※この作品はR-18です。

喰種の住む鎮守府   作:ニーとくさん

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第9章

ーーー大本営 大会議室ーーー

 

「化物は殺して、艦娘は保護すべきだ!」

「何を馬鹿なことを…化物と一緒に艦娘達も殺すべきだ!化物とつるんでいる可能性もある!」

「貴様等、人間派の連中が送り込んだんだろ!かの鎮守府の提督は兵器派だったからな!」

「今は人間派も兵器派も関係ない!この化物をどうするかが大事だ!」

 

大会議で飛び交う怒声。ここには海軍上層部と緊急招集で集められた全国に展開する鎮守府の提督達、そしてその秘書艦が集まっていた。

議題は勿論、横須賀第3鎮守府の件でだ。突如現れた深海棲艦に次ぐ新たな脅威に対してどうすべきか、そしてそこに所属する艦娘達を保護するのか、それとも化物を手引きしたとして解体処分するのか話し合われていた。

そしてその会場の奥、彼らを見下ろせる位置に座る1人の老将はため息をついていた。

 

 

元帥「……はあ…全く、話が全然進まん…」

大和「………“兵器派”の方々が多いですからね。元帥のような“人間派”の方がもう少し入れば、少しはまともな会議になるかと…」

元帥「そうだな…儂がもっとしっかりせねば“人間派”も増えないからな。大和、必ず約束は守るぞ。」

大和「…はい!大和がしっかり支えますからね!」

 

その老将の傍に立つ者。背が高く、そして凛々しい。大和撫子とは彼女のことを指すと言っても過言ではない程の女性…艦娘がいた。

その優しい眼差しは老将を暖かく包み込み、そして老将の眼差しも同じように暖かく彼女を包んでいた。

 

元帥「大和…儂は良い嫁を持った。必ず、必ずお前達艦娘が人間として暮らしていける世の中にするからな。」

大和「はい!大和は最期の時まであなたの側にいますよ。」

 

 

老将は再び視線を前に戻す。そして、口を開け言葉を発しようとした時…

 

 

バァン ハアハア…か、会議中に失礼します!元帥…元帥に緊急でお伝えすることが…!

 

ドアを物凄い勢いで開けて入ってきた者。そこには大本営所属の大淀が息を切らして駆け込んで来た姿があった。

その場にいた全員が大淀に注目する。大本営の大淀は、他の大淀と違いどんな時でも冷静沈着で決して焦ったところを見たことがないからだ。その彼女が息を切らしている、そして怯えている…一体何があったのか…

 

元帥「どうした、大淀。君がそこまで焦るとは珍しいな……まさかとは思うが、横須賀第3鎮守府の件か?」

大淀(大)「は、はい…そのまさかです。たった今、横須賀第3鎮守府から連絡が…」

 

 

 

「前任の提督と所属する憲兵、鎮守府奪還部隊を殲滅させた…化物から連絡が来ています!」

 

 

元帥「な、なんだと⁉︎」

全員「……⁉︎」ザワザワ

 

い、今…化物から連絡が来たと言ったな?その化物は言葉を話すと言うことか。つまりは、ある程度知能が発達しているということだ。厄介だな…深海棲艦との戦争も抱えているというのに…

 

大淀(大)「化物は、この話し合いに参加してやるよと言ってます。どうされますか?」

元帥「……向こうから来るということは、何か言いたいことがあるのだろう。構わん、ここに繋ぎなさい。

スピーカーに切り替えて、ここからは話そう。大淀、設定してくれ。」

大淀(大)「了解しました。直ぐに行います!」

 

 

そう言って大淀(大)はスピーカーに切り替えた後、元帥の方を向き頷く。

 

元帥「……私は海軍司令部の元帥だ。そちらは…横須賀第3鎮守府を占拠中の化物、でいいかな?」

隼斗「…あ、やっと繋げた。ったく、いつまで待たすんだよ…」

 

 

化物、の声か?どうにも若い男の声に聞こえるが…いや、そんなことはいい。一体、何が目的なのか確かめる必要がある。

 

元帥「単刀直入に聞こう。何が目的でその鎮守府を占拠した?そして、この会議にも何が目的で参加したのか教えてくれ。」

隼斗「…あぁ?人間の分際で俺に命令する気か?まあいい…今日は朝から機嫌が良いんだわ。

だから、素直に答えてやるよ。俺の目的は…「艦娘が人間として生きていける世界にすること」…

それを邪魔するやつは全て殺す。艦娘を傷つけるやつも殺す…それだけ。」

元帥「なっ…艦娘が、人間として生きていける世界…だと…」

 

