一夏は夢を見ていた。
IS学園で仲間の少女たちと共に送る生活。事あるごとに騒動に巻き込まれて平和とは言い難いが、それでも充実していた。もっと穏やかな学園生活を望んでいたが、現実で起きている出来事に比べれば夢の世界は格段に良いだろう。
いいな。と一夏は呟き、これ以上は自分が辛くなるだけだと感じた。
意識的に夢を閉ざす。すると、意識がだんだんと引き上げられた。それに従って体の感覚が呼び覚まされ、目を覚ました瞬間には全身に柔らかい感触が伝わってくるのを感じ、またかと諦めにも似た感情を抱く。
目蓋を開いて視線だけで周囲を見渡せば、案の定の光景が広がっていた。
「一夏。おはよう。おチンポよりもお寝坊さんだね?」
一夏の股間に跨って肉棒を膣で咥え、腰をゆさゆさと動かすシャルロット。
「おはようございます、一夏さん。あぁ、今日もとても素敵なご尊顔ですわ」
一夏の右側で横になって、耳に向かって囁くセシリア。
「おはよ。本当に一夏って、寝起きの顔も格好いいわね。欠点ないでしょ? このイケメン!」
一夏に添い寝をして左腕に抱きつき、にこにこと笑う鈴音。
「ふむ。私の嫁が起きたようだな。シャルロットの綺麗な尻で見えないが」
シャルロットが膣穴で食い漁る肉棒の根元、陰嚢をうつ伏せの体勢で舐めているラウラ。
お馴染みの面々が揃っていた。箒や千冬たちは連日、外部から寄せ集めた資材を学園内に搬入している関係で指揮を執っており、傍にいないことも多い。今朝はこの四人が対応するようだ。衣服を脱いで真っ裸になり、一夏とできるだけ肌を触れ合わせている。室温を調整して夏の暑さとは無縁とはいえ、これだけ人肌に囲まれれば少し暑いと感じる。
しかし、離れてくれとは言いにくい状況だった。
「どうしたの、一夏。あたしのこと犯したくなっちゃった?」
鈴音が小さな胸を一夏の左腕に押しつけ、こりこりと乳首を擦りつけてくる。機嫌が良さそうで、しばらく一夏から離れてくれないだろう。
それは、鈴音に対抗して一夏の右腕を乳房で挟み込んだセシリアも同様だ。
「鈴さんの次は私にもお恵みを。今日も私の卵子が一夏さんの精子に犯されるのを待ち焦がれていますわ」
「だってさ、一夏。あたしとセシリア、好きなほうを選んで? あたしも可愛いけど、セシリアはスタイルも良くて抱き心地抜群よ。朝の性欲処理にはピッタリ。あぁ、あたしもセシリアみたいに超絶美人に生まれたかったなぁ」
「うふふ、何をおっしゃいますか、鈴さん。鈴さんもとっても可愛らしくて羨ましいですわ。隣の芝生は青く見える、というのはこういうことでしょうね。鈴さんが抱き着いて可愛く笑い掛ければ、それだけで一夏さんのお射精を促進してくださるでしょう」
「はぁ? セシリアのほうが可愛いから」
「鈴さんのほうが可愛らしいに決まっています」
「セシリアよ!」
「鈴さんですわ!」
仲良く喧嘩とは、こういう状況を指すのだろうか。少し前は普通に口論をしていたはずだが、一夏の女としての立場を盤石なものとして固い結束で結ばれた二人は、今度は相手を褒め合うような争いを見せるようになった。
もっとも、自分の意見を通そうとするのは、鈴音もセシリアも変わっていないが。
そんな二人へ、一夏の上で腰を振るシャルロットが口を挟んだ。
「まあまあ。二人とも可愛いってことで、手を打たない?」
「シャルロットは黙っていなさい! この僕っ娘隠れ巨乳フランス美少女!」
「そうですわ! 属性が多すぎて羨ましい限りです!」
「えー……」
シャルロットも被害を受けて苦笑を浮かべつつ、尻を振り動かす。肉棒の根元までシャルロットの膣奥に埋まり、意図的な締め付けを浴びせられる。ガッチリと掴まれた状態で興奮が急上昇する中、黙って行われるラウラの奉仕が陰嚢を温める。
「くぷっ、ちゅぷっ、ちゅぽんっ、ぬちゅっ、んんっ、ぢゅるっ、ぬぷぷっ!」
ラウラは小さな口で玉袋を咥えられるだけ咥えて、唾液と舌で熱を与える。黒い眼帯を外して金と赤の瞳で大きな陰嚢を映し、それを愛することだけを考えている様子だ。ラウラの水音と熱い呼吸音はやがて周囲に影響を及ぼした。
「争うよりも、一夏のことを気持ちよくしないとね」
「はい。全ては一夏さんのために、ですわ」
「というわけで、耳いただきまーす。ぐちゅっ、ぢゅぷっ、ぐちぃっ、ぐちゅっ。ぢゅぶっ!」
「左耳も舌で塞いで差し上げますわ。ぐぷっ、ぐぽっ、ぢゅるっ、ぐちゅぬちゅっ!」
温かい舌で両耳を塞がれ、周囲の音が遠ざかる。セシリアと鈴音の耳舐め音と吐息以外に何も聞こえず、鼓膜がダイレクトな刺激を受ける。「ぅああっ……!」と一夏は声を漏らして腰を浮かせた。
