へたれ提督と生きる為の鎮守府ー抜錨!チャージマン研外伝 作:六本脚のジャイアンS
いつも暖かいコメントを下さるハス様に御協力を頂き、提督の設定をお借りして新人提督を登場させて頂きました
ハス様、ご協力感謝いたします、この作品を少しでも楽しんで頂けたらと思います
季節は春先……
『京浜国際ジャーナル』の不埒千万な新聞記事でKLGの加賀が怒った事件から少し後の事
ここは長島……
木曽川と揖斐川が伊勢湾に流れ込む河口付近……
その鎮守府は河口から少し遡った(さかのぼった)中州の一角に存在した、鎮守府といえば海軍の施設だが、海沿い・湾岸沿いではなく、いかに大河とはいえ河川沿いに鎮守府が置かれているのはここが艦娘を運用する鎮守府である事を意味していた
大型の艦船では喫水が深くてここまで入って来られないからだ
周囲には田んぼや農地が広がっている、それはこの鎮守府がここにある理由と全く無関係ではない
この鎮守府は去年正式に立ち上がったばかり、正確に言えば『ブラック鎮守府問題』で前任の提督が摘発逮捕され指揮官を失った艦娘達を、今の提督が引き取り現在の長島に鎮守府を新たに立ち上げたのである
鎮守府はこれまでの一年間、地味な任務遂行や海域攻略作戦に参加し徐々に実績を積み上げていった
建造も含めて戦力は充実していき、今では立ち上げ時の2倍にはなっている
この鎮守府は便宜上、仮名として『長島農業鎮守府』と名乗っているがまだ正式名称ではない
提督本人いわく、日頃の職務と艦娘達のフォローに忙殺されてそれを考えている余裕が無かった、そしてそのまま一年が経っていたらしい……
そんな仮名『長島農業鎮守府』がこの度、大規模な遠洋輸送作戦を任せられる事になった、しかも指揮下に輸送船団と護衛担当の民間軍事会社を従えての作戦と言うのだから流石にここの提督は緊張した
自分達の戦力を含めればかなりの大所帯だ、今まで共同作戦といえば余所の艦隊の指揮下に入ってその作戦を支援した事はあっても総指揮を担当した事は無い
それを自分が担当するのである、提督としてのキャリアも鎮守府とほぼ同じの自分がである、しかもその作戦海域ときたら‥‥‥
【ハス 吾郎】
「『ニューカレドニア』なんて‥‥‥南半球じゃないの!しかも激戦海域じゃないの!まだ新人提督の僕に輸送部隊とはいえ合同艦隊を率いろなんて無茶苦茶だ!」
【タシュケント】
「同志提督、まだ言ってるのかい?決まった事は仕方ないだろ?」
緊張‥‥というよりは頭を抱えたここの提督『ハス 吾郎』は思わず呟く
それを見て「やれやれまたか」と言った表情の本日の秘書艦『タシュケント』
【ハス 吾郎】
「仕方ないと言うけどねタシュケント!僕はここまで大規模な遠洋作戦を自分で指揮した経験が無いんだよ?僕の采配一つで君達だけでなく合同した人達の命運も変わってくるんだ!緊張するなと言う方が無理だろう?」
【タシュケント】
「君が真面目で優しい提督なのは分かっているよ同志、それに不安になるのも無理は無い、でもそんな君だからこそ私達は君を信頼して、君の指揮を信用して今日まで戦って来られたんじゃないか?」
【ハス 吾郎】
「‥‥そう言ってくれるのは嬉しいけどさ‥‥」
【タシュケント】
「君は一人じゃない、もっと私達を頼りなよ♪大丈夫、上手くいくさ♪」
最善を尽くせば何も心配する事はない‥‥そんな感じで微笑むタシュケント
思えはこの笑顔に何度救われて来たことか‥‥‥
確かにここまで来た以上後は最善を尽くすしかない、提督の自分がこれでは彼女達まで不安にさせてしまう、それに何事にも初めてはあるものだ
上の連中が一体何の思惑で新人の自分にこんな任務を与えたのかは分からないが、今はそんな事どうでもいい!
【ハス 吾郎】
「分かったやってみる、宜しく頼むよ」
【タシュケント】
「その意気だよ提督」
タシュケントに背中を押されて気持ちを切り替える『ハス 吾郎』
(‥‥プタプタプタプタプナ‥‥)
‥‥とそこに『カ号観測機』に乗って『工廠妖精』が現れた
【工廠妖精】
「ギソウデキタ!フブキトアカシ、マッテル♪」(エヘン)
【ハス 吾郎】
「そうか、報告ありがとう」(ナデナデ~)
【工廠妖精】
「✨エヘヘ~♪✨」
提督に頭を撫でられると艦娘も妖精もホッコリする、特に彼『ハス 吾郎』の撫でにはその効果が大きいようで工廠妖精は顔が完全に緩んでいた
【タシュケント】
「艤装が完成したのかい?」
【ハス 吾郎】
「そのようだ、吹雪と明石が工廠で待ってる」
【タシュケント】
「上手く行ってると良いね」
【ハス 吾郎】
「そうだね、それじゃあ行こうか?」
新しい艤装の開発を工廠に指示いていたのが完成したらしい
最終的にどんな艤装が出て来るかは資材の投入量と明石の采配、そして妖精の気分次第だ
ハス 吾郎は執務机から立ち上がるとタシュケントと共に工廠に向かって歩き出した
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《農業提督 『ハス 吾郎』》
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『ハス家』は会津輩出の名家『柴家』(しばけ)の分家という形になっている
NUC(新宇宙世紀)時代に入っていつの間にか『ハス家』は『ハス』の苗字になっていて漢字で書かれなくなっていた
『30年戦争』で多くの資料が失われたあおりを食って『ハス家』の『ハス』が何と書くのか?『蓮』なのか『芙』なのか正確に分からなくなってしまったのもある
以来『ハス家』は『ハス家』であった
その『柴家』と『ハス家』の末裔である『ハス 吾郎』は帝国海軍の士官である
現在階級は『大尉』だが今回の輸送作戦の実施にあたって『少佐』への昇格が既に内定している、作戦開始と同時に彼は『少佐』になる訳だ
【ハス 吾郎】
「今の僕が少佐だって?悪い冗談だろ?」
少尉候補生から一年強で少佐になろうとしているのである
空軍士官のパイロットならともかく、海軍士官としては異例の出世である
しかしハス 吾郎にとっては素直に喜べない、いくら順戦時下とはいえこれは異常な出世である、勿論この結果は彼の采配と能力、そして彼の艦娘達の活躍があればこその結果ではある
しかし彼自身は自分も鎮守府もまだ未熟と考えていた
【ハス 吾郎】
「こんな作戦を指揮するならせめて自分自身も、この鎮守府も、もう少し成長させてからにしたかったけど‥‥‥」
しかし現実は待ってはくれない、『少佐』に昇進させた代わりに海軍上層部と大本営は自分達にあれこれ無理難題を押し付けてくる可能性が高まるに違いない
もしかすると、今回の輸送作戦自体がその最大の無理難題かもしれなかった
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『ハス 吾郎』は猪突猛進、イケイケドンドンのタイプの軍人では無かった
慎重一徹、確実重視が彼のモットーである、そんなある意味軍人らしからぬ彼が鎮守府の提督をしているのには当然理由がある
『農業高等学校』で知識を学び、卒業後に造園業を営もうと考えていた彼の人生を大きく変えたキッカケは『在学中に妖精が見えるようになった』事であった
昨今の提督の中でも『妖精が見えて会話が出来る提督』は数える程しか居ない
この情報が軍関係者の耳に入ると、彼の周囲は激しく動き始めた
卒業後直ぐに何と大本営に呼び出された彼は、そのまま(半ば強制的に)海軍士官学校に入校させられ海軍士官になる為のの道を、そして提督になる為の第一歩を踏み出したのである
当初は自分の意志とは無関係であったが、海軍士官学校とその気風は何故か彼には合っていたらしく順当に卒業する事が出来た
卒業後は当然のように半ば強引に『艦娘を運用する鎮守府の提督』になる為の『少尉候補生』を選択させられた
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【吹雪】
「司令官、お待ちしてました♪」✨
工廠に到着すると、満面の笑みで駆逐艦娘『吹雪』が出迎えた
『ハス 吾郎』の最初の初期艦である、その笑顔から彼との関係性がよく分かるというものだ
素朴で前向きで頑張り屋の吹雪に親近感を持ったハス吾郎は一択で彼女を初期艦に選んだ、吹雪もそんなハス吾郎に少なからず好意を抱いたようである
互いに新人の二人は訓練を経て提督と秘書艦になり、任務をこなしていった
長島に鎮守府を立ち上げる前、候補生時代の彼を支えた艦娘は二人いた、一人は勿論この『吹雪』、そしてもう一人は‥‥‥
【タシュケント】
「吹雪は相変わらず素直だね、提督を見ると凄い笑顔になるから分かり易いよ♪」
【吹雪】
「///もう!タシュケントは直ぐに人をからかうんだから!///」
【タシュケント】
「何言ってるんだい同志吹雪?とても良いことじゃないか♪ハラショー♪」
まるで旧知の仲のように会話する『吹雪』と『タシュケント』‥‥‥
このタシュケント、候補生時代のハス吾郎と吹雪が初任務中、偶然海岸で傷を負って倒れているところを発見して救助した駆逐艦娘である
タシュケントの身体には明かな拷問の後が多く残っていた、聞けは疲労困憊の状態で無理な出撃を強要され挙げ句の果てに撃破されたという
当時所属していた鎮守府の提督は勝手に撃沈判定した為に救助もされず、いつの間にか海岸で倒れていたという事だった
前の鎮守府の話をタシュケントはあまりしない、ハス吾郎も吹雪も無理に聞く事は無かった、彼女の心の傷が癒えるのをゆっくり待つつもりだったのである
