へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
いよいよ小笠原への輸送作戦の本格準備が
開始された
そんな中、ある理由により神戸に向かった
一行は、予想外の戦闘に遭遇する‥‥
【へたれ提督】
「総員出撃!!合戦準備!!夜戦に備えだ!!」
【川内】
「ヨーソロー!!清霜!メダ子!行くよ!!」
【清霜】
「はい!!」
【アンドロメダ】
「了解!!」
【へたれ提督】
「春馬!俺も出る!ユークスを頼むぞ!!」
【石川島 春馬】
「ラジャー、任せてくれボス!」
【へたれ提督】
「デストリア!シュバリエル!君達もユークスを
守ってやってくれ!!」
【デストリア】
「任せて下さいデス!!」
【シュバリエル】
「お任せ下さい!!」
【UXー01】
「みんな!!気をつけて!!」
【足柄】
「来たわね!この憂さを晴らしてやるわ!!」
【川内】
「足柄さん!頼りにしてるよ♪!」
【足柄】
「言われるまでもないわ!みなぎってきたわ!!」
【カルド】
「よっしゃあ!汚名返上のビッグチャンスだぜ!!」
【赤城】
「夜戦なら‥‥搭載機換装を急いで!!」
【時雨】
「夕立!僕達も行くよ!!」
【夕立】
「当然!!パーティー始めるっぽい♪!」
【シェフィールト】
「勝負なら受けて立ちます!!」
【ガンビア・ベイ】
「ハワワッ‥皆さん待ってベイ!」
【ペールギュント】
「後ろがつかえているのです!早くするのです!」
【衣笠】
「トミー!行ってくるね!!」
【トミー・ザワ】
「飯が冷める前にもどってこいやぁー!!」
(高田調)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キュキュキュキューーンべべべーーー
『姉妹 誕生 ー前編ー』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次元潜航艦『UXー01』側面のハッチが開き
艦娘達が弾かれた様に次々と出撃していく、そして
『ドダイ・マリン』に搭乗してへたれ提督も出撃
していった‥‥
【へたれ提督】
「ユークス!状況は!?」
【UXー01】
『ミノフスキー濃度がやけに濃くなってるから
感温センサーと通信傍受の情報だけど、確認されてる
だけで10個戦隊はいるわよ!!』
【へたれ提督】
「この狭い水域に10個戦隊だと!?」
【川内】
「最低でも10個戦隊‥‥て事ね?」
【へたれ提督】
「軍司殿、貴官の見立ては?」
【カルド】
「一言で言えは罠だが、目的はそれだけじゃないな‥
俺達だけを罠にかけるにはこの戦力は大袈裟過ぎる
こんな内海に戦力を集中すれば他の鎮守府から
袋叩きにあうのは素人でも分かる事だ
第一、俺達の目的地は最近分かったばかりだ‥‥
俺達そのものを待ち伏せしてたと言うよりは
連中には本来の攻撃目標があり、騒ぎを聞き付けて
駆けつけた救援艦隊を行きがけの駄賃で待ち伏せ
する‥‥と考えるのが自然かな」
【衣笠】
「それなら外洋で待ち伏せした方が良くない?
美味く行けは私達の背後を取れるし、不利なら
撤退も容易だわ!
どこが目標か知らないけど、数だって多いし
戦力を目標達成と待ち伏せに振り分ける事も
出来るじゃない?
どうして自分達からわざわざ袋小路になる様な
待ち伏せなんか‥‥」
【へたれ提督】
「‥連中が撤退を選択肢に入れていればそうなるな」
【清霜】
「‥‥え?、パパ!それってまさか!」
【カルド】
「そういう事、奴らは自身の生還は度外視で相手に
可能な限りのダメージを与える方を優先してる
訳だ、外洋なら奴らにも俺達にも撤退のチャンスが
あるが、内海に入ればそう簡単にはいかないからな」
【時雨】
「‥‥そこまでしても攻撃しなきゃならない物がこの
先にあるって事になるね(まさかとは思うけど)」
【川内】
「ねえ提督、この状況って何かに似てない?」
【へたれ提督】
「ああっ、インド洋の時と同じだな」
【足柄】
「フフ、上等じゃない!!罠だろうと捨て鉢だろうと
まとめて食い破ってやればいいのよ!!」
【アンドロメダ】
「おおー、やる気十分じゃん!」
【へたれ提督・川内】
「「頼りにしてまーーす♪」」
【足柄】
「ハモらないの!!提督ならともかく、あんた達に
頼られても気力が湧かないから、今回はきよしの為に
頑張るとするわ!!」
【清霜・アンドロメダ】
「「頼りにしてまーーす♪」」
【足柄】
「‥‥まったくもう‥‥///」
【赤城】
「皆さん!慢心は駄目です!敵が来ますよ!」
【ガンビア・ベイ】
「はわわわ、かっ‥艦載機スタンバイ!!」
【夕立】
「ぽいー♪夕立がMVPになって隊長に褒めて貰うっぽい」
【時雨】
「今はそれどころしゃないよ!」
UXー01と海特警・国防軍の混成チームは現在
夜の紀伊水道に入り、ここから北上しようとしていた
彼等彼女等の目的地は神戸である
紀伊水道から大阪湾にかけて少なくとも5個戦隊以上の
深海棲艦が出現し、沿岸地域に散発的に攻撃を加えて
いるとの報告が入ったのはつい先ほどであった
神戸の大型造船ドックには、国防軍が小笠原に配備予定
の強襲揚陸艦が間もなく完成予定であった
最もこれは出発時に初めて知らされた事で、場所も
建造の事実も極秘だった、神戸の作業にしても表向きは
大型コンテナ船の同時建造となっていた‥‥
彼等は時雨の案内で、建造の進捗具合を確認し
横須賀への回航手順を検討する為にここに来た訳だが
途中で予想外の戦場に出くわしたのであった
【UXー01】
『司令官!前方にタ級を中心とした砲戦部隊!!‥‥
T字を切られてるわ!、それと左舷からも一個戦隊が
接近中!!』
【へたれ提督】
「くそっ!ミノフスキー粒子は何かと厄介だな!」
【足柄】
「なら!接近戦に持ち込むまでよ!!どうせ向こうも
同じ条件でしょ!!」
夜間、しかもミノフスキー粒子が大量にバラ撒かれた
戦隊ではレーダーは役に立たずUXー01の感温センサー
と遠距離画像赤外線モニターが頼りであった
【川内】
「接近戦での夜戦なら本来はは望むところだけど‥‥
今は防衛戦だし、何よりあの娘達が‥‥」
【アンドロメダ】
「タ級が何さ!ショックカノンでイチコロじゃん!」
【清霜】
「メダ子ちゃん!慢心は駄目だよ!‥でもメダ子ちゃん
ならいけるよね♪」
【アンドロメダ】
「もっちー!♪」
【川内】
「(‥‥どうする?相手の戦力がこうも不透明じゃあ
戦力を分散させるのは‥あの娘達に何かあったら‥」
【へたれ提督】
「‥‥夕立、ちょっとこっちに」
【夕立】
「ぽい?」
【川内】
「‥‥提督?」
【へたれ提督】
「‥川内、俺とお前、それに足柄と夕立の四人で
連中を食い止める、後は全員大阪湾に直行‥‥
てのはどうだ?」ポンッ
【川内】
「‥‥‥提督‥‥」キュン❤
【足柄】
「あーハイハイ!もう『のろけ』は良いから!!
