■男の娘(金持ち)×男の娘(庶民)の反発しつつも絆されちゃうエロありいちゃこら噺です。
だいたいがご都合主義になります。
■設定上、[女の子との絡み(性的な意味も含めて)][手淫][アナル舐め][お風呂場いちゃこら][凌辱・輪姦(未遂)]が含まれます。
未遂は未遂であり、筆力の関係で、どれもそんなにひっどいことにはならないはずです。
2018.10.09
「――へぇ、アナタ、男なんだ?」
聞こえた声に、さぁと血の気が引いていく。
だって保健室の鍵閉めたし。開いてる方が可笑しいだろ。
慣れたこの格好――女子の制服は脱ぎたくなるときだってある。元々は嫌々だったし。
両親と病弱な二卵性の双子の姉、
制限があるのはどうにもめんどいので、オレは彼女に替わり、制服に身を包んだ。双子だから違和感はない。
一応、校長と先生達はことの顛末を知っているので、特例として通わせてくれている。『誰かにバレたら即退学』という、条件付きで。
保険医の了承を得て、体育の着替え等に鍵を掛けて使用していた
「誘ってるの、
彼女はオレの座るベッドまで歩み寄り、耳元で囁いた。のちに、耳朶に舌を這わす。
「っひ……」
思わぬ行動に躯を竦める。と同時に、思い出した。比呂って言った、よな? オレは智尋として学校に通っており、本名を知る人は校長と先生達のみになる。箝口令が敷かれている為、それ以外の人が知る筈もないのに、どうして知っているのだろうか。
「
小さく紡いで彼女を見れば、口角を上げていた。
彼女の胸を突っ張ねたいが、逆らえばここにはいられなくなる。
「その格好で、智尋ですとか笑えるんだけど」
喉で笑う彼女。一瞬で雰囲気が怪しくなる。
今のオレの格好は半裸。しかも偽の胸を着けていない状況である。夏は蒸れてたまらないので、外しているわけだ。
「誰かにバレたら退学だったっけ、比呂ちゃんは」
「ど、うしてそれを……」
驚きに目を見張れば、また口角を上げていた。
「この学校建てたの、誰だと思ってるの? 情報は自然と集まってくるに決まってんだろ」
「あ、あの、なんか喋り方変わってないですか?」
「重要なのはそこじゃねーよ。暑さで頭やられた?」
皐月さんはオレをベッドへと押し倒した。スプリングが軋み、彼女の髪が頬を掠める。
「男だとバレたこの状況の方が、重要だろ」
また血の気が引いていく。この窮地を抜けることはできないだろう。もうバレたわけだし。
「チクったらすぐに退学だよなー。でも、それじゃあ面白くないから、一発ヤらせろよ」
「――はい?」
可憐な容姿からは想像できない言葉の羅列がでてきたんだけど。
「声だしていいぞ。鍵閉めたし」
「はっ? ちょっ、皐月さんっ!?」
手が腹を撫で、徐々に上へと這い上がる。
「筋肉、あんまついてないな。あ、つきすぎるとすぐにバレるか」
「あ、あああのっ、なにを――」
「なにって、一発ヤらせろって言ったじゃん」
「こっ、こんなとこで……、し、しなくてもいい、かと……」
彼女の手首を掴み動きを封じるが、すぐに片手で外された。その手で胸を撫でられてしまう。
「こんなとこだから燃えるんだろ」
「あの、女の子だからっ、もう少し恥じらいを……」
「うるせぇなぁ」
そう言って唇を塞いだ。舌先ですぐに口を割って口内へと押し入る。
「んっ――」
押し返そうと頑張るが、数秒後には舌が絡められた。わざとらしく濡れた音をだして。
「ん、んっ」
胸を撫でていた手が横髪を梳き、角度を変えて深く重なる。離されたのは何分後かで、荒い息を吐きながら問う。
「――なん、で……こんなっ……」
「可愛いから。ねぇ、比呂ちゃん。もっと可愛い顔を見せて? あ、暴れられると困るから――」
笑いながら皐月さんは自身のリボンタイを外した。
「手首縛ろうか。ね、比呂ちゃん」
「や、だっ」
意味が解らない。一発ヤるのに手首を縛る必要がどこにあるんだよ。
無理矢理彼女を押し退けてベッドから距離を保ちたかったが、足が
「逃げんなよ、比呂ちゃん。たっぷり可愛がってやるし」
近付く彼女に難なく捕まってしまう。後ろから抱きすくめられ、リボンタイで手首を縛られる。その早業に驚く前に担がれた。
「やだっ、下ろせっ」
「だーかーらー、暴れんなってば」
挙げ句、ベッドに投げられてしまう。起き上がろうとしても起き上がれないこの状況はヤバい。もうされるがままという選択しかないじゃないか。
太股を撫でられ、ぞわりとしたものが躯を駆け抜けた。マジでヤられる! 肉食女子怖ぇ!
