へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
ジュラル特戦隊に躍らされて
六本脚鎮守府にテロを仕掛けようとして
逮捕された活動家達の運命は!?
ジュラルはどう動くのか?
二等憲兵吸血鬼の下す決断は?
やや閲覧注意です
表現に残酷性を感じる可能性のある作品です
それでもよろしかったら
ゆっくりしていってね♪
【水測員】
「ソナーに反応なし!」
【通信員】
「護衛隊旗艦『阿武隈』より通信!
付近に艦影なし、引き続き警戒を続行せり」
【Zー1028艦長】
「よし、速力、進路、現状のまま!」
【操舵員】
「ヤボール!」
深夜、ここは太平洋のある海域‥‥‥
特殊鋼材を積んだ輸送船を護衛しつつ
東京湾を出港したのは昨日の事だ
駆逐艦『Z-1028』はその名の示す通り
欧州(ヨーロッパ)自治ブロックの海軍艦艇
てある
親善訪問の為にはるばるアジアまでやって
来ていたが、本国に帰る輸送船を護衛しつつ
帰還することになった
大型輸送船2隻を『Z-1028』とその僚艦
『Z-1018』の2隻で護衛するのだ
護衛戦力はそれだけでは無かった
帝国海軍の艦娘戦力から派遣された
海上護衛部隊として、旗艦『阿武隈』を
筆頭に六名の水雷戦隊が付き添っていた
【Z-1028艦長】
「ヤパニッシュソルダーテン、気分はどう
かね?」
【鷹尾 和則】
「ええ、良いですよ、お陰で良い経験になり
ます」
【Z-1028艦長】
「それは良かった、船団護衛など地味な仕事だ
と、君達の海軍の将兵の多くは言うが、君は
違うようだね」
【鷹尾 和則】
「通商護衛は海軍が存在する1番の目的っすよ
物量が物を言う新宇宙世紀になってもそれが
分かっていない海軍将校が自分達の周りに多い
のは、正直情けないですけどね」
海上護衛の実戦経験を積むべく、『Zー1028』
への乗艦を志願した、帝国海軍新任士官
『鷹尾少尉』は艦長に答える
鷹尾少尉は『シーレーン防衛』や『海上護衛』
『商船の安全確保』といった、海軍では冷や飯
食いの分野の研究を中心にてしいた、お陰で
新任士官にもかかわらず将来の出世コースから
完全に外れていたが本人は全く気にしなかった
鷹尾少尉の言う『物量』とは、軍事上の補給品
だけを指すのではない、一般市民の生活を支え
る為の、一般市民の生命を守る為の物質の流れ
や経済活動も含まれる
それを知っている艦長は鷹尾少尉の言葉にうな
づく‥‥‥
【Z-1028艦長】
「うむ、正論だな、君の様な若者がもっと海軍
の中枢に投与されれば理想的なんだがな‥‥
こればかりは私達の祖国も大きな事は言えん」
『Z-1028』艦長は艦橋の窓から外を眺める
そこには護衛任務に着く、一人の艦娘の姿が
あった‥‥
【Z-1028艦長】
「海軍を事実上動かしている中堅将校の多くは
まだ若い、若くて未熟だ、彼等は派手な艦隊
決戦で決着を付ける事を今でも夢見ている
まるでゲーム感覚だ、お陰でシーレーン防衛
は後回しとなり、物量の優位は崩れ、只でさえ
強大な深海棲艦に遅れをとってしまう、その
ツケを払わされるのは現場の兵士とあの娘達
だ‥‥‥」
自分達が指揮する大艦隊で艦隊決戦を行い
深海棲艦との雌雄を決する‥‥
かつて‥‥‥
アルフレッド・セイヤー・マハンによって
考案された海洋国家論、所謂『シーパワー』
理論は、海軍力と海洋通商能力を合わせ持つ
事で国家繁栄の礎とする国家戦略論の筈で
あった‥‥
しかし、そこから産み出されたのは戦略論
ではなく、作戦論・戦術論であった
戦力(経済力も)を必要なヶ所に集中運用
するのはシーパワー論においても重要な事で
ある、問題はそれを戦術論にまで広げて
しまった事にあった
戦力の逐次投入は避けて、必要な所に戦力を
集中運用する、それはいい、しかしそこから
先の考え方が問題だった
戦力を集中運用するなら、可能な限りの戦力
をかき集めて投入し、一撃で相手を撃破する
事が望ましい‥‥‥
『艦隊決戦思想』は、こうした誤解の中で
生まれ、それを実現する為に軍隊や軍人達は
血道をあげて勤しんできた
この誤解は、新宇宙世紀となって百年ほど
経つ現在においても変わっていない
若くて未熟な中堅将校達は、その艦隊決戦が
持つ派手やかな響きに酔いしれた‥‥
この艦隊決戦に勝てば、戦争にも勝てる!
こんな事を夢見ている将校達のいかに多い
ことか‥‥‥
結果を早く求める政治家達も、それを後押し
した、政策的にはそれが1番楽だからだ
上手くいけばの話だが‥‥‥
しかし、現実は非情だ
実際の戦争は、陰険で陰湿な頭脳戦と心理戦、
ダラダラとした局地戦と消耗戦が長々と続き、
体力と求心力を擦り減らした者が先に脱落
していく‥‥
彼等が夢見る艦隊決戦などおこる事は無く
それを求めて巨大な戦力を投入しても、戦争
の流れを変える事は出来ても戦争を終わらせ
る事は出来なかった
一大決戦と呼ばれる戦いは確かに歴史上に
存在した、『エルドラド海戦』『ルウム』
『オデッサ』『ア・バオア・クー』
『火星海戦』等々‥‥‥
これらの大戦闘は確かに戦争の流れを変える
事にはなったが、それでも戦争自体は終らな
かった、そしてそこに至るまで、どれだけ
の予備作戦や小規模戦闘が数限りなく繰り返
されて来たか、どれだけの戦争資材が消費
されたか、どれだけの血が流れてきたか‥‥
戦争が(少なくとも現代戦争が)終わるのは
結局国力とカリスマ的な求心力を失った国や
大義名分に説得力が無くなった勢力が継戦能
力を失ったからに他ならない
どちらも国土や支配地域が灰になるまで戦う
気はないからだ
これが異質な相手による一方的な侵略戦争と
なれば話は変わってくるが‥‥
(かつての水星帝国や現在の深海棲艦強行派
、ジュラル特選隊などは人類への一方的な
攻撃であるから、どちらかが完全にすり潰さ
れるまで戦争は終わらないかもしれないが)
しかし、注目されるのは派手な『艦隊決戦』
でしかない、その他の膨大な事実は全て
歴史の闇に消えてしまう‥‥‥
そして艦隊決戦の一大ショーを今度は自分達
の手で実現させよう‥‥と考えた中堅将校達は
ただ闇雲に大戦力を投入する‥‥艦娘達が
本能的に反抗出来ないのをいいことに‥‥
艦娘がこの世界に現れてからこれまで、こんな
事が何度も繰り返されて来た、そして結果は
『チェンバロ2号作戦』の結果と大差ない結末
となった
艦隊決戦に目が行くあまり、海上輸送の安全を
疎かにした結果、物量の不足が深刻化し、海軍
はもとより国家の維持もきつくなる、それを
手っ取り早く解決し、尚且つ夢の艦隊決戦を
実現しようと多くの艦娘達を一挙に投入した
大艦隊は、物量の不足により硬直した作戦行動
しか取れず、深海側の戦闘機動により結果として
局地戦に引きずり込まれ戦力を擦り減らされてい
く‥‥
そして戦力が落ちた所で強烈な反撃を喰らって
‥‥‥
膨大な損害を被った海軍は、海上輸送の安全確保
がますます困難になり、それを早く解決しようと
また闇雲に大戦力を投入して‥‥‥正に悪循環だ
【Z-1028艦長】
「あの偉人マハンも完璧では無かった、元々
彼が国家戦略論に過ぎない『シーパワー』理論
を、著書の中で戦術論にまで広げてしまった
事から『艦隊決戦』思想が生まれた訳だからね
しかし、そんなマハンも海洋通商で得られた
利益を軍隊がすり潰すのは本末転倒だと言って
おった‥‥あの艦娘達の苦労を考えれば、今の
将校や指揮官達の多くはそれさえ知らないのか
と思えてしまう‥‥」
【鷹尾 和則】
「情けない話ですけど‥‥俺の同期にもそんな
奴が少なからずいます、連中はこう考えるんで
すよ、戦力が少なかった、当時の司令官と艦娘
が無能だった、俺達ならもっと上手くやれた‥
‥‥ってね!ふざけるな!って話ですよ!
