狂気に染まっていたティアの瞳に、明らかに狂喜が宿る。本当に操られてんのか此奴とふりほどこうにもあの少年曰く始祖となったティアの膂力はティナを大きく上回りびくともしない。そのまま地面に押さえつけられる。
「本来ならレベル30~40じゃ
ケタケタと楽しそうに笑う吸血鬼の少年。自分では絶対にあれに勝てないし、逃げることすら不可能だろう。だが、吸血鬼になったティアならあるいは、と思う。吸血鬼に忌避感はない。知り合いどころか仲間に一人いるのだ。何より長年連れ添ってきた姉妹。拒絶などするはずもない。
「ティ、ティア……」
「大丈夫優しくする痛くしない気持ちよくする星を数えてれば終わる」
「………………」
あれ、此奴実は正気何じゃね?と思考が固まる。物凄い早口を一息で言い切ったティアははあはあ息を荒げながらティナの服に手をかける。
「あれ、此奴実は正気何じゃね?」
と、吸血鬼が首を傾げる。
「んー、いや……支配自体はされてるな。というか俺そういう種族特性持ちだし。ああ、俺の命令と本人の願望が合わさったからか?」
「違う。そんなことは思っていない。ショタコンのティナが私の手で感じている様をみたいとか断じて思っていない」
「……まあ、理性的な部分では止めた方がいいとは思ってるみたいだぞ?でも吸血鬼は吸血鬼の神である俺を無条件に崇めてしまう。向こうじゃ吸血鬼のNPCは俺に攻撃できず寧ろ乗っ取られて、プレイヤーは敵対するとステータス三割封印、味方になると三割増しってなぁ……おかげで吸血鬼系ギルドからの誘いの多いこと多いこと」
ケケケケ、と昔を思い出したかのように笑う吸血鬼。エヌピーシーだとかプレイヤーだとか意味は良く解らないが吸血鬼が無条件に崇めるというのは聞き捨てならない。『蒼の薔薇』最強の彼女が敵に───
「んひ!?」
乳房の先端から伝わるピリピリとした電気のような感覚にビクリと震え思考を停止してしまう。見ればティアの手が服の中に忍び込みティナの胸を揉みながら中指で先端をコリコリ押しつぶす。生温い下が蛞蝓のように首筋を這い耳の裏を舐め耳の穴に侵入する。
「ふ、く───んぅ……は、やぁ……」
右手で胸を揉まれ左手が腿を撫でる。ツツ、腿を揉みながらゆっくりと上へ上へと移動し、服の中に入ってくる。
クチュリと湿った音が鳴る。
「ティナ、感じてる?可愛い………」
「か、感じて、な……ひぃん!」
ティアはレズだ。故に女の扱いになれている。ティナだってイジャニーヤ時代にその手の行為をするために訓練を積んだ。が、ティアは完全に其方の趣味のため、女を喜ばせる方法をティナ以上に熟知している。
侵入した細い中指と人差し指がティナの中を探るように蠢きぷっくり膨らんだ箇所を撫でる。
「ひぐぅ!?」
「ふふ……ティナは、小さいのしか入れてないから知らないと思った……」
「ふ、う……はぁ、そこ、駄目……漏れ、る……痺、れて……」
「我慢せずに出すと良い。気持ちいいから……」
内側から膀胱を刺激され歯を噛み締め尿意に耐える。用を足せずに我慢しているような感覚。直ぐにでも出してしまいたいが、姉妹や男の目の前で漏らすなど………
「は、あ……うああぁ!」
ビクビクと体を仰け反らせプシ、ショロロと黄金色の液体がこぼれる。恥辱に身を震わせ涙目になるティナ。その涙を舐めとるティア。ティナの痴態にケラケラと笑う吸血鬼。
「よしティナちゃん。俺と勝負しよう」
「勝負……?」
頬を染めクタァ、と力無くだれるティナは気丈にも吸血鬼を睨みつけ、吸血鬼は楽しそうに笑う。
「今から一時間、イかないように耐えてみようか。耐えたらティアちゃんを人間に戻してあげるし、何だったら山一つ二つ破壊できる武器もあげる。もっと強くなれるように協力もしよう。そうだね……モモちゃんとこの茶釜お姉ちゃんの作った双子エルフに勝てるぐらいには………負けたら吸血鬼にするけどね……」
どうする?と尋ねてくる。吸血鬼を人間に戻すなど聞いたことがない。しかし、今は藁にでも縋るしかない。
「受けて、たつ」
「んじゃティアちゃんはい媚薬。そして命令。やれ」
「………ん」
「ティアなんかに絶対負けない!」
──────────────────
「んああぁぁぁ!無理、無理ぃぃ!いぐ、まだいぎゅううう!」
潮を噴きだし舌を突き出すティナ。瞳が瞼の裏に隠れそうなほど上を向き紅潮した頬が色っぽい。見事なアヘ顔晒すティナをティアが更に責め立てる。グチュグチュと互いの柔らかく湿った肉が音を立てコリコリと肉芽が互いに潰しあう。ペロリと持ち上げた片足の指をなめるとジュポジュポフェラするようにすい指の隙間に舌を通す。
「成る程これがペロロン兄ちゃんの言ってた薬漬けレズか。なかなか面白い見せ物だね~……んじゃ、敗者にはお仕置きを受けてもらうよ」
そういってペロリと唇を舐める吸血鬼。ティナの好みのど真ん中である美少年であることが、せめてもの救いか。
ウネは己にひざまずく二人の吸血鬼を見下ろす。実験はまあ成功。どちらも『
(現地住民はNPCみたいなもん、と。プレイヤーはどうなるのかね?調べてみたいけどこればかりはねぇ………)
別段プレイヤーと敵対したところで負ける気はない。武器も充実して部下も思考して動ける今、自分に勝てるプレイヤーなど居ないという自負がある。アイテムが10と少しの状態ならとある竜人の騎士相手ではきついかもしれないが彼は大分前に引退したし、今は十全だ。
「これからどうする、ウネ」
「私達はウネの望むとおりにする」
「女の子に言われたい台詞だねぇ。じゃ、お前等のお友達全部差し出せといったらどうする?」
「「………差し出す」」
「最終的には俺に従うけど、迷うか。うん、それが良い。信仰され、裏切られないのは良いけど盲信されるのはごめんだからねぇ。とりあえず吸血鬼である事を隠すアイテムはあげるよん。俺は俺で冒険者でもやるかな。強いし………」
「ソロで?」
「何か手伝えることは?」
「銅級ってやれることが少なそうだしなぁ。推薦状、君たちのリーダーから出させてよ。君達の記憶みる限り筋肉は簡単に認めるだろうしイビルアイは吸血鬼だし多分平気。半数以上が賛成ならお前等のリーダーも拒否しないだろうしね……俺はとりあえずエ・ランテル観光して竜王国にでも行ってみる……」
ウネはそう言って二人に吸血鬼である事を隠す指輪を渡した。彼女たちは己の神からの下賜された指輪を己の薬指をつけた。
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