エアコンの設定温度は普段よりも少しだけ低かった。何もしていなければ肌寒いと感じるのだろうが、今の一夏にはちょうどいい。別に激しい運動をしているわけではないのだが、肌に伝わる二人分の体温が一夏を温めていた。
「気持ちいいか? 一夏」
そう尋ねるのは、生まれたままの姿となった千冬だった。どこからか調達してきたアンティーク調の黒い革張りの椅子に腰掛けた一夏の足元に跪いている。たっぷりとボリュームのある乳房を下方から両手で抱え持ち、ぐいぐいと押しつける先にあるのは一夏自慢の肉厚カリ高の凶悪チンポだ。
「どちらのおっぱいが好きですか? やっぱり、私の大きいおっぱいですか?」
右側を陣取る千冬に張り合うように告げたのは、同じく素っ裸の真耶だ。肉棒を挟もうとしている千冬の谷間を大質量の乳袋で押し返している。千冬よりも大きいメロン大の乳房は、千冬のそれと拮抗している。
乳と乳のせめぎ合い。間に挟まれた肉の棒は、悦びながら涎を垂らしている。
どうして、こんなことに。
この場において一番冷静な一夏は、自分の記憶を辿る。
珍しく、誰にも襲われずに朝を迎えた一夏だったが、その目覚めを待っていたかのように千冬が部屋にやって来た。扉を勢いよく開け放って入室し、すわ殴り込みかとビクつく一夏を他所に千冬は椅子を部屋に運び入れてきた。
一夏が座っている高級そうな椅子がそれなのだが、どうやら一夏をもてなすために発注されたものらしい。衣服を引っぺがされてそれに座らされた一夏は、いったい何をするつもりなのかと不安を抱いたが、千冬が服を脱ぎ捨て、ぷるんと弾む乳房を肉棒に密着させた段階でようやく理解が及んだ。
ああ、パイズリで搾られる感じだ。
平和な朝は仮初めであったと知り、世界の無情さを痛感していた一夏。
だが、一夏の理性を揺るがすのは千冬一人だけではなかった。
いざ、千冬が嬉しそうにパイズリを始めようとしたとき、ノックの後に開かれる扉。ノックすればすぐに入室していいわけではないと、学園全体に通達したい一夏だったが、その不満は飲み込まれた。
にこやかな表情で入室してきた真耶は、白黒牛柄の極薄マイクロビキニを着ていた。着る、という表現は果たして正しいのかと、一考の余地がありそうなほどの肌の露出具合だが、それはさておきこの世全ての青少年を堕落させそうな卑猥な女教師が爆誕していた。在学中の生徒の子供を胎で大切に育てながら、その生徒の前で痴女同然の格好で誘惑する現役の教師はたぶん、この学園にしか存在しないだろう。
まあ、そんなこんなあって、先んじて一夏に接触していた千冬と、出遅れたもののヤバい格好で一夏の下へ駆けつけた真耶。どうやら予定のダブルブッキングがあったようで、いずれも自分の権利を主張して引かない二人が最終的に決断した結果が、この状況だった。
「真耶。胸は大きさだけではない。形と張りも重要だぞ?」
「そうは言いますが、織斑先生――いえ、お義姉さん。一夏君の目は、どうやら私のおっぱいに釘付けですよ? 前の授業のときも、私のおっぱいに挟まれてたくさんお射精してくださいましたよね?」
「待て、誰がお義姉さんだ。それに、今さらだが生徒を名前で呼ぶのはどうかと思うが?」
言い合いながら、胸と胸がぶつかり合う。むにゅむにゅと全方位からの乳攻めを受けた肉棒が絶えず我慢汁を垂らし続けたおかげで、二人の胸は潤滑油要らずの状態だった。口論しながらも二人が我慢汁を指で拭って自ら乳房に塗りたくったおかげで、朝の陽射しを受けて白い乳房が妖しげに輝いて見える。
これは、想像以上だ。