その腰は、シャルロットの尻餅によってベッドに戻される。
目の前でシャルロットが華やかな笑みを口元に結んでいた。純粋なものではなく、何か悪巧みをしていそうだ。普段は大人しいが時折腹黒い一面を見せるシャルロットは果たして、一夏を翻弄する行動に打って出た。
それは、品性をかなぐり捨てて肉欲を優先した杭打ちピストン。
「あんっ! ぁっ! んんっ! はぁっ! あぅっ! あんっ! あんっ!」
にやけた表情で一夏の乳首を両手の人差し指でこねくり回し、膣内でぐぽぐぽと音を立てながら肉棒を抜き差しする。前屈みになって尻だけを器用に動かして実行されるそれによって、増幅した快感が肉棒を嬲り始めた。
「一夏ぁっ、あっ、はぁっ、んっ、あっ、ぅっ、んんっ、あんっ!」
喘ぎ散らすその声は大きく、ぐっぽりと穿り返すような耳舐めの最中でも聞こえた。それに対抗してセシリアと鈴音が舌の動きを加速させた。一夏の脳が強い興奮状態に切り替わる。
茫然としたままの一夏の下に集い、自分にできることを最大限務める少女たち。いくら一夏が神になったところで、それに耐えられずだけの強靭な精神を突然手に入れられるわけもなく、一夏の射精欲求が高まっていく。
「出してっ、粘々ギトギトのおチンポ汁っ、僕の卵子が全面降伏して一夏の精子を待ってるよ? たっぷり注ぎ入れて孕ませてみようよっ。一夏の赤ちゃんを妊娠して身重になった僕の姿、見てみたいよね?」
想像してしまう。シャルロットのみならず、まだ孕んでいない女たちが勢揃いして丸々と膨らんだ腹を抱えている様子を。皆、嬉しそうな顔をして一夏に感謝を告げ、そして子種を与えてくれた一夏に跪くのだ。
駄目だとわかっていても妄想は捗り、一夏は自分で自分の首を絞めることになった。
「うっ……」
一夏の呻きに合わせ、尿道から精液が迸る。
びゅるるるっ、どびゅるるっ、ぶびゅーっ、びゅくっ、どびゅっ、どぷんっ、どくっ!
「あ、ぁあああっ……!?」
精液ゼリーで子宮の底を殴られ、シャルロットが仰け反った。後ろに倒れそうになるシャルロットをラウラが寸でのところで支え、元の騎乗位体勢に戻す。そればかりか、シャルロットの肩を押して腰を沈ませたことで、子宮に亀頭がより深く食い込む。
子宮を満杯にした上で、無理矢理詰め込んで腹が膨らむ。シャルロットが求めていた疑似的なボテ腹が作られ、それを見たラウラたちの表情に欲望が走ったのを見た。シャルロットと同じように、早く自分も精液を提供してもらいたいのだろう。
「あたしも孕ませて? あたしよりも何もかも優れた優秀な一夏の遺伝子で」
「私のオルコット家の遺伝子も、一夏さんと結びつくのを楽しみにしております」
「嫁よ。こんな私だが、普通の人間らしい出産をしてみたい。だから、孕ませてほしい」
各国の美少女から同時に種付けを懇願され、朝から刺激が強すぎる。射精の勢いが増して追加の精液をシャルロットに提供してしまう。蕩けて放心状態に陥っていたシャルロットは艶やかに笑い、精液で膨らむ腹を撫で擦る。
「今度こそ頑張って受精するね? 一夏」
男としては喜びしか感じないはずのその言葉でも、一夏は罪悪感を抱いてしまう。そういう状態で固定された以上、取り払うことはできない。また、喜びを感じていないわけではないため、悪いとは思っても強い誘惑には逆らえない。
シャルロットの後も、一夏は他の三人と繋がった。
場所を変えて順番に一夏に跨る美少女たち。口を開けば一夏や他の仲間を褒め称え、一夏の気分を害することなく射精に導く。雄がどれだけ優れた生物で、その雄の頂点であり神でもある一夏がどれだけ素晴らしい存在か。承認欲求を満たす言葉で鼓膜をたびたび揺らされ、煽られながらどぷどぷっと精を放出。
何も考えずにこの快楽に浸ることができればいいのに。
思った直後、一夏の精神は初期化され、再び罪悪感が脳を支配した。
「一夏、見て見て。あたしの精液ボテ腹。きっと受精中よ?」
「一夏さんの将来の子供たちで体の内側を満たされて、私はとても幸せですわ」
「子種汁の粘り気が強くて、子宮から全然垂れ流れてこないよ? 本当にすごいね、一夏って」
「これが女の悦びか。この世界に生まれてきて、一夏と出会えて本当に良かった」
本物のボテ腹ではないが、一夏の眼前には腹を膨らませた美少女四人。
いつか千冬たちのように孕むだろう。もしかすると、発覚していないだけで今日までの間に妊娠しているのかもしれない。各々の次の生理予定日から一週間後くらいに妊娠検査薬を使えば、陽性の判定が出るかもしれない。
そのときに抱く雄としての幸福感とは別の罪悪感を考えると、今から憂鬱な一夏だった。