この化物は、儂等と同じことを考えているというのか?どういうことだ…

 

「やはり“人間派”の仕業か!元帥、これまた大胆な行動を取ったな!」

 

元帥「……紀田大将、儂はこの化物を知らん。それに、いくら儂等でもこのような

やり方はせんよ。このようなやり方では、艦娘達も化物扱いされるからな…」

 

紀田海軍大将。彼は艦娘“兵器派”の筆頭じゃ。数々の功績を残し、人類への貢献度も高い。だが、艦娘に対しての接し方は非情じゃ…勝利の為なら捨て艦戦法も平気で行うし、艦娘達を己が道具としか見ていない。現に彼の指揮下にある艦娘達は感情がない。皆、彼の威厳に逆らうことが出来ず、抗うことなく言われるがまま戦い、死んでいく……儂はそのようなやり方が嫌いだ。艦娘は、彼女達には心がある。

つまり、ただの兵器ではない。儂等と同じ人間なのだ。物言わぬ兵器とは違う。

 

紀田「ふん、この期に及んでシラを切るか。元帥ともあろう方が、聞いて呆れるわ!

いいか?何度も言うが、艦娘は心を持っていようが所詮兵器でしかない。深海棲艦と戦う為に

生まれた唯一対抗できる兵器だ!そいつ等を兵器として扱って何が悪い!」

元帥「確かに、兵器なのかもしれん。だが…彼女達は心がある、感情も意志もある!儂等と同じように喜怒哀楽し、

時に涙を流す。傷つき、血を流すことも…ただの兵器ならばその様なことにはならん!彼女達は…人間だ!」

 

そうだ。兵器であるならば感情も意志も血もいらん。ただ兵器としての使命を黙々と遂行するのみ…どれだけ虐げられようが、暴力を振るわれようが、無理矢理犯されようが、心が傷つくこともなければ涙も流さんじゃろうて…何故そんなことも分からんのだ!

 

 

隼斗「それは俺も同感だな。艦娘は人間だ、兵器じゃない。ましてや貴様等屑共の性処理道具でもねえんだよ……

普通に考えればわかんだろ。感情を持ち、同じ色の血を流し、同じように喜怒哀楽するんだ。それでも分からんなら死ね。」

 

元帥・紀田「……⁉︎」

 

隼斗「無力で、愚かなくせに一丁前に文句を言い、暴力を振るう。何様だよ、ほんと…貴様等屑共が今そうして偉そうにしているのは

誰のおかげだ?今日まで生きてこられたのは誰のおかげだ?……艦娘だ、あいつらが命張って戦っているからだ!

なのに貴様等は艦娘を虐げ、暴力を振るう。労わることも、感謝することもなく…それに、解体された艦娘を貴様等人間は

殺すそうじゃねえか。サボるな、手を抜くな、挙句の果てには役立たずは死ねだと?他力本願で“生”を繋げるしか出来ない

奴が、何も出来ない屑共がよくもまあ言えるもんだよなあ‼︎‼︎‼︎」

 

紀田「化物の分際で…知ったような口をきくな!その艦娘を適切に運用する我々がいるから人類は今日まで生きてこられたのだ!

艦娘はその為の兵器だ!それをどう扱うかは我々が決めることであり、艦娘はただそれに従えばいいのだ!」

元帥「紀田、貴様……っ⁉︎」

紀田「な、何だ。誰だこいつは…⁉︎」

 

 

大会議室に備え付けられた大型モニターと各席にある小型モニターに隼斗が映し出される。

その後ろには長門と陸奥が、隼斗の隣では何故か焦っている大淀がいた。

 

大淀「ちょ、ちょっと!勝手にいじらないで!壊れたらどうするのよ!」

隼斗「なんか話してたらムカついてきた…って、おー、映った映った。ねえ大淀。これ全部お偉いさん?

