抜けるような青空に、燦然と輝く太陽。紺色のサーフパンツ一枚だけを履いた一夏は、ひりつくような陽射しを塗れた髪や肌に浴びながらプールの縁に座っていた。伸ばした両足はひんやりとした水中に沈み、上下に動かすと水を掻き分ける軽い重みが伝わってくる。
「ふぅ……」
一夏は肩に掛かっていた余計な力を抜くように、息を吐いた。
本格的な夏に入って、気が休まる時間がなかった。女神や箒たちとの戦いに身を投じ、精神を擦り減らした末に待っていた敗北。一夏にとっての精神的な地獄と化したこの世界でも、ようやく訪れた憩いの時間。
『一夏。たまにはプールに入ってゆっくりするといい』
なんだかんだ箒は自分のことを考えてくれているのだなと感動し、一夏は箒の提案を受け入れた。そうして学園のプールを訪れて、準備運動の後に軽く泳いでからのんびりとした時間を送っていた。
プールの外周に並ぶ木々が風に揺れる音と、足で水を掻き分ける音。他に無駄な音はなく、一夏の耳を癒す。本当に静かで、心が安らぐ。
「はい、あたしが二番!」
「ちょっと鈴さん! プールサイドで走ってはいけませんわよ」
「む、姿が見えないと思えば、こんなところに嫁がいたぞ」
「あー、ラウラ。箒が言っていた通り、今日はそっとしてあげよう? ね?」
「暑い……。涼しい部屋でアニメを見ていたい……」
「戻っては駄目よ、簪ちゃん。たまにはお日様を浴びないと、体に悪いわ」
ガヤガヤと、少女たちの姦しくも耳当たりのいい声が、場を支配する。
プールの入口から一夏の背後を通った一団は、一夏の存在に気がつきつつも、あえて遠くのほうで拠点を構える。レジャーシートを敷き、ビーチパラソルを広げ、ビーチチェアを複数台設置していく。
油を差さずに動きの悪くなったロボットのように、ギギギと一夏は顔を右に向けた。
そこにいたのは、箒によって一夏親衛隊の立場と高い権限を与えられた少女たち。
鈴音、セシリア、ラウラ、シャルロット、簪、楯無。可憐な面子たちが、水着という衣を纏って一夏の視界を彩った。元の素材が良すぎるだけに、衣装を改めるだけで彼女たちの魅力は様変わりし、一夏の心を動揺させる。
ああ、終わったな。一夏は穏やかな時間の終焉を悟りつつも、次の瞬間には興味は女子に向いていた。
マイクロビキニやスリングショット。十代の少女が好んで着用するはずのない、面積を限界まで減らすことに全力を出したドスケベ水着。色鮮やかな布地は少女たちの乳首や秘部をギリギリ隠しつつ、若く瑞々しい女体を表に出すことに成功していた。
裸を見られている相手のはずなのに、少し隠すだけで逆に卑猥さが上がってしまうのは何故なのだろう。やばい。その一言に尽きる状況を前にして、一夏はごくりと唾を飲み下し、少女たちの姿を目で追ってしまう。
そこで、一夏は楯無と視線を重ねてしまう。
「うふっ」
楯無は笑いをこぼし、両膝に手を当てて前屈みになった。水色のスリングショットはスタイル抜群の彼女の攻撃力を倍増させている。細い布が張りつくように乳首を隠しながら、ぷるんたゆんと真っ白な乳房が踊る。
片手を持ち上げて髪を押さえ、綺麗な脇を見せつける。たったそれだけで、写真集の一面を飾ってもいいかと思える絵が完成した。この姿を世の思春期学生が生で見ることがあれば、その夜は大量の精液がティッシュに包まれてゴミ箱行きとなるだろう。
目が、離せない。そんな一夏の様子が他の少女たちにバレるのは時間の問題だった。
「あら?」
先に気づいたのはセシリアだった。青いスリングショット姿のセシリアが楯無の左隣に移動し、胸の下で両手を組む。ゆさっ、とデカ乳が持ち上げられて大きさを強調する。最近、一夏のおかげで大きくなったらしいその球体は、弾みながら一夏を誘惑していた。
「えへへ」
楯無の右隣には、オレンジ色のマイクロビキニを着こなすシャルロット。背筋を伸ばして両手を後ろに組んで笑っているだけで、十分に一夏の視線を惹きつけることに成功した。それによって一夏は、シャルロットの水着に刻まれている模様が、男性器をデフォルメした模様であると気づくことができた。