ともかく二人に発見されたのは幸運であり、それはまた運命の出会いであった
タシュケントは吹雪と同じく彼の艦娘となり現在に至っている
【明石】(長島)
「あなた達、ノロケは後で良いから艤装を確認して頂戴」
【ハス 吾朗】
「いや、そういうのじゃ無いんだけど」
【夕張】(長島)
「仲が良いのは結構だけど、三人を見てるとこっちもあてられちゃうのよね~」
他の鎮守府の明石よりやや態度の大きい『明石』と、それを見て面白そうににやける『夕張』が三人を急かす
この明石と夕張は前のブラック鎮守府からの転属組で、特に明石はこの新人三人の教育係であると勝手に自負していた、根は面倒見の良い人なのである
開発の結果はほぼ満足のいく物であった、明石も夕張もここの妖精も優秀であるのは間違いなかった、あのショットガン提督『ITHACA提督』から譲渡された技術を利用して初歩的なオートボットまで自力で作ってしまったくらいだから‥‥‥
『明石』と『夕張』は言わば工廠の名コンビ、それは何処の鎮守府でも同じらしい
その時、工廠に別の誰かが入ってきた
【陸奥】
「提督、例のお客様よ」
【ハス 吾郎】
「ああ、もうそんな時間か」
同じくここの所属艦娘『陸奥』が来客の報告を告げる
この陸奥も明石と夕張同様、前のブラック鎮守府からの転属組である
ブラック提督が逮捕されて指令不在、鎮守府も解体されてしまった彼女達を受け入れる新たな提督がやって来ると聞いた時、前任者の悪い思い出が残っていた『陸奥』は緊張した
しかし彼女達の前に現れたのは、二人の駆逐艦娘を連れた提督らしからぬ低姿勢の若者であった、自分達よりも余程緊張しているこの男を見た瞬間『陸奥』は思わず吹き出してしまった
それが良かったのか、陸奥はハス吾郎の人柄を見抜き信頼した、そして自分と同じ転属組の艦娘達との調整役をかって出たのである、彼女が居なかったらわずか一年でここまで鎮守府は成長しなかったであろう、そもそも鎮守府として成り立っていたかも分からない
前任者の悪行の影響で艦娘達の海軍と提督への不信感は根強かったからだ
【陸奥】
「お客の事だけど、少々変わった人達ね、大丈夫かしら?」
【ハス 吾朗】
「輸送護衛の経験に関しては僕達よりも専門家さ、大丈夫だよ、それに彼らとの連携に今回の輸送任務の成否がかかっているんだから、事前の意志疎通は必要不可欠だよ」
【陸奥】
「相変わらず慎重ねえ、でも確かに大切な事ではあるわね」
【ハス 吾朗】
「ありがとう、それじゃあ行こうか、皆も来てくれ」
今日の打ち合わせは難しい作戦を成功させる為の重要な一歩だ
ハス吾朗は客人と会うべく歩き出した
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【清霜】
「広いなあ~、見渡す限り田んぼと畑が広がってるよ」
【川内】
「鎮守府の中にも田畑がある、自給自足率は高いみたいね」
【へたれ提督】
「ここの提督は農業高校出身で、つまり農業の専門家でもあるからな、うちももう少し早く野菜作りを教えて貰ってたら半分以上枯らせずに済んだのに」
【アンドロメダ】
「過ぎた事言っても仕方ないじゃん、提督、ぼの(曙)も赤ちゃんも元気そうだし、またチャレンジしようよ、メダ子は早起きさえ無ければ良いからさ」
長島農業鎮守府がここにある大きな理由はそこにあった、食料の自給自足率を高める為である、上から支給される資材と資金には自ずと限度がある、ならば食費の節約で浮いた費用を艤装開発や艦娘達への福利厚生に回そうというハス吾郎の算段があった
とは言え、田畑の賃貸料も地権者にはらっているのでそう簡単には行かないが
【川内】
「メダ子は夜更かし過ぎなのよ、朝起きれないならもっと早く寝なきゃ」
【アンドロメダ】
「エロ夜戦三昧の川内に言われても説得力ないなぁ~」
【川内】
「アタシは提督の愛のホワイトエキスのおかげで朝もバッチリよ」
【アンドロメダ】
「あーはいはい」
【へたれ提督】
「日の出てる内から猥談はやめなはれ!」
【清霜】
「『ワイダン』って何?」
【あきつ丸】
「後でゆっくり説明するであります、それより早く受付を済ませましょう」
長島農業鎮守府にやって来た客人とはほかでもない六本脚鎮守府のへたれ一家、そして今回の輸送作戦で初陣を飾ろうとしている緊張しまくりの新人提督とその秘書艦‥‥
【鶴 温】
「おおお‥‥きっ‥緊張するなぁ‥‥いきなり余所の鎮守府と会議なんて‥‥」
【浜波】
「あっ‥あの‥‥‥指令‥‥落ち着いて‥‥」
【へたれ提督】
「お前ら何震えてるんだよ、しゃきっとしろよ」
【鶴 温】
「初めての経験に揺れ動く乙女心はお前には分かるまい!」
【へたれ提督】
「何が乙女心だ!このオッサン!」
【川内】
「浜波、そんなに緊張しなくても良いんだよ、先ずはアタシと提督の行動を参考にして、何事も経験だからさ♪」
【浜波】
「はっ‥‥はいっ」
【清霜】
「浜波姉さん、パパとママに任せておけば大丈夫だよ♪」
【浜波】
「‥‥うん」
【アンドロメダ】
「大丈夫かなぁ~~」
【あきつ丸】
「皆さんの会話に付き合ってるとラチが開かないので自分が受け付けを済ませたであります、もうすぐ迎えが来るであります」
【鶴 温】
「だあ~!緊張してきた~」
【へたれ提督】
「分かった分かった、お前らは後ろで見てれば良いから」
少し前の話、へたれ提督と同じ元擲弾兵『鶴 温』と数奇な運命で出会った『浜波』の二人は、陸軍高機動憲兵隊の司令官『松平 アンデルセン』のはからいで六本脚鎮守府の庇護下に入る事になった
実はへたれ提督と鶴 温、擲弾兵時代に共に砲火をくぐり抜けた戦友であったのだ
へたれ提督は鶴 温を自分の部下に収まる器ではないとして、六本脚鎮守府初めての外殻組織『鶴ケ島鎮守府』を結成、その提督と秘書艦として鶴 温と浜波の両名を就任させた
『鶴ケ島鎮守府』が本格的に稼動すれば、民間の『六本脚鎮守府』は業務拡張にも繋がるし、鎮守府のメンバーの負担軽減にも繋がる
何より、鎮守府が救い出す事が出来る艦娘ももっと多くなれる筈だ
こうして『鶴 温』は『提督』としての第一歩を踏み出す事になった訳である
こうして何気ない会話をしながら正門で待っていると
【あきつ丸】
「どうやら迎えが到着したようであります」
【へたれ提督】
「よし鶴公、真面目な話だ、ここは俺達に任せておけ、民間なりの挨拶と折衝の手本を見せてやるから、民間とはいえ先ずは相手に舐められない為に最初が肝心だぞ」
【川内】
「アタシ達を少しでも参考にくれたら良いから見ててね♪」
【鶴 温】
「おっ…おう、宜しく頼む」
【浜波】
「はっ……はいっ!お願いします!」
一瞬だが、この二人がとても頼もしく思えた鶴公であった……
【古鷹】
「こんにちは、長島へようこそ、提督がお待ちしてます」
長島農業鎮守府所属の艦娘『古鷹』が出迎えと案内役として正門に現れた、彼女はここに鎮守府が開設されてから配属となった娘だ、それを見てへたれ夫妻……
【へたれ提督】
「どーもどーも♪まいど御贔屓に~♪」(手の平モミモミ)
【川内】
「宜しくお願いしま~~す♪✨」(ペカー✨)
【清霜】
「お願いしま~~す✨」(ぺかー✨)
【アンドロメダ】
「おもいっきり媚売ってるし~~」
【鶴 温】
「‥‥‥‥‥‥‥‥」
【浜波】
「‥‥指令?‥‥」
さっきまでの「俺様を見てろ!」的な台詞は何だったのか……鶴公のへたれ提督に対するほんの少しだけの尊敬の念は消え去った
【鶴 温】
「一瞬でも頼もしく思った俺が馬鹿だった、俺の気持ちを返せぇー!!」
【へたれ提督】
「やかましい!!甘ったれるな鶴公!国営と違って俺達民間は弱肉強食なんだよ!どんな手を使ってでも自分達で鎮守府と家族を守るのが俺達の宿命なんだよ!」
【川内】
「そーよそーよ!遊びじゃないのよ!」
【アンドロメダ】
「頼もしいんだか情けないんだか分かんないなあ、この二人は」
【清霜】
「パパとママはこれで良いもん!」
【浜波】
「はわわわ‥‥‥」
【古鷹】
「あっ‥‥‥あの~‥‥」
【あきつ丸】
「人様の門前で痴話喧嘩はみっともないであります、案内役の方も困っていらっしゃるのでもう止めるであります」
何処までも冷静なあきつ丸がここに居て本当に良かった‥‥‥
長島農業鎮守府と六本脚鎮守府の最初の次期作戦の打ち合わせは、いつものどんちゃん騒ぎで幕を開けた
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事のキッカケはクロード提督の『元帥』昇進と、ソロモン・ニューギニア海域の制海任務を帝国海軍と大本営、そしてアジア・オセアニアブロック海軍に委譲した事から始まった
今年の始め、リンガ特設連邦鎮守府の司令官『クロード・スラスト』中将は、上官で父親であるトラック鎮守府の『玖月 想月』から長年の功績と今後の展開を勘案して『元帥』昇格を打診された
実力主義で階級や肩書きには全く興味の無いクロード提督としては『元帥』の称号に興味は無かったが、父親からの進めと『その権力を艦娘達を救う為にフルで活用する』と自らの考えを改め直した
クロード提督は想月からの薦めを受諾し、『元帥』となった
だが話はそれだけでは終わらなかった
『玖月 想月』は『クロード提督』の功績から中将昇進は当然の事と思っていた、先ずはそれが大前提にある訳だが、そこに細かな大人の事情が絡んでくる
『玖月 想月』も『クロード・スラスト』も連邦軍の軍人提督である
大本営と帝国海軍、その配下のアジア・オセアニアブロック海軍は今、連邦軍とは微妙な間柄にある、というより控え目に言って良好な関係とは言い難かった
