※この作品はR-18です。

へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝   作:六本脚のジャイアンS

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ASシリーズ、第二弾です

花粉が厳しいこの季節、目を擦り目薬の世話に
なりながら書きました

ヒィッツ提督と足柄にはかなりギャグ担当を
させてしまっています、ガディキンさん
すみません
『謎の執事ジェラルド』の要素も使わせて頂いて
います、ありがとうございます

会話シーンで胸糞悪い表現も使われています
それでもよろしかったら
ゆっくりしていってね♪



AS、放浪提督と気弱な秘書艦ー2

深夜の突然の電話に、その部屋の主は叩き起こ

された‥‥‥‥

 

 

【特高警察長官】

「三木之様!ジャギ様!!そのご要望は今の我々

には請けかねます!

前回の作戦で600人以上の日雇いを、それらしく

兵士に見せる為にどれだけの時間がかかったと

お思いで?

しかもこちらの正規隊員を10人も失って何の成

果もだせなかった!

それをまともな準備期間も無いまま、次の襲撃

計画を立てろとは!?

これでは我々特高警察が何人いても直ぐに枯渇

してしまいます!!」

 

 

特別高等警察本部‥‥‥

 

そこの名目上の主である長官は、深夜の突然の

スクランブル電話と、その電話の主からの

無理難題に頭を抱えていた

 

 

【三木之 ジャギ】

『ああ~~!?てめえ寝ぼけてんのか!!?

誰が計画を立てろって言ったんだよ!!!』

 

【特高警察長官】

「はっ!‥‥そっ‥そうですよね、いきなりそん

な無茶をあなた様がおっしゃる筈は‥‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

『今すぐやれ!って言ってんだよ!!クソが!!』

 

【特高警察長官】

「‥‥んなっ!!?」

 

【三木之 ジャギ】

『これは命令だ!!てめえら特高は、あの金づる

(父親=連邦高官『三木之 カシアス』)の金で!

散々美味い想いをして来たんじゃねーか!!!

てめえらは俺に弱みと立場を握られた奴隷なんだ

よ!!

てめえらが何人くたばろうと知った事か!!

てめえらに拒否権はねえ!!さっさと仕事しやが

れー!!』

 

【特高警察長官】

「いやしかし!‥‥恐れながら‥‥‥ジャギ様の

作戦をまた繰り返すのは‥‥あの作戦自体が色々

と無理があった訳ですし‥‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

「人のせいにするんじゃねぇーー!!!(ガシャ

ーーン!!!)てめえらが無能で弱くて頭が悪い

から失敗したんだろうが!!!

この失敗の落とし前は必ず着けろ!!

今すぐあの『死体野郎』の家にありったけの鉛玉

をぶち込んでくるんだ!!

せめてもの情けだ!今度は成功にはこだわらねえ

!攻撃する事自体が重要なんだ!!どうだ!?

簡単な事だろ!?」

 

【特高警察長官】

「いや!‥‥ですが‥‥装備は我々が用意すると

しても、肝心の兵隊が居ないのでは‥‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

「兵隊ならいくらでも居るじゃねえか!食いっぱ

ぐれた奴らを適当に集めて武器を配れば、直ぐに

部隊の出来上がりだ!」

 

【特高警察長官】

「‥ちょっと待って下さい!!それでは余りにも

投機的に過ぎます!!そんな連中がまともに戦え

るとは思えません!!

ある程度の戦闘訓練を受けた特高警察ですら歯が

立たなかったのですから!!‥‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

「言った筈だぜ!成功にはこだわらねえってな!

二本足で歩けて、トリガーを引く指が動くなら

何だって構わねえ!片っ端から奴らにぶつけて

やれ!!」

 

【特高警察長官】

「そっ!?それでは投入した連中は戻っては‥‥

‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

「代わりの奴なんかいくらでも居るじゃねえか!

軍縮で食い扶持を無くした兵隊だって、運が良け

りゃ雇えるだろうぜ!」

 

 

この鉄仮面にとっては、自分以外は人間ではない

 

名目上だけの長官の自分にしても、代わりの者は

いくらでも居ると思われているのだろう‥‥‥

 

無茶苦茶な男だ、おまけに奴は連邦に自分だけの

部隊まで作らせてしまったと聴いている‥‥‥

こんな男の欲求がまかり通っているとは‥‥‥

地球連邦政府とはどこまでおかしくなってしまっ

ているんだ!?

 

だが‥‥自分達に逃げ場はない‥‥‥

この鉄仮面の言う通り、自分達はこの男の下で

甘い汁を吸い過ぎた

そして弱みを握られ逃げ場を失った

もはや逆らう事は出来ない‥‥‥‥

こんな時、独立勢力を保てた『多聞 風都』と

そのチームが恨めしい!

 

 

長官は渋々、作戦に同意する、何とか自分の頭

の中で計画の青写真を作りながら‥‥‥

 

 

【特高警察長官】

「‥‥‥分かりました‥‥超特急で準備を進めて

参ります、何とか一週間以内に‥‥‥‥」

 

【三木之 ジャギ】

「24時間以内にやれ!!」

 

【特高警察長官】

「‥‥はあっ!!?」

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

【特高警察隊員】

「そんなの無茶ですよ!!」

 

【特高警察長官】

「うるさい!!やるしか無いんだ!!何とか

五十人以上かき集めろ!!最悪、その辺の道を

歩いてる奴でも構わん!!」

 

【特高警察隊員】

「‥‥狂ってる!‥‥奴もあんたも狂ってるよ!

‥‥あの鉄仮面!俺達を皆殺しにする気だ!!」

 

【特高警察長官】

「今更それを言ってどうなる!?俺達はもう‥‥

‥‥奴からは逃げられないんだ!!」

 

 

強迫観念に縛られ、ほぼ半狂乱になっている

特高警察の面々‥‥‥

 

三木之の下で散々甘い汁を吸ってきた対価を今

彼等は支払わされようとしていた

おまけに本土にも三木之の考えに同調する輩も

少なくない、そんな連中からも突き上げを食らっ

ているのだから始末が悪い

 

 

追い詰められた特高警察はこの後、更に自暴自棄

に近い凶暴性を現していく事になる

 

特高警察を本来の在るべき姿に戻そうとする

『多聞 風都』達の戦いの道程はまだまだ遠い‥

‥‥‥

 

 

 

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  《AS、放浪提督と気弱な秘書艦ー2》

 

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【足柄】

『‥‥‥という訳なのよ、どう?』

 

【潮】

「潮と足柄さんの二人で、徳川元帥閣下の人柄を

その人達に理解して頂くんですね?」

 

【足柄】

『そういう事、最初は提督も妙な事を言い出した

ものね‥‥て思ってたけど、確かに潮なら信用度

が高いからこの任務にはピッタリでしょ?

それに海特警以外の人間なら、徳川のお爺ちゃん

をもっと公正に判断する事ができる筈だから』

 

【潮】

「そんな、潮はそんな評価して頂けるような艦娘

では‥‥‥‥でも、足柄さんにそう言って貰えて

嬉しいです♪

元帥閣下には足柄さんと再会させて貰った御恩が

あります、潮でお役に立てるなら是非!」

 

【足柄】

『あんたならそう言ってくれると思ってたわ♪

でもね潮、特別な事をする必要は無いのよ?

潮はあくまで、潮が感じたそのままの元帥の人柄

を伝えてあげて欲しいの』

 

【潮】

「分かりました、潮は皆さんの心と身体のケアを

する療養艦娘として再出発しました、ですから、

生意気なようですけど、元帥閣下とその‥‥‥

六本脚の皆さんの心を少しでも癒す事が出来れ

ばと思っています」

 

【足柄】

『あんたなら大丈夫よ♪詳しい日程はまた後で

連絡するから、久しぶりの二人の任務ね♪潮、

よろしくね♪』

 

【潮】

「ハイ♪よろしくお願いします♪‥‥足柄さん?

何だか今日は楽しそうですね?」

 

【足柄】

『ウフフ♪ちょっとね♪今夜特別な任務がある

の♪(MMZNF、特殊衛生任務艦隊)、それに近い

うちに提督と二人でお出かけ‥‥もとい!提督と

二人で遂行する視察の任務が決まってね~♪

(かつて配属された旧防空監視所確認)』

 

 

『足柄』と『潮』の電話、あの再開以来の電話

とあって、二人の話は弾んだ

 

約束を交わして電話を終わらせた潮、ウキウキ

気分な潮はその気持ちの片隅に、あの艦娘の

顔を思い浮かべた

 

 

【潮】

「浜波ちゃん‥‥元気かなぁ‥‥もしも、もし

も浜波ちゃんがあの日みたいにまだ苦しんで

いるなら、何とか力になってあげたい‥‥」

 

 

『艦娘』と『鎮守府システム』がこの世界に

登場してから幾年月が経つが、鎮守府どうしの

交流や情報交換は意外にも消極的だった

潮が浜波の現状を知らないのも無理は無かった

 

 

 

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‥‥‥夢を見た‥‥‥

 

 

それは過去の夢、懐かしくも心が苦しくなる

 

あの鎮守府での思い出‥‥‥

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

【浜波】

「‥‥ああ!‥‥どうしよう‥‥また潮ちゃん

が‥‥」(オロオロ)

 

 

鎮守府の廊下の角に追い詰められて暴行を受ける

一人の艦娘と、それをいたぶる複数の艦娘達

暴行を受けている艦娘がどれだけ謝っても暴行が

止む事は無い、そして暴行を加えている艦娘達の

引きつった陰湿な笑い顔‥‥‥

 

この鎮守府では日常となってしまった光景‥‥‥

しかし、浜波にとっては何度見ても堪えられる

光景ではなかった

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

【横暴秘書艦A】

「いつまでも廊下に寝そべってるんじゃない!