「触んなっ、いやだってば」
足をばたつかせて手を払えば、皐月さんはにやりと笑った。
「比呂ちゃん、ヒモパンなんだ? やらしいねぇ」
「これはっ! 着ろって、無理矢理……!」
「智尋ちゃんが? ――へぇ、うん、いい目を持ってる。可愛いよ、コレ」
力強く頷けば、皐月さんはヒモパンの紐を掴んだ。白色のレースで飾られたそれは、智尋に渡されたものだ。昔からオレは智尋には逆らえない。理由なんて簡単だ。風邪も大きな病気もしたことがないのは、オレの分も智尋が持ってったからだ。だから智尋は病弱なんだと思う。着なきゃ、押し入れに隠してあるグラビアアイドルの写真集をオークションに出すから、と脅されたのもあるけど。
「煽って楽しい?」
「はぁっ!?」
一回も煽ってねーよ! そう言いたかったがまた口を塞がれた。舌を絡ませると同時にヒモパンの紐を外される。片手で外すなんて器用すぎるだろ。
「――ふぁっ!」
腿を撫でる手が内腿に滑り、思わず声を漏らした。
「や、ぁ……ぁっ」
くすぐったさに嬌声がでてしまう。くすぐったがりなんだよ、オレは。最悪だ、泣きたい。
「ん、ぁ……」
ぞくぞくする。ヤバイ。ちょっと勃ってきたし。
満足したのかは定かではないけど、舌が緩まりゆっくりと離れる。糸を引く唾液が艶かしく憎い。誰だこんなことを考えた奴は。こんなん見たら後に引けないだろーが。
「やだぁ、比呂ちゃん勃ってるぅ」
「や、ち、が……うぅ」
違わないんだけど。楽しげにそんなこと言われたら、恥ずかしくて否定しかできない。
「や、ぁ……っ」
勃ち上がる息子を掴まれすぐさましごかれる。
「やだっ……なん、でぇ!」
なんでこんなことをするのか。したったらずになり最後まで言えない。
先走りが溢れる息子の先端を親指の腹でグリグリと弄る。次いで指の爪を軽く立て軽く引っ掻いた。与えられたことのない快感に躯が仰け反る。
「ひぁっ!」
「なんでって、比呂ちゃんの可愛い顔、いっぱい見たいから」
「やっ、やだぁ……、や、めて、くださ……」
やめてと懇願するがやめる気配はない。ぐちゅぐちゅと淫靡な音を漏らす息子はどんどん硬度を増す。先走りのせいで、彼女の綺麗な手が汚れている。
「ぁっ、手がぁ……、汚れ、てっ、だからっ、やめ、て」
「やめない。手なんて洗えばいいんだから。気にしなくていいから、比呂ちゃんは快楽に溺れて?」
囁く甘い声。ぺろりと耳を舐めらると同時に先端の割れ目をぐりゅと軽く抉られる。
「んぁっ! あ、ぁ……、でもぉ……」
「可愛いよ、比呂」
額に口付けて、目尻から溢れる涙を舐めとる。
「もう、イきそ? 早漏かな、比呂ちゃんは」
「――っ!」
ふうっと息を吹き掛けられ、息子が弾ける。白濁に汚れた手を自身の口元へと持っていき、あろうことかペロリと舐めた。
「比呂ちゃんの味」
皐月さんは目を細め、赤い舌を指に這わす。
「~~っ!」
驚きすぎて声にならない。だってそんな、舐めるなんて想定外だ。しかも艶かしい。あ、やべ、また元気になってきたような気がする。
「ねぇ、俺も気持ちよくなりたいなぁ」
「は、ぁ……?」
意味が理解できずに間抜けな声を出せば、舐めとった手が尻に伸びる。
「突っ込んで、い?」
きゅっと尻を揉まれ、躯が強張る。
「は、はひ?」
「比呂ちゃんのここに、突っ込んで掻き回していいかって聞いてるの」
つっ、と指が後孔に移動する。周りを撫でる指の感触が厭に気持ち悪かった。
状況に頭が着いていかない。
「な、なにを?」
「まだ解らないんだぁ」
にっこりと笑って、彼女は馬乗りになり下半身を押し付けてきた。腹に硬くなったモノの感触がある。
皐月さんはオレの手を取り、スカートの中に入れてそれに触れさせた。
「解る? 俺の、硬いでしょ。比呂ちゃんが可愛く喘ぐから勃っちゃったぁ。これを突っ込んで掻き回してい?」
