新しい職場、新しい仕事、新しい人間関係等で忙しくなります。
更新が遅くなりますが、書き続けますので気長にお待ちください。
どちらも頑張る!
ーーー鎮守府正面玄関ーーー
叢雲「…この先に正門があるわ。大淀の話だと正門から1km離れた所に憲兵隊が展開してる。
確認出来るだけでおよそ100人、中隊規模らしいわ。」
電「……100人…隼斗、本当に1人で大丈夫なのですか?」
電は心配そうに隼斗に言う。どんなに強くても、流石に100人相手では多少怪我をするかもしれない。
自分達の為とはいえ、傷ついて欲しくないのだ。
だが、当の本人は全く気にしていない。というか、楽しそうに遠くにいる憲兵隊を見つめている。
金剛「なんか、凄く楽しそうネ。でもさっきからずっとニヤニヤしてて気持ち悪い…
私、こんな弟はイヤネー!」
榛名「榛名も嫌です!隼斗、ちゃんとなさい!気持ち悪いですよ!」
比叡「私はもう慣れたからいいかな。でも…気持ち悪い!あはははは!」
隼斗「だああああ!うるせえ姉貴達だな!気持ち悪い気持ち悪いって…生まれ持った顔だから
仕方ねえだろうが!いちいち文句言う…あだだだ⁉︎」
霧島「……あら隼斗、一体誰に対して言っているのかしら?まさか…
金剛お姉様に対してじゃないでしょうねえええ⁉︎⁉︎⁉︎」ガシッ ギュウウウウウ
隼斗「いだああああ‼︎やめて、頬もげる‼︎霧島…あ、霧島お姉様あああ‼︎」
痛い。凄く、痛い。そして霧島お姉様の目も凄く恐い。
なに?艦娘って喰種と同じぐらいの腕力なの?恐さなの?昔、俺が世話なってたお姉さん方と同じぐらい怖いよ。
もう、またとんでもない姉達が出来てしまった…
いじめられちゃう…電に癒してもらわねば…!
霧島「分かればいいの。はあぁ…世話のかかる弟ね。」
金剛「……oh、霧島は隼斗の教育係みたいネ。全く容赦なくいったネ…」
隼斗「……うぅ…酷えよ、これから楽しく人間殺そうと思ってたのに。
テンションダダ下がりだよ…」
艦娘達「……(いやそれ楽しむもんじゃないから…)」
くそ、こうなりゃ憲兵共にぶつけて発散するしかねえ。グッチャグチャに引き千切って、喰って、殺してやるよ。あでも、あんまやり過ぎると保存がしにくいか。ほどほどにしよう…はあぁ…
電「隼斗、必ず帰って来て欲しいのです。約束、守って欲しいのです…」
隼斗「……ん、守る。もう“あの時”のように守れないとか嫌だから…」
電「…あの時?ですか?」
隼斗「あー……いや、こっちの話。気にすんな…」
電を叢雲の横に降ろすと正門に向かって歩き出す。
おふざけはここまで。気持ちを入れ替えて殺してこよう。人間がどれだけ愚かで無力か教えてやろう。
そして分からせよう。俺の仲間を、大事な家族を傷つけようとする人間共に…
“あの時”のように…見せしめとして惨たらしく殺してやる。
八つ裂き、串刺し、“半殺し”…残酷で、惨い、死を与えよう…
隼斗「……」ニイィ…
艦娘達「……⁉︎」ゾクッ
その場に居た艦娘全員の背中に凄まじい悪寒が走る。
顔は見えていない。でも…はっきりと分かった。きっと隼斗は今、提督を殺した時と同じ顔を
しているのだと。これは後から聞いた話だけど、鳳翔と間宮は立ち位置的に見えていたそうだ…
提督を禍々しい触手で嬲り殺している…歪みに歪んだ笑顔をした隼斗の顔が…
必至にもがく弱者を嘲笑うかのように殺して高らかに笑う隼斗の顔が…
とても、“狂って”いて“楽しそう”だったって…
絶対そうに違いない。だって、今もその時と同じ恐怖と絶望が襲っているんだから。
さっきまでじゃれあってたと思えない変わり様。これが、喰種。
人間を喰らう者であり、食物連鎖の頂点に立つ者。
その者が放つ殺気と隼斗自身の底知れぬ“狂気”…
