夕食時。混み合う学生寮の食堂に一夏はいた。注文したのは安定の和食。以前のように箒に認識を操られて『券売機』を使わされることもなく、無事に料理を受け取って、テーブル席に座って落ち着くことができた。
落ち着くと思い出してしまうのは、今日の出来事。幼馴染の母親を犯し、堕として女にしてしまった。雅はこのままIS学園に滞在するようで、一夏が呼べばすぐに傍に向かうと言っていた。母として甘やかす準備も、女として交わる準備もできている、と。
呼んではいけない。わかってはいるが、考えるだけで食欲とは違う欲求が滲み出てくる。
「どうしたのよ? 食べないの?」
欲求を振り払うように慌てて首を左右に揺さぶった一夏に、右隣に座っていた鈴音が声を掛けてきた。横を向くと、至近距離から一夏を覗き込む鈴音のぱっちりとした眼。何というか、食事にギリギリ支障がない程度ではあるが、距離が近い。それは本当に部屋着なのか? 水着か何かと勘違いしていないか? と一夏が思うほどに生地の少ないラフすぎる恰好のため、健康的な肌が一夏の視界に飛び込んでくる。
「何でもない」
「そう? 何かあったらすぐにあたしに言いなさいよ?」
八重歯を覗かせて快活な笑みを見せる鈴音は、箒と女神によって操られる以前よりも素直で、可愛く見えた。初めて鈴音と繋がった日以降、一夏に暴力を振るうこともなくなった。じゃれついてくることはあるが、一夏を傷つけるということは絶対にしてこない。
それは他の少女たちも同様で、むしろ一夏に害が及ばないように、周囲に注意を払っているようだ。まるでボディガードだ。そのおかげで一夏が一人になる時間は限られてしまうのだが、こればかりは箒と千冬が許してくれなかった。
今晩は一人で夕食を取りたかったが、許可は得られず、鈴音が護衛についている。
いったい皆は何と戦っているのか。敵などいないというのに。
ラーメンを美味しそうに食べる鈴音の横で、一夏は箸を手にし、食事を始めた。
鯖の味噌煮定食。お盆に乗っているのは、白米、鯖の味噌煮、みそ汁、漬物、和え物という品揃え。いつもと変わらないメニューのはずだが、それぞれの見た目が違う。これまでも自分が作ったとき以上の見栄えの良さと幸福を感じさせる味で、毎日食事が楽しみだった。IS学園には世界各国の生徒が在籍しているため、メニューも多国籍で、安定した和食以外でも一夏はたびたび様々なメニューに挑戦し、食の奥深さを噛み締めていた。
品のいい色合いの味噌に表面を染める鯖。伸ばした箸で簡単に解れる身の柔らかさに驚き、それを摘まんで恐る恐る口に運ぶ。落ち着け、ただの鯖の味噌煮じゃないか。食事時だというのに妙に緊張しながら、一夏は鯖を口に入れ、咀嚼した。
その瞬間、一夏は目を疑った。
たった今食堂にいたはずの自分が、深い海の中にいたのだ。しかも全裸で。
「はっ……!」
なぜか海にいて、呼吸ができることに狼狽えていた一夏は、接近する存在に気がついた。
それは鯖の群れだった。広大な海を悠々と、しかし、猛然と泳ぐ鯖たちが一夏へと迷いなく進行し、全身を包み込んでいく。一夏を中心に泳いで全方位を覆い尽くす鯖たちは、どういう体内構造になっているのかは知らないが、開いた口から味噌を飛ばし、一夏に叩きつけてくる。
「ぐ、ああぁあっ!?」
鯖に包まれ、襲い来る味噌の爆撃を浴び、一夏は大声を上げ、意識を刈り取られた。
「一夏? どうしたの、大きな声を出して」
「え……」
鈴音に声を掛けられ、一夏は見ていた幻から解放された。
慌てて周囲に視線を巡らせるが、何の変哲もない食堂風景だった。誰もかれも、肌面積の多い恰好で目に毒ではあるが、それも今の一夏には日常風景に過ぎない。その中に全裸よりも危うい恰好をした少女たちが何名かいたが、なるべく視界に入れないように努めた後、一夏は自分のお盆に視線を落とした。
「あれ……? 俺の鯖は?」
一口だけしか食べていないはずの鯖の味噌煮は、半分ほど消失していた。ついでに言えば、白米や味噌汁も減っている。まさかと思い、一夏は横の鈴音に視線を送る。
「え? 何?」
「鈴、俺の鯖、食べた?」