変幻自在とまではいかないが、柔軟に形を変える二人の乳房によって行われる棒倒しは、一夏の情欲を駆り立てた。体に力を入れて我慢の姿勢を貫くが、二人とも一夏の子を孕んだ女教師であるため、その存在自体が背徳感の化身だった。生徒としての興奮と、一人の男としての興奮。どちらも積み重なって一夏の優越感を満たす。
世の男が望んでも容易に手に入れられないハーレムが、目の前にあるのだと。
必死に堪えようする一夏の様子はわかりやすかった。そのため、言い争っても仕方がないという考えに行き着いた千冬と真耶が、悪戯を仕掛ける子供のような微笑みを一夏に向けて、協力して一夏を攻め立ててきた。
「ん? どうした? なぜ我慢をしている?」
「そうですよ。我慢は体に毒ですよ?」
「どうせ、金玉に古い精子が溜まっているんだろう? 出してしまえ」
「お射精、気持ちいいですよ? 私たち先生の胸と顔に、いっぱいぶっかけてみませんか?」
ビキリッ、ビキリッと肉棒に血管が浮かび上がる。竿がさらに肥大化して、巨乳に包まれているとは思えないほどの大きさを主張する。それを見て頬を緩めた千冬と真耶は、ほぼ同時に舌を伸ばし、口の中に溜めていた唾液を垂らし始めた。
「っ……」
ツー、と落ちてくる唾液が亀頭に着弾し、竿に伝っていく。こぼれ落ちてしまう前に二人は胸を使って自らの唾液を竿に絡めていく。
瞬く間に、一夏の肉棒と二人の胸の接地面は唾液に塗れていく。先に下地として塗りたくっていた我慢汁が絡むことで、ローションとはまた違ったぬるぬる感が演出され、女教師二人の活動を支援する。
「ほら、どうだ?」
「妊婦教師のダブルパイズリですよー?」
ぱちゅっ、ぐちゅっ、ぬぢゅっ、ぐぢゅっ、ずりっ、ぬちぃ、ずりゅっ、ずりゅっ!
「う、わ……」
一夏は呻き、背もたれに体を深く預けた。肘掛けに両腕を置き、先端を掴む手に力を込める。力んで凌ごうとする考えは場合によっては効果的だが、何事も限度がある。
「旦那様」
「ご主人様っ」
「どうぞ、我らに子種をお恵みください」
「朝立ちおチンポミルクをお与えください」
ぱちゅっ、ぐちゃっ、ぐちゅっ、ぬちゅっ、むにぃっ、ぱちゅっ、ぱちゅんっ!
「全てこの身で受け止めてみせます」
「お口でも、顔でも、胸でも、お好みのところに、好きなだけ」
連携技で以て畳みかけてきた女教師は一旦言葉を止めて、パイズリ運動をここにきて加速させた。ぬちゅっ、ぬちぃっ、むちゅっ、ぐちゅっ! 一夏も苦悶の声を上げざるを得ないくらいに躍動感があり、粘液を纏ってテカテカになった母性の象徴が踊り狂う様に視覚を圧倒された。
「射精してください」
千冬と真耶の声がほぼ同時に重なって、一夏におねだりする。
主である一夏ではなく、肉棒は下僕である女教師に従った。こちらのほうが気持ちよくなれるから。ただそれだけのことだ。一夏の制止も振り払って、精子を振り撒く。どびゅるるっ、びゅるるるっ。ビームのような勢いで直上に伸びた白濁液の放出は途切れることなく発射され、先行部隊が標的目掛けて落下する。
「ふふっ」
「あんっ」
顔に、口に、胸に。喉が渇きすぎて雨粒からでも潤いを求めようとするように、べー、と二人は舌を伸ばして精液を待つ。その意を汲んだかのように子種汁が二人の舌に着弾して、ねっとりと絡みつく。
二人は精液が垂れ落ちる前に舌を口に収めると、そのまま喉を鳴らした。
ごくりっ、と音が鳴った後に開かれた口の中には精液は欠片も残っていない。美味しかったぞ、とウインクで応える千冬と真耶は、すぐにまた舌を伸ばして精液の雨を浴びる態勢に入っていた。
「頑張れ、一夏」
「まだまだ出せますよ?」
「ひっ、ぁっ……」
一夏の射精は二人の応援によって延長を余儀なくされていた。射精中でも乳房でゴシゴシと肉棒をマッサージされるものだから、肉棒が奉仕に応じた分の対価を支払ってしまう。
