タイトルが決まらない七つの大罪型チートを持った俺の二次元遊旅 作:恭華
ネタバレ避けの為に、16、17巻は読んできてください
……………えっ、評価してくれてる……!
いやっはぁぁぁぁぁぁぁ!!!
こんな自分の妄想垂れ流しの小説に評価してくれる人がいるなんて!
筆が乗るっ!脳が震える!嬉しさ故に脳と心が震えるぅぅゥぅゥ!
「さて、着替え着替え~」
洗面所に行って顔を洗ってから、自室にある制服を取りに戻る。
本来なら着替えてから下の階に向かうのだが、今日は琴里がこの部屋で着替えていたからな。 脱がしたのは俺だけど。
というわけで、来禅高校の制服を着た俺は、小さくなった十香(制服まで小さくなっている)を連れて家を出る。
「いってきまーす」
「いってらっしゃーい」
「いって……らっしゃい…です」
琴里が大きく、四糸乃が小さく手を振り、俺と十香を見送ってくれる。
手を振り返しながら、学校へと歩き始める。
こうやって誰かと隣同士で歩くのなんて久しぶりだなぁ……大学生になってみんな電車になってたからなぁ……
感慨深く思いながら通学路を歩く。
楽しそうに歩く小さい十香とそれを見守りながら歩く俺の横を二陣の風が突っ切った。
「ふははははー! いと小さき我が眷属よ、その様な歩みでは我らの漆黒の舞踏会にはたどり着けぬぞ!」
「挨拶、おはようございます。 そして遅刻してしまいますよ」
1人は明け色に黄色を混ぜ込んだような色をした髪を後ろでシニヨンに纏めて、もみ上げだけを前に伸ばしドリr……くるくる巻きにした動きやすい髪型、オニキスの様な瞳をもつスレンダーで小柄、さらに厨二病な少女、
1人は耶倶矢と同じような髪色で、もみ上げをくるくる巻きにしているまでは一緒なのだが、後ろ髪は長い三つ編みにしており、オニキスに薄桃を差した様な瞳をもつ、身体も十香に負けず劣らずのボンキュッボンの、二字熟語が言葉の初めに乗っかる少女、
2人は第八の天使、
一時はひとつの島が崩壊しそうになるくらい喧嘩していた2人だが、今は見違えるように仲良くなっている。
……まぁ、元々仲良かったみたいだが。
「……え、遅刻?」
ボケっと八舞姉妹の説明をしていたため忘れていたが、遅刻という言葉が今更頭に登ってくる。
ちらりと携帯を取り出し、時計を確認。
7時42分。
あと8分で校門が閉まる時間だ。
これはまずいと、十香を抱き上げ全力疾走。
その間、幼女になった文句を言う十香の硬い胸……というか胴を抱えていた。
……どうにか7時49分には学校にたどり着けた。
よいしょ、と十香を降ろし、急に走ったせいで抗議の声を上げている足腰に詫びを入れるように撫でながら、昇降口で上履きに履き替える。
「あ、そうだ。 『精霊は昇降口で上履きに履き替えると同時に、スカートを脱いで鞄に仕舞う。 この変化は世界の常識』」
傲慢と今朝の精霊たちに対しての命令は絶対、という命令、区別があまりつかないから、試しに十香の見てないところで、と今試して見たのだが、どうだ?
上履きに履き替え終わったので、十香の方を見てみる。
瞳を虚ろにさせずに鼻歌を歌いながらスカートを降ろし、無毛のなだらかな丘を惜しげも無く晒す十香。
そう言えば、下着履かせてなかった。
「さぁ、教室に行くぞ!」
「お、おう」
恥ずかしげもなく晒し続ける十香と十香の小さい美尻を見ながら、その背中に着いていく。
ホームルームは8時からだから、少しゆっくりでも問題は無い。 ただ、友達とゆっくり話す暇は無さそうだが。
この世界の友達ってーと、あいまいみーと殿町だったか……?