つか、1人屈強な爺がいんなあ…」

大淀「こら!爺じゃなくてあの方は海軍のトップ、元帥閣下ですよ!」

陸奥「一番偉い方よ。まあ、初めて見るから仕方ないわ。大目に見てあげましょ♪」

長門「全く…もう少し緊張感をだな…」

 

 

画面の向こうでは長門が若い男に説教をし始め、陸奥はその男に後ろから抱きついて頭に顎を乗せている。大淀はそんな3人とこちらを交互に見ながらおどおどしている。一体、何なのだ…儂等は化物と話していたはず。あの若い男、声の主であることには間違いないが見た目は完全に人間じゃ。深海棲艦の様な姿を想像していたが全く違う…

 

 

大和「長門!良かった、本当に無事なのね…」

長門「ん?おぉ、大和か。見ての通り無事だ。心配かけてすまなかった。」

元帥「長門、本当に無事なんだな?化物から何もされてないか?」

長門「元帥、見ての通りだ。私も含めてここの艦娘達は化物から何もされていない。むしろ救われた。醜い人間達から

私達を守ってくれたんだ。化物ではあるが…艦娘を大事にしてくれる優しいやつだ、人間と違ってな…」

元帥「…長門。」

 

化物は、既に艦娘達の心を掴んでいるというわけか…それは化物でありながら、儂等人間よりも艦娘のことを思い、大事にしているという証明に他ならない。画面の向こうにいる3人の艦娘達の目を見れば分かる。警戒もしておらず、恐怖の対象としても見ていない。大事な仲間や家族のように見ている。何より、とても生き生きしている…どの艦娘達よりも幸せに満ちている。

それほどまでに、化物は彼女達の信頼を得ているのか…

 

紀田「長門、貴様…人類に反逆する気だな!化物を手引きし、提督や憲兵を殺して裏切ったな!兵器の分際で舐めたことをして

ただで済むと思うなよ!貴様等全員、解体処分だ!他の艦娘達への見せしめにしてやる!」

長門「……な、何だと⁉︎」

 

私達を見せしめにする⁉︎そんなことが許されるわけがない!何より……それをこの場で言うべきではない。言ってはいけない。

それを口にする者を絶対許さず、容赦無く殺す。世話の焼ける弟の前で……

 

隼斗「…おい、そこの糞屑。お前、俺の大事な家族に何するって?」ギロッ

紀田「うっ…な、なんだ…その眼は…さっきまで…」

提督・秘書艦達「なんだこの眼…こいつやばいぞ!……ちょっと、何よこれ⁉︎」

元帥「…なんじゃ、その眼は……貴様、一体何者だ!」

 

 

さっきまで何も変わらない、普通の眼だった…のに、紀田大将の発言直後に変わった。あの黒く紅い瞳はなんだ。深海棲艦とは違うものを感じるし、何より伝わってくる凄まじい恐怖と怒り、そして狂気。あまりにも禍々しい…危険過ぎる…

 

隼斗「俺は喰種。貴様等の敵だ…つか、そこのお前。顔と声、覚えた…次は貴様を殺す。生きたまま四肢を引き千切り

臓器をひとつひとつ握り潰すのもいいがそれだけじゃ面白くない。そうだな…お前の大事なものを目の前で同じように

殺してやる、いやそうしよう。その時お前がどんな表情をするのか……ふふふ…アハハハハハハハハハハハハ‼︎‼︎‼︎」

 

紀田「き、貴様…!直ぐにでも討伐部隊を送り込んで殺してやる!その時は同じようにしてやるからな!」

 

隼斗「来いよ!ここにいた豚と屑共、貴様等が送り込んだ兵隊共と同じように喰い殺してやるよ!人間がどれだけ無力で愚かな存在か

思い知らせてやる!貴様等は裁く側ではなく、裁かれる側だ!そして俺の餌でしかねえんだよ!」

 

聞いていた全ての者が震えていた。人間も艦娘も…あの男、いや化物の言葉だけではない。その者から滲み出る狂気が相まって言葉にできないほどの恐怖が全身を包んでいるからだ。あれは異常じゃ…あまりにも異常過ぎる。あのような化物が艦娘を守る盾であり槍でもあるのか…そして人間を“餌”だと言っていた…喰い殺すとも…考えたくはないが、あの化物は…

 

 

隼斗「それに、さっきから人間派だの兵器派だの……ごちゃごちゃうるせえんだよ!兵器派の人間は当然殺すが、人間派も同じく殺す!」

大和「そ、そんな!どうして人間派の人達まで殺すんですか⁉︎あなたと同じように思い、私達を支えてくれているのに…何故ですか!」

 

隼斗「ここの人間はそう言って電を傷つけた!何度も殴り、蹴り、挙句人間として扱ってやっただと?……ふざけるな!

