へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
ゲザンの登場です
謎の鎮守府に絡んだことで結果的に真人間
になった彼が日本に戻ってきた‥‥
その目的は?彼の運命は?
そんゲザンに結果的に振り回される人達が
夏夜月さんの小説キャラクターから登場
します
これは独自設定です、ギャグ展開が多いので
キャライメージが崩壊する恐れもないとは
言えません、それでも宜しければ
ゆっくりしていってね♪
ハロウィンの前のお祭り騒ぎに湧く
東洋の大都市、東京‥‥‥
‥ここはその玄関口羽田エアポート‥‥
そこに一人の男が降り立った
元々生業としていた『稼業』を廃業して
故郷に戻り、ジャガ芋を作りながら生活する
日々を送っていた‥‥
男の名は 『ゲザン』という‥‥
『ゲザン』は凄腕の殺し屋、暗殺者であった
ゲザンにはその暗殺方法や仕事ぶりから様々
な呼び名が存在した
ある者は、音もなく静かに暗殺を遂行する
手口から『沈黙の(サイレント)ゲザン』と
呼び‥‥
またある者は、一切の証拠を残さず『黒い幕』
がかかった様に関係者を煙に巻くことから
『黒いゲザン』と呼び‥‥
またまたある者は、本人の犯行だと分かって
いながら決して尻尾を出さない、言い方は
悪いがその鮮やか過ぎる立ち回りから気品すら
感じ取れてしまうことから‥‥‥
『プリンス・ゲザン』と呼んでいた‥‥
しかしそれは過去の話であった‥‥
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ある時ゲザンは、ある鎮守府の『提督』を暗殺
する依頼を受けて、この国に降り立った事が
あった‥‥
ゲザンは偽の身分を名乗ってそのターゲットの
提督が指揮する鎮守府に潜入、見事に提督に
近付く事に成功した‥‥‥
しかし、その提督に近付き過ぎたのが彼の
これまでの唯一の、そして致命的なミスで
あった!
その提督は特殊な存在だった‥‥‥
いや、その提督の日常が特殊過ぎたと言える
その提督の側で行動するという事は、生身の
人間にすぎないゲザンにとっては余りにも過酷
であった、目の前にターゲットが居るのにもか
かわらず、暗殺の遂行どころか自分の身を守る
だけで精一杯の状況‥‥
ついには自らが仕掛けた毒入り麦茶を飲む羽目
になり卒倒したゲザン‥‥‥
やがて殺し屋の情報(ゲザン自身の情報)が
その鎮守府にもたらされると、その提督は暗殺者
の情報を‥‥‥曲解した!
殺し屋は別に居て、そのターゲットはゲザンで
ある!‥‥‥と‥‥
提督はゲザンを保護(という名の軟禁状態)に
おき、『ガミロイド』などという訳の分からない
存在にゲザンの世話をさせた
そしてその後の接待とおもてなしの連続‥‥‥
暗殺対象者に逆に気を使われ、任務も果たせず、
接待で骨抜きにされたゲザンは殺し屋としての
意地もプライドも完全に吹き飛び破壊された
結局、仕事に失敗したゲザンは殺し屋稼業を廃業
し、足を洗ったのであった‥‥
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逮捕される事もなく、平穏な生活を送っている
ゲザンは、今になってふと思う‥‥‥
【ゲザン】
「最初にあの男(謎乃提督ヒィッツカラルド)の
お陰でとんでもない目に合った時、もう辞めたい
と思った、今になってその決断は正しかったのだ
ろうと思う、あのまま殺し屋稼業を続けていたら
何処かであの男とかち合っていただろう、その時
はもはや偽の身分など通用しないに違いない、
あの男とマトモにやり合う事になれば‥‥そうな
れば私の命は‥‥‥‥」
後で聞いた話では、あのような『提督』と呼ばれ
る化け物は他にも存在するらしい
その情報にゲザンは心底恐怖した
自分にとってはあれが潮時だったのだ‥‥‥
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真人間となったゲザンが羽田に降り立った理由は
純粋に観光に来たからだ
ハロウィン直前の活気に湧くトウキョウを堪能
しようと、それが目的だった
しかし‥‥‥
それはあくまでゲザン本人だけの話‥‥
ゲザンが足を洗った事や、その事情など知る筈も
ない周りの者達にとっては『殺し屋ゲザン』は
未だに超危険な要注意人物なのであった
