※この作品はR-18です。

Lv.100チンポ   作:早見 彼方

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絶望の光

 傘を広げるように大きくエラの張った亀頭が、箒の膣穴に埋まる。ぬちゅっ、と愛液と我慢汁が触れ合う音を立て、徐々に亀頭の先が隠れていく。こうして繋がるのは初めてではないというのに、箒の穴は非常に狭く、肉棒に密着してきた。

「ぅ、ん……」

 暴れていた箒も、千冬に制されている状況では逃げるのは無理だと思ったようだ。不安げな感情は残しつつも、一夏を受け入れる。どんな思惑があろうと、一夏がセックスを楽しむという行為を邪魔するほど箒は身勝手ではないのだろう。

 これ幸いと、一夏は熱い蜜壺の中に自身の分身を押し込ませる。膣肉が絡みつき、熱々に温めてくれる。芯まで蕩けそうな心地よさはまさに名器と呼べる代物だ。久しぶりに箒の中に帰ってきたという安心感が胸に広がる。

 亀頭が埋まり、竿も姿を隠していく。穴に挿入された肉棒は順調に侵略を済ませ、子宮口に亀頭を食い込ませた。根元まで挿入を果たせば、その食い込みはさらに強くなり、力強い突き上げによって箒は震え上がった。

「ぅ、あ、あぁ……!」

 箒は興奮を隠すことなく、体をビクつかせて感激した様子だった。箒は、これまで我慢していたのだろう。一夏に獲物を提供し、多くの女に一夏の素晴らしさを知ってもらおうとしていたがために、自分とのセックスの頻度を下げることになった。一番に一夏に犯されたからこそ、我慢という名の毒は箒を蝕んでいたに違いない。

 だが、我慢したからこそ、再び繋がったときの喜びは大きい。

「ぃ、一夏ぁ……!」

 一夏に何らかの思惑があるのをわかっているはずなのだが、箒は完全に抵抗を止め、むしろ一夏の両腕に触れる。さすがに一夏も驚き、一瞬躊躇するが、腰を沈めて箒との距離を狭めた。両者の行動を見守っていた千冬がこれ以上の拘束は不要と判断し、箒から離れると、一夏と箒は急接近した。

 ここはベッドではなく校舎の屋上だが、二人には関係ない。体を重ね、互いの吐息が頬に当たる距離で見つめ合う。こんな状況でもなければ、ただ時と場所を弁えずに愛し合うカップルに見えただろう。

「一夏、一夏のチンポ……。私を犯すために、こんなにもガチガチに硬くして……」

 理性の光を失い、黒々と深い闇が漂う箒の瞳。一夏だけを視界に留め、両手と両足で一夏の体に巻き付けて抱擁する。より深く一夏が入ってもらうよう、自分の踵を一夏の腰に押しつけた。

「ぅ、く……!」

 膣圧が強くなる。肉棒が取り込まれ、隅々まで気持ちいい。熱く蕩けた穴に浸かっているだけで頭がどうにかなってしまいそうだ。その上、箒という非常に質のいい雌の嬉しそうな顔を見ていると、せっかく取り戻した理性がごっそりと奪われそうになる。

 一夏は深く呼吸をし、理性を総動員して正気を保つと、腰を引き始めた。

「ぁあぁっ……!」

 膣壁にエラが引っ掛かり、引き抜くだけで箒に強い快楽をもたらした。それによって膣がぎゅっと引き締まり、一夏にも皺寄せが及ぶ。たった今束ねた理性の一部がまたしても発散されてしまい、快楽に身を委ねたくなる。

 このセックスをどうにか凌げば、全てが解決するはず。あと少しだけ、持ち堪えてくれ。

 一夏は自身を鼓舞し、腰を前後に動かす。

 ゆっくり、膣内を味わうように肉棒を出し入れする。激しいプレスをお見舞いしたいという欲望に駆られたが、どうにか暴発はせず、一夏は比較的冷静なセックスを展開していく。相変わらず、眼前の箒が熱い息を吐きつけてくるが、それにも惑わされない。