「何言ってるの? 自分で食べてたでしょ。それも、すごく美味しそうに」
言って、鈴音は食事を再開した。普通の醬油ラーメンに見えるのだが、鈴音の表情は普段よりも幸せそうだった。とても嘘を言っているようには見えない。鈴音もまた自分の世界に入っているようで、一夏のことも忘れて食事を続けた。
一夏は再びお盆に向き直り、より慎重に、鯖へと箸を伸ばした。
まただ。油の乗った鯖と、深みのある味噌の味。両者に襲われながら、一夏は思い出した。
そうだ。確かに俺は鯖を食べた。その勢いで白米を口に放り込み、みそ汁を啜ったのだ、と。そんな直前の記憶を一時的に忘れるほどの圧倒的な美味。初めて出会った、食の頂に近い料理。一夏は夢中になって顎を動かし、和え物や漬物にもまた別種の衝撃を受けながら、よく噛んで最後の一口まで食事という行為に没頭した。
完食。
満ち足りた表情でお茶を飲んでいた一夏の横で、同じように幸福に打ちのめされた鈴音が水を飲んで一息ついていた。
「そう言えば、箒が料理人を大量に雇うって言ってたわね……。どっかの有名な料理学校の卒業生もいるそうよ……」
「え、なんで……?」
「一夏にもっと美味しいものを食べてほしいからでしょ……?」
「そっか……」
「幸せね……」
「ああ……」
まったりとしている一夏たちの周りでも、黙々と食事を続ける生徒や、堪能しきって茫然とする生徒もいた。なぜか直前まで服を着ていたにも関わらず、衣服がはだけていた者もいるが、一夏の視界には入らなかった。
一食分とは思えない満足感を得ながら、一夏はふと思った。
雇うって、本人の同意を得た上での正式な採用だよな? 洗脳してないよな。
もしも後者だったら、どうしよう。こんな味を覚えてしまっては、以前の食事では満足できないかもしれない。この状況は非常にまずい。性欲だけではなく、食欲まで箒の支配下に置かれてしまっている。
なんとか、なんとかしないと。
「また、今度考えよう……」
余韻の残る食の幸福を薄めたくない一夏は、問題を先送りにした。
一夏は食堂を後にすると、廊下を歩いて自室に向かっていた。右腕には鈴音が抱き着いていて、まるでカップルのようだ。いいなー、と女子たちが羨ましそうにしている脇をすり抜けて何かされる前にとその場を離れる。
「食休みしたら、お風呂に行くわよ?」
「いや、俺は部屋のシャワーでいいよ」
鈴音の言うお風呂とは、勿論男女共用となった大浴場のことだ。自分からは行く気になれず、一夏は自室のシャワーで済ませようとすることが多い。半ば強制的に連行されて混浴を余儀なくされることのほうが多いのだが。
「そ。じゃあ、そっちでもいいわ」
「いいのか?」
また無理矢理連れていかれると思っていたが、どうやら今日はいいらしい。
「人が多いとゆっくりできないでしょ」
「まあ、そうなんだけど……」
人が多いというよりは、自分以外が全員美少女という環境での入浴に困っているのだが。それも、隙あれば揉みくちゃにされ、視界がおっぱいでいっぱいになる。膣穴で肉棒をゴシゴシと扱かれて、子種を吐いてスッキリさせられてしまうのだ。
「じゃあ、ここで……」
部屋の前に着き、一夏が鈴音と別れようとする。
だが、引っ張った腕には、まだ鈴音が抱き着いている。慎ましくはあるが、それでも十分柔らかい胸を腕に押しつけている。ニッ、と白い歯を見せて笑う鈴音に苦笑を向けつつ、一夏はさらに腕を引っ張った。
「おい、鈴」
「あたしと一緒に入りましょ?」
「だから、大浴場には行かないって」
「一夏の部屋のシャワーでいいって言ってるでしょ?」
そう言うことか。鈴音が許可を出した理由を理解した。要は、一夏を独り占めするつもりなのだろう。この場に他の面子がいないから、箒たちから許可を取って単独で一夏と接しているのだろうが、大浴場では他の女子も大勢いる。
「断ったら……?」
一夏は毎度の確認を取ると、鈴音は穏やかな表情のまま言った。
「一夏に拒絶されたショックで自殺するけど?」
それが何? と鈴音は続けた。
