※この作品はR-18です。

紫様としたい……したくない?   作:織葉 黎旺

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夜が降りてきた後

 

「ん〜〜〜〜〜〜」

 

 お風呂の中で大きく伸びをする。今日も今日とてよく働いたと思う。書類を運んだり家事を手伝う程度だが、労働は労働だ。壁に頭を預けて力を抜き、ぶくぶくと浴槽に浅く沈んでみる。苦しくなってきたのでやめた。

 

「夜だな……」

 

 窓の外で鈴虫の鳴く声が聞こえた。今夜は紫様と昼間交わした約束がある。楽しみなような、ドキドキするような。何回しようが、こういうことには全くなれる気配がなかった。昼間もすごかったなあ……

 

「……む」

 

 温かくなったせいか思い出してしまったせいか、股間が固くなってきた。むう、そろそろ出ようかと思っていたのにこれでは出るに出れない。このまま寝室に直行する予定だったのに、こんな姿を紫様に見られてしまったら、『これからの展開に期待して、妄想と股間を膨らませる変態野郎』の烙印を押されて軽蔑されるかもしれない。もう少し湯船に浸かるか……

 

「別にそんなの気にしないわよ」

 

「はうっ!?!?」

 

 驚き、声のした方を見ると、そこにいたのは紫様。いつからそうしていたのか、お手手で体を洗っている。しかし何故かその姿は水着――らしきものであった。らしきもの、といったのは、それが水着と呼ぶには烏滸がましい、極めて布面積の小さい黄色の布切れだったからだ。大事なところが大体うっすら見えてる。

 

「むしろ、私を想ってくれているのだから嬉しい限りだわ」

 

 おいで? と、両手を広げこちらに微笑む紫様。そんなの行くしかないじゃない。湯船を飛び出し、紫様の体に抱きついた。

 

「ゆかりさまぁぁ!」

 

「こらこら、はしゃがないの」

 

 まともに抱き合っているのでは、体格差のせいで到底あ(・)の(・)場(・)所(・)に届かないのでお胸にダイブして埋まった。同じボディソープを使っているはずなのに、紫様からは僕の体なんかより全然いい匂いがすると思った。女の人の体には、いい匂いを増幅させる仕組みでもあるんだろうか。不思議だ。

 

「ふふ、本当に可愛いわ……」

 

「か、可愛いって言わないでください……」

 

「どうして?」

 

「……だって恥ずかしくて照れちゃうから……」

 

「あーもう!」

 

 先程よりも強くぎゅーっと抱き締められる。息が苦しいくらいのそれは、しかし幸せだった。程なくして、紫様が左耳に囁く。

 

「いつもの、していいわよ……?」

 

 はやる腰を我慢で押さえつけ、申し訳程度の布切れ越しに乳首を弄り始める。くりくりと指の腹で転がし、つまみ、徐々に固くなっていくのを確かめて、一心不乱にそこへ飛び込む。まずちろりと舐めると、「ん……っ」と甘い声が漏れたので、そのままゆっくりと、さながら犬が飼い主の手を舐めるかのように、甘えるように乳首をしゃぶった。舐め、吸い、下の上で転がし、味を楽しみながら反応を楽しむ。しかし紫様の嬌声は、どこか切なげだった。理由はわかっている、右だけを責めていたからだ。

 

「……言わなきゃダメ?」

 

「してほしいことがあるなら、そりゃあ言った方がいいと思いますよ」

 

「左も……責めて」

 

 聞いた途端、体の一部が滾るのを感じたが、彼女を満足させたいという欲求には勝てなかった。本能の赴くままに布切れを引き剥がし、薄桃色の芸術的な乳頭に対面すると、大きな乳房を両手で引き寄せ、二つの山の中央に位置する突起を、同時に口に含んで吸い上げた。

 

「んん……♡」

 

 母性本能と生殖本能、どちらが刺激されているともつかない、慈悲と性欲の狭間のような不思議な様子の紫様がそこにはいた。ちゅぽん、と音を立てながら口から離し、片方を咥えてはもう片方を指で弄り、片方を舐めてはもう片方の乳房を揉みしだく、というようなことを一定のペースで繰り返していく。とはいえ、流石にこの程度の刺激だけでは絶頂に程遠いと思ったので「イキたいですか?」と聞いてみる。

 

「ええ……イかせて頂戴……? あなたの手で、ね?」

 

「手ですね、わかりました」

 

「んんんん♡♡」

 

 開かれた秘所に手を伸ばし、触れると、長きに渡る愛撫のおかげで十分に濡れていた。なので指を三本ほど、一気に根元まで突っ込み、グチュグチュと淫靡な音を立てて掻き回す。

 

「あん、いきなりそんなの激しすぎるわよっ♡」

 

「口では嫌がってる割に、どんどん濡れていきますよ?」

 

 紫様の中は温かくてうねうねでキツキツで、指にとても気持ちよく吸い付いてくる。甲の方まで紫様のお汁が垂れてくるのを感じて、そろそろ決め時だなと思った。

 

「ここ、弱かったですよね?」

 

「んっ!?」

 

 中指だけを軽く曲げて挿入し、コリコリとした場所を見つけて強く突く。反応は顕著だった。そのまま、その場所――Gスポットを、小刻みに振動させて刺激を与えていく。

 

「う……めちゃくちゃ上手くなったわね……♡」

 

「お褒めに預かり光栄ですよ、っと!」

 

 言うと同時に膣内と体が小さく痙攣して、紫様がイッたということを僕に教えてくれた。いやあ、我ながら本当に上手くなったなと思う。まあ、「ここを刺激しなさい」って何度も何度も夜伽に付き合わされれば当然だ。

 

「でも嫌じゃなかったでしょう?」

 

「そりゃあまあ」

 

 お互いを抱き寄せ、舌を絡め合うようにキスをする。お互いの口内を楽しんだ後、昼間のように紫様が耳元で囁いた。

 

「次は私が気持ちよくしてあげるわ♡」








他に書いてるものもあるし、深夜の勢いがないと書けないので更新は不定期ですぜ!あと続くかどうかも分からないからあんまり期待しないでネ!

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