ぶっちゃけ蒼みたいな可愛い彼女が居て一年間も自慰を我慢できるわけがないので、きっと羽依里は寝てる蒼をおかずにシてるに決まってます。
ただ横で藍が監視してるかもしれません…。
空門藍が長い眠りから目覚め、代わりに空門蒼が眠りについてから一年。
俺は、夏の終わりに、蒼を目覚めさせることに成功していた。
一年間眠っていた蒼は当然、リハビリの必要があったが、
藍ほど長い眠りではなかったため、そこまでの支障はなかった。
学園は当然ながら留年扱いに。
逆に藍はその学才を十二分に発揮して特別扱いで義務教育課程が終了。
学期の途中からという形であったが、蒼と同じ学園へと編入した。
問題なく一年次をパスし、二年次となっていた。
藍は勉強をする毎日、蒼は週末に鳥白島に戻ってくる俺と一緒にリハビリの毎日を過ごした。
十一月に入ると秋も終わり、冬が近づき、寒さも増してくる。
金曜日。鳥白島へ渡るため、連絡船の最終便に乗ろうと港まできていた。
船に乗り込む。もう既に何度も何度も、去年から今年にかけて乗ってきた船だった。
当然そこには見知った顔もあり……。
「今晩は、羽依里さん」
「藍か、ギリギリまで本土のほうにいるなんて珍しいな」
「勉強を、なるべくしていたいですから。図書館に篭っていたらこんな時間でした」
「勉強するのはいいことだが、藍は何か明確な目指してるものがあるのか?」
「特にはないですが、将来、蒼ちゃんと羽依里さんを養うために良い仕事には就きたい、
と考えています」
「……俺も養われる枠に入ってるんだ…」
「私からしたらまだまだ羽依里さんは頼りないですから、その保険です」
「そうですか……」
淡々と凄いことを言ってるような気がする。
……藍なら本当にやりかねないな。
「羽依里君、おかえりなさい」
「あ、どうも」
蒼と藍のお母さんも当然のように一緒の連絡船に乗っていた。
藍とは偶然だったが、この人とはこうして鳥白島に渡るたびに会っている。
話すことはほとんど、蒼と藍についてだった。
「でも、おかえり、なんて言葉のほうが似合うくらいすっかりもう羽依里君も島の人間よね」
「自分でも自然と受け入れてましたけど、確かに…」
「さすがは蒼の未来の旦那さん! 式はいつになるのかしら?」
「いつかは…と思ってますけど、ま、まだ気が早いですって……!」
やはり蒼と藍の母だけあって、会話はこんな感じでいつも自由だ。
「は?」
「あのー…藍さーん? 怒らないで……どうどう…」
「蒼ちゃんとのお付き合いまでは許しましたけど、結婚までは許してませんが?」
隣で聞いていた藍が怒りをあらわにしていた。
「結婚も許してください……」
「…これから先の羽依里さん次第です」
「でも、さっき蒼と俺を養うため~とかなんとか言ってたような…?」
「………」
ギロリ、とあらためてこちらを見つめる無言の瞳が鋭くなる。
その目やめて、ゾクゾクするから。
そんなやりとりをしているうちに鳥白島の港へと到着。
俺達三人も下船する。桟橋には、空門蒼が待っていた。
「羽依里~~~!!!」
ゆっくりと、こちらに寄ってきて俺に飛びついてくる。
あまりの勢いに受け止め切れず、衝撃を抑えるために蒼を抱きしめながらその場で一回転。
「っと、急に飛びつくなって! 海に落ちるだろ!」
「えへへ~~! 羽依里なら大丈夫だって信じているもの、おかえりなさい、羽依里!」
「ただいま、蒼」
上目遣いにこちらの顔を見つつ、言葉を交わす。
「蒼ちゃん。私もいる」
「藍もお母さんもおかえり~!」
「あらあら、さっそく仲良しなところを見せてくれるわね~」
「まあね~~! ほら、羽依里、いこ!」
「ぐっ…!」
自分ではなく俺が優先されたことに明らかな嫉妬を見せる藍は、
蒼に気づかれないように俺にだけ再び鋭い目線を投げる。
そんな藍に俺は親指を立てて、してやったり、とハンドサインを返す。
四人で岐路を歩く。
蒼と蒼のお母さんが並んで楽しそうに家族の会話をしている一方。
その後ろで、藍と俺は言葉を交わさずに並んで歩いていた。
「羽依里さん」
「どうされましたか藍お姉さま」
「……いつも通り、『藍』でいいです」
「どうしたの藍」
「もしかして、今日は蒼ちゃんを抱く予定ですか?」
「あー、えっと……その、予定です、ハイ」
「そうですか…」
予想していた言葉が返ってこず、代わりに少し寂しげな口調で言葉が紡がれた。
「あのー…その……」
「………藍?」
何か言いたそうにしているが、恥ずかしいのかなんなのか、言葉に詰まっている。
しばらくそのまま歩き、加藤家の前まで到着する。
すると、そのとき隣を歩いていた藍がこちらに身を寄せ、ひっそり声で耳打ちをしてくる。
「蒼ちゃんも良いですが、いつかは私のことも抱いてくださいね?」
その言葉を言った後の藍は珍しく顔を真っ赤にしてそっぽを向いていた。
だ、抱く…? 藍を?
