へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
現在一行は、輸送作戦の目的地、西威神島に
到着しており、この後の話は(回送シーン)
ということになります
今回の物語、後編で一気に書こうと思いました
が、長くなりそうなので、中編・後編で分ける
事にしました
しかし結局また二万字を超えてしまいました
【峯雲】
「ごめんさい」
小笠原諸島、西威神島
小笠原諸島の中では比較的新しい島である
国防軍・天憲隊はこの島に、強襲揚陸艦と
原子力空母、モビルスーツ大隊を含む
防衛部隊とその基地(造成中)を置いていた
その目的は、この基地から太平洋に睨みを
利かす事で、本土とその沿岸海域の安全性を
確保する事だと言われていた
島の南側には、火山の火口跡が湾となり
波の静かな入り江と、その奥に天然のビーチ
を形成していた
当然うら若き乙女達艦娘と、スケベな提督達に
とってはまたとないパラダイスであった
(艦娘達は当然みんな水着です)
【金剛】
「ウ~ン♪気持ち良いデ~ス❤提督~~♪‥‥
もっとオイル塗ってくだサ~イ♪」
【クロード提督】
「‥‥‥金剛よ、あまり誤解を生む様な声は
出さんといてくれるか?まだ昼間だし‥‥」
ペタペタ スリスリ
【金剛】
「だったら~♪誤解されたままで良いデ~ス❤」
【不知火】
「提督‥‥不知火も問題ありません」
【クロード提督】
「俺が問題なんだよ!」
【翔鶴】
「提督❤提督ももっとリラックスしましょう?」
【瑞鶴】
「提督さん‥‥早く塗ってくれないと乾いちゃう
よ~❤」
【クロード提督】
「あーー!わかったわかった!」(分身)
ビーチで愛する艦娘達に、サンオイルの催促をされ
慌てるクロード戦艦提督は、分身まで駆使する事に
‥‥
【カルド】
「モテる男は辛いねぇ♪クロードよぉ♪それに対して
俺は、赤城さんオンリー!」ペタペタ スリスリ
【赤城】
「ウフフ♪‥‥上手よカルドさん❤」
【カルド】
「あああ‥赤城さんの肌‥‥スベスベしてりゅ~!!」
【隼鷹】
「プッハーー!!太陽の下で飲むのは格別だねぇ♪」
【ゼネラル】
「こんな南の島まで来てワンカップ酒かよ!」
【隼鷹】
「お堅い事言うなって♪へへ~ん♪」
【ラビアンローズ】
「ビールにかちわり、いかがっすか~?」
【秋雲】
「薄本の即売、いかがっすか~?」
【隼鷹】
「おお~♪くれくれ~~♪」
【ゼネラル】
「ここでも商売かよ!3人とも色気ねーなー!」
絶海の孤島に出現したパラダイスを満喫している
のは当然リンガの面々だけでは無かった
【木曾】
「ビーチバレーだからって気を抜くなよ!やるぞ!」
【清霜】
「おーー!♪」
【藤波】
「もっち!きよしは相変わらず元気良いね~」
【清霜】
「やるからには、負けない戦いをしないとね~♪」
【あきづき】
「この『あきづき』がコートをお護りりします!」
【アマルテア】
「あっ‥‥『アマルテア』にご用なのですか?」
【アンドロメダ】
「もぉ~、そこまでムキになる事無いじゃ~ん!」
【瑞鳳】
「山風!さあいくわよ~!」
【山風】
「構わないで‥‥て‥‥?びーちばれーって何?」
【あきづき】
「ボールからコートを護り切ることです!!」
【アンドロメダ】
「新人さん‥‥アンタは真面目だねぇ~」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー(ネット)
【天龍】(国防軍)
「フフ、受けて立ってやる!怖いか?」
【曙】
「見てなさいクソ提督!やってやるわ!」
【ジャービス】
「ボーノォ?怖いフェイスはNon Non♪」
【曙】
「大きなお世話よ!!」
【ジャービス】
「ハイ♪ダーリン♪ラッキー・ジャービスが
ダーリンの為にグッファイトするからネー♪」
【曙】
「ダーリンって!?あんた‥‥‥‥」
【山雲】
「山雲で~す♪ヒトヒト~マルマルゥ~♪もう
すぐお昼ですよ~♪」
【曙】
「山雲!あんたは緊張感が無いわね!!」
【浦風】
「曙、あんたは相変わらず堅物じゃねぇ~♪」
【曙】
「‥‥悪かったわね!」
【浦風】
「もう少し肩の力を抜かんと~、提督もあんたも
‥‥もたんよ♪」
【漣】
「『ジャービス』も『山雲』も『浦風』も、新人の
実戦航海訓練として参加してる筈なのに‥‥‥
完全超リラックス‥‥教官殿も大変ですなぁ~♪」
(ぼのは可愛すぎて威厳がない!)
【曙】→(教官殿)
「うっさい!!」
【イナヤ】
「向こうの新人には戦艦もいるッス!負けられない
ッス!」
【バードラⅡ】
「若い衆は元気があって良いのう、のうダーリン?」
【ぼのたん提督】
「う~~恥ずかしい///(ぼのに怒られる‥‥)」
【コルサック】
「バードラ、アンタは相変わらず年寄り臭いな!」
横須賀から西威神島まで実施された今回の輸送作戦
移動距離が比較的短い事から、各鎮守府から新人の
教育訓練も兼ねた作戦参加の打診があっあ
今ビーチバレーに興じているのは、そうした比較的
新人の艦娘達が多かった
両チームを率いているのは天憲隊のメンバーにして
二等憲兵吸血鬼の嫁艦、木曾と天龍(国防軍)で
あった、そして双方のチーム構成は六本脚、謎鎮、
呉、海軍査察局の新人とその引率役だった
ピピーッ ゲームスタート
【天龍】(国防軍)
「剛掌派ーー!!」ズハァァーー!!
【木曾】
「ビーチバレーでそんな技使うな!!」バシィ!
【イナヤ】
「バスストップ・シケイン!」ポン
【藤波】
「ダンロップコーナー!」ポン
【ジャービス】
「オールージュ~♪」ポン
【あきづき】
「で‥‥デブな男のカーブ!!」ポン
【瑞鳳】
「それは『デグナー』でしょ!?」
そんな光景をパラソルの影の下から眺めている
者達がいた‥‥
【へたれ提督】
「どんなバレーの技なんだ?全部スパと鈴鹿のコース
名じゃんか?」ペタペタ スリスリ
【川内】
「よく分からないけど、元気があって良いじゃん♪」
【へたれ提督】
「‥‥奥様?オイルの感想はいかがですか?」
ペタペタ スリスリ
【川内】
「‥‥うん♪‥‥とっても気持ちいいよ提督❤‥‥」
やはり何処でも提督は、嫁艦にサンオイルを塗る
役目らしい‥‥
少し離れた浜辺では、スイカの被り物を被った
二等憲兵吸血鬼が、こんぼうを握った元気の良い
小娘達の『スイカ割り』攻撃をかわしまくっていた
【二等憲兵吸血鬼】
「俺のスイカは誰にも食わせねーぜ!さあかかって
きな!!」(ニヤリッ)
【ペールギュント】
「でやあーーなのです!!」
【江風】
「夕立姉ぇ!!海風姉ぇ!!奴の後ろに回って!!
奴の退路を塞ぐんだ!!」
【海風】
「江風‥‥何もそこまでムキにならなくても‥‥」
【夕立】
「ぽい~♪何か楽しいっぽい~♪」
【海風】
「夕立姉さんまで‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「無駄無駄無駄ぁぁぁーー!!」
【川内】
「吸血鬼さんって結構子煩悩なところあるよね」
【へたれ提督】
「天龍と木曾に子供が出来たら、デレデレパパに
なるぞきっと」
【川内】
「ウフフ♪提督にソックリ♪」
【謎之提督】
「その愛情を少しばかりは、わしら提督にも分けて
欲しいもんだけどねぇ」
【へたれ提督】
「それは同感だが、あれはあれで愛情表現かも
知れないよ?」
【妙高】
「殿方の愛情表現とは何とも不器用なものですね」
【那智】
「だが、それも悪くない‥‥ん~♪」
【謎之提督】
「アイドルのお二人、オイルの塗り具合はいかが?」
ペタペタ スリスリ
【那智】
「‥‥提督‥‥そこ❤‥‥」))ピク ピク
【妙高】
「相変わらずお上手ですね提督❤」
【羽黒】
「姉さん!完全に出遅れました!!」
【足柄】
「ちっくしょう!また謀られたわ!!飲み物取りに
行ってる間に‥‥」
【羽黒】
「‥‥どうしましょう‥‥」
【足柄】
「慌てる必要は無いわ羽黒、姉さん達が提督に
オイルを塗って貰ったなら、私達は提督にオイル
を塗ってあげれば良いのよ♪」
【羽黒】
「じゃあ‥‥司令官さんのあんな所もこんな所も
おさわり放題‥‥」(鼻血ポタポタ)
【足柄】
「そういう事よ♪」サッ!→(サンオイル)
【羽黒】
「‥‥姉さん‥‥あっ‥‥あれ‥‥」
【足柄】
「うん?」
【川内】
「提督ー♪、今度はアタシがオイル塗ってあげよっ
か~?❤」
【へたれ提督】
「お?、おう‥それは嬉しいなぁ‥」
【川内】
「じゃあ、脱いで」ピシッ
【へたれ提督】
「その表現は色々と誤解が‥‥」
【川内】
「いいからサッサと脱ぐ!!」ガバァ!(強制脱衣)
【へたれ提督】
「うわぁぁー!犯されるーー!!」
【足柄】
「‥‥‥‥‥」
【羽黒】
「‥‥‥‥‥」
【へたれ提督】
「素っ裸にされるかと思ったぞ!!」
【川内】
「じゃあそこに寝て♪」(サンオイル)
【へたれ提督】
「‥‥ここに?」
【川内】
「寝なかったらオイル塗れないでしょ?」
【へたれ提督】
「‥‥おっ‥おう‥」ゴロン
【謎之提督】
「君らの所は完全な『かかあ天下』だねぇ♪」
【川内】
「エヘヘ♪まあね~♪」
へたれ提督は仰向けに寝転ぶ、川内はその上に
乗ると、へたれ提督の背中を優しくなでる‥‥
【川内】
「‥‥‥‥‥‥」
へたれ提督の背中には、火傷した様な大きな傷痕が
背中いっぱいに広がっており、その上からも細かな
傷痕が多く着いていた
その傷の一つ一つが自分を守る為に着いたものだと
いう事を川内は知っていた‥‥
【川内】
「‥‥‥‥‥‥」シュルン❤
何を想ったか、川内はビキニのトップの紐を解くと
『トップレス』状態になった、そして露になった
バランスのとれた胸部装甲にサンオイルを大量に
流し込むと‥‥
(ムニュン❤)
【へたれ提督】
「‥‥うん?この感触は‥‥」
【川内】
「提督ぅー♪気持ちいい~?❤」
((スリスリ ムニュン❤ムニュン❤))
【へたれ提督】
「!!センダイシャ~ン!?チミは一体何をしてる
のかなー!?」
【川内】
「胸部装甲でオイルを塗ってるんだよ~♪どお?
