『スキマ妖怪、一文字入れ替えるとキス魔妖怪』って例の話考えた人間違いなく天才だからこのSSを贈呈したい
「はー……」
重い書類をドスンと机に置いて、一息つく。これを仕分ける藍さんも大変だろうが、運ぶ僕も相当ご苦労さまだ。偉い偉い、と己を褒めながら次の仕事に移ろうと振り返る。が。
「偉い偉い」
「んんっ」
柔らかいものに受け止められ、僕の歩みは止められた。頭を撫でられながら、ゆっくりと胸部に頭を埋められていく。その抗いがたい魅力に押し負けそうになったが、本能に理性が勝利した結果、どうにか脱出に成功する。
「真っ昼間っから何するんですかあ!!」
「偉いなーと思って褒めてあげただけじゃない。嫌なら今度からはやらないわ」
「い、いや……別に嫌じゃないっていうかまあ……どちらかといえば好きなんで……」
「無理しなくともいいのよ?」
「大好きなのでまたお願いします」
言った途端、凄まじい速さで僕の顔は豊満な胸に埋まっていた。甘い匂いを胸いっぱいに吸い込みたい衝動に駆られたが、これまたグッと堪えて大きく深呼吸する。心を落ち着かせるための深呼吸であって、紫様の匂いを吸い込むための深呼吸ではない。ないのだ。ないよ。
「素直でよろしい♪」
「んん……」
腰に手を回し、より強く密着する。安心感と幸福感が胸に満ち満ちていくようだった。そー、っと紫様の体が支えを失い、前のめりに倒れたのがわかった。浮遊感とともに開かれた便利異空間――スキマを抜け、フカフカの布団へと倒れ込んだ。
「移動が楽でいいですねー」
「何ならお姫様抱っこで運んでもらいたいところだったけれど、この方がいいでしょう?」
「貴女が望むならそのくらい頑張りますよ?」
「ちっちゃいんだから無理するんじゃないの」
「むう」
引き寄せられ、吸い寄せるように軽く口付けられた。一度目は軽く、二度目は深くが彼女お好みのパターンだ。口腔内を貪られるように舌を絡められる。生憎この人以外としたことがないのでよく分からないが、多分美味いキスっていうのはこういうことを言うんだろうな、と毎回思う。数十秒そうした後、一度ゆっくりと離れる。どちらのものか分からない唾液が糸を引いた。
「ぷはぁっ……また真っ昼間っからして、って藍さんに怒られますよ」
「怒らせておけばいいのよ、それが仕事なのだから」
目が少しトロン、としていて、触れた頬が熱を帯びている。はあ、と息を漏らした。今更だけど、どうやら我慢出来そうにない。
「もう一度……ね……?」
唇と唇が優しく触れた。さながら磁石がくっついたように、離れ難い何かがそこにあった。お互いを甘く味わいながら、手を彼女の胸の方に伸ばす。豊満な乳房を緩急をつけながら優しく揉みしだくと、彼女の体がピクっと小さく震えたのがわかった。
「…………」
そのまま胸への愛撫を続ける。服の上で下着の上だというのに、紫様は可愛い反応を見せてくれる。しかし紫様は受身でいるのはお嫌なようで、固くなっていた僕の股間を摩り始めた。
「脱ぎましょうか」
唇が離れた時、紫様が言った。Tシャツを放り投げ、ズボンを一気に脱ぎ捨てる。紫様はゆっくりと導師服を脱いでいき、赤いリボンのついた紫のランジェリー姿となった。
「新しいの買ったんですね、とっても似合ってて好きですよ」
「ありがとう。貴方が気に入りそうなやつを選んでみたのよ」
そういって、くるりと一周まわって見せてくれた。おっぱいが小さく揺れた。股間が更に固くなった。
「うふふ、苦しそうね……?」
パンツを下ろされ、痛いほど固くなった竿をゆっくりと剥かれていく。亀頭が顔を出すと紫様は妖艶に微笑み、優しくキスをした。
「うっ……」
アイスキャンデーでも舐めるかのようにチロチロと、紫様は上目遣いで愚息に舌を這わせていく。ある程度経つと、今度は大きく口を開けて、一気に奥までくわえ込んだ。
「うおっ……!」
口内の温かさがダイレクトに伝わってくる。ゆっくりとしたストロークで、先やら裏筋やらが甘い刺激を受ける。
「挟まれるの、好きよね?」
豊満な乳房の谷間に竿が挟まれる。人肌の温もりと、柔らかさと、状況への興奮で急速に種が製造されていく。
「すいません、そろそろ出ます……っ!」
言うとすぐ、紫様は深くまで竿をくわえた。二つの強い刺激に、堪えていたものが一気に放出される。数秒の射精感の後、数十秒に渡って尿道に残る最後の一滴まで吸い取られた後、やっと愚息は解放された。
「ん……いっぱい出たわね」
口内に放った大量の精液を見せつけるように、彼女はぺろりと妖艶に舌を出した。
「まだまだいけるでしょう?」
「ええ、当然」
今度はこちらの番だ、そう思ったのだが――遠くで、僕と紫様を探す声が響いていることに気がついてしまった。先程までは昼間から仕事をサボってイケないことをしている背徳感による興奮もあったが、射精を経て、それは小さな罪悪感へと変わっていた。
「いいじゃない。気にせず遊びましょう?」
魅力的なお誘いだった。まったく、淫魔みたいな人だ――と思う。淫魔というか妖怪だが。
「すいません、やっぱり僕は行きます。自分だけ気持ちよくなっておいて、不公平な話ですけど――でもその分、今夜は絶対寝かせませんから」
ウィスパーボイスとともに耳を甘噛みする。ぴく、と小さく体を震わせたのがわかった。この人は耳も弱い。
「まったく――今の言葉、忘れないわよ?」
「ええ、是非」
「それじゃあ、夜眠れない分今のうちにお昼寝しておこうかしら」
おやすみ、の言葉とともに短く口づけた。その甘さを噛み締めながら、声の呼ぶ方へとゆっくり歩き出した。
次にしてほしいプレイを募集します。
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