さっさと仕事に戻りな!!」(ドスッ!足蹴り)

 

【潮】

「うぐっ!!‥‥うう‥‥」

 

【横暴秘書艦B】

「今日のレクリエーションも楽しめたわ♪潮、

またお願いね~♪」

 

アーハハハ~~♪~

 

 

【潮】

「‥‥うっ‥‥ううっ‥‥‥痛い‥‥」

 

 

潮は廊下に寝そべっているのではない

暴行を受けて倒れているのである

 

彼女に寄ってたかって暴行を加えた後、気分

がスッキリしたのか横暴秘書艦達は潮をその場に

残して去って行った

 

 

【潮】

「‥‥いつまで‥‥こんな事が続くんだろ‥‥」

 

 

ここのブラック提督とその取り巻き秘書艦達から

『指導』と称して日常的に暴行を受け、危険海域

に単独出撃を強いられている潮‥‥‥

 

時に心が折れそうになる潮ではあったが、それで

も彼女にも心の支えがあった

 

 

【浜波】

「‥‥あっ!‥‥潮ちゃん!‥‥大丈夫?‥‥」

 

【潮】

「‥‥あっ‥‥浜波ちゃん‥‥」

 

【浜波】

「無理を‥しては‥駄目‥‥手当てしないと‥‥」

 

 

同じ鎮守府に所属している艦娘で、潮に声をかけ

るのはこの浜波だけであった

他の艦娘達は提督と秘書艦達が恐くて潮には誰も

関わろうとはしない、だが、この浜波だけは

違った

 

 

【浜波】

「動ける?‥‥肩を貸して‥‥あげる‥」

 

【潮】

「‥‥駄目だよ、浜波ちゃん!‥‥私と関わった

ら浜波ちゃんまで‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥いいの!‥‥浜波は‥‥弱虫だから‥‥‥

こんな事しか‥‥してあげられない‥‥ごめん」

 

【潮】

「‥‥浜波ちゃん‥‥ううっ‥」(ボロボロ‥‥)

 

 

浜波は潮に肩を貸してゆっくり歩き出す‥‥

 

 

【浜波】

「潮ちゃん‥‥硝煙の匂いがする!‥‥入渠して

ないの!?」

 

【潮】

「‥‥うん、戦果をあげられなくて‥‥そのまま

暴行されて‥‥」

 

【浜波】

「潮ちゃん‥‥今すぐ入渠しよ!?」

 

【潮】

「でも‥‥私には入渠は許されてないから‥‥」

 

【浜波】

「浜波は‥さっき遠征から戻って来たの‥だから

‥‥その予約分を使って!‥‥」

 

【潮】

「‥‥そんな!?それじゃ浜波ちゃんが!?」

 

【浜波】

「浜波は‥‥いいの‥‥戦ってないし‥‥大丈夫

だから‥‥‥」

 

【潮】

「‥ううう‥‥浜波ちゃん‥‥ありがとう‥‥」

 

 

今の潮に入渠が必要なのは誰が見ても明らかで

あった、潮に浜波の好意を断る余裕は無かった

 

浜波は自分が入渠した事にして、こっそりと潮を

入渠させた、潮にとって幾日ぶりのまともな入渠

だったろう、蛇の生殺しみたいに僅かな入渠しか

許されなかった連日とは疲労の取れ具合が違った

 

ブラック提督は普段でも、潮に僅かな入渠だけし

か許さなかった、それは沈まない程度に疲労を

回復させ、その上で暴行を続ける為であり、潮の

為では全く無かった

そんな入渠では疲労がまともに取れる筈もない

 

 

入渠後、自室で細かい傷の手当てを潮に施す浜波

‥‥‥

 

 

【潮】

「ありがとう、浜波ちゃん‥‥何だか生き返った

気分♪‥‥」

 

【浜波】

「‥‥エヘヘ♪‥‥よ‥‥よかった‥‥」

 

【潮】

「ねえ?浜波ちゃんはどうして私を助けてくれる

の?」

 

【浜波】

「‥‥変‥‥かなあ?‥‥浜波は潮ちゃんを友達

だって思ってる‥‥だから‥‥」

 

【潮】

「‥‥ありがとう、浜波ちゃん!‥‥でも大丈夫

?潮と関わったら浜波ちゃんもきっと‥‥」

 

【浜波】

「‥‥ねえ潮ちゃん?‥‥」

 

【潮】

「なあに?」

 

【浜波】

「‥生意気言って‥‥ごめん‥‥でも‥‥艦娘は

みんな何かを守りたいって‥‥思ってる者だから

艦娘なんじゃないかな?‥‥‥でも‥‥でも‥‥

‥‥浜波は‥‥逃げてばかりで‥‥潮ちゃんに

何もしてあげられなくて‥‥潮ちゃんを虐めてる

人達だって‥‥艦娘の筈なのに‥‥何であんな事

出来るの!?潮ちゃんは何も悪い事してないのに

!こんなの間違ってるよ!!」

 

【潮】

「はっ‥‥浜波ちゃん‥‥」

 

 

あの気弱な浜波の口から出た言葉とは思えない

程の、強い口調と意志の発露であった

 

 

【潮】

「‥‥仕方ないよ、浜波ちゃん、私が司令官に

逆らったのがキッカケなんだから‥‥‥

もちろん私は、自分が間違った事はしてないと

思ってる、でも‥‥人間は理屈だけじゃどうに

もならない事もあるんだよ、私を虐める秘書艦

の艦娘達だって人間なんだから‥‥‥」

 

【浜波】

「うん‥‥そう‥‥だよね‥‥だけど‥‥‥」

 

【潮】

「司令官も秘書艦達も、潮自身も、そして私を

助けてくれた優しい浜波ちゃんも‥‥‥みんな

人間なの、だから私は人間は好きだよ♪

それに絶望もしてない、だって私にはこんな

素敵なお友達がいるんだから♪」

 

【浜波】

「‥‥潮ちゃん‥‥」

 

【潮】

「‥確かにこんな事間違ってる、それに司令官も

秘書艦達も、あの人達は変わらないと思う‥‥

でも良いの、私には浜波ちゃんがいるもん♪」

 

 

一番辛い想いをしているのに、逆に浜波を励ま

そうとする潮、その潮の気持ちに嬉しくも

心苦しい浜波であった‥‥‥

 

 

【浜波】

「‥‥ごめんね‥‥潮ちゃん‥‥」(‥‥ポロッ)

 

【潮】

「どうして浜波ちゃんが謝るの?」

 

【浜波】

「浜波は‥‥どんなに偉そうに言っても‥‥‥

ただの弱虫‥‥‥あの人達が‥‥恐くて‥‥‥

恐くて‥‥‥何も出来なかった‥‥潮ちゃんが

‥‥どんなにぶたれても‥‥助けてあげられな

くて‥‥本当に‥‥ごめんなさい‥‥ごめんな

さい‥ごめんなさいごめんなさいごめんなさい

‥‥‥」(ボロボロ‥‥)

 

【潮】

「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

(ギュウッ‥‥‥)

 

 

【浜波】

「///ふええ~!?///」

 

 

潮は、謝り続ける浜波を抱きしめた‥‥‥

 

 

【潮】

「‥‥もういいよ、浜波ちゃん‥‥浜波ちゃん

の気持ち‥‥私嬉しいよ♪」

 

【浜波】

「‥‥グスン‥‥‥潮ちゃん‥‥‥」

 

【潮】

「‥ねえ、浜波ちゃん、私と約束してくれる?

お友達同士のお約束♪」

 

【浜波】

「‥‥‥えっ?‥‥やっ‥‥約束?‥‥」

 

【潮】

「潮より先に、絶対沈まないこと!それとね」

 

【浜波】

「‥‥それと?‥‥」

 

【潮】

「もし‥‥もしも潮が虐められているのを目の前

で見ても、浜波ちゃんは直接関わっちゃダメ!」

 

【浜波】

「えっ!?‥‥どうして?」

 

【潮】

「あの人達に浜波ちゃんの事を知られたら、絶対

浜波ちゃんにも危害が及ぶ!私、それだけは

絶対に嫌なの!私のせいで浜波ちゃんが酷い目

にあったら私、悲しいもの‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥‥潮‥‥ちゃん‥‥‥」

 

【潮】

「私は大丈夫だから♪浜波ちゃんが側にいて

くれるから‥‥‥だから、ね♪」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

潮と浜波の付き合いは秘密の筈だった

 

しかし、狭い鎮守府の中のこと

 

そう何時までも隠せる訳もなかった

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

(パアンッ!!)

 

【浜波】

「あうっ!!」(ドシャッ!)

 

【横暴秘書艦A】

「浜波!あんた最近、潮の奴と仲良しだっていう

話じゃない?いい度胸してるわよね!」

 

【横暴秘書艦B】

「私達があいつをいたぶってるのを知っててやっ

てるの!?だとしたら何のつもり!?私達への

当てつけ!?それとも自分だけ良い子アピール

かしら!?」

 

【浜波】

「‥‥そっ‥‥そんなつもりじゃ‥‥‥」

 

 

浜波と潮の互いに励まし合う関係を早速嗅ぎ付

けた秘書艦達は、早速、浜波にも暴行を加え

始めた

 

 

【横暴秘書艦B】

「まあ良いわ!元々アンタのそのオドオドした

性格、見ててイライラしてたのよ!今日は潮

と同じ様に可愛がってあげるわ!アンタは潮み

たいにどこまで堪えられるかしらね~♪」

 

【横暴秘書艦A】

「精々、潮が沈まないように祈ることね!潮が

居なくなれば、次の『指導対象』はアンタなん

だから♪まあアンタや潮の代わりなんていくら

でもいるけどね!」

 

 

その言葉を聴いて、怯えていた筈の浜波の目が

変わった

 

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【横暴秘書艦A】

「‥‥何よ!!その目は!!」

 

【浜波】

「‥‥何で‥‥そんな事言うの?‥‥」

 

【横暴秘書艦A】

「はあっ!?アンタ何か言った!?」

 

【浜波】

「‥‥何でそんな酷い事言うの!?‥‥」

 

【横暴秘書艦B】

「コイツ弱い癖に生意気だね!だから余計

イラつくんだよ!!」

 

【浜波】

「‥もう‥‥止めてください!!‥‥潮ちゃん

は‥潮ちゃんは何も‥‥悪い事してない!!