遡ること十年前の、NUC0106年‥‥‥
当時『大佐』でリンガの指揮官をしていたクロード提督と彼の艦娘達、連邦時代からの彼の部下達は『リンガ鎮守府単独』でソロモン・ニューギニア海域の制海権と制空権を取り戻す事に成功した
この功績で彼は『少将』に昇進、将官の一人として今後も活躍する事になるのだが、それを面白く思わない者達がいた
『チェンバロ2号作戦』の大失敗で同海域の奪還が果たせなかった上に深海棲艦の思わぬ反撃を喰らって大損害を被った時の帝国海軍とアジア・オセアニアブロック海軍の上層部、そして彼等の上位組織『大本営』である、因みに彼等の勢力の少なくない割合が『艦娘軽視派』でもあった
自分達が手も足も出なかった海域を単独で攻略してしまったクロード提督に対して彼等は有り体に言えば嫉妬したのである、ある程度の権力を持った男達の嫉妬心はある意味一番質が悪い
艦娘を大切に扱い、ブラック提督を次々と屠っていく彼の行動理念も『艦娘軽視派』からは忌み嫌われる結果となった、艦娘を解放するという事は彼等の既得権を侵す行為に他ならない、リンガ鎮守府が海特警に加入してからその感情は更にエスカレートした感がある
そんな嫉妬心や嫌悪心に対しても、クロード提督は何とも思っていなかったが
それ以来リンガはこれらの組織との関係はギクシャクしていた
一度は鎮守府を襲撃されて奪われた事もあった、勿論奪還したが、警備と警戒の必要性を考えたクロード提督はリンガ鎮守府の拡張防衛力強化と技術開発拠点としての整備に力を注いだ、今では規模こそ小さいがその防衛力・開発力はあの『ジャブロー』にも匹敵するという
皮肉にもこれが海軍と大本営の警戒心を更に強くしてしまった訳だが
こんな事情があったから『玖月 想月』としてはクロード提督の元帥昇進を余計に強く望んだ
今更両者を仲良しこよしにするのはどう足掻いても不可能だ、しかし一軍の元帥となれば海軍側も大本営もどうしても彼の存在や発言に一目置かざるを得ない
相手がクロード提督の言動を、反発心だけでは無く、一つの意見として聞く耳を持たせる事が出来ればこちらの真意も伝わり、両者の関係も前よりは悪くなる事は無い、結果としてクロード提督の援護に繋がると『玖月 想月』は考えたのである
『元帥』という肩書きにはそれを可能にする響きがある、人と人の付き合いではなく階級や肩書きに頼ると言うのは世知辛い気もするが、それで艦娘の誰かを救う事が出来るなら安いものだ
【玖月 想月】
「肩書きや階級には確かに権力がある、しかしそれは『権利』では無い!『責任』と『使命』がそれだ!お前にはお前の責任と使命があるだろう、それを実現するのに役に立つならこの『権力』を利用しない手は無い筈だ!」
こうして『クロード戦艦提督』は『元帥』となった
しかし‥‥‥
ここからは『玖月 想月』の誤算である‥‥‥
『連邦軍』と『海軍』の関係を今より風通しを良くしたいという『玖月 想月』の考えを目ざとく察知した『大本営』と『海軍』はある提案(要請)を出してきた
『ソロモン・ニューギニア海域』の制海権の維持、その為の管轄権をそっくりこちらに委譲するように‥‥と提案してきたのである
『ソロモン・ニューギニア海域』は海軍と大本営にとってはもはや『因縁の海域』である、それを取り戻すのは彼等の執念、というより強迫観念であった
たとえ他人の手をマル借りしてもそれを無傷で取り戻せる事が出来るなら、もはや手段を選ぶつもりは無かった‥‥という心境であった、勿論そんな事は表立って発言することは無かったが‥‥‥
『大本営』は、リンガや連邦とは有効関係を保っていた『徳川 成光』元帥を仲介役として『玖月 想月』と交渉、二つの条件を海軍側に提示した
・『大本営』と『帝国海軍』が『アジア・オセアニアブロック海軍』も監督して、『ブラック提督』の摘発と艦娘の保護を先頭に立って遂行する事でクロード提督の理念実現のサポートをする
・同海域の防衛権委譲後もこちらの航行(行動)は自由にさせてもらう
『玖月 想月』と『徳川 成光』はこの二つの条件を大本営と帝国海軍に確約させる事で委譲を受け入れる事とした、その交渉の場にクロード提督も同席していたのは言うまでもない
クロード提督は懸念した
元より海の航行は誰もが自由である、領海でなければ領有権を主張するつもりも無い、帝国海軍と大本営、その管理下のブロック海軍が海域の安全に責任を持つと言うのなら委譲もやぶさかではない
しかし、今の連中に制海権の維持、それが可能なのかは甚だ疑問だった
リンガ部隊がこの海域を掌握していると言ってもそれは『深海棲艦の自由にはさせない』という程度であって、戦闘そのものは散発的に発生していた
民間の輸送船についても護衛が付くから航行可能という程度であって『独航船』などはもってのほかだ
クロード提督本人は大本営も海軍も信用していない、彼にしてみれば、連中はこの海域を単に『取り戻す事が出来た!』といって有頂天になるだけ‥‥なのは火を見るより明らかだった
本気でこの海域で深海棲艦と対峙する覚悟が連中にあるのかは疑わしい
しかしこれは賭けでもある、大本営が本当に艦娘の保護に取り組む気があるなら流れは大きく変わるだろう、自分達の力だけでは自ずと限界がある、たとえ他人の力を利用してでも艦娘達を護る事が出来るなら‥‥‥
熟慮の末、クロード元帥は委譲を承諾した
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問題は直ぐに表面化した
委譲が決定すると大本営と海軍は即、各島の重要拠点に部隊を派遣、駐留させた
まるで前から準備万端整えていたみたいに展開は素早かった、それはまだ良い
部隊が稼動し始めると、連中はまるで領有権・領海権があるような態度を見せ始めた、医学的に見れば『長年の鬱状態から一気に解放された』といった感じである
リンガ部隊は委譲後もこの海域で行動していたが、一歩でも海域に足を踏み入れるだけで連中は目くじらを立て始めた、まるで領海侵犯でもされたみたいに‥‥‥
クロード提督はそんな抗議が来ても『事前の行動計画は出しているし約束はした』と突っぱねる
『玖月 想月』と『徳川 成光』の二人も問題の悪化を回避するために両者の調停に奔走する日々、それでも駐留部隊の態度は大きくなっていく‥‥‥
ついには航行中の戦隊が深海棲艦と誤認(と連中は言い張っている)されて誤爆される事件が起こる、因みに海軍は艦娘の部隊を派遣していない、攻撃したのは通常戦力の部隊であった
投下された爆弾は一発だけで幸いこちらの損害は皆無であったが、当然クロード提督は烈火の如く怒った
駐留部隊の詰所に自ら乗り込んで『誤爆した部隊の指揮官は誰だ!!今すぐ腹を切れ!!』と猛抗議した、それはヤクザのカチコミに近い様子だったという
結果、爆弾を投下した航空兵は逮捕され軍法会議に、現場指揮官も更迭され閉職に左遷された、しかしトカゲのしっぽ切りみたいで到底納得出来るものではない
肝心の大本営による艦娘の保護活動にしてもあれから『なしのつぶて』であった
両者の関係は前よりも悪化したかもしれない
『玖月 想月』も『徳川 成光』もこの決断を時期尚早だったと思いはじめた
それは『クロード提督』も同じであった
【利根】
「何なのじゃ!!あやつら!!まるで自分達がこの海を取り戻したみたいな顔しくさりよってからに!!」
【筑摩】
「姉さん、気持ちは私も同じですが提督も堪えています、ここは私達も‥‥‥」
【クロード戦艦提督】
「みんな済まん‥‥お前達が苦労してせっかくあの海を取り戻す事が出来たって言うのに‥‥‥」
【赤城】
「提督、お気になさらないで下さい、私達は自分達の本分を尽くしただけです」
【翔鶴】
「そうです!提督は何も悪くありません!」
【金剛】
「約束を守らない奴らの方が悪いデース!」
【日向】
「師匠、何かを変えるにはキッカケが必要だ、提督と私達の理想を実現する為の、その為の変化を促すキッカケをね、我々はそのキッカケを掴もうとして連中にあの海の防衛権を委譲した、私自身はそれ自体に後悔はしていない」
【カルド・アルレッド】
「俺達全員で決断したんだ、クロードや親父さんが悩む事じゃないさ、何かを変える決断をしなきゃ何も始まらないだろ?今回はたまたま上手く行かなかっただけさ」
【ツーロン】
「それでどうにかなる程私達ヤワじゃないわよ?」
【不知火】
「だから安心して下さい、指令」
【瑞鶴】
「いつまでもクヨクヨしてるなんてクロ兄らしくないよ?」
【クロード戦艦提督】
「ありがとう、みんな、何だか元気が湧いてきたなぁ」
【夕張】
「その意気ですよ、師匠♪」
【大井】
「それより、大本営と海軍連中の怠惰は目に余るわね、何か悪いことが起こらなければ良いけど」
【クロード戦艦提督】
「そうだな‥‥親父には身辺に注意するように言っておく、皆も注意しておいてくれ、大井、本土のゼネラルと隼鷹、それにレイオスにも注意するように連絡しておいてくれ!」
【大井】
「分かったわ!」
【クロード戦艦提督】
「おそらく‥‥深海棲艦と奴らの提督(深海提督)はソロモンをこのままにしておくつもりはあるまい、防衛権の委譲を知ったら深海は何か行動に移す筈だ、その時あれだけ大見得を切った大本営と海軍の奴らがどうやってあの海を防衛するか‥‥‥冷たいようだが、そうなった時は奴らのお手並みを拝見させて貰うとしよう」
民間人に犠牲が出そうになったりこちらに火の粉が飛ばない限り、クロード提督は連中にこれ以上手を貸すつもりは無い
連中には何の誠意も無い!『誤爆事件』の原因調査もされていないではないか!