 肉棒の往復回数が二桁に昇り、今のところは順調だ。

 だが、何故だろうか。一夏は何か不安を覚えていた。

 この不安の原因はわからない。ただの勘に過ぎない。

 勘違いであってほしい。もう箒とセックスを始めてしまった。信じられるのは女神だけであり、それに従って動いている。自分にはもうこうする他はないのだと決心を強め、一夏は少しだけ腰の速度を上げた。

「はぁっ、ぁっ、一夏っ、ぁっ、あんっ、んっ……!」

「箒……。ごめん……。これで、最後だから……」

「何を言う……。んんっ……まだまだ、これからだ……。一夏には世界を知ってもらわないといけない……。あぁっ……。学園の女以外にも、この世界にはまだまだ一夏の欲望を駆り立てる女が星の数ほどいるのだから、ん、くぅっ……!」

 世界征服。まるで子供の夢物語だが、箒の力をもってすれば十分に現実味を帯びている。何せ、対象に触れずともその思考を操ることができるのだ。どの程度の有効範囲なのかはわからないが、遠隔で人々を操る力は脅威だ。

 そんな危ない能力を、一夏は箒に与えてしまった。

 Lv.100チンポの欲望に負けて箒を犯し、チンポの特性の一つである『譲渡』によって箒に『精神掌握』の力が渡された。そして、未だに詳細が不明なもう一つの能力も、十中八九千冬に贈られたはずだ。

 そこで、一夏は今さらな疑問を抱いた。

 一夏は腰を振りながら、箒の胸の谷間に顔を挟んで考える。

 何故だ? 邪神から受けた説明では確か、『譲渡』という特性は欲望や力を他者へ渡す力だと言っていた。欲望を譲渡するのはわかる。しかしLv.100チンポは強大な力を有している関係で、他の能力と一緒に所有することは考慮に入れていないはず。だというのに、力を譲渡するという特性があることが不思議に思えた。

 それに、だ。Lv.100チンポの所有者となった一夏の知らないうちに、自身の力が他者に送り込まれるなど、あまりにも妙だ。与えたいと思わなくても譲渡されてしまうというのでは、特性とは呼べないだろう。

 何か見落としている気がする。

 考えろ、考えろ。一夏は思考を巡らせる。

 箒の胸をクッションにして甘え、ガツガツと腰を振る。ミッチリと締めつけてくる膣肉の抱擁を振り解き、一気に腰を沈めて子宮を叩く。その興奮に中てられて少し暴走してしまっていた自分の挙動を今一度制御しつつ、考えるのを止めない。

 この騒動の元凶である名も知らぬ男。男は転生を行う前に、邪神によって転生特典を与えられた。転生特典の上限は最大三つで、Lv.100チンポ単一でも三つ分に相当する。その上で、『精神掌握』ともう一つの特典を欲張って所有しようとしただけでなく、男は一夏の体をも略奪しようと考えた。

 どうして、一夏の体を奪おうと考えたのだろうか。それだけの転生特典があれば、わざわざ一夏の立場を奪わなくとも、世界を支配することはできたはずだ。むしろ、一夏に成り代わる利点が、一夏にはわからない。

 ISを使えるという点を除けば、一夏は自分のことを普通の高校生だと思っている。男はISに乗りたかったのか? たとえ世界征服ができたとしても、その肉体に適性がなければISを駆ることができないから、だから一夏を選んだのか?

 考えはわかるが、それだけで乗っ取ろうとするのか、一夏に納得がいかなかった。

「一夏、何を考えて――んぅっ!?」

 一夏は胸から顔を上げ、箒の唇に自身の唇を重ねた。できるだけ隙間を作らないようにして塞ぎ、口内に舌を伸ばす。箒の舌に絡ませて、擦り合わせる気持ちよさを感じながら尻を振った。

 また暴走している。どうにかしないと。

 一夏は思い、力を抜いて一旦落ち着こうと思った。

 思うだけで、体の言うことが利かないと、一夏は直後に思い知ることになった。

 まずい。また、暴走が始まったようだ。思考を中断し、一夏は全力で理性を掻き集めようとしたのだが、まるで上手くいかない。興奮が留まることを知らず、目まぐるしい速さで箒の中に肉棒を抜き差ししてしまう。