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羽田入菅‥‥‥
【大井】
「長門さん!この映像を見て下さい!」
【長門】
「どうした!何かあったのか?」
警察機構の一部として現在組織されている
『石ノ森鎮守府』所属艦娘『大井』が
同じく『石ノ森鎮守府』所属の『長門』に
報告する
二人は別件で羽田の入国管理局に来ていたのだが
そこで偶然にも思わぬ発見をしたのであった
【大井】
「この男を見て下さい!」
大井が指し示す方には、入国管理局の秘密兵器
『超高性能・顔認証システム』によって映し
出された一人の男の姿があった
【大井】
「つい先程、羽田に到着したばかりの男です!」
【長門】
「この男は何者だ?」
顔認証システムが探知したのだからただ者では
ないだろう、長門は身構える‥‥‥
【大井】
「『ゲザン』!超一流の殺し屋です!」
【長門】
「『ゲザン』だと!?聞いた事がある!この男
が!」
【大井】
「ええ、一切の証拠を残さないので逮捕する事も
出来ない、世界中の警察機構がマークしている
要注意人物です!」
【長門】
「そうか、この男が‥‥我々艦娘が人類の生命
を守る為に命懸けで戦っているのに!‥‥金で
他人をあやめるとは!見下げ果てた奴だ!!」
ゲザンの今の実情を知らない長門達にとっては
当然の反応であろう、いくら足を洗ったからと
言っても周りの見る目はそう簡単には変わらな
い、それはゲザン本人が招いた事なのだが‥‥
【長門】
「税関職員に警備員を付けて、奴の足止めを
させろ!!その隙に『警視庁鎮守府』にゲザン
の情報を緊急電信で送るんだ!!奴の入国の
目的は分からんが、警戒するに越した事はない
からな!!」
【大井】
「了解しました!!」
【長門】
「『(一条)提督』には私から緊急連絡を入れて
おく!、‥‥『沈黙』だの『黒いゲザン』だの
『プリンス』だの知らないが、奴に勝手なマネを
させてなるものか!!」
【大井】
「はい!」
一旦公務になれば超優秀な大井は、行動を起こす
べく動き出した‥‥
【長門】
「それにしても‥‥あの『鴻上会長』から渡された
時には、こんな代物本当に役に立つのか?‥‥と
思ってしまったものだが‥‥流石にあの『鴻上
ファウンデーション』が財力に物を言わせて
作り上げたシステムだけの事はあるな‥‥‥」
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羽田入菅の秘密兵器『超高性能顔認証システム』
と、その情報を『警視庁鎮守府』に送る『緊急
電信システム』は、『鴻上ファウンデーション』
の会長『鴻上 光生』氏より警視庁に寄贈された
品物であった、一部の操作人員も含めて
顔認証システムの制御には何と!ガミラス帝国
の技術が使われていた!
『次元潜航艦』のゲシュ・ヴァール機関を乗員
の手で制御する為に開発された『有機系コンピュ
ータ』のダウンスペック版‥‥といっても
従来のスーパーコンピュータに比べれば遥かに
高性能な‥‥をこのシステムは搭載していた
正に財力に物を言わせての代物だった
一方『警視庁鎮守府』への緊急電信システムは
『モールス』による電気信号を複数の中継局を
介して有線で送るというローテクの塊であった
一見不合理にも見えるが、外部からの通信妨害
や通信傍受に非常に強く、ローテクであるが故に
サイバー攻撃など完全に無効果してしまう
電線の素材だけは最新式の素材が使用され
接続を繋がれる事も無く、強度が強いので切断も
され難かった
得た情報を所定の場所に緊急で送る‥‥この目的
に特化した場合、このシステムは非常に優秀で
あった、こんな代物を考え、作り出してしまう
あたり、鴻上会長の発想力と欲望は只物ではない
しかし‥‥である!
どんなシステムにも弱点はある
設備自体は非常に優秀であった‥‥‥
しかし!!
それに関わる人間達が余りにポンコツ過ぎた
のだ!
これがこのシステムの致命的な弱点であった!
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長門の指示に従って、大井は自ら電信システムに
火を入れ、ゲザン発見の情報を打電する
【大井】
「発、羽田エアポート、宛、警視庁鎮守府!