潮ちゃんの代わりなんて!‥何処にもいない

!!」

 

【横暴秘書艦A】

「うるさい!!黙れー!!」(バアァーーン!)

 

【浜波】

「うああっ!!」(ドシャッ!)

 

 

今まで聴いた事のない、浜波の大声での抗議に

秘書艦達は一瞬驚き、そして激高した

浜波は張り倒されて壁に当たる‥‥‥

 

 

【横暴秘書艦A】

「弱い癖に生意気なんだよ!!アンタも潮も!!

潮は!奴は提督に逆らったから当然の報いさ!

アンタは私達に逆らったから!こうしてやる!

!!」

 

(ガシッ!!ズリズリ~~!!)

 

【浜波】

「ぐあああーー!!!」

 

 

その場にいた秘書艦達のリーダー格と思われる

艦娘が、浜波の髪の毛を掴むと、壁に浜波の顔

を押し当てて擦り付けた!

 

苦痛の声をあげる浜波‥‥‥

 

 

【浜波】

(潮ちゃん‥‥今日は‥‥浜波が‥‥潮ちゃん

の代わりに‥‥‥虐められて‥‥あげるから‥

‥‥今日は‥‥安心して‥‥)

 

 

潮が、ブラック提督や秘書艦達からの虐めを

一身に背負ってくれたから自分は今日まで無事

で居られた‥‥それが分かっていて‥‥自分は

何もしなかった、何も出来なかった‥‥‥

 

そんな想いが浜波の自責の念にも繋がっていた

そしてそれが浜波に思いも寄らない行動を起こ

させたのかもしれない、しかしその結果は‥‥

 

 

【横暴秘書艦B】

「おらあー!!」(バシャアーーン)

 

【浜波】

「ウブッ!?‥‥ぶはっ!!‥‥」

 

 

近くにあった花瓶の水を頭からかけられる浜波

 

 

【横暴秘書艦A】

「どうしたのよ!濡れ鼠!もっと悲鳴を上げて

みなさいよ!!驚いて潮の奴が飛んでくるかも

ね~~♪」

 

(アハハハハハ~~♪♪♪)

 

【浜波】

(‥‥嫌!‥‥それだけは‥‥それだけは!)

 

 

【足柄】

「あ~ら♪随分と楽しそうな事してる

じゃない?」

 

【横暴秘書艦一同】

「!!!!!?」

 

 

先程まで余裕尺々だった秘書艦達の顔が一瞬で

引きつった!

 

この鎮守府にある日突然現れた、狂暴な破壊神

‥‥‥‥‥

 

潮が暴行を受けている時、いきなり現れたと

思ったら、その時のリーダー格だった秘書艦を

ボコボコにしてしまったのがファーストコンタ

クトであった、それ以来秘書艦達はこのたった

一人の艦娘の動向に戦々恐々としていたので

ある‥‥‥

 

 

彼女の名は『重巡艦娘、足柄』、しかし彼女は

他の鎮守府のどの足柄とも違っていた

全身から溢れ出る凶暴性と、歩く凶器さながら

の一匹狼である故の姿‥‥‥

 

 

【横暴秘書艦A】

「‥‥‥あんた!何でここに!?潮の周りにいた

んじゃ無かったの!?」

 

【足柄】

「私は潮のお守りなんか始めた覚えは無いわ

それより何で止めるの?私も交ぜなさいよ♪」

(ズカズカズカズカ‥‥‥)

 

 

自分達よりも確実に(そして圧倒的に)強い存在

が現れた事で秘書艦達の天下は脆くも崩れ去った

そんな事などお構いなしに足柄は秘書艦達の輪に

踏み込んで来た

 

 

【足柄】

「ふ~ん、なるほどね♪」

 

【浜波】

「‥‥うっ‥‥あうあう‥‥‥」

 

 

床にへたり込む浜波を見下ろす足柄、その顔は

何かを『得たり!』といった感じの顔だった

 

‥‥‥この人は危険だ!

 

最初、潮が感じ取った感覚を浜波も直感的に

感じた、周りの秘書艦達なんか比べものになら

ないくらいの‥‥‥

 

‥‥自分は‥‥どうなってしまうんだろ‥‥

 

正に『蛇に睨まれた蛙』の如く、浜波は固まっ

てしまった、しかし、固まってしまったのは

周りの秘書艦達も同じであった

以前、足柄が自分達の仲間に何をしたのかを

考えれば‥‥‥‥

 

 

【足柄】

「顔面を壁に擦り付けて、頭から水をかければ

いいのね?」

 

【横暴秘書艦A】

「い!?いや!別にそういう事じゃ!!‥‥」

 

【足柄】

「私も‥‥‥やっても良いわよね?♪」

(ニヤリッ♪)

 

【横暴秘書艦A】

「‥‥い‥‥いや!‥‥来ないで‥‥」

(ブルブル‥‥‥)

 

【浜波】

「‥‥‥えっ!?‥‥」

 

 

足柄が現れた事で危機感を感じた浜波だったが

それ以上に秘書艦達の怯え方が尋常でないのが

気になった、そしてその理由は直後に明らかに

なる

 

 

(ガシッ!)

 

【横暴秘書艦A】

「‥‥ひいっ!!‥‥」

 

【足柄】

「おらあぁぁーー!!」

(バキィ!!グシャ!!)

 

【横暴秘書艦A】

「びぎゃっ!!!」

 

【浜波】

「‥‥はひゃあ!!?」

 

 

足柄は恐怖で足がすくんだ秘書艦の髪の毛を

鷲掴みにすると、顔面から壁に叩きつけた!!

壁に秘書艦の血液が飛び散る!

そして、すり下ろし金に大根を擦りつけるみた

いに、足柄は秘書艦の顔面を壁に押し付け、

擦りつけていく、秘書艦の顔面がすり下ろされ

ていく‥‥‥

 

(ガリガリガリガリ~~!!)

 

【横暴秘書艦A】

「びぎいいいい~~~!!!」(泣)

 

【足柄】

「あはははははーー!!♪すり下ろしてポン酢と

一緒に食べてやろうかぁ~~!!♪」

 

 

【横暴秘書艦B】

「‥‥なっ!?‥‥‥なな‥何てこと‥‥‥」

 

「ひいいい~~!!」

「いやああーー!!」

 

 

【浜波】

「‥‥ひい!っ‥‥‥こっ‥‥怖い‥‥‥」

 

 

周りの者達の混乱や悲鳴にお構いなく、足柄は

嬉々として獲物をいたぶり続ける

潮や浜波に暴力を振るっていた横暴秘書艦に

巨大なブーメランが飛んできたのだ!

 

 

【足柄】

「おりゃあああーーー!!!」

(ブウンッ!!)

 

ガッシャアアアーーン!!

 

ドバシャアッ!!

【横暴秘書艦A】

「ぐべっ!!‥‥」

 

 

顔面血まみれの横暴秘書艦を、足柄はそのまま

建物の外に投げ飛ばした!

窓ガラスが派手に割れ飛び、横暴秘書艦は

昨夜の雨で出来た水たまりに頭からダイブした!

 

 

【浜波】

「‥‥あっ‥‥あうあう‥‥」

 

 

足柄に本能的に危険な匂いを察知した浜波では

あったが、現実として突然目の前で起こった

出来事に頭の処理が追いつかない

そんな浜波の混乱を余所に、足柄は秘書艦達に

にじり寄る‥‥‥

 

 

【足柄】

「これで頭から水も被れたわね、さあ♪次は誰

かしら♪全員まとめてでも構わないわよ~~ん

♪」

 

【横暴秘書艦達】

「「「‥‥‥‥‥‥‥」」」

 

【足柄】

「あら?さっきの威勢はどこに行っちゃったの

かしら~♪」

 

 

秘書艦達は押し黙る、あんなものを見せられて

名乗り出る者なんかいる訳がない

しかし、世の中には空気の読めない者も‥‥‥

 

(ガシッ!)

 

【横暴秘書艦B】

「あんた!!こんな事してただで済むと思って

るの!?私達は提督の信用の厚いこの鎮守府の

エリート秘書艦なのよ!!私達に逆らうって事

は提督に逆らうって事!提督に逆らうって事は

海軍に逆らうって事よ!!」

 

【足柄】

「ふ~ん、憲兵の査察もろくに受けない癖に、

こんな時だけ『海軍』面する訳?まあ流石の

秘書艦様ねえ~~」

 

【横暴秘書艦B】

「何ですって!!?」

 

 

足柄の肩を掴んで抗議する横暴秘書艦‥‥‥

しかし、足柄は聞く耳をもたない

 

 

【足柄】

「ゲームする気が無いなら‥‥‥触るな!」

 

【横暴秘書艦B】

「はあっ!?」

 

【足柄】

「気安く触るなって!言ってるのよ!!」

 

ブウンっ!‥‥バキィィィ!!!

 

【横暴秘書艦B】

「グエッ!!?‥‥」

 

 

足柄の強烈な裏拳(足柄にとってはデコピン

程度)が横暴秘書艦の顔面を捕らえた!

 

後ろ向きに倒れた横暴秘書艦は、鼻を押さえて

床を転げ回った

 

 

【横暴秘書艦B】

「はっ!!‥鼻ば!!‥‥鼻ばあぁぁぁー!!」

(ゴロゴロゴロ~~~‥‥‥)

 

(‥‥‥メリィ‥‥‥)

 

【横暴秘書艦B】

「鼻ああ‥‥‥ぶびっ!?」

 

【足柄】

「鼻の骨が折れたくらいでピーピー言ってんじゃ

無いわよ!!あ~イラつく!!あんたそれでも

艦娘のつもり!?」

 

 

床に倒れた秘書艦の横顔を足で踏みつける足柄

周りの秘書艦達も流石に傍観出来なくなった

 

 

「もう止めてーー!!」

「あなた!!何もそこまですること!!‥‥‥」

 

 

【足柄】

「うるさい!!動くな!!」

 

【横暴秘書艦一同】

「「「!!!!」」」(ビクッ!!!)

