章が完結毎に書き溜めるのでその時は暫く空きますね。
なおあとがきのプロフィールに今は分からない単語が頻出してますが後の話で説明しますので少々お待ちを。
あとヒロインだけあって長い。
絡め嬲る復讐の狐〔イズモ〕 1
世界最大国家ヒュマンハイブの西にある大都市ウェトス、国の五分の一を賄う巨大農園を抱えるこの都市は穀物を育てる為の労働力として積極的に奴隷が用いられている。
軽度の犯罪を犯した人間から無理矢理連れてこられた亜人まで様々な人種が入り乱れ、解放される夢を見て日夜労働に励んでいる。
その関係かウェトスには世界最大規模の国営奴隷競売場が設立されていて年に四回行われる奴隷競売には国内のみならず他国からも奴隷を買いに来る。
そして今回行われる競売に出品される商品のリストの中に気になる奴隷を見つけた俺とイヴはこのウェトスまで足を運んだ。
「いやー、やっと着いたな。しっかし人が多いこと」
年に四回の大規模競売の影響か、ただでさえ人の多いウェトスは更にごった返していた。
「主様、私ならここら一帯を無人にすることも可能ですが……」
「却下。こういう状況こそ訳の分からない出鱈目がいる事があるの。下手な目立ち方をしたらあっという間に教会の耳に入るでしょ」
イヴが進言してくるが断っておく。
「そんな成りをしてるけど三年経った今でもイヴは聖教会の最大戦力、"大聖女"なんだから慎重に動かないと」
"大聖女"は聖教会が指定する聖女達の中でも最も神に愛され、膨大な魔力と加護を与えられた者を言う。
通常の魔法師100人分を優に超える魔力を持ち、例え首が離れようと即座に回復する不死の加護をその身に宿している。
加護は処女である限り失われることはなく、処女を失うことで次の大聖女に引き継がれる。
その為聖教会を離反し俺と共にいるイヴは聖教会にとって是が非でも取り戻したい存在であり失踪して三年経った今でも探し続けられているのだ。
「まぁ見た目変わっている上に大聖女とはあまりにもかけ離れた服、ダメ押しに変装魔法も使ってるんだ。そうそうバレはしないだろうけど念には念だ、俺の許可無く魔法は使うなよ」
「かしこまりました」
そう言ってイヴは身体中の鎖を鳴らした。
イヴの服装は元々大聖女専用の退魔の魔力が織り込まれた神聖な修道服で、俺が堕王としての権能"堕落転生"を使いイヴを堕とした時共に形を変えたものだ。
露出の少なかった白い修道服は黒く染まりピアスが付けられている性器を完全に晒し乳首や背中が丸見えになっていて、イヴのメリハリのある神々しい肉体のラインを見せ付けるようにタイトになった。
裾広の袖は修道服と分離しイヴの手を包み込む黒いレースの長手袋となり露出させた肩を艶かしく見せている。
スカート丈は足首まであるものの左右は腰の上から、後ろは股の下から大胆すぎるスリットが入っており太股の脚輪から吊るしてある黒のガーターストッキングと脚に巻き付く銀鎖を妖艶に覗かせている。
陰部にはピアスと鎖があるのでもちろん下着なんて着けていない。
このままでは外を歩くには不便すぎるので晒されている部位を巧妙に隠すケープを羽織っているが、風が吹けば卑猥に飾られた乳首や常にグジュグジュに濡れている股座が見えてしまう程に頼りない。
卑猥すぎる服装だが大聖女としての神秘的な雰囲気を失っていないイヴはまさしく"堕落した聖女"そのものだ。
なおこれらの服はイヴの魔力で織ってあるので首輪腕輪足輪に干渉しないようになっている。
対する俺は一般的な黒い旅装だ、誰が野郎の服装を聞いて喜ぶか。
「目的の奴は今日の競売の夜の部に出品される」
「夜の部ですと貴族が買うような高級奴隷の類いですが……主様、失礼ながら資金の方は?」
「二人で過ごすには充分、買うには遥かに不足って言ったところか。まっ、買えないわな」
「如何なさるので?」
「そりゃもう……」
ニィと悪党の様に俺は笑う。
「
競売場の中にある部外者立ち入り禁止の区画で階級を顕示するような豪華な鎧を着た騎士が簡素な鎧を着た騎士の報告を聞いていた。
「客の動員は問題ありません。また商品の搬入も異常無しです」
「今回は貴重な目玉商品がある、抜かるな」
「はっ!」
報告していた部下らしき騎士がその場から離れていく。
「全く、今回の競売は人が多すぎる。騎士の人手が足りないではないか……中央め、派遣を渋りおって」
残った騎士は騎士の統括的立場にいるのか競売場の見取り図を片手に人員の足りなさを嘆いていた。
「……む?」
ふと騎士が見取り図から顔を上げたとき、部屋の入り口に首と手足に枷を付けた女が立っているのが見えた。
だがどうにも姿がハッキリとしない。
(何故こんなところに商品が?ここは騎士の詰所だぞ)
「あの馬鹿者め、何が異常無しだ……おい貴様!どうやって抜け出したかは知らんがさっさと檻に戻らんか!手間を取らせるな!」
騎士の怒声に女は反応しない。
「貴様、奴隷の分際で無視するとは何事だ!従え!」
騎士はずかずかと女の元まで歩いて行く。
だがそこで気付いた。
(待て、女の奴隷は全員裸か娼婦のような姿だった筈だ。この女は何故服を着ている?)
