母を性的に喰らい、千夏は強い満足感と背徳感を覚えながらベッドに座り込んでぼうっとしていた。目の前では、たった今まで犯し尽くしていた雅が起き上がり、千夏を抱き締めて頭を撫でてくれている。
「今日も立派に女を犯せたわね。ママ、とっても嬉しいわ」
「う、うん……」
雅の乳房に顔が埋もれる。あらゆる体液が付着したままの胸はべたべたとしているが、それでも母性の塊に包まれることに悪い気はしない。また、この胸を自分が汚したのだという達成感に震えながら、千夏は雅の教育を受ける。
「千夏。あなたはこうやって自由に女を犯していいの。初対面の少女だろうと、自分の母親だろうと、他所の男と愛し合う人妻だろうと関係ない。あなたはこの世界を支配することを許された雄なのだから」
「俺が……」
耳の穴に注ぎ込まれたその教えは鼓膜を震わせ、脳に浸透する。それが正しくはないのだと判断できるだけの常識が備わっているとはいえ、なぜか記憶が不完全な千夏の脳は新たに入ってきた情報の刷り込みを無防備に許容してしまう。
「今日も、たくさんの女をあなたの逞しいおチンポで屈服させましょうね?」
千夏は母の言葉に首を縦に振るのだった。
「汗も掻いたし、シャワーを浴びましょうか」
立ち上がった雅に手を引かれ、千夏は衣服を整えた後、共に部屋を出た。
広い廊下が左右に伸びている。壁には一定間隔を空けて扉が幾つか確認できる。
あの扉の向こうに、他の母たちがいるのだろうか。もしかすると、他の母たちの子供の部屋かもしれない。鉢合わせたらどうしよう。記憶を失った千夏では、今まで通りの対応というのができない。
記憶を失ったことがバレてしまったら、きっと雅は悲しむだろう。
千夏は記憶を失ったことを伝えず、今はただ成り行きに身を任せた。
と、雅と一緒に廊下を歩いているときだった。
向かう先に見えていた扉が開き、中から一人の女が姿を現した。寝惚けているのか、少しふらふらとした様子だ。
「ふ、あぁ……」
大きく欠伸をし、開いた口から八重歯を覗かせる女。長い茶髪は背中の辺りまで真っ直ぐ伸びている。手足がすらりとしていて全体的にスレンダーに見える。だが、タンクトップとショートパンツという頼りない服装から確認できる胸部や臀部の膨らみは、雅には格段に劣るものの、それなりに魅力的な曲線を描いていた。
「うーん……! あぁ、よく寝たわね……」
二十代半ばの美女。彼女は気持ちよさそうに大きく伸びをした後、チラリと横を見た。
「んー……? あ、――千夏と雅さん、おはよう」
今気が付いたようで、その美女は屈託のない笑みを浮かべ、千夏の傍まで近づいてきた。目の前で腰を軽く曲げ、千夏の頭に手を置いて撫でてくる。千夏は突然の接触に対応することができず、少し混乱しながらも撫でられる感触に心地よさを覚えていた。
「おはよう、
雅に鈴音と呼ばれたスレンダーな美女は、くんくんと鼻を鳴らしていた。
やがて鈴音は、ニマニマといった笑いを見せた。
「朝から随分楽しんだみたいね。体中から、くっさくて素敵な雄の臭いを放ってるわよ?」
千夏と雅の間で交尾が行われたことを察知し、鈴音は二人を交互に見て満足げだった。その視線を受ける雅も自身の頬に手を当てて「うふふ」と笑い、「ええ。今日も千夏にたくさん食べられちゃったわ」と嬉しそうに告げる。
「偉いわね、千夏。ママが褒めてあげる」
「あ、ありがとう……」
少し手荒く鈴音に髪を掻き乱されるが、それでも安心感がある。
この安心感は、決してただの他人では感じられないと千夏は思った。ママといっているが、実母ではない鈴音とは血は繋がっていないはずなのに、雅に感じた包容力を感じてしまう。
「んふふ、気持ちよさそうね」
「ぁ、ぁあ……」