気持ちいい~?❤」((スリムニュン❤))
【へたれ提督】
「あああ‥‥こんな所、清霜とメダ子に見られたら
‥‥」
【川内】
「ん~?多分手遅れかなぁ~、あっ♪固くなってる♪
提督のエッチィィ~♪❤」
【足柄】
「‥‥‥‥‥‥」
【羽黒】
「‥‥‥‥‥‥」
(ブチブチ!! ポイッ)
【謎之提督】
「さあて水分補給だ、麦茶でも‥‥うん?」
【羽黒】
「姉さん!!邪魔しないでください!!」
【足柄】
「羽黒こそ!!抜け駆けは許さないわよ!!」
【謎之提督】
「なななななな!?」
【羽黒】
「司令官さん!!選んでくださーい!!」
【足柄】
「どちらの胸部装甲でオイルを塗られたいか!?
今すぐ選んでちょうだい!!」
【謎之提督】
「お前ら二人してトップレスで何やってんのや!?」
【足柄・羽黒】
「「さあっ!!!❤」」バァッ!!(両手広げて)
【謎之提督】
「何が『さあっ』だ!!」
【アンドロメダ】
「きよし!!合体サーブ、いっくよ~!!」
【清霜】
「OKメダ子ちゃん!清霜に任せて!!」
ビーチバレーはルール無用の何でもあり
バレーに変貌していた‥‥
清霜とアンドロメダは、二人手を組むと
一緒にサーブを打つ体制に入る‥‥
【アンドロメダ】
「きよし!私達、ずーーっと一緒だよ!!」ニイッ✨
【清霜】
「‥‥うん!!お姉ちゃん!!♪」✨
【ガトランティス】
「よいぞ!我が愛する第一級小娘達よ!!余が授けた
必殺サーブを食らわしてやるがよいぞー!!」
【漣】
「ガトラさん?大漁旗なんか振り回して何やってんの
?」
【清霜】
「OK!ガト子ちゃん任せて!!」
【コルサック】
「白色皇帝をちゃん呼びだと!?何者だあの娘!?」
【アンドロメダ】
「いっくよーー!!」
二人はボールを高く上げると‥‥
【アンドロメダ】
「石破(せきは)!!」
【清霜】
「ラブラブ!!」
【アンドロメダ・清霜】
「「天驚サーーーブーー!!」」
握りあった拳から繰り出された二人のサーブは
見事にボールを‥‥‥空振りした
勢い余った清霜とアンドロメダは全く同時に、砂浜
に顔面から突っ込んだ‥‥
【清霜・アンドロメダ】
「「たわばぁーーーーー!!」」ズボォ!!
【曙】
「転ぶ時まで二人揃って前のめり‥どこまで仲良しな
のよ!あんた達は!?」
【ぼのたん提督】
「二週間前はあんな光景、予想も出来なかったな」
【浦風】
「全くじゃのう♪」
そう、二週間と一日前は状況が全く違っていたのだ
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キュキュキュキューーーンべべべーーーーーー
《姉妹誕生 ー中編ー 涙の観艦式》
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国防軍より各鎮守府へ、横須賀にて合同観艦式を
実施する故の、参加招待の連絡が来たのは
「大阪湾迎撃戦」(11話参照)からすぐ後の事だった
既にリンガ特設連邦鎮守府は参加を表明いており
海特警をはじめ、名のある鎮守府や軍の関係者が
集まる事になった
今回の観艦式では、艦娘だけでなく通常の戦闘艦に
宇宙航行が可能な戦闘艦まで加わっている、国防軍
の威信を示す為の観艦式とも言えた
そしてその総旗艦に任命されたのが‥‥‥
【アンドロメダ】
「ええっ!?私が!?‥‥マジで!?」
【加賀】
「マジよ!」
神戸で後処理を終えて混成部隊は解散
六本脚鎮守府の面々は浜名湖に帰投したところで
加賀の出迎えを受けた、そしてそこで待っていた
のは合同観艦式への招待と、アンドロメダの
総旗艦抜擢だった
【加賀】
「ジョニーからの直々の指名よ」
【アンドロメダ】
「そっかぁ、私って国防軍だっけ、すっかり
ここに馴染んじゃったからハハハ‥‥」
【へたれ提督】
「‥‥そうか‥‥そうだな、総旗艦なんて凄いじゃ
ないか!!」
【天龍】(六本脚)
「訓練でへばってたオメーが総旗艦とはなぁ、やっ
ぱりオメーは戦艦なんだな」
【フェニックス】
「まあ正直忘れかけてたけどな♪」
【UXー01】
「お世話した甲斐があったわね♪」
【サラトガ】
「‥‥メダ子さん、おめでとうございます」
【ペールギュント】
「みんなで見にいくのです♪」
【アンドロメダ】
「いや!何か照れるしぃ~~!」アセアセ
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥‥」
【川内】
「‥‥清霜‥‥‥」
【あきつ丸】
「(来るべき物がきた‥‥でありますか‥‥)」
六本脚の面々から祝福の言葉をかけられ照れる
アンドロメダの見えないところで、清霜はただ
黙っているだけだった
【アンドロメダ】
「でもさぁ、国防軍には大和さんや武蔵さん
他にも加賀さんや凄い人達がいっぱいいるでしょ?
アンドロメダ級だって私だけじゃないのに‥‥‥
何で派遣中の私何かに‥‥」
【加賀】
「貴女は自分の立場が分かって無いのね、宇宙戦艦
『アンドロメダ』はある意味特別な存在なのよ
かつて地球と人類の為に戦った宇宙艦隊の旗艦
その魂を受け継ぐ貴女以外、観艦式の総旗艦として
誰もが納得できる存在はいないのよ!」
【能代】
「そういえば、ある海軍元帥がアンドロメダさん
欲しさに無茶な建造を回しまくって大変な事に
なったと聞きました、しかもアンドロメダさんは
結局建造されず‥‥」
【深雪】
「そのあおりで建造されたのがあたしと白雪なんだ
けどね~」
【白雪】
「それだけメダ子ちゃんは特別な存在なんですね」
【時雨】
「あれは、あの元帥が変態だっただけだよ」
【夕立】
「時雨‥‥言う事が中々きびしいっぽい‥‥」
【加賀】
「そういう事、世界に艦娘アンドロメダは貴女一人
だけなんだから、今のところはね」
【アンドロメダ】
「‥‥メダ子ってそういう立場なの?‥‥いや!
全然そんな自覚なんて無いし~!」
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥‥」
【球磨】
「どうしたクマ?元気無いクマ」
【清霜】
「‥‥ううん、大丈夫‥‥」
【川内】
「‥‥‥‥‥‥‥」
【アンドロメダ】
「‥ねえ加賀さん、辞退とかって出来ないかなぁ?」
【加賀】
「貴女何を言ってるの?」
【へたれ提督】
「おいおいメダ子、これは凄い事なんだぞ?」
【アンドロメダ】
「いやだって、そういう重たいのメダ子には似合わな
いんじゃないかな~って、ほらあたしこんな乗りだ
しぃ~」
【清霜】
「メダ子ちゃん、駄々コネないの♪」ニコッ
それまで押し黙っていた清霜が口をひらいた
【清霜】
「観艦式ってパレードでしょ?凄い晴れ舞台じゃない
!清霜も見てみたいな~♪」
【アンドロメダ】
「ええ~、きよしまでぇ~」
【清霜】
「清霜も‥‥メダ子ちゃんに負けない様に頑張らなく
ちゃ!」ニコッ
【アンドロメダ】
「そういうのは変なフラグが立つから止めてよ~」
【加賀】
「どうやらこれで決まりの様ね(ありがとう清霜)」
ーーー
翌日、アンドロメダは観艦式の準備の為、一足先に
横須賀に出発する事になった、加賀と、護衛として
時雨、夕立が同行する
【アンドロメダ】
「自力で横須賀までいくのぉ~!?」
【加賀】
「甘えない!浜名湖からなら目と鼻の先でしょうが
!」
【へたれ提督】
「UXー01での移動が当たり前になってたからなぁ‥
体を鍛え直すチャンスだそ、メダ子♪」
【川内】
「アタシ達も後から行くから、気をつけてね」
【アンドロメダ】
「りょ~か~い、仕方ないなぁ」
【清霜】
「メダ子ちゃん、楽しみにしてるね♪」
【アンドロメダ】
「まぁ‥‥きよしに恥ずかしい所は見せられない
か‥‥向こうで待ってるからね♪」
【清霜】
「‥‥うんっ♪」
【衣笠】
「いよっ!大戦艦!!」
【ラビアンローズ】
「ブロマイドとか作ったら売れますかね~♪」
【マンジューシャカ】
「アンタはそればっかりだねぇー!」
【村雨】
「きっと格好良いんでしょうね♪」
【石川島 春馬】
「少しばかり感無量って感じだな」
【防空棲姫】
「オウエン‥‥シテマスネ♪」
【天龍児童園の子供達】
「「メダ子ちゃん!ファイトーー!!」」
【トミー・ザワ】
「イッパーーーツ!!」
【ガンビア・ベイ】
「どさくさに紛れて子供達に仕込んでるベイ!!」
【アンドロメダ】
「もう!何なのよ~みんなして~!?」
【天龍】
「オメーの晴れ舞台を祝ってるんだよ♪ガツンと
決めてこい!!」ニイッ
【シェフィールド】
「道中お気をつけて!」
【多摩】
「お土産よろしくニャー♪」
【加賀】
「皆さんありがとう、横須賀でお待ちしてます」
【夕立】
「たわけさん!待ってるっぽい♪」
【へたれ提督】
「ああ‥‥ありがとな夕立‥‥」
【時雨】
「ねえ、君、大丈夫かい?」
【清霜】
「‥‥え?」
【時雨】
「あまり元気が無かったみたいだから‥‥」
【清霜】
「‥‥ううん、大丈夫‥‥メダ子ちゃんをお願い
します!」
【時雨】
「大丈夫、任せてよ、向こうでまた会おうね」
こうしてアンドロメダ達は出発して行った、先ずは
南下して遠州灘に出るのである
【カリスト】
「‥‥行ったね、どんな観艦式になるんだろ?」
【へたれ提督】
「天下の国防軍・天憲隊が主催の観艦式だ!