奴らは『艦娘』の事を、いくらすり潰しても
後からいくらでも補充が効く消耗品としか
考えてないんですよ!!」(ドンッ!!)
【Z-1028艦長】
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
鷹尾少尉は壁に拳を叩きつけると、窓の外を
見る‥‥そこには艦長が見ている同じ艦娘の
姿があった‥‥
【鷹尾 和則】
「‥‥‥あの娘達には『命』が有るんです!
『心』も『感情』も有るんですよ!
そんな事も分からない奴らに海軍士官を名乗る
資格は‥‥‥」
【Z-1028艦長】
「『見識無き指揮官は殺人者なり』‥‥か、
昔の人間は良いことを言う‥‥君がこの艦に
やって来たのは神の御加護かもしれんな‥‥」
【鷹尾 和則】
「艦長?‥‥それはどういう事っすか?」
艦長は何かを決断したような顔になった
【Zー1028艦長】
「‥‥君なら『彼女』を任せても大丈夫だろう
鷹尾少尉!君を見込んで頼みがある、君には
秘書艦はいるか?」
【鷹尾 和則】
「えっ?‥‥いえ、いませんが、何しろ冷や飯
食いの立場ですから(高官の息子の同期を
殴った俺に秘書艦なんか配属される訳‥‥)」
【Z-1028艦長】
「そうか!それなら丁度良い!これも運命と
いうやつだ、男一匹、一人の女を幸せにして
みんかね?」
【鷹尾 和則】
「へっ?‥‥へっ!?」
ここにまた『運命と縁』に導かれた一人の男
が誕生した!
‥‥‥と、その時!
警報ブザーが鳴る!
【Z-1028艦長】
「何事だ!!」
【鷹尾 和則】
「敵襲か!?」
Zー1028艦橋内は一挙に緊張間に包まれる
【電測員】
「艦長!!レーダーの画像が変です!!」
【Z-1028艦長】
「具体的に報告しろ!」
【電測員】
「前方より何かが急接近しています!!
画像にゴーストの様なモヤがかかってよく分かり
ませんが間違いありません!!」
【鷹尾 和則】
「ミノフスキー粒子の影響ですか!?」
【Z-1028艦長】
「いや!『銚子沖』の海戦から時間が経っている
こいつはおそらくECM(電子妨害)の類だろう」
【鷹尾 和則】
「ECMの類‥‥ですか?」
【Z-1028艦長】
「意図してECMを発動している訳ではない、と
言う事だ、一応レーダーには捕らえられるから
な、画像にゴーストが掛かっているのは相手の
胴体の材質にレーダー波が影響を受けているの
かもしれない」
【鷹尾 和則】
「という事は‥‥深海棲艦!?」
【電測員】
「Nein(違います)!おそらく大型艦の反応!」
【Z-1028艦長】
「こいつが大型艦だとすると相当の艦だぞ!
何しろこっちのレーダーを走っているだけで
半分無効化出来るんだからな!」
海上での経験が艦長には遠く及ばない鷹尾少尉
は、Z-1028乗組員ほど冷静ではいられなかった
敵であれ味方であれ、何かとんでもないものが
正面から近付いてくる!
【通信員】
「護衛隊『阿武隈』より通信!前方より超巨大戦艦
が接近との事です!」
先行している護衛隊の艦娘から通信が入る
直後にこちらの見張り員もそれを確認した!