それで良いんじゃない、この四人が集まれば
敵の10戦隊が20戦隊になろうと物の数じゃないわ」
【夕立】
「夕立もそれで良いっぽい!素敵なパーティー
始めましょ♪」
【川内】
「ありがとう‥‥よーし!夜戦の時間だよ!!」
流石に戦闘狂達の言うことは違った、川内と足柄の
強さは言うまでも無いが、夕立も時雨も国防軍の
部隊長クラス、実力は折り紙付きだった
確かにあの程度の数の敵なら物の数では無かった
へたれ提督が足を引っ張らないなら‥‥
【へたれ提督】
「ナレーションうるへー!!」
【川内】
「提督?どうしたの?」
‥とは言え味方が多い方がありがたいのも事実
その味方が丁度今到来した、左舷から接近中の
戦隊から無線が入る‥‥
【金剛】
『ミナサーン!ハッピーにゅーいよー♪』
【比叡】
『お姉様!それはもう古いです!』
【川内】
「!金剛‥さん!?比叡も!」
【利根】
『我輩もおるのじゃ!』
【筑摩】
『皆さん、協力しますね』
【金剛】
『ヘイ川内!「さん」付けはオバン臭くなるから
やめてって言ったネー!』
【川内】
「あっ‥ごめん‥‥金剛‥」
【比叡】
『へたれ提督、忘年会ぶりです、私とお姉様が
いれば絶対負けません!!』
【へたれ提督】
「比叡か!助かったぞ!!」
【利根】
『我輩もおるのじゃ!!』
【筑摩】
『利根姉さん、分かってますよ♪』
【足柄】
「賑やかなゲストのお出ましね」
【夕立】
「パーティーが盛り上がるっぽいー♪」
【時雨】
「‥‥そんな場合じゃ無いんだけどなぁ‥‥」
やって来たのは金剛達、リンガ部隊の最精鋭
水上打撃部隊の一部だった
こちらは別任務でリンガから本土までやって来た
所で、これまた予想外の戦場に出くわしたのだ
【UXー01】
『金剛!比叡!敵の位置情報をそっちに送るわね』
【金剛】
「ユークス、流石はガミラス随一の世話係デース」
【筑摩】
「それ褒めてるんでしょうか?」
UXー01から送られた敵の位置情報から射撃諸元が
組まれ、リンガ自慢の射撃同調装置に送られる
【金剛】
「全艦、同調射撃開始!目標、敵先頭艦!!」
【比叡】
「了解!気合い、入れて、撃ちます!!」
【金剛】
「速攻で仕留めるネ!ファイヤー!!」
四人の主砲が僅かな時差をつけて次々と火を噴いた
口径も射程も弾道特製も違う主砲弾を
同じ目標に同時に着弾させる事で最大限の効果を
狙った同調射撃である
目標にされた不運なタ級は最初の一撃で吹き飛んだ
敵も負けじと打ち返して来るが金剛達にはかすりも
しない、ミノフスキー粒子の障壁は深海棲艦にも
悪影響を及ぼしている様だ‥
【比叡】
「ユークスちゃん様々ね♪」
【金剛】
「イエス!ここは私達に任せるデース!」
【利根】
「だから我輩もおるのじゃー!!」
【筑摩】
「ハイハイ♪」
【へたれ提督】
「こいつは天祐神助だ!川内!編成を!」
【川内】
「ヨーソロー!メダ子と清霜はユークスと本隊を
率いて大阪湾に急行して!
提督とアタシ、それに足柄さんと夕立で、湾の
入口で敵を食い止めるよ!」
【清霜】
「ママ達を置いて行くの!?」
【川内】
「清霜、ママ達としては、あなた達の方が心配
なんだけどなー」ナデナデ
【清霜】
「‥‥でも!」
【川内】
「いい?清霜、大阪湾沿岸にも大勢人が住んでいる
のよ、深海の奴らの本当の目的は分からないけど
あの人達が危険にさらされているのは間違いない
それを救えるのは今の所アタシ達しかいないの」
【清霜】
「うん‥‥そうだけど‥」
【川内】
「ウフフ♪清霜は本当に優しい娘ね‥でも大丈夫
パパとママを信用して‥‥ね♪」ナデナデ
【清霜】
「勿論信用してるよ!」
【アンドロメダ】
「きよしは妙な所で真面目で心配性だねー」
【時雨】
「慢心するよりはマシだけどね」
【カルド】
「‥‥それじゃ俺も残るぜ、接近戦の夜戦なら
俺の出番しょ!どうだいお嬢さん?」
【清霜】
「‥‥カルドさん‥‥」
【アンドロメダ】
「見なよきよし、この面子を、どう見たって
私達より強そうじゃん?提督以外は」
【へたれ提督】
「大きなお世話だ!、清霜、メダ子、『神戸牛』は
美味いらしいぞ?ちゃんと腹を空かしとけよ!」
【清霜】
「‥‥パパ‥‥うん!!♪」
【赤城】
「カルドさんも、早く戻って来ないと貴方の分を
食べちゃいますよ!」
【カルド】
「折角の『神戸牛』だからそれはかんべん!!」
【川内】
「衣笠さんは二人のフォローを、時雨は
水先案内を頼むわね!」
【衣笠】
「衣笠さんにお任せ!」
【時雨】
「そこは僕に任せてよ!」
【川内】
「赤城さんとガンビアは夜間戦闘機で上空援護を
シェフは対潜警戒をよろしくね」
【赤城】
「夜間出撃ですが、一航戦の誇りお見せします!」
【ガンビア・ベイ】
「Yes‥‥やってみます」
【シェフィールド】
「はい!任務をやり遂げてみせます!!」
【川内】
「デストリア、シュバリエルさん、ユークスは
的が大きいから‥守ってあげてね」
【シュバリエル】
「ええ、この命に賭けても!」
【デストリア】
「ユークスちゃんには指一本触れさせないデス!!」
【川内】
「ペールは遠慮無用よ、好き放題撃ちまくって!」
【ペールギュント】
「了解なのです!立ち塞がる輩はどいつもこいつも
撃ち抜いてドン勝を頂きなのです!!」
【川内】
「フフ、頼りにしてるね♪」
【ペールギュント】
「ペールの本気を見るのです!!」
【トミー・ザワ】
『‥‥ペールたん‥‥』ボソッ
【ペールギュント】
「はにゃあああああーーーーー!!!!?」
【ガンビア・ベイ】
「ギャアアアアアーーーーー!!?」
【足柄】
「だぁーー!!うるさいわね!!何なの!?」
【へたれ提督】
「ペールのトラウマにガンビアがビビったんだ‥‥」
【衣笠】
「トミー!そういうの止めなさい!」
あれから更に、2個戦隊の深海棲艦を撃破した
混成チームは、大阪湾の入口で二手に分かれた
本隊はアンドロメダが指揮を取ってUXー01共々
大阪湾に突入、深海棲艦を撃破しつつ神戸に向かう
別働隊は大阪湾の入口で深海棲艦を迎え撃つ
へたれ提督と川内、足柄と夕立とカルド、そして
後から合流してきた金剛、比叡、利根、筑摩も
加わり、強力な布陣となった、このメンバーに
迎え撃たれる深海棲艦こそ不運であった
【UXー01】
『司令官、鳴門海峡方面から敵が来るわ!