きっと凄いものになるだろうな」
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥」
【サラトガ】
「清霜さん‥‥大丈夫?」
【清霜】
「‥ありがとうサラ子さん‥‥大丈夫だよ‥」
【川内】
「‥‥‥‥‥‥」
【へたれ提督】
「‥‥‥‥‥‥」
ーーー
清霜の心の中の葛藤をよそに、アンドロメダ
達は東へ向かう‥‥時雨は航行しながら
周りに聞こえない様に無線連絡をおこなって
いた
【時雨】
「‥‥報告は以上だよ、ねえ隊長、思うんだけど
‥‥こんな回りくどい事しないで、隊長の本意を
直接二人に話した方が良いんじゃないかな?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
『時雨の言うことも分かる、だがそれでは意味が
無いんだ、特に今回はな』
【時雨】
「‥‥どういう事?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
『俺はアンドロメダと清霜の覚悟を聞いておきた
い、大切な娘を外に出すんだ、生半可な覚悟と
想いでは俺も納得出来ない、特にアンドロメダは
国防軍という「温室」を出て、自分の決断と責任と
覚悟で生きていく事になる、その決意を持つ事が
あの娘に本当に出来るのか、俺は確かめなければ
ならない!』
【時雨】
「それは‥‥確かにそうだね」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「清霜についても同じだ、アンドロメダ程の艦娘
が姉妹になるんだ、当然世間から注目もされる
だろう、あの小さな体に世間からの風当たりが
モロに来るんだ、当然好意的な物ばかりでは
無いだろう、それでもアンドロメダと共に歩んで
行く決意と覚悟が清霜にあるか、その事は是非
確かめておきたいんだ、最も清霜に関しては
あまり心配はしてない、あの娘はアンドロメダ
よりずっと大人だ、もしそういう話になれば
直ぐに覚悟を決められるだろう」
【時雨】
「‥‥隊長の考えは分かった、僕もそれは必要な
事だと思うよ、でもね‥多分、清霜は限界だよ
あの娘、とても悲しそうな顔をしてた‥‥‥‥
僕は隊長の考えに賛成だけど、真意を伝えるには
やっぱり言葉も必要だと思うんだ、だから‥‥
もし良かったら、二人の決断のキッカケになる
様に、隊長から一度聞いてあげて貰えないかな?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥‥そうだな‥‥分かった!今回の観艦式が
終わったら俺から二人に話してみるよ、もちろん
へたれ君と川内にもな、それで二人も俺達も
ハッキリするだろう」
【時雨】
「うん、僕が言うのも変だけど‥‥ありがとう‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「お前のような優しい娘が俺の嫁艦の一人で、俺は
幸せだよ」
【時雨】
「///もう!‥‥何を言ってるのさ!///」
【アンドロメダ】
「横須賀って、こんなに遠かったっけ?」
ーーー
【清霜】
「‥‥この部屋、こんなに広かったんだ‥‥」
アンドロメダが出発した後の六本脚鎮守府では
清霜が一人、自室で考え込んでいた
清霜とアンドロメダはこの同じ部屋で共に寝起き
していた
清霜のベッドの向かいにはアンドロメダのベッド
が置かれていて、清霜はそのベッドを呆然と
眺めていた
アンドロメダのいないこの部屋は、清霜には
余りに広すぎたのである‥‥
【清霜】
「‥‥メダ子ちゃん、行っちゃった‥‥もう‥‥
この部屋には戻って来ないのかな?‥‥‥」
‥‥覚悟はしなければならないと思ってはいた
自分からアンドロメダの背中を押したのも、自分
が1番未練を断ち切らなければならないと思った
からだった、我が儘を言ってはいけない、この日
がいつか来ることは分かっていたはずだ‥‥と‥
それでも今の清霜には喪失感と寂しさが大きく
のしかかっていた、小さな清霜には余りに大きな
苦悩‥‥とも言えた‥‥
そして初めてアンドロメダと出会った時から
今までの記憶を思い出す清霜であった‥‥
ーーーーーー
ーーーーーー
【アンドロメダ】
{宇宙戦艦、アンドロメダ!国防軍より派遣され
ました~♪賑やかな艦隊だねぇ♪よろしくね♪}
【清霜】
{アンドロメダさん!凄いです!憧れちゃいます
!!}✨✨
【アンドロメダ】
{そう?へへへ~♪ありがとね~♪}
ーーーーーー
ーーーーーー
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
ーーーーーー
ーーーーーー
【アンドロメダ】
{アンタさぁ『きよし』って呼ばれてるんだって?}
【清霜】
{えっ?ええ、そうですけど‥‥}
【アンドロメダ】
{だったら私も『きよし』って呼んでいい?}
【清霜】
{ええ!?‥はっ‥‥はい♪♪嬉しいです!!}
【アンドロメダ】
{良かった♪じゃあさ、私の事も『メダ子』って
呼んでよ♪}
【清霜】
{ふええ!?‥‥いっ‥‥いいんですか?‥}
【アンドロメダ】
{堅苦しいのはイヤじゃん?それと、敬語とかも
無しって事で、きよし、これからよろしくねー♪}
【清霜】
{は‥‥はわわわ‥‥}
ーーーーーー
ーーーーーー
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
ーーーーーー
ーーーーーー
【アンドロメダ】
{戦艦になりたいって?}
【清霜】
{みんなは無理だって言うの、メダ子ちゃんは
どう思う?}
【アンドロメダ】
{きよしはさ~、そもそも何で戦艦になりたいの?}
【清霜】
{うん、最初は武蔵さんへの憧れとかもあって
清霜は清霜として生まれた時から戦艦への憧れが
あったんだ‥‥でもね、今は少し違うの‥}
【アンドロメダ】
{何が変わったの?}
【清霜】
{清霜はね、パパの事もママの事も大好きなの‥‥
勿論この鎮守府のみんなの事も、児童園のみんなの
事も‥‥メダ子ちゃんの事も!}
【アンドロメダ】
{改めて言われると照れるなぁ~///}
【清霜】
{‥‥今戦艦になりたい理由を聞かれたら、清霜は
ハッキリ答えられるよ、もっと強くなって大好きな
みんなを守りたい‥‥て、変かな?へへ‥‥}
【アンドロメダ】
{‥‥きよしは凄いね‥‥}ナデナデ
【清霜】
{ふわぁ!?}
【アンドロメダ】
{天憲隊には‥‥メダ子の周りにはさ、凄い人達が
いっぱい居て、そんな人達に助けられながら
メダ子は普通の戦艦として本分を尽くしてればいい
って漠然と今までやって来たんだ、それに‥‥}
【清霜】
{それに?}
【アンドロメダ】
{ジョニー隊長や加賀さんはそんな事はないけど
殆どの人はメダ子の事を(偉大な宇宙戦艦アンドロ
メダの生まれ変り)としか見てくれないから‥‥
艦娘として、一人の女の子としてのメダ子を見て
くれる人ってそういないんだよ}
【清霜】
{‥‥メダ子ちゃん‥‥}
【アンドロメダ】
{正直嬉しい事じゃ無いけど、仕方ないとも思った
‥‥他の姉妹艦と同じ様に、アンドロメダとして
生まれて来ちゃったんだから‥‥‥でもね!‥‥
きよしは違った、きよしはメダ子を「メダ子」として
見てくれたもん♪}
【清霜】
{メダ子ちゃん!‥‥私は‥‥清霜は‥‥}
【アンドロメダ】
{良いんだよ♪最初の頃はともかく、今はメダ子と
して見てくれてるんだから、ともかくメダ子には
きよしみたいな強い信念なんて何も無かったから‥
‥メダ子は天憲隊のみんなが大好きだけど、この
鎮守府のみんなも大好きだよ、だからきよしを見習
って頑張らなくちゃね♪}
【清霜】
{メダ子ちゃん、清霜はそんな大した存在じゃ‥‥}
【アンドロメダ】
{ねえきよし、先の事は分からない、アンタが戦艦
になれるかどうかは正直分からないけど、メダ子は
今のままのきよしが好きだな~♪何になってもなら
なくても、きよしはきよしだもん♪}
【清霜】
{メダ子ちゃん!ありがとう‥清霜もメダ子ちゃん
の事が大好きだよ!!}
【アンドロメダ】
{ニヒヒ~♪ありがと~♪}
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
【清霜】
「‥‥メダ子ちゃん‥‥」
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
【アンドロメダ】
{言ったでしょ!!きよしはメダ子が守るって!!}
【清霜】
{違う!!清霜がメダ子ちゃんを守るんだよ!!}
【アンドロメダ】
{意地っ張り!!!}
【清霜】
{メダ子ちゃんだって!!!}
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【アンドロメダ】
{‥‥‥フフ♪‥‥}
【清霜】
{‥‥‥エヘヘ♪‥‥}
【清霜・アンドロメダ】
{アハハハハハーーーー♪}
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
【清霜】
「‥‥メダ子ちゃん‥‥」
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
【アンドロメダ】
{お腹すいた~、きよし!ご飯食べにいこ♪}
【アンドロメダ】
{やったじゃんきよし!!アンタがMVPだよ!!}
【アンドロメダ】
{きよし‥私達‥ずーーっと一緒だからね♪}
【アンドロメダ】
{ねえ、きよし~♪}
ーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
【清霜】
「メダ子ちゃん‥‥メダ子ちゃん!!」(ポロボロ)
清霜は涙を止められない‥‥
【清霜】
「‥‥ゴメンねメダ子ちゃん‥‥分かってるんだ‥
こんな事じゃ駄目だって‥‥清霜がこんなんじゃ
メダ子ちゃんは安心して天憲隊に戻れないって‥
‥でも‥‥会いたいよ‥‥会いたいよ‥‥‥‥‥
メダ子ちゃんと別れるなんて‥‥‥嫌だ!‥‥」
それは清霜の、魂の叫びだったかもしれない‥‥
その時ドアをノックする音が‥‥
(コンコン)
【清霜】
「‥‥!‥‥(グスン)‥‥はい‥‥」
【川内】
「清霜‥‥ママだけど‥‥入ってもいい?」
【清霜】
「‥‥(ゴシゴシ)‥‥どうぞ‥‥」
部屋に入って来た川内は清霜の正直にしゃがむと
清霜の手を握って優しく話しかけるのだった‥‥
【川内】
「清霜‥‥さっきはよく頑張ったわね‥‥」
【清霜】
「‥‥えっ?」
【川内】
「メダ子を笑顔で見送ったてしょ?辛かったろうに
‥‥あなたがいつの間にかこんなに成長していた
なんて、ママ正直驚いたわ、ホントよ」
【清霜】
「‥‥そうかな‥‥」
【川内】
「ママもメダ子の事で寂しくてね、だからそんな
大人の清霜に甘えちゃおうって来てみたの♪」
【清霜】
「‥‥クスッ♪何それ?‥‥ねえママ‥‥」
【川内】
「なあに?」
【清霜】
「加賀さんが言ってた、メダ子ちゃんは特別な存在
なんだって‥‥戦艦アンドロメダは凄い存在なん
だって‥‥清霜にはもう釣り合わない存在なのか
なぁ?‥‥」
【川内】
「そうねぇ‥‥釣り合う合わないなんて誰にも判断
なんか出来ないわ、それに‥‥」
【清霜】
「‥‥それに?」
【川内】
「メダ子は確かに特別な存在なのかもしれない‥‥
でもそれってメダ子にとって幸せな事なのかな?