羽田入菅より緊急電信!
[本文]
『黒いゲザン』こと『プリンス・ゲザン』が
現れた、十分な注意を要す!以上」
大井によって打電された情報は、先ず最初の
第一中継局に繋がれる
【中継局①】
「こちら第一中継局、羽田入菅より緊急電信
[本文]
『黒部下山』の『プリンス・ゲザン』が
現れた、10分は注意を要す!以上」
続いて、第二中継局へ‥‥‥
【中継局②】
「こちら第二中継局、羽田入菅より緊急電信
[本文]
『黒い惨禍』の『プリンスへんげ』が
現れた、駐禁は注意を要す!少将」
更に、第三中継局へ‥‥
【中継局③】
「こちら第三中継局、羽田入根より緊急電信
[本文]
『黒い山地』の『プリンス』遍路で
現れて、課金に注意を促す!中将」
後は、第六中継局までこの繰り返しだ‥‥
【中継局④】
「こちら第四中継局、腫れた入根より緊急電信
[本文]
『黒井さん家』の『プリンスメロン』が
さらわれた、重課金に超ヤバい!大将」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【中継局⑤】
「こちら第五中継局、惚れた男根より緊急電信
[本文]
『グロいメンツ』の『プリンスメロン』に
励まされたよ、10年超ダサい!元帥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーー
ここは警視庁鎮守府‥‥‥
その緊急電信が飛び込んできたのは、指揮官
の『山県 茂正』が帰宅の準備を終えた所
だった(帰宅と言っても提督は基本、鎮守府
内で寝泊まりするが‥‥)
【氷川 誠】
「山県元帥!羽田の入国管理局から緊急電信
が届きました!!」
送り主は訳の分からない名称になっていたが
この緊急電信は羽田からしか届かないので
間違いようがない、実直で堅物な男、警視庁
捜査一課警部補『氷川 誠』はそれも考慮
して報告する
【山県 茂正】
「入菅から緊急電信だと?‥‥確か向こうに
は長門君が居たな‥‥読み上げてくれ!」
あの真面目な長門が送って来た緊急電だ
何かあったに違いない、終業前の疲れも忘れて
山県元帥は仕事にかかる
【氷川 誠】
「はい!第六中継局から届いた電信ですが
そのままを読み上げます!‥‥‥
発、腫れたエロ〇ン〇、宛、警視庁鎮守府!
入れた巨根より緊急電信!
[本文]
『エロいパンツ』の『プリンツ・オイゲン』に
払わされた、10円ちょうだいな!提督」
堅物の氷川は、一切の戸惑いも無く電文を
読み上げた
‥‥原形を留めているのは警視庁鎮守府の
くだりだけだ‥‥‥当然‥‥
【山県 茂正】
「‥‥‥何だこりゃ?‥‥」
【氷川 誠】
「見ての通り、羽田からの電文ですが?」
当たり前の報告を当たり前にする真面目な
氷川の態度に、仕事疲れの山県は若干イラッ
と来た、しかしここは押さえて‥‥‥‥
この電文の意味を考える
【山県 茂正】
「‥‥これが間違いなく長門君からの緊急電
だとして‥これを送って来た意図は何だ?」
【氷川 誠】
「もしや、何かの暗号なのでは?」
【山県 茂正】
「外からアクセス不可能な電信システムを
使っているのにか?」
【氷川 誠】
「内容をひも解けば分かるかもしれませんよ」
【山県 茂正】
「それしかないか‥‥やれやれ、これでは何の
為の緊急電信システムなのかわからんな‥」
現状にまた若干イラッと来た山県元帥‥‥
とにかく今はこの電文の意味を考えてみる
【山県 茂正】
「『プリンツ・オイゲン』の下着がどうとかっ
て‥‥そんなにイヤらしい物だったか?」
【氷川 誠】
「私にはごくごくノーマルに見えましたけど」
見た事あるんかい!?