マンコに封じ込められて、中でびゅるびゅると吐精するのとはまた違う快楽。妊婦教師に白濁塗れという要素が追加され、性的な視覚の暴力は膨れ上がった。精液をせがむように伸ばした赤い舌を左右に揺らす仕草も卑猥で、一夏は射精を止められなかった。
押し寄せる快楽の波からようやく解放された一夏の前には、ザーメンミルクに濡れた千冬と真耶がいた。肌を伝い、口元に垂れた精液を舌でぺろりと舐める千冬。亀頭に唇を押しつけて、尿道に残った精液をぢゅるるっと吸いとる真耶。
「一回目とは思えないな。さすがは旦那様だ」
「素敵ですよ、ご主人様」
瞳にハートマークが浮かんでいると見間違えるくらいには、二人の顔は蕩けていた。
「さあ、二回目に入ろうか」
「午前中は独占してもいいとのことなので、まだまだ時間はたっぷりありますよ」
その言葉を聞いて一夏が時計を確認すると、まだ六時半だった。
絶望。その一言だった。
今から待ち受ける快楽絶頂の連続を想像し、一夏は唾を飲んだ。恐怖を覚える理性とは違って、一夏の欲望は歓喜を餌に成長していた。また、我を失ってしまいかねない。妊婦に手荒な真似はしたくないと歯を食い縛る一夏だったが、この場から逃げ出すだけの理性を持っていない時点で、敗北は濃厚だった。
千冬と真耶は共に才女だ。これまで男とは縁がなかったが、一夏という男を知ったことで性技術がメキメキと向上した。一夏だけに忠誠を誓っているためにあり得ないが、仮に女に飢えた男を大勢掻き集めたとしても、二人の磨き上げられたパイズリご奉仕によって足腰立たなくなるまで絞り尽くされることだろう。
そんな実力を持った女が二人。
対するは、強力すぎる力に溺れ、理性と欲望の狭間に漂う少年。
二回戦が始まってからも、二人のリードは揺るぎなかった。一夏と肉棒を乳房で悦ばせ、昇ってきた精子を吐き出させるために胸を弾ませる。朝の運動会に強制参加させられた一夏を応援することも忘れない。
「旦那様、その可愛くて格好いいイキ顔を私に見せてくれ」
偽りのない称賛の言葉。
「おちんちん、頑張れー。先生のおっぱいに負けないでー」
楽しげな声援。
飛び散る精液。
パイズリ、射精。パイズリ、射精。パイズリ、射精。
休むことなく続くそれに、一夏の欲望はますます活発になっていった。
理性が薄くなった一夏は、千冬の手から渡された赤い首輪を受け取った。千冬に唆されるまま、千冬の首に首輪を嵌める。太い銀の鎖を掴んで引っ張ると、連動して音声を発する玩具のように千冬が感謝の言葉を口にする。
千冬に対抗した真耶が、黒のマジックペンを一夏に手渡す。これで何を書けというのか。紙がなくて迷うペン先だったが、真耶の誘導によって白いキャンバス、もとい白い乳房に文字を書き綴る。
二つの『正』の字。まだ余白はあった。
一夏は言われる前に自ら筆を走らせた。
『一夏専用』
一夏の画角からそう読めるように、千冬と真耶の乳袋に一文字ずつ書き殴った。二人の乳房が重なったときのみ、意味のある四文字が完成する。片方がいなくなっては駄目で、両方必要なのだと一夏が伝えているようなものだ。
ただでさえ高すぎる二人の愛情がさらに暴走したのは言うまでもない。
時計の針が真上を指し示すまで、パイズリ地獄は終わらなかった。贅沢に搾り出された一夏の精液によって部屋の一角が汚れ、清掃員の少女たちが綺麗に『掃除』したことも、特に語る必要のないごく普通のことだ。
「調子に乗ってしまい、申し訳ございませんでした……」
行為の後、土下座をして三つ指を突いて謝罪する千冬と真耶の後頭部を、一夏は足で踏みつけていた。すっかり理性を欠いた一夏はその後、お仕置きのために千冬たちを放置し、清掃員の少女たちのレイプシーンを見せつけたのだった。