まるで靄が掛かった様な違和感に騎士の足が止まる。
「成る程、名ばかりとは言え上位騎士ですね。自分で違和感に気付くとは」
「……客、ではないな。貴様何者だ」
「問答は不要です。さぁ、【従いなさい】」
女の声と、赤く光る目を視たのを最後に騎士の意識は途絶えた。
「こちらになります……」
虚ろな目をしたゴツい騎士が道案内をするように俺とイヴの前を歩いている。
「よくやったな、イヴ」
「光栄です」
「しっかしその力は相変わらず強力だな、羨ましいよ」
イヴがこの騎士に使ったのは【
イヴは"堕落転生"により人間から生まれ変わった"
人と魔の境界線を曖昧にし亜人や魔族とは全く違う種族となる
その代わり強靭な肉体と大きな魔力を有し長命となる。
その
その内の一つが【源母の言霊】、例外を除いた全生命に対する命令権だ。
超強力な洗脳でもあるこの力に逆らうことは非常に困難でそこらの上位騎士程度では太刀打ちも出来ない。
「私は主様の所有物です。故にこの力も主様のもの、如何様にもお使いください」
「いや、まぁ確かにそうなんだけど……ま、いっか」
男として惚れている女には自分を頼って欲しい、何てことはイヴには通じない。
(俺の力は使い所が難しいからな……今のところイヴにはエロい方で強いとこしか見せれてないし)
普段外で獲物を狩る時もイヴの力が大半だ、情けないことに。
(イヴの力が便利すぎるのがいけない、よって俺の力を見せれないのは仕方がない事)
腰に吊るした黒い本を撫でて溜め息を吐く。
「ここからが高級奴隷を収容している所です……」
手にした鍵束から一つの鍵を取り出し閉ざされた扉を開ける。
「む……」
扉が開くと中から甘ったるい匂いと桃色の煙が流れ出した。
かなり強い媚香を焚いているようだ。
「イヴ」
「問題ありません。私が感じるのは主様の匂いだけですので」
「俺そんなに臭ってるのか……?」
水浴びはしてる筈なんだが……
疑問符を頭に浮かべながら中に入ると左右に幾つもの牢屋が並んでいて一つの部屋の中に娼婦の様に着飾った見目麗しい美女美少女が自分の性器を貪る様に弄り体を跳ねさせていた。
高級奴隷とはつまり性奴隷の事、誰もが欲しがる都合の良い
「あっ……あっ……あっ……」
「イきたい……イきたいよぉ……」
「欲しいの……オチンポ欲しいのぉ……」
首に付けられている首輪が光っているところを見るとどうやらイかせないように調整されているらしい。
(下手くそな術式だな。一つ調整を間違えれば廃人になるぞ)
人を堕落させる王として今のこの状態は決して良いものとは言えなかった。
人間、
俺とイヴの姿は魔法により消しているので見えていない。
やがて一番奥に辿り着くと他とは違う趣の牢屋に着いた。
天井から枷付きの鎖が垂れその先に
「あひっ!ひぐっ!いやあ!イク!イクイクイクイクッ!」
ビクビクと体を震わせる少女は四隅に焚かれた媚香で体を敏感に火照らせ、下半身を大樽の中に沈めていた。
大樽の中には一杯の触手蟲がぬちゃりぬちゃりと音を立てながら少女を責めたてている。
「ああぁぁぁあああぁぁああああっ!!イけないぃぃ!!イけないよぉぉぉぉ!!!」
首輪に刻まれた術式が少女の快感を塞き止めて気を狂わせようとしている。
「この奴隷は
騎士が牢屋の鍵を開けながら説明をする。
確かに美しい、日の光を束ねたような髪とイヴと並ぶ均整のとれた体は男の食指を伸ばさせるのに過分な程だ。
「なるほど、尾が一本というのが気になるが……」
「如何なさいますか?」
「……当初の予定通り連れていくぞ。イヴ、頼んだ」
「かしこまりました。【
「ひああぁぁぁ……───」
イヴが牢屋の中に入り
するとイヴから漏れだした魔力が少女を包み込み摘まめるほどの黒い球体へと姿を変えた。
そしてそのまま球体は腹からイヴの子宮の中に吸い込まれていく。
「ふっ、くぅ……あんっ……」
子宮の中に入ったことで中の触手が激しく動いたのか色っぽい声を漏らす。
【母胎回帰】、【源母の言霊】と同様権能一歩手前の力。