蒼と同じように…?
それって、セッ――
言葉の意味をかみ締めると、こちらまで顔が熱くなってくる。
「じゃあ、藍、お母さん、また明日ね~」
「おやすみ、蒼ちゃん」
「おやすみなさい、蒼、羽依里君に迷惑かけちゃだめよ」
「かけないわよ! もう~!」
「おやすみなさい」
四人それぞれ、別れの挨拶をすると、その場には俺と蒼だけが残った。
蒼は俺の右腕を抱きしめ引っ張り、家へと急かす。
”あの夏”鏡子さんは蔵の整理を終え、本土のほうへ考古学を追う為、出て行った。
そうなるとこの家を管理するものが居なくなる、ということで、
週末になると蒼に会うためにやってくる俺が使っていい。そういうことになった。
蒼は蒼で、俺と一緒に過ごすために、週末は自分の家ではなくこちらで寝泊りまでしている。
実のところ、同棲生活のようなものだった。
「さあさあ、ご飯は出来ているわよー! まずは食べましょう!」
「晩飯を用意して、夫の帰りを健気に待っている妻って良いな…」
「つ、妻!? で、でも、まだ結婚はしてない…し…うぅ……
で、でもその羽依里と結婚は絶対したいっていうか…一応そのつもりではいるし……」
「俺もそのつもりだよ、未来の奥さん」
「……ああ~~~もう!!!
あんたって、わりとキザな台詞を恥ずかしげも無く言うわよね……」
俺の恥ずかしい言葉に顔を真っ赤にして恥ずかしがる蒼。
既に慣れた日常の光景だった。
蒼の作った夕飯を堪能したあと、食器を洗っていると、隣に立つ蒼から、
「ねえー…? 今日は…その、するのよね?」
「うん、蒼も十分日常生活を送れるようになったし…
俺もその…我慢できそうにないです……」
「えへへ……あたしも……かなり我慢してた…」
そう、今日はリハビリも終わった蒼と一年越しのえっちをする日だ。
この一年間、ずっと我慢してきた。
一年前の夏のあの日、蒼と体を重ね、その快楽を知ってしまった身だ。
並大抵の健常なる男子では成し得なかったことだろう。
ひとえに蒼への想いだけで耐えてきた一年間だった。
だがそれも、今日までだ。
今日、すべて解き放つ。
食後の後片付けも終わり、一息。
ゆっくりと、お茶を飲みながら、帰宅途中の藍の言葉を思い出す。
いつかは私のことも抱いてくださいね……か。
藍にとっては、蒼は何よりも大切な存在。
俺と蒼がそういう関係になるなら、自分も一緒に……というところなんだろう。
一年前の夏、藍が目覚めたあの日のことも思い出す。
あなたとのお付き合いは遠慮したいです、しかし、蒼ちゃんと一緒なら、やぶさかではありません。
そういえば、そんなことも言っていた。
しかも本気だと。もちろん蒼一筋と言った手前、蒼だけを愛するつもりだ。
だが、蒼と藍、双子の仲のことを考えると、そういう未来もあるのかもしれない。
「羽依里ー? お風呂沸いたけどどうするー? 先に入るー?」
深い思考に落ちていると、唐突に蒼の声が響き、現実に意識が戻る。
「羽依里ー…?」
居間に姿を見せた蒼を間髪入れずに抱きしめる。
急に抱きしめられた蒼は、俺の腕の中でもごもごと動く。
「た、確かに今日は、その、久しぶりにするからって我慢できないのはわかるけど、す、するなら布団で……」
「あー…蒼を急に抱きしめたくなっただけだから、まだ大丈夫、
それよりお風呂いこうか」
自然な流れで肩を抱き、蒼をお風呂へを誘導する。
何の疑問も抱くことなく廊下を進む蒼だったが、お風呂場の手前まで来て急ブレーキ。
「って、ちょっと、まったー! なんか、一緒にお風呂に入る流れになってない?」