欠伸をしながら小さい十香を追って教室へと向かう。
「おはようだ、みんな!」
ガララッと教室のドアを開けた十香が元気よく挨拶する。
それに対し、クラスの大半が挨拶を返してくれる。
俺も程々に挨拶をしてから、教卓からみて教室右奥の窓際1個左の席へと向かう。
「おはよう、和希」
「あぁ、おはよう折紙……そこ俺の席なんだが?」
「分かっている。 最近寒くなってきたから、温めておいた」
「いや、今走ってきたからメチャ暑い(熱い)んだが……」
「温めておいた」
「いや、あついn」
「温めておいた」
「アッガイ……」
この有無を言わせようとしない少女は
人形のような端正な顔立ちをして、銀地に青の髪をボブカット、アパタイトの様な瞳を持つスレンダーな少女。
第一の天使、
「折紙っ、カズキが困っているではないか!」
「それはありえn」
キーンコーンカーンコーン
ありえない、と言いたかったのだろうが、言われる前にチャイムがなった。
運がいいのか悪いのか、よく分からない。
すぐに折紙は席に戻り(といっても俺の隣だが)、それに毒気を抜かれた十香も席に少し唸ってから席に座る。
俺もそれを見てから(折紙の生尻で温められた)椅子に座った
そういえば、殿町がいなかったな……
……朝のホームルームはなんら問題なく進行した。 ……のだが、1人、この学校にいちゃ行けない奴がいた。
土御門元春。
とある魔術の禁書目録に出てくる、主人公であるツンツン頭、上条当麻の友達兼物語の中核付近を担っていそうな金髪グラサンの怪しそうな男だ。
何故か本来殿町がいるべき席(俺の前だが)にこいつがいた。
「んでなイザねん、やっぱり妹は最高なんじゃないかと最近思うんだわ」
「シスコンも大概にしとけよ土御門」
「なーんでさ、同じお兄ちゃん同士、妹最高同盟でも組もうぜよ~」
やはり土御門、どうあっても土御門。 でも偶に殿町。 だが土御門。
確か声優さんが一緒だったくらいしか共通点が浮かばない。
つーか妹最高同盟ってなんだよ。
「なんだ、知らないのかイザねん。 妹を愛で、妹に愛を伝え、妹を見守る同盟だぜ?」
「ただのシスコン共の集まりじゃねぇか!」
話になんねぇ……と項垂れながら、1時間目の授業の用意を始めた。
…………
「疲れた……」
なんか今日1日だけで小説2冊分位になりそうなほど濃厚な1日だったような気がする……。
ちょっと用事があるから先に帰っていてくれ、と十香を八舞姉妹に預けてから、1人で保健室へと歩いていく。
この世界はもう既に完結しているのか、まだあの地獄が始まっていないのか、確かめたくなったのだ。
「あれ、和希?」
「っ……!」
絶対にありえない。
有り得るはずがない。
彼女達はもう消えたのだから。
俺自身、そう考えていたのだが、今ここに彼女がいるのなら、現実だと受け入れるしかない。
意を決して声をかけてきた少女の方へと体を向ける。
そこには、光から生まれたと言われれば信じてしまえるほどに美しい真白に銀を溶かしこんだ、腿辺りまで伸びるウェーブがかった髪、ダイヤモンドの様な瞳を少し眠そうに揺らす、十香以上に胸の大きい(下着もスカートも履いていない)少女。
本来なら居ないはずの少女。
原初にして、セフィロトの木の根幹、
「どうしたの?」
「……いや、なんでもないよ」
澪が押し黙った俺の顔を心配そうに見上げてくる。
大丈夫だ、と何度か言えば、澪も分かったと言って引いてくれる。
「じゃあ、お家帰ろ?」
澪がそう提案してくる。 本当なら、最初に彼女に会っておきたかったのだが、澪がいるなら、彼女がいない、ということも無いだろう。
だから俺はその提案に乗り、昇降口へと引っ張られて行った。
精霊達の瞳の色を喩える方法が宝石なのだが、割と澪にあう宝石がないねー。 ダイヤモンド選んだけど