艦長と鷹尾少尉は艦橋側面のデッキから前方を
視認する、彼等も海軍士官なのは伊達ではない
それは直ぐに見つかった
【鷹尾 和則】
「デカい!!この距離で何てデカさだ!!」
【Z-1028艦長】
「操舵員!進路そのまま!」
【操舵員】
「ヤボール!」
【Z-1028艦長】
「どうやら先方が先に回避行動を取ったようだ
下手な回避行動はかえって事故の元になる」
【鷹尾 和則】
「‥あちらさんはとっくにこちらに気付いてた
って事か‥‥」
恐らく相手の性能が圧倒的に上なのだろう‥‥
ならば先にこちら側が発見されていたと考える
のは自然の帰結と言える‥‥
こちらの船団と巨大戦艦の間は安全な距離が確保
されていた、ただ、戦艦はかなりの速度で航行
しており、発生する波には注意だ
近くにいた当直の見張り員が報告する
【見張り員】
「前方の大型艦より発光信号!‥‥‥
『こちら海軍特別警察隊所属艦、作戦行動中に
つき、巡航速力での通過をお詫びする』‥‥」
巡航速力とはとても思えない速力で接近してくる
巨大戦艦、発生する波も半端ではあるまい‥‥
【Z-1028艦長】
「全艦及び護衛隊に警報!『横波に注意せよ!』
送れ!‥‥‥『海軍特別警察隊(海特警)』の
艦艇だったのか、道理でとんでもない船な訳だ」
【鷹尾 和則】
「あれが『海特警』の戦闘艦ですか‥『海特警』
の噂は耳にしてましたが‥あんな船を持ってた
なんて‥‥」
海軍士官の端くれとして、海特警の名前だけは
認知していた鷹尾少尉も、『合同観艦式』では
艦娘こそ見たものの、あの巨大戦艦を見るの
は初めてだ、護衛に当たっている艦娘達も何処
か驚いた表情だった
Z-1028からも発光信号を送り返す
「こちら『欧州ブロック海軍、親善派遣艦隊』
只今輸送任務を別途遂行中、貴艦の任務が無事
達成せられん事を祈る」
「感謝する、貴艦等の安寧なる航海を祈る」
「貴艦の名を知りたし」
「我が名は『紀井』」
戦艦『紀井』は擦れ違うと、そのまま後方に
遠ざかっていく‥‥‥
【Z-1028艦長】
「『キイ』か、確かリンガ基地(鎮守府)の
所属艦だったな、実物を見るのは初めてだ」
【鷹尾 和則】
「リンガ鎮守府も海特警なので?」
『海軍特別警察隊』は帝国海軍の特殊部隊的な
位置づけの部隊、なので実はその実態はあまり
広く知られていない、悪意による捏造の噂話なら
いくらでもあるが‥‥‥
艦娘への性的凌辱、猥褻(わいせつ)物の頒布
違法薬物の横流し
民間軍事企業との癒着と違法な資金や物資の流れ
最近では『謎の怪人』の出現と人体改造
正体不明の凶暴な艦娘の出現等々‥‥‥
しかして、その実態は‥‥‥
ーーーーーーーーーーーーーー
【羽黒】
「‥‥司令官さん‥‥夕べは‥‥ヨカッタ❤❤」
【足柄】
「ちくしょう!!‥‥出遅れたわ!!」
【妙高】
「最近『モルグ』の着ぐるみの完成度が高過ぎて
『怪人』騒ぎが噂になってるとか‥‥」
【那智】
「クオリティーが高過ぎるのも考え物だな、提督
のサタンビートルなど鎮守府内で魔改造された
改造人間扱いだからな」
【デウスーラ】
「『ガミラス科学特捜隊』だ!!」
【那智】
「‥‥まだやってたのか?‥」
【ヒィッツ提督】
「出来ません!‥小官の仕事は艦娘の笑顔を守る
事だから」
【秋雲】
「違うよ?提督の仕事は秋雲さんの同人誌の竿役
だよ」
【ヒィッツ提督】
「ぐわあああー!!竿役迅雷.netに接続!」
【コマンダン・テスト】
「ヒィッツのエキサイトした顔、ステキ♪❤」
【デストロイヤー】
「ヤバい人が来てしまったなぁ‥‥」
【青葉】
「奥様のエッチ❤な写真集なんかいかがです~
♪?」
【ラビアンローズ】
「提督限定商品ですよ~♪世界にこれ一つです
よ~♪SDカードに画像データと特典映像付き
ですよ~♪」
【へたれ提督】
「こんな物が世界に幾つもあってたまるか!!
お前等!!川内のイヤらしい写真なんか俺に
売り付けようったってそうはいかんぞ!!
いくらだ!?」(財布取り出し)
【江風】
「買う気かよ!?」
【川内】
「提督!!写真なんかじゃなくて本物の
アタシだけを愛してよー!!」
【アンドロメダ】
「‥‥スゲー焼きもち」
【神通】
「そんな姉さんも素敵ですよ♪」(●REC)
【サラトガ】
「次はお二人にどうやってイッて頂きましょう
か♪」
【金剛】
「ぬいーー!!ユーはその夜戦ドリンク剤の
コンテナをどうするつもりネーー!?」
【不知火】
「勿論、指令と不知火の分です」
【クロード提督】
「こんな物!コンテナの量で手に入れるなー!!」
【不知火】
「これも指令の『清霜』を建造(出産)する為です!
不知火に何か落ち度でも?」
【金剛】
「テートクの『きよし』を産むのはワタシ
デーース!!」
【翔鶴】
「いいえ!私です!!」
【瑞鶴】
「翔鶴姉えええーー!!」
【れんば】
「これは新たな恋のライバルが出現ですか?
皆さん是非!決意の程をインタビューさせて‥」
【クロード提督】
「お前ら!!少しは自分達の会話の異常性を理解
せいや!!」
【プトレマイオスⅡ】
「あなた達!!海特警の品位をこれ以上下げな
いで!!」
【ペールギュント】
「おらおらー!!ドン勝ゲットなのです!!」
【アレキサンドリア】
「もう私達を巻き込むのはやめてー!!」
【清霜】
「✨謎提さんから貰った御年玉で、パパとママと
お姉ちゃんにプレゼント買ってあげるんだ♪✨」
(✨ペカーー!!✨)
【一同】
「うわぁ!!眩しいーー!!」
【ヒィッツ提督】
「(サラサラサラ~~‥‥)」
【羽黒】
「!?また司令官さんがーー!!」
【デストリア】
「‥‥またデスか?‥」
【UXー01】
「✨みんなー♪もっと私を頼っていいのよ♪✨」
ーーーーーーーーーーーーーーー
【Z-1028艦長】
「悪い噂なんぞ大抵は尾びれが何枚も着いた結果
の噂だから自分は信じてはおらん、第一あんな
巨大戦艦を建造・運用維持出来る組織がそんな
愚かな組織である筈がない
とは言え『海特警』が特殊な組織であるのは
間違いないらしい
君達が言う所の『帝国海軍』に、『連邦軍』の
一部、更には『民間軍事企業』まで参加して
いるからな」
【鷹尾 和則】
「民間業者が軍の組織と一体となって活動してる
んですか!?」
【Z-1028艦長】
「民間軍事企業は、ヨーロッパやアメリカの
歴史を見れば珍しい物じゃない、しかもこんな
御時世だ、君達の国にも大企業が創設した
『鴻上鎮守府』なるものが存在するじゃないか
まあ軍の戦闘部隊と合同で運用される民間業者
はあまり聞いた事がないがね」
【鷹尾 和則】
「‥‥確かに変わった組織みたいですね」
【Z-1028艦長】
「その活動内容も一風変わっておる、君が彼等と
かかわるのもそう先の話ではないかもしれんな」
遠ざかる『紀井』を見つめながら鷹尾少尉は
『海特警』の事で頭が一杯であった
『紀井』と艦長の話は、鷹尾少尉の心に
『海特警』への強い印象を残したのであった
艦長の予言はやがて的中する
鷹尾少尉は思わぬ形がキッカケで海特警と
かかわる事になるのである‥‥
【鷹尾 和則】
「‥‥何処に向かっているんだ?‥‥あの方向
だと‥‥‥小笠原か?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《激闘!小笠原04
艦娘の守護神吸血鬼!仕置編》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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深夜、小笠原諸島の名も無き小島‥‥
波打際のゴツゴツした岩場に数人の男達と
一人の艦娘の姿が‥‥
【活動家A】
「ふん、俺達をこんな所に連れて来てどうする
つもりだ?」
【二等憲兵吸血鬼】
「決まってるだろ?天憲隊としてお前等を裁判
にかけるのさ♪」
【活動家A】
「裁判だと~?一体何の話だ?」
【活動家B】
「何の権利があって裁判なんか出来るんだ!?」
【活動家C】
「(こいつ‥絶対ヤバい奴だ!‥‥しかもこんな
絶海の孤島に俺達を連れ込んで‥‥絶対俺達を
生かして帰さないつもりだ!)」
【木曾】
「それじゃ審問を始めようか?さっさと申し開き
してみせろよ」
【活動家B】
「かっ!艦娘風情がえらそうに!!‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「貴様だけ今すぐ死ぬか?」
(454カスール→ジャキッ!)