「あ、あぁ……あ、ああぁっ! しゃ、しゃ月しゃん、おとっ、おお、お、男っ!」
驚きすぎて呂律が回っていない。
「そう、男の子」
彼女、いや、彼は顔を近づけてリップ音を響かせる。
ということは、オレは肉食女子ではなく同性にイかされたのか! なんという屈辱であろうか。思わず顔が歪む。
「その顔も可愛い」
唇を舐めてまたキス。
「――っや、やめろってば!」
何度も啄む彼を無理矢理押し退ければ、首を傾げた。
「なんで? 比呂ちゃんは自分だけが気持ちよくなればいいの?」
「そ、いうんじゃ、なくて……、オレは男だしっ、こんな格好だけど……、さ、皐月さんだって男、だし……」
「嫌? あたしとするのはそんなに嫌?」
「――き、らい、とかじゃ……」
うるうると瞳を潤す涙に強く言えない。
「じゃあ好きだよな。あたしも比呂ちゃんのことだぁいすき」
にっこりと笑いながらの赤く熟れた唇から漏れる言葉は、語尾にハートマークがつきそうだ。
様になっているな、と感心していれば、ぎゅっと息子を握られた。
「んっ!」
躯が竦まり、吐息が漏れてしまう。
「好き。だぁいすき」
もう一度啄んだキスをして、首筋に舌を這わす。
「――オ、レ……じゃ、なくても……、」
「比呂ちゃんじゃなきゃ嫌だよ。ずっと見てたもん。ずっと、ずっとだよ」
水音を聞きたくなくて吐き捨てた台詞に、返る言葉。その顔にはどことなく愁いがある。それは胸に移動して、すぐさま突起を口に含んだ。
「あっ! う、嘘ぉ……!」
熱い口内で蠢く舌は執拗に突起を舐め回す。舌先で押し潰したり、吸ったりと遣りたい放題だ。
「やだぁ、……やっ! そ、れ……やだって、や、だっ……」
彼は上目遣いでこちらを見て、口端を上げた。……気がする。片手が空いた突起へと伸ばされ、親指で押し潰す。
「ん、ぁっ……」
ピリッとしたなにかが躯を巡る。
漏れる水音に躯が熱くなってきた。ヤバイよ。これはヤバイ。
「比呂ちゃん、可愛い」
「か、可愛く、ないっ……! ――な、にっ」
突起から口と手を離した奴は尻を揉みしだく。
「比呂ちゃんのお尻柔らかーい」
そう言って尻を揉むのを止め、両足首を持って割り開く。
「わぁっ!?」
ちょっとだけ元気な下半身を曝され、思わず手で隠す。
「比呂ちゃん手が邪魔。ヒモパンも邪魔だから取っちゃいましょ」
「やっ、ちょっと……、無理、そんなの無理!」
「あたしだってもう我慢の限界なの。比呂ちゃんの躯に欲情してるの」
「よくっ!? な、なに言ってんだよー!」
「ゴムつけるから、ね? ジェルでちゃんと慣らすし、なるべく痛くしないようにするから」
「そ、そういう、問題じゃ、ないよぅ……」
あんなもんを突っ込むとか異次元過ぎて考えられない。というか、同性に抱かれたくない。むしろ、女の子を抱きたい。
「比呂ちゃん、ごめん。怖いよね。でも、比呂ちゃんを抱きたいの」
「そんな顔したって……無理だよ……」
困ったような、それでも熱のこもった視線とぶつかる。
「抱く替わりに、叶えられる範囲で比呂ちゃんのお願い叶えてあげる」
優しく髪を梳いて額にキスを落とす。
「これ取るから、殴りたいなら殴っていいよ」
手首を縛るリボンタイを解いて、今度は唇にキス。
「好き……、好き、なの。ごめん……好き」
殴っていいよと言われても、これじゃあ殴れない。いや、殴る気は元からないけど。
意気消沈な奴を見たら、一回ぐらいならいいかとか、思えてくるだろ。
そうだよ。一回だけで終わればいいじゃん。あとはさよならでさ。とりあえず童貞じゃないし。いや、男は初めてだけど。
いやいやいやいや、待て! 待て、待て、落ち着け! 落ち着け、オレ。流されたら終わりだから! 終わりなんだよ。――でも、な。もう泣きそうだもんな。もういい! 解った、流されてやるよ!
