近づくと、雅から仄かな香りが漂ってくるのがわかった。昔と同じ。安心感のあるそれは一夏の理性を溶かし、気がつけば自然と雅の体に抱きついていた。
「うふふ」
白装束に包まれた実の詰まった乳袋。恵まれた巨乳を持つ娘たちよりもさらに大きく、一夏は膝立ちの体勢でそこへ顔を埋めた。むにゅんっと顔を受け止めて柔軟に沈む乳房。一夏の後頭部に回された雅の左手によって、一夏の顔面は胸の谷間に挟まる形となった。
やばい。鼻と口を胸に塞がれ、一夏はそう感じた。
この状態で呼吸をすると、雅の香りが一夏の肺を出入りする。一回、また一回と回数を重ねていくに連れ、頭がぼうっとしてくる。早く顔を上げないと、とは思うものの、全身から力が抜けて離れることができない。
身体が無気力になる一方で、股間は熱く滾っていた。
「よしよし……」
雅の右手が一夏の背を撫でる。優しい声。慈愛に満ちた抱擁。顔を包み込む温かい胸。圧倒的な母性によって理性はどんどん刈り取られていき、代わりに欲望が一夏の中で存在感を強めていく。
昔、こんな風に抱き締められたことがあったような。遠い思い出に想いを馳せながら、一夏はズボンの中で肉棒をフル勃起させていると、雅の手によってゆっくりと胸から顔を離された。
「涎が垂れているわよ?」
これ以上ないほど惚けた顔で涎を垂らしていた一夏を見て、雅がくすりと小さく笑う。その笑顔は昔と何も変わらない美しさで、今の箒と似通った部分があった。いつかは箒も雅のような淑やかな美女へと成長するのだろうか。
そんなことを考えているうちに、一夏は雅の両手で頬を挟まれた。持ち上げられて、正面から雅の顔と向き合う形となる。
いったい何をする気なのだろう。一夏が思った直後のことだった。
雅が口を開き、舌を覗かせる。赤く、艶めかしい動きを見せるそれが、顔と共に近づいてくる。まさか、と思うよりも先に詰め寄った舌が一夏の頬に触れ、今しがた口の端から垂れたばかりの涎を掬い取るように舐める。
頬と口元に感じる舌の感触と熱。ぞくりと背を駆ける刺激に続けて、柔らかい感触が一夏の唇を襲う。
「ちゅ、ぅっ……」
雅が一夏の唇に、自身の唇を重ねていた。顔の角度を少しだけ傾け、深く繋がっている。伸ばしていた舌が今度は一夏の口内に押し入って、中でビチビチと暴れている。驚きで目を見張る一夏だったが、雅の表情は何も変わらない。
「くちゅっ、ちゅっ、んちゅっ、ちゅぷ、ぢゅぷっ、ぬぷぅっ、くちゅっ、ちゅくっ!」
食われている。そんな印象を一夏が抱く程度には、一方的な蹂躙だった。抵抗する気力のない一夏の舌を絡め取り、熱く握手を交わした後は、ぬちゅぬちゅと水音を立てながら唾液を擦りつけられる。これが、二人の子を持つ母親の実力。
隅々まで、一夏の存在を確かめるように雅が口内を確かめている。確認が終わった場所は漏れなく雅の唾液に濡れていく。それを次々と繰り返していくうちに口いっぱいに雅と一夏の唾液が溜まっていった。
もうすぐ口の許容量を上回ってしまう。
再び口から唾液が垂れ出る前に、雅の舌が口内から出ていった。
「はい、ごっくんして」
もはや、雅の言葉に従うのが当たり前と感じていた一夏は、口を閉じて喉を鳴らした。ごくり、ごくりと唾液を嚥下していく。それを見ていた雅がわかりやすい興奮を表情に浮かべたのに気づきながら、最後まで唾液を飲みほした。
「お口の中、見せて……」
「ん、ぁ……」
口を大きく開けて、中を見せる。
あれほど溜まっていた唾液は見る影もない。全てが一夏の中に取り込まれたのだと一目でわかる光景は、雅にさらなる興奮を与えたようだ。