隼斗は少し歩いた後、突然走り出し正門を飛び越えて憲兵隊へ突っ込んでいく。
直後、人間達の悲鳴や怒声、銃撃音が鳴り響く。
その中にはやはり笑い声も混じっている。とても、楽しそうな笑い声が…
金剛「あはは…本当に化物ですネ、隼斗。」
震えが止まらない。長門じゃないが冷や汗も止まらない。私だって歴戦の猛者だけど、あれには耐えれるか自信がないヨ…喰種は、深海棲艦とはまた違う恐怖と絶望を与えし者。
人間には悪いけど、本当に私達艦娘の味方で良かったネ…
電「…でも、とても優しいのです。それに、隼斗の手はとても暖かくて安心するのです。
人間は…人間は、とても冷たくて、醜くて…うぅ…き、気持ち悪い…の、です…」
ガタガタと震えだし呼吸が乱れる。目も虚ろで焦点も定まっていない。
終いにはその場で激しく嘔吐して倒れてしまう。
榛名「電ちゃん⁉︎しっかりして!」
霧島「呼吸が…!落ち着いて、ゆっくり息をしなさい!大丈夫、私達がいるわ!」
叢雲「電、しっかりしなさい!チッ、あの時と同じ目…あいつ等にされたこと思い出したんだわ。」
比叡「金剛お姉様、早く電ちゃんを医務室に運びましょう!」
金剛「え、ええ…震えてる場合じゃないネ!急ぎましょう!」
金剛は電を抱きかかえると医務室へ走り出し、他の艦娘達も金剛の後に続いていく。
叢雲「早く戻ってきなさいよ…電には、あんたが必要なんだから…」
ーーー鎮守府正面1km地点 憲兵視点ーーー
憲兵1「こ、こっちに来たぞ!撃て、撃てー!」
憲兵2「馬鹿野朗!撃つな、味方に当て…ぎゃああああ!」
憲兵3「ひひひ…し、死ね死ね死ねー!」
憲兵中隊長「落ち着け貴様等!味方同士で撃ち合うな!」
憲兵4「中隊長殿、駄目です。完全に陣形を崩され、皆混乱しております!」
憲兵5「第8隊も全滅!戦闘継続は困難かと…撤退のご指示を!」
憲兵隊は完全に陣形を崩され混乱状態に陥っていた。
隼斗の正面突破を止めることが出来ず、そして陣形のど真ん中で暴れ回る隼斗に次々と銃撃を浴びせるが悉く躱されてしまい、放たれた銃弾が味方を傷つけ殺していく。完全に同士討ちの形となり、余計に混乱させ収拾がつかない程になっていた。
恐怖に負けて錯乱した兵が次々と現れては銃を乱射して味方を殺していく。
化物は我々が同士討ちする姿を見て楽しんでいる。奴にも当たってはいるが血どころか傷ひとつもついていない。
報告の通り、深海棲艦に次ぐ新たな脅威ではないか。こんなの、どうすれば良いのだ…!
憲兵中隊長「無理だ…こんな化物、我々人間ではどうすることもできん……」
隼斗「ソウダ…貴様等ノヨウナただの“人間”ガ喰種に勝テルワケねえだろ。」
憲兵中隊長「…なっ、貴様いつの間に、ッ‼︎」
化物の手に先程まで話していた憲兵5の生首が…他の者達はどうした?どこに……
隼斗「部下を探してイルノカ?無駄無駄…モウ、テメエだけナンダカラナ。」
憲兵中隊長「あ、あぁ…く、くそぉぉぉ!」
倒れている部下達を見て、私は化物に対して激しい怒りと憎しみを抱き、爆発させた。
大事な部下が、戦友達が見るも無残な姿で殺されていたからだ。それだけではない。大半の者が中途半端に引き裂かれたり、引き千切られたり、腹部を裂かれ臓器を体外に出されたりと、完全に殺されることなく中途半端に生かされているのだ。
すぐに死ぬわけではなく、苦痛と死の恐怖を最期の時までじわじわと味あわせる為にあえてそうしているのだ。
手の施しようがないのは私も部下達も分かっている。生きている私が、死にゆく部下達がどんな感情を抱くかを知っての行動。
それをこの化物は嘲笑い、心の底から楽しんでいる!
こいつは、人間を己が楽しむ為の“玩具”だと思っているのか!