「蒼と一緒にお風呂入りたいなー、入りたいなー、だめ?」
「……ぅ…ん、恥ずかしいけど……あんたに『だめ?』って言われると、
断れないっていうか……あ、でもあたしも嫌ってわけじゃないのよ?」
「なら一緒に入ろう」
「……うん」
相変わらず押しに弱い蒼だった。
一緒に入ることが決まった後、着替えを用意し風呂場へと向かう。
「先に入ってるね」
「うん……お願い。あたしはあとから入るから」
二人して脱ぎ合いをするのは恥ずかしかったため、先に俺が風呂場へと入る。
手桶を使い、ほどよい温度のお湯を体にかける。
隅々まで、お湯に慣れさせ、湯船に浸かる……あれ、お湯少ない?
男一人が浸かっても、肩の高さに至らない程度の量。
まあこれならこれでのんびりと入る分にはちょうど良い。
湯船に浸かってしばらくすると。
脱衣所のほうから、かすかな音が聞こえた。
それは布のほうなものと、人間の肌が擦れたときのような音だった。
今現在この家にそんな音を立てる人物は当然一人だけ。
蒼が扉の向こうで服を脱いでいる――
一年前のあの夜のことを思い出す。
蒼の肌。すべすべの頬。極上の柔らかさの胸。しなやかな手の感触。口の中。そして……。
「お、お待たせ……」
扉が開かれた。
蒼が風呂場へと入ってくる。髪は後ろで結ってまとめてあり、普段はなかなか見ない姿だ。
左手で真っ白の無地のタオル持ち、体の正面を隠し、ゆっくりと風呂場のマットへと進んできた。
タオルが小さいのか、蒼の胸が大きいからなのか……横乳が少しタオルからはみ出ている…。
それに気づいた瞬間、こちらの下半身が身震いを起こした。
もうちょっと我慢しててくれ……。
蒼の下半身のほうに目を向けると、股の辺りをギリギリ隠す程度。
ちょっと揺れれば割れ目が見えそう…。
相変わらず俺を魅了する蒼の体だった。
「………気持ちは分かるけど、食い入るように見るわね……」
「初めてのシチュエーションだから、許して…」
「しょうがないわね……」
特に呆れる様子もなく、蒼も手桶でかけ湯を行う。
無地のタオルにもお湯が降りかかり、肌にピッタリと張り付いていく。
すると、生地が薄っすらと透けて、肌色が浮かんでくる。
今の蒼なら頼めば、もういくらでも見せてはくれるだろう、
だが、見えないギリギリ、というのはこういう無意識下でしか体験できない貴重なものだ。
そうこうしているうちに、蒼も湯船に浸かろうとしている。
まずは左足。続けて右足。そしてゆっくりと腰を落として浸かっていく。
大事な部分を隠しているタオルも湯に沈んでいく。
「……っと…良い湯加減…さすがに二人で入るとちょっと狭いわねー…」
気づけば蒼は俺と向かい合うようにして、湯船に浸かっていた。
目の前に蒼の体があった。手を少しでも伸ばせば触れられる距離。
「蒼ー…ち、近くない?」
「しょ、しょーがないでしょー! 狭いんだからー!」
蒼の顔はすでに真っ赤だ、入ったばかりのため、のぼせているわけがない。
こちらの顔も熱くなってくる。
やばい、めっちゃ恥ずかしい……。
「あのさ……」
「うん……」
「俺達一度は体まで重ねたはずなのに、こういうのはまた別で、
恥ずかしくなっちゃうのな……」
「うん……だから言ったじゃない……うわ~~~~」
蒼は両手で自分の顔を覆う。
すると、当然手に持っていたタオルは蒼を離れる。
目の前を漂っていたそれを俺は自分の手に収める。
蒼の大事なところを隠していたタオルをGETをした!