 

【足柄】

「動いたら頭を踏み潰す!!」

 

【横暴秘書艦B】

「ひいいいいい~~!!助けてぇ!!」

 

【浜波】

「‥‥はわ‥‥はわわわ‥‥‥」

 

 

足柄の一喝で周囲は沈黙する‥‥‥

 

『頭を踏み潰す』‥‥‥足柄が言うと洒落に

ならない!

浜波を含む全員が戦慄した!

 

 

【足柄】

「大して強くも無い、集まって群れないと何も

出来ない奴らがデカい顔してるのを見ると、私は

無性にムカつくのよ!!イライラするのよ!!

あんた達に比べれば、そこにいる駆逐艦の方が

余程マシだわ!!

弱々しい小さな牙だけど、少なくとも自分だけの

力で噛み付いてる!そんな小さな牙さえあんた達

には残って無いんでしょうね!!

そんな奴らが海軍の名を口にするんじゃない!!

提督に逆らう?告げ口でも何でも好きにすれば?

あのヒョウロクダマに何が出来るって言うの?

奴に出来る事なんて、セクハラと弱い者虐めぐら

いが関の山じゃない?」

 

 

【浜波】

(‥‥‥この人‥‥‥浜波の事を‥‥‥)

 

 

一気にまくし立てる足柄、その言葉の中で間接的

に自分を認めてくれた‥‥‥と浜波は感じた

自身が他者から認められる経験は、浜波にとって

滅多にないものだった、浜波は心が少し温かくな

った

 

 

【足柄】

「ご立派なエリート秘書艦様なら、それだけの

見識と能力を証明してから威張りなさいな!

そんなプライドも残ってないなら、大好きな

提督様に縋り付くなり泣き付くなり好きにすれ

ば?」

 

【横暴秘書艦一同】

「「「‥‥‥‥‥‥‥‥」」」

 

 

秘書艦達には深い敗北感、足柄の言い分に納得

した訳ではないが今逆らえばただでは済まない

 

 

【足柄】

「これ以上続ける気は無いみたいね?だったら

‥‥‥目障りだ!!失せろ!!」

 

【横暴秘書艦一同】

「「「ひいいいいいーーー!!!」」」(脱兎の如く)

 

【横暴秘書艦B】

「まってぇ!!置いてかないでぇ~~」(ヨロヨロ~)

 

 

外に投げ飛ばされた秘書艦を置き去りにして

ブラック提督の取り巻き秘書艦達は逃げて

行った‥‥‥

 

 

【浜波】

「‥‥はあ~‥‥助かった‥‥のかな?‥‥」

 

【足柄】

「‥‥そこのアンタ‥‥」

 

【浜波】

「ひいっ!?」(ビクッ!!)

 

 

秘書艦達が居なくなってやっと冷静に考えられる

と思ったところが、唐突に足柄から声をかけられ

パニックに陥る浜波、次は自分の番だ!

さっきみたいな強がりが通用する相手ではない

 

 

【浜波】

「あああ~‥‥ごっ‥ごめんなさいごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさい‥‥」

 

【足柄】

「何で謝るのよ?自分も潮も何も悪く無いって

さっき自分で言ってたじゃない?」

 

【浜波】

「ごめんなさ‥‥‥えっ?‥‥そ、それは‥‥」

 

【足柄】

「それよりアンタ、何で連中に言い返したの?

痛い目に合う事は分かってたのに」

 

【浜波】

「それは‥‥あの‥その‥‥間違ってるから‥」

 

【足柄】

「間違ってるから?」

 

【浜波】

「潮ちゃんが‥‥虐められるの‥‥間違ってる

から‥‥‥あんなの‥‥駄目!‥‥」

 

【足柄】

「それで連中に噛み付いたのね?逆にやられる

のも覚悟で?」

 

【浜波】

「‥浜波は‥‥潮ちゃんに何も‥‥してあげられ

なかったから‥‥浜波が殴られて‥‥潮ちゃん

がその日だけ‥‥でも‥虐められなければと思

って‥‥‥浜波には‥‥こんな事しか‥‥」

 

【足柄】

「ふうん‥‥‥」

 

 

足柄は、ほんの少しだけ浜波に興味を持った様

に見えた‥‥‥

 

 

【足柄】

「アンタ、名前は?」

 

【浜波】

「‥‥はっ‥‥『浜波』‥‥です」

 

【足柄】

「それじゃあ浜波?私と取り引きしない?」

 

【浜波】

「‥‥取り引き‥‥‥えっ!?」

 

【足柄】

「潮の事は私も知ってる、アンタも潮も弱い

癖に何故か変な根性だけはあるのよね、それに

小さいけど牙もある、その牙に免じてアンタ

達を守ってあげるわ、その代わり!アンタ達が

ヤバくなったら自分からも私に助けを求めなさ

い!奴らの横暴が顔を出したら私に知らせなさ

い!ヤバい海域に出撃を強制されたら私も呼び

なさい!約束よ!」

 

 

浜波は何故、足柄がそこまで強く念を押すのか

分からない、取り引きと言っても大変なのは

足柄だけで浜波や潮には何の損も無いのだ

 

 

【足柄】

「言っておくけど、私はアンタや潮の事はどう

でもいいのよ、私はただ戦いたいのよ!

暴れたいのよ!とは言え、道や廊下を歩いてる

だけの奴をいきなり殴る訳には行かないでしょ

?」

 

【浜波】

「‥そっ‥‥それは‥‥確かに‥‥」

 

【足柄】

「ついでにムカつく奴等も叩き潰したいのよ!

でも近頃は不便な世の中でね、そんな奴等を

ぶん殴るにもそれなりの『大義名分』が必要

なのよ、だからアンタ達は私の『大義名分』に

なりなさい!」

 

【浜波】

「‥‥浜波が‥‥タイギメイブン!?‥‥」

 

【足柄】

「素っ頓狂な声出してんじゃないの!仲間を

守る為、降りかかる火の粉を払う‥‥なんて

体裁を整えておけばおおっぴらに暴れる為の

理由にはなるでしょ?」

 

【浜波】

「‥‥は‥‥はあ‥‥」

 

【足柄】

「じゃあ、私は外で寝てる奴を医務室にほおり

込んでくるから、アンタも行きなさい」

(ツカツカ‥‥‥)

 

 

浜波に背を向けて去っていく足柄‥‥‥

 

足柄の思考は浜波には理解しきれないものでは

あったが、彼女に救われたのは事実である

浜波は足柄に礼を言った

 

 

【浜波】

「‥‥あっ!‥‥あの‥‥ありが‥とう‥‥」

 

【足柄】

「私は自分の為にやってるのよ?お礼なんて

要らないわ、それより浜波?」

 

【浜波】

「はっ‥‥はい!」

 

 

浜波に背を向けながら、足柄は話す

 

 

【足柄】

「アンタのその小さな牙、私は嫌いじゃないわ」

 

【浜波】

「‥‥‥えっ?」

 

【足柄】

「その牙‥‥絶対に亡くすんじゃないわよ!」

 

【浜波】

「‥‥それって‥‥どういう‥‥」

 

【足柄】

「アンタはその牙を鍛えて育てなさい!

もっと研磨しなさい!

そうすれば、あんな下らない連中にデカい顔は

されない、アンタ自身、もっと大切なものを

手に入れられるかもね?」

 

【浜波】

「‥‥‥足柄さん‥‥」

 

【足柄】

「アンタも潮も余りにも頼りないから、ちょっと

アドバイスしてやっただけよ!じゃあね」

 

 

そう言って足柄は去っていった‥‥‥

 

【浜波】

「足柄さん‥‥‥ありがとう‥‥」

 

 

 

その後、ブラック提督と取り巻きの秘書艦達は

重傷を負い、再起不能となった

 

足柄は突然鎮守府から消えた

感謝の気持ちを伝える前に、足柄は浜波の前から

居なくなってしまった‥‥‥

 

鎮守府と提督達の不正行為が明るみになり

鎮守府は解体された

 

真実を告白すべく、一人で戦う潮に、何もして

やれなかった‥‥‥

 

伝えたい事も伝え切れず、潮とも別れる事に

なった‥‥‥

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

今でもあの光景は夢で見る‥‥‥

 

潮は、足柄は、今どうしているだろう

 

元気にしているのか?

 

自暴自棄になった今の自分を見て

 

あの二人は何て言うだろうか

 

 

もう一度会って謝りたい、お礼が言いたい

 

話したい事が山ほどある

 

でも今の自分にそんな資格は‥‥‥

 

 

浜波は‥‥いったいどうすれば‥‥

 

 

【裏浜波】

『大丈夫、貴女はもう一人じゃない』

 

【浜波】

「‥‥‥‥えっ?‥‥」

 

 

浜波はうっすらと目を覚ました

あれから眠ってしまったらしい‥‥‥

 

冷たい海の風、うっすらと硝煙の匂い、岩場

のゴツゴツした感触‥‥‥

そして何より、毛布と人肌に包まれた感覚が

浜波の脳に伝わってくる‥‥‥

 

 

【浜波】

「‥‥あったかい‥‥気持ち‥‥いい‥‥」

(‥‥ボソッ‥)

 

【鶴 温】

「気がついたかい?お嬢さん?」

 

【浜波】

「///‥‥ふえええ!?///」

 

【鶴 温】

「あ~大丈夫大丈夫、何も変な事してないから」

 

 

浜波は毛布に包まれていた、そして毛布ごと

浜波を抱き抱える一人の男‥‥‥

思わず本音が漏れて赤面する浜波‥‥‥

 

岩場で深海棲艦に囲まれて進退窮まった浜波を

長大な『真柄太刀』で救ったあの男

 

この男は一体何者なのか?

どうして自分を助けてくれたのか?

