※この作品はR-18です。

タイトルが決まらない七つの大罪型チートを持った俺の二次元遊旅   作:恭華

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何キロだっけ……


リンゴが潰せるのは、握力何キロからだっけ?

講義が終わり、深雪(になった華羽)を連れて講義室を出る。

2限目の大学にしては割と珍しいであろう体育の為に、男女別れている更衣室へと向かう。

 

華羽は、女子更衣室には行かずに男子更衣室の方へと歩いてきた。 認識は変えても性別は男だって考えてるみたいだ。

 

じゃあ代わりに俺が女子更衣室に……。 ということはせず、華羽の相手をしようと思う。

 

「というわけで、相手してくれ」

 

「嫌よ」

 

即却下されました。

じゃあしょうがない。 怠惰の力を使いましょうか。

そうと決まれば即実行。 怠惰の能力を使いながら、華羽の産まれてくる時、場所を変更。 誕生日を俺の誕生日の3日後、産まれてくる子宮をウチの親の子宮に変更。

 

詰まるところ、俺の弟……いや、妹にする。

そうすれば相手してくれるようになるだろう。 お兄様って呼ばれてみたかった。

 

そんな俺の心情を読み取ってくれたのか、華羽が

 

「お兄様、もうみんな行ってしまいましたよ?」

 

お兄様と呼んでくれ……えっ、あ、本当に誰もいない。

 

これはまずい、華羽(深雪)に見とれてる場合じゃねぇ。 と頭のスイッチを切り替え、一気に服を脱ぎ、動きやすい服装になってから、(なぜ持っているか分からないが)一校の体育着で身を包んだ華羽と一緒に、更衣室の上にある、運動場へと向かう。

 

「遅いぞ、稲真兄弟!」

 

「なぜバレた!!」

 

「そんな可愛い弟さんがいたら誰だって覚えるわっ!」

 

このおっさ……先生は体育の教員である縁宰(えんざい)。 見た目はキツそうなおっさんなのだが、割とフランクなおっさんなのだ。

体育教師によくあるセクハラ(偏見)も無いし、笑い方がめっちゃ豪快。

……で、やっぱり弟扱いか。

生まれ直させた(?)訳じゃないし、性別も変えている訳でもないが、身体に思考や性格、口調がついて来るなら、性別も付いてくると考えていた。 だがまぁ、更衣室の時から男子の方に入っていたのだから、今更か、と考える事にした。

 

「さて、全員揃ったな? では今日の授業はこれだ」

 

そう言って縁宰は何かが書かれたホワイトボードを引っ張ってきて、それをみんなに見せる。 そこに書かれていたのは、SD化された縁宰がリンゴを握りつぶしている絵だった。

 

「今日の課題はリンゴを握りつぶすことだ!」

 

「「「「「「「「いや無茶言うなよ!」」」」」」」」

 

俺だけでなく、(華羽を除いた)男子全員が無茶だと吠え立てる。

元々の華羽ならば、リンゴを握りつぶすことは出来たみたいだが、今の深雪の身体では、リンゴどころか小さい桃でさえ潰せないだろう。 スイカは例外。 割とあれ脆いからね。

 

「無茶じゃないだろ。 今まで俺と特訓を続けてきたお前達なら出来ないことは無いはずだ。 その証拠にほら、遅れてきた稲真兄弟が出来るって顔をしてるぞ?」

 

おい、遅刻者を弄ぶのはやめろ。

そう抗議出来たらどれだけ楽だったか……。

周りのみんなから、まじかよあいつらすげぇ……目線とリンゴを俺達に送ってきた。

いいから割れ、という事だろう。

 

「華羽……出来る?」

 

「え? えぇ、お兄様がやれと言うなら、私はいつでも握りつぶせますよ……?」

 

わぁお、こいつやべぇや……。 負けてられねぇ、と意気込み、俺は渡されたリンゴを片手で持ち、力を込める。

やはりというかなんというか、潰れる気配は無し。

 

ぐぬぅ、とリンゴを睨んでいると、横から華羽が貸してほしいと言ってきたため、それを渡す。

 

「……えいやっ!」

 

気の抜ける掛け声と共に、ぐじゅっ、とリンゴが潰れる音が鳴る。

 

うわなにあれりんごってあんなかんたんにつぶれるものなのおれそんなにぽんこつだったの?

 

「……っ!?」

 

軽くトリップしてたみたいだ。

その細腕の何処にそんな馬鹿力があるんだよー……と華羽をジト目で見ていると、潰れたリンゴを縁宰に返して手をハンカチで拭いた華羽がやりましたよ、と言わんばかりに笑顔を向けてくる。

 

「oh……」

 

そう呟くしかない。

怖いからあんまり怒らせないようにしよっと……そう思った瞬間だった……。

 

 

 

「さて、気を取り直していくぞー。

今日の講義内容はこれだ」

 

リンゴを握りつぶした華羽と一緒に、縁宰の話を聞く時の席に移動し終えると、縁宰が今日のスポーツを提示した。

……バスケットボール。

 

嫌いではないが好きでもない。

特に男しかいない(見た目は深雪だが、華羽も男だからな)この寂しい体育館でバスケ。 嫌じゃないやつなんていないだろう。

俺も嫌だ。

 

……だが、それも今日まで。 何故か? それは、俺が力を使うからだ。

こんな事に使ってんじゃねーとは言わせない。

……というか、俺じゃなくてもそうするような気がするんだけど。

 

「ほれほれお前ら、さっさとフィールドに降りてこい」

 

縁宰がドリブルしながらあんまりやりたくない、という男どもを手招きする。

俺と華羽は先に降りてきているため、やる気があるのは結構だが、準備運動はしろよー。 とだけ言われている。

 

「さて……」

 

準備運動をしながら、どのキャラにしようかなぁ、と悩んでいると、あんまりやる気のなさそうな男共がぞろぞろ降りてきた。

 

「バスケよりドッチボールがよかったー」

「いやいや、卓球だろ」

「そんなことよりサッカーやろうぜ」

 

……よし最後のやつだけ円堂にしてやろう。

 

チーム分けは既に縁宰がやっていたのか、テキパキと人を振り分けていく。

 

俺のチームは、安藤、一ノ宮、工藤、風野……おいふざけてるのか、と言いたくなるほど、みんな似たような名前を知っているんだが。

 

……気のせいだと思うことにして、相手チームを見る。

 

華羽の他に、武堂、結城、冬動、彭城。

 

「デュエルスタンバイっ!」

 

お前ら全員いい加減にしやがれ。

いや、1番はこんな編成にした縁宰をどうにかした方がいい。

 

もういいや……諦めましょう。 諦めて別な名前と身体にしてあげましょう。

 

もういい、と実際に呟きながら、嫉妬の能力を使う。

こんな感じに使用してみた。

 

<チーム・イザネカヅチ>

安藤→PSO2から、マトイ

一ノ宮→Fateから、オルガマリー

工藤→SAOから、リーファ

風野→BBから、Es

 

<チーム・サティスファンクション>

武堂→リゼロから、レム

結城→まどマギから、まどか

冬動→遊戯王から、アキ

彭城→グラブルから、ナルメア

 

もう嫌な予感を無視して、思い浮かんだ順番に名前、体、認識を奪い、上記のように押し付けた。

 

というわけで、俺達の戦争という名のバスケが始まる。




イナズマイレブン組
円堂→安藤、一ノ瀬→一ノ宮、鬼道→工藤、風丸→風野。
遊戯王組
武藤→武堂、遊城→結城、不動→冬動、榊→彭城

遊戯王組だけ読み方一緒なのよね……
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