「ぐちゅっ、ぢゅるっ、ぶぢゅるるっ、ぐちぃっ、ぬちゅっ、ぢゅぶっ!」

 水音を響かせて激しい接吻を箒に浴びせる。最初、箒は驚きを見せていたが、徐々に適応して一夏を受け入れていた。傍観者であった千冬は何かがおかしいと感じたのだろう。「一夏?」と声を掛けるが、今の一夏に言葉を返す余裕がない。

 今まで感じたことがないくらい、体が熱い。だというのに、辛いとは感じない。

 脳を汚染しようとする興奮も、どこからか汲み取ってきたのではと思えるほどに増幅している。理性は残っているが、箒という美少女を食い漁れる幸福に感謝し、その若い肉を隅々まで味わうことに必死だった。

「ぷ、はぁ……」

 口を離し、箒とのキスの余韻を味わい、口元が緩む。口内に溜まった唾液の一部をごくりと呑み、余った唾液の塊を箒の口内にどろりと落とす。箒はそれを舌で受け取ると、喉の奥に滑らせた。

 自分に忠実な雌。可愛く、美しい。こんな幼馴染を持てて幸運だったと感じ、口の端をニィッと上げて肉棒を膨張させる。もう引き抜くのも容易ではない。これまでの勃起とは違い、肉棒の形がほんの少し変わっていたからだ。

 禍々しさは一緒だが、エラはより高く、竿は肉の厚みを増している。これまた少しだけ大きくなった金玉には良からぬ邪悪な雰囲気が漂っている。ドクンッ、ドクンッと鼓動に似た音を響かせ、何かの準備を始めていた。

 その直後のことだった。

 一夏と箒を背にする立ち位置に、一人の少女が忽然と姿を現した。十代前半に見える外見年齢。黒く長い髪と、対照的な白いワンピース。人形のように精巧な面立ちをしているが、その顔には凄絶とした狂喜が浮かんでいた。

 少女の瞳は妖しい紫色に染まっていた。

 それは、一夏が邪神と呼ぶ少女に相違なかった。

 一夏はそれに気づいていなかった。暴れる体の内側でどうにか抵抗を試みるのに精一杯だった。箒も箒で一夏以外を認識していないようだ。乳房にしゃぶりついた一夏の頭を撫でて、慈愛に満ちた表情を浮かべている。

 邪神の出現に動揺していた千冬は、一瞬遅れた後、一夏を見た。

「一夏! 今すぐそこから離れろ!」

 放たれた警告。それは一夏の耳にしっかりと届いていた。

 だが、脳にまでは届いていなかった。

『聞こえるかな? 織斑一夏君』

 一夏の脳内に女神の声が響き、外部の声を遮断していた。

『聞こえます!』

 緊急事態に置かれている中で、女神の声は救いだった。女神の声色はなんとなく明るく、状況が決して悪くないのだと理解する。

『邪神を追い詰めたよ。もう消滅も間近だろうね』

『や、やった……!』

 一夏は無邪気に声を上げる。

 やっと諸悪の根源が消えてくれるのだ。もう本当に終わりだ。嘘じゃない。

『あとは君だけだ』

 まだ、自分にはすべきことがある。それが終わって始めて、完全に救われるのだ。緩んでしまった気持ちを引き締め、だけど、自分にこれ以上何ができるのかと戸惑いが生まれる。

『俺は、どうすればいいんですか!?』

『落ち着いて。君はそのまま篠ノ之箒さんを犯せばいいんだ。君の体は暴走しているけど、大丈夫だよ。私の力で、彼女の中にある力を君の中に流し込む。でも、それをするには彼女の抵抗をなくす必要があるんだ。強い快楽と幸福を与えてね』

『それは……』

 言われたことの意味を正確に汲み取って、一夏は言い淀む。だが、そんな一夏の心境などお構いなしに体は箒を求めている。箒の両方の乳首を同時に口に咥え、引っ張るように顔を持ち上げている。鼻の下を伸ばして欲望を滲ませ、チンポで子宮を突き刺す。

 膣肉がいい具合に蠢いて、一夏の肉欲を煽った。

 今の自分を冷静に客観視すれば、品性のない猿だ。

 しかし、一夏はそんな自分を、どこか羨ましいとも感じていた。

 こんな風に快楽だけを感じて生きていければ、どれだけ幸せなのかと。箒が理想とする世界は間もなく終わる。だとすると、この機会を逃せばもう一夏は傍若無人な行為は働けない。