特別扱いされて色眼鏡で見られる事をメダ子が
喜ぶとはママには思えないけどな‥‥清霜なら
分かるわよね?」
【清霜】
「‥‥そうだね」
【川内】
「ねえ清霜、メダ子が六本脚に来た時、提督は‥‥
パパはすごく喜んだんだよ」
【清霜】
「パパが?」
【川内】
「そう、それでメダ子がパパに聞いたの、それは
自分が戦艦アンドロメダだから?って、そしたら
パパは何て言ったと思う?」
【清霜】
「‥‥さあ‥‥何て言ったの?」
【川内】
「『メダ子が凄いのは今更言うまでも無い事だ!
俺が嬉しいのは、ジョニー隊長の好意と、メダ子
がとても良い娘だという事だ!』ってね」
【清霜】
「アハハ♪‥‥パパらしいね」
【川内】
「でしょ?♪、そんなパパが提督の鎮守府に来た
んだから、優しい清霜がいる鎮守府に来たんだか
ら、メダ子はきっと幸せだった筈よ♪」
【清霜】
「うん‥‥そうだね」
川内は清霜の頭を優しく撫でると‥‥
【川内】
「‥‥清霜がメダ子と離れたくないって気持ちは
何もおかしい事じゃない、当然の気持ちだよ
パパもママも同じ気持ちだもの‥‥」
【清霜】
「‥‥‥うん」
【川内】
「清霜、メダ子とアタシ達の関係性がどうなるか
はママにも正直分からない、でもね、これだけは
忘れないで欲しいの、メダ子は清霜の事を愛して
いる、家族としてね、そしてメダ子はどんな事が
あっても絶対清霜の事を忘れない!」
【清霜】
「‥‥‥うん」
【川内】
「パパもママも清霜の事を愛してる!何処にも
行かない!ずっと清霜の側にいる!その事は
忘れないでね」
【清霜】
「うん‥‥ありがとう‥」
清霜は川内に抱き着く‥‥
川内も清霜を抱きしめる‥‥
【清霜】
「ママ‥‥大好き‥‥」
【川内】
「清霜‥‥愛してるよ‥‥」
ーーーーーー
【へたれ提督】
「迂闊でしたよ、あの娘は俺達よりも前に気付いて
いて、一人でずっと苦しんでいたんです‥‥それに
気付いてやれなくて、親父として情けない‥‥」
【吉坂博士】
『自分をあまり責めてはいかんよ、君達夫婦だって
神じゃない、時にはどうにもならない事もあるんだ
、今はただあの娘の側にいてあげるのが良いと思う
がね』
【へたれ提督】
「ずっと側にいますよ‥‥ところで、大阪湾で救助
(ドロップ)したあの夕雲型の娘ですが、容態は
いかがですか?」
へたれ提督は執務室にて、友人であり恩人でもある
吉坂博士と電話で話していた
傍らにはサラトガが控えている
【吉坂博士】
『意識は戻っていないが、容態は安定しとるから
身体の方はは大丈夫だ、意識が戻るのも時間の
問題だろう‥‥』
【へたれ提督】
「感謝します、博士には出会った頃からお世話に
なりっぱなしですな」
【吉坂博士】
『それはお互い様だよ、君の協力のお陰で救えた
娘も大勢いる、私だけではとても無理だったろう』
吉坂博士が所長を勤める国際医療科学研究所では
戦場で負傷し戦えなくなった艦娘や、ブラック
鎮守府で悲惨な目にあい精神的に傷付いた艦娘
などが、治療と社会復帰の為にセラピー艦娘と
して活動したり職業訓練などにいそしんでいた
ただ、中には艦娘としての本分を尽くす為に
もう一度海に、戦場に戻りたいと願う艦娘も
なくはなかった、しかし吉坂博士は彼女達を
戦場に戻すつもりはさらさら無かった、そこで
協力を結んだのが、新たな鎮守府の形を模索し
続けていたへたれ提督と六本脚鎮守府だったの
である‥‥
【吉坂博士】
『能代君や村雨君、春馬君達だけでなく君に
出会った娘達は皆、居場所を得る事が出来た‥‥
君達夫婦には本当に感謝しとるよ』
【へたれ提督】
「そう言って貰えるとありがたいです(藤波)の
事、よろしくお願いします」
へたれ提督は吉坂博士との電話を終える
【サラトガ】
「提督‥‥サラ子達も気付いてあげられず申し訳
ありません」
【へたれ提督】
「いいんだ、サラ子達には苦労をかけるな‥‥‥
さて、横須賀への移動準備だ」
ーーーーーーーーー
数日後‥‥‥
東京湾、八景島沖の特設会場で、国防軍主催の
海特警の協力も得た合同観艦式が幕をあけた‥‥
各鎮守府関係者、海軍関係者は元より、空軍、
陸軍、連邦軍、連邦政府並びに各自治ブロックの
政府関係者も出席しての観艦式‥‥
特設スタンドに並んでいる見物人の顔触れと数は
正に国防軍と海特警の面目躍如たる風景であった
【謎之提督】
「凄い見物人の数と顔ぶれだねぇ、ワシらって
ここまで注目されとった訳か‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「海軍特別警察隊のカシラが今更何言ってんだ?
これだけ注目されるから、ブラック提督連中には
目の敵にされるし反乱事件だって起きてるだろ?
そして俺達は、それを軽くひねりつぶすから益々
注目される‥‥」
【謎之提督】
「まあ宇宙戦艦だけでも、今現在空中に10隻も
浮かんでいれば嫌でも注目せざるを得ないか」
八景島の上空には、警備と護衛も兼ねて国防軍
所属の宇宙戦艦10隻が空中待機していた
これだけ見ても、国防軍の規模と意思表示を
見物人達に十分示していた‥‥と言える
デモ飛行としてコスモタイガーの編隊が上空を
通過する、当然国防軍の所属機だ
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「まあな、しかし主役はあくまで彼女達だ」
【謎之提督】
「確かに‥‥妙高達の何とも凛々しいことよ!」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥‥最高は加賀さんだけどな!」
【アナウンス】
『ただいまより、合同観艦式を開催致します』
ドドーン! ドドーン! ドドーン!
合同観艦式が始まった、宇宙戦艦を浮かせたり
コスモタイガーをデモ飛行させたり、八景島
には、国防軍の機動兵器やモビルスーツが
さながら見本市の様に展示され、演出は豪華だ
ったが、あくまで主役は艦娘達である
国防軍、海特警、その他参加を表明した鎮守府
所属の艦娘達が水上パレードに動き出した姿は
壮観であった、そしてその中心には、総旗艦を
務めるアンドロメダがいた
それを見てある海軍元帥が吠える、悶える‥‥
【元帥閣下】
「うおおおおー!!アンドロメダちゃーん!!
バーニングラァァァーーブ❤!!」ガバァ!
【羽黒大好き憲兵】
「閣下!止めて下さい!人の目があります!」
【クロード提督】
「おいコラ!オッサン!!バーニングラブは金剛
に使うモンだろーが!!」
【ゼネラル】
「クロード!オメーもムキになるなよ!」
待てど暮らせどアンドロメダがやって来ない
元帥閣下の精神は、アンドロメダ本人を目の前に
して限界に達していた‥‥
【元帥閣下】
「ふーんだ!アンドロメダちゃんが一番最高に
カワイイんだから仕方ないじゃん!」
【クロード提督】
「何を!?金剛差し置いて一番カワイイとは聞き
捨てならねぇなぁ~!!」
【ゼネラル】
「こいつらガキンチョか!?」
【どこぞの陸軍将校】
「オイ!前の奴!見えないぞ!座れ!」
【羽黒大好き憲兵】
「あ~失礼、直ぐに止めるから!」
ーーーーーー
【アンドロメダ】
「あのおじいちゃん、何だかキモいんだけど‥‥
挨拶とかしといた方が良いかな?」
【時雨】
「目を合わせたら駄目だよ、隊長が言ってたけど
ああいう手合いは、少し愛想良くすると勘違い
してしまうらしいからね」
【武蔵】
「時雨も中々キツイ事を言うな‥‥」
【加賀】
「気にしないで行きましょう」
観艦式のパレードの中核は勿論国防軍所属の艦娘
達で、その中でも大和、武蔵、長門、陸奥、榛名
といった歴戦の戦艦達を上回る存在感を示して
いるのがアンドロメダ級宇宙戦艦達であった
すなわち‥‥
アンドロメダ
アポロメア
アンタレス
アルデバラン
アキレス
アポロノーム
ノイ・バルグレイ
その他アリゾナ、ラポラトリープロメテウス等々
いずれもとびっきりの艦娘達であった
元帥閣下でなくても大興奮するのも無理からぬ
ところであろう‥‥ただ元帥閣下に関しては少々
興奮の仕方に問題があった‥‥
【元帥閣下】
「‥‥ワシ‥‥もう辛抱かなわん‥‥」カチャカチャ
【羽黒大好き憲兵】
「閣下!?何ベルトを外してるんですか!?」
【元帥閣下】
「離せー!!ワシはあそこに行くんじゃああ!!」
【クロード提督】
「変態ジシィだぁ!!」
【羽黒大好き憲兵】
「止めてください閣下!!そんな事したら憲兵が
やって来ますよーー!!」
【ゼネラル】
「オメーだって憲兵じゃねーが!!」
【羽黒大好き憲兵】
「閣下ぁー!!どうか正気に戻って‥‥‥うん?」
憲兵君はある人物と目があった‥‥
ーーーーーー
【羽黒】
「あっ‥‥あれは‥‥」
この時、謎の鎮守府からの参加組もスタンド前を
通過しようとしていた、謎の鎮守府からは四個
戦隊24名がパレードに参加していた
第一戦隊
妙高、那智、足柄、羽黒、那珂、天龍
第二戦隊
デウスーラⅠ、デスラー艦、ランベア、ダロルド
EXー178、デストロイヤー
第三戦隊
キングオブドラゴン、アレキサンドリア、チベ
ヨーツンヘイム、ケルゲレン、アルビオン
第四戦隊
龍驤、神風、漣、ムサイ、ガウ、ケルカピア
青葉は情報収集、秋雲は薄本の即売、夕張は
展示モビルスーツ等のギミックに夢中でこちらは
一応謎提の指示で情報収集という事になっている
シュバリエルは別任務、デストリアは謎提の
付き添い、ガトランティスは天龍児童園の子供達
の引率、他は見学組だ
このメンバーだけでも国防軍の面々にも引けは
取らないとも言えたが、この時、憲兵君の目には
羽黒しか映っていなかったに違いない‥‥
【那智】
「あそこで変態閣下と揉めてるのは、例の憲兵君
ではないか?」
【足柄】
「まあ提督の立場もあるし‥‥‥羽黒、あのひと
確かアンタのファンでしょ?少し愛想振り撒いて
提督の心証を良くしといたら?」
【羽黒】
「司令官さんの為ですか?そういう事なら‥‥」
羽黒は憲兵君に向かって天使の笑みを返すので
あった
【羽黒】
「ウフッ♪❤」ニコッ♪✨
ーーーーーー
【羽黒大好き憲兵】
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
憲兵君の中で、何かが弾けた‥‥
【元帥閣下】
「待ってくれー!!アンドロメダちゃ‥‥」
(バキィーーー!!!)