【活動家B】
「ひいいい~~~‥‥」(失禁)
月夜の光に照らされ、鈍い光を放つ巨大拳銃
『454カスール』を活動家Bに向ける吸血鬼
憲兵‥‥それを見て、やれやれと言った感じ
の表情を浮かべる木曾‥‥
艦娘に危害を加える事を目的に、深夜の
六本脚鎮守府に忍び込み、艦娘用の燃料タンク
(実際は飲料水のタンク)に砂糖を混入させる
テロ行為を働こうとした『隙間解放戦線』は
その場で二等憲兵吸血鬼と木曾によって検挙
された
そしてこの名も無き小笠原諸島の無人島に
強制連行されて来たのである
【活動家C】
「従兄弟(活動家D)は‥‥従兄弟はどうなった
んだ!?あんた!俺達を殺すのか!?」
【二等憲兵吸血鬼】
「そいつは裁判の判決次第だ」
【活動家B】
「ひいい‥‥こんな‥こんな話聞いてないぞ!!」
【活動家A】
「喚くな!!腰抜けが!!こいつはハッタリだ!」
顔面蒼白の活動家BとCに対して、活動家Aは全く
動じる気配がない
余程肝が据わっているのか?、それとも現実が
見えていないだけなのか?
【活動家A】
「お前等憲兵に俺達を裁けるものか!そんな権利
なんか無いだろうが!さっさと俺達を警察に突き
出せよ!どうせ直ぐに保釈される、あとは精々
罰金程度た!そうしたらまたやってやる!!
お前等には俺達を食い止める事は出来ないって
訳だ!」
【二等憲兵吸血鬼】
「便利なもんだな、こんな時は自ら率先して
名乗り出る奴が必ず一人は現れる、分かった!
貴様から審問だ!」
【活動家A】
「何だと?」
お互い相手の言い分など知った事ではないので
話が噛み合う訳がない
ともかく裁判は始まった、検事も弁護士も居ない
裁判官と被告、そして傍聴人が一人‥‥
【活動家A】
「ふざけるな!弁護士を呼べ!俺達を解放しろ!」
【二等憲兵吸血鬼】
「一つしか聞かん、答えろチンピラ」
【活動家A】
「こんな茶番はウンザリだ!こんな島からさっさ
と‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「艦娘の生命を、故意に危険に晒した事について
悔い改める気はあるか?」
【活動家A】
「ああ~?何の話だあ?」
【二等憲兵吸血鬼】
「言葉通りの意味だ、そのミジンコ並の脳みそ
じゃ理解出来んか?」
【活動家A】
「一塊のただの憲兵には俺達の崇高な目的は
理解出来んようだな!
俺達は腐敗した連邦を打倒する闘志だ!
正義の闘志である俺達が何を悔い改める事が
ある?
連邦の走狗てある艦娘を真っ先に粛清する事で
連邦から道具を剥ぎ取ってやる!
人権憲章なんぞ建前に過ぎん!連邦にとっても
実際、艦娘は道具にしか過ぎんだろうが、それ
でも名ばかりでも『人権』を与えた以上、艦娘
が失われるのは連邦にとっては面目丸つぶれ
だろうよ!」
本気で連邦政府に反抗する気なら、あんな田舎
の民間鎮守府に嫌がらせなどしている筈がない
御大層な言葉を並べていても、やっている事は
もの言えぬ艦娘に対する当てこすりか八つ当た
り、それもごく身近にいて尚且つリスクの少な
そうな相手を選んで‥‥‥‥
その程度の事だ、二等憲兵吸血鬼にとっては
『隙間解放戦線』は、そこら辺のチンピラと
なんら変わり無い手合いであった
【二等憲兵吸血鬼】
「そんな下らん政治ごっこに、生命を危険に
晒された艦娘達を少しは不憫だと思わんのか?」
【活動家A】
「鍋やフライパンに命があるか?大体艦娘如きに
人権なんぞ与えた法律なぞ悪い冗談にしか思えん
!これこそ連邦が腐りきってる証拠だろうが!」
【活動家B】
「そっ!‥そうだ!‥人間の俺達を差し置いて
何で艦娘がデカい顔出来る法律なんか作るんだ
よ!?奴らはただの道具じゃねーかよ!!」
【活動家C】
「おい!!止せよ!!アイツ何かヤバいぞ!!
(冗談じゃない!!こんな狂った奴らと一緒に
殺されてたまるか!!)」
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
【木曾】
「(あ~あ、奴ら最後の望みも棄てたか‥‥)」
艦娘達を目の敵にする『隙間解放戦線』にとっ
て、艦娘の人権保証を定めた『艦娘人権憲章』
は悪法でしかない事がはっきりした‥‥
二等憲兵吸血鬼の様子が明らかに変わったのを
感じ取ったのは木曾と活動家Cのみ‥‥
【活動家A】
「何度でも言ってやるさ!俺達が一大勢力を築き
上げたら、深海棲艦と組んでお前等憲兵諸共、
現行権力を地球から根絶やしにしてやる!!
艦娘はただの道具、だったら俺達もその道具を
利用させてもらうまでさ!それで奴らが沈もうが
くたばろうが知ったことか!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「審判はくだった!」
それは取り返しのつかない致命的な失敗であった
活動家Aの運命は本人の気持ち・高揚感とは全く
無関係に、今ここに極まった!
【二等憲兵吸血鬼】
「ギルティ(有罪)!」
【活動家A】
「何だあ~?まだ続ける気か?いいかげん‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「ハアアアァァァ~~♪」
(‥‥‥シュン!)
ゴブシャアアアーーー!!
【活動家A】
「!?ゴバガッ!!!」
‥自分の喉笛を食いちぎられるまで、活動家A
にはおそらく自分が他の誰かに殺される可能性
など全く考えられなかったに違いない‥‥
その顔は恐怖と苦痛以上に『信じられない』と
いった感じの表情であった‥‥
二等憲兵吸血鬼は片手で活動家Aの胸ぐらを掴む
と、そのまま喉を食い破ったのだ!
【活動家B】
「ひっ!?ひいいい~~~!!!」
【活動家C】
「うわああ!!!(喰った!!喰われた!?)」
【木曾】
「あ~あ、やっちまった、まっ、仕方ねーか」
【活動家A】
「‥‥ごっ‥‥ごぶっ‥‥」(流血ボタボタ‥‥)
活動家Aの喉から大量の血液が流れ出て岩場に
滴り落ちる‥‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥ペッ!‥まじい!‥‥思った通りだぜ」
二等憲兵吸血鬼は不快そうな顔で何かを吐き出す
と、直後に不適な笑いを浮かべて話す‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「どうだチンピラ?もうすぐ死ぬ気分は?貴様が
艦娘達に味合わせようとした気分がそれだ!」
【活動家A】
「‥‥‥‥‥‥」
全身が痙攣を起こし始めた活動家Aに、もはや
返答する力は無かった‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「最後に貴様に言っておく事がある、自分の
血液が肺に溜まって溺れ死ぬ前にこれだけは
覚えて地獄に行け!