「羨ましいわね……」
「もう少し……。世界は平等であってもいいと思うの……」
「むぅ……。教官に頼んで、肉体と胸部を大きくしてもらうべきか……」
黄色のマイクロビキニ姿の鈴音と、水色のマイクロビキニ姿の簪、黒いスリングショットを着たラウラたちが、際立った肉体を有する楯無たちに別の意味で熱い視線を送っていた。自分たちが劣っていると感じているようだが、一夏の目線は全員へ平等に配られていた。
比較的慎ましい身体でも、エロ水着はよく映える。着ているのが美少女であるというのは正義で、一瞬でも視界から外したくないという想いに駆られる。誘惑する相手によっては、逆に鈴音たちのほうに軍配が上がることもあるのだ。先日、鈴音をハメ倒した一夏は鈴音の良さを再認識させられており、そのときのことを思い返すだけで涎が口内に滲み出ていた。
ビキッ、ビキリッ。一夏の股間に芯が通って、真っ直ぐ上を向き始める。
「う……」
水着一枚では勃起を隠せるわけもなく、一夏は皆に見られないように両手で股間を覆った。慌てて視線を外して俯くが、勃起は治まらない。
待て、落ち着けて。こんなときは素数を数えればいい。
心を冷静にしようと、深呼吸をする一夏。
だったが、そんな一夏の努力を嘲笑うように、さらに心を掻き乱す一団がやってきた。
「一夏、楽しんでいるか?」
「やっほー、いっくん! 楽しんでるー?」
「束、はしたないですよ。少しは落ち着きなさい」
ズラリと横に立ち並ぶのは、学園内でも特に秀でた乳袋の保持者たち。
スリングショットで統一した篠ノ之一家。雅は紫、束は桃、箒は赤色の生地。紐に匹敵する細さの生地が乳首を包み、V字を描いて股間の生地に繋がっている。篠ノ之家の、男の精をコキ出すことに特化したぷるぷるのデカ乳とぷりぷりのデカ尻は、一夏の肉棒を一段階成長させた。
「小娘にいいように翻弄されているようだな」
「若いっていいですねぇ」
篠ノ之一家の両脇を挟む、妊婦の千冬と真耶。胎の中に一夏の子を宿す二人は、布地の部分がハート型のマイクロビキニだ。千冬は黒で、真耶は緑色。篠ノ之一家に負けず劣らず、母性に溢れる全身の柔肌を曝け出している。
大艦巨砲主義。ズラリと並ぶ軍艦級の登場に、先行部隊は騒然としていた。
「大人げない! 大人げないよ!」
「箒さんは何故ちゃっかりと大人組にいますの!?」
「そうよ! 戦力差を考えなさいよ!」
「くっ……! お姉さん力ではあちらのほうが有利みたいね……!」
「お姉さん力ってなに……?」
「教官。今度、一時的でいいのですが、肉体改造で私の体を大人にしてもらえませんか?」
一人だけ、大人組に近寄りつつ、自らも大人になろうとするラウラ。
今まさに戦いが始まろうと――する様子はなく、出遅れた大人組プラス箒が合流し、思い思いにプールを満喫し始めた。一夏の存在は認識されているが、向こうから襲い掛かってくることはない。
しかし、見せつける行為は禁止されていないようだ。
「一、二、三、四……」
一夏の横に座りこんで、柔軟体操をするシャルロット。いつもと違って三つ編みにした金髪を体の前に下げ、足を開いて足先へと手を伸ばす。前後運動によって乳袋が弾む。弾む。何度も弾み、一夏の気を引く。
誘惑に成功したシャルロットは一夏へと身を寄せてしゃがみ込み、両手の平で筒を作って耳元に囁きかける。
「びゅるるるー、びゅるびゅるー、びゅるっ、どびゅっ、ぶびゅっ、どくっ、どぷっ」
脈絡なく始まった、射精音ASMR。淀みのない声で囁かれるそれに、一夏は総毛立った。鼓膜を震わされ、全身が性感帯になったかのように、ビクッ、ビクッと全身を震え上がらせる。特に股間はもう言い逃れできないほどに勃起し、押し上げられるサーフパンツの先端が先走り液を吸って色が濃くなっている。
「一夏……。今度、一対一で犯してくれる……? 逃げられない状態にして、乱暴に、一方的に、赤ちゃんのお部屋に種付けミルクをどぷん、どぷんって注入して、念入りに受精させてほしいなー……。もう妊娠しているかもしれないけど、念のためにね……? 次の生理後の妊娠検査で、陽性の報告をしたいから……。ねえ、駄目かな――」
