へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
基本全話、(Rー18)です
プロローグ1
運命の出会い・世界の中心で愛を叫び過ぎた
『運命の出会い』
ソロモン諸島近海
一人の少女が海上で膝をついていた
(艦娘)と呼ばれる、かつての戦闘艦艇の記憶を
その身に宿した、人類の守護神と呼べる存在
彼女はその中の一人だった
すでに体は傷だらけ、(艤装)と呼ばれる装着物も
半壊していた
腕に装着された単装砲は、一基を除いて剥がれ落ち、
魚雷はわずかに残っているが、艤装とのリンクが
断たれたらしく、発射管は完全に沈黙していた
そして彼女の目の前には、(人の形)をした怪物が
三体、
俗に(深海棲艦)と呼ばれ、現在地球上で人類最大
の脅威となっている存在である
コードネーム(ル級)と呼ばれる戦艦相当の一体が
兵装を少女に向けて来る‥‥その背後では
それぞれ(リ級)(ネ級)と呼ばれている二体が、
まるで残務処理でも見るかの様にただ眺めていた
周辺には深海棲艦の艤装の残骸が大量に漂っており
それはこの少女が、直前までどれだけの激戦を
擦り広げていたかを物語っていた
既存の艦娘を人工的に(強化)する事を目的に実施された
秘匿名『第二次ビンソン計画』により、格段の(強さ)を
手に入れた彼女をもってしても、この状況はいかんとも
しがたかった
友軍の撤退を支援する為、(強化されたから)という理由
だけでたった1人の殿(しんがり)を強制された結果が
この状況であった
思えば‥‥
今回の作戦は余りにも稚拙だった、上層部の怠慢による
情報収集の決定力不足、
指揮官達は目標ポイントに地図で印を付けて、そこに
艦娘達を送り込むだけ、
いかに奴等が美辞麗句を並べようと、それが全てだった
少女の直接の指揮官は無線でこう言った
「お前は軍神になれ!妹を見習ってな!」
元々いけすかない奴だったが、今回と同じ様な作戦ミス
で、みすみす妹を沈めておきながら昇進までしくさった
あの男‥‥あの時奴は言った
「神通は撤退指示を無視し、友軍の撤退時間を確保する
為、最後まで奮戦して果てた、命令違反は褒められた
ものではないが彼女の精神は尊敬に値する!」
妹を軍神に仕立て上げた事で、自らの責任を回避した
あの男は、自分にも同じ役目を求めてきたのだ
少女が抱いていた疑念は今、確信に変わった!
「妹は‥‥神通は奴に同じ命令をされたのだ‥そして‥」
命令を拒絶する選択肢は無かった、自分がやらなければ
別の誰かがやらされるだけだ、妹も同じ気持ちだった
はずだ
(神通‥アンタはこんな想いをして沈んでいったの?)
(ル級)の主砲が向けられる、これが火を噴けば自分は
終わる、味方は無事撤退出来ただろうか?
成り行きは気に入らないが、あの男の下で戦い続ける
くらいなら、いっそ夜戦で最期を迎えられるのは
自分にとっては本望なのだろう‥‥たぶん‥‥
(‥‥終わるのか‥‥これで‥‥)
【姉さんしっかりしてください】
(?‥‥神通?)
【姉さん!】
(もうためだ神通‥‥アタシもそっちに‥)
【姉さん!駄目です!】
(?‥‥神通?)
【本当にそんな終わり方で良いんですか?】
(でも‥‥)
【ご自分でも分かっている筈です、違うって!】
(アタシは‥‥どうすれば‥‥)
【大丈夫、‥‥彼はきっと来てくれます】
(‥‥‥彼?)