クロード提督は怒っていた
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大井の抱いた危惧とクロードの予言は的中した
『誤爆事件』から間もなく深海棲艦の反抗作戦が始まった
深海棲艦は戦力の分散をせずまとまった戦力で、大本営と海軍の拠点を一つずつ順番に次々と撃破していった、ついでに大量の物資も奪われた
海軍はまともに抵抗も出来ず、気が付けは海域の東半分を完全に奪い返されてしまった、西半分も攻勢を受けている、今はそこが深海棲艦との実質的な最前線と言ってもいい、これが現在の状況‥‥‥
海軍と大本営は恥も外分も無くリンガに救援を依頼、しかし『誤爆事件の再発防止策がされていない』『大本営が約束を履行していない』事を理由に依頼を拒否
リンガ島とは目と鼻の先の海域なので自分達の身を護る為には出撃する、西半分が辛うじて維持されているのもそれが理由である
こうして海域の半分を失った以外は、以前と何も変わらない日々に戻った
『玖月 想月』一生の不覚である
そんな中での『長島農業鎮守府』の輸送作戦の決定であった
ーーーーーーーーーーーーー
リンガ鎮守府の作戦室‥‥‥‥
【カルド・アルレッド】
「『ニューカレドニア』、『フィジー』『サモア』『バヌアツ』と言えば『ニューギニア』よりも更に東だ、そこには複数の『飛行場姫』や『港湾棲姫』も確認されている、今や深海の牙城と言える海域だぞ、そこに提督経験1年の新米に輸送船団を率いて『ニュージーランド』まで突破しろとは‥‥いよいよ大本営も脳みそに蛆が湧いたか?」
【赤城】
「あなた、その辺にしておきましょう?」
【クロード戦艦提督】
「カルドの言い分はもっともだが、俺達がここで大本営の阿保さ加減を言ったところで輸送船団は出港してしまう、今は彼等の身の安全が最優先事項だ、霧島、続きを頼む」
【霧島】
「了解しました指令、『長島農業鎮守府』は帝国海軍の所属です、つまりこれは帝国海軍と大本営の輸送作戦という事になります
船団名は『第一艇団』、『長島農業鎮守府』と、それから協力依頼を受けた『六本脚鎮守府』の合同護衛部隊、そして25隻の大型貨物船とタンカーで構成されます
船団は名古屋港で編成された後、『台北』、『ダバオ』を中継、セレベス海を経由して海軍の生き残った拠点がある『マカッサル』で一部の物資を荷揚げします、そこから船団は東進してもっもと東の生存拠点『ラバウル』まで突っ切ります
ビスマルク海及びソロモン海は完全に深海側が抑えていますから『ラバウル』は敵中に孤立している事になります、なのでこの船団の物資は『ラバウル』にとっては命の綱とも言えるでしょう、ここまでは宜しいでしょうか?」
情報整理と説明役の『霧島』がここで一区切りつける
自分達の目と鼻の先で無謀な輸送作戦が実施されようとしている、しかもその作戦に六本脚鎮守府も参加するとなれば黙っている訳にはいかない
この作戦には艦娘と民間の船乗りが参加するのである!
彼等彼女達の為にリンガとしては何が出来るか、それを検討しなければ
【霧島】
「ここでも物資の陸揚げと平行して輸送船の一部を切り離します、少しだけ身軽になった『第一艇団』は南東に向かって突進、珊瑚海、タスマン海を突破して『ニュージーランド』の『オークランド』に入港、帰りは逆の行程になります」
【リーンホースJr.】
「鈍速の輸送船団を連れて敵中突破ねぇ、海軍の連中には何か勝算はあるの?」
【霧島】
「こちらに入って来ている情報では、海軍は強力な間接護衛部隊(機動部隊)を編成して『第一艇団』を側面援護するそうです、だからリンガには心配無用だと」
【リーンホースJr.】
「せっかくの制海権をみすみす奪われたのはその海軍様なんだけどね、他には?」
【ツーロン】
「肝心の輸送船団本体には何か手当ては無いの?」
【霧島】
「輸送船は25隻、全て『アミバ海運』が保有している同型の戦時標準貨物船と戦時標準タンカーです、船団平均巡航速力は14ノットの発揮が可能とか、海軍の作戦担当はこれで珊瑚海を突進すればニュージーランドには辿り着ける‥‥と考えています」
【ツーロン】
「‥‥それだけ?」
【霧島】
「それだけです、後は『第一艇団』が自分達で何とかするだろうと」
【ツーロン】
「その作戦担当は馬鹿なの?」
【霧島】
「霧島もそう思います」
【マダンテ】
「深海棲艦の根拠地の玄関先を、ネギを背負った輸送船に通らせておいて、自分達で何とかしろって?何か裏が無かったらただの馬鹿ね」
【カルド・アルレッド】
「裏があってもただの馬鹿さ、それはそれとして海軍と大本営、それにブロック自治政府の思惑でこの輸送作戦は立案された訳だが、この三者の思惑は必ずしも一致してはいない」
【飛鷹】
「それはどういう事でしょうか?」
【カルド・アルレッド】
「うん、それはだな‥‥‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ブンッ!
【ヒィッツカラルド提督】
『呼ばれて飛び出て!ジギスムント先生!』
【ジギスムント】
『勝手に人の名前を喚くな!!』
【カルド・アルレッド】
「ぶうううううう!!!?」
会議室には大型モニターが設置されている、その大型モニターの電源が突然勝手にオンになったと思ったら、画面にドアップの『ヒィッツ提督』と『教えてジギスムント先生』こと『ジギスムント』が現れた
世間で言うところの『リモート会議』‥‥なのだろうきっと‥‥
【クロード戦艦提督】
「やあヒィッツ、元気そうで何よりだ」
【ヒィッツカラルド】
『リンガの諸君も元気そうでで何より、では説明をジギスムント先生から発表して頂こう!』
【ジギスムント】
『馬鹿にしてるのか!?まあいい、飛鷹とやら、その質問には私が答えよう、上の連中の考えなんぞ何処も同じだ、横の連携なんぞ取れてなんかいない!
ブロック自治政府と大本営はこの輸送作戦そのものを成功させたい、人情ではないぞ?自分達は決してニュージーランドを見捨てるような事はしない、だから信用して頂戴!‥‥というアピールの為だ、因みに我々海特警がはぶられたのは、奴らはこの輸送作戦を自分達だけで成功させたいからなのさ
ニューギニア、ニューカレドニアを立て続けに奪い返されて奴らの面目は丸つぶれだからな、自分達だけでも何とかなる、海特警もKLGもNPFの助けも要らない‥‥自分達こそがこのブロックの支配者であると、連邦政府も含めて証明したいのさ、だが海軍の思惑は違う、ほれバトンタッチだ!』
【ヒィッツカラルド提督】
『‥‥‥俺かいな!?』
【カルド・アルレッド】
「‥‥‥俺の出番が‥‥」
【赤城】
「あなた♪さっきのあなた、素敵でしたよ❤」
【カルド・アルレッド】
「いやあ!それ程でも~~♪✨」(デレデレ)
【川内(リンガ)】
「単純だなぁ~~」
【クロード戦艦提督】
「‥‥失礼した、話を続けてくれ」
【ヒィッツカラルド提督】
『仕方ないなぁ‥‥うちの上司(徳川 成光)は別として、帝国海軍とブロック海軍の好戦的な連中‥‥つまりこの作戦を主導している連中の第一の目的は『敵を倒す』事だ、深海棲艦を海戦で撃滅した上でこの付近の島に橋頭堡を築く、そしてそこから東に西にと戦い続け、最終的にニューギニアもニューカレドニアも中部太平洋も奪還する、そしてかつての栄光を取り戻す、その為に先ずはこの付近の深海棲艦を可能な限り撃破しなければならない、その為なら輸送船団の運命なんぞ『そんなの関係ねー!!!』という訳だ』
【川内(リンガ)】
「今までコテンパンにされてたのに、今回に限って勝てるって何でそう思えるかな~!?」
【大鳳】
「始めから船団を見捨てるつもりですか!?それって何の為の海軍なんでしょうか?輸送船が来なければ自分達だって戦えない筈でしょうに!海軍は『第一艇団』をどうするつもりなんでしょうか?」
【ジギスムント】
『連中は輸送船がラバウルまで来られたら後はどうでも良いのさ』
【大鳳】
「そんな無茶な!?」
【ヒィッツカラルド】
『さて大鳳ちゃん、敵側の輸送船団を見付けた時、君なら真っ先に何で攻撃する?』
【大鳳】
「‥何でですか?‥やはり航空機でしょうか、射程も速度も索敵能力も高いですから」
【ヒィッツカラルド提督】
『その通り、その輸送船団が大規模で護衛戦力もそれなりに強力となれば、それを攻撃する航空戦力の投入も大規模になるだろう』
【大鳳】
「確かにそうですね、波状攻撃する可能性もあります」
【ヒィッツカラルド提督】
『戦いは数だからねぇ』
【ジギスムント】
『ジオンの場合、その数にも問題があったんだけどね』
【ヒィッツカラルド提督】
『それは置いとくとして、大鳳ちゃん、輸送船団に攻撃を加えた方にはどんなリスクが発生すると思う?』
【大鳳】
「そうですね、自分達の存在と位置が敵にも知られる事でしょうか、攻撃規模が大きければ大きい程そのリスクは高まりますね」
【ヒィッツカラルド提督】
『流石だ大鳳ちゃん!』
【足柄】
『ちょっと提督!さっきから大鳳ちゃん大鳳ちゃんって、他の鎮守府の艦娘に気安くちゃん付けし過ぎじゃないの?きよしちゃんならまだしも‥‥‥』
【ヒィッツカラルド提督】
『何や足柄、妬いてるのか?』
【足柄】
『別にそういう事じゃ!‥‥』(プクッ‥‥)
【ヒィッツカラルド提督】
『かぁー!!可愛いなぁ!お前はぁ!!後で楽しみにしとけよ!!』
【足柄】
『うにゃ~ん♪❤ほんと~❤』
【ジギスムント】
『仕事に戻れや!!アホカップルがー!!!』
【大鳳】
「あっ‥‥あの~~‥‥」
リモート会議にいつの間にか足柄が乗り込んできた
どんな状況でもお互いに対して素直に生きる、それがヒィッツと足柄の愛なのである!最も付き合いの長い二人だけの世界なのである!