口元は笑っているのに、目は笑っていない。綺麗な瞳の奥に見落とせない闇を見たような気がして、一夏は息を呑む。言葉に詰まった一夏を、今度は鈴音が引っ張った。一夏の部屋へと堂々と入り、鍵を閉める。
「お風呂でイチャイチャしよ?」
脱衣所に入ってすぐに、背伸びをした鈴音に耳元で囁かれ、一夏は立ち尽くしたまま股間をビクつかせた。それは鈴音にしっかりとバレていて、股間を手の平ですりすりと撫でられながら意地の悪い笑みを向けられる。
「馬鹿な一夏。もっとチンポに従って生きたほうが楽なのに」
それができれば、こんなに悩むこともないだろう。ドクドクと巡る血と共に後ろめたい感情が広がっていく。顔も体も熱く、股間はもうその気になっているのに、目の前の小柄な少女を汚すことに今も心を痛めている。
「早く堕ちちゃえ」
甘く囁かれ、耳に息を吹き掛けられただけで、チンポは先走りを漏らしていた。
本格的に濡れてしまう前に、一夏は鈴音に服を脱がされていく。自分で脱ぎたいのだが、自殺を匂わせられると抵抗もできない。一夏に言うことを聞かせるにはこれが効果的だと味を占めた少女たちは、割と気軽に自身の命を人質に取っていた。
本気で死ぬつもりはないだろうと思いたいが、少女たちの目を見ていると冗談ではないのだと実感することもある。放っておけばISを展開し、自分の頭を吹き飛ばしてしまいそうで怖かった。
自分の命を危険に晒すのは辞めてほしいと何度も言っているのだが、こればかりは治らない少女たちの悪癖だった。
故に、一夏は少女たちに逆らえない。本当に強く命じれば、言うことは聞いてくれる。だが、それをするにはいつも、一夏の理性が足りていなかった。たとえるならば、半分常識人、半分ケダモノ。神となった一夏は、そんな状態で精神状態は固定されている。一時的に快楽に沈むことはできても、時間が経てば元に戻ってしまう。
「あたしの服も脱がせて?」
美少女に可愛く頼まれてしまえば、股間は疼き、手が動いてしまう。
「あは」
ホットパンツを脱がしながら尻を揉み、チューブトップをずらしながら、表に出てきた美乳の乳首をコリコリと指で擦ってしまう。一夏は勃起した生チンポを鈴音の下腹部に押し当て、臍の上まで簡単に届くんだぞと告げるかのように鈴音に身を寄せる。
「このチンポで、またあたしのおマンコ串刺しにするつもりなんでしょ?」
鈴音は、凶器同然の肉竿に垂れ下がるパンパンに膨れた金玉を右手で持ち上げる。指先をぐにぐにと沈ませ、中で急速製造中の精子の活動を応援するように、一夏に向かって揶揄うように言った。
「さすがにこの優秀なチンポでも、今回はあたしの勝ちかもね。いろいろと勉強した成果を見せてあげる。もう射精できませんって、泣いても許してあげないんだから。あたしの未成熟な体で、一夏を負かしてあげるわよ」
メスガキによる強気な発言。沸点の低いチンポは容易に挑発に乗ってしまい、竿の表面に血管を浮かばせる。「煽り耐性クソ雑魚すぎ」と嘲笑う鈴音の言葉が追い打ちを掛け、ますます怒張を強めてしまう。
「軽く揉んであげる」
どこからその自信が来るのだろうか。鈴音は一夏の手を引き、シャワー室に入った。
「ほら、早速入れちゃう?」
壁に手を突き、片手でマンコを広げてみせる鈴音。余裕を感じさせる笑顔で、女のウィークポイントである秘所を露出させる。ぷにぷにの陰唇の間から見えるピンク色粘膜と口を開けた小さな穴は、今すぐぶち込みたくなる魅力があった。
「一度入れたら、しばらく抜いてあげないからね? どくどくって精子連続でブチ撒けても、すぐに勃起させて、ぬこぬこ扱いてあげる。あたしとのセックスのことしか考えられないようになっちゃうかもね」
先ほどからあまりにも強気すぎる鈴音。いったい、何を考えているのか。
正体不明の自信を見せびらかす鈴音に近付き、一夏は鈴音の尻の上に肉棒を乗せる。常人ならば悲鳴を上げるだろう、ふとましい生殖棒。膣壁に引っ掛けるエラも大きく、一度挿入すればどんな女だろうと堕としきってみせるだろう。
鈴音も例外ではなく、既に敗北した身だ。
「遠慮、しないからな……」
もはや止められない。