『篠ノ之箒さんを犯して? そして、子宮に精液を流し込むんだ。それで全てが終わる』

 暴走を肯定する女神の声と、チンポに強く抱擁してくる箒の穴。欲望に従うだなんて、正しくはないと思っていたが、今この瞬間は別なのだろう。

 やるんだ。俺の手で。最後のレイプを。

『さあ、君の手で終わりにしてくれ』

 女神に背を押され、一夏は決心した。

 暴れる体に反発するのではなく、自分の意思を混ぜる。箒の乳房を右手で掴み、もう片方の乳房に舌を這わせる。まだ小さかった頃は、箒がここまで綺麗になるとは思わなかった。六年越しに箒と再会したときは、一夏は密かに興奮していた。

 鈍感だの、朴念仁だのと思われがちな性格をしている一夏だが、性欲は普通にある。箒と出会って制服越しにもわかる胸をチラ見もしたし、何故か美少女ばかりの女子生徒に目が行ってしまうのも無理はない。

 ただ、隠していた。女子を邪な目で見るなんて、男らしくないと思っていた。

 でも、本音では違った。

 あの子、胸デカいな。脱いだらさらに凄そうだ。

 スカートが短すぎないか? いや、足が長いのか。うーん、綺麗な足だ。

 この学園って可愛い子ばかりだ。うわ、今なんか笑い掛けられたぞ。

 女子の一挙手一投足で気持ちがソワソワとする。それはどこにでもいる普通の男子高校生で、一夏も思春期の少年だということだ。自分の欲望を隠すことが他人よりも上手だっただけに、一夏は今まで女に興味がないと思われていることも多かった。

 そんな一夏だったが、初めて今の自分を肯定し、自らの意思で箒を犯す。

 気持ちいい、気持ちよすぎる。箒の膣に肉棒を擦りつけるだけで、口内に唾液が溢れてくる。美味いものを食うとこうなるのは食事だけに限らないようだ。その唾液を無駄にしないように、箒の乳肉を舐めて擦り付けた。

「あんっ! んんっ! あ、はぁっ……! あぁっ!」

 箒の喘ぎ声。それが一夏を応援する。

 どうして箒はこんなにエロいのだろうか。こんな少女を放っておいたら、将来大勢の男に言い寄られそうだ。箒は意外と単純だから、騙されるかもしれない。このスタイル抜群の肉体と見惚れるほどの容貌が他の男の物になるだなんて、一夏は考えるだけで嫌な気分だった。

 箒は渡さない。

 この戦いが無事に終わったら、告白しようと思う。それで、箒は俺の物だということをわからせてやるんだ。愛情を注いで、身も心も俺専用にする。毎日毎日愛を囁いて、イチャイチャして、骨抜きにする。俺の下から離れていかないように。

「ぉ、あ、おっ、おっ、ぅ、ぁ、ぁああああっ!?」

 欲望も、体の動きも、もう誰にも止められない。

 明らかな異常を前にして、千冬が一夏を引き剥がそうとするが、邪神が行く手を阻む。人ならざる重圧が少女の体から発せられ、千冬は身動き一つ取れないようだ。足が震え、顔にはわずかな恐怖を浮かんでいた。

 しかし、その両足の震えがすっと収まる。

 自然なものではなく、邪神と同じく人智を超えた力によって制御をしたように見えた。

「一夏!」

 千冬が邪神の横を素通りし、一夏の服を引っ張る。

 だが、一夏の力は異常で、微動だにしなかった。箒と抱き合い、腰を高速で動かす。目まぐるしく肉棒が膣中に出入りし、その肉竿が興奮に膨れてイライラしていた。血管がビキリと浮かび、ドスンッと怒りの突きを子宮にお見舞いする。

 もう射精のときは近かった。

「一夏、やめろ! このままでは――」

「もう無駄だよ? 織斑一夏君も、篠ノ之箒さんも止められない」

 掛けられた声に、千冬は顔を上げた。

 目に映ったのは、一夏たちを挟んだ向かい側に立つ少女だった。

 背中まで届く真っ白な髪と、華奢な身を包む黒いワンピース服。人工的に作られたような整い過ぎた顔はまだ幼い。満面の笑みによって細められた目の瞳は紫色で、意思の弱い人間ならば見るだけで支配されそうな妖しい魅力を有していた。