「ちょ、ちょっと! あたしのタオル!」
「へへっ、頂いたぜ……こいつは邪魔だからこっちに置いておこう」
「~~~~~~~!!!!」
俺の後方の風呂のふちにタオルを置いておく。
生まれたままの姿を晒している蒼は、自らの腕で胸と秘所を隠そうとするが、
それはあまり意味を成さず、余計に俺の興奮を煽る結果になった。
「蒼、反対向いて」
「えっ? ………これでいいの?」
蒼は一度立ち上がって百八十度回転し、俺に背を向けて再び浸かる。
俺はあらかじめ脚を広げていたので、必然的に脚の間に蒼の体が入る形となる。
浸かったのを確認。後ろから蒼を抱きしめる。
「ひっ!?」
「蒼ー……」
距離零。完全に密着する。
腕を後ろから前に回して蒼のお腹を撫でる。
既に固くなっている肉棒を蒼のお尻に擦り付ける。
一年越しの快楽。このまま続けたらこれだけでイってしまいそうだ。
「…あっ…か、固いの当たってる……」
「うん、当ててる」
「…気持ち良いの?」
「触れてるだけなのに凄い気持ち良いよ、極楽………」
続けて、胸にも手を回す。
この一年でさらに育った双房は俺の手に収まりきらない大きさ。
「……ぁ……んっ……うぅ…」
風呂場のためか、蒼の喘ぎ声もよく響く。
島の家は一軒一軒が離れてはいるため、隣に聞こえてしまう、ということはないだろう。
なので、少し力を入れて揉んでみる。
「ぁ………羽依里の……手……」
「俺の手?」
さらに揉む。手触りが心地良い。俺の指の形に胸が自由変形をする。
「……っ……羽依里の手、気持ち……良いの……」
「そりゃよかった……ここはどうかな?」
「あっ、そ、そこは……ひん!」
乳首を軽く摘んでみる。コリコリしている蕾を弄ると、蒼が軽く仰け反り、一瞬腰が浮く。
戻った際の優しい衝撃で肉棒が刺激される。
「くっぅ……はぁ」
そろそろ、限界がくるかもしれない……。
まだ蒼には悟られていないはず。
「うぅ……コリコリされるとビクってなっちゃう……」
「そろそろ湯船から出ようか」
「………はっ、ああ、うん! そうね!」
蒼も快楽に少しうっとりとしていたようだった。
一緒に湯船から出る。
程よく温まったあとは身を清める時間だ。
「蒼は髪と体、どっちから洗う?」
「いつも髪から洗ってるわ。やっぱり汚れは上から順番に落としていくものでしょ?」
「だな。じゃあ、蒼の髪は俺が洗ってやろう」
「ええー……あんた、女の子の髪洗えるの?」
「当然、初めてなので優しくお願いします」
「経験済みだったら、あたしが困るわよ! あと優しくされるのはあたしのほう!」
そういって蒼はこちらに背を向けてマットに座る。
一瞬だけ見える桃尻に目を奪われるが今は我慢。
蒼の髪はとても長い。長いだけじゃなくて繊細で近くで見ると、とても綺麗だった。
後ろで纏め上げている髪も、今はすべて下ろされている。
普段と印象の違う蒼だ。ちょっと大人っぽく見える。
「じゃ~、お願いね~~…」
「任せろっ!」
シャワーヘッドを片手に持ち、蛇口を回す。
勢い良く、飛び出る温水。手で温度を確かめてみるが、結構熱い。
「あんまり熱くないほうがいい?」
「ん~、そうねー…髪を洗うときは基本ぬるま湯のほうがいいわよ?
あとは、あんたがやりたいようにしてくれればいいわ」
「了解」
意外にも蒼は俺にすべてを任せる様子だった。
それだけ蒼に信頼されていることに嬉しさを感じる。
調節し、ぬるま湯にする。
蒼の髪を片手で梳きながら、お湯を馴染ませていく。
手に取った髪の毛はとても柔らかい、女の子の髪だった。
男の無骨なそれとは違った儚い脆さを感じる。
蒼の長い髪を、俺の男の手で洗っていく。
これもまた一つの独占欲のようなものだと気付く。
愛する女性の髪を触っていると興奮してくる自分は、
つくづく変態趣味だな、と心の中で思う。
お湯で髪全体を洗った後は、シャンプーを手に取り泡立てて蒼の髪を洗っていく。
「かゆいところはないかー?」
「……羽依里の指がくすぐったい…」
「それは我慢してくれよ…」
「うん……」
白い泡が髪に広がっていく。
なんだか、自分の体液で蒼の髪を穢したみたいで興奮してくる。
「エロい……」
「な、何が?! はっ! だ、ダメよ!