気をつけて!』
【へたれ提督】
「分かったありがとう、ユークス、用心しろ!」
【UXー01】
『大丈夫よ♪みんなもいるし、春馬さんもいるし
トミーはペールにボコられたけど何とかなるでしょ』
【へたれ提督】
「あいつの心配はしてない、また後でな」
おそらく待ち伏せしていたのだろう‥‥
鳴門海峡方面から複数の戦隊が高速で接近してきた
こちらの側配か背後を突こうとしていたかもしれない
【カルド】
「ご苦労な事だ、単分子カッターの錆にしてやるぜ!」
【筑摩】
「ここは通しませんよ~」
【利根】
「我輩はここにおるのじゃー!!」
【比叡】
「お姉様の邪魔は許さない!!」
【夕立】
「素敵なパーティー始めましょ♪」
【金剛】
「ワタシは食らい付いたら離さないネー!!」
【足柄】
「フフフ!みなぎって来たわ!さあ私を楽しませて
頂戴!!」
【川内】
「さあっ!私と夜戦しよ!!」
【へたれ提督】
「イッツ、ショータイム!!」
派手な夜戦が開始された
解き放たれた夜の野獣達が当たるを幸いに
深海棲艦を屠っていく‥‥
ーーーー
【アンドロメダ】
「うりゃああーー!!」
BUDUGWUUUUUUーーーーーーーーーー!!
【シュバリエル】
「主砲、副砲!撃てぇぇーーーー!!」
【デストリア】
「良く狙って‥‥ファイヤーー!!」
QWOOO‥‥BAHYUWUUUUUUーーーーー!!
夜の大阪湾、灯火官制など行われていない
比較的明るい湾内に、青と赤の光の帯が交差し
それに貫かれた深海棲艦が次々と撃破されていく
イレギュラー艦娘が撃ち出す、陽電子衝撃砲の
威力は深海棲艦には脅威であった
【衣笠】
「ほら!もう一発!!」
【ペールギュント】
「黙って星の屑になるのです!!」
【赤城】
「夜間戦闘機隊、攻撃を開始して!!」
【ガンビア・ベイ】
「あっ、アターック!!」
衣笠とペールギュントも遅れる事無く攻撃する
夜間出撃が可能な艦載機も、頭上から大口径の
機関砲で攻撃を仕掛ける
特にペールの怒りのメガ粒子砲の攻撃は凄まじく
狙われた深海棲艦には逃げ場が無かった
連中が自ら選んだ戦場のはずなのだが‥‥
【ペールギュント】
「嫌いなのです!!マスクのロリコン女なんか
ちっとも怖くなんか無いのです!!」ドコドコ!!
【UXー01】
『ちょっとペール!何ムキになってるのよ!!
‥‥ん?あれは‥‥星弾?』
明石海峡方面から複数の星弾が打ち上げられた
友軍の合図だ、すかさずUXー01も星弾を打ち上げる
同士討ちなどしてはたまらない
星弾は証明弾ともなって周囲の海面を照らし出す
軽巡(ヘ級)と駆逐(ロ級)からなる
水雷戦隊が背後に回り込もうとしているのが
見えた、すかさず時雨、清霜、シェフィールドが
これを迎撃する
【清霜】
「清霜が、皆を守るから!!」
【シェフィールド】
「フォークランドの様にはならない‥‥
この海域から出ていけー!!」
謎の鎮守府特製、120ミリ速射機関砲が火を噴き
ロ級を打ち砕く、その間隙を突いて時雨が
ヘ級との距離を詰める
背中に積んだ大口径の兵装には試験的に
ビームライフルが実装されていた
実戦で使用するのは初めてなので
時雨は至近距離で射撃する事にしたのだ
【時雨】
「ここは譲れない!!」
単独で突入して来る駆逐艦に魚雷は当たらない
ヘ級は艦砲で迎撃するが時雨は紙一重でかわす‥
時雨が背中の兵装を展開してもヘ級は回避行動
すら取ろうとしない、時雨は軽く溜息をつく
完全に落ち着きはらっていた‥‥
【時雨】
「この程度の技量でも何とかなると思っていたの
かい?だとしたら、君達には失望したよ!」
ビームライフルの二条の帯がヘ級と、その背後に
いたロ級を貫いた
【UXー01】
「明石海峡方面の友軍と連絡が取れたわ!
そちらの所属をどうぞ!」
【叢雲】
『邪魔よぉー!!(ドゴォー!)』
【UXー01】
「はいいいーー!?」
無線通話の向こうから、叢雲の雄叫びと爆発音が
飛び込んできた、
ぼのたん呉鎮守府からも援軍が到来したのだ!