一夏は鈴音の細腰を掴み、亀頭を膣口に食い込ませると、全力で突き入れた。
「んぁっ……!?」
膣壁を引っ掻きながら直進する。狭い穴を内側から広げていくだけで、鈴音の膝がガクガクと震えていた。あれ? と一夏は一瞬だけ冷静になるが、鈴音による膣締め運動による煽りを受けて、力を込めて腰を押し出した。
「かはっ!?」
子宮口にダイレクトアタック。ビクンッと鈴音の背中が跳ね、肉体越しに振動が伝わってくる。
何か策があるはずだ。一夏はキツキツマンコがもたらす快楽に酔いつつ、なるべく油断せずに畳みかける。オナホールを扱うかの如くぞんざいさで、自分を揶揄った小さな同級生の熱と締め付けをチンポいっぱいに感じる。
何かしてみせろ。
「んっ、ぉっ……」
子宮口をガンガン突きまくる。鈴音の隠し玉に警戒するあまり、逆に普段よりも丁寧さが失われている。これでは本当に性玩具扱いだ。髪を解くのを忘れたのか、入浴中にも関わらずツインテールに結ばれた髪が視界で暴れる。
鈴音の腰から手を離し、やかましいそれを両手で握る。
「ぁ、ひぃっ!?」
ツインテールという名のハンドルを掴んだまま、怒涛の攻めで鈴音を苛め抜く。段々と鈴音の尻の位置が下がりつつあるが、下から突き上げて元の体勢に戻す。もっと密着したほうがいいだろうと前進し、鈴音を壁に追いやった。
そうしていると、一夏は思い知らされる。
悲鳴を上げた小柄な美少女の髪を掴み、犯す自分の犯罪的な絵面。常識のある人間がこの場に立ち会えば、一夏は間違いなく性犯罪者認定される。
だが、こんな一夏の姿こそ、学園中の人間が見たいと思っている。一夏が下半身に従えば従うほどに、学園の女たちは沸く。そして、ありがたがりながら自分の欲を発散する自慰ネタにするのだ。
人目のある大浴場でなくて良かった。
そんな風に思ったとき、一夏は何か悪い予感を察知した。第六感とでも呼ぶべきか。この場には鈴音と自分以外誰もいないのに、大勢の人間の視線に晒されているような。よくわからないビジョンが脳内に流れた。
「あたしのこと、見える……? ほら、一夏にレイプされてまーす……?」
誰もいないはずの壁に向かって呟く鈴音の声は、余裕のない一夏には聞こえなかった。
「揶揄って、返り討ちに遭って懲らしめセックス……。んぁっ、やばっ、オナホみたいに使われるの最高っ……。チンポで奥まで穿り返されて、ひぃっ、あ、なにも、考えられない……。チンポ、チンポっ、気持ちいいっ……」
鈴音の締め付けが強化され、一夏を襲う。
これは、まずい。耐えつつも、一夏は腰振りの速度を上げる。
シャワー室の壁際に追い込まれ、逃げ場のない体勢でバック突き。鈴音が蕩け切った顔で壁に向ける。時折、余裕がないながらも、複数の場所へと目線を送って、ピースをする。余裕ぶるそんな素振りが気に食わないとでも言うように、一夏はチンポを押し込むと、鈴音の身体が跳ねた。
チンポにギッチリと纏わりつく膣肉。ぎゅっ、ぎゅーっと絞り上げ、精液を奪いとる
一夏は溜まらず射精した。びゅーっ、びゅーっと熱い白濁を吐き出して、鈴音の子宮に叩き込む。事前に十分に煽られたことで怒り心頭だった肉棒はよく射精し、一人の少女の子宮を容易に精液タンクに変える。
射精をしながら身震いする一夏は、油断し切った顔をしていた。先ほど感じた、居場所不明の複数人の視線のことなど、頭からすっかり抜けてしまった。雄として、生意気な雌ガキをわからせる優越感に浸る。
長い長い射精を終えても、一夏は鈴音と繋がったままだった。
鈴音が言った通り、抜かずのセックスを楽しむつもりだ。正気に戻ったときに罪悪感に襲われることなど考えにない。どこかに向かってピースをする鈴音の首に腕を回し、締めつけながら、犯し抜いた。
次第に形勢は一夏へと傾いていく。膝から崩れた鈴音を抱きかかえ、ベロチューしながら駅弁ファック。鈴音の意識が飛んで舌が動かなくなっても、一夏は鈴音の口内を好き勝手に舐め回し、唾液を啜った。
「あっ、あっ、あっ……!」
鈴音の両手を引っ張って、立ちバックで犯す。涙や涎で顔を濡らし、放心状態の鈴音を一方的に使う様は紛れもない性犯罪者だった。
