獲物に食らいつくのみとなった。
簪はローションの瓶を床に置き、オナホールを一夏の股間に近づけていく。
その股間では、楯無が一夏のズボンと下着を膝まで引きずり下ろし、露出した肉棒を手で扱いていた。眠っていたそれは女の心地いい手で愛でられ、覚醒を始める。みるみるうちに大きさを取り戻し、亀頭が上を向いてそり立つ。
そこへ、簪が掴むオナホールが近づき、ローションを垂らす口が亀頭を咥え始めた。
ズプッ、ぐぷっ、ずぷぷっ!
人参型オナホールに肉棒を捕食されていくと、一夏の全身が震えた。それでも、全身を自由に動かすことはできず、声も出せない。これも夢のせいなのか。身じろぎするだけの一夏を押さえつけるように、楯無が一夏の左胸に自身の胸を預け乗せた。
「ふふ……」
上から下に沈み、むにゅんっと形を歪める楯無の胸。バニー服の頼りない胸元からこぼれ出てしまいそうな豊かな膨らみが色の白い谷間を見せつけ、一夏の肌に体温と柔らかさをこれでもかと伝えてくる。
その間にも簪は手を動かして、オナホールで肉棒の根本まで包み込んだ。
ズップンッ! 水音を立て、肉棒とオナホールが重なった。まるで一夏の股間から人参が生えているかのような状態。簪はしっかりと奥まで馴染ませようと、ぐりぐりとオナホールを押しこんでいく。
「どう……? 気持ちいい? 篠ノ之束博士特製の人参オナホール……」
束さんが、これを……?
「さすがよね。オナホールまで作れてしまうなんて」
嫌な予感がする。
そして、その予感が正しいものだと、すぐに理解させられた。
「一夏君、ここ見えるかしら?」
簪が握るオナホールを楯無も掴み、人差し指で人参の細長い先端を示す。
一夏は言われて気が付いた。人参オナホールの先端は透明な管と繋がれていて、部屋の奥へと伸びていく。管を辿っていった先には、壁際に置かれた巨大なカプセルが鎮座している。人の胴体よりも大きなそれが、五つ以上もあった。
何を――。
声が出せないながらも、一夏が疑問を口にしようとした直後、始まった。
ウィン、ウィン、ウィン、ヴヴヴヴヴヴ!
機械の駆動音を響かせ、オナホールの中で何かが蠢く。びっしりと中に生えた人工的な膣襞一本一本がそれぞれ独自の挙動を見せ、Lv.100チンポを攻め始める。内部に仕込まれた子宮口に似たものが開き、むちゅぅぅぅっと亀頭に吸いつく。
一夏は、快楽の波に呑まれた。休むことなく続き、一夏を苛めていく。
体が動かせる状態であれば、一夏はベッドの上でのたうち回っていただろう。それもできないために、一夏は搾精とやらに身もだえすることしかできない。
そして、まずは一回目とばかりに、肉棒が絶頂に至り、精液を吐き出す。
びゅぶぶっ、どびゅるるっ、どびゅっ、どびゅーっ、びゅるっ、びゅくっ、どぷっ!
出した精液はすぐに、ぢゅるるると吸われ、管を通じていく。向かう先はカプセルの中。勢いよく底に叩きつけられ、嵩を増していく。一般人ではあり得ない量が一度の射精で提供され、一夏の遺伝子を大切に保管する。
「いっぱい……出してね……」
「一夏君の精液は全部、有効活用してあげるから」
簪と楯無は片手で搾精中のオナホールを握り、一夏の顔を覗き込む。簪も姉を見習って一夏の胸に己の胸を置く。姉と比べて慎ましいながらも、女の膨らみを感じられる。姉妹のバニー服の胸元がぺらりと捲れ、乳首まで見えているが、気にもしていない。
「これが終わったら、どっちが先に一夏君と繋がる?」
「どっちでも、いいよ……」
「それじゃあ、先に簪ちゃんね。私は後から一夏君を頂いちゃいましょう。一夏君、先輩としてお姉さんが年上の魅力を教えてあげるわね。授業料は一夏君のお嫁さんになって永遠に忠誠を誓う権利、っていうのは駄目かしら? うん、いいみたいね」
勝手に決めていく楯無。
一夏は何も返答できない。夢だと思い込んでいるのに、醒めることができずに延々と続く射精地獄。カプセルが順調に一夏専用の精液タンクに変わっていき、射精が落ち着けばすぐにオナホールが暴走し、次の射精を促す。
こんな拷問のような機械を作った人間も人間なら、それを受けても平気な顔で吐精するチンポもチンポだった。常人離れした天才が作った機械と、人智を超えた邪神が作った生殖器。どちらが勝つのか試されているようで、巻き込まれた側としては、他所でやってくれという気分になった。