髪にかけるのはダメ! 匂いついちゃうし……」
「以心伝心できているみたいで嬉しいよ」
「あ……っ…くぅ……」
「髪流すよ」
「………おっけー」
シャワーのお湯で蒼の髪を流す。
ゆっくり時間をかけて、泡を洗い落としたら、終了だ。
「ど、どうだった?」
「う~んー……洗うのは下手だった、
けど好きな人に洗って貰うのって、すっごい嬉しい……」
「これから精進します……」
「こ、今後も洗うの?」
「蒼が嫌じゃなければ定期的に一緒に入りたいなーって」
「……うん、ま、毎日は恥ずかしいけど定期的に、ね」
蒼が立ち上がると、そのまま俺の背後に回り、シャワーヘッドを要求してくる。
「あたしは小さい頃に藍の髪も洗ったことがあるから自信はあるわよ」
「蒼の小さい頃か……可愛かったんだろうなあ」
「今度、写真みる? 藍のもあるわよ」
「ほほう……それは見てみたいな」
シャワーヘッドから温水がでてくる。
蒼の細い指が俺の髪を優しく撫でながらも、お湯が降り注いでくる。
指の腹で優しく頭皮をマッサージしてくる。
なるほど、これはくすぐったいが…それよりも…。
「気持ち良いな、これ」
「えっ、男の人ってここでも気持ち良くなるの?!」
「蒼、そっちの気持ち良いとはちょっと違うから……」
「………~~~!!! ほら、次シャンプー! はい、洗うわよ!」
照れ隠しなのか、所作は手早くあっという間に泡で満たされ、そして洗い流される。
「このまま、体も洗う?」
「お願いする」
「おっけー…じゃあそこのボディタオル貸して」
「おっと、これは渡さないぞ」
「…? 渡してくれないと洗えないんだけど」
「胸で洗ってください、お願いします」
「む、胸で……ってそれ…え、えっちなお店でやるやつじゃない……」
「蒼はやっぱり知ってたかー」
「あああああああああ!!!!!! し、知らないわよ!!!
おっぱいを使って泡だらけにして気持ち良く洗ってあげるやり方なんて知らないわよ!!!」
蒼の知識はどうやら完璧のようだった。
「それだけ知ってれば十分だからさ、頼むよ? ね?」
「それが羽依里のしてほしいことなら頑張ってみる……」
数回、ボディソープを手に出す音が聴こえたかと思うと、
不意に背中に柔らかい衝撃が訪れた。
蒼の巨乳が俺の背中に押し当てられた。
ソープでコーティングされた乳房で蒼に背中を洗って貰う。
背中に走る柔らかいおっぱい全体の感触と、
乳頭の固い部分のそれぞれが興奮度合いを高めていく。
「んしょ…んしょ……気持ち良いかしら?」
「このお店なら毎日通いたいな………」
「………とりあえず今日だけ限定です」
精一杯、俺を気持ち良くさせようと努力する蒼が愛おしい。
幸せな気持ちで満ちていき、一旦は静まっていた肉棒も、
背中の感触が来る度に徐々に勃ち上がっていく。
ついに真上を向いた剛直の根元に、
背後からの快楽によって、子種の用意がなされる。
蒼に触れられてもいないのに、先端からは先走り汁が溢れ出していた。
「ねえ、羽依里~……?」
「な、なにー…?」
「…あ……」
後ろを振り向くと、蒼が背後から覗き込んでいた。
すると当然目に映るのは蒼の巨乳の奉仕にて最大限に勃起した肉棒。
「大きくなってる……」
「はい……気持ち良いので…」
「このままだと苦しそうね……一回出しちゃう?」
「ああ……」
「じゃ、手でするわね……」
蒼はそういうと、背後から乳房を押し当てた状態のまま、
後ろから両手を伸ばし俺の肉棒に触れた。
右手で竿の部分を、左手で玉袋を持ったその手つきは、
一年前のあの夜に試行錯誤した結果なのだろう。
……それが正解です、蒼さん……。
「久しぶりね……これ、やっぱり熱い……あのとき見たよりも大きくなってない…?」
「一年間我慢させられてたので…爆発寸前です……」