隼斗「中隊長殿、痛いよ…苦シイヨ…助ケテ、助ケテ……」
生首を自分の顔の横に持ってきては、裏声で話しかけそれに合わせるようにもう片方の手で顎を掴みパカパカと動かす。
まるで腹話術でもしているかのように、そして歪んだ笑顔で憲兵中隊長の顔を覗き込む。
憲兵中隊長「……ッ、貴様あぁぁぁ!」
私は目の前の化物に弾が切れるまで撃ち続けた。だが、化物に当たれど全く効果も無い。
先の凹んだ銃弾が虚しく地面に落ちていく。駄目だ…全く意味がない、そして弾も尽きた。
こうなったら…
憲兵中隊長「うおぉぉぉ!」
シュッ ガキンッ
憲兵中隊長「…!な、これも駄目か…」
一歩後ろへ下がり腰に下げた軍刀を抜きそのまま勢い良く斬りかかるも化物の肩に当たった瞬間、軍刀の半分が折れてしまう。
銃も軍刀も効かない、残るは……
隼斗「……」ニタァ
化物め…いつまでも笑っていられると思うなよ。軍人を、日本男児を舐めるな!
私は自決用の手榴弾を掴むと化物に向かって走り出しそのまま化物にしがみつく。そしてピンを引き抜く。
憲兵中隊長「死ねええ!ばけも…っ‼︎」
瞬間、手榴弾が爆発して辺りに爆音が鳴り響く。凄まじい痛みが私を襲うがそれも一瞬だった。
仲間を守ることもできず、家族を残すことも大変残念でならない…この一撃で化物を屠る、これでどうか許してくれないか…
すまない…
私はそう思い、爆発の中に消えていった。
ーーー隼斗 視点ーーー
耳が痛い。体も熱いし、全身が痛む。あの男、しがみついてきたかと思えば自爆しやがった。この世界に来て初めて俺にここまで抗う人間に出会った気がする。いつもは怯えて、碌に戦えない奴等ばかりだったが…こいつは最後まで屈することなく勇敢に立ち向かってきた。なかなか根性があるやつだった。でも…
隼斗「所詮はただの人間。白鳩でもないやつに、俺達喰種が負けるかよ…」
爆発音が消えて辺りに静寂が戻る。どうやら背中辺りで爆発したらしい。咄嗟に赫子を分厚く纏い衝撃を緩和したけど、やはり無傷って訳にもいかないか……背中全体と後頭部、あとは…左足間接の下から感覚がない。たしか、ぶつかってきた時に左足を後ろに下げて踏ん張ったから吹き飛ばされたのかもな。まあ、だから赫子を地面に突き刺してバランス取ってんだけどね。
爆発にも耐えれるようになれたらいいんだけど…
「隼斗ー!返事してよ、隼斗ー!」
「どこにいるっぽい?はーやーとー!」
「返事してくださーい!隼斗ーーーーーー!」
隼斗「この声は…時雨と夕立と吹雪か。てか吹雪声でけえな…」
吹き飛んだ足を赫子のひとつで拾い上げ、声のする方へ向く。そして地面に突き刺した赫子を器用に使い歩き出す。
あー、この歩き方も懐かしいな。初めて白鳩と戦って殺した時もこんな感じだったなあ…本当に、懐かしい。
煙が晴れ3人の前に姿を表すと、すぐにこちらに気づき走ってくる。顔面蒼白じゃん、まあこんな姿じゃそうなるわな。
吹雪「はあはあ…は、隼斗!その怪我…って、足が!」
時雨「そんな…!隼斗、僕の肩に掴まって!夕立も隼斗に肩を貸すんだ!」
夕立「わ、分かったっぽい!隼斗、夕立に掴まって!」
隼斗「あぁ…大丈夫大丈夫。慣れてるから普通に歩けるよ。それにお前らに掴まったら血で汚れてしまうし…
お前らを汚す訳にはいかない。」
夕立「いいから早く掴まって!ほら、手貸すっぽい!」
時雨「そうだよ!僕達は家族なんだろ?そんなの気にしなくていいんだよ!」
2人に怒られてしまった。そのまま2人の肩に手を置き歩き出す。
吹雪には捥げた足を持ってもらうことにした。……吹雪、涎垂らしてるけど大丈夫かな?食べられたら困るんだけど。
いや生えてくるからいいんだけど…吹雪のイメージが壊れてしまうからどうか食べないで欲しいな。って、お兄ちゃんは思ってる。
吹雪「……はっ!そうだ、隼斗。大変なんです!」
隼斗「い、いきなり大声出すなよ…びっくりしたあ。何?また人間共の増援か?」