貴様は知らんだろうが、本物の悪党の血肉って
のはな、最高に美味なんだよ、だが貴様の血肉
は臭くてまずい!とても食えたもんじゃねえ!
この意味が分かるか?」
【活動家A】
「‥‥‥‥‥‥‥」(ヒュー、ヒュー‥‥)
剥き出しの気道から空気が漏れる音だけが
聴こえる‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「貴様は悪党ですらない、ただの雑魚って事だ!
ただの使いっパシリ、都合よく利用された挙げ句
要が済めば切り捨てられるだけの粗大ゴミ‥‥
失った所で代わりなんぞいくらでも代用が効く
虫けら以下の存在‥‥貴様の周りには誰も居ない
‥‥金づると思っていた連中にただ使われていた
だけの哀れな消耗品、それにも最後まで気付かな
かった裸の王様‥‥それが貴様だ!」
【活動家A】
「‥‥‥‥‥‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「たとえ貴様は生きていても何も成し遂げる事は
出来ない、貴様にはそんな根性も覚悟も無い
からだ!元からな!
身の程知らずで現実を見ようともしないただの
クソガキ!
他人の命を奪おうとしておきながら自分の命が
奪われる可能性も全く考えられない甘ちゃんの
クソガキ!
そんなクソガキの貴様に何が出来るっていうんだ
?ええ?
貴様に出来た事は他人に利用され、コキ使われた
事と、艦娘を殺そうとした事だけだ!」
【活動家A】
「‥‥‥ 」
【二等憲兵吸血鬼】
「誰も恨むなよ?この生き様も!死に様も全て!
貴様自身が選んだ事だ!
本来なら最大限の苦痛を味合わせてから
地獄に送ってやる所だが、生憎俺は忙しい!
貴様の相手をしている暇はない、裁判だけは
受けさせてやった事に感謝して‥‥‥‥‥‥‥
消えろ!クソガキ!!」
(バアッ!‥‥)
二等憲兵吸血鬼は、先程まで活動家Aを形成して
いた肉塊を片手で海に向かって放り投げた
空中を飛翔する活動家Aの肉塊‥‥‥
ツヤの無いブラックフレームの巨大拳銃
『ジャッカル』を引き抜く二等憲兵吸血鬼‥‥
BAGOM!!!‥‥
ZUBASHUuuu!!!
人間の肉体を『破壊』するには過剰な火力という
他はない『対化け物用焼夷徹甲弾』を喰らった
活動家Aの肉塊は、空中でミクロ単位に吹き飛ん
だ!後には血煙が風に飛ばされて流れていくだけ
‥‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「執行完了、次の審問はどっちだ?」
【活動家B】
「あっ‥‥‥あわわ‥‥」(ブルブル~‥‥)
【活動家C】
「殺された‥‥本当に殺しちまったあーー!!」
(ガタガタガタ~~‥‥)
活動家Aが文字通り消滅した『隙間解放戦線』は
もはやただの活動学生崩れの集団でしかない
それでも裁判は続く‥‥‥
【木曾】
「今のを見て分かったろう?審問を拒否する
事は出来ない、よ~く考えて返答しろよ」
【活動家B】
「‥‥嫌だ‥‥死にたくない‥‥」(メソメソ)
【活動家C】
「(何でこんな事に‥‥俺はただムシャクシャ
してたから‥不満解消に何かに当たり散らす
事さえ出来ればそれで良かったんだ‥‥‥‥
艦娘がどうなろうと俺には関係なかった‥‥
‥ただ八つ当たり出来る相手がいれば‥‥‥
それで良かったんだ!‥‥それなのに何で!
‥‥何でこんな事に!?)」
【木曾】
「(‥‥こりゃ駄目かな‥‥)」
【活動家B】
「たっ!‥助けてくれぇーー!!」(ガバッ)
藁にもすがる想いで木曾のマントにしがみ付く
活動家B、活動家Aに便乗していただけの男には
もはや命ごい以外何も出来なかった
【活動家B】
「俺は機械が好きでそれを活かしたかっただけ
なんだーー!!俺の工業大学の知識を‥‥‥
世間に見せてやりたかっただけなんだーー!!
‥‥俺は機械の天才なのに‥‥誰も俺を認めて
くれない‥‥だから活動家になって、それで
世間をあっと言わせてやりたかった‥‥‥
あの発火装置は‥‥それだけの物だったんだよ
ーー!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「よし、次はお前だ!」
【活動家B】
「うあああーーー!!!」
【活動家C】
「おい!待てよ!!あんたは憲兵なんだろ!?
俺達を守るのがあんたの役目だろう!?
こんなに簡単に人間を殺していいのかよ!?
俺達が何をしたって言うんだ!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「ああ~?貴様は何を勘違いしてるんだ?」
二等憲兵吸血鬼は何を今更‥‥といった感じの
表情で活動家Cに向き直る
【二等憲兵吸血鬼】
「言った筈だ!俺の憲兵としての使命は艦娘を
守ること、それ以上でもそれ以下でもない
とな!、それから」
(サラ~‥‥)
よく見ると、二等憲兵吸血鬼の右手の先から
月明かりに反射する糸の様なものが風に揺ら
いでいる‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「俺は今まで『人間』を殺した事は一度も無い
!一度もな!」
【活動家C】
「うっ!‥‥」
二等憲兵吸血鬼が余りにも平然と言いきったので
活動家Cは二の句が口から出せなかった‥‥
有罪となった時点で活動家Aは『人間以下』の
存在になったという事か?
【二等憲兵吸血鬼】
「俺が裁きを下すのは、ウジムシ以下のブラック
提督と、それに便乗するシラミ共、そして
艦娘を沈めに来る深海棲艦(強硬派)だ
奴らは艦娘を苦しめる、奴らは艦娘の命を危険
に晒す、そういう条件が揃ってかつ、更正の見込
みが無いと判断された奴は排除する!
それが俺の憲兵としての責務だ、お分かり?」
【活動家C】
「‥‥そんな‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「そういえば、お前の従兄弟(活動家D)だったか
あいつ」
【活動家C】
「!?従兄弟が!?従兄弟はどうなったんだ!?」
【二等憲兵吸血鬼】
「安心しろ、俺は忙しい、面倒臭いのはゴメンだ
からさっさと審判したうえで解放してやったよ」
【活動家C】
「!本当か!?」
【活動家B】
「‥‥ほっ‥‥ふう‥‥」
活動家Aを躊躇無く吹き飛ばした男の口から出た
その言葉は、それはそれで意外なものだった
活動家B・Cはそれが自分達にとっても僅かな
希望の光に思えた、自分達の未来に重なって
見えたのである‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「仲間のいる所にな!」(ニヤリッ!)
【活動家B】
「!?」(ビクッ!)