【姉さん、必ず幸せになってください!】
【大丈夫、私達もいつか生きて必ず会えます‥‥】
(‥‥神通‥‥)
発砲音‥爆発音‥そしてそれらをも引き裂く
複数の悲鳴‥‥
直後、少女の身体に何かが飛び散る感触が伝わった
少女は目をつむっていた
自分がまだ生きている事だけは分かったがそれ以外は
何が起きたのか分からない、ゆっくり目を開ける‥‥
目の前に居たのは、見知らぬ一人の男だった
禍々しくもシンプルな刃先の巨大な槍を右手で真一文字
に振り上げ、少女の前で膝を付いてこちらを見ている
男の背後では、先程まで少女に主砲を向けていた
(ル級)が、胴体を真っ二つにされて沈もうとしていた
他の二体も海上から姿を消していた、艤装の残骸だけが
海上で小さな炎を上げている
少女
「‥‥貴方は誰?」
男
「‥‥俺には名前はない、C級擲弾兵と呼ばれてる」
男は無表情で答える
少女
「‥‥どうしてここに?」
擲弾兵
「‥‥君を助けに来た」
少女
「‥‥助けに来てくれたの?‥‥どうして?」
擲弾兵
「君の声が聴こえた‥‥そう思ったから」
少女
「分からない‥‥何故アタシなんかを‥‥」
擲弾兵
「君を助けたかった‥‥それだけ」
擲弾兵‥‥人間の射撃兵器が通用しない深海棲艦に
ダメージを与えるため、接近しての肉弾戦を挑む為に
編成された部隊の兵士‥‥艦娘が現れる以前から
深海棲艦と戦っていた、陸上や限定された海上のみ
ながら深海棲艦にダメージを与えられる兵士‥‥
部隊の多くが半人造人間か、身体を改造された元人間
艦娘同様、人として扱われない場合も多く、消耗品
と見なされる事も珍しくなかった
男の背中は焼けただれていた、少女を庇って(ル級)
の主砲を食らったのは明らかであった
少女の身体に飛び散ったのは男の血だった
少女
「!怪我してる‥‥手当しなきゃ!」
擲弾兵
「心配はいらない‥‥大した怪我じゃない」
少女
「でも、痛いでしょ?」
擲弾兵
「苦痛は無視しろと命令されてる‥‥」
少女
「冗談じゃないわよ!!傷を見せて!!」
無表情だった男が少しだけ笑った様な気がした
擲弾兵
「君が無事で良かった‥‥本当に良かった‥‥」
少女
「え?‥‥ちょっと、ねえ!ねえったらー!?」
かつて肉体と記憶を失った元擲弾兵と
魚雷が撃てなくなった軽巡艦娘‥‥
多くのものを失い
一度は生きる事さえ否定された二人は
こうして運命の出会いを果たした
二人の、(生きる為の戦い)が今始まろうとしていた
○
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へたれ提督
「なあ川内、今夜の月は綺麗だな‥」
川内
「何?提督、それって夜戦のサイン?❤」
秋雲
「薄本ネタ集めのビッグチャーンス!!」
青葉
「青葉!この機会はのがしませーん!!」
謎鎮提督
「デバガメ共!お仕置きしてやる!!」触手
秋雲・青葉
「「いええええーー!!!!」」
川内
「提督‥‥大好き❤」
へたれ提督
「俺もだ」
周りのドタバタを余所に月を眺める二人
手元には禍々しくもシンプルな刃先の巨大な槍、
「日本号」(レプリカ)が置かれていた
『世界の中心で愛を叫び過ぎた』
足柄
「足柄よー!提督との夜の砲雷撃戦は得意なの~❤」
金剛
「HEY!テートクー!バーニングラーブ!!」
UXー01
「司令かーん!も~っと私を頼っていいのよ~❤」
不知火
「‥‥相変わらずあなた方は甘いですね!」
金剛
「不知火!オノレはいつの間に来やがったデース!?」
羽黒
「足柄姉さん、それじゃ触手の一つも獲得出来ませんよ」
足柄
「私の愛の叫びに不満があるとでも言うの?」
不知火