しかし二人とも興味はなさそうだ‥‥
【山県 茂正】
「俺は他人の下着の趣味なんかに興味は無いぞ」
【氷川 誠】
「私だってありませんよ」
何故かよく分からんが、山県元帥はまたイラッ
と来た
【山県 茂正】
「イヤらしい下着の『プリンツ・オイゲン』に
払わされた10円を!何で俺がたてかえなきゃ
ならんのだ!!」
【氷川 誠】
「知りませんよ!!あなた提督なんだから
10円くらいどうってこと無いでしょうが!!」
結局、全く訳が分からないという事で‥‥‥
先方(長門達)に再確認する事にした
氷川自らが電信キーを叩いて打電する
【氷川 誠】
「発、警視庁鎮守府、宛、羽田エアポート
山県より羽田入菅に返信
[本文]
先程の電文の意味を伝えよ、あるいは暗号か?」
氷川から最初の中継局、第六中継局に最初の
電信が送られる
因みに第六中継局の局員は若い女性であった
艦娘なのかどうかは分からない‥‥
【中継局⑥】
「こちら第六中継局です、電文を受信しました
警視庁鎮守府より羽田乳輪に返信!
[本文]
先っちょの快感の意義を伝えよ、相手は金剛か?」
同じ中継局が逆にリレーする訳だから結果は
おのずと分かってくる‥‥‥
【中継局③】
「こちら第三中継局、警視庁鎮守府より返信!
[本文]
『好き』との告白の決意を伝えよ、あれは検尿か?」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーー
羽田入菅‥‥‥
【大井】
「長門さん!警視庁鎮守府から返信がありました!」
【長門】
「山県元帥から!?流石は対応が早いな!それで、
元帥からは何と?」
【大井】
「‥‥ええ‥‥それなんですけど‥‥」
【長門】
「どうした?返信があったのだろう?構わんから
読んでみろ!」
【大井】
「‥分かりました、とりあえずそのまま読みます
から‥‥怒らないで下さいよ!」
【長門】
「‥‥‥?」
大井は些か読み難そうに、返電文を読み上げる
【大井】
「第一中継局からの電文をそのまま読み上げます
発、警視庁鎮守府、宛、発情ポールダンス
山県より増えた借金に返信
[本文]
『トキ』との因縁の決着を付けよ、アリは貧乏か?」
【長門】
「‥‥‥‥何だこりゃ?」
【大井】
「‥‥‥そうなりますよね‥‥」
‥‥やはりこちらも何が何だか分からない‥‥
しかし、真面目な長門はこれを、何かの意図を
もって変えられた暗号のような物と律儀に考え
てしまい、答を探し求めるのだった‥‥
【大井】
「‥‥長門さん、本気でそんな事思ってるんで
すか!?」
【長門】
「山県元帥がこんな悪ふざけをする筈がある
まい!何か理由がある筈だ‥‥‥」
【大井】
「私は中継局の誰かの悪ふざけ(本当は作者の
悪ふざけ)だと思いますけどね‥‥」
【長門】
「無闇に人を疑うのは良くないぞ、大井!
しかし『トキ』とは誰だ?他人の因縁になぜ
我々が荷担しなければならん!?」
【大井】
「‥‥‥長門さん大丈夫ですか?」
【長門】
「蟻が貧乏かどうかなんて私には分からんぞ!」
結局こちらも(長門の性癖も含めて)訳が分か
らない‥‥‥
いずれにせよ、最低でもゲザンの存在は知らせ
ておかなければ‥‥‥
【大井】
「こちらからもう一度、警視庁鎮守府に電信を
送ってみては?」
【長門】
「それしか無いようだな、念のためゲザンの事も
伝えておいてくれ!」
大井は再び、警視庁鎮守府に打電する
【大井】
「羽田入菅より、警視庁鎮守府に緊急電信
[本文]
再度の連絡を繰り返す!ゲザンに注意せよ!」
再び喜劇は‥‥もとい!電信リレーは
繰り返された‥‥
【中継局④】
「こちら第四中継局、緊急電信!
[本文]
埼玉のレンタカー屋が倒産す!デフレに注意せよ!」
【中継局⑤】
「こちら第五中継局、緊急電信!
[本文]
青森のバス会社が合併した!セフレが呼んでるよ!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーー
【氷川 誠】
「第六中継局からの電文をそのまま読みます
真田 四郎より警視庁鎮守府に緊急電信!