「――なぁ」
覚悟を決めて上半身を起き上がらせ、奴を抱きしめる。
「比呂ちゃん?」
「本当に、叶えてくれる?」
「え? うん――叶えられる範囲なら」
一瞬目を見張った後に、軽く頷き言い放った。
願いなんて、決まってる。
「智尋を……智尋が通いたがってたこの学校に、智尋を通わせて」
「自分のことじゃなくていいの?」
「智尋はオレの大事な半身だもん。智尋のことはオレのことだから、自分のことだし」
「優しいね。……昔から」
「は、なに?」
ちょっと聞き取れない。
「いや、こっちごと。本当にいいの?」
「今更しおらしくしても遅いから」
押せ押せだったくせに。いきなり変わるなよ。調子が狂うだろ。
「――好き」
「知らない」
「なら、これから知って?」
耳元で囁いて、押し倒す。シーツを擦る音がやけに響いて聞こえた。
「本当に、男……、なんだよな?」
実は女の子でした、なんてオチじゃないよな。女の子だったらいいんだけど。
肩を越し腰には届かないストレートのロングヘアーに、睫毛に覆われた茶色い瞳。赤く染まる頬と、血色のよい柔らかい唇。見た目細い肢体を隠す制服は女子のそれ。短いスカートから覗く足はモデル並みだし、もうどっからどう見ても女の子だ。声だって高くもなく低くもない。
「触ったでしょ」
「そうだけど……。でも、女の子にしか見えないし」
男と言われても、信じるには時間がかかるって。触ったオレだって、まだ疑ってたりしてんのに。
「だって女の子に見えるようにしてるもの。比呂ちゃんも女の子にしか見えないよ」
「なんだと! 言っていいことと悪いことが――……なに、してんの?」
奴はヒモパンを取り外して床に放り投げ、どこから出したか解らないが、いやポケットからだろうけど、チューブから液体を押し出していた。チューブのキャップも液体も仄かにピンク色をしている。
「知ってる? 慣らさないと痛いって」
「知らないよそんなのっ。つ、つか……なんでそんなもん持ってんの?」
「こういうときの為に持ち歩いているの。男でも女でも抱いてって人がいるから」
「し、使用済みなんだ」
「もう、そういうこと言わないの。白けちゃうでしょう」
「だ、だって――うぎゃ!」
冷たい感触が下半身にある。見れば、奴は足の間に手を入れていた。
「解る? ここに、入れるの。先ずは指で慣らすね」
「まっ――いっ」
あらぬところに指が入ってくる。ゆっくりとだが、確実に。
「や、痛い……っ、抜け、って、」
喋るのも痛い。浮かぶ涙で視界が霞む。
「慣らさないともっと痛いよ? ん、入った。動かすよ?」
「しょ、なの……知らな……っ、やだっ、動かすな――」
制止を聞かずに、グチュと卑猥な音が響く。グチュグチュと水音を出す動く指は内壁を擦り、よく解らない感覚を生む。
「嘘、やっ、……ぁ、痛っ、痛い、よぅ……」
「うん、ごめん。指増やしてい?」
「ゆ、びぃ? 解んない、解んないっ……、――ひゃうっ!」
質量が増したと思ったら、ピリッとしたなにかが躯を這った。弓なりに躯をしならせれば、彼はにやりと笑う。
「比呂ちゃんのいいとこ、ここ?」
奴はそこばかりを攻め、オレの目の前はチカチカする。
「やぁっ、やっ、んっ――声っ……、出ちゃうぅ、やだぁ」
シーツを握りしめ、耐える。口を塞ぎたくても、腕が上がらないのだ。
いくら鍵を閉めたって、防音は完璧ではない。外に聞こえてしまう可能性が高い。こんなの聞かせたくない。なのに大きく漏れる。
「声出してよ」
「あっ、……や、声、出たら、やだっ」
聞かれたくない。そうするにはどうすればいいのか。回らない意識の中で出た答えは一つだけ。
「ス……、して、あ……っ、き、かれたくな、からっ、キス……して……」
「っは? なに、を――」
目を見張り、指の動きが止まる。しかしそれは一瞬で、噛みつくように唇を塞がれた。
「ん……んっ、ふ、ぁ……」
こっちのがマズイ気がすると思ったのは後の祭り。クチュクチュと舌を絡める音とグチュグチュと内壁を擦る音が響く。それら全てが、躯の奥から熱を生む。
「あ、ぁ……ん、ぁ……」
いいところばかりを攻めていた指が徐に引き抜かれた。奴は舌を緩めて唇を離し、問う。
「入れてい?」
熱が籠る視線とかち合い、顔を逸らした。
「……い、れるき、満々なくせに」
「うん。嫌って言っても入れるけど」
「なら……聞くなよ」
恥ずかしい。多分、顔が赤い。あんな顔で見ないでほしい。
彼は頬にキスをした後に、自身の息子を取り出した。一瞥してみた怒張したそれはオレのよりデカイ。悔しさに唇を噛めば、足を割ってゆっくりと穿つ。
「ん……いっ! た、いぃ……や、だぁ……っ」
指とは違う太さ。彼の息子が内壁を抉るように進む。
「ひっ、あ、……ん……んっ」
つか、ゴム付けてねーし! モロとか想定外だ!