「シャルロット、それは近すぎるぞ」
「あ、ちょっと! ラウラ、今大事なところ」
足音を立てずにスッと歩いてきたラウラに腕を引かれ、シャルロットが遠ざかっていく。
「今のは、危なかった……」
それを見ながら、一夏は戦慄していた。心臓がバクバクと音を立てている。直接触れられているわけではないのに、血が滾っていた。一夏、というよりは男の大半が今の囁きで脳が蕩けてしまうだろう。
この場所は危ない。憩いとは正反対の環境であるため、一夏はすぐにこの場を離れるべきだろう。一夏自身もそう思って、先ほどから何度も腰を上げようとするが、水遊びを楽しむ妖しくも愛らしい美少女たちを置いて、自室に一人閉じこもることにも抵抗があった。
理性と欲望の天秤が欲望側に傾いて、一夏をこの場に縛りつけていた。
だから、すぐに狙われる。
「一夏、ママが耳かきをしてあげるわ」
母親モードの雅が降臨した。わざわざプールに竹の耳かき棒を持ってきたようだ。一夏の背後に正座をし、ちょいちょいと手で誘ってくる。
これは罠だ。というか、これは直接的な接触に該当するのではないか。
ジャッジを求めてプールに視線をさ迷わせると、ぷかぷかと浮かぶイルカの浮き輪に乗った箒と目が合い、親指を立てられた。ちょっと意味がわからない。箒もここぞとばかりにリラックスしているようで、久しぶりに童心に帰っているようだ。
「さあ、いらっしゃい」
雅のムチムチの太腿と、学園内最強の生乳に視線を転じた後、一夏は腰を上げた。
ふかふかの太腿に右耳を当て、頭部を委ねる。プールで美少女たちが戯れる光景を正面に捉えながら、耳の中に侵入した耳かき棒の先端で中を優しく掻き回される。カリ、カリ、という刺激と、雅の全身から発せられる甘い香り。
時折頭を撫でられて、天にも昇るようなふわふわとした幸福に包まれる。
涎を口から垂らし、うとうととする一夏。乳袋が視界を妨げつつも、雅は順調に一夏の耳垢を取り除いていく。
右が終われば、次は左耳だ。体をひっくり返され、雅の身体へと顔が向けられる。一夏の表情は緩んでいる。それは雅にもバレていて、美味しそうな獲物を発見した肉食動物のように目を光らせていた。
左耳も、時間を掛けた末に清掃が終わる。
「次は、ここね……」
次とは、どこのことだろうか。
「んぷっ……」
ぼうっとしていた一夏の顔面に、重たく柔らかいものが圧し掛かった。雅の乳房だ。双丘は一夏の顔面を容易く埋め尽くし、呼吸器官を完全に塞ぐ。何が起こったかわかっていない一夏は呼吸をし、雅の甘い香りを直接吸い込んでしまう。
するすると伸びていく雅の左手が、一夏のサーフパンツを捲って、肉棒を取り出す。女殺しの絶倫チンポがフル勃起してお天道様の光を浴びる中、雅による高速手コキが初手から繰り出されることになった。
「シコシコ、シコシコ。さあ、一夏。ママのお手々でおちんちん気持ち良くなって、お精子をどぴゅどぴゅ抜き抜きしましょうね?」
乳圧を顔面に浴びせられ、手で作った輪っかでゴシゴシと擦り上げられる。ルール違反では!? 我に返る一夏だが、武器でもあり弱点でもある股間を握られて扱かれてしまえば、一夏には振り払うこともできなかった。
「箒さん! あれはアウトではありませんの!?」
「セーフだ。あれは義母と息子のスキンシップに過ぎない」
「どんなスキンシップよ!」
外野と審判が騒ぎ立てる中、一夏は雅の巨乳に埋もれたまま、子種を搾り出された。
「うっ、ふ、ぐっ……」
「はーい、どぴゅどぴゅ、びゅるるるー……。あぁ、いい子ね、一夏……。本当に……」
噴き出す精液。それを手の平で受け止め、舐め上げる雅。見る者をゾッとさせるような艶やかな笑みを滲ませ、精液を咀嚼して飲み下す。ほぅ、と精液臭い息を漏らし、ぎらつく眼差しで一夏を見下ろしていた。
「私と一夏が愛し合っているところ、あの人にも見せてあげたいわ……」