[本文]
稚内の救急車にシミが付いた!時雨はヤンデレよ!」
【山県 茂正】
「どいつもコイツも、時雨に対する風評被害が
酷すぎやしないか?」
【氷川 誠】
「変なイメージを付けられてしまいましたから
ねー、可愛そうに‥‥」
【山県 茂正】
「稚内の救急車のシミは消防隊員が掃除すれば
良いだろう!東京にいる提督の俺に一体どう
しろというんだ!!」
【氷川 誠】
・・・・・
「私に聞かれてもわっかないでしょうが!!」
堅物の氷川からしょーもないギャグが飛び出す
ほど一同は混乱した!
分からない‥‥また返信の繰り返しだ‥‥
【氷川 誠】
「警視庁鎮守府より、羽田入菅に電信!!
[本文]
再度問う!電文の意味を伝えよ!
正確な連絡に留意せよ!」
‥‥‥‥‥‥
【第六中継局】
「こちら‥‥‥‥」
ギュルルルル~~~~
【第二中継局】
「こちら‥‥‥‥」
ギュルルルル~~~~
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーー
【大井】
「警視庁鎮守府より、タムラコックに電信‥‥
[本文]
加藤 鷹!伝説の指技を教えよ!
笑点は円楽を本流とせよ!」
【長門】
「訳が分からん!!!」
【大井】
「‥‥何で円楽なのよ!?」
分からないと頭を抱える長門‥‥‥
中継局員の悪ふざけと何故分からん!‥‥
と長門に冷めた視線を送る大井‥‥
ところで‥‥‥
自分の事で、自分の知らない所でこんな
やり取りが行われているとは知る由もない
当のゲザンは‥‥‥
ーーーーーーーーーーーー
税関の足止めも時間切れ‥‥
ゲザンは空港ロビーから正面玄関に向かって
いた、何故時間が掛かったのかは分かって
いる、足を洗ったのはあくまで自分の中での
話、世間は今でも自分を『黒いゲザン』と
見ているのだ‥‥
【ゲザン】
「まあ、自分が巻いた種だ、しばらくは仕方
あるまい、私は素直にハロウィン前の東京を
楽しませて貰うとするよ」
正面玄関から歩み出たゲザンは、あの時以来
久しぶりにこの国に入国した
この国は今は『アジア・オセアニアブロック
自治政府』の一部となっているが、かつての
独立国時代の行政や治安組織は残されていた
そして、人の精神と概念としての国は今でも
残っている
ゲザンはこの国で一人ゆっくりするつもり
だった、この国には彼の知り合いは一人も
居ない‥‥‥筈であった‥‥
【デストリア】
「あれえ?『ザンゲ』さんじゃないデスか?」
だから、その少女に名前(『ザンゲ』=仕事で
使った偽名)まで呼ばれた時には
一瞬頭が空っぽになってしまった、そして
それが次の対応を完全に遅らせてしまった
【デストリア】
「提督♪提督~♪ザンゲさんデスよ!
ザンゲさん、お久しぶりデスデス~~♪」
【ゲザン】
「‥‥提督‥‥」(ボトッ!)
ゲザンは思わず手荷物を落とした‥‥‥
『提督』‥‥‥その言葉は今でもゲザンの
トラウマを呼び起こすには十分なインパクト
の言葉であった、そしてその直後に現れた
人物も‥‥‥
【謎乃提督ヒィッツカラルド】
「おお!!『ザンゲ』殿ではないですか!!
前回、謎鎮にいらして帰られる時は、まるで
生気が無かったので心配しとったんですが‥
‥‥御息災のようで結構結構♪」
【ゲザン】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
かつてのゲザンのターゲットだった一人で
ゲザンを引退に追い込み、ゲザンにトラウマ
を植え込んだ張本人‥‥
今でも、ゲザンの正体に気付いているのか
いないのか‥‥謎乃提督は再会した友人に
声をかける様に、固まって動けないゲザン
にお構いなく話しかけ続ける‥‥
【ゲザン】
「‥‥なんで‥‥」
【謎乃提督】
「いやあ、もうすぐハロウィンでしょう?