「うぁ……あ、ゴム、付けるって、言った、よ……なっ」
「余裕ない、から、ごめん……。動くよ、いい?」
いや、だからさ。嫌だって言ったって、やるじゃん。一々聞くなよ。恥ずかしくなるだろ。
「早く、しろよ……」
息を吐いて奴を見遣れば、一気に抜いて一気に穿った。
「ん、あっ、――んんっ!」
グチュと水音が響き渡る。涙が頬を伝いシーツを濡らす。
「あ、ぁっ……や、ぁ、うぅ……いたっ、い」
シーツを握りしめて耐えつつ荒い息を吐き出す。痛いものは痛い。
「ん……、ごめん」
息を吐き出す彼は垂れる髪を耳に掛け、その手でオレの髪を梳く。涙で濡れる瞳にはぼやけるだけだ。
「……比呂ちゃん……、比呂、好きだ」
「う、るさいっ……――んっ、や、そこっ、やだっ」
グチュグチュと音をたてる結合部も、荒い息づかいも、優しく囁くその声も。全てが五月蝿くて、全てに羞恥と快楽を生む。
「ふぁ、あっ……んっ」
攻め立てられ力の入らない手をそれでも伸ばして、抱きしめる。
「比呂ちゃん……?」
問う声は震えて小さい。近い顔に目を閉じて、縋るように奴の名前を呼んだ。
「き……、皐月、皐月ぃ、やだ、な、か……変っ」
もう自分が自分じゃない。与えられたことのない快楽におかしくなったらしい。
「好き」
「しらにゃ……いっ、あ、ん、んっ」
囁いてからまた攻める。それもやっぱりいいところを。這い上がる射精感に制服を握りしめる。
「あ、ぁっ、や、出るっ!」
「っ、嘘、締めつけたら――」
言いつつ白濁を吐き出した後に、中が熱くなった。
「な、か……出した」
涙声で言えば、ゆっくりとブツを引き抜く。それをすぐさま仕舞い込んで、頬を撫でた。
「ごめん」
「腹……壊したら、お前の所為だからな」
涙を拭って顔を逸らし、小さく吐き出す。
スカートも汚れたし最悪だ。いや、ジャージに変えれば問題はないけども。
「後処理はするし」
「今から?」
躯がダルく寄り掛からなければならないのが気に入らない。中が変なのは嫌だが、またあんなことをされるのは御免だ。するなら今度は自分でしたい。
「ううん、シーツ汚したら怒られるから、家でするよ。一緒に住むから、問題ないよね」
慣らす為に使用されたジェルでもう汚れているから、怒られるのは変わらないのに。しかし、『一緒に住む』という単語の印象が強くてそんなことは一瞬で頭から抜け出した。
「……は? なに、え? はい?」
頭の中はクエスチョンマークだらけだ。
「だからぁ、同棲するの」
「い、何時から?」
「今日から。智尋ちゃんとご両親に許可は得たから大丈夫だよ」
「何時許可をとったんだよ!?」
腰が痛むがそれどころではない。家族と面識があったなんて知らなかった。
「それは秘密」
彼はキスをした後にベッドから降りて床に点在していたヒモパンを拾う。屈んだときに見えた下着は女性ものだがヒモパンではない。
「白色なんだ」
思わず漏れた声に奴は振り返りスカートを押さえる。
「やだ、比呂ちゃんのえっち」
「なっ! えっちなのはお前だろっ」
「そんなこと言うと下着は返さないよ」
にやりと笑ってベッドへと上がり、ヒラヒラとヒモパンを翳す。
「返せよ」
手を伸ばしてもかわされてしまい奪還はできなかった。
「あと、お前じゃなくて皐月だから。さっきみたいに名前で呼んで」
「悪いけど、あん時は意識が朦朧としてたから。素面でなんて仲良くないから無理」
「うん、ノーパンの比呂ちゃんもいいかもね。スカートを押さえる姿を想像するとクルよ」
にっこりと笑いながら言う台詞じゃない。
「なにがくるんだよ」
「ムラムラする」
囁きながら片手で太股を撫で上げる。躯を竦めれば、その手は這い上がり萎えかけた息子を弾いた。
「んぁっ」
余韻が残る躯には強すぎる刺激に、甘い声が漏れてしまう。
「皐月って、呼んで?」
「だ、から……仲良く、ないじゃん」
「なら、これから仲良くしましょうよ?」
「これから? これから、かぁ……」
「嫌?」
囁く声はどこか震えているような気がした。嫌だ、と言えば叩きのめされるだろう。コイツの場合、叩きのめした後になにがくるか解らないから、邪険には出来ないわけで。
『これから』という初めの一歩があるからまぁいいとしよう。仲良くなるには大概が自己紹介からだし。
「それならいっか。これからよろしく」
ノーパンで言う科白じゃないけど。
手を差し出せば目を見張って、次いで差し出した手を握りしめて満面の笑みを溢す。先程と違い、物凄く可愛い。
「はい。末永く比呂ちゃんを愛します」
「愛さなくていい。それよりパンツ返せ」
「あたしが履かせてあげる」
「いらん」
にじりよる奴に一心不乱に手を振れば、保健室のドアが勢いよく開かれる。躯を竦ませて見遣れば、そこには生徒会長の
待って、待って、鍵、閉めてあったよな? 自己申告だったけども。閉めてなかったのか? ――いや、よく見ろ。手には鍵があるだろ。
「た、高平さん……?」
彼女は問う声に弾かれたように顔を上げる。眉を吊り上げているその顔では、怒っていることが明白だ。
「皐月、貴方は智尋ちゃん――いえ、比呂ちゃんになにをしているんですか?」
一歩一歩近付く彼女は妙に迫力があった。その後ろには専属メイドの
「鍵を閉めてすることなんて一つだろ」
「ふしだらなことはお止めなさいと何度も言った筈です! 大体、比呂ちゃんに手を出そうとする考えは私が許しません。いえ、私だけでなく、クラスの皆が許さないでしょうね」
「愛されてんな、比呂ちゃんは。まぁ、比呂ちゃんだもんな」
どういう意味かと問いたかったが、問題はそこではない。
「高平さんなんて言ったの?」
智尋ちゃんと言ったのに、言い換えたよな?
