※この作品はR-18です。

Sensual Blue   作:そらかどせきね

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サマポケのビジュアルファンブック表紙イラストの白ワンピース姿の蒼良いですよねっていう短編です。


蒼い春の季節

「これでよし、っと! 蒼、鏡見てみて! どうよ?」

「うん! バッチリね! あんたもあたしの髪の毛弄るの得意になったわね」

「そのポニーテール、いつもと違った印象があって素敵だよ」

「そ、そう? えへへ…ありがと」

 

 ご自慢の長い髪は俺の手によって、後ろで結われ、ポニーテール風になっている。

 

 週末の加藤家。居間には白いワンピースを翻し、可憐な姿を見せる蒼が居た。

 

 薄い生地で全体的に露出が多く、腕を下げていると、肩は剥き出し、そして鎖骨のラインと、滅多に見る機会の無い、腋部分が直視できてしまい、目のやり場に困る。

 また、美乳は服の繊維との戦いを繰り広げ、その圧倒的なまでの量感を主張する。

 胸元は大きく開かれていて、魅惑のブイ字空間が生まれ、顔を埋めたくなるぐらい。

 ピンク色のリボンで結われ、下乳の当たる部分にはレースがひらひらと舞っている。

 

 その場で、くるっと一回転して、全身を余すことなく魅せつけてこられると、朝から我慢していた性欲が滾って、無性に抱きしめたくなってくる。

 

「ちょ! ちょっと! これからお花見に行くんだから、今は我慢しなさいよ!」

 

 訂正。そう思ったときには背後から抱きしめていたらしい。

 

「蒼が美しすぎて我慢できなくて…少しだけ、良いよね?」

 

 後ろから、蒼の性感帯である耳に、囁くように、声を送る。

 音波が鼓膜を震わせ、言葉として脳に伝わっていき数秒。沈黙の時間が流れる。

 

「ほんと性欲強いんだから…相手が務まるのなんて、あたしぐらいなんだからね?」

「ありがとう。俺の相手は蒼しかいないよ」

 

 後ろにある、ソファに二人して沈み込んでいく。

 囁きをそのままに、耳たぶを唇で優しく挟み刺激を発生させる。そこに感覚はほとんど存在しないはずなのに、蒼にはコレが効果的であると分かっている。

 両手は生肩に触れ、体の骨を感じつつ、腋を攻めにいく。

 妙な温もりがあるそこも、男からしてみれば、性器の一つ。指の腹で撫でてみる。

 

「…ひゃ!? そこ…く、くすぐったいの」

「じゃあ、こっちならくすぐったくないかな?」

 

 服の上から豊満な乳房を手で包む。繊維の手触りに加え、胸の弾力が、春の陽気にも似た、心地良い気分へと誘う。そして高揚したのは気分だけでなく、頂点の桜色もまた俺に触れて欲しい、と語りかけてくる。

 焦らすように、頂点のそのほんの少し外れた周辺を指で軌跡を描くと、彼女はその快感に、身を捩れ、両脚を擦り合わして、必死に快楽に耐える行動を見せる。

 

「蒼。こっち向いて」

「…ん…ちゅ……」

 

 小振りな唇と自らの唇とを接合させる。慣れたもので、喜ばせる接吻は完璧だ。

 唇の感触を味わいつつも、今度は服と肌との隙間を縫って、両手を侵入させる。

 清楚な印象を漂わせる、白のワンピースの胸元には、俺の手の形が浮かび上がり、現在進行形で卑猥な行為を行っていることを痛感させる。

 

「……ぁ……だめ……ぬれてきちゃってるから……」

 

 俺のためだけに咲いた、満開の桜の感触を両手で堪能していると、先ほど穿いたばかりの下着が水分を含んできたことを告白される。

 

「…まって……脱いじゃうから……」

 

 蒼は一度ソファから立ち上がり、花柄の湿った下着を脱衣する。

 

「今日、お花見行こうって言ってたのに、これじゃ行けそうに無いじゃない…」

 

 そう言いつつも続きを求めるように、再度座り込み、俺の体に体重を預けてくる。

 

「代わりに、こっちをイかせてあげるからさ。お花見は明日にしよっか」

「明日は、ちゃんと我慢しなさいよー?」

「分かった。明日我慢できるように、今日はたっぷりと蒼を堪能しよう」

 

* * * * *

 

 翌日。暖かな日差しに照らされ、俺は自転車の後ろに蒼を乗せ、島を巡っていた。

 背後から腕を回され抱きしめられ、押し当てられている胸の感触を味わいつつも、春の空気を二人で感じていた。

 目的の桜の木は、もうすぐだ。一緒に作ったお弁当も待ち遠しい。

 

「ねー! 羽依里ー!」

「なーに?」

「大ー好きー!」

 

 耳に響く、彼女の声は、新たな季節の到来をはっきりと、確実に、告げていた。 

 

 

【蒼い春の季節 終わり】

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