うちの鎮守府でもハロウィンパーティーを
開催する予定でしてね、複数の鎮守府合同
でのハロウィンパーティーなのでそれなり
に準備もね」
【デストリア】
「提督は細かい事にこだわり過ぎなんデスよ
だから足りない材料を手に入れる為に
飛行機に乗って出かける羽目になったん
デス!」
【謎乃提督】
「仕方ないだろう、通販でもメル〇リでも
見つけられなかったんだから」
【ラビアンローズ】
「お二人共、お話は後にして荷物を車に
載せるの手伝って貰えません?」
謎乃提督とデストリアがゲザンとの思わぬ
再会に会話が弾みそうになったところで
後ろで大量の荷物と格闘する一人の女性が
声をかけてきた
【謎乃提督】
「おお、スマン、スマン、ラビ明石、今回は
君もコスチュームの材料を買い込められて
よかったな」
【デストリア】
「ラビさん、頑張って下さいデス♪」
【ラビアンローズ】
「まあ、年に数回の稼ぎ時ですからね
良いもの作るつもりですよ♪」
【デストリア】
「子供達の為にも頑張って下さいデスよ♪
ラビさんは子供達の為なら損得勘定は
度外視できる優しい人デスから♪」
【ラビアンローズ】
「///いっ!‥‥いやそれはですね!///」
謎乃提督、デストリア、そして六本脚鎮守府
のラビアンローズの三人は、ハロウィン
パーティーの前準備としての買い出しに
出かけていた、謎乃提督はパーティーには
妥協せず必要な品物を手に入れる為に遠方
まで出掛けた帰りだったのである
そして買い物では目鼻が効くデストリアと
買い出しに便乗したラビアンローズを連れて
いた
三人は帰りの空港で偶然ゲザンと再会した
ゲザンからすれば、遭遇してしまった‥‥
エンカウントした‥‥といった感じだろうか
【ラビアンローズ】
「ところで‥‥あの人誰なんです?」
【デストリア】
「以前、謎鎮に見学に来た物好きな‥‥」
【謎乃提督】
「ところで『ザンゲ』さん、今回はどちらの
鎮守府を見学に?」
【ゲザン】
「いっ!‥いえ!‥今回はただの観光で‥‥」
【謎乃提督】
「それはそれは、ハロウィンも近いし楽しんで
いって下さい、あっそうだ、『ザンゲ』さんも
うちの鎮守府のハロウィンパーティーに貴殿も
御招待しますよ♪一日くらい宜しいでしょ?」
【ゲザン】
「はいいいーーー!!??」(ビクッ!)
【ゲザン】
(またあそこに行けと言うのか!?冗談では
ない!!!)
【ゲザン】
「いえそんな!‥突然お邪魔してはご迷惑かと」
【デストリア】
「迷惑なんかじゃないデスよ♪提督が招待した
お客様なら大歓迎デスデス♪」
【ゲザン】
(この!ぶっ飛び女は!!何言ってるんだ!!)
【ゲザン】
「いえ!!そういう訳には‥‥」
【ラビアンローズ】
「あのお二人共、この人あんまり乗り気じゃ‥」
【謎乃提督】
「そうですね!!そうと決まれば早速行きましょ
う、こちらのハイエースですがどうぞお乗り
下さい」(グイグイ!)
【ゲザン】
「ええ!!?ちょっ!‥ちょっと待ってくれ!!」
【デストリア】
「それじゃ♪謎の鎮守府にレッツゴーなのデス♪」
【ゲザン】
「違うんだ!!私は行きたくないんだーー!!」
【ラビアンローズ】
「ひどい‥‥殆ど人さらい状態だ‥‥」
ゲザンの抵抗も虚しく、彼と海特警の三人を
乗せたハイエースは出発しようとする‥‥
【謎乃提督】
「遠慮深いお方だ、流石にアメリカの情報局員
は奥ゆかしいですなぁー♪」
【ゲザン】
「違うんだってば!!助けてくれぇぇーー!!」
(ジタバタ!)