「ん、先端からベトベトした汁がでてるわね……
こうすると…うわ~…なんか面白いかも」
人差し指と親指で先走りを摘まれる。
そのまま上に持っていくと、ネバネバとした糸が一本引かれる。
蒼はさらにそれを捏ね繰り回す。
目の前で弄ばれる自分の子種を見る、というのもなかなか変な体験だ。
そしてその間にも、左手の玉袋の優しい愛撫が続く。
蒼の掌の感触がたまらなく気持ち良い。
「あんまり焦らすのも可哀想だし、一気に射精させてあげる……」
ボディソープを手に出し、両手ですり合わせて泡だらけに。
それを俺の肉棒に塗りたくってくる。
「これで滑りがよくなる筈……」
すべてを蒼に任せていた。蒼が全身を使って俺に快楽を与えてくる。
背中で上下する柔らかい胸の感触、突起部分のひっかかり。
それと連動し、肉棒を包み高速で上下する。右手の感触。
ポンプに空気を送るように、丁寧に玉袋を揉んでくる左手。
体を洗う、という名目から、ただの性行為に没頭していた。
そしてそんな最高の快楽に長い時間堪えられるはずも無く――
「蒼……もう我慢できない……全部出したい!!」
「いいわよ、出しちゃいなさい……全部…!」
「くあああああああっ!!! でるうううーーーー!!!」
ダムが決壊するかの如く、肉棒の先端から精液が迸る。
もの凄い勢いで射出されていくそれは浴室の壁に当たり、
あまりの濃度の高さにそのまま張り付いていく。
「まだ、でてる……」
蒼の声がするが俺の体は一時的な脱力状態に陥り、耳に入らない。
射精が止まる最後の瞬間まで蒼の手の愛撫は止まらなかった。
「ふぅ………一年間よく我慢できたなあ、これ…気持ち良すぎだろ……」
「まだ続ける?」
「またまたお願いしたいことがある」
「……それは良いんだけど、お風呂、あがったあとも……するのよね?」
「うん、今日は朝まで蒼を抱きまくりたい……」
「……そっか、また、朝までしちゃうんだ……」
「実際は、体力の続く限り、だな、まだあんまり無理させたくはないし」
「…とか言う割にはグイグイくるわよね~……」
「ははは………」
湯船のふちに腰掛ける。
射精したあとの肉棒はそれでも萎えていなくてまだ硬度を保っていた。
蒼の肩に手を回し、開いた足の間に導く。
「えっとー……くち?」
「おっぱいでしてほしいな」
「胸で……どうすればいいのか分かんないんだけど良い?」
「蒼のしたいようにしてくれればそれで気持ち良いと思うから、頼む」
「おっけー……」
立て続けのお願いにも蒼はしっかりと応えてくれる。
一年前には恥ずかしがってたシチュエーションにも慣れたのか、
それ以上に、こうして交わる幸せのほうが大きいのか分からないが、
それでも蒼は優しい瞳で俺の肉棒を見つめ、それに自身の胸を近づける。
「あっつ……」
「うおっ……やわらかっ……」
魅惑の乳房が作り出す蒼の谷間に俺の分身が挟まった。
その空間もまた男からしたら未知の領域だった。
胸と胸の間の地肌もスベスベで、周囲を胸の壁で覆われているため、温度も高い。
モノを谷間に挟んだ蒼が、こちらを上目遣いで見上げる。
「………」
「えっと、こうして両手でおっぱいを押し付けてみて」
「…あっ……うん」
「……はぁ……そしたら上下にしごいてみて……」
蒼は頷くと、俺の言われた通りに自身の両手で、肉棒を挟んだ胸を上下に動かす。
柔らかい乳圧は、蒼の優しさそのもので、
膣内や咥内と比べるとそこまでの気持ち良さはない。
ただ、目の前で蒼が俺のモノを胸に挟んで奉仕してくれている……。
その視覚効果は男の本能に興奮を与える材料として十分だった。
蒼の胸の谷間は、赤子の眠る揺り篭のような心地よさだった。
ずっと、ここに居たい、収まって居たい、そんな快楽を与えてくる。
「んしょ……こうやって、動かす度に羽依里の……熱くなってくる……