吹雪「あ、ごめん。…じゃなくて、電ちゃんが倒れたんです!」
隼斗「あぁ⁉︎何があった‼︎」
時雨・夕立「急に大声出さないでよ!びっくりするじゃん!(っぽい!)」
隼斗「あ、ごめん。…じゃねえや、電に何があったんだよ。」
時雨「それが…」
鎮守府に向かうまでの間に時雨から話を聞いた。3人ともとても心配していて、特に吹雪は顕著に現れていた。吹雪と電の2人はこの鎮守府に秘書艦として一緒に着任したんだと。だから、他の艦娘達と違って付き合いも長いから余計に心配で不安なんだろう。
とりあえず話してたら鎮守府についた。正門に不幸しま、じゃなくて扶桑姉妹がいた。2人も俺を見て驚き走ってきた。
山城「ちょ、隼斗あんた大丈夫なの⁉︎ボロボロじゃない!」
扶桑「大変!早く手当をしないと…!」
慌てる2人を宥めて電に会いに行くことを伝える。2人はそれを聞くと電も医務室にいるからとりあえず医務室に行き手当てしながら電に会えばいいと言って道を開ける。
扶桑「…!背中が…隼斗、あなた背中のその火傷はどうしたの⁉︎」
隼斗「最後のやつが俺にしがみついて自爆しやがったんだ。赫子で防いだからこれぐらいで済んだけど…」
吹雪「これぐらいって…足も千切れてるのになんでそんな他人事みたいに…」
隼斗「……。喰種の俺にとっちゃこんなの日常茶飯事なんだよ。それに腕や足、身体の一部がなくなってもどうせ生えてくる。
だからいちいち気にしない。仲間や家族を失うのに比べれば全然いい。」
吹雪「…お兄ちゃん。もっと、自分を大事にしてよ…いつか死んじゃうよ。私、嫌だよ…」
吹雪は泣きながら持っていた俺の足を抱きしめる。…あれ?そこは俺に抱きついたり、手を握ったりするとこじゃないの?
あ、今手握れねえか。しかも両サイドに時雨と夕立がいるから尚更無理か。いや、つかなんでこんなこと考えてるんだろうな俺…
本当に、どうしたんだろうな…一度死んで頭おかしくなったか?明らかに以前の俺では考えられないことばかりだ。
うーーーーん、分からん。
夕立「夕立も嫌。隼斗とまだ遊んでないから…これからいっぱい遊んだり、いっぱい楽しいことしたいっぽい!」
時雨「僕も同じだよ。隼斗といっぱい思い出を作りたいんだ。だから、僕達を大事にしてくれるように
自分のことも大事にしてね。何より、電が悲しむよ。」
隼斗「……あー、そりゃまずいな。」
山城「そうよ。あんた電ちゃんに告白しといて勝手に死ぬとか許さないからね!」
バチンッ ズリュ
隼斗「いっでええええええええええ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ばっっっか、背中今大火傷ぉぉぉぉぉ!しかもなんか変な感触が……!」
山城「いやあああああ!手に血が、ってか皮膚がついたああ!ちょっと隼斗、汚いじゃない!」
隼斗「テメェがやったんだろうが!ふざけんな、俺は悪くねえ!」
背中が、背中が大変なことになっております!
山城に打たれた衝撃で皮膚の一部がずる剥けてしまい、大火傷が更に悪化しました。もういや…叢雲といい、山城といい、なんで急に殴ってくるかね⁉︎そんなに殴るの好きなの?ツンデレなの?あーでも2人ともツンデレっぽいよね。ぽいぽーい。
時雨「わわわ、ちょ…隼斗暴れないでよ!」
夕立「山城さんもやーめーてー!」
扶桑「はあ…もう何やってるのよ山城。」
吹雪「あはは…なんか泣いてたのが馬鹿らしくなっちゃいました。」
扶桑「ええ、私も心配してたのが馬鹿らしくなりました。吹雪ちゃん、あとで一緒に隼斗を殴りましょうね。」
吹雪「扶桑さん…はい!殴りましょう!」
隼斗「……はっ!なんか今嫌な予感が…」ブルッ
騒いでる内に医務室へ到着した。話しながら歩いてるとさ、目的地に着くのが早く感じるよね。しかも着いた途端、医務室の扉が勝手にあいたんだよ。はて、自動ドアだったか?と思うぐらい良いタイミングだった。目の前にいたのは、叢雲だった。
あかん、殴られる…!