【元帥閣下】
「ひでぶ!ーーー‥‥」ドサァ!
【ゼネラル】
「アイツ‥‥元帥を殴ったぞ!!!?」
【羽黒大好き憲兵】
「ウオオオーー!!羽黒ちゃわわわーーん♪!!
バーニングラァァァーーブーー❤!!」ガバァ!
【クロード提督】
「くおらーー!!バーニングラブは金剛専用だと
いっとろーが!!」
【羽黒大好き憲兵】
「ふーんだ!羽黒ちゃんの方がカワイイもん!」
【陸軍将校A】
「前が見えねぇっつってんだろーがー!!!」
【クロード提督・羽黒大好き憲兵】
「「やかましい!!引っ込んでろぉーー!!!」」
【陸軍将校B】
「何だと!?やっちまえーー!!」
ドッテンガラガラ!☆ドッテンガラガラ!☆彡
日頃、国防軍や海特警、艦娘そのものに不満を
抱いている将校達や一部の海兵達が鬱憤をはら
すチャンスとばかりに躍りかかって来た‥‥
しかし何人かかって来ようと所詮クロード提督
の敵では無かった、一方意外な活躍をしたのが
憲兵君であった、流石伊達に元帥閣下の下で
憲兵をやってる訳では無い、挑みかかってくる
敵をちぎっては投げちぎっては投げ‥‥‥
【ゼネラル】
「‥‥あ~あ、腹減ったなぁ~」
もはやゼネラルは止める気力も失せていた
クロード提督に殴られた将校が宙を飛んで
ゼネラルの目の前に落下し倒れ込んだ
【陸軍将校A】
「ぐはぁぁーー!!」ドシャ!!☆
【ゼネラル】
「‥‥アンタ大丈夫か?‥‥」
【陸軍将校A】
「(チーン)」
【ゼネラル】
「‥‥他人のフリしよ~っと‥‥」
観艦式はまだまだ続く、ぼのたん提督率いる
ぼのたん呉鎮守府の部隊も参加している
全二個戦隊の内容は‥‥
第一戦隊
曙、ビスマルク、ハーフビーク、ヴァナディース
浦風、ジャービス
第二戦隊
叢雲、妙高、青葉(しゃんば)、山雲、夏雲
神風
ぼのたん提督は、新人の紹介と顔見せを兼ねてい
る為、選抜メンバーにも新人が多かった
しかし、駆逐艦は元気いっぱいである‥‥
【ジャービス】
「ダーリンー♪ILoveYou~❤」チュパチュパ❤彡
【曙】
「やめんかー!!投げキッスなんかするなー!!」
【浦風】
「提督♪ウチがしっかり決めてくるけんね♪❤」
パッチリ
ーーーーーーー
【満潮】
「‥‥ほお」
【霞】
「‥‥ほお」
【ぼのたん提督】
「‥‥誰かタチュケテ‥‥」
続いてはクロード提督のリンガ特設連邦鎮守府と
R.Nishida提督のニシダ・メガフロート鎮守府
のメンバー、さらには連邦統合海軍査察局からの
参加メンバーも続く、先ずはリンガ部隊から‥‥
第一戦隊
川内、大井、利根、筑摩、神通、天龍
第二戦隊
金剛、伊勢、日向、ラー・カイラム
リーンホースJr.、バーミンガム
第三戦隊
霧島、扶桑、山城、ジャンヌ・ダルク
ツーロン、ラーディッシュ
第四戦隊
翔鶴、瑞鶴、隼鷹、不知火、黒潮
こんごう(護衛艦)
比叡とレイオスと赤城は別任務の為、パレードに
は参加していない、カルドとゼネラルは艦息なの
でこちらも見物か別任務である
リンガ部隊の特徴といえばやはり何と言っても
充実した戦艦戦力と主力艦戦力であろう
そんな彼女達は客席にクロード提督を確認する‥
‥‥
【金剛】
「ヘーイ!テートクー♪‥‥てあれ?‥乱闘して
マース!?」
ーーーーーー
【クロード提督】
「金剛ぉぉー!!バーニングラァァァーーブ!!」
ブンブン ポカポカ!
ーーーーーー
【利根】
「提督は一体何をしておるのじゃ?」
【日向】
「女とケンカと乱痴気騒ぎは海軍の伝統だ」
【伊勢】
「いや!違うでしょ!!」
【山城】
「全く不幸だわ‥‥」
【不知火】
「提督が元気で精力があって喜ばしい事だと
思いますが?」
【ツーロン】
「精力って‥‥貴女が言うと何か卑猥ね」
【不知火】
「不知火に落ち度でも?」
【瑞鶴】
「折角のパレードなのに!!爆撃しちゃおっか?」
【翔鶴】
「止めなさい瑞鶴、回りが巻き込まれるわ」
【隼鷹】
「パレードなんだからパーッといこーぜ♪」
【黒潮】
「酒臭ぁ!!飲んどるんか!?」
【川内】(リンガ)
「‥‥眠い‥‥やせん‥‥」
【金剛】
「提督‥‥バーニングラァァァーーーブ❤!!」
ブンブン
それに続くはニシダ部隊、先頭にはリンガと同じ
軽巡が戦隊を組んでいる
第一戦隊
川内、神通、那珂、阿武隈、天龍、龍田
第二戦隊
祥鳳、阿賀野、能代、矢作、酒匂、由良
第三戦隊
大和、武蔵、長門、陸奥、ガングート、
ウォースパイト
第四戦隊
金剛、比叡、榛名、霧島、ローマ、アイオワ
隊五戦隊
赤城、加賀、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴
第六戦隊
妙高、那智、足柄、羽黒、青葉、古鷹
第七戦隊
高雄、愛宕、鳥海、摩耶、加古、ポーラ
第八戦隊
夕雲、長波、早霜、風雲、高波、朝霜
第九戦隊
龍驤、飛鷹、グラーフ・ツェッペリン
マックス・シュルツ、ジョンストン、
タシュケント
第十戦隊
北上、大井、島風、天津風、谷風、
リベッツィオ
一見して分かる通り、R.Nishida提督率いる
ニシダ・メガフロート鎮守府の最大の特徴は
在籍艦娘の多さである、駆逐艦、海防艦、
潜水艦等、ここで上げられない艦娘達も大勢
いる、イレギュラー艦こそいないものの、ここに
来れば会えない艦娘はほぼいないと言える程だ
従って金剛型、妙高型、川内型、阿賀野型の
全艦娘は元より一航戦、二航戦、五航戦、大和型
までも勢揃いであった
【阿賀野】
「キラリー✨提督~♪阿賀野の晴れ姿、どぉ?」
【矢作】
「こんな場面なのに緊張もしないで堂々としてる
‥‥何だかんだ言っても流石長女よね」
【祥鳳】
「提督、この観艦式、やり遂げて見せますね!」
ーーーーーーーーー
【R.Nishida提督】
「小生‥‥我慢出来ない‥‥ウオオオオーーー!!
祥鳳ォォォーー!!バーニングラァァーーブ!!」
【香取】
「提督という生き者は皆変わりませんね‥‥」
ーーーーーーーーー
【祥鳳】
「///はっ!恥ずかしいから止めてください!///」
【阿賀野】
「提督!もうっ!」プンスコ
【川内】(ニシダ)
「‥‥眠い‥‥やせん‥‥」
【北上】
「夜戦バカはどこ行っても変わらないねぇ♪」
連邦統合海軍査察局、実質的には花田少将の艦娘達
もパレードで航行する、三人の嫁艦と、その子供達
(養女)である三人の、計六人だ
母 娘
飛龍→江風
蒼龍→海風
瑞鳳→山風
【花田少将】
「うん、やはり俺の嫁達と娘達は最っ高だ♪」
花田少将はスタンド前をパレード航行する彼女達に
手を振る、中立な立場を示さなければならない
査察局としては、役目柄この様なイベントに中々
出してやることが出来ないので、今日は彼女達には
十分楽しんでもらいたいと思っていた
【飛龍】
「見て!少将が手を振ってるよ!」
【江風】
「親父ー♪見てろよなー♪」ブンブン
【蒼龍】
「少将も嬉しそう♪」
【海風】
「見ていてください、お父さん♪」フリフリ
【瑞鳳】
「見て♪パパがいるよ山風♪」
【山風】
「‥‥パパ‥‥」スッ
ーーーーーーーーー
【花田少将】
「みんな楽しんでくれてるみたいだな、山風は
もう少し人見知りが治ればいいんだが‥‥」
そんな花田少将の安心と心配を余所に、江風はある
理由からテンションが高かった
【江風】
「ウッヒョー!スゲーや!川内さんが二人も!!
しかも並んで先頭だよ!!」
「リンガ」と「ニシダ」の両鎮守府部隊は並んで航行
していた、二大鎮守府の先頭は「ダブル川内」が
担当していた、川内と同じ夜戦が好きで、川内を
尊敬する江風としてはテンションが上がるのも
無理は無かった
もっとも、当の二人は半分寝ぼけていたのだが‥‥
【飛龍】
「江風は血の気が多いのが好きかしら?」
【江風】
「だったら母さんだって血の気が多いじゃんか?