イヴよりも年下であれば誰であろうと子宮の中に保存できてしまう能力だ。
「ふむ、これも使えそうだな。こっちは俺が持っていこう」
俺の影が伸びていき少女が浸かっていた大樽を沈み込ませる。
「よし、目的は達成した。行くぞ、イヴ」
「主様、この騎士と他の女性たちはどうなさいますか?」
「うん?そうだな……このままじゃ女が辛いだろうし発散させてやろう」
「連れて行かないのですか?私ならまだ入りますが……」
「一気に連れていくと無駄に警戒が強くなる。マーキングだけしておいて欲しくなったら回収するぞ」
「かしこまりました」
イヴが騎士に牢屋の鍵を開けさせて俺がその間に女の子宮に淫紋を薄く刻んでいく。
俺の魔力を与えないと淫紋は起動しないし
全ての鍵を開けさせ刻んだあと、イヴが命令する。
「【思う存分乱れなさい】」
女達が一斉に裸となった騎士に群がり肉棒に身を沈めていく。
女達の嬌声が響く部屋を閉じて俺とイヴは誰にも悟られず競売場を後にした。
イヴ
種族:性隷堕人(元人間)
年齢:20
身長:169㎝
使用魔法:各種属性、神聖、性
魔性:リリス、シュブ=ニグラス
権能(擬):源母の言霊、母胎回帰、産落千黒仔
服装:修道服を黒く染め大幅に布地を切り捨てた感じ。
胸の部分は下から支えるのみで乳首を隠しておらず、他の場所もピアスの付いている部分が邪魔にならないよう接する所はくり貫かれている。
腕は黒いレースの長手袋で二の腕までを覆っている。
背中は尻の割れ目すれすれまで開いており交差している鎖が見えている。
タイトなので体のラインは浮き出ていて危ない所はケープで隠している。
スカート部は腰の上から両端とも大きなスリットが入っていて背後にも股の下からスリットが入っている。
脚はハイヒールと一体化した黒のレースストッキングで太股半ばまで覆われていてガーターベルトで太股の拘束具に吊るされている。
その上には螺旋を描くように鎖が巻き付いている。
容姿:白髪赤眼。
髪は肩に掛かる長さでストレート。
たれ目で柔らかい印象だが基本的に無表情で冷たいので少しきつめに見える、だが掛け値なしの絶世の美人。
女性として理想的過ぎる程に体は整っており聖教会の女神と遜色無いくらいに美しい。
首、二の腕、手首、太股、足首に拘束具が着けられ、乳首、臍、小陰唇、大陰唇、クリトリス、クリフードに黒いピアスが付いている。
手首の拘束具と乳首、乳首どうし、乳首と首輪、乳首と臍とクリフード、クリトリスと足首の拘束具、小陰唇・大陰唇と背中に回して首輪と半ばから交差して二の腕の拘束具、膀胱と太股の拘束具には銀色の細い鎖が伸ばして張るように繋がれている。
乳首とクリトリスのピアスには紅色の魔石が付けられ、同様の物が膣から伸びた鎖に付いている。
大まかなイメージはファンキルの"レーヴァテイン"、眠たげな目は開き真顔な見た目。
堕王の性奴隷にして腹心。元々はアダムの幼馴染であり互いに両片思いであったが思いを告げる前に聖教会に聖女としての適性を認められ引き取られる。
常に他人を慮り自分を蔑ろにしがちなのをよくアダムに咎められていた。
聖教会に引き取られる以前の記憶を無くしておりアダムの事を覚えていなかった。
また聖教会にいた時の日々はトラウマになっており思い返すと酷い時は過呼吸に陥る。
堕人になってからはアダムに付き従い彼を心の底から慕っている。
聖女としての力を失わないために処女をアダムに捧げられない事を悔やんでおり聖教会に更に怨みを募らせている。
身体中のピアスは常に性感帯を刺激し続け鎖は剥き出しの快楽神経と化しているので服に擦れたり風に撫でられるだけで絶頂を繰り返している。
自分をアダムに性的に使ってもらうことを至上の喜びとしており体を触って貰うだけで達してしまうほどに敏感。
性奴隷を増やすと自分を使ってもらえる時間が減るので消極的に反対している。
だがアダムの事が最優先なので全力で力を振るっている。
魔法の腕前は大陸で五本指に入るほどに達者。