叢雲「ちょ…あんた、どうしたのよその姿!なんで…片足はどうしたの⁉︎しかも前より血だらけじゃない!」
あら?あらあらあら?思ってた反応と全然違う。てっきりうるさいと言って殴るかと思っていたが…うーーん。
叢雲、だいぶ焦ってる。目もなんか涙ぐんでるような…言わんどこ、殴られる。
隼斗「とりあえず電どこ?会いたいんだけど…」
叢雲「電も大事だけど、あんたの手当ても大事でしょ⁉︎」
長門「どうした…って、隼斗!お前その怪我はどうした!大丈夫か⁉︎」
隼斗「あーもう、大丈夫だから!俺のことより電が大事だろ!会いたいんだから早く連れてってくれ!」
長門「あ、あぁ…分かった。時雨、夕立こっちに連れて来てくれ。」
ようやく電の元へ案内された。心配してもらえるのは嬉しいけど、俺は電が心配で会いたくてたまらないんだよ。
会いたくて震えてはないよ。そわそわすることはあるけど震えることは、ない。
電は寝ていた。けど、顔色は悪くてうなされているようだ。
暁「あ、えっと…隼斗、お兄ちゃん?」
隼斗「あ、あん時のちっこいのだ。」
暁「もう、子供扱いしないでよね!暁は一人前のレディなんだから!プンスカ!」
隼斗「……なあ、時雨。このちっこいの頭大丈夫か?どう見ても一人前のレディに見えないんだが…」
時雨「ここはノルとこだよ。でないと、暁が拗ねちゃうから。」
暁「ちょ、ちょっと!なんで電と接し方が違うのよ!私は電のお姉ちゃんなのよ!
電の彼氏になるなら、ちゃんと挨拶しなきゃダメじゃない!それと、レディとして扱ってもらわなきゃ
2人の交際は認めないんだから!」
響「暁、それじゃお姉ちゃんじゃなくてお父さんみたいだ。レディじゃない。」
雷「なら私がお母さんね!隼斗、困った時は私に頼っていいのよ?」
ちっこいのが増えた。電だけじゃなかったんだな…てか、1人電に似ているな…え、もしかして双子?
でも電と違って活発的な感じがする。電はどちらかというと内気な感じだよね。だからこそ守ってあげたくなる。
いや、守るんだよ。
叢雲「暁、隣にイス置いていいかしら?隼斗を座らせて、そのまま手当てしたいの。」
暁「うん、いいわよ。」
そう言うと叢雲はイスを置き、時雨と夕立に俺をそこに座らせるようにお願いする。
あー、ようやく座れた。とりあえず、手についた血を吹雪から渡されたタオルで拭いて消毒して…
あいててて…叢雲、消毒液を背中に垂らすのはいいけどもうちょい優しくして欲しいなあ。
山城に剥ぎ取られたとこが無茶苦茶痛いのよ…まあいいや、すぐ慣れる。
電…大丈夫かな………
ーーーー????ーーーー
電「……う、うぅ…ここは、どこ…なのです?」
目を覚ますと知らない部屋で倒れていた。ここはどこ?さっきまで鎮守府の玄関にいたはず…それに…
電「…どうして、裸なのです?」
憲兵「お、やっと起きた。おい、お前ら起きたみてえだぞ!」
電「……!」
ど、どうして憲兵さん達がいるのですか⁉︎隼斗に全員殺されてもう鎮守府にはいないはずなのに‼︎
嫌だ…あの時みたいに男の人がたくさん来たのです!いや…いやなのです、もう嫌なのです!
電「いやああ!もう来ないでください!やめてください…やだ…いやあああああああ!」
男の人達が電に群がってきたのです…
押さえつけられ、無理矢理キスをされ、舌を絡めてきて…無理矢理ねじ込まれ…
どうして…またこんなことに……
嫌だ、嫌だよ…もう、犯されたくない!
もうあんな悪夢は嫌なのです!
誰か、助けて…
電「…………隼斗……」