だから母さんの事もすきだぜ♪」ニイッ
【飛龍】
「えっ‥‥もう!江風ったら///」
【蒼龍】
「母さん♪お顔が真っ赤よ♪」
【飛龍】
「コラ!蒼龍!」
【江風】
「そういえばさ、川内さんて、メチャ強いのが
もう一人いたよな、あの人はどこだ?」
【瑞鳳】
「‥‥そう言われてみれば‥‥」
観艦式のパレードも佳境を迎え、夏夜月提督、
秋月型を擁する初月提督、白菜提督、sum提督など
名だたる提督達の部隊が次々と登場した
そして自らトランスフォームを演じるITHACA提督
と吹雪も登場した(何故かITHACA提督だけは
パレードの直接参加を許されたが、それはこの
トランスフォーム能力の賜物だったかもしれない)
しかし、多くの鎮守府所属部隊が登場したのに
何故か六本脚鎮守府の所属艦娘は一人も出ていない
せいぜいアンドロメダが総旗艦として登場したくら
いである、三人目の川内がいないのはそのためだ
これは海特警の一員でありながら、民間の立場でも
ある六本脚鎮守府の置かれた状況と、主催者である
ジョニー隊長の苦しい胸のうちを物語っていた‥‥
ーーーーーーーーー
【川内】
「ごめんなさい、今日はここで釣りは出来ないのよ」
【ボートの釣り人】
「何で軍事パレードなんかやってんの!?魚が逃げ
ちゃうよー!!」
【シュバリエル】
「すみません!すみません!どうかご理解下さい!」
【川内】
「シュバリエルさん、ここはアタシが代わるから‥」
【へたれ提督】
「ユークス、入り込もうとしてる船は他にあるか?」
【UXー01】
『漁船が接近してるわ、通達が徹底してないのか
しら?』
【へたれ提督】
「天龍!そっちを頼む!」
【天龍】(六本脚)
「了解した、おおい!ここから先は立入禁止だ!」
ーーーーーー
【金持ちのボートオーナー】
「折角クルージングしながら海から観艦式見ようと
したのに何で駄目なんだよ!」
【木曾】
「そういう危ないマネをするな!!引き返せ!!」
【シェフィールド】
「ご協力感謝します!」ピシィ!
【二等憲兵吸血鬼】
「(あの金持ち、脂がのってて美味そうだ)」
ジュルリ!
ーーーーーー
【村雨】
「ハイハ~イ♪お船の通り道はこちらよ~♪」
【能代】
「ご協力感謝します!」ビシィ!
【サラトガ】
「上空にアンノウンの機影無し、引き続き警戒します」
ーーーーーー
【あきつ丸】
「水上バスの運航は、このルートは止まっているで
あります、こちらをお勧めするであります」
【ペールギュント】
「ご協力感謝するのです♪」
ーーーーーー
【比叡】
「気合い、入れて、行きます!」
【レイオス】
「気合いはいいから、誘導お願いね」
【タグボートの船頭】
「ねえちゃん達!どっちに行けば良いんだ!?」
【レイオス】
「今すぐ誘導しますね」
【比叡】
「ご協力感謝しまーーす♪」
ーーーーーー
【別のボートの釣り人】
「おいコレ、『ソノブイ』って奴だろ?高く売れる
かな?」
【リリー・マルレーン】
「アンタら!!怪我したく無かったらそいつを海に
戻しな!!」
【球磨】
「ご協力感謝するクマー♪」
ーーーーーー
【ワカメ養殖人】
「イカダを見に行かんとならんのじゃー!」
【カルド】
「俺が見て来てやるよ!とにかく危ないから!」
【赤城】
「ご協力感謝しますね♪」
ーーーーーー
【カリスト】
「君達には失望したよ」
【水上バイクの若者A】
「ウルセー!俺達は八景島まで行くんだ!!」
【水上バイクの若者B】
「折角、大学の授業が休みなんだぞ!!」
【ガンビア・ベイ】
「どどどどうかご理解下さいベイ~」(泣)
【水上バイクの若者A】
「俺達納税者が何で軍隊の都合なんか考えなきゃ
いけねーんだ?」
【夕立】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
【ガンビア・ベイ】
「アドミラル~!こんな人達のネゴシエーション
なんて無理無理無理~」(泣)
【カリスト】
「良いよ、ガンビアは下がって‥‥ん?」
【水上バイクの若者B】
「責任者呼べよー!」
【夕立】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
【水上バイクの若者A】
「オメーら艦娘の指図なんざ受けねーよ!!
たかが道具の癖に!!」
【夕立】
「‥‥‥もう一度言ってみるっぽい‥‥」
【水上バイクの若者B】
「何だぁそのツラは!?ケッ!深海棲艦なんぞ
あてにならねーな!お前ら解体でもされたら?」
【夕立】
「!!!!!!!!」ガシィ!!!!
【水上バイクの若者B】
「グエエエーーー!!!?」ピクピク
【水上バイクの若者A】
「!‥‥ヒイイイイーーー!!」
【夕立】
「納税者なんてお前達以外にも大勢いるっぽい!
勿論夕立も納税者っぽい‥‥」
【水上バイクの若者B】
「‥‥ご‥‥が‥‥‥‥」ピクピク
【水上バイクの若者A】
「やっ!‥止めてくれぇー!死んじまうー!!」
【ガンビア・ベイ】
「ハワワワワ‥‥‥」
【カリスト】
「‥‥‥‥‥」
【夕立】
「‥‥今日の夕立は虫の居所が悪いっぽい‥‥
命が欲しかったら今すぐ消えるっぽい!」
ドン!!
【水上バイクの若者B】
「‥‥ごはぁーー!!‥‥ゲホ!!ゲホ!!」
【水上バイクの若者A】
「ひっ‥‥ヒエエ‥‥」(失禁)
【夕立】
「ご協力、感謝するっぽい~~♪」ニコォ♪
【水上バイクの若者AB】
「ギエエエエエエエーーーー!!!」ピウ~~!
【夕立】
「もう大丈夫っぽい♪お仕事続けるっぽい♪」
【ガンビア・ベイ】
「‥‥YES‥‥」
【カリスト】
「なかなかやるじゃないか♪」ニコォ♪
ーーーーーー
【水上バイクの若者AB】
「ギエエエエエエエーーーー!!!」ピウ~~!
【二等憲兵吸血鬼】
「‥あいつらの顔覚えたぜ‥‥ギルディ(有罪)!」
余談だがこれから数日後、この水上バイクの若者達
は忽然とこの世界から姿を消す、そして見つかるこ
とは二度と無かった‥‥
ーーーーーーーーー
六本脚鎮守府の面々は、清霜や深雪達
一部の駆逐艦とラビ明石などのドック艦
それに天龍児童園の子供達を除いて、現在観艦式の
会場周辺で警備警戒活動を実施していた
国防軍から急遽依頼された仕事である
国防軍から観艦式に招待された筈の六本脚鎮守府が
なぜパレードに参加せず、仕事をしているのか?
本来なら彼らも参加する筈だった、ところが直前に
なって「民間軍事会社が軍の観艦式に参加するなど
許されん!」‥‥と言う連中が現れて横槍を入れて
きたのである
ジョニー隊長は勿論ガン無視するつもりだったが
そう言う連中が以外と多い事が後で分かった
横槍連中の殆どは国防軍と海特警、それに艦娘その
ものと彼女達を大切に扱う提督達を快く思わない
勢力の軍人達であった、つまりは嫌がらせである
元々がこういった連中に国防軍・天憲隊の意志を
示す為の観艦式であったから、ボイコットでも
されたら目的の半分がオシャカになる
だか思案する前に、あっさり結論は出た
へたれ提督が自ら引くことで事態をおさめたので
ある
【へたれ提督】
「俺達が解散するか、軍に入って軍の従僕になれば
連中も満足なんだろうが、俺達は解散なんかしな
いし、軍に戻るつもりもねぇ!!しかしそんな
俺達の我が儘でこれ以上ジョニー隊長に迷惑を
かける訳にもいかん、ま、こういう事は慣れてる
からな♪」
ジョニー隊長としては残念たる思いだったに違い
なかった、六本脚鎮守府は会場周辺の警備を担当
する事で観艦式に参加する形となったのである
この一連の流れにより、夕立はすこぶる不機嫌に
なりパレードへの参加も辞退した、後追いの形に
なるが夕立には六本脚鎮守府に協力して警備警戒
活動命令が出された
同じ理由でリリー・マルレーンもパレード参加を
辞退、海賊が警備に回った訳である
シュバリエル、木曾も後から応援に加わった
二等憲兵吸血鬼がここにいるのは、観艦式会場に
いると提督や将校を捕食しかねないからである
【川内】
「清霜は今頃パレードするメダ子を見てるかな?」
【へたれ提督】
「そうだな‥‥どんな気持ち何だろうな?」
【防空棲姫】
「清霜チャン‥‥元気ニナレバ‥‥イイケド」
【衣笠】
「いずれにせよ私達は私達の出来る事をするまで
ね」
ーーーーーーーーー
一方観艦式の見物スタンドでは、清霜達見物組が
アンドロメダの晴れ姿を見ようとしていた
【ラビアンローズ】
「私達は私達の出来る事をするまでですね!!
ビールにかちわりはいかがっすか~~」
【秋雲】
「薄本の即売はいかがっすか~~」
【マンジューシャカ】
「商魂たくましいのは結構だけどさ~、いい加減に
しないと憲兵がくるよ」
【トミー・ザワ】
「『吹雪』印の褌(ふんどし)はいらんか~~」
【吹雪】(謎の鎮守府)
「だっ!駄目です~~!!」
【多摩】
「アホはほっといて観艦式を見物するニャ♪」
【天龍児童園の子供達】
「スゲー!」「どんな艦娘が出るんだろ?」「ワクワク」
【深雪】
「アタシもワクワクするぜぃ♪」
【白雪】
「いい天気になって良かったね、清霜ちゃん?」
【清霜】
「‥‥‥うん、そうだね‥‥」
【白雪】
「‥‥清霜ちゃん‥‥」
【ガトランティス】
「良いかその方ら!余が直々に引率しておるのだ!
行儀良く見ておるのだぞ!」ドドン!
【ナナ】
「ガトラちゃん♪飴あげる~♪ハイ♪」
【ガトランティス】
「おっ?おう済まぬのう♪‥‥て!いやいや!!」
【雄一少年】
「まるで天龍を見てるみたいだ‥‥」
この時、彼女達のいるスタンド前を、国防軍の
中核戦力と言える、宇宙艦娘達がパレード航行して
来た、その中心にいるのは勿論アンドロメダである
清霜は思わず立ち上がる‥‥
【清霜】
「‥‥メダ子ちゃん!‥‥」
清霜の目に映ったアンドロメダは‥‥
余りにも神々しく、余りにも高潔な存在に見えた
多くの宇宙艦娘と主力艦娘を従えて航行する
総旗艦アンドロメダ、あの隣に自分が並んで航行
する姿など、今の清霜にはとても想像出来なかっ
たのである
当のアンドロメダにはそんな感覚などまるで無い
らしく、事実スタンドにいる清霜を認めると、
満面の笑みで大きく手を振ってみせた
清霜も満面の笑みで手を振り返した
【アンドロメダ】
「きよし~♪どうよこれ!へへーん♪」
【清霜】
「メダ子ちゃーん!格好良いよー!♪」
【アンドロメダ】
「面倒臭いけどパレードがあるから、また後でね
~~♪」
【清霜】
「面倒臭いなんて言っちゃ駄目だよー♪」
パレードは進む、二人は手を振り合いながら一旦
別れた‥‥
【清霜】
「‥‥‥‥‥‥‥」
【深雪】
「‥‥あれ、パレード専用のコスチュームだろ?