「教えに行くと言ったのに、まだ教えていなかったんですか、皐月様は」
奴に近付いた高千穂さんは緩んだその手からヒモパンを取り上げる。そうしてすぐさまオレに渡してきた。
「だって仕方がないでしょう。比呂ちゃんの裸を見てムラムラしてきたんだから」
「なに言ってんだお前はっ」
ヒモパンを履こうと立ち上がれば、三人の視線が注がれる。
「見ても面白くないけど?」
「い、いいえっ、決して、その、ひ、卑猥な考えは持ち合わせてありませんわ。比呂ちゃんは可愛いのでつい……目線が……」
「高平さんはなんで私のこと比呂ちゃんと呼ぶの?」
バレているのは解る。だけど、シラを切れるなら切りたい。
目線が泳ぐ高平さんから視線を外し、二人を見遣る。そうすれば、奴は手を伸ばしてヒモパンを取った。
「なんでって」
答えたのは彼女ではなく、彼だ。オレを引き寄せて、ヒモパンを履かせながら、小さく笑う。
「皆、知ってるから」
「皆って……?」
問う声は震えていた。だって、そんなこと思いもよらないだろ。
「皆は皆。教師も生徒もその親も――この学校に関わる奴等だよ」
ヒモパンを履かせ終われば、奴はぎゅっと抱きしめてきた。不思議と嫌ではない。
「比呂ちゃんが休んだ入学式のときに、ばぁちゃん……校長が暴露したんだ。経緯からな。温かく見守りましょう、だってさ。ついでに俺は女装癖がある男子って認識」
智尋が体調を崩した為に、一年前の入学式には出ていない。まさか暴露されていたとは……。いや、それよりも、いきなりすぎて頭が追い付かない。
「なんで、そんな……」
「なにかあったときの為でしょうね。『話した場合』と『話さない場合』とでは大きな差がありますから」
高千穂さんは冷静だ。たぶん、オレ以外は冷静だろうな。
「じゃあ、ビクビクしなくてもよかったじゃん! なんで誰もなにも言ってくれなかったんだよっ」
「怯える姿が可愛くて、誰もなにも言えなかったんだろ。比呂ちゃんは魔性だから」
「意味解んねぇこと言うな」
安心したのかなんなのか。涙が溢れてきた。もっと早く言ってくれれば怯えなくてもよかったし、女装しなくてもよかったのに。
「じゃあ、オレ……制服、替える」
「そりゃ無理だ」
「なんで?」
「その姿で通うことが条件だった筈だろ」
「そんな条件なかった」
条件はバレないことだけだ。緩く首を振って否定すれば舌打ちが聞こえた。
「いいじゃん、このままで。可愛いから」
「わ、私もそのままでいいと思います。目の保養がなくなるなんて……いえ、なんでもありませんわ」
こほこほと咳を払う高平さんは慌てているようだ。
「このままにしてても、オレに利益ないもん」
「俺にはある」
「私もあります」
「
「どんな利益があるって言うんだよ?」
涙を拭いつつ問えば、奴の片手が頬に置かれた。
「癒される、とか?」
「そうですね。授業中の居眠り姿には大分癒されますわ」
「お嬢様の言う通りです」
「後は……泣き顔に煽られるとか。笑顔にムラムラするとか。存在自体がエロイとか」
「なに言ってんの?」
コイツの頭ん中はエロ一色かよ。
「とにかく、替えなくていい」
「でもオレ、男だし……」
「男だとか女だとか性別は関係ない。可愛いから、可愛いの」
その言葉が恥ずかしくて話題を変える。
「そ、そう言えば、皐月さんはなんで女装してるの?」
「皐月だって何回言えば――いや、もういい。時間をかけるのも悪くないし。で、俺が女装してるのは」
いきなり真顔になり、頬に置かれた手が滑る。親指が唇に触れれば、躯が強張った。
「女子の服が可愛いから」
「――は?」
「女の子の服は可愛いものが多いだろ? 俺、可愛いものが好きだし。着ちゃえと思って着ちゃったら、案外似合ってたから驚いたよ」
「だから、女装を?」
「悪くないと思ってね。人を騙すのも面白いし」
「何時か刺されるぞ」
「刺したいと思う?」
首を傾げるその仕草は怒りを半減させる威力がある。大体、容姿からして刺したいとは思わない。
「全然思わない」
「だろー? 大丈夫だって。あ、仮に比呂ちゃんが刺されそうになったらあたしが庇うからね」