あの豚屑共は何度も何度も電を……っ、結局は、道具としか見てねえんだろ⁉︎人間派の奴等も信用できるか!……殺す…

艦娘を虐げる奴も艦娘を騙す奴も、俺の大事な家族を傷つける奴も…皆殺しにしてやる‼︎‼︎‼︎」

 

 

ブツン ザーーー

 

 

化物が言い終えたと同時に通信が切れ、部屋にはノイズが響き渡る。誰一人として口を開けることがなく、重苦しい空気が包み込む。これ以上会議を続けることは不可能となり解散となった。あの化物の怒りは本物のようだ。本当に、艦娘を大事に思っているからこそあそこまで怒りを露わにしたのだろう。それとも、唯一名前が上がった艦娘「電」が直接的な原因なのか…分からん。情報が少なすぎる。とにかく、今は様子を見なければならん。

 

 

元帥「大淀、横須賀第3鎮守府を除く全ての鎮守府に伝えてくれ。横須賀第3鎮守府に決して近づいてはならん、とな。

陸軍にも協力要請をする。陸と海、双方から監視を行い、何か動きがあれば対応する。」

大淀(大)「分かりました。すぐに伝えてきます。陸軍にも私が伝えてきますので、元帥は休まれてください。」

 

そう言って大淀は足早に部屋を出て行く。元帥も椅子から立ち上がり、大和と共に執務室へ向かう。

 

大和「……彼は、本当に私達艦娘を大事に思っていると思います。ですが、あそこまで人間に対して敵意を剥き出しにしていては

彼が守る艦娘達も同じ化物として見られてしまう可能性があります。そうならないとしても、心の底から艦娘を人間と思う人は

現れないでしょう…“暴力”で従わせるのは間違っています。それじゃ何も変わらない…」

 

執務室へ向かう途中、元帥の隣で呟く大和。

 

元帥「それもそうだが…奴は矛盾していることがある。」

大和「矛盾?」

 

執務室に着き中へ入る。まずは椅子に座り煙草に火をつける。そして大淀が提出した映像資料をパソコンで再度確認する。やはり、あの化物は矛盾したことを言っている。あの時は迫力に圧倒されて気づかなかったが、少し落ち着いた時から疑問に思っていた。

 

大和「珈琲入れましたよ。とりあえず、長時間の会議お疲れ様です。」

元帥「…あぁ、いつもありがとう。」

 

大和から珈琲を受け取り一口飲むと、机に置く。大和は隣に椅子を持ってきて座り、同じように珈琲を飲んでいる。

 

大和「それで、矛盾しているとはどういうことですか?」

 

元帥「……化物は人間の敵で、人間を殺すと言っていた。だが、あの者の目的は「艦娘が人間として生きていける世界にすること」だ。

だとしたら、艦娘=人間という認識なら同じく敵であり既に殺害されている筈だ。だが、そうはならず逆に守っている。」

 

大和「…んー、確かに。言われてみればそうですね。」

 

元帥「何故そうなったのかが気になってな。それに家族とも言っていた…どういう経緯でそうなったのかも知りたい。

あの者にとって艦娘はどういう存在か…人間と認識していながら何故艦娘は殺さず守るのか、ぐーる?という存在も何かも…

艦娘が人類を救う為に生まれたように、あの者は艦娘を救う為に生まれたのかもしれんな。」

 

大和「人類の守護神が艦娘であるように、艦娘の守護神が彼…守護神というより、“暴君”“破壊神”“鬼”って感じが強いですけどね。」

 

 

 

大和は苦笑いしながら再び珈琲を飲む。つられて元帥も珈琲を取りゆっくり飲んでいく。ぐーる…もう少し様子を見て、可能なら一度会って話してみたいもんだな。通信ではなく、直接会話をしたい。何の為に艦娘を守るのか…

 

 

 

 

ーーー鎮守府 執務室ーーー

 

 

隼斗「ハア…ハア……人間ってのはどいつもこいつも糞だらけだ…聞いてイライラする!」ダンッ

大淀「ちょ、ちょっと落ち着いて!機材が壊れちゃうからー!」

 