最後まで犯し抜いてしっかりと種を注ぎ込み、一夏の前で気絶して倒れる鈴音。
チンポが抜け出てしまった。次はどの体位で犯そう。
鈴音の髪を引っ張って起こす一夏はそのとき、壁の一点に違和感を覚えた。
何回も使ってきたシャワー室の壁に、見慣れない黒い模様。汚れだろうかと思いながら顔を近づけると、それがカメラのレンズのようなものだとわかった。
「まさか……」
わかってすぐに、シャワー室を見回す。
やはりだ。一か所だけではない。周囲の壁や天井、床にまで仕込まれている。ざっと数えただけでも、十個以上。それだけの数のレンズが、この場の光景を映し、どこかへ映像を送っていたということになる。
今さらといえば今さらだが、発情した自分が第三者に見られていたことに青ざめる。
鈴音が妙に一夏を煽ってきたのは、一夏のチンポをイライラさせて、自発的に犯させるためだ。
まんまと罠に嵌ってしまった。
「やられた……」
この映像は、学園中の自慰ネタとして共有されるのだろう。学園関係者専用ページにも動画が幾つか投稿されているようで、見事にその仲間入りを果たすに違いない。
「今日はもう、寝よう……」
多少の理性を取り戻し、一夏は明日の朝に改めてシャワーを浴びることにした。寝ている鈴音の体を起こし、自分が汚してしまったところを手で洗い流す。まるで人形を洗っているような気分だった。
柔らかく、温かい人形。軽々と持ち上げることのできる小さな体。
陰部にそっと手を伸ばし、陰裂を開くと、中から精液がごぽりと垂れてきた。塊となった白濁液が降り注ぐ温かいお湯と混ざって排水口へと流れていく。掻き出しても、掻き出しても、流出は止まらない。
女を孕ませる子種。鈴音の中に大量に仕込まれたそれを見て、一夏は生唾を呑んだ。
どうせもう、見られたんだ。あと少しくらいなら。
見られているとわかると、変な汗を掻く。衆人環視に晒された状況で犯罪行為に走ることなど、普通では経験できないだろう。しかし、それは一夏を誘惑する。既に手遅れという状況が背を押して、一夏を一時的に睡姦レイパーへと成長させる。
シャワーを流したまま、できるだけ自分が立てる音を聞かないように、一夏は鈴音を抱き締めて犯す。唇を塞いで接吻したまま、せっかく精液を掻き出した膣内にチンポを再挿入し、擦りつける。
一夏の意志によって、映像記録は延長される。
少しだけ。あと、少しだけ。
射精しても全然収まらず、言い訳をしながら鈴音を使い尽くす。
一夏が行為を終えたのは、鈴音にお掃除イラマチオで搾り取ってもらった後だった。顔射や腋射、髪コキなど、普段はしないこともしてしまい、鈴音の全身は文字通り白濁液をぶちまけた状態だった。
「本当に、ごめん……」
これ以上は動画が延長されてしまわないように、一夏は蘇った理性で強く反省しながら、鈴音の柔らかい肌に付いた精液を手で優しく洗い流したのだった。
一夏が鈴音に欲望を叩きつけ、その様子がライブ配信されて学園中が興奮の只中に置かれている同時刻。学園の地下施設にて、三人の美女が集っていた。千冬、束、箒だ。まだ試作段階ではあるが、お揃いの『特製ISスーツ』を着用している彼女たちは、眼前に浮かぶ複数のディスプレイの一点に注目していた。
「様子はどうだ? 束」
千冬は妊婦専用のISスーツに包まれた腹を撫でながら、椅子に座ってコンソールを操作する束に尋ねた。
「問題ないみたい。『門』は正常に稼働中だよ」
束はいつも通りの余裕に溢れる微笑みを浮かべ、両手を軽やかに躍らせる。目まぐるしい速度で入力が行われているが、二人の視線の先にある映像、別室に置かれた『門』と表現すべき設置物に目に見えた変化はない。
それもそのはずで、現在束が取り掛かっているのは新たなISの開発という完全に別の案件だった。束の愛する一夏を狙う不届き者が現れないとも限らず、一夏を守るために行動する親衛隊に与える予定となっている。同時に、学園の防衛設備の見直しも行っており、完全に何らかの敵対者を想定した動きを見せていた。