【ヒィッツカラルド提督】
『いや、興奮し過ぎて失礼した、話を戻すが大鳳ちゃん、航空戦力を送り出した後の部隊の安全性はどうなるだろう?特に敵の反撃を受けると仮定した場合は?』
【大鳳】
「飛行場(飛行場姫)なら戦闘機が出払っていますから防空能力が脆弱ですね、『機動部隊』なら艦載機の発艦と収容で直援機を上げるのも一苦労ですから‥‥‥て、まさか!!?」
そこまで話を聞いて、大鳳もついに気付いた
【ヒィッツカラルド提督】
『そうだ!さっき川内(リンガ)が言ってた『何故今回に限って勝てると思っているのか?』という疑問の答えがそれだ!それが奴ら海軍の必勝を呼ぶ為の計略だ!』
【川内(リンガ)】
「『囮にする』って言うこと?‥‥‥輸送船を!?」
【ジギスムント】
『純軍事的に見ればこれが1番敵を釣り出し易い戦法であるのは確かだ、しかしそれをやるなら輸送船団の安全確保には十二分の配慮が必要だ、だが今回、海軍がそれに留意した様子は何もない、六本脚鎮守府に支援を依頼したのも長島鎮守府の提督の自己判断だからな』
敵に輸送船団を攻撃させる事で相手の位置を確認し、敵の艦載機や航空戦力が出払って手薄なタイミングを狙って攻撃する‥‥‥これが海軍の必勝の作戦‥‥‥しかしそこに輸送船団の安全確保という要素は含まれていない
一同に重苦しい空気が流れる、この輸送作戦、思ったより闇が深そうだ
【飛鷹】
「そんな事を‥‥何であの人達は普通に考えられるのよ!!」
【クロード戦艦提督】
「奴らは帝国海軍の最も悪しき伝統をモロに受け継いでしまった連中なんだ、だから海特警とは水と油の関係なんだ、六本脚鎮守府の支援を黙認してるのも、上手く行けは海特警の一部勢力を叩けるチャンスと考えているんだろう」
【不知火】
「指令!疑問なのですが」
【クロード戦艦提督】
「どうした?不知火?」
【不知火】
「今回の作戦を主導するのは六本脚鎮守府ではなくこの長島農業鎮守府ですね、ここも帝国海軍の一部の筈なのでは?何故自分達の戦力までも潰す事を容認したのでしょう?何故この鎮守府にばかりこんな無茶を?」
【ヒィッツカラルド提督】
『良い質問だね不知火君!』
【不知火】
「恐縮です」(ドヤッ!)
【翔鶴】
「相変わらず冷静ですねぇ」
【ヒィッツカラルド提督】
『身内に甘い筈の海軍が何故この鎮守府にこんな無茶振りをしたか、この鎮守府の提督『ハス 吾郎大尉』と言うのが面白い男でなぁ、これはへたれ君から聞いた話なんだが‥‥‥』
ヒィッツ提督は、自分が掴んでいる『ハス 吾郎』と彼の鎮守府の成り立ちや事情を一通り説明した‥‥‥
【カルド・アルレッド】
「なるほど、聞けは確かに面白そうな男だな、妖精が見えて話が出来る提督なんて久しぶりに聞いたぞ」
【ヒィッツカラルド提督】
『へたれ君の話ではこの若者、海軍内では戦闘よりも補給や後方支援、民生確保の重要性を説いている珍しい男だ、へたれ君は中々見所のある士官だと言ってる
さて不知火君、こういう男は好戦的な海軍の中ではどう評価されると思う?』
【不知火】
「嫌われますね、確実に」
【飛鷹】
「まさか!?そんな下らない理由で!?」
【クロード戦艦提督】
「男の嫉妬心は思ってるよりずっとえげつないぞ?」(パラパラ‥‥)
【金剛】
「テートクはその嫉妬心のせいで苦労しましたからネー」
【クロード戦艦提督】
「俺の苦労なんて大した事ないさ、それよりこの若者、ブラック鎮守府にいた艦娘達を引き受けて指揮いているのか、その上で1年間の間にこの戦価か、優秀だな、それも嫉妬される原因なんだろうな」
敵との戦いや艦隊決戦の華々しさに重点を置く兵科将校にとって、補給を重要視する地道な将校は何故か疎まれる存在なのであった、これは昔から変わらない
手元に用意した『ハス 吾郎』提督の資料を読みながらクロード提督は呟く
【ヒィッツカラルド提督】
『へたれ君は俺に言ったよ、この若者はブラック鎮守府で苦しめられ、人間不信、海軍不信になった艦娘達を引き取った、まだ彼自身が新米だったにもかかわらずにな、それから1年をかけて彼女達をサポートしつつ任務もこなして行った、今では長島鎮守府の艦娘達には笑顔が溢れてるそうな、それ程の男をこんな下らない事で死なせる訳にはいかない‥‥てね』
【クロード戦艦提督】
「全く同感だな、俺達には戦う理由が出来た訳だ」
【金剛】
「何だか胸熱な展開になってきたネー!!」
【翔鶴】
「私も頑張ります!」
【霧島】
「でも指令、どうします?私達海特警は今回の作戦から敬遠されていますよ、これは帝国海軍の作戦ですから、無理に作戦に参加すると横やりを入れる形になってしまいお父上様の立場も‥‥‥」
【クロード戦艦提督】
「誰が作戦に参加すると言った?」
【霧島】
「はあっ!?」
【金剛】
「何故ですカ!?テートクー!?戦うって言ってたのは何だったネー!?」
【クロード戦艦提督】
「話は最後まで聞け!作戦に参加しないならなおのこと、海軍連中の行動に忖度する必要があるか?」
【金剛】
「ふえっ!?」
【クロード戦艦提督】
「俺達は輸送作戦の事なんか何も知らない、たまたま同じタイミングでニュージーランドに用事があったから出撃してた、その帰り道に偶然深海との戦闘に遭遇したら?お前なら普通どうする?」
【金剛】
「自分達の身を護る為に‥‥戦いマース!」
【クロード戦艦提督】
「それが答えだ!後から文句を垂れる奴らは無視すれば良い事だ!俺達は我が身を護っただけなんだからな!」
【金剛】
「テートク~♪❤愛してマース♪❤」(チュッ❤チュッ❤チュッ❤)
【クロード戦艦提督】
「わーーー!!分かった分かった!!謎提!俺達はそういう方針で行く、いつか南の海の何処かでバッタリ出会うかも知れないがその時は宜しく頼むとへたれ君に伝えておいてくれ!」
【ヒィッツカラルド提督】
『かしこまり~♪ゼネラルや隼鷹、レイオスはどうする?』
【クロード戦艦提督】
「奴らには六本脚に派遣した時点で自由裁量に任せてる、今のあいつらは六本脚の一員だ、好きにさせるさ」
【ヒィッツカラルド提督】
『分かった、それも一応伝えておく、クロード提督、必ず全員帰してやろうな?』
【クロード戦艦提督】
「当然よ!それが海特警だからな!」
【翔鶴】
「提督♪❤今すぐ抱いて下さい~♪❤」(チュッ❤チュッ❤チュッ❤)
【クロード戦艦提督】
「翔鶴ぅ~!!お前はそういうキャラだったかー!?」
【金剛】
「コラーーー!!!そこをどくネー!!!」
【不知火】
「ここは譲れません!」(カチャカチャ‥‥)
【クロード戦艦提督】
「不知火ー!!!何故ズボンのベルトを外してるかー!!?」
【不知火】
「それは指令もご存知の筈では?」(カチャカチャ‥‥ジィーー‥‥)
【金剛】
「ぬいーーー!!!テメーー!!!」
【赤城】
「ここは提督にお任せして、私達は失礼しましょう?あなた❤」
【カルド・アルレッド】
「そうだよね~♪赤城さん❤、それじゃヒィッツ提督、また後ほど」
クロード提督を中心に阿鼻叫喚の面々を残して会議室を去っていく面々‥‥‥
【クロード戦艦提督】
「お前ら待ってくれ~~!!謎提~~!!」
【ヒィッツカラルド提督】
『君らを見てたらこっちまでムラムラ来てしまったじゃないか!!足柄!!』
【足柄】
『うにゃ~ん❤分かってるわよ♪提督?今から始めましょ~❤』
【ジギスムント】
『阿保らしくなってきたから私もこの部屋から失礼するよ、君達ならやれるかも知れないな、共に頑張ろう、ジーク・ジオン!』(ブチッ!)
【クロード戦艦提督】
「連邦の鎮守府にかける言葉かーー!!?」
大型モニターの画面が消え、クロード提督は金剛達と会議室に取り残された‥‥
ーーーーーーーーーーーーーーーー
長島農業鎮守府‥‥‥
客が来る事が珍しいと見えて、へたれ提督達一行は鎮守府の艦娘達からの好奇の目に晒された、特に注目を浴びたのは‥‥‥
【加古】
「おい!聞いたかい!あの宇宙戦艦『アンドロメダ』が艦娘になってうちに来たらしいぞ!!」
【名取】
「それって物凄くないですか!?あのアンドロメダが艦娘になって来るなんて!」
【大潮】
「これはあげあげですね~♪是非見たいです♪」
長島農業鎮守府は映画スターでも来訪したかのような大騒ぎである
鎮守府に入って来た六本脚の一行、特にアンドロメダを一目見ようと大勢が執務室に集まって来た‥‥‥
(じーー‥‥‥)(じーー‥‥‥)
【アンドロメダ】
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」(ソワソワ‥‥)
【大鯨】
「肌がツヤツヤしてる、髪の色も綺麗ですね~」
【由良】
「本当、肌が透き通ってるみたい、良いなぁ~」
【最上】
「どこか『鈴谷』に似てないかい?」
【三隈】
「奇遇ですわね、三隈もそう思いましたわ♪」
【暁】
「私の方がレディなんだから!」
【初霜】
「流石に宇宙戦艦には敵わないと思うけどな‥‥」
【満潮】
「いやいや!元から勝負にならないでしょ!」
【ビスマルク】
「グーテンターク!同じ歴戦の戦艦としてこのビスマルクが歓迎するわ!」
ワイワイ ガヤガカ‥‥‥
【アンドロメダ】
「//何かジロジロ見られて恥ずかしいしぃ~~!//」
【川内】
「ああそっか、そういえばメダ子は宇宙戦艦だったもんね」
【アンドロメダ】
「今更それ言うの!?」
【川内】
「いやー、あんたはもうアタシの娘で家族だし、それ以外は気にしてなかったなー」
【アンドロメダ】
「いやいや!それはそれで嬉しいけど!メタ子が宇宙戦艦なのもうちょっと気にしてよ!」
【清霜】
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ、それで良いじゃん♪」
【アンドロメダ】
「六本脚の家ではそうなんだけどさ~、世間一般だとこういう反応になっちゃうんだね~‥‥」
そう、考えてみればこれが普通の反応なのかも知れない‥‥‥
宇宙戦艦『アンドロメダ』と言えば、それはもうとてつもない知名度を誇る地球艦隊の象徴のような存在なのだ!それは艦娘に生まれ変わった今日でも変わらない
その本人がこうして目の前に居るのである、世界中に艦娘『アンドロメダ』は彼女しか居ないのだ!同じ艦娘ならなおのこと、誰もが見たがるだろう
それにイレギュラー艦娘は今ここに『アンドロメダ』しか居なかったのもある
せめて姉妹艦の誰か一人でもいてくれたらなぁ~‥‥と思わずにいられないメダ子であった
【へたれ提督】
「まあ落ち着けメダ子、これからもここには何度か通う事になるから、そのうち皆も慣れるよ」
【アンドロメダ】
「提督~!人事だと思ってぇ~~!」
【あきつ丸】
「高性能艦と人気者の宿命であります、それより仕事であります」(バッサリ)
【アンドロメダ】
「あきつ丸はホンットにぶれないなぁーー!」
【鶴 温】
「まさかこんなに人が集まって来るとは‥‥‥」
【浜波】
「はわわ‥‥ちょっと‥‥こわい」
執務室の応接間に通された六本脚の一行、その周りを長島農業鎮守府の艦娘達が何故か取り囲んでいる、まるで有名人の記者会見だ
【陸奥】
「‥‥何だかごめんなさいね、皆悪気はないのよ、ただあなた達に興味があるだけなのよ」
【川内】
「良いんです、お気になさらず、いつもの事ですから♪」
【アンドロメダ】
「お気にしてよ!!」
【鶴 温】
「緊張で‥‥気分悪くなってきた‥‥」
【タシュケント】
「そんなに固くならないでよ、これは歓迎の印なんだよ♪君達はもう我々の同志なんだから♪」
【鶴 温】
「あっ‥‥こりゃあどうも‥‥‥」
【浜波】
「‥‥!!」(ギュッ!)