 

聞きたい事は沢山有りすぎた、何処から聞いて

良いのか分からないくらい‥‥‥

その前に男が声をかけた

 

 

【鶴 温】

「こんな海の近くで寒いだろう?おじさん漁師

でね、たまたま近くを通ったんだよ、でも

ボートが壊れちゃったから、救助がくるまで

今はこうしているしか無いのよ、もう少し我慢

して頂戴♪」

 

【浜波】

「あっ‥‥うん‥‥ありが‥とう‥‥」

 

 

周りを海に囲まれた小さな岩場‥‥‥

男の物と思われるボートは残骸になっていた

浜波は大破状態、確かにこれでは救助が来るの

を待つしかない

 

周辺に深海棲艦の姿はない、全部のこの男が

刀だけで倒してしまったのか!?だとすれば

そんな事、ただの漁師に出来る事ではない!

 

そんな鬼神の様な強さに似合わず、軽い口調で

男は浜波を優しく気遣う‥‥‥

 

 

【鶴 温】

「おじさんが好きでやった事だからお礼なんて

いいんだよ、それより痛いところはないかい?

君は艦娘だよね?おじさんの見た感じだと君、

大分無茶をしたみたいだから」

 

【浜波】

「うん‥‥‥浜波は大丈夫‥‥‥はっ!!」

 

 

ここで浜波、思い出す

 

男は確か、浜波を庇って深海棲艦の攻撃を受け

た筈だ!

男をよく見ると、出血と火傷が身体のあちこち

に見られた、普通なら大怪我の部類だ

 

 

【浜波】

「怪我!‥‥してる!‥‥手当てしなきゃ!」

 

【鶴 温】

「ああこれ、大丈夫だよ、おじさん身体だけは

頑丈なのよ♪」

 

【浜波】

「そんなの!‥‥駄目!」(ビリビリ~~‥‥)

 

【鶴 温】

「‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

手当てるするにしても、傷や火傷が多過ぎた

かと言って手元に治療道具も無い

浜波は、まだ残っている上着の裾やスカートの

一部を破り取って、男の傷で比較的大きい傷を

止血処理した‥‥‥

 

(‥‥キュッ‥‥)

 

【浜波】

「ふう‥‥あっ‥‥今は‥これぐらいしか‥‥」

 

【鶴 温】

「‥‥ありがとう‥‥手当ての仕方、上手いもん

だよ、君は優しい娘なんだな」

 

【浜波】

「///ふええ~!?‥‥そ‥そんな事‥‥///」

 

 

人に評価して貰う事に慣れていない浜波だった

が、この男の言葉は素直に嬉しく感じた

 

 

【鶴 温】

「ところで、君はどうしてこんな無茶をしたんだ

い?敵に囲まれてとうにもならなくなるくらい

まで自分を追い込んで‥‥‥ああ、おじさんに

そう見えたってだけだから、間違ってたら訂正

するし、言いたくないなら聞かないし‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

暫しの沈黙の後‥‥‥

 

 

【浜波】

「これは‥‥浜波の‥‥罰なの‥‥」

 

【鶴 温】

「罰?」

 

【浜波】

「浜波には‥‥大切なお友達がいたの‥‥助けて

くれた‥浜波を認めてくれた人が‥‥いたの‥」

 

【鶴 温】

「うん」

 

【浜波】

「浜波は‥助けて貰ったのに‥‥親友って言って

貰えたのに‥‥友達が虐められて苦しんでいる時

も‥‥二人が戦っている時も‥‥それで浜波は‥

いっぱい‥いっぱい‥‥救われたのに‥‥‥何も

出来なくて‥‥お礼も言えなくて‥‥みんな離れ

離れになって‥‥‥浜波はどうしたら良いか‥‥

分からなくなって‥‥‥」

 

【鶴 温】

「それで自分で自分を責めて自暴自棄になってた

‥‥‥て事か、それだけ君にとっては大切な人達

だったんだ、その二人は」

 

【浜波】

「‥本当は‥‥分かってるの‥‥こんなのただの

自己満足だって‥‥浜波は‥‥ただ恐いだけなん

だって‥‥二人に逢いたい!‥‥逢ってお礼を

言いたい!‥‥今までの事、全部謝りたい!‥‥

‥‥でも‥‥二人に会うのが恐い‥‥だから‥‥

自分を責めるふりして‥‥殻に閉じこもって‥‥

こんなの駄目だって分かってるのに‥かーちゃん

(風雲)や阿武隈さんやもーちゃん(望月)に

‥‥指令に‥‥迷惑かけて‥‥」

 

【鶴 温】

「君は本当に苦しんでいるんだよ、自己満足なん

かじゃない、そんなに自分を責めなくても‥‥」

 

【浜波】

「おじさんだって!!‥‥こんなに怪我したでしょ

!?‥‥浜波を守る為に‥‥」

 

【鶴 温】

「これは、おじさんが好きでやった事だから‥‥」

 

【浜波】

「浜波は‥‥駄目な艦娘‥‥弱い癖に無茶ばかり

して‥‥みんなに迷惑かけて(ボロボロ‥‥)」

 

【鶴 温】

「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【浜波】

「浜波なんか‥‥浜波なんか!‥‥いっそ沈んで

しまえば!!‥‥」

 

【鶴 温】

「いい加減にしないか!!」(カシッ!)

 

【浜波】

「ふえええ!!?」

 

 

男は浜波の頬を両手で掴むと、顔を正面に向けた

 

 

【浜波】

「はわ‥‥顔‥‥近い‥‥」

 

【鶴 温】

「君は一体何様のつもりだ!?君一人が沈んだ

くらいで世の中が少しはマシになるとでも思っ

ているのか!?調子に乗るんじゃない!!」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥」

 

【鶴 温】

「艦娘は『軍艦』だった時代の記憶を引き継いで

いるのはおじさんも聞いた事がある、でもそれと

これとは話が別だ!!

君は生きている!まだ死んでも沈んでもいない!

自分は沈んだ方が良いだと!?まだ死んだ経験

も無い者が知った風な事を言うもんじゃない!!

君が居なくなってしまったら、誰が例の二人に

礼を言うんだ!?誰が謝るんだ!?

死んでしまえばそれも出来なくなってしまうんだ

ぞ!?何もかも無くなってしまうんだぞ!?」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【鶴 温】

「‥‥君は優しい娘だ、だったら分かるだろう?

君が沈んでしまったら、居なくなってしまったら

悲しむ人達がいるって事を‥‥‥そんな大切な人

達を悲しませちゃいけないよ」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【鶴 温】

「もちろん、おじさんも悲しい‥‥だから君を

助けた」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥」(ボロボロ‥‥)

 

【鶴 温】

「おじさんは一人ぼっちだからそんな人達は

居ない、でも浜波君、君は違う!

君には帰りを待ってる人達がいる筈だ、君にも

それが分かってるから、さっきそんな人達の

名前が出て来たんだろう?かーちゃんとか、

とうちゃんとか?」

 

【浜波】

「‥‥とうちゃんは‥‥いないけど‥‥」

 

【鶴 温】

「ああ、そうか、これは失礼、おじさん変な所

でギャグ体質なんだよね~、だからイマイチ

格好よく決まらないんだよな」(ポリポリ‥‥)

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥クスッ♪」

 

【鶴 温】

「おっ?なんだ~、笑った顔も可愛いじゃん?」

 

【浜波】

「///(ボム!!)///」

 

 

異性に『可愛い』なんて言われた経験の無い

浜波は赤面した顔が弾けた

 

 

【鶴 温】

「ほら、君は可愛いし笑う事だって出来る

こんな可愛い君は、もっと人生を楽しむべき

だよ、なんてな」

 

【浜波】

「///あうあうあう!‥‥///」

 

【鶴 温】

「‥‥何だこれ?‥‥自分で言っておいて何だ

けど、これ完全にナンパになってるじゃん!

何考えてんだ!?俺は!?」

 

【浜波】

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥✨クスクス♪✨‥‥」

 

 

自分で自分にツッコミを入れる男に思わず

小さく笑ってしまう浜波‥‥‥

また少し、心が温かくなった‥‥‥

 

 

【鶴 温】

「‥‥まあとにかく、君はもっと笑えばいい、

もっと生きればいい、完璧な奴なんて何処にも

居ない、申し訳ないと思う相手がいるなら

素直に謝るか、次の教訓に活かせばいいんだよ

この先、君の要望‥‥例の二人に遭えるか

どうかは分からない、でも生きてさえいれば

チャンスはある筈だよ、分かるよね?」

 

【浜波】

「‥‥う‥‥うん‥‥‥はい」

 

【鶴 温】

「よし、良い娘だ」(ナデナデ‥‥)

 

 

【浜波】

(手‥‥大きい‥‥‥暖かい‥‥‥)

 

【裏浜波】

「ほらね♪私の言った通りでしょ♪」

 

【浜波】

(///‥‥もう!‥‥///)

 

 

もっと生きればいい‥‥‥その言葉は何か力を

与えてくれた様に浜波は感じた‥‥

 

その時‥‥‥

 

 

【鶴 温】

「‥‥‥!‥‥来たか‥‥」

 

【浜波】

「‥‥えっ?」

 

 

男の雰囲気が突然変わった、男は浜波の顔を

正面から見据えると‥‥‥

 

 

【鶴 温】

「‥‥君には今すぐ手当て(入渠)が必要だ、

これ以上待つ訳にもいかない‥‥どうやら‥

‥‥潮時のようだ‥‥‥でも、

君ならいいだろう‥‥‥」

 

【浜波】

「‥‥えっ?‥‥あっ‥‥あの‥‥‥」

 

 

男の顔は相変わらず優しかったが、一方で何か

を悟ったような顔をしていた

男は黙って立ち上がると、破れたズボンのポケッ

トから何かを取り出した

 

 

【浜波】

「‥‥それ‥‥拳銃?‥‥」

 

【鶴 温】

「信号弾だよ、難破した船の残骸から偶然拾った

んだ、まだ使えるといいんだが‥‥‥」

 

 

そう言うと男は沖合の海を顎で示す‥‥‥‥

一隻の船が航行しているのが識別灯で分かった

周辺にも探照灯の明かりがちらほら見える

 

 

【浜波】

「‥‥‥船!?」

 

【鶴 温】

「あの識別灯は軍の所属艦艇の物だ、一緒に艦娘

もいる、あれは彼女達の探照灯の光だ、きっと

浜波君を探しに来たんだよ」

 

 

船と探照灯の光は浜波達のいる岩場に気付かない

のか、岩礁を避けているのか、明後日の方向に

向かっていく‥‥‥

 

 

【鶴 温】

「‥‥‥浜波君‥‥‥おじさんと約束してくれる

かい?」

 

【浜波】

「‥‥えっ‥‥約束?‥‥」

 

【鶴 温】

「君は生きるんだよ!少々汚れたっていい!

