さてどうしたものか
武のベッドの上に座る智子と床に正座で座っている武の図が完成していた。
エルマと身体を重ねた翌日の夜、武は秘密にせずに智子に全て打ち明けた。
武は怒っているだろう智子の顔が見れずに俯いている。
一体どんなお叱りを受けるのか、それだけが頭の中でぐるぐると回っていた。
「意外と早く打ち明けたわね」
智子の第一声は怒りの篭った声ではなかった。
まるでこうなることを予想していたように語り出した。
「武には黙ってたんだけど、上からの命令で出来るだけお手つきの女を増やせって命令が来てたの。
無論北郷少佐から私宛にね。
どうやらあなたと魔女の間に子が生まれればその子は魔女になる可能性が極めて高いと上は結論づけたらしいの。近いうちに重婚制度が復活するらしいわ、条件付きで」
「条件付き?」
「そう条件付き。条件はあなたと同じ魔力持ちの男性のみ認めるというものよ。実質あなたに重婚しろって言ってるものよ」
そんなことが知らないうちに進んでいたなんて武は思いもよらなかった。
だがそれに対する智子の反応が気になる。
「私のこと気になる? そうねぇ、武がエルマ中尉に供給している時に私なんて言ってたと思う?」
「なんて言ったんですか?」
「一度本気の供給を受けたらもう彼からは逃げられないですよって言ってやったわ」
「そんなこと言ったんですか!?」
「事実だもの。今も武と交じりあいたいくらいよ。ねぇエルマ中尉」
武がドアの方を見るといつのまに入ってきてたのか、エルマ中尉が立っていた。
「エルマ中尉いつのまにそこに?」
「実は最初からです」
つまり開幕一番の土下座も見られたということかと武は思った。
「なんでエルマ中尉を呼んだと思う?」
「わかりません」
「そこは頭使いなさいよ。まぁいいわ、よく聞きなさい。これからは貴方の性処理は私とエルマ中尉で交互かもしくは同時に処理するから」
「なんですと!?」
「これは貴方が責任取らないといけないのよ。貴方が固有魔法で私たちを染め上げたんだから」
「お二人は不満とか無いんですか?」
「それが無いんです。不思議な事に」
エルマ中尉の言葉に唖然となった。まだ付き合ってすらいないが、智子とは身体を重ね合う関係だ。そこにエルマ中尉が入ってくれば必ず怒りに燃えるのが普通だ。
「私の推論だけど、武の固有魔法が関係してると思うの。魔力供給は魔女にとって貴重な固有魔法。動物がハーレムを作るように貴方の魔法に魅了された魔女は、貴方を中心にハーレムを作る。そしてお互いが独占しようと傷つければ武を失う恐れがあるから、自然とお互いの存在を認め合ってる感じなの」
「つまりどういうことですか?」
「武さんに抱かれるとハーレム推奨派になるってことです」
「寛容じゃなく推奨?」
「そこが恐ろしいところなのよ。まるでオオカミのように群れは多い方がいいという考え方になってしまってるの。北郷先生も同じ考えに至っているわ」
「なんか自分の魔法が怖くなってきたんですが……」
「ともかくマッサージ程度なら他の子にもしていいけど、下心出して手をつけた子は責任持ちなさいってこと」
ガミガミと怒られるかと思いきや、ハーレム作ってもいいよと言われ混乱している武は一つの答えを出した。
「なんかもういっぱいいっぱいなんで寝ます」
「寝かせないわよ」
「寝かせません」
一人用の簡易ベッドに3人乗るのは狭すぎなので、智子は覆い被さり、エルマはタケルの横に抱きついた。
智子はキスをしながら武のペニスを摩り、勃起を促す。
一方エルマは武の右手を自身の秘所に当てて自慰行為を始めながら、甘い喘ぎ声を耳元で囁く。
「ちょっと二人とも待って!! 今日はもう疲れたんですってば」
「ダメよ。武のもこれからだって言ってるわよ」
疲れマラを好きな人に触られたら、誰だって勃起する。
それに加えてもう一人の美少女、エルマの喘ぎ声も聴かされたらもう勃起せずにはいられない。
「……ダメですか?」
「……もうどうなっても知りませんからね」
そう言って武は右手はエルマの秘所を、左手は智子の秘所をズボン越しに弄り始める。
「ん、それでいいのよ。武、私たちを気持ちよくさせて」
「ふぁ、ん、ひぃ……」
二人同時に供給しながらの手マンはコントロールが難しいが、武の奮闘で二人は快楽に酔いしれている。
「そろそろ中に入れたいです」
「良いわよ。私のお尻の穴で搾り取ってあげる」
「わ、私の分も残してくださいよ」
一応性病にならない為に補給品に紛れ込んでいたコンドームでペニスに付けて智子の腸内に呑み込まれる。
「……動くわよ」
そう言って騎乗位の体制で智子は腰を振る。
一方武はエルマに唇を奪われていた。
2人を満足させようと、武の腰の動きと右手は動きが増し、一気に2人を絶頂へと向かわせる。
「あっ、あっ、イク、イクぅ……」
「あっ、やっ、んん!!」
「く、出る!!」
3人は同時に果てた。
だがこれで終わりではなかった。
今度はエルマが上に跨り、左手側に智子が擦り寄ってきた。
まだまだ足りないらしい。
武は赤玉出ちゃうかもと内心思いながら、2人を貪った。
結局二人との夜の宴は明け方まで続いた。
最終的に智子に4回、エルマに5回出した。
エルマの方が一回多いのは、やり過ぎて気を失っている2人を見ていたら本能のままに挿れちゃった結果である。
「穏便に済んだのは良いけど、これからどうしよう」
まだ寝ている2人を起こさないように椅子に座りながら武は考える。
国は重婚を認める気満々だが、武自身は2人がいればもう充分すぎるくらいだ。
これ以上増えるのは御免被る。
だが国からハニートラップが放たれるかもしれない。
正直性欲が強くなってきている武は間違いなくハニートラップに引っかかってしまうだろう。
世の男が聞いたら悔し涙を流すような悩みに、武は本気で悩むこととなった。