こんなに熱かったっけ……」
パイズリ奉仕の間にも蒼への経験値が溜まっていく。
自身の胸の使い方を理解してきたのか、左右の乳房を交互に上下にしたり、
手を離して完全に胸だけで刺激を与えてみたり、はたまた――
「はむっ……れろ……ちゅぱ……んぅ……」
「!?!?!?」
突然、蒼が胸の先端から納まりきらずに突き出した亀頭部分を
上手に首を傾けて唇で咥えた。
唇のやんわりとした刺激と乳房での愛撫の相乗効果が生まれる。
「……ん……ほお…? ………ひもひいへほ?」
「蒼~…咥えたまま喋られると、ほんと出ちゃうから………」
「ほほっはほの、へんふはひはひひゃいははい?」
快楽の信号が全身を駆け巡り腰が意図せず浮いてしまう。
すると当然、肉棒も位置を変えて、蒼の咥内深くに沈んでいく。
根元の玉袋は谷間の中心部に無理やり挟まれた形になる。
精子の製造が急ピッチで行われ、発射の準備が整えられる。
「はぁ……はぁ……そろそろイきそう……くあっ……」
「ちゅぱ……れろ……ぅ……ちゅ……」
「あああっ……蒼、両手で胸を寄せといて……」
「ん………ずずっ」
蒼が胸を寄せるのと同時に、口で一気に吸引を行った。
そんな吸引に、肉棒のダムは再度決壊した。
俺は腰を引き蒼の口から肉棒の先端を取り出す。
射精する先は当然、蒼の双乳の間。
「ああああああああ、蒼…! 蒼…!」
蒼の谷間を白濁の精液が満たしていく。
たっぷりと射精したあとには、胸の間を真っ白に染めた蒼の姿が目の前にあった。
胸の間をネバネバした精液がゆっくりと垂れている姿はとても官能的で、
射精後も俺を楽しませてくれる。
「立て続けに出したのに、この量…っていうか、羽依里の精子……すっごく熱い…」
「………ふぅ………」
「これで満足したかしら?」
「俺はひとまずは……だけど……」
バスマットに女の子座りで佇んでいる蒼の背後に回り、後ろから秘所へ手を伸ばす。
そこは、幾度かの行為、はたまた、この後への期待もあるのか、濡れだしていた。
「蒼のここが満足してないんじゃないか?」
「ひゃん!?」
まずは右手の人差し指で軽く撫でる。
続けて中指と同時に穴の中へ、先端だけ埋没させる。
少し掻き回すだけで、お風呂のお湯、ただの水分ではないことはすぐに分かった。
「濡れてたんだ……?」
「こ、これはさっ…きまで湯船っ…に…浸かってぇ! たからよ!」
喋ってる間も指の運動は止めない。
「でも、こんなにネバネバしてるけど?」
「ぅ~~~~………一年前の羽依里が出した分が今になって出てきた…とか」
「……さすがにそれは無いと思うよ……」
「そうよね……」
「こんなにグショグショなら洗ってあげるしかないよな?」
「………はい」
「じゃあ立って、湯船のフチに手を着いて、お尻こっちに向けて……」
「もう~~~……あんただってしたいんじゃない!」
「その通り」
俺達は、我慢しきれず、お風呂場にて久々に体を繋げることになった。
あの夜と同じように、背後から蒼の桃尻を掴み、
魅惑の膣内へ目掛けて、肉棒を突き挿す。
先端部分を通過した段階で、俺の興奮もより一層高まり、肉棒が蒼の膣内で膨張する。
「あっ……きたぁ………中で大きくなってる……」
既に何度も貫いた蒼の膣は、俺の肉棒の帰りを喜び、歓迎してくれる。
奥深くまで、一気に飲み込まれる。
数秒すると、膣がまるで再会を果たした恋人に抱きつくかのように、締付けてくる。
すぐにでも出てしまいそうだ。
「くっ……蒼の中やっぱり気持ち良い……」
「……んはぁ……あたしも気持ち良い……んんっ!」
腰を前後に振り出す。
体と体が接触する度に軽快な音と蒼の喘ぎ声が風呂場に響く。
それと同時に両手でスベスベのお尻の感触も楽しめる。
「あん……たって…後ろから……すき…よね…あっぅ!」