辛くても、地面をはいつくばっても、君には

生きて‥‥幸せになって欲しい‥‥」

 

【浜波】

「えっ?‥‥えっ!?‥‥」

 

【鶴 温】

「今はまだ生きる目的を見出だせないなら、今は

おじさんの為に生きて下さい、君におじさんの

命をあげるから‥‥‥」

 

【浜波】

「なっ!?」

 

【鶴 温】

「そして君が幸せになったと感じたら‥‥‥

おじさんの事は忘れなさい‥‥」

 

【浜波】

「それ‥‥どういう事‥‥なの?」

 

 

男は信号弾を撃ち上げた、上空に火花が飛び散り

周囲が一瞬明るくなる

 

 

【鶴 温】

「おおーーい!!こっちだーー!!」

 

 

男は両手を大きく振って大声をあげる

船の大型探照灯がこちらに正面を向けた

こちらに気付いたのだ、進路を変えて

向かってくる

 

それ程大きな船ではない、沿岸警備用の

哨戒挺のようだ、護衛の為か、三人の艦娘が

同行していた

 

 

【風雲】

「浜波~~!!大丈夫~~!?」

 

【阿武隈】

「無事だったのね!?よかった!」

 

【望月】

「迎えに来たよ~~!全く世話が焼けるな~」

 

 

遠くから声が聴こえる、浜波がよく知る三人の

声だった

 

 

【浜波】

「かーちゃん!?阿武隈さん!?‥もーちゃんも

‥‥‥」

 

【鶴 温】

「良かった、君は仲間に大切に思われているんだ

‥‥俺とはちがう‥‥本当に良かった」

 

【浜波】

「‥‥‥えっ?‥‥あの‥‥おじさん?‥‥」

 

【鶴 温】

「浜波君、よく聞くんだ、君の足元に、君自身の

装備(艤装)が落ちているだろう?」

 

【浜波】

「‥‥えっ?‥‥はっ‥‥はい‥‥」

 

 

言われた通り、足元に駆逐艦の連装砲が転がって

いる、浜波の艤装だ

 

 

【鶴 温】

「それを拾って、砲口をおじさんに向けるんだ!」

 

【浜波】

「ふえええ!?」

 

【鶴 温】

「急いで!向けるのが無理なら、拾うだけでも

いい!」

 

 

そう言うと男は、両手を頭の後ろに組むと、両膝

を岩場に着けて膝立ちになった

まるで、何かの捕虜にでもなった感じに‥‥‥

 

知らない人間が見たら、まるで男が浜波によって

捕縛された様に見えなくも無い‥‥‥

 

 

【浜波】

「えっ?‥‥えっ?‥‥へっ!?」

 

 

とりあえず言われた通りにしたものの、この時の

浜波には、何故男がこんな事をするのか、理由が

さっぱり分からなかった

 

 

 

【哨戒艇からの呼びかけ音】

『こちら『陸軍高機動憲兵隊、船舶工兵隊』だ!

諸君等を収容する!』

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

六本脚鎮守府‥‥‥

 

 

広間を特別に整備して『お泊りパジャマパーティ

ー』の部屋とした艦娘達‥‥‥

 

パーティーと言っても、パジャマでお泊りする

イベントで、お菓子を食べたりゲームをしたり

テレビや映画を見たりと、特別な事をする訳では

ない、もっとも、清霜が発案したこのパーティー

自体が特別かもしれない

 

 

【青葉】

「どーもー♪青葉、取材を兼ねてお泊りに来ちゃ

いましたー、一枚お願いしまーす♪」(カメラ)

 

【射命丸 文】

「清く正しい射命丸ですー♪こちらも一枚お願い

しますー♪」(カメラ)

 

 

【デウスーラ】

「それじゃみんな、せーの!」

 

【デストリア】

「にいちが?」

 

【清霜】

【アンドロメダ】

【江風】

【海風】

【山風】

【深雪】

【白雪】

【藤波】

【シェフイールド】

【黒潮】

【デストロイヤー】

【ランベア】

【UX-01】

【ペールギュント】

【マンジューシャカ】

「「「✨にーーーー♪♪♪✨」」」

 

【デスラー艦】

「ですわー♪」

 

(カシャッ)

 

 

『デウスーラ』を中心にして、パーティー参加

メンバーの記念撮影‥‥‥

 

この写真とパジャマパーティーの記事は翌日の

『青葉新聞』に掲載される事になるが、青葉は

この時、参加メンバーの写真は撮ったものの、

参加メンバーの名前は書かなかった

(書くのをすっかり忘れてた)

その為、参加メンバーが誰なのかは写真を見て

判断するしかなく、分かる者には分かったが、

艦娘の顔と名前の知識がそれ程詳しくない者に

とっては誰が誰なのか分からないケースもあった

 

この記事では、参加者の一人『デウスーラ』の

コメントが書かれている

 

【デウスーラ】

『楽しいパーティーであった、まるで童心に返

ったようだった、提督と一緒に参加出来なかった

のは残念だが、これは友達とのパジャマパーティ

ーだから仕方ない、たまにはこんな夜も良いだろ

う、是非また参加したい♪誘ってくれて感謝して

いる、ありがとう♪きよしー♪』

 

 

後に『蒼き花の会』のメンバーがこの記事を読ん

でどんな反応をしたかは知る由もないが、とにか

く今夜はパーティーである、特別な事はしない

各自、各々好きな事をして時を過ごす‥‥‥

 

 

(カチャカチャ→マウスをクリックする音)

 

【深雪】

「‥‥改めて見ると確かに少ないねー」

 

【白雪】

「以外ね、もっと多いと思ってたんだけど」

 

【黒潮】

「自分達、何してるん?」

 

【デストロイヤー】

「これだよ」(カチャ→クリック)

 

   《『俺っ子』艦娘特集》

 

【黒潮】

「『俺っ子』艦娘?」

 

【デストロイヤー】

「一人称が『俺』だったり、全体の性格が『俺』

的な艦娘を特集してる記事だよ」

 

【深雪】

「因みに『摩耶』さんは違うよ、あれは口が悪い

だけで完全に乙女だから」

 

【白雪】

「いや、みんな本当は乙女だと思うんだけど」

 

【デストロイヤー】

「確かに線引きは曖昧だよね、一応ここには候補

が何人か載ってるけど、以外と数が少なかった

って分かったんだよ」

 

【黒潮】

「へえ~、どれどれ?」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

【天龍】

「俺の名は『天龍』、フフ、恐いか?」

 

【木曾】

「俺は『木曾』貴様に最高の勝利を与えて

やろう」

 

【嵐】

「駆逐艦『嵐』だ!さあ、嵐を起こして全

てを壊すぜ!」

 

【マイケル・J・ブラウン】

「俺様の名は『マイケル・J・ブラウン』!

さあ、ボーイズ&ガールズ!今夜も明日も

明後日もサタデーナイトフィーバーだぜ!」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

【黒潮】

「最後の子、明らかにおかしいとちがうん?」

 

【デストロイヤー】

「アメリカ映画を見過ぎて何かを勘違いした

田舎のお兄さんが、無理矢理格好良く決めよう

として、返って痛さが強調された結果みたい

だね‥‥‥」

 

【深雪】

「身も蓋も無いなあ~」

 

【白雪】

「ていうか、艦娘とは全然違う女の子じゃない?」

 

 

こうして夜はふけていく‥‥‥

 

様々な人の、様々な想いが重なる中で‥‥‥

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【浜波】

「‥‥おじさんは‥‥‥‥誰なの?‥‥」

 

【鶴 温】

「‥‥‥君は知らなくても良いんだよ、ただ‥‥

君にならおじさんの命をあげてもいい‥‥‥」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【潮】

「‥‥浜波ちゃん‥‥元気にしてるかな‥‥」

 

 

【磯波】

「どうしたの?潮ちゃん、足柄さんとの任務が

待ち遠しい?」

 

【潮】

「‥‥うん、それもあるかな、もう少し先の話

なんだけどね♪」

 

【磯波】

「ゆっくり楽しんできなよ♪お休み♪」

(カラカラ~~→車椅子の音)

 

【潮】

「うん、ありがとう♪お休み♪」

 

 

【潮】

「‥‥‥‥足柄さんは、今夜は特別な任務だって

言ってた‥‥きっとどんな任務も完璧にこなして

いるんだろうな‥‥足柄さんの任務が無事成功

しますように‥‥‥」

 

 

夜空を見上げながら、足柄の任務成功を祈る潮

であった‥‥‥

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『MMZNF第♂♀回提督慰安会』特別室‥‥‥

 

 

【足柄】

「ああ~ん❤あお~~ん❤ご主人様~♪❤

もっと!‥‥もっと突いてぇぇ~❤❤

こんなフシダラな雌狼を調教してぇ~❤

ご主人様の可愛い雌犬にしてぇ~~ん❤」

 

【ヒィッツ提督】

「可愛い雌狼め!調教してやる!

