ウラル方面の空は到着後暫くは穏やかであったが、遂に怪異は現れた。
飛行場は慌ただしくなり、武も含めた全機が出撃して防衛に当たった。
この時には既に軍部は新型戦闘脚の試作型を海・陸両軍に与えていたのだが、陸は予備が少なく旧式で今回は防衛に当たっていた。
そのような要因も有ってか、ウラル方面の初の航空戦は武達が初戦果を上げて無事幕を閉じた。
だがこの戦果のみで武達に背中を任せてくれるほど、陸の少女達は甘くはなかったのである。
「陸対海で模擬戦ですか?」
「そう。3対3の模擬戦。私を含めた若と美緒の3人でやることになったから」
より深い交流を目的にしたものだから心配しないで良いよと、さらっと章香は語ったが、武は智子の不満が爆発したんだろうと当たりをつけた。
あの夜以降、智子と自室で2人っきりになる機会が増えた武は、もっと強くなりなさいと智子に言われていた。
「今の貴方達が恵まれていることほんとに分かってる〜?」
ベッドにうつ伏せに寝て供給を受けている智子が、力の抜けた声で武問いかける
「九六式艦上戦闘脚のことですね?」
「そうよ。ウチなんかまた九七式が不具合起こして、戻ってくるまで旧式使わないといけなくなったんだからね!!」
ぷくっと頬を膨らませて智子は不満を露わになる。
機嫌を直してもらうために武は一言告げる。
「……じゃぁ、智子さんの好きにして良いですよ」
一瞬だった。
あっという間に武はベッドに押し倒される。
武の右手は既に智子の左手と握り合っていた。
「……良いのね?」
「……はい」
智子の最後の問いに、武は同意の意思を告げて供給を行う。
本当はこのままじゃ駄目だとは頭では分かっている。
だがそれ以上に武のいきり勃つ逸物を菊紋に挿入し、嬌声を上げながら快楽の深みへと落ちて行く智子の姿に魅了されていた。
もっとこの人の喘ぐ姿が見たい。
智子の動きに合わせて武もリズムよく腰を打ち付ける。
初めはお互いに抵抗があった。
なにせ菊紋を用いる男女の本気の性行為だ。
だが快楽への好奇心は全てを上回り、今の2人をを形成している。
「ふーっ、ん、ん、ん、はぁっ」
「き、今日も“中”で良いですか?」
「ん、ちょうだい、武の、たけるのぜんぶっ!!」
智子の了承の言葉と同時に、武は智子の中を未熟な精液で満たさんと放出する。
「あぁーっ、んん!!」
精液が腸内に流れる感覚に智子は至った。
菊紋はきつく締まり、武の精を全て絞り出す。
全ての精が絞り出終えた智子は、そのまま武に覆い被さった。
模擬戦は美緒のまぐれも実力の内とも言える一撃で、海側の勝利が決まった。
悔しそうにしている智子を見て思わず苦笑する武。
そんな武をそばで見ていた醇子が思わず呟いた。
「武ちゃん、まるで穴拭少尉の恋人みたい……」
その時、訓練場の雰囲気が凍った。