「庇わなくていいからっ! 物騒なこと言うなよ。つか、離せっ」
「皐月っ」
腕の中で暴れれば高平さんの声が聞こえる。と同時に腕を引っ張られ、彼の腕の中から逃れられた。のだが、今度は高平さんの腕の中にいる。
「た……高平さん?」
「皐月だけの至福は許しません。私にも少し分けなさい」
「へいへい。比呂ちゃん顔赤いけど、どうしたの?」
問う顔は口角が上がっているが、軽くパニクるオレには認識できない。
「あの、高平さん、スカート汚れてるし、その……む、胸が当たってる」
「抱きしめているのだから当然ですわ。汚れは気にしません」
「そういうことじゃ、なくて……」
「――お嬢様。比呂ちゃんは純情なんですよ」
「えぇっ!? 高千穂さんまで比呂ちゃんですか」
「比呂ちゃんは比呂ちゃんであって、乃村様と呼ぶことをお断りさせて頂きます」
「いや、別にいいんだけど、その、胸がぁ……」
これ以上はヤバイ。息子が大変なことになる前に離さなければ。
「た、高平さん、オレ、もう無理!」
「――っ」
勢いよく突っぱねてトイレへと走り出す。躯が熱を持ち始めていた。
「ちょっ、お前半裸――速っ」
腰を掛けていたベッドから立ち上がり引き留めようとするがもういない。空を描く手を誤魔化す為に、彼は頭を掻く。
「お嬢様、大丈夫ですか?」
「えぇ、私は大丈夫ですわ。それより……比呂ちゃんを怒らせてしまいました……」
バランスを崩した彼女は尻餅をついたがさして痛くはなかった。
「いや、あれは怒ったというよりは静めにいったな」
「なにを?」
「そりゃあ――ナニを」
にやりと笑う彼を、彼女は顔を赤くして殴り飛ばした。メイドもついでに彼の頬を
「扱いがひでぇ……。比呂ちゃんに触れたいなぁ、比呂ちゃんプニプニしてたなぁ、ヤバイよ比呂ちゃんはー!」
がくりと項垂れる皐月はすぐに顔を上げて腕をばたつかせる。まるで子供が駄々をこねるかのようだ。
「五月蝿いっ! 叫ぶなアホがっ!」
声が聞こえるが彼の目前は彼女達に塞がれている為に姿が見えない。しかし声で解る。この声は愛しい愛しい彼の声。
「比呂ちゃんっ! ひぃーろぉーちゃーんっ」
再度勢いよく立ち上がり、彼は彼女達を押し退けて大手を広げながら駆け寄った。固まる彼を抱きしめて、頬を擦り寄せる。
「皐月さんは――……お前、バカなの?」
「バカでもアホでもいいよー。比呂ちゃんにならどう思われても気にしないもん」
「あっそ。どうでもいいけどブラウス返せ」
「ブラウス?」
「オレ半裸だろ。トイレの鏡で気付いて、急いで戻ってきたんだよ。誰にも見られてなけりゃいいけど……」
「大丈夫じゃない? 第一保健室側ってあんま人来ないし。それ解っててこっち選んだんでしょ?」
言われた通りだ。職員室近くにある第一保健室は生徒の往来はほぼない。要は第一保健室は、職員用に作られた保健室である。
頷けばにっこりと笑う。頬にキスを落として離れ、ベッド脇に座れば手を招く。
「な、なに、してんだよっ」
手の甲で拭いつつ近付けば、ブラウスを頭に放り投げられた。刹那、視界は白に染まる。
「……俺、今まではそんなの気にしなかったんだよ。でも……」
なんだか弱々しい声がする。しかし目の前は真っ白で、認識できない。頭から下がるブラウスを取れば、皐月さんは腕で目を覆っていた。
「皐月さん?」
ブラウスを着つつ呼べば、頬に透明な筋が伝う。
「今の、すげぇ傷付いた」
「今のって、え、今のでっ!?」
頬を拭っただけじゃん! 一々傷付かれたら身が持たなくなる。
「比呂ちゃんは、特別、なのっ……! 好きな分、そういうの、辛くなる……」
嗚咽を漏らしながらの言葉は少し痛々しい。きゅっと唇を噛んでそのまま俯いてしまう。
「っ――泣くなよ! 泣きたいのはこっちだっつの!」
こっちは襲われたんだけど! と言えば、強い力で腕を引っ張られ、抱きしめられた。
「ごめん」
「今さら謝るな」
「責任はとるよ。お嫁さんに迎えるし」
「嫁ぇっ!? そ、そういうことじゃない! お前が泣くのは違うってことだよっ」