【叢雲】
「救援要請とジョニー隊長からの連絡で駆け付けて
来たわ!私達の庭先で好き勝手はさせない!」
【UXー01】
『叢雲さん!じゃあぼのたん提督も来てるの?』
【叢雲】
「あいつはビスマルクやハーフビークの主力を
連れてこっちに向かってるわ、ここにいるのは
接近戦で戦えるから即出撃してきた者ばかりよ!」
やって来たのは叢雲と、ぼのたん呉鎮守府の名物
朝潮型駆逐艦娘からなる暗殺部隊、このうちの
朝潮、霰、荒潮、大潮の5人だった
沿岸部まで接近して砲撃しようとしていた
リ級等の深海棲艦を接近肉弾戦で血祭りに上げて
いたのだ‥‥
【UXー01】
『みんな!ぼのたん提督が援軍を送ってくれた
わよ!これでもう大丈夫よ!』
【アンドロメダ】
「ラッキー♪敵の数も残り少なくなって来たし
いけるでしょ♪」
【清霜】
「メダ子ちゃん大丈夫?」
【アンドロメダ】
「きよしも怪我は無い?」
清霜とアンドロメダはお互いの背後を守る形で
互いの背中を合わせながら周辺警戒をする
へたれ提督と川内も時々この様な形を取る事が
あり、二人はそれに影響されたのかもしれない
【ガンビア・ベイ】
「このまま行けば守り切れますベイ!」
【赤城】
「油断大敵です、作戦が終わるまで慢心は‥‥」
そう、するべきではない、突如、陸上から炎と
爆煙が上がった、神戸の方角からだ
【時雨】
「造船所のある所だ!やっぱりあれが目標だった
のか!?」
強襲揚陸艦の建造ドック周辺から火が上がり
上空に滞空していたバトルドームを浮かび
上がらせる
【赤城】
「あれはジュラル星人!?艦載機!迎撃して!!」
赤城とガンビア・ベイの艦載機が急行する
突然のバトルドームの意外な出現にデストリア達
までもが一瞬気を奪われ、UXー01への守備が
甘くなってしまった‥‥
【清霜】
「メダ子ちゃん!!あっ、あれ!!」
【アンドロメダ】
「きよし!?何が‥‥あああ!!!」
【デストリア】
「‥‥しまったデス‥‥ユークスちゃん!!!」
UXー01の前部甲板に、いつの間にか人影が
立っていた、識別表で見た事があるそれは
明らかに‥‥「重巡棲姫」だった
【ペールギュント】
「はわわわ!これでは撃てないのです!!」
【衣笠】
「‥‥よりによって姫級なんて!!」
【シュバリエル】
「‥‥そんな‥下手をすれば彼女に当たって
しまう‥‥どうしたら‥‥」
UXー01に(乗艦)した重巡棲姫を狙い撃つのは
夜間でもあり難しい、下手をすればUXー01に
不必要なダメージを与えてしまう
【UXー01】
「いつの間に乗られたの!?こんなに近くじゃ
迎撃もできない‥‥」
【重巡棲姫】
「‥ソコニ‥ダレカ居ルナ?‥デテコイー!!」
ドガドガドカ!!ドギュンドギュン!!
【UXー01】)))
「きゃああああーー!!」)))
【デストリア】
「あああ!?ユークスちゃああーん!!!」
UXー01のブリッジに砲弾が至近距離から
撃ち込まれる‥‥
次元潜航艦「UXー01」の艦内に、艦のコアである
艦娘「ユークス」が居る事を直感的に悟ったのは
流石に姫級と言ったところか、しかし相手は
小さいとはいえガミラス艦、そう安々と大きな
ダメージは与えられない
だかそれよりも、この光景を見てぶちギレた
艦娘が一名いた
【デストリア】
「おのれぇぇーー!!よくもぉぉーー!!!」
【シュバリエル】
「デストリア!?正面からなんて無茶よ!!」
【UXー01】
『デストリアちゃん!?来ちゃ駄目ぇ!!!』
【デストリア】
「そこから降りろぉぉぉぉーーー!!!」
デストリアは最短距離で突っ込んで行く
接近しなければどのみち砲撃ができないからだ
もはやその形相は、あの穏やかで可愛い
デストリアちゃんでは無かった‥‥
重巡棲姫はとぐろを巻く様な独特の兵装を
今度はデストリアに向ける
デストリアは猪突猛進に突っ込んで行くが
重巡棲姫の砲撃が先になるのは間違い無い‥‥
‥‥事も無かった
重巡棲姫の足元のハッチが唐突に開くと
中から2丁の巨大な自動拳銃が銃口を覗かせた
【重巡棲姫】
「!!!!?」
【石川島 春馬】
「無賃乗船はご遠慮願おうか?」 、、、、
ZYAKKI! BABABABABABAHYUBAHYUBAHYU
【重巡棲姫】
「ウガアァァァーー!!」
45口径弾の対深海用爆裂焼夷弾が重巡棲姫に
連続して撃ち込まれる、この巨大な2丁拳銃
「エボニー&アイボリー・シリアルNo.07」は
あの二等憲兵吸血鬼から春馬に贈呈された
特別品であった、当然使用する弾丸次第で
深海棲艦にも打撃を与えられる訳である
自身も甲板に踊り出た春馬は、更に追い撃ち
の銃撃を加えて行く、やがて重巡棲姫は
膝をついて動きが止まった‥‥
【重巡棲姫】
「‥‥オ‥‥オノレェ‥‥ニクラシヤアア!」
【石川島 春馬】
「恨みたけりゃ俺を恨めよ、もしあの娘達を
恨んだらただじゃおかんぞ」
【重巡棲姫】
「クラエェェェーー!!」
重巡棲姫はとぐろ兵装を持ち上げて春馬を
狙うも、春馬はそれを足蹴りで跳ね飛ばす
【石川島 春馬】
「姫級相手に手は抜けないんでね、少々強めに
行くぜ‥‥」
どこまでもクールな春馬は、2丁拳銃を
ホルスターにしまうと、今度は三本の柄がついた
凶悪な外観のヌンチャク『ケルベロス』を
取り出した、そしてヌンチャク使いに有りがちな
一連のパフォーマンスを演じると、重巡棲姫を
タコ殴りにし始めた
【重巡棲姫】
「ゴホッ!‥‥ガハァ!‥‥グエッ!‥‥」
【石川島 春馬】
「‥‥他人を殴ろうとすれば自分も殴られる‥‥
こうなる事も覚悟の上で来たんだろ?」
実はこの春馬、琉球空手の使い手、達人であった
凶悪ヌンチャクでボコボコにされた重巡棲姫の
胸ぐらを掴むと‥それを海面上空にほおり投げた
【石川島 春馬】
「アンタにとどめを刺すのは俺の役目じゃない
先客がいるんでね‥‥任すぜ!お嬢ちゃん!」
【重巡棲姫】