「私の調整はいらないかな。さすがは女神様だね。どういう仕組みなのか見当もつかないよ。一度詳しく構造を調べてみたいけど、駄目だよね?」
束は期待に満ちた眼差しを向け、しかし諦めたような声音で背後の箒に問いかける。
「ええ。これは一夏と私への、女神様からの贈り物ですから」
「だよねー」
門は、この世界に誕生した瞬間から既に完成されていた。製作者は、一夏にLv.100チンポを与えた黒の女神。利害が一致するということで箒と以前から密かにやり取りをしていて、一夏を堕としたご褒美を今回与えられた。
黒色で統一された四角い外壁と、ぽっかりと空いた穴に深い闇を渦巻かせている。長時間注視していれば引きずり込まれてしまうのではと思わせるほどに、不気味な雰囲気を感じる。明らかに人智を超えたものであり、本来は人間界に置かれるものではない。
この門の正体。それは、異世界に繋がる転移門だ。
いずれは一夏の支配下に置かれるこの世界とは違う、別次元に存在する世界。それはこことは似て非なる世界観だったり、全く異色の世界観だったりと、可能性に満ち溢れている。無限と呼ぶに相応しい世界に一方的な接続が可能で、異世界に住む生物を調べ、対象を選んでこちら側の世界に招くことができる。
つまりは、一夏の欲を満たすための玩具だ。この世界だけでなく、異世界の美女や美少女を一夏に食らってもらい、侍らせ、楽しんでもらうためのもの。まだこの世界すら支配できていない段階で気が早いとは思うが、女神は既に遥か先を見据えているらしい。
貰っておいて使わないのは駄目かと思い、箒は既に門の試運転を行っていた。
慎重に慎重を重ね、この世界に近い世界観の異世界を選び、戦闘力を持たない一般人を連れてきた。門に備わっている推奨機能を使ってお勧めの人材を選び、リストアップしてよく吟味した上で、ようやくこちら側に連れてきたのだ。
門から強制的に拉致した女は、一夏の精液を薄めたシャワーを散布し、無力化した。箒の精神掌握を使うことも考えたが、一夏の精液のほうが完璧な制圧が行える。勿体ないが、以前楯無と簪を使って搾り取らせた一夏の精液を使うことにしたのだ。女たちは皆、まだ出会ってもいない一夏の魅力に酔い、学園に堕ちた。
何かおかしな行動を見せないか監視しつつ、学園のために働いてもらっている。
いずれも優秀な人材で、この広い世界で探し回るよりも簡単に一夏好みの女を揃えることができる。勿論、世界征服に伴ってこの世界の女たちも手駒にする予定だが、門から強制雇用ならびに永久就職させた女のほうが多くなっていくだろう。
「そろそろ学園以外にも支配圏を広げていかないと手狭になりますね」
「どこから攻めるかは悩むが、一夏と箒の力があれば国単位であっても支配は容易いだろう」
「国もいいけど、目障りな組織が動き出しているみたいだよ? 狙いはいっくんかな?」
「どこでそんな情報を?」
「くーちゃんが調べた情報だよ」
「誰ですか?」
「あ、そう言えば知らなかったね。今、拠点を引き払ってもらってるから、終わったら学園に連れてくるね?」
「一応、学園に入れる前に一夏の精液を嗅がせておいてください」
「りょうかーい!」
今後の方針を話し合う三人。全ては一夏のために。その共通認識の下、三人は魔の手を伸ばす。目障りな組織に、国に、異世界に。今や学園そのものが他の何物をも凌駕する悪意に育ちつつあるのだが、三人を含めた学園中の者たちにその自覚はない。
『世界を一夏様の物に』
三人は示し合わせたように声を揃え、口元を綻ばせた。
一応、現時点で『クロスオーバー』のタグをつけておきました。
今後登場する可能性があるかもしれませんが、別作品のキャラが本編にガッツリと関わってくることはないです。あくまで一夏の餌として登場します。まあ、気が向いたらになるので、登場しないかもしれませんが。
それよりもたぶん、クロスオーバーではなくISのソシャゲ版である『アーキタイプブレイカー』のキャラの登場を優先させるかもしれません。こちらも可能性があるというだけです。
それと、天国編は地獄編の前に挿入しておきました。更新頻度は低いので。