こんなにもがいているのに一向に気持ちを汲んで
貰えないゲザン、全てを相手に悟られない為の
修練を積んできた、『サイレント』や『黒いゲザ
ン』の異名は伊達ではなかった
それがこんな形で影響が出て来るとは‥‥‥
【ラビアンローズ】
「あのー、もし宜しければ私からヒィッツ提督に
お話してみましょうか?」
【ゲザン】
「おおお!!救いの天使よ!!お願いする!!」
【ラビアンローズ】
「その代わりと言ってはなんですが‥‥お土産に
『信玄餅』買いませんか?出来れば『コンテナ』
丸ごと買って頂けたらなーーって♪」
【ゲザン】
「そんなに買える訳ないだろが!!!」
【ラビアンローズ】
「ヒィッツ提督~♪謎の鎮守府にレッツゴー♪」
【謎乃提督】
「かしこまりぃ~~~♪」(ブロロロ~~)
【ゲザン】
「ぎゃあああああーーー!!!」
(ブロロロロロロ‥‥‥)
ゲザンの悲鳴の余韻を残して、ハイエースは
走り去っていった‥‥
彼がこの後どうなったのかは、謎の鎮守府の
関係者以外は分からない‥‥
いずれにせよゲザンは東京(関東)を去った
長門達の心配は杞憂に終わった‥‥
ーーーーーーーーーーーー
ゲザンが、本人の意思とは無関係に、半ば強引
に東京から去っていった事など知る由もない
長門達『羽田入菅』と、『警視庁鎮守府』の
攻防(ギャグの応酬)はまだ続いていた‥‥
【氷川 誠】
「さっきの返事はどうなった!?早くしろ!!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【中継局⑥】
「こちら第六中継局です❤
皐月のバージンはどうだった?早く乗れ!」
(意味深)
ーーーーーーーーーーーー
【大井】
「‥‥読みますね‥‥
アンタに彼氏はいないのね?早く寝ろ!」
【長門】
「どっちも大きなお世話だああーー!!!」
【大井】
「吠えないで下さい!!それより『円楽』の
事を聞くんじゃないんですか?」
【長門】
「よーし!今度は私が直々に打電する!!」
【長門】
「『円楽』とは何ぞや!説明して頂きたい!」
‥‥‥‥‥‥‥
【中継局③】
「こちら第三中継局
『喜久蔵』とは何じゃ!ケツメイシ下さい!」
ーーーーーーーーーーーー
【氷川 誠】
「『歌丸』とは何じゃ!『ちび加賀』を下さい!」
【山県 茂正】
「歌丸師匠とちび加賀に何の関係があるんだ?
そもそも『ちび加賀』って何だ!?」
【氷川 誠】
「‥何処にいるんでしょうねぇ‥‥」
【山県 茂正】
「‥‥お前、良からぬ事を考えとらんだろうな?」
【氷川 誠】
「‥‥ちょっと何言ってるのか分からない!」
この国はもうすぐ、ハロウィンのお祭り騒ぎに
突入しようとしていた‥‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本作品を読んで頂きありがとうございます
『ゲザン』ネタを、ガディキンさんの設定から
『山県元帥』と『氷川君』、『鴻池会長』等の
設定を夏夜月さんの設定からお借りしました
ありがとうございます!
それぞれの設定を壊す事無く、魅力的なキャラ
に描くことが出来ていたら嬉しいです
『ゲザンがこの後どうなるか』は全く考えて
いません、最終的には彼は無事故郷に戻る‥‥
と思います、ガディキンさん、変なパスを
出してしまったみたいですみません
これは独自設定という事でご勘弁を!
親愛なる提督の皆さん、今後もよろしく
お願いします!