【活動家C】
「‥‥何!?‥それはどういう‥‥」
二等憲兵吸血鬼の笑う顔はさながら、快楽で獲物
を仕留めた後のハンターの様な笑い顔であった
【二等憲兵吸血鬼】
「ゴミカスその物のブラック提督とそれに便乗する
シラミ共を除けば、艦娘を沈めたり危害を加える
のは、それすなわち深海棲艦(強硬派)だ!
さっきのクソガキ(活動家A)は深海棲艦と組む
と言っていた、つまり奴は深海棲艦の仲間だ!
そして奴の行為は深海棲艦そのものだ!
つまり奴は『深海棲艦そのもの』という事になる、
立派な利敵行為だ、奴自身もさぞ満足だったろう、
憲兵の俺が奴を排除するのは当然の帰結だ」
【活動家B】
「‥‥‥‥‥‥‥」(呆然)
【二等憲兵吸血鬼】
「因みに貴様の従兄弟(活動家D)は、最後の最後
まで『深海棲艦の仲間』だったよ」
【活動家C】
「‥‥‥そんな、それじゃあ従兄弟は‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「安心しろ、さっきも言った通り俺は忙しい
面倒くさかったから‥‥」
二等憲兵吸血鬼は、左手に握った『ジャッカル』
を海の方向に向けて‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「『仲間』のいる所に帰してやったよ♪」
(ニヤリッ)
【活動家B・C】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「運が良ければ仲間の所に辿り着けるだろうよ
もっとも『細切れ』になったから、魚の餌に
ならなければの話だがな♪」
【活動家B】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
【活動家C】
「(やっぱり‥‥駄目だったか‥‥)」
微かな希望から絶望に叩き落とされた活動家B
活動家Cは予想はしていたとは言え、現実に
従兄弟の辿った運命を知らされてショックを
隠しきれない‥‥
【木曾】
「‥‥今夜は、長丁場になりそうだな‥‥」
(カチャ‥カチャ‥)
木曾は周辺に漂う気配を察すると、接近戦用にも
使う『指揮刀』と、普段から携行する二丁拳銃
『エボニー&アイボリー、シリアルNO.2』を点検
し始める‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「審問を始める、質問は一つだ!答えろ!
艦娘の生命を故意に危険に晒した事について
悔い改める気はあるか?」
【活動家B】
「助けてくれぇぇぇーーー!!!」
活動家Bは命乞いをするばかりで審問に応じる
様子はない、活動家Aとは違って只々恐怖に
襲われていたのだった
【活動家B】
「死ぬのは嫌だあぁ!!俺は機械が好きなだけ
なんだぁ!!俺の作った機械で世間をあっと
言わせやりたかっただけなんだーー!!
それなのに何でこんな恐ろしい目にあわなけ
りゃならないんだあああーーー!!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「死ぬのは嫌か?お前の作ったガラクタのせいで
命を危険に晒された艦娘達も、死の恐怖と戦い
ながら必死で生きてる、お前はそんな艦娘達に
自分が嫌がる恐怖を与えたんだ、その事につい
てはどう落とし前を付けるつもりだ?」
【活動家B】
「落し前って、俺には関係ない事じゃないか!?
あのリーダー(活動家A)の計画が上手くいった
って、ただ艦娘共が沈むってだけじゃないか!!
俺は!俺はそんな悪い事なんかしてないだろ!!」
(メソメソ‥‥)
【活動家C】
「!!バカッ!!やめろ!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「審判はくだった!」
【活動家B】
「(ビクッ!?)」(ドサッ!)
活動家Bの発言は、これまた致命的だった
二等憲兵吸血鬼は憲兵であり、同時に提督でも
あるのだ、彼の前で艦娘の命を命とも思わない
発言は許されない‥‥
腰を抜かして岩場にへたり込んだ活動家Bを
上から見下ろして吸血鬼は一言‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「『仲間』の所に帰れ!」
二等憲兵吸血鬼の右手指先から揺れ動く、糸状
の物体が光って見える、月明かりは微かにしか
出ていないのに、その微かな光に反射している
その物体と吸血鬼の言葉が何を意味するか‥‥
それが自分に『絶命』をもたらす物である事は
活動家Bにも確信が持てた、最悪の確信であっ
たが‥‥
【活動家B】
「うわあああーーー!!!嫌だ嫌だ嫌だー!!
誰か助けてくれぇぇぇーーー!!!」
(ダッ!)
活動家Bは余りの恐怖から大声をはり上げると
腰が抜けながらも、はいつくばって必死で
逃げようとする‥‥‥
しかし、直後に光る糸に全身を絡め取られて
いた‥‥‥
それは糸ではなく、鋭利に研ぎ澄まされた
『カッターワイヤー』であった‥‥
メリッ!BShuuuーーー!!
【活動家B】
「いぎいぃぃぃーーー!!!」
産まれてからこれまで一度も味わった事の無い
凄まじい苦痛が活動家Bの全身を襲った!
しかし、それも長くは続かない‥‥
‥シュン‥‥
【活動家B】
「!びっ‥‥」
BEKI!BEKI!BShuuuー!!
ボトッ‥ボトッ‥‥チャポンッ‥‥
カッターワイヤーに全身を文字通りみじん切り
にされた活動家Bの肉塊は、バラバラに飛び散
り、岩場に、海に、散らばって落ちた‥‥
【活動家C】
「‥‥うわああああーーーー!!!」
(ガタガタガタ‥‥)
【二等憲兵吸血鬼】
「執行完了、最後はお前だ」
【活動家C】
「たっ!‥‥助けてくれ‥‥くださいー!!
許してくださいーー!!」(土下座)
とうとう一人になってしまった‥‥
もはや助けてくれる者も代わりに死んでくれる
者もいない‥‥そんな心境に陥った活動家Cは
恥も外聞もかなぐり捨て只命ごいをするので
あった‥‥‥
【活動家C】
「これからは真面目に生きます!!もう世間に
不満ばかり持っていないで謙虚になります!!
危ない連中とは手を切って真人間に戻ります!
だから‥‥だから命だけはーー!!!」
もはや活動家Cの頭の中には『隙間解放戦線』
の事も、先にやられた連中の事も従兄弟の事も
無かった、ただ、自分が助かる事しか無かった
土下座をし、必要なら靴を舐めてでも命ごいを
する、それだけだ
活動家Cは致命的な勘違いをしていた‥‥
二等憲兵吸血鬼が彼等を裁こうとしている理由
は、彼等が真面目に謙虚に生きて来なかった
からでは無い!そんな事は関係なかった!
そして『隙間解放戦線』の全員に共通している点
それは‥‥艦娘など、どうなっても構わない‥‥
という思考であった‥‥
二等憲兵吸血鬼は、彼等が仕出かした事の内容、
そして彼等の『艦娘』に対する共通認識に対して
裁きをくだそうとしているのである
しかし、艦娘の運命など眼中にない活動家Cには
二等憲兵吸血鬼の本当の怒りの理由を理解出来る
訳が無かった‥‥
【活動家C】
「許してくださいーー!!何でもしますから!!
もう法は破りません!!警察に自首して刑務所
に入れと言われたらそうします!!