「アガアァァァーー!?」
空中にほおり投げられた重巡棲姫に対して‥‥
【デストリア】
「ゲートオブ・カミロォォーーン!!!」
眉間に青筋を立てた、見たことも無い形相の
デストリアが雷鳴の様に叫ぶど、空間に無数の
小さなゲートが開き、そこから無数の
ミニガミラス艦が出現、たった一人の重巡棲姫に
四方八方から砲雷撃を敢行した
それは明らかにオーバーキルであったが‥‥
ともかく重巡棲姫は跡形も無く消滅した
【UXー01】
「‥‥デストリアちゃん‥‥」
【デストリア】
「‥はあっ‥‥はあっ‥‥」
【シュバリエル】
「デストリア‥あなた、良くやったわ‥‥」
【清霜】
「凄いね‥デストリアちゃんとユークスちゃん
って本当に仲がいいんだね」
【アンドロメダ】
「きよし、もしアンタが危なくなったら‥‥
メダ子もきっと、あんな風にぶちギレると思う‥」
【清霜】
「‥‥うん、ありがとうメダ子ちゃん‥‥」
【時雨】
「‥なるほどね‥」
赤城の艦載機、Aー1スカイレイダーが、対空ロケット
のつるべ撃ちでバトルドームを一機撃墜したのが
目に入った‥‥
【シェフィールド】
「‥‥あれ?‥この娘は‥‥」
【藤波】
「‥‥‥‥‥」プカ゚プカ゚
ーーーーーー
大阪湾の入口であらかたの深海棲艦を撃破した
へたれ提督達は、神戸の造船所がバトルドームの
攻撃を受けた事、UXー01が被弾した連絡を受けて
急いでアンドロメダ達と合流した
この頃になると、他の鎮守府からも多くの救援部隊
が駆け付け、深海棲艦に対する残敵掃討の展開に
なっていた、この「大阪湾迎撃戦」は、ハーフビーク
とヴァナディースの両戦艦の主砲斉射が目標を
撃破したことで幕を閉じた
夜が明けると、大阪湾と紀伊水道の深海棲艦は
全て掃討されたのが確認され、こちらの被害状況も
確認された
大阪湾に入った深海棲艦を迎撃に出たブロック海軍の
警備艦艇(艦娘ではなく通常の艦船)隊はあえなく
全滅した、他には、神戸のドックで完成間近だった
国防軍の強襲揚陸艦が攻撃を受け、修理が必要と
なった、しかし他に被害は殆ど無く、艦娘・民間人
共に犠牲は皆無であった
この報告は時雨を通して横須賀にも伝えられた
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「それじゃ戦闘に参加した艦娘達は全員無事だった
訳だね」
【加賀】
「ええ、慢心は禁物だけれど、あの程度の戦闘で
どうにかなる様なヤワな娘達ではないわ」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「それは良かった、残る問題は強襲揚陸艦の件か‥」
【加賀】
「あの強襲揚陸艦が、神戸で建造されているのは
極秘事項だった、表向きを『アミバ開運』が発注した
2隻のコンテナ船としたのもその為よ、それでも
強襲揚陸艦は攻撃された、本来なら国防軍と連邦の
限られた上層部しか知らない事実の筈だった‥‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「情報の漏洩については調査を開始している‥‥
まあデカいシロモノだし、いくら表面を取り繕っても
ばれるのは時間の問題だったろう、それより今回の
深海棲艦の目的と、ジュラル星人との連携の可能性
についてだけど‥‥」
【加賀】
「時雨からの報告にもあったけれど、深海棲艦の
一番の攻撃目標が強襲揚陸艦だったのは間違いない
でしょう、でもなぜあの艦を?深海棲艦に都合の
悪い船なんて世界中で建造されている筈だし
ましてやあんな戦い方では全滅するのは当たり前
だわ、そこまでして攻撃する理由があるとすれば
考えられる事は‥‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「加賀さんはどう思う?」
【加賀】
「確証の持てる材料は今の所何もないわ」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「可能性でもいいよ、加賀さんの意見を聞きたい
ここだけの話にしておく」
【加賀】
「推測でよければ‥‥深海棲艦の‥‥
いえ、深海棲艦に攻撃を命令した者の意思は
強襲揚陸艦を破壊する事ではなく、出航させない
あるいは出航を大きく遅らせるのが目的なのかも
しれない、つまりそれは私達にあの艦を使わせ
たくないって事ね」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「あの艦は小笠原に配備される、太平洋に
睨みを効かせる事で、本土への防波堤として
深海の脅威を減らす事ができる、深海棲艦に
とっては目の上のたんこぶだろう、しかも
運用するのは俺達国防軍だ、連中が躍起に
なって妨害するのも当然だ」
【加賀】
「‥‥深海棲艦はその情報をどこで手に入れた
のかしら?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥‥強襲揚陸艦の存在だけでなく、その目的
までリークした奴がいると?」
【加賀】
「決め付けるのは乱暴かもしれないけれど‥‥
強襲揚陸艦の配備を本気で阻止したいなら
私ならあんな場所で中途半端な作戦はしないわ
部隊の規模に対して得られる物は殆ど無かった
訳だから、それでもこの攻撃にはどこか大きな
策略と悪意を感じる、始めから攻撃の成果では
無く、何かの取り引きに使う為の『攻撃したと
いう事実』、あるいは私達の妨害をする事が
目的そのものだとしたらこの違和感にも
一応説明が着くわ」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥俺達、国防軍・天憲隊にケンカを売るのが
目的だった、その為に深海棲艦をそそのかした
奴がいると言う事か‥‥」
【加賀】