「お母さーん、こっち見てー?」
「あら? 気が利くわね、束」
一夏に強制授乳手コキを行っていた雅の姿を、いつの間にか束がカメラで撮影していた。それに向かってにっこりと笑い、手を振る雅。
「あなたー、元気かしら? 今度、一夏と私の生ハメ交尾動画を直接届けに行くから、一緒に見ましょう? 一夏がどれほど素晴らしい雄か。耳元で囁きながら寝取られ報告してあげるわ。オナニー用に精子をたっぷりと溜めておいてね?」
ここにはいない夫へ向けた雅のビデオレター。それを聞かされた一夏は、欲望に負けて寝取りという悪行を働いてしまったことと、それと同等の高揚感に身震いした。悪いとわかっているのに、抜け出せない。
ごめんなさい。
雅の夫である柳韻に謝罪しながら、一夏は水着越しに雅の乳房に吸いついて、乳首を甘噛みした。
雅によって精子を抜かれた一夏は、理性まで奪われてしまったようだ。雅から解放されても水着を穿き直さなかった。それでもまだ完全には堕ちておらず、惚けながらも美女の尻を目で追いかけてしまう。
「一夏君」
「一夏」
へたり込む一夏の両側から、真耶と千冬が近づく。シャルロットがしたように、息を潜めて一夏の鼓膜を刺激する作戦のようだ。
「おちんちん、ギンギンになってますよ……? 本当は今すぐにでも襲い掛かりたいんじゃないですか……? 我慢は体に毒ですよ……? 金玉に溜まったあっつあつの子種汁、女の子の中にぶちまけたくならないんですか……?」
「本当に一夏はすごいな……。他の男ならば、とっくに屈服しているぞ……? 優秀で性格もよくて、イケメンで、何の非の打ちどころのない、デカマラ絶倫おチンポの弟を持てて、その弟に孕まされて、私は幸せ者だ……」
「私も、一夏君に赤ちゃんを授かって、今とっても幸せです……。これからもあなたに尽くしますよ……? あなたのために、一夏君のために、旦那様のために、永遠にこの身を差し出して仕えさせていただきます……」
「一夏様、ばんざぁーい……」
「一夏様、ばんざぁーい……」
交互に殴りつける称賛の暴力。
息を荒らげ、顔を真っ赤にした一夏は、段々と理性をそがれていった。
プツリ、プツリ。丁寧に一本一本引きちぎられる。時間が経てば元に戻ってしまい、後悔することになる。そんなことはわかっている。だが、それでもこの状況には抗えない。ここまでされて、手を出さずにいられるわけもなく。
一夏は、暴走した。
プールを舞台に、女をとっかえひっかえにして犯す。凶悪レイプ犯も真っ青な、濃い独占欲と、狂いそうな肉欲を発散させるケダモノセックス。逃げることはなく、逆に誘ってくる女の髪を掴み、組み伏せ、マンコにチンポを突き入れ犯す。
妊娠している千冬と真耶はイラマチオファックで済ませる程度の微かな理性はあったようだが、代わりに喉マンコを酷使し、尿道口から吐き出した精液を相手の喉へとほぼ直接流し込みながら絶頂の声を上げていた。
一人、二人。犯されて気絶した女たちが、膣や口から精液を垂らす。壮絶なレイプ現場が作られていき、最後には立っている者はいなくなった。
「これが、学園の主の姿……」
今朝、門を通じてこの世界に新たに招かれたばかりの一人が、フェンスから顔を覗かせていた。
彼女の視線の先には、一夏の腕で首を絞められながら種付けされる箒の姿があった。あまりにも乱暴なレイプに遭っているというのに、箒は笑っている。
その箒と、彼女の視線がぶつかった。
どこまでも幸せそうで、緩みきった顔。
まともな生活を送っていては得られない快感が、目の前にある。
しかし、まだ興味よりも未知に対する恐怖のほうが勝ったのだろう。デストロイモードになった一夏の視線が新たな標的を求めてさ迷ようのに気がつき、彼女はその場から静かに、しかし早足で離れた。向かった先はIS学園に用意された自室のようだった。
膣からトロリと垂れた愛液が、彼女の太腿を伝い落ちる。口内に溜まった唾液が喉へと滑り落ちる。
頬を紅潮させた彼女が部屋に戻ってこれから何をするのかは、想像に難くなかった。