「不知火達の本気の叫びを食らって、沈め!!」
UXー01
「いや!意味分からないんだけど!ていうか嫌な予感
しかしないんだけど!」
羽黒
「司令官さんに喜んで貰えるなら、公衆の面前でもどん
なに大勢の前でも痴女プレーを披露しちゃいます!」
足柄
「卑怯だわ!」
不知火
「指令の為になるなら、どんな連帯保証人でも、
実印を使われても、臓器提供でも不知火は大丈夫です」
金剛
「それはただの駄目女ネー!!」
川内
「提督のウ○コなら、美味しく食べられるわ!!」
UXー01
「あんたバカでしょ!?夜戦バカじゃなくて
正真正銘のバカでしょ!?」
足柄
「クッ!何て事!そこまでするとは思わなかったわ!」
羽黒
「姉さん?どこに行くの?」
能代
「提督!!貴方という人は!!」
へたれ提督
「まてノショロム!俺は川内にそんなもの食わせた
事なんて一度も無いし、これからも無いぞ!!」
川内
「冗談よ!」
能代
「なんだ‥‥」
へたれ提督
「普通疑うかよ!!」
川内
「でもね提督?直接貰わなくても手に入れる方法は
いくらでもあるんたよ✌」
へたれ提督
「」
能代
「あっ提督が息して無い‥‥」
川内
「え!?いやあのね提督!アタシはそれだけの覚悟で
提督を愛してるって事を叫びたかっただけで‥‥‥
提督!しっかりしてぇーー!!」
UXー01
「‥‥やっぱりバカね」
羽黒
「足柄姉さん!どこに行くの!?」
足柄
「決まってるでしょ!提督を探すのよ!!」
羽黒
「コ○ブキ浣腸40mlなんか持って何を‥‥て、
まさか!!!?」
足柄
「あの小娘があそこまでするなんて、飢えた狼の名に
かけて負けてられないわ!!」
羽黒
「姉さん駄目ーー!!はやまっちゃダメーー!!」
足柄
「提督ー!私の愛の叫びをうけとってーー❤」
羽黒
「司令官さん!逃げてー!!」
祥鳳
「下品です!あまりにも御下劣過ぎます!」
叢雲
「今更言っても手遅れね、はぁっ」
[出演]
へたれ提督(六本脚鎮守府)
謎鎮提督(謎の鎮守府)
川内(六本脚鎮守府)
足柄(謎の鎮守府)
金剛(リンガ特設連邦鎮守府)
UXー01(六本脚鎮守府)
秋雲(謎の鎮守府)
青葉(謎の鎮守府)
不知火(リンガ特設連邦鎮守府)
羽黒(謎の鎮守府)
能代(六本脚鎮守府)
祥鳳(ニシダ・メガフロート鎮守府)
叢雲(ぼのたん呉鎮守府)
神通(回想)
ル級(回想)
リ級(回想)
ネ級(回想)
天龍(謎の鎮守府)
(投稿第一回目です、お読み頂きありがとうございます
いきなり謎鎮提督には御迷惑をおかけしました
不定期ですが今後も続けて行きたいと思います
小説自体初めての経験で不備な点も多々ありますが
宜しくお願いします)
[次回予告]
ベン!パパパパーツツツパーーパパー
中東インド洋沿岸の地震災害復興援助の為、
55隻の大船団がリンガ泊地に集結した
護衛部隊の査察に訪れた一人の男は、かつて
へたれ提督と川内を追いかけ回していた因縁の人物
(提督憲兵)こと花田大佐その人であった
「目の前の一人の命を救う」ため、六本脚鎮守府と
海特警の総力を結集した一大輸送作戦が今
幕を開ける!
次回、へたれ提督と生きる為の鎮守府
『プロローグ2 アミバPQ55輸送船団』
‥‥君は時々何かを見る‥‥
天龍「何をだよ!?コエーよ!!」
注)本作は二次創作作品かつフィクションです
登場人物及び団体は全て架空のものです
本作品には正確な資料としての価値は一切ありません
本作品は基本的に(Rー18)作品です
本作品には過激かつグロテスクな表現が
含まれる事がございます
本作品には実在する特定の個人又は団体を
誹謗中傷する意図は全くごさいません