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《名称説明》
①超高性能・顔認証システム
鴻上ファウンデーションの『鴻上 光生』氏が
その財力にものを言わせて作り上げた、ガミラス
と地球の技術が融合したシステム
膨大なデータ量と超高速の情報処理能力を活かし
て、どんな人混み、どんな角度、どんな変装でも
個人を特定してしまう、その個人の危険度も自動
検知する
その技術の根幹は、ガミラスから導入する事に
成功した『有機系コンピュータ』である
鴻池上会長はこのシステムを無償で入国管理局に
寄贈した
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②ガミラスの有機系コンピュータと次元潜航艦
ガミラスの次元潜航艦には、亜空間推進機関、
いわゆる『ゲシュ=ヴァール機関』が搭載されて
いる、これを有効かつ安全確実に運用するには
実は天文学的な数の計算数を超々高速で瞬時に
行う必要があり、その為には従来のスーパー
コンピュータでは到底追い付かない
それはガミラスでも事情は同じであり、それを
解決する為に、有機物で構成された『有機系
コンピュータ』が開発された
これによりガミラスは、次元潜航艦を複数保有
し、それを人為的に安全確実に操艦する事が
可能となった
『人工的なファティマ』のような物
鴻上会長が入手に成功したのは、次元潜航艦に
搭載する『ファティマ』のスペックダウン版
ではあるが、その性能は従来のスーパーコンピュ
ータに比べて驚異的である
因みに『UXー01』の『ファティマ』に当たる
『コア』は『ユークス』である
『UXー01』は『有機系コンピュータ』を搭載して
いない、亜空間推進の為には『ユークス』の存在
が不可欠である
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③緊急電信システム
鴻上会長が、顔認証システムとセットで寄贈した
羽田入菅から警視庁鎮守府や警察機構に緊急電を
送る為に導入された装置
旧時代の『モールス信号』による打電通信を
複数の中継局をリレーする事で情報を伝達する
ローテクなだけに外部からのアクセスが不可能で
電子妨害やサイバー攻撃を無効化する
送電線だけは最新式の素材が使用されていて
接続も切断も非常に困難である
最新のハイテクの盲点とローテクの以外な強みを
鴻上会長なりに活かしたシステム
装置自体は以外に優秀だったが、運用している
中継局員がポンコツなのが致命的な弱点
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④ハイエース
車両の名称、移動用の大型バン
謎の鎮守府では移動用として広く使われている
今回は買い物にラビ明石が便乗した
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⑤ゲザン
元暗殺者、フリーランスの殺し屋でその手口から
『沈黙の(サイレント)ゲザン』『黒いゲザン』
『プリンス・ゲザン』の異名を誇った
謎の鎮守府の司令官で海特警の司令官『謎乃提督
ヒィッツカラルド』氏の暗殺以来を受けて、謎の
鎮守府に『ザンゲ』の偽名で潜入に成功するも
招待を悟られないまま尽く暗殺に失敗
心身共に大きなダメージを受けて殺し屋を廃業
故郷で芋作りをしていたが、純粋に観光で東京に
降り立った事でとんでもない目に?‥‥‥
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⑥山県 茂正
警視庁鎮守府の司令官(提督)、一条提督が指揮
する石ノ森鎮守府と並んで、他の警察機構と共に
東京及び日本地域の治安と安全保障の要として
活動する
『某火盗改めの長官』に印象と雰囲気が似ている
らしい‥‥
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⑦氷川 誠
警視庁捜査一課の警部補、警察機構の鎮守府と
協力して東京及び日本地域の治安と安全保障の
重責を担う
基本は生真面目で堅物な性格だが、時折見せる
しょーもないギャグセンスがお茶目
実は『隠れ加賀さんファン』らしく、謎の艦娘
『ちび加賀』の噂にやや食いつく
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⑧ちび加賀
ある意味謎に満ちた伝説の艦娘、その謎の深さは
デウスーラファンクラブ『蒼き花の会』で語り
継がれる謎の艦娘『キヨシー』と並び称される程
一説によると、その名が示す通り『加賀』のミニ
サイズ版の艦娘で、多くの提督諸氏を萌え殺しに
してきた‥‥らしい
何故かあの『瑞鶴』を姉と慕うその姿は、一連の
『ちび艦娘』シリーズの火付け役になったとか‥
‥‥‥
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(エピローグ)
【長門】
「どういう事なんだーーー!!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【中継局⑤】
「ちゅーちゅータコかいなーー!!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【中継局⑥】
「チューチューペロペロして~ん♪❤」
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【山県 茂正】
「もうええわあぁぁぁーーー!!!」
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稚内の救急車にシミが付いた!時雨はヤンデレよ!
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
横須賀‥‥‥
【時雨】
「‥‥一瞬どこかでディスられた気がする‥‥」
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[出 演]
謎乃提督ヒィッツカラルド(謎の鎮守府)
山県 茂正(警視庁鎮守府)
氷川 誠(警視庁捜査一課)
時雨(国防軍・天憲隊)
長門(石ノ森鎮守府)
大井(石ノ森鎮守府)
ゲザン
中継局員①♂
中継局員②♂
中継局員③♂
中継局員④♂
中継局員⑤♂
中継局員⑥♀❤
ラビアンローズ(六本脚鎮守府)
デストリア(謎の鎮守府)
本作品は二次創作であり、かつフィクションです
本作品の設定及び固有名詞は全て架空のものです
本作品には実在する個人または特定の団体を
誹謗中傷する意図は全くありません