スゲーな国防軍って!しっかしあのメダ子がああ
も変わるかね!孫にも衣装ってこういう事かね」
【白雪】
「メダ子ちゃんは元々宇宙戦艦なんだから‥‥
そういう言い方は失礼だよ!」
【雄一少年】
「でもさぁ、普段のメダ子を知ってる僕らから
見たらあれってコスプレにしか見えないんだけど
なぁー」
【ナナ】
「‥‥それはそれであんまりだと思う‥‥」
【ガトランティス】
「余が参加しておればもっと威厳のある観艦式に
なっておったのに、のぉ小娘よ?‥‥うん!?」
(ボロボロ)
(ボロボロ)
【清霜】
「‥‥清霜じゃ‥‥やっぱり駄目なのかな‥‥」
【ガトランティス】
「小娘!‥‥そなた‥‥何故泣いておる?」
【深雪】
「へ?‥‥きよし!どうしたんだよ!?」
【白雪】
「清霜ちゃん‥‥」
【清霜】
「‥‥ねえ、ガトランティスさん‥‥」
【ガトランティス】
「なな!何だどうした?」(オロオロ)
普段笑っている清霜しか見てないガトランティス
は、今の清霜を見て混乱し狼狽した
【清霜】
「ガトランティスさんも凄いけど‥メダ子ちゃん
も凄い人なんだよね‥‥清霜が独り占めなんて
‥‥しちゃ駄目なんだよね!!」ダァーッ!
清霜はその場を走り出した‥‥
【ガトランティス】
「小娘!!どこへ行く!?」
【多摩】
「何事ニャー!?」
【ナナ】
「きよしチャーーン!?」
【ガトランティス】
「その方等!ここを動くな!後で迎えにくる!!」
ガトランティスは清霜を追って走り出した‥‥
ーーーーーーーー
スタンドを飛び出し、モビルスーツ展示場を
さまよう清霜は、一人考え込んでいた‥‥
【清霜】
「パパ‥‥ママ‥‥メダ子ちゃん‥‥清霜は‥‥
どうしたら‥‥」グスン
【ガトランティス】
「そなたはどうしたいのだ?」
【清霜】
「ガトランティスさん!?」
【ガトランティス】
「話してみよ、そなたの苦しみを、何か力に
なれるやも知れんぞ?」
【清霜】
「‥‥うん‥‥」
ーーーーーーーー
【トミー・ザワ】
「そーれから?」
ーーーーーーーー
【ガトランティス】
「‥‥なるほどのう、確かにそなた等二人は本当の
姉妹そのものであったな、さぞ辛かろう‥‥」
【清霜】
「はい‥‥でも‥‥仕方ないんですよね‥‥」
【ガトランティス】
「‥のう、提督はそなたの事を『きよし』と呼んで
おったな?‥余も今日からそなたを『きよし』と
呼ぶことにするが、良いか?」
【清霜】
「‥‥え?‥‥はっはい‥‥」
【ガトランティス】
「よし!ではきよし!そなたに二つ言っておきたい
事がある!」
【清霜】
「何でしょう?」
【ガトランティス】
「先ず一つは、その‥‥何だ‥‥」
【清霜】
「‥‥?」
【ガトランティス】
「今日から余はそなたを『親友』とする事に決め
た!」
【清霜】
「‥‥‥え?」
【ガトランティス】
「であるから、そなたも余を好きな名で呼べば良い!
それと敬語は無しだ!親友だからな!」
それはかつて、清霜がアンドロメダに言われた事と
同じであった、自分をいたわるガトランティスの
気持ちが清霜には素直に嬉しかった
しかし、ガトランティスはいつも清霜には優しい
なぁ‥‥
【清霜】
「‥ありがとう‥‥ガト子ちゃん♪‥‥」✨キラキラ✨
【ガトランティス】
「‥ガト子‥‥ちゃん?‥‥(フニャフニャ~)」
【ガトランティス】
「(何と言う曇りの無い純粋な瞳だ!!これには
とても抗えん!!)」
【ガトランティス】
「ゴホン!‥‥まあ悪くない呼び名ではあるな!」
【清霜】
「‥‥それで‥‥もう一つは?」
【ガトランティス】
「おおそうだ!ここからが肝心なところだ!!
そなた、『しょうがない』の一言でアンドロメダ
を諦められるのか?」
【清霜】
「‥‥!!!?」
【ガトランティス】
「己に自信が無いから、不釣り合いだからと言われ
て諦められるほど、アンドロメダはそなたにとっ
てその程度の存在か?」
【清霜】
「‥‥そんな‥‥」
【ガトランティス】
「期限が来たからもうおしまいだと言われてそれで
割り切れる程度の関係なのか?そなたとアンドロ
メダは?」
【清霜】
「違う!!!違う違うーー!!!!」
【ガトランティス】
「ならば何を迷う!!!」ドドン!!
【清霜】
「へえあ!!?」
【ガトランティス】
「そなたにとってアンドロメダとは何だ!!」
【清霜】
「‥‥大好きな‥‥お姉ちゃん!!!」
【ガトランティス】
「このまま離れても良いのか!!」
【清霜】
「そんなの!‥‥絶対嫌だぁぁぁ!!!!」
【ガトランティス】
「ずっと一緒にいたいかぁ!!」
【清霜】
「イタイーーー!!!!!」
【ガトランティス】
「ならばこんな所でメソメソしとらんで!!
思いの丈をぶちまけてみせよー!!」ドドドン!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【清霜】
「‥‥思いの‥‥丈を?」
【ガトランティス】
「そうだ、本気でアンドロメダを取り戻したいなら
破れかぶれでも良い、ダメもとでも良い、無様
でも格好悪くとも、泣きわめいてでも構わぬ!
一度でも、とことん足掻いて見たらどうだ?
そなたの正直な気持ちを告白してみるのだ
案外ジョニーとやらも待っているかも知れんぞ?」
流石は白色皇帝!鋭い!
【清霜】
「‥今の清霜に‥隊長を納得させられる力は‥‥」
【ガトランティス】
「力とは本人がその気になれば後から自然と着い
てくるものだ、今のそなたに足りないのは力では
ない!『決意』と『覚悟』だ!!」
【清霜】
「‥‥決意と覚悟‥‥」
流石は白色皇帝!またしても鋭い!
ちなみにガトランティスは、ジョニー隊長とは
何も示し合わせていない
【ガトランティス】
「きよし、そなたの父の母は何故強いと思う?」
【清霜】
「パパとママが?‥‥元々強かったから?」
【ガトランティス】
「少し違う、余が思うにそなたの父と母は
『強かった』のでは無く『強くなろうとした』
のだ」
【清霜】
「‥‥それが‥‥決意と覚悟?」
【ガトランティス】
「提督から少し聞いた、そなたの父と母は二人の
愛を貫く為に軍を脱走したそうだ、詳しい話は
二人から聞けば良いが、軍人が軍を脱走する
事は、世界を敵に回す事と同義語なのだ!
良い悪いは別として、二人はそれだけの決意と
覚悟を持ったから今日まで生き抜く強さを
手に入れた‥‥と余は考えている」
考えてみると、へたれ提督と川内が共に戦って
いる時、常にお互いの背後を守る形で戦っていた
そしてそんな時の二人は手がつけられない程の
強さを発揮するのを清霜は何度も見ていた
あれが決意と覚悟によってもたらされた強さなの
か‥‥と清霜は理解したのである
【清霜】
「パパとママって‥‥凄いんだね」
【ガトランティス】
「そなたに両親ほど強くなれとは言わん、だか
今のそなたは自身が非力でアンドロメダに合わな
いと思い込んで自信を失っておる、ならば今より
強くなれば良かろう?そのためには決意と覚悟が
必要だ!」
【清霜】
「‥‥どんな決意と覚悟を持てば‥‥」
【ガトランティス】
「そうよのう‥‥これは余の考えだが、そなたに
必要なのは『何としてもアンドロメダと姉妹に
なる!』という決意と、『アンドロメダと共に
どんな事をしても生き抜いて行く!』」という
覚悟であろうな」
【清霜】
「二人で生き抜く‥‥覚悟‥‥」
【ガトランティス】
「潔く散るばかりが覚悟ではない、どんな手を
使ってでも生き抜く事にも覚悟が必要なのだ」
【清霜】
「‥‥清霜は‥‥待ってるだけだった‥でも!
それだけじゃ駄目なんだね!」
【ガトランティス】
「そういう事だ、だが無茶はするな!具体的に
どうするかは、有能な者に相談するのだ!
例えばこの余みたいな?」
【清霜】
「ありがとうガト子ちゃん!清霜!‥‥一度
おもいっきり足掻いてみる!!」
【ガトランティス】
「その意気だきよし!では皆のところに戻ろう
か?」
【清霜】
「うん♪」✨ギュー❤
【ガトランティス】
「(うお!手を握られた!とっとろけりゅ~)」
アンドロメダを取り戻す為には、決意と覚悟が
必要‥‥清霜の心に刻まれたこの言葉は皮肉に
も、別の意味で清霜とアンドロメダを危機に
会わせる事になる‥‥
ーーーーーーーーーーーー
【トミー・ザワ】
「『キキ』に会わせる!?そりゃすげぇ!!」
【デストリア】
「それはどこかの魔女の少女デス!」
ーーーーーーーーーーーー
【足柄】
「提督~~♪❤私ここにいるわ~ん❤」フリフリ
【羽黒】
「司令官さ~ん!!犯してくださ~~い❤」フリフリ
【那珂】
「那珂ちゃんのコンサートに来てくれてありがとー
❤」
ーーーーーーーーーーーー
【謎之提督】
「あいつら‥‥公衆の面前で何を言うとんのや!!」
【デストリア】
「これでまた提督に変な誤解が着いて回るデス‥‥」
謎之提督の姿をスタンドに確認した足柄と羽黒は
周りの目も憚らず、欲情の台詞を連呼する‥‥
【謎之提督】
「頭痛くなってきた‥‥デストリア、パレードも
そろそろ終わりだから、青葉達散らばってる連中
を一度集めてくれるか?」
【デストリア】
「理解デス」
ーーーーーーーーーーーー
デストリアは、青葉達、謎の鎮守府のパレード
比参加組を探して会場を歩いていた、その時
唐突に声をかけられた‥‥
【?】
「ねえ君!ちょっと良いかなぁ?」
【デストリア】
「ハイ?何デス?」
それは、カメラと大きな箱を持った、いかにも
ジャーナリスト風の、一人の女性だった
【?】
「貴女を見込んで、是非聞きたい事があるの
元ガミラス艦、海軍特別警察隊謎の鎮守府所属
航宙重巡洋艦『デストリア』さん♪」
【デストリア】
「!?なんでそれを!?」
【?】
「警戒する必要は無いわ♪これを見たのよ」サッ
【デストリア】
「‥‥『ジュージューン年鑑』?‥‥」
謎の鎮守府ならぬ謎の女性は、一冊の分厚い本
をデストリアに差し出す
【?】
「お近づきの記念に良かったらあげるわ、それは
今年の初めに発行された最新版よ、世界中の
軍に所属する鎮守府と、その艦娘が網羅されて
いるわ」
【デストリア】
「そんな本があるんデスか!?」
【?】
「あなた達鎮守府って、以外と横の繋がりが希薄
なのよね、だから親しい鎮守府以外の情報って
以外と少ないんじゃない?もっともそれは私達
一般市民も同じなんだけどね」
【デストリア】
「‥‥はあ‥‥」
【?】
「この本、実は私が監修したの、もっと広く
あなた達の事を世間に知って貰おうと思って
ね♪」
所属艦娘の情報は、基本軍事機密であり、世間
に公表される事は特別な例外を除けば少ない
鎮守府同士でも情報が共有される事はまれだ
今回の観艦式でも、参加した鎮守府は全世界
希望で言えばほんの一部である
それをどうやって情報入手したのか‥‥‥
この女性の目的が分からない分だけデストリア
としては警戒するしかない
【デストリア】
「あなたは一体誰なのデス!?」
【?】
「あっ!そうか、まだ名乗って無かったわね!