通信を切った後、興奮を抑えきれず机を力強く叩く。隼斗に抱きついていた陸奥は驚いてすぐに離れ心配そうな表情で見つめ、大淀は隼斗が机を叩くところを見て、慌てて机やパソコンに問題ないかチェックしている。特に問題はなかったみたいだが…いつ破壊されてもおかしくないぐらい隼斗が興奮して機嫌が悪いから気が気じゃない。当の本人はイライラしながら窓際に行き、窓を開けて煙草を吸っている。もう…せめて灰皿は用意し、て…って、妖精さんが持ってきてくれた。

 

長門「……少しは落ち着いたか?」

隼斗「まあ……少しだけ。でも、言いたいことは言った。目的も伝えたし…」

長門「私達艦娘が人間として生きていける世界、だったな。だが、人間派も殺す必要はないと思うが…確かに、電の件もある

から信用できないのは分かるんだがな。しかしだ、その中には本当に艦娘を大事にしている者もいるかもしれない。」

隼斗「それは分かってる、分かってるよ…でも、電は人間共に傷つけられた。あの小さな体に汚ねえ欲望を何度も何度も…

体だけじゃない、心まで取り返しのつかない深い傷を負わせたんだ。それに扶桑も山城も、吹雪、叢雲、夕立、時雨…

あいつらもだ。俺は許せない。だから、信用なんて簡単にできないんだよ。」

 

灰皿に煙草を押し付けて火を消すも、またすぐに1本取り出してくわえ火をつける。

長門の言うことも分かるが…俺は人間じゃない、喰種だ。人間であれば、少しは信じてみようってなるのかもしれない。でも、喰種であり人間を憎んでいる俺は、本当に人間を簡単には信用できない。昔の、まだ壊れてない俺なら素直に信じたかも…

 

陸奥「隼斗、私はあなたに前任の提督達のようになって欲しくないの。」

 

心配そうな表情のまま陸奥は言う。

 

隼斗「俺が艦娘を虐げるとでも?やんねえよ、そんなこと…」

陸奥「違う。力で、暴力で従わせることをして欲しくないってことよ。そんなの、あいつらと同じじゃない。嫌よ、そんなの。」

大淀「私も同じ意見です。隼斗、あなたの境遇ではなかなか難しいかもしれない…でも、少しでいい。少しでいいから

まずは人間派の方達を信じてみない?私も同じように簡単には信用できないけど、一緒にやってみない?」

長門「私もだ。少しずつ、時間をかけてでもやっていこう。」

隼斗「………気が乗らねえ…」

陸奥・大淀「……隼斗。」

 

 

人間を信じる……本当にできるのか?俺達喰種を絶対悪として討伐してきた人間を…

友人、仲間、家族、大切な人を奪われたと被害者面した人間共を…俺達だって同じように奪われてきたのに。

今更信じてみようなんざ馬鹿馬鹿しい。反吐がでる。でも…それがこいつらにとってプラスに働くなら、やるべきなのかもしれない。俺はこいつらの、電の願いを叶えると約束したんだ。だったら、もう一度…信じてみてもいいかもしれない。

いや本心では糞食らえって感じだよ?信じるぐらいなら嬲り殺したほうがいいよ。

 

でも、まあ…

 

 

隼斗「………やってみるか…」

陸奥・大淀「……!」

長門「あぁ、やろう。お前にならできる。こうして私達と上手くやっているんだ…絶対にできる。私達は家族だ、一緒に進んでいこう。」

隼斗「………ありがと。」

 

 

正直言って自信ない。人間を殺すことに関しては自信しかないのにね。

でも、こいつらと一緒なら少しはやろうと思う。なら、やるしかない。もう一度信じてみよう。駄目だったらいつも通り…

 

 

 

殺せばいい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 





あー、しんどいです。
仕事が次々舞い込んできて頭の処理が間に合いません。
パンクだね、でも何だかんだ頑張ろうと思うよね。知らんけど。

そろそろ話進めないと自分でも何が書きたいか分かんなくなっちゃいましたよ…
喰種と艦娘が戯れるとこや、喰種VS深海棲艦とかいいなあ。食物連鎖の頂点と深海の支配者の戦い…
ハリウッドみたい。B級映画かな?

あとは、そうね。電可愛いから癒されます。健全な方でよ?だからもっと絡ませようかな。
冒頭で戦った喰種捜査官も転生してきて、再び対峙するとか。色々考えたりするけど、どう話を持っていくか分かんない。

でも頑張ろうと思います。うん、頑張ります。
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