【鶴 温】
「‥‥うん?浜波?どうした?」
【タシュケント】
「ハハハ♪その娘は私が君に興味を持ったと勘違いしたみたいだね、大丈夫だよ、君の夫は信用出来る人さ、信じてあげなよ同志♪」
【浜波】
「///‥‥‥‥///」
【鶴 温】
「おっ‥‥‥おうっ‥‥」
【へたれ提督】
「改めまして、我々は海特警所属のPMC(民間軍事会社)『六本脚鎮守府』です、皆さん宜しく」
【清霜】
「宜しくお願いしまーす♪✨」
いつもの調子のへたれ提督と、周りの目線にも全く動じない清霜が挨拶をする
【吹雪】
「こちらこそ、宜しくお願いします♪」
【ハス 吾郎】
「ようこそ長島農業鎮守府へ、改めまして、自分がここの提督『ハス 吾郎』大尉です、作戦が始まる時には少佐になってますが、とうも佐官なんて自分の性には合わなくて‥‥ああ、そうでした!こんな形で皆さんをお迎えする事になって何とも恐縮ですが、これも皆さんへの歓迎の気持ちと受け取って貰えばと思います」
【へたれ提督】
「いえいえ、こんな楽しい出迎えなら大歓迎ですよ、良かったら我々の鎮守府にもお越し下さい、大したもてなしも出来ませんが」
【ハス 吾郎】
「ありがとうございます」
【吹雪】
「(海特警とか民間軍事会社とかってどんな人達なんだろって思ってたけど、私達と何も変わらない、とても感じの良い人達で良かった♪)」
【明石】
「あれが噂の宇宙戦艦娘『アンドロメダ』か‥‥‥」
【夕張】
「少し‥‥調べてみたい気も(ちょっとHなのも含めて)‥‥‥」
【陸奥】
「そこの二人‥‥変な事考えるのは止めなさい!」
【明石】
「いえいえ!そんな!」
【夕張】
「私達は何も‥‥ねえ!」
【アンドロメダ】
「何だか‥‥‥悪寒が‥‥」
作戦の打ち合わせはスムーズに進んだ、やはり沢山の情報を持ち冷静に事を進める『あきつ丸』の存在はは大きかった
多くの艦娘達が見守っている中での打ち合わせなので、海軍と大本営の思惑や、自分達の立場がどうなっているのかは会話には出てこない
そんな中で、新たな情報があきつ丸よりもたらされる‥‥
【ハス 吾郎】
「新種の‥‥『姫級』ですか?」
【あきつ丸】
「未確認情報ではありますが、空母型と思われる姫級の新型の存在が可能性として浮上しています、我々はこれを便宜上『南太平洋空母棲姫』と呼称する事になったであります」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【アレキサンドリア】
「これってあんたの事よね?」
【ホーネット】
「モロネタバレは止めてくれない?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
【吹雪】
「新種の敵ですか‥‥‥そんな!」
【タシュケント】
「思ってたより‥‥大変な戦いになりそうだね」
【川内】
「心配無用よ、貴女達にはアタシ達がついてる」
【へたれ提督】
「こんな時に参上するのが我々『六本脚鎮守府』と『鶴ケ島鎮守府』なのだよ」
【清霜】
「なのだよ♪✨」
【鶴 温】
「なっ‥‥なのだよ!」
【浜波】
「はっ‥‥はい!」
【アンドロメダ】
「何これ?‥‥リハでもやったの?」
【へたれ提督】
「ハス提督、新種の深海棲艦に不安もあるだろう、しかし貴殿達には俺達と海特警がついてる、貴殿とこの鎮守府の実力だってある、俺達が本分を尽くせば大丈夫だ、任務を果たして全員揃って名古屋港に凱旋帰国と行こうじゃないか!」
【ハス 吾郎】
「そうですね、我々が本分を尽くせば!宜しくお願いします!」
こうして話はまとまった、作戦前の細かい調整はあるが後は本番に向けて準備を進めるだけだ、長島農業鎮守府の艦娘達は気さくで笑顔がある、小難しい打ち合わせは終了して談笑に入る‥‥‥
【川内(長島)】
「そうなんだ、あんたは秘書艦で嫁艦なんだね」
【川内】
「貴女ももう少しで改二になれるんだね、頑張ってね♪」
【川内(長島)】
「へへ♪ありがと♪それでそっちのおちびちゃんが娘さんねぇ」
【清霜】
「おちびちゃんじゃないもん!」
【川内】
「清霜はみんなから可愛いって思われてるんだよ♪」
【川内(長島)】
「ねえ!あんた♪アタシと夜戦しない?」
【清霜】
「うん♪清霜もママみたいに夜戦が強くなりたい♪✨」
【川内(長島)】
「へえ~♪あんた見所あるじゃん♪気に入ったよ♪✨」
【神通(長島)】
「姉さん!無茶振りは止めましょう!」
【川内】
「清霜、あんたも調子に乗らないの」
【清霜】
「はーーい✨」
【浜波】
「///はっ‥‥はわわ///」
【電】
「お人形さんみたいで可愛いのです♪」
【初霜】
「気にしないで、これ褒め言葉だから」
【タシュケント】
「皆でいじってしまってゴメンね、私達は君達に出会えた事が嬉しいんだよ、今度の作戦頼りにしてるよ、共に頑張ろう同志、革命の日は近いよ♪」
【浜波】
「かっ!?‥‥革命!?」
【吹雪】
「タシュケント!適当な事言わないで!ごめんなさいね」
【夕張】
「宇宙戦艦っていったいどんな物を食べてるんですか?✨」
【アンドロメダ】
「ん~~?『鰯団子』」
【明石】
「いわしだんご~?」
【熊野】
「わたくし『熊野』ですわ、貴女、本当は『鈴谷』ではなくて!?」
【アンドロメダ】
「いやいや!よく似てるって言われるけど違うしぃ~~!」
【三隈】
「喋り方まで鈴谷にそっくりですわね」
こうして六本脚一行は帰途につく‥‥‥
【陸奥】
「良い人達だったわね」
【ハス 吾郎】
「そうだね、朝も言ったけど彼等は船団護衛のスペシャリストだ、皆が全員揃ってここに戻って来る為には彼等の協力が欠かせない」
【陸奥】
「外部に協力を仰ぐ必要がある程の任務‥‥提督、貴方は優秀だけどまだ新人でもあるわ、こんな作戦を貴方一人に押し付けるなんて海軍も大本営も何を考えているのかしら?」
【ハス 吾郎】
「陸奥、海軍の思惑がどうであろあと僕達は本分を尽くして任務を果たし全員でここに帰ってくる、それだけさ」
【吹雪】
「司令官、きっと大丈夫ですよ、そんな気がします」
【ハス 吾郎】
「そうだね、僕には君達が居てくれるんだから」
【タシュケント】
「同志提督、今夜は私のボルシチを食べてくれるかい?」
【ハス 吾郎】
「ああ、頂くよ」
ーーーーーーーーーー
【川内】
「提督、あの鎮守府、みんな笑顔だったね」
【へたれ提督】
「みんなが支え合っている、良い鎮守府だ」
【川内】
「護ってあげなくちゃ‥‥ねっ❤」
【へたれ提督】
「そうだな、川内、頼りにしてるぞ」
【川内】
「大丈夫、川内さんにお任せ‥‥てね♪」
【あきつ丸】
「出撃先で『男女の営み』は程々にであります」
【鶴 温】
「おいマサ公!お前ら夫婦は出撃先でもそんな事してたのか!?」
【川内】
「良いじゃん別に!提督とエッチ❤はアタシの活力の源泉なのよ!」
【鶴 温】
「この淫欲夫婦が!!」
【へたれ提督】
「いや~♪それ程でも♪」
【鶴 温】
「褒めてねえよ!!」
【浜波】
「///指令‥‥‥///」
【鶴 温】
「‥‥‥うん?」
【浜波】
「//浜波も‥‥指令と‥‥エッチ❤‥‥嬉しい❤//」
【鶴 温】
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
【へたれ提督】
「おいテメー!やる事しっかりやってるじゃねーか!!」
【鶴 温】
「はて?ボキには何の事だかサッパリ‥‥‥」
【川内】
「浜波?鶴さんとのエッチ❤、気持ちいい?」
【浜波】
「はいっ!✨‥‥気持ちいいです❤‥‥エヘヘ~✨❤」
【川内】
「それなら良し♪」(サムズアップ)
【へたれ提督】
「浜波の事、すっかり開発してるんじゃねーか!!」
【鶴 温】
「え~~!?だって!だって好きなんだもの~!」
【アンドロメダ】
「酷い会話‥‥‥」
【清霜】
「みんな気持ち良さそうだからバッチリ、バッチリよ♪✨」
【アンドロメダ】
「きよし~~、あんたの感覚どんどんおかしくなってない?」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
困難な作戦か予想される‥‥‥
しかし、みんなの心はひとつだった
【金剛】
「次はワタシの番デース!!」
【翔鶴】
「いいえ!!私です!!」
【不知火】
「指令は疲れています、ここは不知火が介抱して差し上げ‥‥」
【金剛】
「ぬいーーー!!魂胆は分かってるネーー!!」
【不知火】
「不知火に何か落ち度でも?」
【クロード戦艦提督】
「‥‥‥‥ちっ‥‥ちかれた‥‥」(ゲッソリ)
たぶん‥‥‥‥‥
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《確認》
いつも御愛読頂き、ありがとうございます
現在この作品では『AS(足柄スペシャル)シリーズ』、『特別回想録』、そして今回の『輸送作戦』の三本柱に、ギャグとエロの『小話集』を組み合わせて構成しています
ただ自分の書きたいタイミングで執筆している為、ストーリーの時系列が分かり辛いのではと考え、最近の流れを(第28話の略式年表)に反映、更新しました
これは本作品のストーリーの構成上の都合による時系列の流れであり、あくまで本作品の中だけの設定です、なので他の提督諸氏の皆さん(作家さん)の作品設定に何かの制限を加えるものでは決してありません
その上でご確認頂き、参考にして頂ければ幸いです
更新範囲と大まかな流れはこのようになります