 先に現れた邪神と瓜二つの容姿をしていた。

「もうじき、織斑一夏は人として終わる。全てが計画通り」

「そして、進化するんだよ。この世界の神として。私たちの玩具兼部下としてね?」

 邪神に続いて、白い少女が言葉を紡ぐ。

 互いの思考が読み取れているかのように、交互に。

「Lv.100チンポは、効率よく神を生み出すために私が作った道具」

「お姉ちゃんのLv.100チンポに適合できる人間は滅多に見つからないけど、一度適合すれば宿主を逃さない。女を犯すように誘導し、犯したときに得る快楽を蓄え、それが一定値を超えると自動的に発動するようにできている」

 Lv.100チンポを作った邪神と、それを姉と呼ぶ白い少女。

 白い少女はおそらく、一夏を助けてくれるはずの女神なのだろう。最初から姉である邪神と組んでいて、ここに至る流れは二人の想定通り。全てが仕組まれていたことだと一夏が理解するのは、もう少し後になる。

「ぐちゅっ、ぶぢゅっ、ぢゅるるっ、ぢゅぞっ、ぐぢゅっ、ぬちゅっ!」

 一夏は再び箒にディープキスを行い、ラストスパートに入る。獣の如く猛攻でチンポを出し入れし、気絶しかけている箒の体を押し潰す。それは女である千冬を黙らせるのに十分な交尾だった。

「無理だったか……。これもまた、一つの結末か……」

 千冬は自身の腹を見つめ、撫でる。その口元に諦念の笑みが浮かぶ。

 一夏は気がつかない。箒の口内を自分の唾液でぐちゃぐちゃにし、下品に笑って犯すばかり。箒の口元に広がる悪い笑みの理由にも気がつかず、箒をも利用したと思われる邪神と女神の存在も認識していない。

 今の一夏にあるのは、箒に快楽を与えるという考え。

 それで自分たちが、世界が救われると信じて、思考停止状態でチンポに全てを託す。

 一夏の腰振りによって、一際強く箒の子宮にチンポが突撃した。直後、その動きを固めるようにして膣壁がこれ以上ないほどに寄ってくる。ガッチリと掴まれ、子宮口も亀頭に張りついて、離れない。

 一夏は覚悟した。

 最後のレイプ射精。辛く、けれども気持ちよかった日々の終焉。

 その先にある平穏な日々を想像しながら、一夏は絶頂に至った。

「ぉぉおおおおぉーっ!?」

 脳が焼き尽くされそうだ。想像もしていなかった快楽の波。それに呑みこまれながら、亀頭から精液が吹き出る。妖しい闇色のオーラを漂わせる白濁液が子宮に拡散し、中を席捲する。亀頭で出口を塞がれた状態でまるで小水のように注がれる精液が内側を押し広げ、箒の腹をどんどん膨らませていった。

 一夏の種付けによって箒は完全に意識を手放す。

 無防備な状態となるが、女神はただ微笑むばかりで何もしない。箒に『精神掌握』の力を送ったのも、そもそもが双子の神の策略だったのだろう。

 その双子が、一夏に向かって片手を突き出した。

「進化の時間」

「新しい神の誕生だよ」

 その瞬間、一夏を囲むように光の柱が出現する。天を裂き、辺りの夜を昼間に変えるほどの光。その中心にいた一夏は、絶頂によって奪われそうになっていた意識を手放した。何かに引っ張られるような感覚と、体が浮くような心地よさを抱きながら。

 地上と天を繋ぐ光の柱。

 それに気がついた学園の女たちが、誘われる形で校舎へと向かい、光の柱を目にして次々に平伏した。初めて神を目の当たりにした信仰者のように、喜びに打ち震えながら大粒の涙を流していた。その中には、先ほど束の玩具となっていたセシリアたちの姿もあった。

 少しして、一夏だけに留まっていた光の柱はその範囲を広げていった。

 校舎を、校庭を、関連施設を、学園が建つ人工島の全土を覆い尽くし、そこに神の祝福を施す。

 この世界の新たな神、織斑一夏によって統治される聖域がここに誕生した。

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