一夏が幼馴染の母親としてはいけないことをして興奮しているように、雅もまた娘の幼馴染と繋がることに背徳感を抱いているようだ。少し着崩れて白装束から谷間を覗かせる乳房は深い呼吸で上下に膨らみ、白い肌はほんのりと熱を帯びている。
「一夏君……」
体内に蟠る熱を発散するように、雅が吐息混じりの声を放つ。
「もっと、君の成長を感じさせてくれる?」
告げられた言葉の魔力に逆らえる状態ではなく、一夏はこくりと首を縦に揺らした。
「お布団に仰向けになって」
雅に言われ、一夏は黙って従う。IS学園の女子たちを食らうときとは違う緊張感に包まれる。一夏の中に残された良心が警鐘を鳴らすが、それ以上の仄暗い下心が脳を支配し、全身を操る。
「本当に、すごく大きい……」
ズボンにできた急傾斜の山。一夏の傍で正座をした雅がそれを見下ろし、白く細い指を山に這わせる。湿った先端から、ピンと張り詰めた布地を這う。直接触れられたわけではないのに、過剰な快楽が一夏に供給される。
直接触られたら、いったいどうなってしまうのか。
一夏の心を読んだかのように、雅が唇を一舐めしてから告げた。
「もっとよく見せて頂戴ね?」
一夏の返事を聞くこともなく、雅はズボンに両手を掛けた。腰とズボンの間に指が入り込み、ズボンを引きずり下ろす。勃起した肉棒が途中で引っ掛かってしまうが、どうにか足元まで下ろすと、雅の視線は再び股間に注がれた。
「まあ……」
下半身は下着一枚。肉棒の存在感がより強く放たれ、傍の雌を翻弄する。
Lv.100チンポによって、唾液に媚薬と同様の性質を持つようになった一夏。その一夏と交わったことで雅の内側に媚薬が取り込まれた。その上、女にとっては目にするだけで興奮を引き起こすLv.100チンポの存在を前にしている。
結果、こうなるのは必然だった。
「夫以外の、初めての陰茎……」
うつ伏せになった雅が、下着が形成する肉棒のテントに顔を押しつける。明らかに先ほどよりも余裕を失い、雌の顔を見せている。ビクッ、ビクッと下着の中で揺れる肉棒を見て相好を崩し、下着の上から舌を這わせる。
少しの間、そうしていた雅だったが、すぐに我慢の限界を超えたようだ。
「脱ぎ脱ぎしましょうね?」
またしても、一夏の返事を待つことはなかった。
ズボンと同様に脱がされていく下着。焦らすようにゆっくりと、肌が見えていくごとに雅の情欲が強まるのを感じた。生えた黒い陰毛を見て一夏の成長を実感し、太い幹を伸ばす赤黒い肉の槍を見て驚愕し、反り返った凶悪なエラを見て感嘆とした吐息を漏らす。
下着から完全に解放され、完全体を露わにした肉棒を見た雅が取った行動は――。
「あ、あぁ……」
チンポへの頬擦りだった。
年齢を感じさせない大和撫子な美女の心は即座に服従を選び、一夏への求愛を敢行した。それが娘の幼馴染であろうと関係はない。この雄は世界の頂点に立つ者だと骨の髄まで理解し、雌としてできることをしたのだろう。
「雅、さん……」
一夏からすれば見慣れた光景とはいえ、相手が相手だ。一夏を小さい頃から知っている雅。雅にとって一夏はどれだけの月日が経とうと娘の幼馴染であり、仮に一夏が箒と結婚して義理の親子になったところで大人と子供の関係は変わらない。
決して逆転するはずのなかった関係に今、変化が訪れようとしていた。
「こんな……。夫の陰茎が、子供みたいに……。こんなにも、成長できるものなの……? あぁ、頬が熱い……。芯が通っていて、とても硬い……。陰嚢だって、こんなに大きくなるだなんて……。いったいどれだけの子種がここで……」