俺には政治的な目的も、特技を他人に見せたい
とも思ってないんです!‥ただ日常にムシャク
シャして‥‥何かに八つ当たりしたかっただけ
なんです!!もうこんな事しませんからー!!」
【木曾】
「‥‥くだらん奴だ、死にたくないなら何で
あんなマネをした‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「その程度の覚悟でこんな糞事に手を貸したのか
?、八つ当たりだと?、そんなくだらん理由で
命を危険に晒された艦娘達に対してお前はどう
考えているんだ?」
【活動家C】
「許して下さいーー!!必要だというなら艦娘
が相手でも頭を下げますから!!だからどう
か!!‥‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥てめぇムカつくなぁ!‥‥最悪だぜ!」
【活動家C】
「‥‥へっ?」(理解不能)
艦娘に頭を下げるのはあくまで助かる為の手段
、方便に過ぎない、そんな事は二等憲兵吸血鬼
にも木曾にもまるわかりであった
しかも、『艦娘が相手でも‥‥』とはどういう
了見か!?つまり艦娘に詫びを入れるのは本来
はありえない特殊な事象だとでも言うつもりか
!?
艦娘にまで頭を下げた自分の誠意を汲み取って
欲しいとでも言うつもりか?
つまり二等憲兵吸血鬼の解釈としては、この
活動家Cにとっても、艦娘はただの『道具』と
しか捉えられていない‥‥という事だ
そしてそれを前提に、八つ当たりの対象として
、自分の命を守る為の材料として利用するだけ
‥‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥たいした決意も覚悟も無い癖に、こんな
マネしくさりやがって!
それがどんな結果を招くかも考えずによ!‥‥
俺はテメーみたいな中途半端野郎が最高に
ムカつくんだよ!‥‥このウジムシめ!!」
【活動家C】
「ええっ!?‥何でそんなに怒って?‥‥」
艦娘を終始道具としか見られない活動家Cに
二等憲兵吸血鬼の怒りの理由は分からない
しかし、この憲兵を自分は余計に怒らせた
のは理解出来た
そして自分の生命が更に危機的状況に陥った
という事も‥‥‥
しかし、その後の吸血鬼憲兵の口から出た言葉
は以外なものだった、そして活動家Cはそこに
本当に微かな、そして最後の希望の光を見出だ
した
【二等憲兵吸血鬼】
「‥馬鹿馬鹿しい、何か真面目に相手しているの
が馬鹿らしくなってきたな、消えろウジムシ!」
【活動家C】
「‥‥‥‥えっ!?」
【二等憲兵吸血鬼】
「40秒間やる、さっさと俺の視界から
消え失せろ!!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
その言葉の意味を理解するのに、活動家Cは
ほんの少しだけ時間がかかった
【活動家C】
「‥‥‥たっ‥‥助けてくれるのか?‥‥」
【二等憲兵吸血鬼】
「あと35秒!!」
【活動家C】
「!!!!!!!」
ここに来て、活動家Cはようやく理解した!
これが自分に与えられた最後のチャンスだと
いう事を‥‥‥
【活動家C】
「うわああああーーー!!!」
(ダァーッ!)
活動家Cは脱兎の如く逃げ出した
足場の悪い岩場で何度も派手に顔面から転んでも
構わず起き上がって走り続ける‥‥
【活動家C】
「助けて!‥助けて!‥‥神様!‥助けて!‥」
冷静に考えれば、ここで逃げ切ったところで
活動家Cに明日は無かった
ここは小笠原、絶海の孤島
海岸線を30分も歩けば一周してしまうような
小さな無人島である
ここから生還するには、ここまで乗せられて
来たあの『高速艇』に乗って帰る他はない
そしてそんな事をあの吸血鬼が許す筈がない
しかし今の活動家Cにとって大事なのは、明日
の自分の命ではなく、40秒先の自分の命を
守る事であった‥‥‥
それでも人間必死になれば何とかなるもの‥‥
活動家Cは岩場の影に入って二等憲兵吸血鬼の
視界から自分の姿を見えなくする事に成功した
ーーーーーーーーー
【二等憲兵吸血鬼】
「時間切れだ」(ジャキッ!→ジャッカル抜く)
【木曾】
「助けてやるんじゃ無かったのか?」
【二等憲兵吸血鬼】
「木曾ちゃん、俺は奴に『40秒以内に俺の視界
から消え失せろ』と言っただけさ
『助けてやる』なんて言った覚えは無いけどな
ーー♪」
【木曾】
「酷いやつだな、まったく♪」
木曾の指摘におどけて見せる二等憲兵吸血鬼
木曾はそれをとくに咎める様子もない
二等憲兵吸血鬼は、既に姿が見えない活動家C
に対して言い放つ‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥と、いう訳で、これが貴様への審判だ!」
左手に握った『ジャッカル』を大きく振りかぶ
った、そして大きく振り回しながら‥‥‥
BAGOM!!!‥‥
発砲!!
発射された『焼夷徹甲弾』は、まるで意思が
ある『魔弾』のように、放物線を描いて岩場
の反対側に飛んでいく‥‥‥
ーーーーーーーーー
【活動家C】
「助けて!‥助けて!‥助けて!‥助けて!‥」
(ダッ ダッ ダッ ダッ ダッ‥‥)
あの怪物から一歩でも遠くに逃げる事しか考え
ていない活動家Cは必死に走り続ける‥‥
その背後から『魔弾』が追いかけてきた
そして‥‥‥
(パッチーーン‥‥‥)
BAMU!‥‥
【活動家C】
「ぐえっ!」
指を鳴らす様な謎の音が響くと、その直後
に爆発音!そして活動家Cの意識はそこで
途切れた‥‥‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時間は少しだけ遡る‥‥‥
西太平洋上空、高度2万メートル‥‥‥
国防軍所属、汎用装甲戦闘空母『加賀』‥‥
あの『エルドラド海戦』から今日まで戦い続け
るベテラン空母、汎用戦闘艦として宇宙と地球
の双方で活躍するようになってからも度重なる
改装を経て現在に至る
【オペレーター】
『『百万石』より『レッドサンダー』、発艦
よろし、隊長、秘書艦、どうか御気をつけて』
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「『レッドサンダー』より『百万石』、了解
した、なに、ちょっとした寄り道と運動だ」
【加賀】
「『百万石』、そのコールサインは何とかなら
ないかしら?」
【オペレーター】
『何言ってるんです?加賀さん、ピッタリの
コールサインでしょ♪いってらっしゃい♪』
【加賀】
「まったく‥‥」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「加賀さん、文句は後だ、現場に急行するぞ
早くしないと全部、吸血鬼が平らげちまう、
テイクオフ!」
零式52型空間艦上戦闘機
『コスモゼロ(復座型)』の一機が専用の
カタパルトから発艦した
乗っているのは『国防軍・天憲隊』司令官
『ジョニーnrsenc一等憲兵』と、彼の
筆頭秘書艦にして正妻『加賀』である
【加賀】
「目的地到着までそれ程時間はかからないわ
着いて早々地上戦になるから返って慌ただ
しくなるわね」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「慌ただしいの大歓迎さ、デスクワークばか
り続いてちゃ身体が鈍って運動不足になって
しまうからな」
【加賀】
「運動不足ですって?昨日の夜戦はあんなに
激しかったのに?」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「‥‥加賀さん、それは別腹という事で‥‥」
【オペレーター】
『激しかったんですか!?そのお話を是非♪』
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「オメーは仕事してろ!デバガメ娘が!」
オペレーターは好奇心旺盛な、若い女性士官
らしい……
それは置いといて、『コスモゼロ』は降下
体制に入る
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「すまんな加賀さん、今回は緊急だから俺と
加賀さんの二人だけだ、苦労をかける」
【加賀】
「そんな事言わないでジョニー、貴方と二人の
任務なんて久し振りだもの、流石に気分が
高揚するわ♪」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「そう言って貰えるとありがたい、近くに
ぼのたん(提督)達も来ているらしいからな
彼等にも頑張ってもらうさ、ともかく
俺達の庭先の小笠原で奴等にでかい顔させる
訳にはいかなくてな」
【加賀】
「それもあるけれど、喧嘩を売るなら私達に
売ればいいものを、よりによってあの鎮守府
に手を出すなんて‥‥」
加賀の脳裏に、メダきよ姉妹の笑顔がよぎる
‥‥‥
【加賀】
「許せないわ!鎧袖一触よ!」
【ジョニーnrsenc一等憲兵】
「そうだな、加賀さん」
静かに激しい闘志を燃やす加賀‥‥‥
一路、目的地を目指すジョニー隊長‥‥‥
目的地は、小笠原の名も無き無人島‥‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【二等憲兵吸血鬼】
「‥‥手応えが無いな、やり損ねたか?」
【木曾】
「それは無いだろ、どのみちこの島からは出られ
ないからな‥‥それより囲まれたぞ?」
(ジャキッ!)