「あくまで可能性の話よ、でも私はその可能性は
低くないと思っているわ、今までの状況証拠を
見る限りはね、そしてジュラル星人はそんな
地球勢力の分断を大きくするために追い撃ちを
かけている‥‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥やっぱり俺には加賀さんが必要だな
俺の側にいてくれて感謝してるよ!」
【加賀】
「やめてよジョニー、私が貴方の側にいるのは
自分がそうしていたいからよ、正妻として
筆頭秘書艦としてね」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「ありがとう、では俺も可能性への対応として
行動に移しますか、例の件も含めてな‥‥」
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神戸は歴史のある港町である
国際色も豊かで食事や芸術・歴史的な建造物に
それを見る事ができる
山地が海岸近くまでせり出している為に
埋め立てても平地は少なく、繁華街などは
狭い箇所に集中している
美味しい飲食店を探そうと思えば当然雑多な
路地と格闘することになりがちであった‥‥
誰かを食事に招待し、その人を待とうとすれば
表通りまで出ていた方が分かりやすいだろう‥
‥‥
【足柄】
「‥だからって何で私達が表通りまで、提督達を
迎えに出なきゃならないのよ!」
【川内】
「謎提さん達を出迎えるんだからいいじゃん?」
【足柄】
「提督一人を出迎えるのに不満は無いわ!むしろ
願ったり叶ったりよ!私が問題にしてるのは
あの三人(妙高・那智・羽黒)までがしれっと
やって来る事よ!あの三人まで出迎えなきゃ
ならないなんて‥‥」
【川内】
「しょうがないじゃん、アタシ達二人、『UNO』
で負けちゃったんだから‥‥」
【足柄】
「『UNO』の話はしないで!元はといえば今回
私一人だけが出撃したのだって、妙高姉さんの
『イカサマUNO』のせいで‥‥‥」
【川内】
「イカサマって‥‥妙高姉妹って仲が悪いの?」
【足柄】
「そういう単純な話じゃないわ、姉妹には本来
色々と複雑な葛藤があるのよ、同じ人を愛せば
なおのことね、アンタはへたれさんの精液が
脳みそに回ってヒャッハーしてるから平気で
しょうけど!」
【川内】
「‥‥何かえらい言われ様だなぁ‥‥あっでも
提督の精液なら大好きだよー♪」にぱぁー✨
【足柄】
「‥‥こっ‥‥コイツはぁ!‥‥」イライラ
【川内】
「‥‥やだぁ‥‥提督の精液を思い出したら‥
‥‥濡れて来ちゃった❤‥‥」ハアッ ハアッ
【足柄】
「‥‥駄目だこりゃ‥‥」
神戸の表通りで二人の艦娘が漫才をしている
ところへ、昨夜の一件を聞いた謎之提督と
妙高・那智・羽黒、そしてデストロイヤーと
リリー・マルレーンの面々が姿を現した
【羽黒】
「足柄姉さん!ご無事でしたか!?」
【足柄】
「あの程度何とも無いわ!馬鹿にしないで頂戴!」
【羽黒】
「川内さんもご無事で良かったです!」
【川内】
「ウフフ♪ありがとうね羽黒さん♪」
【那智】
「なんだ、元気そのものじゃないか、心配して
損したな」
【妙高】
「まあ、これでひと安心ね♪」
【足柄】
「妙高姉さん!‥‥あのね‥‥」
【謎之提督】
「足柄よ、美人がそんな顔したら台なしやで」
【足柄】
「!‥‥うにゃ~~ん❤提督ぅ~~♪」ガハァ!
【謎之提督】
「うおっとぉ!!」ダキ!
【デストロイヤー】
「‥‥相変わらずイチコロだね、もうチワワで
良いんじゃないの?」
【リリー・マルレーン】
「飢えたチワワなんて絵にならないねぇ‥‥
よお川内、アンタも元気そうで何よりだねぇ」
【川内】
「こんにちはリリー姉さん♪‥アタシが姉さん
なんて呼ぶのはリリーさんぐらいかなぁ?」
【リリー・マルレーン】
「まあ好きに呼んでもらって構わないけどね
それよりペールの奴に変なトラウマが
付いてるって聞いてね、誰のせいかは
アタシにも分かってる、で、今日はペールの
様子を見に来たって訳さ」
【川内】
「ありがとうリリー姉さん、ペールも間違いなく
喜ぶよ♪」
【リリー・マルレーン】
「‥‥アタシもそう思うよ‥‥」
【謎之提督】
「よすよす川内、六本脚は今回も大活躍だった
みたいだねぇ」
【川内】
「謎提さんありがとう♪でも皆が助けてくれた
おかげだからね♪提督達も待ってるからどうぞ」
【足柄】
「提督~?昨日のご褒美お願いね♪」
謎之提督としても今回の件は問題視していた
強襲揚陸艦の建造場所は海特警で知る者は誰も
いなかった(予想は立てていたが他者の軍機密
には極力触れない様にしていた)、しかし今回の
深海棲艦の規模を見ると事前に情報を得ていた
のは明らかだ
何者かの悪意で機密が流出されてあの娘達が危険
に晒されるとなればこのままには出来ないだろう
先ずは全員の無事をこの目で確認した上で、皆から
話を聞くことにしよう‥‥
【謎之提督】
「へたれ君を始め、みんなは元気にしてるかい?」
【川内】
「‥‥んまあ基本的にはね‥‥」
【リリー・マルレーン】
「基本的には?」
【足柄】
「ちょっと問題があるのよ、行けば分かるわ」
【羽黒】
「?」
細い路地の先に神戸牛専門の焼肉店があり入口で
へたれ提督とペールギュントが出迎えに出ていた
【川内】
「提督ー♪皆さんお連れしたよ」
【へたれ提督】
「おうサンキュー、謎提さんご苦労様、みんなは
中で待ってるよ、足柄もそうだがデストリアも
シュバリエルもよく頑張ってくれた、先ずは
あの娘達を褒めてやってくれ」
【謎之提督】
「そう言って貰えるとありがたいよ、とにかく全員
無事で何よりだ、先ずは腹ごしらえを‥どわっ!」
【ペールギュント】
「ふにゃあ!リリーお姉ちゃーーん!♪❤❤」ドン
【リリー・マルレーン】
「元気そうだねペール♪来な!」ガハァ!