『『射命丸 文』が登場し、青葉三連星が川内の自慰行為を盗撮』
↓
『隙間解放戦線の襲撃事件、二等憲兵吸血鬼と木曾の馴れ初め』
↓
『『鷹尾 和則』と『プリンツ・オイゲンR』登場』
↓
『花田指令と蒼龍の事件』
↓
『『ゲザン』登場、殺し屋を廃業』
↓
『海風の麻雀修業、那智の提督脱衣麻雀』
↓
『ハロウィン戦士『川内人間ヘタレダー』
豊色夜戦忍者『インナー・リバー・サン』
リンガ三銃士『イクマイザー3』誕生
『モルグ』での乱痴気騒ぎ』
↓
『『三木之ジャギ』のサイドリッツ部隊設立』
↓
『クロード提督、元帥昇進』
↓
『海上都市『ヨコスカ』就航、『天憲隊』『KLG』に組織改変』
↓
『2度の『天龍児童園』襲撃事件』
↓
『『本多 幸雄』と『あきづき』の距離縮まる』
↓
『『鶴 温』と『浜波』出会う』
↓
『『京浜国際ジャーヤル』の捏造記事に『加賀』怒る』
↓
『『鶴 温』と『浜波』、六本脚鎮守府へ』
↓
『『鶴ケ島鎮守府』誕生』
↓
『リサイクル戦艦『46号』『57号秩父』就航』
↓
『『長島農業鎮守府』と『六本脚鎮守府』
輸送作戦打ち合わせ』←今回ここ
↓
『ニュージーランドへの輸送作戦、『ホーネット』が家族に』
↓
『『レ級』のレレちゃん、保護される』
↓
『同人誌関連で『シャングリ・ラ事件』発覚、『デウスーラ』怒る』
↓
『『シャングリ・ラ』謎の鎮守府に加入』
↓
『ドルヴェンシュタイン動乱勃発、蒼龍復活戦』
↓
『花田指令、中将に昇進、新組織『NPF』結成』
↓
『『ホビー白色』大量誤発注事件』
↓
『警視庁鎮守府アグレッサー騒動』
↓
『『NPF』欧州遠征』
↓
『『足柄』『ネルソン』の挑戦を受ける』
↓
『『へたれ提督』と『川内』の結婚記念日』
↓
『『五代 雄介』登場』
↓
『『ウェイカー三兄弟』の襲撃事件』
↓
『艦娘になった『小豆馬 久』『ペールギュント』を襲う』
↓
『『川内』と『清霜』が『ネルソン』に目を付けられる』
↓
『再び『小豆馬 久』襲来、プラモ『デンドロビウム』が奉られる』
↓
『『花田 刀治郎』行方不明』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《お願い》
ストーリーに登場して頂いている各鎮守府の編成が現在、自分の頭の中であやふやになっています
そこで勝手ながら今回、自分が把握している(一部独自に追加した)各鎮守府の編成をまとめて整理させて頂きました
親愛なる提督諸氏の皆様には、この編成に抜けや問題が無いかご確認頂けたら幸いです
そこでまことに勝手ながら、ある条件設定を付けさせて頂いています
各鎮守府の編成の中に赤文字で書かれた艦娘がいますが、これはストーリーの都合上該当する鎮守府の特徴を強調する為に、他の鎮守府での登場を控えています
これはこの艦娘がここにしか居ないという事ではなく、この艦娘が登場したらここの鎮守府の艦娘で間違いない‥‥‥という感じで見て頂けたらありがたいです
(例)正規空母『翔鶴』は、現在『リンガ特設連邦鎮守府』以外での登場を考えていません
ただし『ニシダ・メガフロート鎮守府』はストーリー上、『イレギュラー艦娘を除くほぼ総ての艦娘が所属しているマンモス鎮守府』という設定なのでこの条件は当てはまらず、特に編成一覧も存在しません
『イレギュラー艦娘』『アズールレーンキャラ』『ドールズフロントラインキャラ』『東方Projectキャラ』はこの世界には一人しか居ないという設定なので赤文字で書く事もありません
勿論この設定は、自分の作品の中だけの設定であり、提督諸氏の皆様の設定に何ら影響を与えるものではありません、この作品独自の設定として見て頂ければ幸いです
下記の内容は、現在自分が確認出来ている、各鎮守府の編成内容です
基本的にこの編成を前提にしてストーリーを書いて行こうと思っています
艦娘の追加が発生した時は可能な限り更新して行くつもりです
もし編成内容にどうしても不具合がある場合は可能な限り修正させて頂きますので、その時は御指摘頂けたらありがたいです
まことに勝手なお願いではありますが宜しくお願いします
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①民間軍事会社、六本脚鎮守府(浜名湖)
野郎共:母里 正(へたれ提督)、石川島春馬、
トミー・ザワ、鷹尾 和則
戦艦:アンドロメダ、アマルテア
空母:サラトガ、ホーネット、ガンビア・ベイ
重巡洋艦:衣笠、プリンツ・オイゲン(アズレン)
軽巡洋艦:川内、天龍、ペールギュント、
フェニックス(アズレン)、能代、球磨、多摩、
カリスト、パース、シェフィールド
駆逐艦:清霜、藤波、村雨、深雪、白雪、
シェフィールド(42型駆逐艦)
護衛艦:あきづき
ドック艦:ラビアンローズ、マンジューシャカ
強襲揚陸艦:あきつ丸、神州丸
補給艦:神威
深海棲艦:防空棲姫
次元潜航艦:UX-01
戦術用ドール:フランキSPAS-12(ドルフロ)
大型艦船:UX-01、46号艦、スザク
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②六本脚鎮守府外殻団体鶴ケ島鎮守府(浜名湖)
野郎共:鶴 温
駆逐艦:浜波、早波、沖波、親潮
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③帝国海軍第29分遣隊(謎の鎮守府)(舞鶴)
野郎共:謎の提督ヒィッツカラルド
戦艦:デウスーラⅠ世、ガトランティス、
キングオブドラゴン、シュバリエル、EX-178、
バードラⅡ、シャングリ・ラ
空母:鳳翔、龍驤、ランベア、ガウ、ダロルド
重巡洋艦:妙高、那智、足柄、羽黒、青葉、
デストリア、リリー・マルレーン、ケルゲレン、
チベ、アレキサンドリア、ジギスムント、
アシガラ
軽巡洋艦:那珂、天龍、夕張、ムサイ
駆逐艦:漣、秋雲、卯月、神風、吹雪、高波、
デストロイヤー艦、ケルカピア
強襲揚陸艦:アルビオン
工作艦:明石、明石(白明石)
特務艦:デスラー艦、コルサック、
ヨーツンヘイム
補給艦:間宮、パプア
潜水艦:ルイージ・トレッリ、マッドアングラー
機械獣ドール:カラダ、ダブラス、グラトニオス
グロイザー爆撃隊:X-10(テンちゃん)
ガミロイド:がみろんちゃん
大型艦船:ひらぬま、がでぐる、飛行要塞グール
57号艦秩父
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④海軍特別警察隊、降谷鎮守府(不明)
野郎共:降谷 巌
戦艦:ガングート、グワデン、ドゴス・ギア、ゲルガメッシュ
空母:ミランガル
巡洋艦:シラクサ、チョウカイ、
アオバ、キヌガサ、ガールアウス
駆逐艦:ヴェールヌイ
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⑤連邦軍、リンガ特設連邦鎮守府(リンガ島)
野郎共:クロード・スラスラ(玖月光忠)
カルド・アルレッド、ゼネラル、近江 龍間、
御神楽 旋羅
戦艦:金剛、比叡、霧島、日向、伊勢、長門、
扶桑、山城、ネルソン、ガングート、
マゼラン、マダンテ、バーミンガム、ツーロン、
ネェル・アーガマ、ラー・カイラム、
ラーディッシュ、リーンホースJr.、
ジャンヌ・ダルク、プトレマイオスⅡ
空母:翔鶴、瑞鶴、赤城、飛鷹、隼鷹、大鳳
重巡洋艦:青葉(れんば)、加古、高雄、摩耶、
ポーラ
航空巡洋艦:利根、筑摩
機動巡洋艦:アーガマ
軽巡洋艦:川内、神通、天龍、ゴトランド
重雷装巡洋艦:大井
駆逐艦:不知火、黒潮、秋雲、天津風、時津風、
雪風、浜波
護衛艦:こんごう
大型艦船:紀伊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑥KLG(KLeee raidhia Guardians)
(横須賀)
野郎共:ジョニーnrsenc一等憲兵
戦艦:大和、武蔵、榛名、ヤマト、まほろば、
アポロメア、アンタレス、アルデバラン、
アポロノーム、アキレス、ノイ・バルグレイ、
アリゾナ、長門、陸奥
波動実験艦:ラポラトリー・プロメテウス
空母:加賀、グラーフ・ツェッペリン、
アーク・ロイアル、イントレピット、
千歳、千代田、龍鳳、ガンビア・ベイ
重巡洋艦:プリンツ・オイゲン(艦娘)
ヒューストン、ザラ、ポーラ、青葉(天葉)
航空巡洋艦:最上、三隈、鈴谷、熊野
軽巡洋艦:多摩、天龍、鬼怒、阿武隈、
ガルバルディ、アブレッツィ
駆逐艦:時雨、夕立、江風、ジョンストン、
サミュエル・B・ロバーツ
潜水艦:伊58、呂500、伊13、伊14、
伊400
潜水母艦:迅鯨
大型艦船:加賀、信長、
その他クラップ級、ドレッドノート級多数
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑦海軍公安連邦局(NPF)(舞鶴)
幹部:花田 刀治郎、その他はNPFの組織表を参照
戦艦:大和、武蔵、銀河
空母:飛龍、蒼龍、瑞鳳、瑞鶴、瑞鶴(アズレン)
重巡洋艦:高雄、
軽巡洋艦:能代、夕張、天龍、五十鈴
駆逐艦:皐月、海風、山風、江風、秋月、照月
工作艦:明石
大型艦船:刀龍、龍鳳、他水上艦艇多数
組織表参照
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑧帝国海軍(海特警)本部(東京)