うおらあぁぁぁーーー!!!」

 

(パン!パン!パン!パン!パン!❤)

 

【足柄】

「あっ!あーーーーー❤!!」

そっ‥それイク!‥アクメくりゅうーー❤

あお~ん♪❤おっ❤おっ❤おっ❤おっ❤」

 

 

 

『潮』の心『足柄』知らず‥‥‥なんつって

 

 

季節はもうすぐ、『2月』に入ろうとしていた

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

       [名称説明]

 

 

①:特高警察長官

 

『アジア・オセアニア自治ブロック政府』所属の

『特別高等警察』の司令官(名前設定はまだ無)

『三木之 ジャギ』が特高警察の実権を握ってから

三代目の長官で、『多聞 風都』が中央から左遷

されてからは二代目の長官(因みに前任者の二人

は最終的に『へたれ夫妻』を取り逃がした事で

三木之に処分され行方不明になった)

名ばかりの司令官で、他の隊員と同じ様に三木之

に弱みを握られ三木之の走狗として動いている

現状に不満はあるが、それを変えるだけの意志の

強さもない

 

 

②:三木之 カシアス

 

『三木之 苗夫(ジャギ)』の実父で地球連邦

政府の高官(財務担当)

本名『カシアス・ソープ』、あまり裕福な家庭の

出身ではない、元公認会計弁護士

『サイド6』出身のスペースノイドでもある

あの『カムラン・ブルーム』と同期との噂も

 

連邦政府の強制宇宙移民政策(棄民政策)の停滞

で傾きかけた『三木之財務』を立て直す為に

当時の党首『三木之 枝三郎(ジャギの祖父)』

が娘婿として迎え入れた

『財務』『蓄財』という能力の手腕はかなりの

物で、一代で財閥の経済状況を立て直した

 

財閥の資金力と影響力をフル活用して連邦政府の

高官に上り詰めると、そこで財務担当の重役に

就任する、連邦政府の資金力を潤沢にさせた

立役者の一人として強い影響力を持つまでになる

それが『ジャギ』の我が儘を実現させ『ジャギ』

を増調させてしまう要因ともなってしまっている

 

『苗夫(ジャギ)』が生まれた時、祖父の

『枝三郎』と実母の『最初の妻』は、『苗夫』に

帝王学を叩き込む為に、実父の『カシアス』から

切り離してしまう、庶民出身の『カシアス』から

『苗夫』を遠ざける為であった

『枝三郎』と『最初の妻』は『カシアス』を

『貧乏出身の財閥を存続させる為の道具』としか

見ていなかったのである

 

『カシアス』は『苗夫』の子育てに一切関与する

事が出来なくなり、財閥の資金運営と仕事上の

ストレスが重なって、『少年愛好趣味』いわゆる

『ショタコン』の性癖となる

これが『最初の妻』にとっては裏切り行為と受取

られた、プライドが異常に高かった『最初の妻』

は『カシアス』を散々罵倒し、恨みの台詞を残す

と自殺してしまう

これが『苗夫』の人格形成に大きな悪影響を与え

てしまったのは間違いない

 

新しく娶った『二人目の妻』は領家の令嬢(枝三

郎が決定)で、『カシアス』を夫として立てては

いたものの、『苗夫』を我が子として思い通り

にする為、歪んだ帝王学を教えてしまう

祖父の『枝三郎』も孫を溺愛し、『苗夫』に

対していつも「お前は唯一の三木之の血筋だ、

三木之の財産と権益は全てお前のものだ」との

既成概念を刷り込ませていたからたまらない

 

結果、『ジャギ』との父子関係は最悪となり

『ジャギ』は『カシアス』を『金を貢がせる

為の奴隷』としか考えない様になってしまう

『カシアス』も実母の一件から負い目を感じて

おり、『苗夫』の立ち直りも願って『ジャギ』の

要求通りに動いてしまう様になり、そのままの

関係がズルズルと続いている

 

因みに『最初の妻』が自殺した時、『カシアス』

が愛でていた少年が、『Z1レーベリヒトマース』

にそっくりだった事から、『ジャギ』の艦娘へ

の憎悪が始まる事になる(艦娘達にとっては迷惑

千万な話である)

 

近日の『カシアス』は、父親として『苗夫』との

関わりを修復したいと思う一方で、自分を奴隷と

しか見なかった『三木之の血筋』に対する嫌悪感

との葛藤に悩まされていた

そんな心の隙間を埋める様に、最近新しく執事に

なった『謎の執事、ジェラルド』が現れた

 

『二人目の妻』を催眠術で籠絡し、『カシアス』

の心の弱さを突いて三木之家に入り込んだ謎の

執事『ジェラルド』(実はヒィッツ提督の分身)

が、三木之家に、『ジャギ』と『カシアス』の

父子関係にどんな影響を及ぼして行くのか‥‥

 

 

【ハイザKIーX06号】

「妙な奴が現れたもんだぜ‥‥まあ、警戒だけは

しておくかな」

 

ーーーーーーーー

 

 

③:横暴秘書艦

 

『足柄』『潮』『浜波』が以前所属していた

鎮守府で、ブラック提督の取り巻きでお気に入り

だった秘書艦達、ブラック提督の権力を背景に

横暴な行為と、『潮』『浜波』に対する『指導』

と称する『暴行』を繰り返した

ある日突然現れた『足柄』にブラック提督共々

叩きのめされ、彼女達の天下は崩れ去る

『足柄』を謀略で葬ろうとしたが、逆に返り討ち

に遭い、『艦娘』としての生命を断たれた

後に数々の違法行為が発覚し、軍法処分された

 

 

④:風雲

 

『夕雲型3番』駆逐艦娘

『松島鎮守府』で、『浜波』『望月』『阿武隈』

と任務に着いている艦娘、実は『ニシダ・メガフ

ロート鎮守府』から応援に来ている艦娘である

 

 

⑤:高機動憲兵隊、船舶工兵隊

 

『松平 アンデルセン』率いる高機動憲兵隊の

水上作戦を担当する部隊、小型船挺や河川用の

ボートなどが主力である、水上作業や水中潜入

捜索救難等で活動する

 

 

⑥:磯波

 

『吹雪型9番』駆逐艦娘

帝国海軍が所管する、艦娘専用療養鎮守府で

『潮』と共に任務に着いている艦娘

戦闘による重傷が元で、両脚が動かなくなり

車椅子の生活をしながら働いている

 

 

⑦:杉田 守道

 

『警視庁、捜索一課』所属の刑事

『一条 薫』や『氷川 誠』にとっては先輩格

『同時多発人質立て篭もり事件』で流出した

『一条マイティキック』の映像を見て、つい

一条をからかってしまう

 

 

⑧:G3ーX

 

警視庁未確認生命体対策班で運用されている

『未確認生命体第4号』を参考に作成された

強化戦闘服『G3』の強化型、『氷川 誠』が

主に運用する

高性能AIのサポートにより従来の戦闘服より

高い戦闘能力を発揮する一方で、高性能過ぎる

が故に使用者との『協調』が過ぎると、使用者

の身体の限界を超える作動を行い、使用者を

傷付けてしまうことがある

今回はその作用が、氷川のギャグ願望を刺激し

過ぎて‥‥‥

 

 

⑨:ガードチェイサー

 

『G3ーX』が搭乗、使用する高性能白バイ

未確認生命体の追跡と戦闘に必要な装備が搭載

されている

氷川『G3ーX』が単独で『謎の鎮守府』に現れた

時に搭乗して現れた

 

 

⑩:なんちゃって野郎

 

『氷川 誠』が『G3ーX』のAIと協調し過ぎた

(と考えられる)状態で、伝説のギャグテロリ

スト『なんちゃって野郎』の性格が強調されて

しまった姿、突然第三者のもとに現れてギャグ

をかました後「なんちゃってえええ」と叫びなが

ら腰を激しく振るパフォーマンスを行う

『氷川 誠』は突然『謎の鎮守府』に参上して

ギャグとパフォーマンスをぶちかました

因みに、彼の行動に目的や意味は全く無い

 

 

⑪:マイケル・J・ブラウン

 

『フランドール・スカーレット』が持つスペル、

『ファイブ.オブ.アカインド』で造り出された

実体分身の一人

本来ならば『フランの分身』の筈なのに何故か

自分を『マイケル・J・ブラウン』と言い張る

アメリカ映画の見過ぎでアメリカ文化を返って

大きく勘違いしている節がある

吸血鬼であるが日光の下でも活動出来る以外は

とても弱い

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

《エピローグ》

 

後日談‥‥‥‥

 

これはだいぶ後(2ヶ月後)の話‥‥‥

 

 

【へたれ提督】

「俺達、民間にとって挨拶周りは重要だ!

という訳で、提督と秘書艦の修行中である君達

にも挨拶回りを経験して貰おう!」

 

【鶴 温】

「おっ‥‥おう、今回は素直に頼む」

 

【鷹尾 和則】

「俺、いつの間にか民間の仲間入りになってる

‥‥‥」

 

【川内】

「鎮守府同士の交流の機会って実は余り無いから

貴重な体験よ、先方には話をしてあるから色々

覚えていってね♪」

 

【浜波】

「あっ‥‥はい!‥‥浜波‥‥頑張る!」

 

【プリンツ・オイゲンR】

「カズノリとお出かけなら、どんな任務でも

楽しめるわ♪」

 

 

一行が挨拶回りにやって来たのは‥‥‥

 

 

『石ノ森鎮守府』‥‥‥

 

 

【鷹尾 和則】

「シンちゃん、居たりするかな?」

 

【へたれ提督】

「しかし、まさか警視庁の鎮守府が、俺達の

訪問を受け入れてくれるとはなぁ」

 

【川内】

「一条さんには本当、感謝だよね~♪」

 

【へたれ提督】

「んだな♪‥‥うん?‥‥どうした鶴公?」

 

【鶴 温】

「いやさ‥‥俺ってばちょっと前まで追われてた

身の上じゃん?だから警視庁の鎮守府なんて何か

緊張しちゃって‥‥」

 

(ギュウッ❤)

 

【浜波】

「指令‥‥大丈夫♪‥‥浜波がいるから‥‥」

 

【鶴 温】

「そっ‥そうか‥‥そうだな♪」(ナデナデ)

 

 

【プリンツ・オイゲンR】

「あらあら♪お熱いわね♪二人はいつの間にか

そんな関係になってた訳ね~♪❤」

 

【川内】

「浜波、やるじゃ~ん♪それで良いんだよ♪

それこそ筆頭秘書艦としての正しい姿なんだ

からね♪❤」

 

【浜波】

「✨///エヘヘ~♪❤///✨」

 