ごめんなさい♪いつものクセで」
そういうと女性は一枚の名刺を差し出す‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『京浜国際ジャーナル 専属記者』
『神無月 ミザリィ』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【デストリア】
「記者さん‥‥ですか?」
【?】→【神無月ミザリィ】
「冗談みたいな名前でしょ?でも本名よ♪
出版者のまね事もさせてもらってるわ」
【デストリア】
「記者さんがデストリアに何のご用なのデス?」
この記者、まさか謎の鎮守府の事を聞きだそうと
しているのか?それとも海特警の他の鎮守府の事
なのか?いずれにせよ話せる訳がない
【デストリア】
「多分ご要望には応えられないかと‥‥」
【神無月ミザリィ】
「安心して、あなたの鎮守府の事を聞こうとは
思わないわ、貴女の立場を壊したくないから
私は貴女がガミラス艦娘だから声をかけたの」
【デストリア】
「どういう事デス?」
【神無月ミザリィ】
「あるガミラス艦についてのミステリーを調査
してるのよ」
【デストリア】
「ガミラス艦の‥‥ミステリー?」
神無月は小型のタブレットを取り出しある画面
を見せる、細かい字が並んでいて一見しただけ
では何がなんだか分からない
【神無月ミザリィ】
「30年戦争の終結直後に、小マゼラン公宙域で
発生した、ガミラスの民間宇宙船に関する
ある『事件』の記録よ」
【デストリア】
「ガミラスの‥‥事件デスか?」
30年戦争終結後のガミラスに関する記憶は
デストリアには無い、当然その『事件』も
知るはずが無かった
【神無月ミザリィ】
「特集を組んでるのよ、今年は地球とガミラス
が正式に和解して丁度10周年に当たるから
それでこの記事を見つけたの、この記事に
よると、この『事件』にはあるガミラス艦が
深く関わっている、公式にはその艦は既に
沈んだ事になってるわ、でも実はね‥‥‥」
ここで神無月は声を小さくしてデストリアに
囁きかける‥‥
【神無月ミザリィ】
「そのガミラス艦‥‥この地球で目撃された
って情報があるのよ‥‥」
【デストリア】
「‥‥そうなんデスか?」
【神無月ミザリィ】
「まだ都市伝説の域を出てない情報だけどね
今地球は都市伝説処じゃないし、それでも
情報自体はあるのよ、私は個人的には居る
んじゃないか‥‥て思ってる」
【デストリア】
「‥‥‥‥‥‥‥」
デストリアには何となく嫌な胸騒ぎがした‥‥
【デストリア】
「‥‥それを知ってどうするのデス?」
【神無月ミザリィ】
「勿論!記事にするのよ♪中々のネタだとは
思わない?どのみち見つかったとしても公式に
は『沈んでる』訳だから何も起こらないわ」
【デストリア】
「‥‥申し訳ありません、お力にはなれない
デス‥‥」
デストリアは神無月に背中を見せるとそのまま
立ち去るのであった
【神無月ミザリィ】
「あらそう?‥ああっ!気が変わったらいつでも
連絡してね!」
【神無月ミザリィ】
「ウ~ン、警戒されちゃったかなぁ、まあ当然よ
ね、でも何とか核心情報が欲しいわね♪」
神無月のタブレットに掲載された記事はこう書か
れていた‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『味方殺しから反逆者に!』
『ガルマンの武勲艦暴走!民間人を大量虐殺』
『小マゼラン公宙域を航行していた民間の大型
航宙貨客船《ラジェンドラ号》、乗組員と軍属
の家族で女性や子供を中心とした乗客、合わせて
3500名の乗ったガミラスの民間貨客船が航行中
たった一発の《亜空間魚雷》によって撃沈させる
‥‥』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【UXー01】
『しれーかーん♪パレードが終了したから一部の
規制を解除だって♪』
【へたれ提督】
「そうか、もう一踏ん張りだな、南口の規制を
解除するぞ」
【川内】
「ヨーソロー、担当の娘は随時ユークスで補給
してね」
【UXー01】
「補給の準備は出来てるわ♪みんなもーっと
私に頼って良いのよ♪」✨✨
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回も本作品を読んで頂きありがとうございます
書きたい事が有り余って結局中編と後編に分けた
にもかかわらず、長い文章になってしまいました
これはもはや自分の性が?
後編ではいよいよ清霜とアンドロメダの決断の
時が来る‥予定です(タイトルからして予想
がつくかもしれませんが‥‥)
そして新たな波乱の予感が‥‥
今回も提督の皆さんにご協力頂き感謝してます
得にツンデレ4天皇と、ジャービス・浦風の
板挟みになったぼのたん提督、ありがとう
ございます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[出演]
へたれ提督(六本脚鎮守府)
謎之提督ヒィッツカラルド(謎の鎮守府)
クロード戦艦提督(リンガ特設連邦鎮守府)
ジョニーnrsenc一等憲兵(国防軍・天憲隊)
二等憲兵吸血鬼(国防軍・天憲隊)
花田少将(連邦統合海軍査察局)
R.Nishida提督(ニシダ・メガフロート鎮守府)
ITHACA提督(ITHACA M37鎮守府)
ぼのたん提督(ぼのたん呉鎮守府)
石川島 春馬(六本脚鎮守府)
トミー・ザワ(六本脚鎮守府)
カルド(リンガ特設連邦鎮守府)
ゼネラル(リンガ特設連邦鎮守府)
川内(六本脚鎮守府)
足柄(謎の鎮守府)
金剛(リンガ特設連邦鎮守府)
こんごう(リンガ特設連邦鎮守府)
時雨(国防軍・天憲隊)
夕立(国防軍・天憲隊)
武蔵(国防軍・天憲隊)
木曾(国防軍・天憲隊)
天龍(国防軍・天憲隊)
飛龍(連邦統合海軍査察局)
蒼龍(連邦統合海軍査察局)
瑞鳳(連邦統合海軍査察局)
祥鳳(ニシダ・メガフロート鎮守府)
吹雪(ITHACA M37鎮守府)
曙(ぼのたん呉鎮守府)
霞(ぼのたん呉鎮守府)
満潮(ぼのたん呉鎮守府)
浦風(ぼのたん呉鎮守府)
ジャービス(ぼのたん呉鎮守府)
清霜(六本脚鎮守府)
アンドロメダ(六本脚鎮守府)
江風(連邦統合海軍査察局)
海風(連邦統合海軍査察局)
山風(連邦統合海軍査察局)
衣笠(六本脚鎮守府)
サラトガ(六本脚鎮守府)
ペールギュント(六本脚鎮守府)
リリー・マルレーン(謎の鎮守府)
妙高(謎の鎮守府)
那智(謎の鎮守府)
那珂(謎の鎮守府)
吹雪(謎の鎮守府)
不知火(リンガ特設連邦鎮守府)
比叡(リンガ特設連邦鎮守府)
赤城(リンガ特設連邦鎮守府)
レイオス(リンガ特設連邦鎮守府)
阿賀野(ニシダ・メガフロート鎮守府)
天龍(六本脚鎮守府)
能代(六本脚鎮守府)
カリスト(六本脚鎮守府)
フェニックス(六本脚鎮守府)
シェフィールド(六本脚鎮守府)
マンジューシャカ(六本脚鎮守府)
ガンビア・ベイ(六本脚鎮守府)
球磨(六本脚鎮守府)
多摩(六本脚鎮守府)
深雪(六本脚鎮守府)
白雪(六本脚鎮守府)
漣(謎の鎮守府)
イナヤ(謎の鎮守府)
バードラⅡ(謎の鎮守府)
コルサック(謎の鎮守府)
翔鶴(リンガ特設連邦鎮守府)
瑞鶴(リンガ特設連邦鎮守府)
隼鷹(リンガ特設連邦鎮守府)
伊勢(リンガ特設連邦鎮守府)
日向(リンガ特設連邦鎮守府)
山城(リンガ特設連邦鎮守府)
利根(リンガ特設連邦鎮守府)
黒潮(リンガ特設連邦鎮守府)
ツーロン(リンガ特設連邦鎮守府)
矢作(ニシダ・メガフロート鎮守府)
北上(ニシダ・メガフロート鎮守府)
香取(ニシダ・メガフロート鎮守府)
山雲(ぼのたん呉鎮守府)
元帥閣下
羽黒大好き憲兵
神無月ミザリィ(京浜国際ジャーナル)
雄一少年(天龍児童園)
ナナ(天龍児童園)
吉坂博士(国際医療科学研究所)
藤波(六本脚鎮守府)
あきづき(六本脚鎮守府)
アマルテア(六本脚鎮守府)
川内(リンガ特設連邦鎮守府)
川内(ニシダ・メガフロート鎮守府)
峯雲(設定無し)
ラビアンローズ(六本脚鎮守府)
秋雲(謎の鎮守府)
あきつ丸(六本脚鎮守府)
防空棲姫(六本脚鎮守府)
シュバリエル(謎の鎮守府)
ガトランティス(謎の鎮守府)
UXー01(六本脚鎮守府)
デストリア(謎の鎮守府)
羽黒(謎の鎮守府)
加賀(国防軍・天憲隊)
(一話限りのキャラは除外してます)
この作品は二次創作であり、かつフィクションです
本作品の設定及び固有名詞は架空のものです