鈴音に撫でられ続けていると、千夏の体がビクビクと震え出した。傍に寄ってきた新たな雌の甘い香りに中てられたのだろう。穿いたズボンの股間部は大きく膨らみ、徐々に持ち上がって臨戦態勢を取る。
「あー、勃起しちゃったわね」
顔をにやつかせたまま、鈴音は千夏の前でしゃがみ込み、膨らんだズボンに指を這わせる。
「雅さん、このチンポ、どうしよっか」
「そうね。部屋に戻って性処理を再開しているとキリがないでしょうし」
と言ったところで、雅は「ああ」と何かを思いついたように声を上げた。
「シャワーを浴びながら搾り取ってあげましょう。ここからは鈴音ちゃんに任せるわ」
「え、雅さんはいいの?」
「ええ。朝から千夏を独り占めしちゃったから。シャワーは自室のを使うわ」
「そう? わかった」
「千夏をお願いね」
「はーい」
というやり取りがなされるのを千夏が眺めていると、雅がその場を去って、千夏と鈴音が残される。母の一人とはいえ、今の千夏にとっては初対面の美女だ。緊張しないわけもなく、その緊張は肉棒にも伝わった。
「あ、また硬くなった。いいわよ、その調子。男の子はそうでなくちゃ」
「うぅっ……」
鈴音の手が千夏の股間を包み、肉棒を指で優しく揉みほぐす。
「ぁは、ビクビク跳ねたわね。気持ちいい? ママの手でチンポこねくり回されて感じちゃう? 遠慮しないでいいからね。あたしは千夏のママの一人だけど、女である以上、千夏の性欲の捌け口なんだから」
鈴音の口が千夏の耳元に近づき、ゆっくりと動き、言葉を紡ぐ。
「千夏は選ばれた雄なのよ。好きな時に勃起して、好きな時に雌を犯しなさい。他のママからも言われてるわよね。この世界の雌は全員性処理道具だって。他所から奪ってもいいし、オナホみたいに使ったって誰も怒らない。むしろ喜ぶわ」
それはあまりにも歪な関係だ。そう思うだけの常識は、やはり千夏の脳に残っている。
それを蝕む毒が言葉に乗って千夏の脳に運び込まれる。さっきと同じように抵抗することができない。千夏がもう少し理性のある大人ならば話は違っただろうが、柔軟性のある子供の脳は良くも悪くも外部の影響を強く受ける。
「雌は肉奴隷。はい、復唱しなさい」
「雌は、肉奴隷……」
「雌はチンポ穴。はい、言ってみて?」
「雌はチンポ穴……」
千夏がしっかりと言ってみせると、鈴音は花咲くような笑顔を見せ、また千夏の頭を撫でる。
「よく言えたわね。それじゃ、次は」
鈴音は千夏の両手首を握ると、その手を自身の首元へ誘導させる。いったい何をさせるつもりなのか。微かな嫌な予感が千夏の脳を過ぎる中、案の定、千夏の両手は鈴音の首へと誘われるのだった。
「握って?」
「でも……」
「いいから。ほら、あたしの首を握り締めて? ね、お願ぁい」
甘い声音でチンポがビクンッと跳ね、興奮が跳ね上がる。
それをきっかけに、両手が誘われるように鈴音の首を自らの意思で掴むと、恐る恐る力を込めていく。細い首に指が食い込んでいくに連れて、鈴音は頬を赤らめ、益々嬉しそうに笑みを見せる。
「っ、は、ぁ……!」
子供の千夏に、雄に命を握られるのがそれほど気持ちのいいことなのか。
千夏には女の気持ちはわからない。だが、女の生殺与奪を決定づける行為に肉棒は反応し続けている。そこからいけない快感が脳に流れ込んできて千夏を従える。
千夏とチンポ。いったいどちらが主なのか。曖昧になった関係のまま、千夏はギリギリと鈴音を殺さない程度に苦しめて、その姿を見て高揚の吐息を吐いた後で、湧き上がった欲望が自然と作り上げた言葉を放った。
「……や、ヤらせろ」
抱くでもなく、ヤる。雄の本性を剥き出しにした千夏に対し、鈴音は口の片端を持ち上げ、白い歯を見せて笑った。