 

【へたれ提督】

「浜波も大分、自分の気持ちを素直に出せる様に

なって来たな、よきかなよきかな♪」(ホコホコ)

 

【鷹尾 和則】

「まるで花嫁修行って感じですよね」

 

【鶴 温】

「茶化すのは止めてちょうだい!!」

 

(アハハハハ~~~♪♪♪)

 

 

【長門】

「鎮守府の門の前で何を騒いでいる!?」

 

【川内】

「‥‥‥あっ」

 

【浜波】

「ふえええ!?」

 

【プリンツ・オイゲンR】

「ナガトじゃない?こんな所で再開するなんて

奇遇ね♪」

 

 

石ノ森鎮守府の正門前で少し騒ぎ過ぎたらしい

ここの所属艦娘『長門』が迫力満点で現れた

 

 

【鶴 温】

「おい誰だ?あの筋骨隆々のお姉ちゃんは?」

 

【へたれ提督】

「バカ!聴こえるっつーの!」

 

【鷹尾 和則】

「ああ、騒がしくてすんません、俺達『海特警』

の関係者で、怪しい者では‥‥‥」(ペコペコ)

 

【長門】

「‥‥なにぃ!?‥‥『海特警』だとぉ!?‥」

(ピキピキ‥‥)

 

【鷹尾 和則】

「‥‥あれ?何かメッチャ怒ってるみたい‥‥」

 

 

【長門】

「貴様らヒィッツの回し者かあ!!」

 

【一同】

「「「アイエェェェ!?ナンデー!?」」」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

【吹雪】

「司令官、川内さん達遅いですねぇ‥‥」

 

【一条 薫】

「うむ、そろそろ着いてもいい頃だが‥‥‥」

 

 

六本脚一行の到着を待っている一条と吹雪

石ノ森鎮守府の面々‥‥‥

そこに知り合いの警察官が‥‥‥

 

 

【杉田 守道】

「よう、元気にしてるかい?

『一条マイティキック』?(‥‥プッ‥)」

 

【一条 薫】

「あんた!!今笑ったなぁぁ!!」

(ウガアアアアーーー!!)

 

【吹雪】

「司令官!?落ち着いてくださーい!!」

(ガシッ)

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

【長門】

「そこに直れ!!気合いを入れろぉ!!」

 

【へたれ提督】

「冗談じゃねーよ!!ビッグセブンに気合い

なんか入れられたら身がもたねーよ!!」

 

【川内】

「そーよそーよ!!入れられるのは

『提督のおち〇ちん』だけで充分よ!!」

 

【へたれ提督】

「川内ちゃーん!?チミはこんな時に何を言

ってるのかなー!?」

 

【浜波】

「///浜波も‥‥おち〇ちん‥‥好き‥///」

 

【鶴 温】

「うわあああ!!マサ公ぉー!!お前のせいで

純心な浜波が汚れちゃったじゃねーかー!!」

 

【へたれ提督】

「人のせいにすんな!!鶴公ぉー!!」

 

【プリンツ・オイゲンR】

「何なら今ここで入れてもいいのよ♪❤」

 

【鷹尾 和則】

「プリンツーー!!!」

 

【長門】

「やはり貴様らヒィッツと同類だ!!

成敗してくれるーー!!」

 

【プリンツ・オイゲンR】

「あーら♪ナガト?貴女この娘にもそんな

事が出来るのかしら~ん♪」

(バッ、→前に出す)

 

【浜波】

「あああ‥‥ごめんなさいごめんなさいごめ

んなさいごめんなさいごめんなさい‥‥‥」

 

【長門】

「ぬっ!?‥‥ぬぐぐぐ~~!!」

 

 

長門は駆逐艦に弱い、これ常識

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

同時刻、謎の鎮守府‥‥‥

 

不本意ながら、知らない所でトラブルのネタに

されてしまった事など知る由もないヒィッツ提督

は、ある交渉の真っ最中であった‥‥‥

 

 

【秋雲】

「提督は秋雲さんの友達だ、だから出演お願い

します♪次の新刊(ハイパー寝盗られ凌辱もの)

の竿役をして」

 

【ヒィッツ提督】

「出来ません!小官の仕事は艦娘の笑顔を守る

事だから」

 

【秋雲】

「違うよ?提督のお仕事は秋雲さんの同人誌の

竿役だよ」

 

【ヒィッツ提督】

「ぐわあああーーー!!!」

 

 

悲痛な叫び声が鎮守府に響く‥‥

 

【ヒィッツ提督】

「竿役迅雷.netに接続!!」

 

 

【ヨーツンヘイム】

「毎年恒例の『出演交渉』と『悲痛な叫び』ね」

 

【夕張】

「そう言えば、また『暑いコミケ』の季節か~」

 

 

こんな様子で季節感を感じる謎鎮一同‥‥‥

 

そんな悲痛な叫びを耳にして‥‥

 

 

(‥‥ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン‥‥)

 

【夕張】

「え?あれ『ガードチェイサー』じゃない!?」

 

 

サイレンの音も高々に、高性能白バイ

『ガードチェイサー』が走って現れた

何の前触れも予告も無く、突然謎の鎮守府に

やって来たのである!

そして、それに搭乗しているのは当然

『仮面ライダーG3ーX』を装着している‥‥‥

 

(キキィーーッ←ブレーキ音)

 

【氷川 誠】

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

【ヒィッツ提督】

「氷川?‥‥珍しいな、お前さんからやって来る

なんて、しかも単独で‥‥どうしたんだ?」

 

 

【氷川 誠】 ・・・・・

「ヒィッツのひぃっつう(悲痛)な叫び‥‥」

 

 

【謎の鎮守府一同】

「「「‥‥‥‥はあっ!?」」」

 

【氷川 誠】

「なんちゃってええええええ!!!」

(カクカクカクカクカクカクカクカク)

 

【ヒィッツ提督】

「氷川!!お前悪いものでも食ったんか!?」

 

【夕張】

「氷川さんが壊れたーー!?」

 

【ヨーツンヘイム】

「何で!謎鎮には壊れた奴しか来ないのよ!?」 

 

【秋雲】

「おお!?これは正に!あの伝説のギャグ通り魔

『なんちゃって野郎』その人では!!」

 

【夕張】

「そんなの知らない!!」

 

【ヨーツンヘイム】

「ヒィッツ!あれは暴走よ!搭載AIと使用者の

『協調』がおかしくなっているのよ!」

 

【ヒィッツ提督】

「AIとの『協調』がどうおかしくなったら氷川が

『なんちゃって野郎』になるんじゃい!?」

 

【デストリア】

「一体何の騒ぎデスか!?ってヒエーー!!」

 

【氷川 誠】

「なんちゃってええええええ!!!」

(カクカクカクカクカクカクカクカク)

 

【ヒィッツ提督】

「取り押さえろーーー!!!」

 

【マイケル・J・ブラウン】

「俺様の名は『マイケル・J・ブラウン』!」

 

【夕張】

「あなた誰!?何処から出たのーー!?」

 

 

ワーワー!ギャーギャー!

ガーレガミロン!ジークジオン!

ナンチャッテー!オレサマノナハ!

誰だ!ドサクサに紛れて変なとこ触って

る奴はーー!?

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

【川内】

「浜波~♪アタシ達のお互いの提督って

二人とも本当に素敵よね♪

お互いいっぱい気持ちよくなろうねー♪❤」

 

【浜波】

「✨ハイ♪❤✨」

 

 

浜波がこのような性格に豹変するには

もう少し時間が必要となる‥‥‥

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

       [出 演]

 

 

へたれ提督(六本脚鎮守府)

川内(六本脚鎮守府)

 

謎の提督ヒィッツカラルド(謎の鎮守府)

足柄(謎の鎮守府)

 

鷹尾 和則(連邦統合海軍省補給部)

プリンツ・オイゲンR(連邦統合海軍省補給部)

 

鶴 温

浜波(松島鎮守府)

 

一条 薫(石ノ森鎮守府)

 

木曾(赤土鎮守府)

 

清霜(六本脚鎮守府)

アンドロメダ(六本脚鎮守府)

江風(連邦統合海軍省査察局)

海風(連邦統合海軍省査察局)

山風(連邦統合海軍省査察局)

 

ペールギュント(六本脚鎮守府)

深雪(六本脚鎮守府)

白雪(六本脚鎮守府)

藤波(六本脚鎮守府)

シェフィールド(六本脚鎮守府)

マンジューシャカ(六本脚鎮守府)

秋雲(謎の鎮守府)

夕張(謎の鎮守府)

青葉(謎の鎮守府)

デウスーラ(謎の鎮守府)

デスラー艦(謎の鎮守府)

デストロイヤー(謎の鎮守府)

ランベア(謎の鎮守府)

黒潮(リンガ特設連邦鎮守府)

風雲(ニシダ・メガフロート鎮守府)

長門(石ノ森鎮守府)

吹雪(石ノ森鎮守府)

阿武隈(松島鎮守府)

望月(松島鎮守府)

 

三木之 ジャギ(サイドリッツ部隊)

ハイザKIーX06号(ジュラル特選隊)

 

特高警察長官(特別高等警察)

特高警察隊員(特別高等警察)

 

横暴秘書艦

 

杉田 守道(警視庁捜索一課)

 

氷川 誠(警視庁未確認生命体対策班)

 

潮(帝国海軍艦娘専用療養鎮守府)

磯波(帝国海軍艦娘専用療養鎮守府)

 

天龍

嵐

 

裏浜波

 

射命丸 文

 

マイケル・J・ブラウン

 

ヨーツンヘイム(謎の鎮守府)

 

UXー01(六本脚鎮守府)

 

デストリア(謎の鎮守府)

 

 

 




【マイケル・J・ブラウン】
「俺様の名は『マイケル・J・ブラウン』!
小猫ちゃん達!このストーリーは二次創作で
フィクションて奴さ!
中身は全て架空の設定だから本気にするなよ
ベイビー!それじゃまた次回で会おうぜ!
ヘイ!スティーブ!ハンバーガー持ってね?」
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