【ペールギュント】
「はわわ❤‥‥もうSんでも良いのです~✨」
【謎之提督】
「イタタ‥‥それはアカンやろ!」
【羽黒】
「司令官さん‥‥大丈夫ですか?」
【妙高】
「あらまあ、相変わらず元気いっぱいね♪」
【那智】
「ハハハ!面白い奴だ、この『なちろく』で
一杯やるか?」
【妙高】
「お酒の持ち込みは駄目ですよ」
【那智】
「なんだってえええーー!?」
【謎之提督】
「入口に置いとけ那智!‥‥で問題はペールの
トラウマの件かな?まあ誰の責任かは知ってる
けど‥‥」
【へたれ提督】
「半分はトミーの責任だよ、それともう一つ
問題がある、こちらは謎提さんの力が必要だ」
食事場所では、テーブルにいっぱいの神戸牛が
並び、あとは謎の提督達の到着を待つだけと
なった
【夕立】
「お腹すいたっぽい!早く食べたいっぽい!」
【時雨】
「皆が揃ってからだよ」
【金剛】
「大丈夫ヨ、お肉は逃げないネー」
【比叡】
「お姉様にあーんして差し上げます!♪」
【利根】
「まあカレーでないから安心なのじゃ」
【ハーフビーク】
「ウヒョー!これが松坂牛かいスゲー!」
【大潮】
「神戸牛ですけど?」
【ぼのたん提督】
「やったー!肉が、肉が食えるぞー!」
【ヴァナディース】
「二人ともはしたないですわ!」
【荒潮】
「食い意地のはった司令官も‥‥好きよ♪」
【ぼのたん提督】
「そういえばお前も神戸生まれだったな♪」
【叢雲】
「焼肉くらいで浮かれないの!」)))
【霰】
「叢雲さん、膝が踊ってますよ?」
【叢雲】
「///お黙り!!///」
【シェフィールド】
「‥‥あっ‥あのぉ‥」
【朝潮】
「‥‥はい‥何でしょう‥」
【シェフィールド】
「どこかでお会いした様な‥‥」
【朝潮】
「‥‥どっ‥‥どうでしょう?‥」
【カルド】
「おい!あの二人そっくりだぞ!?」
【石川島 春馬】
「黒髪と金髪の違いしかないな、『金髪の朝潮』
ってこういう事か‥‥」
【ガンビア・ベイ】
「確かお互いファーストシップの筈ですベイ
まるでドッペンベルガーみたい‥‥」
【カルド】
「艦娘になるとこういう出会いもあるんだな
なあ赤城さん‥‥赤城さん?」
【赤城】
「‥‥‥‥‥」よだれダラァーー
【カルド】
「いかん!!完全に『食事を待たされた犬』状態
になってる!!」
【トミー・ザワ】
「ひやはー、本気でペールにボコられたぁー」
【衣笠】
「あんな事言うからよ、絆創膏替えてあげるね」
ピリッ!
【トミー・ザワ】
「うっひょーー!」
【謎之提督】
「みんなお待たせ、先ずは全員無事で良かった!」
【ぼのたん提督】
「やあ謎提さん、待ってたよ!」
【シュバリエル】
「提督、今回は何とも‥‥」
【謎之提督】
「シュバリエル、今回は良くやってくれた」ポンッ
【シュバリエル】
「いえ、任務をまっとうしようとしただけですから」
【謎之提督】
「デストリアは?」
【シュバリエル】
「隣の座敷です、昨夜の事で自分の事を責めて
落ち込んでしまって‥‥私達はへたれ提督から
ユークスちゃんの護衛を任されていました
でも一瞬の隙を衝かれて懐に入られてしまって
‥‥ユークスちゃんは幸運にも無事でしたが
それは言い訳にはなりません、私達は任務を
果たす事が出来ず‥‥何とお詫びをしたら‥」
【へたれ提督】
「その事ならもう良いと言ってるんだがね
本人達がそう思ってくれてるなら次に活かせば
良いと俺は思ってる、皆が一生懸命やった
結果だ、ユークスに何かあればそれは俺の
責任だよ」
【シュバリエル】
「へたれ提督、ありがとうございます‥‥」
【謎之提督】
「シュバリエル、もう一度言っとく、お前は任務
を果たしたんや!良くやってくれた!お前まで
落ち込んでたらデストリアは立ち直れんだろ?」
【シュバリエル】
「はい!同じ過ちを繰り返さない様に精進します!」
【謎之提督】
「それでええんや♪さて次の問題は‥‥」
一枚の襖を挟んで隣の座敷にデストリアとユークス
の二人がいた
【デストリア】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」ボロボロ
【UXー01】
「デストリアちゃん、もう泣かないでよ~」
【デストリア】
「‥ごめんなさい‥‥ごめんなさい‥‥」ボロボロボロ
【UXー01】
「もう!夕べからそればっかりじゃない!ほらっ
みんなでお肉食べよう?」
【デストリア】
「私のせいで‥‥ユークスちゃんを危ない目に‥」
【UXー01】
「まいったなぁー‥‥ん?」
【謎之提督】
「よう!いつまでシケた面しとんのや!」
(頭を撫でる)ワシャワシャ
【デストリア】
「提督‥‥あの‥‥私‥‥私‥‥」ボロボロ
【謎之提督】
「お疲れ様、良くやってくれた、みんなお前に
感謝しとる、勿論俺もな」
【羽黒】
「デストリアちゃん、貴女もみんなも無事で
本当に良かったです‥」
【デストリア】
「‥ちっとも‥‥ちっとも良くないデス!!」ドン!
【羽黒】
「はひい!」
【UXー01】
「デストリアちゃん!」
【デストリア】
「私の怠慢のせいで!‥もう少しでユークスちゃん
を失うところだったデス!!‥‥ユークスちゃんが
助かったのだって‥‥春馬さんがいてくれたから!
私は任務を果たせなかった‥‥一番大切な任務を‥
‥大切な友達を‥‥側にいたのに‥‥守れなかった
‥そんな自分がどうしても許せないデスーー!!」
ボロボロボロ
デストリアの目は真っ赤に充血し、目の回りは
むくんでいた、昨晩からずっと泣き続けていた
のかもしれない‥‥
【シュバリエル】
「デストリア‥‥貴女は相変わらず本当に優しい
娘ね‥‥」
【デストリア】
「‥‥姉様‥‥」
【羽黒】
「‥‥ユークスちゃんがうらやましいですね
デストリアちゃんみたいな、こんなに大切に
想ってくれるお友達‥‥親友がいて」
【デストリア】
「‥‥羽黒さん‥‥」
(ガラー‥‥)
襖が開いて隣の広間から春馬が乗り込んで来た
【石川島 春馬】
「話に割り込むのは好きじゃ無いんだか、少しね
なあお嬢ちゃん、俺の力でユークスを守れたと
思ってるならそれはとんだ買い被りだよ、それに
お嬢ちゃんが気をつけていればユークスを危ない
目に会わさずに済んだと思ってるなら、それこそ
とんだ思い上がりってもんだぜ」
【デストリア】
「‥‥‥え?‥‥」
【石川島 春馬】
「俺とアンタとシュバリエル、それにメダ子達
全員でユークスを守ったんだ、誰が一人欠けても
ユークスを守り切れなかっただろうさ」
【デストリア】
「‥‥春馬さん‥‥」
【石川島 春馬】
「逆に言えば、ユークスがいなかったら俺達も
ここにはいなかった‥と俺は思ってる」
【謎之提督】
「そういう事だデストリア、お互い足りない部分
を補う事が出来たから俺達は今日まで生き延びて
来られたんだ、それはお前のおかげでもあるんだ
ぞ!」
【デストリア】
「提督‥‥私は‥」
【謎之提督】
「昨日の時間は取り戻せないが、今日俺達は
生きている、お前もユークスもな‥‥
昨日の自分が許せないなら明日の自分に教訓を
活かせ!お前なら出来るだろ?」
【へたれ提督】
「デストリアちゃん♪改めて言うけど、ユークス
を守ってくれてありがとな♪」
【デストリア】
「‥提督‥へたれさん‥‥ありがとうデス!」
【川内】
「はいユークス、お肉焼いといたよ、たれ着きね」
【UXー01】
「あら秘書艦、気が利くじゃない♪‥‥それでは
デストリアちゃん?」
【デストリア】
「はい!‥何デス?」
【UXー01】
「はい、あーん♪」
【デストリア】
「ふえええーー!?」
【UXー01】
「夕べから何も食べて無いでしょ?だからあーん♪」
【デストリア】
「いや‥‥自分で食べれるデス‥」
【UXー01】
「皆に心配をかけたデストリアちゃんには罰を受けて
貰います!、今日一日、私にデストリアちゃんの
お世話をさせる事!お肉も私が食べさせてあげる♪」
【デストリア】
「はっ‥‥恥ずかしいデス~///」
【UXー01】
「恥ずかしく無かったら罰にならないでしょ?