呟きながら頬擦りを続けていた雅は、鼻先を亀頭に寄せた。そして、花の匂いを嗅ぐようにすぅっと息を吸う。瞬間、雅の目がとろんと緩む。雅から送られてくる眼差しの熱が強くなるのを感じながら、一夏は雅と視線を合わせた。
「聞かせて? 一夏君の身に何があったのか。お願い。お願いします、一夏様……」
問われ、雅の唇が亀頭に触れる。
尿道口に捧げられるヴェーゼ。天を向いて硬く張り詰めた肉棒の根元から、裏筋までの道程を雅の指が何往復も這い回る。空いている手では陰嚢を恐る恐る弄り、徐々に慣れていって揉み解しへと移行する。
「ちゅっ、ちゅっ、んちゅっ……」
何度も尿道口にキスを捧げられ、一夏は心臓の鼓動を速めながら口を開いた。
そして、一夏は語る。雅の知らない一夏の歴史。
今に比べれば平和だった小中学生時代。しかし、高校入試から一夏の人生に大きな変化が生じた。本来はIS学園とは別の高校を受験するために訪れた入試会場で、偶然ISと出会い、それに触れたことでISに適性があることが発覚。あれよあれよという間に女子しかいないIS学園に入学させられてしまい、同級生兼ルームメイトとして、箒と再会した。
そして、入学式翌日。Lv.100チンポを神から与えられたことでよって、悲劇が起きた。
一夏がこれまでの経緯を語っている間、雅は耳を澄ませながら奉仕を続けていた。口づけはいつしかフェラチオに変わり、一夏から視線を一回も逸らすことなく亀頭を頬張り、竿を喉奥まで誘い込む。
「ぐぢゅっ、ぶぢゅっ、ぢゅるっ、ぐぷっ、ぐぽっ、ぢゅぼっ、ぬぷんっ、ぐぷっ!」
頬を窄め、嬉しそうにバキュームフェラをする人妻に思い出話をする一夏。予想もしていなかった光景は一夏の情欲を普段よりも速く膨らませ、精子の製造を加速させる。雅の口内に柔らかく締めつけられ、口内と唾液の熱をじっとり伝えられ、吸引される。
「ずぞっ、ずぞぞぞぞっ、ぶぢゅるっ、ぢゅるっ、ぐぢゅっ、ぶぢゅっ、ぢゅるる!」
先ほど、夫以外の陰茎は初めてだと雅は言っていた。つまり、このフェラチオは夫である篠ノ之
柳韻は一夏が通っていた篠ノ之道場の師範だ。同じく門下生だった箒と一緒に竹刀を振るい、一夏は柳韻から厳しくも優しい指導を受けた。親という存在を知らない一夏から見ても人格者であり、いい父親だと箒を羨ましく感じていた。
厳格な柳韻と品の良い雅が夜な夜な激しい行為に及ぶ様を想像する。
そして、柳韻のみを愛していたはずの雅が今、娘によって洗脳され、娘の幼馴染にフェラチオを仕掛けている。一夏を一夏様と呼び、忠誠を捧げ、チンポ舐めと金玉マッサージを行う光景は劇物だった。
体の中を巡る血液と、どろどろとした背徳感。人妻の理性を奪い、寝取ることで得られる味わい深さ。初めての感覚に一夏は混乱し、呼吸が浅くなっていくのを感じながら、遂に臨界点に到達した。
「んぐぅっ!?」
何も言わず、雅の口内で射精。
頭をぶん殴られたかのような精神的な衝撃と、快感。雅の口内を粘ついた精液で制圧し、それを飲ませる。自分が行ったことだというのに、どこか他人事のように感じていた。
ぶびゅるっ、びゅるるっ、どびゅびゅっ、びゅーっ、びゅーっ、どくっ、どくっ!
「ぁ、ぅあっ……」
一夏はだらしなく開いた口から声を漏らし、布団に身を預ける。
今はただ、何も考えずにこの快楽を楽しんでいたい。一夏の中で、他人の物を奪うという寝取り属性が新たに確立されていく。それを否定することもせず、チクリと胸の内側を何度も襲う罪悪の心と戦いながら、できるだけ脳みそを空っぽにして雅に精液を飲ませた。