「ああ…そうなのかな……はぁ…良い……」
ストロークを速めたり緩めたり、緩急を付けて久々の蒼の膣内を堪能する。
極上の性器は、肉棒に反応して次々と喜びの愛液を生産する。
そしてそれは打ち付ける衝撃によって、辺りに飛び散っていく。
「蒼~…体は大丈夫か?」
「く…はぁ…うん、まだいけう~……んっ!」
そう応える蒼は少し疲れているみたいだった。
お風呂場での長時間の行為は蒼の体的にはあまり宜しくないだろう。
とはいえこちらももうしばらくこの状況の蒼を味わっておきたい。
「んん……ん? 羽依里……?」
断続的に発生していた快楽が止んだことに気づいた蒼がこちらを向く。
俺はそのまま体を正面に向かせてあらためて、肉棒を挿入する。
「こんどはまえからぁ……!」
「蒼……持ち上げるから手を回して掴まって」
「…えっ、こう?」
「よし……いくぞ……」
「ちょ、ちょっと……あっ…んん~~!!」
今度は所謂、駅弁スタイルで蒼と繋がる。
女の子の体はびっくりするほど軽い。蒼は一年間眠っていたから尚更だった。
それでも重力によって、通常よりも深く刺さった肉棒からは早くも限界、との信号が送られる。
「これなら…はぁ……蒼はそこそこ……楽だろう?」
「うう~…らくだけ…ど…さっきよりも深くて…きちゃう!」
「やっぱり、こうやって蒼の可愛い顔を見ながら…のほうが…興奮するなっ!」
「ひんっ!!!」
一度重心を下げ、一気に突き上げると、蒼がその衝撃で震える。
反射的に蒼の両足が俺の後ろ脚に回される。
放そうにも放せない。蒼に逆に拘束されたような形だ。
脚の締め付けが強くなると、接合部にも余計に刺激が奔る。
「ああっ…それやば……く……」
「……っ…はぁはぁ…も、もう…気持ち良いなら早く出しなさいよ~~!!
あたしは限界よ!!!」
「蒼はさっきから何度かイってたよな……」
「…ま、まだイってないわよ! ……こ、これだから童貞は困るわね!」
「……俺は蒼に童貞を捧げたはずなんだけどな~…
そもそも今してるこれは何だー…?」
「………いま羽依里とエッチしてます…あと何度かイキました…うぅ……」
「つぎは一緒にイこうな……っと!」
蒼の体を軽く浮かせ、重力と自身による突き上げにより一気に絶頂まで駆け上る。
何十回もの出し入れに、蒼の膣は痙攣し、俺の肉棒も脈動していた。
「んんー! んんー!」
「はぁはぁ、だすぞ蒼!」
「はぁ! きてぇ…!」
「蒼ーーーーーー!!!」
玉袋に再度溜まった白濁が肉棒を通して、蒼の膣内を駆け抜ける。
最奥まで突き刺さったそれは直接子宮の中に注がれていく。
何度目かの膣内射精。一年ぶりの種付け行為。それは最高の快楽だった。
放出後、蒼はそのまま俺にぐったりと体を預けてくる。
肉棒をゆっくりと引き抜き、バスマットの上に降ろす。
「ここまでやっといてあれなんだけど、大丈夫?」
「ん…らいじょうう……」
「えっと、大丈夫じゃなさそうだな…
もう一回体洗って、ちょっと湯船に浸かってからあがろうか」
「おっけー…」
興奮が治まった後は、特にちょっかいを出すこともなく、
行為によって飛び出た互いの体液を洗い流した。
再度、二人で湯船に浸かる。
「どうしてまた、この向きなのかしら…?」
「このほうがいいから…」
「へー……」
俺の脚の間に座る蒼を後ろから抱きしめる体勢。
蒼の言うとおり、やっぱり後ろからって好きなのかも。
それか、もしかしたら――
好きな人を目の前にドキドキして変な顔をしている自分を見られたくなかったのかも。
ただそれは俺が今抱きしめている蒼にも当てはまりそうで。
「恋人って良いよね」
「何よ急に……」
「布団に行った後でたくさん教えてあげるよ」
「………うん」
表情は見えないけど、蒼の顔はきっと、幸せに満ちていたと思う。
【まずはお風呂から 終わり】