野郎共:徳川 成光、徳川 光茂(息子)
羽黒大好き憲兵
戦艦:サウス・ダコタ(息子の秘書艦で初期艦)
巡洋艦:ブルネイ
軽巡洋艦:由良、ゴトランド
駆逐艦:菊月、イソカゼ
水上機母艦:コマンダン・テスト
潜水艦:まるゆ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑨天憲隊・赤土鎮守府(不明)
野郎共:二等憲兵吸血鬼
重雷装巡洋艦:木曾
軽巡洋艦:天龍
工作艦:明石
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑩ぼのたん呉鎮守府(呉)
野郎共:ぼのたん提督、影提
戦艦:ビスマルク、ハーフビーク、
ヴァナディース
空母:祥鳳
重巡洋艦:青葉(しゃんば)、妙高
駆逐艦:曙、叢雲、霞、満潮、朝潮(辻切り)、
大潮(打撲)、神風、天霧、狭霧、霰(打撲)、
荒潮(閉め)、朝雲(毒)、山雲、浦風、夏雲、
ジャービス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑪注文の多い鎮守府(不明)
野郎共:夏夜月 怪像
宇宙海賊戦艦:アルカディア
戦艦:比叡
重巡洋艦:高雄、愛宕
軽巡洋艦:パース
駆逐艦:睦月、如月、初霜
機動兵器:鉄人28号
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⑫警察庁長野県警、石ノ森鎮守府(長野)
野郎共:一条 薫
戦艦:長門、扶桑、山城、
空母:加賀、
重巡洋艦:妙高、那智、足柄、羽黒、
航空巡洋艦:利根
軽巡洋艦、大淀、天龍、阿賀野、能代
重雷装巡洋艦:北上、大井
練習巡洋艦:鹿島
駆逐艦:吹雪、雪風、暁、響、雷、電、朝雲、
島風、霞
(内容は海軍省と併合前のもの)
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⑬帝国海軍、長島農業鎮守府(長島)
(新しい鎮守府名『伽藍の堂』(がらんのどう))
野郎共:ハス 吾郎
所属憲兵:遠山キンジ(男性)、
神崎・H・アリア(女性)
戦艦:陸奥、長門、金剛、榛名、扶桑、
ビスマルク、ローマ、ウォースパイト
空母:赤城、加賀、大鳳、飛鷹、龍驤
重巡洋艦:古鷹、加古、妙高、羽黒、摩耶
航空巡洋艦:筑摩、最上、三隈、鈴谷、熊野
重雷装巡洋艦:北上
軽巡洋艦:川内、神通、天龍、夕張、名取、由良、
球磨、多摩、長良
駆逐艦:吹雪、タシュケント、暁、雷、電、
望月、皐月、磯波、島風、深雪、葉月、
五月雨、涼風、満潮、敷波、朝潮、潮、
三日月、時雨、夕立、霞、朧、睦月、如月、
秋月、大潮、荒潮、弥生、初霜
水上機母艦:千代田
工作艦:明石
潜水艦:U-511
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⑭海軍特別警察隊、紅輪鎮守府
野郎共:大角 左近
軽巡洋艦:神通
駆逐艦:陽炎、萩風、谷風、浦風、磯風、江風、
舞風、雪風、天津風
輸送艦:コロンブス
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上です
『鴻上鎮守府』や『レ級のいる鎮守府』など、自分では編成内容がはっきり確認出来なかった鎮守府については、分かる範囲でストーリーに反映させて行こうと思っています
本当に我が儘言ってすみません
【ペールギュント】
「そんな事より!ペールが何気にギャグ要員にされたのです!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[名称説明]
①:長島農業鎮守府
木曽川と揖斐川の河口より少し遡った中州に存在する鎮守府
周辺を田畑に囲まれていて、一部を借りて食料自給率を高めている
農業の知識が豊富な『ハス 吾郎』提督が1年前に立ち上げた
②:ハス 吾郎(はす ごろう)
長島農業鎮守府の提督、帝国海軍士官、輸送作戦前の階級は大尉
会津輩出の名家『柴家』の分家である『ハス家』の嫡流で、『柴家』と『ハス家』の血を引く存在
『吾郎』の名前は一族の英雄的存在、旧日本陸軍の『柴 五郎』大将(最終)から来ていると言われる
『柴 五郎』中佐(当時)は『義和団の乱』(BC1900年)で当時の北京外国公使館区域をチート級の強さで少数の部下と共に守り抜き、諸外国から賞賛された事で『日英同盟』のきっかけを作ったと言われる人物である
『柴 五郎』は勇敢かつ冷静沈着で自分の武功をあまり口に出さない人物だったらしい、『ハス 吾郎』がその血筋を受け継いたかは分からないが、『ハス 吾郎』本人も冷静な判断で慎重に事を進める性格である
農業高校在学中に『妖精』が見えるようになった事がきっかけで艦娘を率いる海軍提督の道を歩む人生となる
士官学校卒業後、初期艦の吹雪、最初の任務で偶然救助したタシュケントの二人の力を借りて提督業のスタートを切った
ブラック鎮守府問題で提督が逮捕され、指揮官を失って解体された鎮守府の艦娘達を引き受けて長島に鎮守府を立ち上げる
1年間をかけて人間不信に陥った艦娘達の心を癒しつつ任務を遂行し、新しい艦娘も加えて現在の鎮守府の形まで作り上げた
優秀であった事に加えて『船団護衛』と『後方支援』の重要性を海軍の中枢で語った事から、同僚達や好戦的な上官達から疎まれ嫉妬される、それが原因だったのか無謀な輸送作戦の実施と総指揮を命じられる
単独での任務達成が困難と判断した『ハス 吾郎』は仕事で知り合った『六本脚鎮守府』と『へたれ提督』に作戦の協力を依頼、今回の合同出撃となった
【ハス 吾郎】
「知らなかった‥‥こんな凄い人が僕の名前の由来だったなんて」
【タシュケント】
「今まで知らなかったのかい?同志」
【ハス 吾郎】
「完全に名前負けしちゃうよ~~!」
【タシュケント】
「大丈夫だよ、君は君でいいのさ」
③:タシュケント
イタリアで建造されたロシアの嚮導駆逐艦娘、同型艦はない
彼女の前の鎮守府も酷いブラック鎮守府で、しかも何かしらの拷問を受けていたらしい、その時の体験をタシュケントはあまり語らない
強制的に無理な出撃が祟って戦闘による軽い被弾で撃破される、ブラック提督は勝手に撃沈されたと判断した為に救助もされず海岸で倒れていた、そこを『ハス吾郎』と『吹雪』に発見されて救助される、以降彼女は『ハス 吾郎』達と行動を共にし、彼の艦娘となる
『吹雪』と共に新人の『ハス 吾郎』をよく支え、鎮守府の立ち上げと拡大に大きな役割を果たす、現在も『ハス 吾郎』の側で彼を支え続ける
【タシュケント】
「最高の同志達と出会えて私は今幸せさ♪ハラショー♪」
【熊野】
「苦労なさったんですのね‥‥ううっ」
【タシュケント】
「いや、泣かなくても‥‥」
④:陸奥
『長門型』2番、戦艦娘
言わずと知れた、ビッグセブンの一角
元はブラック鎮守府にいたが、ブラック提督が逮捕された事で鎮守府が解体され行き場を失う、そこへ新米の『ハス 吾郎』が『吹雪』と『タシュケント』を連れて現れる、提督らしからぬ低姿勢なこの若者を何故か陸奥は信用出来た
それからは海軍不信に陥った元の同僚達と『ハス 吾郎』の渡し約を勤め、両者の距離を縮める役割を果たす、1年で鎮守府がまとまるようになれたのには彼女の功績が大きい
長島農業鎮守府の重席の一角として今も大きな存在である
【陸奥】
「あらあら、そんなに褒めても何も出ないわよ♪」
【ハス 吾郎】
「いえいえ、感謝してますです」
⑤:ジギスムント
『チベ級』の重巡洋艦娘、ジオン系のイレギュラー艦娘である
艦船時代にヒィッツカラルド提督に世話になった事があるらしく、艦娘に生まれ変わった後もその縁で謎の鎮守府に加入する、艦船時代の記憶から性格がやさぐれているらしく、その言動はネガティブでヤケクソな思考が多い、しかしそれゆえに真理を鋭く指摘する事もある
【アンドロメダ】
「今回はゲストがよく目立つねー」
【へたれ提督】
「まあ今回は彼らが主役な訳だし、多少はね」
【川内(長島)】
「そんな事よりさ~♪夜戦やろうよ♪夜戦~♪」
【川内】
「ハハ‥‥昔のアタシもこんな感じだったのかな~」
【クロード戦艦提督】
「金剛達に色々吸い取られ‥‥カラッカラに干からびた俺の立場は‥‥」
【ジギスムント】
「このクソッタレな状況をどう乗り切るのかお手並み拝見といこうじゃないか♪それでは次回作までさらばだ!ジーク・ジオン!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[出 演]
へたれ提督
川内
謎の提督ヒィッツカラルド
足柄
クロード戦艦提督
金剛
鶴 温
浜波
カルド・アルレッド
赤城
ハス 吾郎
吹雪
タシュケント
清霜
アンドロメダ
ホーネット
ペールギュント
アレキサンドリア
ジギスムント
霧島
翔鶴
瑞鶴
不知火
飛鷹
利根
筑摩
日向
夕張
大井
大鳳
ツーロン
マダンテ
リーンホースJr.
吹雪
陸奥
ビスマルク
古鷹
加古
最上
三隈
熊野
名取
由良
神通
初霜
大潮
満潮
暁
電
大鯨
明石
川内(長島)
あきつ丸
【タシュケント】
「やあ(^-^*)/同志諸君、この作品は二次創作でフィクションなんだよ、だからこの中の設定も固有名詞も全て架空のものなのさ、あっ『柴 五郎』中佐の存在は本当だからね、それ以外は本気にしないように、それでは諸君‥‥‥」
【ジギスムント】
「歯磨けよ!ジーク・ジオン!」