「泣けてくるの。比呂ちゃんが拒絶すると、泣けてくるの……。止まらくて、人前で泣くなんて、したくないのに……」
あぁ、もう。なんなんだコイツは。泣かれたら強く言えないじゃないか。泣き顔も可愛いなんて反則だ。男なのに。
「――嫌い、だ」
「好き、大好き」
「大嫌い」
無理矢理襲っといて好きとか筋違いだろ。――いや、無理矢理じゃない。情に流されたオレが一番悪い。これ以上、流されたくない。好きと言われる度に揺れ動く気持ちを知られたくない。
「比呂ちゃん、好き」
「言うな」
囁く声に脳が溶けそうになる。
君塚皐月は、誰のものにもならない。友達も沢山いてセフレもいるのに、特定の誰かは作らないという話を聞いた。というか噂になっていた。男だって噂はなかったのに、そこだけ広まるとか種馬かよ。
教室の前を通る度に、女子や男子が周りにいる姿を見掛け、たまたま視線がかち合えば微笑みかけられりもした。それは、オレが好きだから――か。うん、好きな子と目が合うのは嬉しいもんな。
「好きだ、好き、大好き」
「も、五月蝿い……」
おかしくなる。耳が頭が躯が、支配される。コイツの想いに。
胸が詰まって涙が出てくる。ここまで想われたことなんてないから。
「黙れよ……。もう、黙って」
落ちそうになる。揺れてしまう。
「比呂ちゃんだけが好き。男でもいいよ。俺も男だから」
「よく、解んない」
男だから男でもいいっていうその意味が解らない。
「うん。なに言ってんだろ……。そう……うん、比呂ちゃんが男だって知っても、俺は諦めきれなかった。俺はね、比呂ちゃんっていう存在が好きなの。比呂ちゃんは?」
髪を梳く手が頬に滑り、それを包む。向き合う彼の顔はぼやけていて解らない。
「オレ、は……知らない。解らないよ……。そんなこと、言われたって……解らない」
だって今日知ったんだから。そう言えば奴は笑う。ぼんやりとだが、確かに口角が上がった。
「じゃあ、これから知る? 一緒にいれば、解るんじゃないかな」
そう言ったのちに、啄むようなキスが降る。涙を拭う手は優しくて、また涙が浮かんでしまう。
嫌いだとか大嫌いだとか、傷付けることばかり言ったのに。それでも優しいのはズルイ。
「比呂ちゃんは泣き虫だ」
「違う」
今日は泣いてばっかだけども、二人とも泣いているこの状況じゃあ、説得力がない。
涙を拭うなか気付いてしまう。ポッと出た小さな芽に。
――どうしよう、嫌いじゃない。気持ちを落ち着かせてみれば解る。それでも、認めたくなくて唇を噛んだ。
「比呂ちゃん、噛んだら痛いよ」
唇に宛がわれる指にびくりと躯が竦んだ。
「……その顔、反則」
頬を染めて顔を背ける彼は耳まで赤い。
その顔ってどんな顔だよ。
「皐月、さん?」
噛んだ唇を戻して恐る恐る名前を呼べば、彼はこちらを一瞥して再び視線を逸らしてしまう。
「――っ、もう可愛いすぎる!」
枕を鷲掴み、それでベッドを叩きながら足をばたつかせる。その姿は察するに悶絶しているらしい。
「可愛くない。オレは男だよ」
「も、やだ……、嫌われたくない。比呂ちゃんに嫌われたくないよ。嫌だよ、そんなのっ……嫌だ」
彼は足をばたつかせるのを止め、枕をぎゅっと抱きしめて俯く。
「……き、らい、じゃない……よ」
絞り出した声に視線が刺さる。三人の視線が一気に集中した。
「嫌いじゃない」
気付いたら、もう戻れない。大体、『嫌い』という感情自体、その者・ことに少なからず関心があるからでるものだと思う。たぶん、ね。
「……嫌われてない、の……?」
「うん。フツー」
嫌いじゃない。かといって、好きでもない。だから、二つの中間の普通だ。
「そっか。……そっか。うん、そっか」
枕に顔を埋めて、手を伸ばす。そうしてぎゅっと握った。
徐に顔を上げた彼の上目遣いは、とても男だとは思えない女の子のオーラを纏っている。
「好きでいていい?」
「勝手にすれば」
そう吐き捨て、目を逸らした。オレの顔は熱い。たぶん、耳も。だって、直視できない。アンタの笑顔は可愛すぎるから。
end.
2010/9/26