ほら!黙って口を開ける!」
【デストリア】
「‥‥あっ‥‥あーん‥‥(パクッ)」
【UXー01】
「どう?」
【デストリア】
「おっ‥‥おいひいレスゥ~~」ボロボロ
【謎之提督】
「よし、泣くのは今日までた!明日からは
いつものデストリアちゃんに戻ってくれ」
【UXー01】
「デストリアちゃん、私を見て、私はここにいる
何処にも行かないからね♪」
【デストリア】
「‥はい!‥‥ハイィィィーー!!」
【金剛】
「これで一件落着デース、良いもの見せて貰った
ネー」
【筑摩】
「御飯も美味しくなりますね♪」
【利根】
「うん?お主らどうしたのじゃ?」
【叢雲】
「うっ!‥‥うるさいわね!何でも‥ないわよ!」
ズルッ
【ぼのたん提督】
「目から‥‥目からよだれが‥」ダラダラ
【ハーフビーク】
「ちっくしょー!泣かせてくれるぜい!」ズピー!
【夕立】
「解決したところでお肉パーティー始めるっぽい♪」
【カルド】
「喜べ赤城さん!やっと肉が食べれるぞ!」
【赤城】
「‥‥‥‥‥」ダラァーー
【アンドロメダ】
「きよし‥‥きよしはメダ子が守るからね」
【清霜】
「‥‥清霜だってメダ子ちゃんを守るよ」
並んで座る清霜とアンドロメダ、テーブルの下で
二人は手を握りあっていた
それを横目に見ながら携帯でどこかに連絡をとる
時雨‥‥
【時雨】
「‥‥だそうだよ隊長、後は二人の決断次第だね」
ピッ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【クロード提督】
「合同観艦式だって?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
『突然で恐縮だが、横須賀近海でやろうと思ってる』
南国の地、リンガで職務をこなすクロード提督の
元にジョニー隊長から連絡が来たのは、時雨と電話
した直後の事であった
【クロード提督】
「例の件(大阪湾迎撃戦)に対する国防軍なりの
意思表示ってやつかい?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
『想像にお任せするよ、どうだい?』
【クロード提督】
「そんな面白い話に俺が乗らないとでも?
是非参加させてもらうよ」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
『ありがとう、これで開催は決定だな』
二人の、清霜とアンドロメダの運命が大きく
動き出そうとしていた
【クロード提督】
「へたれ君の家族が増える‥‥可能性ありか‥‥
俺としてもお祝いの方法を考えておくかな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで本作品を読んで頂きありがとうございます
次回後編でいよいよ二人の運命が動きます
(の予定です、少しオーバーですが)
といってもタイトルコールで何となく想像
がつくかもしれませんが‥‥
今回のストーリー構成に関してジョニー隊長の
多大なご協力を頂きました、ありがとうございます
それと前作の感想の確認が遅れてしまった事を
お詫びします
他の要素としてドロップした新たな艦娘や
クロード提督の贈り物など、これから徐々に
描いて行きたいと思います
今回バトルデビューした石川島 春馬ですが
風貌は基本イケメンです、戦闘スタイルは
ー必殺仕置人ー「棺桶の錠」をイメージして
頂ければいいと思います
ご協力頂いた提督の皆さんありがとうございます
ガディキンさん、デストリアちゃんをいじり
回してしまいました、すみません
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[出演]
へたれ提督(六本脚鎮守府)
謎之提督ヒィッツカラルド(謎の鎮守府)
クロード戦艦提督(リンガ特設連邦鎮守府)
ジョニーnrsenc一等憲兵(国防軍・天憲隊)
ぼのたん提督(ぼのたん呉鎮守府)
石川島 春馬(六本脚鎮守府)
トミー・ザワ(六本脚鎮守府)
カルド(リンガ特設連邦鎮守府)
川内(六本脚鎮守府)
足柄(謎の鎮守府)
金剛(リンガ特設連邦鎮守府)
時雨(国防軍・天憲隊)
夕立(国防軍・天憲隊)
叢雲(ぼのたん呉鎮守府)
清霜(六本脚鎮守府)
アンドロメダ(六本脚鎮守府)
妙高(謎の鎮守府)
那智(謎の鎮守府)
シュバリエル(謎の鎮守府)
比叡(リンガ特設連邦鎮守府)
衣笠(六本脚鎮守府)
ペールギュント(六本脚鎮守府)
ガンビア・ベイ(六本脚鎮守府)
デストロイヤー(謎の鎮守府)
赤城(リンガ特設連邦鎮守府)
利根(リンガ特設連邦鎮守府)
筑摩(リンガ特設連邦鎮守府)
霰(ぼのたん呉鎮守府)
荒潮(ぼのたん呉鎮守府)
大潮(ぼのたん呉鎮守府)
ハーフビーク(ぼのたん呉鎮守府)
ヴァナディース(ぼのたん呉鎮守府)
重巡棲姫
藤波(ドロップ)
シェフィールド(六本脚鎮守府)
朝潮(ぼのたん呉鎮守府)
リリー・マルレーン(謎の鎮守府)
UXー01(六本脚鎮守府)
デストリア(謎の鎮守府)
羽黒(謎の鎮守府)
加賀(国防軍・天憲隊)
本作品は二次創作であり、かつフィクションです