二丁拳銃『エボニー&アイボリー』を水平に構え
た木曾は、二等憲兵吸血鬼に背中を合わせる
【二等憲兵吸血鬼】
「ククク♪‥‥それが狙いさ♪」
二等憲兵吸血鬼は周囲に向かって叫ぶ‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「さっきから居るのは分かってんだよタコ星人!
そろそろ顔見せちゃどうだ!」
【木曾】
「見せ物じゃねぇぞ!面見せろ!!」
岩場の影から二つの人影が現れる‥‥
【目差し帽の男】
「我々が見ているのを知っていて、奴らを痛め
付けていたのか?」
【二等憲兵吸血鬼】
「お前らがけしかけたチンピラ共じゃねーか
自分達の手駒がしくじった気分はどうだ?」
【背広姿の男】
「地球人共が互いにいがみ合いを始めればそれ
で良いのだ、奴らの代わりなどいくらでも
居る、それより、よくも我々ジュラル特選隊の
邪魔をしてくれたな!」
【目差し帽の男】
「お前達は我々の正体もお見通しのようだが、
これはどうかな?」
岩場の、島のあちこちから、多くの影が現れる
それは人間の影ではなかった
木曾と二等憲兵吸血鬼は完全に囲まれた事に
なる‥‥‥
【目差し帽の男】
「あの馬鹿どもを餌にして、お前達のような存在
をおびき出すのも今回の目的だったのだ!
潜在的に我々ジュラル特選隊の邪魔になる存在
を餌で吊り上げるためのな!」
【背広姿の男】
「あの鎮守府(六本脚鎮守府)はたいした戦力
では無い、だが横の繋がりが広いのは分かって
いた、だからあの愚か者共に襲わせた、お前達
のような連中が必ず現れると思ってな!
どうだ?餌で吊り上げられた気分は?」
クックックッ‥‥ ヒッヒッヒッ‥‥
ジュラル特戦隊の多くは、あのジュラル星人
独特の姿に変わっていた、そして嘲笑する
ような笑い声も‥‥‥
しかし、二等憲兵吸血鬼も木曾も全く動じない
こうなる事は始めから分かっていたからだ
【木曾】
「お前達、分かってないなぁ!」
【背広姿の男】
「何だと?」
【木曾】
「六本脚鎮守府はお前達が考えるほど弱くは
無いぜ、舐めてかかると死ぬ事になる!」
【目差し帽の男】
「なんだとお!!」
【二等憲兵吸血鬼】
「それともう一つ、餌に吊り上げられたのは
お前らの方なんだよ♪クックックッ♪」
右手で『454カスール』をホルスターから
抜き放ち、左手の『ジャッカル』との二丁
拳銃で、木曾と背中を合わせながら構える
二等憲兵吸血鬼‥‥
【二等憲兵吸血鬼】
「やっと本番だ、木曾ちゃん、行くぜ♪」
【木曾】
「俺に任せろ、何処までも付き合ってやるよ」
艦娘に危害を加えようとする連中に今!
地獄の扉が開いた!
【二等憲兵吸血鬼】
「さあて♪ディナーの時間だ♪」
(ジュルリ‥‥)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
艦娘の守護神の戦いは終わらない‥‥
「仕置き編」終了、次回に続きます(予定です)
よろしくです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[出 演]
へたれ提督(六本脚鎮守府)
謎乃提督ヒィッツカラルド(謎の鎮守府)
クロード戦艦提督(リンガ特設連邦鎮守府)
ジョニーnrsenc一等憲兵(国防軍・天憲隊)
二等憲兵吸血鬼(赤土鎮守府)
川内(六本脚鎮守府)
足柄(謎の鎮守府)
金剛(リンガ特設連邦鎮守府)
不知火(リンガ特設連邦鎮守府)
翔鶴(リンガ特設連邦鎮守府)
木曾(赤土鎮守府)
清霜(六本脚鎮守府)
アンドロメダ(六本脚鎮守府)
江風(連邦統合海軍省査察局)
神通(紅輪鎮守府)
サラトガ(六本脚鎮守府)
ペールギュント(六本脚鎮守府)
ラビアンローズ(六本脚鎮守府)
妙高(謎の鎮守府)
那智(謎の鎮守府)
青葉(謎の鎮守府)
秋雲(謎の鎮守府)
デウスーラ(謎の鎮守府)
デストロイヤー(謎の鎮守府)
アレキサンドリア(謎の鎮守府)
れんば(リンガ特設連邦鎮守府)
プトレマイオスⅡ(リンガ特設連邦鎮守府)
活動家ABC(隙間解放戦線)
背広姿の男(ジュラル特選隊)
目差し帽の男(ジュラル特選隊)
鷹尾 和則(帝国海軍)
Z-1028艦長(欧州ブロック海軍)
Z-1028乗組員
『加賀』オペレーター(国防軍・天憲隊)
瑞鶴(リンガ特設連邦鎮守府)
コマンダン・テスト(帝国海軍本部)
UXー01(六本脚鎮守府)
デストリア(謎の鎮守府)
羽黒(謎の鎮守府)
加賀(国防軍・天憲隊)
本作品は二次創作であり、かつフィクションです
本作品の設定及び固有名詞は架空の物です
本作品には実在する個人又は特定の集団を
誹謗中傷する意図はありません