※この作品はR-18です。

無垢なる神に黒淫を   作:砂利道

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ようやっとガッツリエロですよ……
ヒロインのプロフィールですが堕ちた話の後書きにこれからも載せていく予定です。
なのでイズモのプロフィールは次回、ネタバレ込みなのは許してくだせぇ。
忘れちゃうからね!




11/7 後書きを一部手直ししました。
海人族→消去


絡め嬲る復讐の狐〔イズモ〕 7

 集落で行われていた非道な儀式を目撃した日の深夜、アダム達は社から遠く離れた山間にいた。

 

「───ここなら丁度いいだろ。適度に開けてて光の無い月が昇っているのが良く分かる」

 

 アダムは腰に吊るしてある本を手に取り開き何事か呟くとアダムを中心に闇の中から白亜の正方体の骨組みが現れた。

 

 部屋一つ分の大きさはあり八か所の隅からは鎖がゆらゆらと獲物を探すように動いている。

 

「こいつは“堕淫の空箱”っていう性隷堕人(スレイブ・フォールン)に堕転させるための儀式場だ。この中に入って堕落転生の儀式を行う」

 

「こんなに大仰なものを毎回使うの?」

 

「平民堕人(コモン・フォールン)や戦士堕人(バトル・フォールン)なら必要無い。貴族堕人(ノーブル・フォールン)もこれを使いはしないがちょっとした手順がある。まぁ今はそれは置いておくとして……イズモ、早速だが始めるぞ。服を脱いで中に入ってくれ」

 

「う、うん……」

 

 イズモはワンピースを脱ぎ一糸纏わぬ姿になると胸と股を手で隠しながら恐る恐るという様子で“堕淫の空箱”の中に足を踏みいれていく。

 

 イズモが中央に立つとアダムも中に入り闇の中から四つの拘束具を取り出した。

 

 その拘束具をイズモの両手両足に取り付けるとパチンと指を鳴らした。

 

 すると鎖が餌を見付けたかのように素早く拘束具に繋がりイズモを吊り上げた。

 

「うわ!」

 

 それぞれの拘束具に二本ずつ、胸も陰部も全て晒すように手足を開かされたイズモは真っ暗闇の中でも分かるくらいに顔を赤く染めた。

 

「均整の取れた綺麗な体だ」

 

 アダムはイズモの下腹部に手を当て魔力を込めた。

 

「んっ!」

 

イズモから呻き声が漏れアダムの手が当てられた場所に薄桃色のハート型の紋様が刻まれた。

 

「なに、これ?」

 

「淫紋さ。堕王である俺が手ずから刻むなんてレアだぜ? まぁ前に競売場でマーキング代わりに入れてたけど」

 

 あれは平民堕人(コモン・フォールン)の紋だからノーカンとアダムは口の中で呟く。

 

「この淫紋が濃くなって最終的に黒くなれば性隷堕人(スレイブ・フォールン)に堕転する準備が完了したという合図だ。そしてこの淫紋を黒くする方法は……」

 

 アダムはイズモの臍から胸までをフェザータッチでなぞると乳首をピンッと弾いた。

 

「くひぃ!」

 

 たったそれだけでイズモは軽イキしてしまい自分の体に目を白黒させた。

 

 同時にほんの少しだけ淫紋が濃くなった。

 

「快楽を感じ、イク度に濃くなっていく」

 

「な、なんで触られただけで……ボクの体は……」

 

「ああ、性的虐待のせいで嫌悪しか感じなかったよな。前までは洗脳のおかげで気持ちいいと勘違いできてたけど解けた今は違う。……俺以外はな」

 

「……まさか、ボクに毎日掛け続けてたのって」

 

「さぁどうでしょう?」

 

 毎日のようにアダムの精液を浴び続けその度に達していたイズモはアダムに触れられる、匂いを感じるという条件反射で体が反応するようになっていた。

 

「それと手足を縛っている鎖もイヴの鎖と似たような効果を持っていて快楽を増幅してくれる。ちゃんと気持ち良くなれるぞ」

 

「……もう良いから、早くして」

 

恥ずかしくなったのかイズモは顔を赤くしたまま急かした。

 

「せっかちさんめ…… イヴ、結界を」

 

「はい。【聖絶(せいぜつ)】」

 

イヴの結界により外から入ることも中から出ることも出来なくなる。

 

「これで声も漏れない。盛大に喘いで良いぞ」

 

「ボクは喘がないよ」

 

「喘いだ方が良いんだ。無理に我慢すると良い魔性が得られない」

 

イズモはアダムの言葉に複雑な顔をする。

 

「それじゃあ待ちきれないようだし始めるとしようか」

 

アダムはイズモの顎を持ち上げると口付けをした。

 

「ん……」

 

啄むような軽いキス、短く、少し長く、また短く、何度も繰り返していく。

 

その度にイズモは体を強張らせ、弛緩させる。

 

キスが十回を超えた頃にはイズモの体から緊張が解け目が気持ち良さそうに蕩け始めていた。

 

その様子を見たアダムは次に舌をイズモの口に入れた。

 

「んむぅ!?」

 

弛緩し油断していた所に今度は口内を蹂躙するような激しいディープキスがイズモを襲う。

 

「んむっ! むぅ! んう、んぁ!!」

 

口が開く僅かな間から漏れ出る声は動揺に彩られていて手足を拘束されている今その口撃から逃れる術はない。

 

しかし暫くするとイズモの様子が変わってくる。

 

「ふぅ、んぅ……クチュ……むぁ……」

 

アダムから送り込まれる唾液がイズモにとって媚薬の様な効果を出し始め歯茎や舌を撫でる責めに快感が昇ってきたのだ。

 

そして遂に、

 

「んむぅぅ!!」

 

イズモの体がビクリと跳ね鎖をガシャリと鳴らした。

 

最後にアダムがちゅぷ、とわざとらしく音を鳴らして口を離すと透明のアーチが二人に掛かりイズモは息を荒らげ口の端しから二人の混ざった唾液を流した。

 

「はぁー…… はぁー……」

 

「どうだ? 気持ちいいだろ?」

 

アダムはイズモから流れている唾液を指で拭いその指をイズモの口に近づけた。

 

するとイズモは意識する間もなく極自然にその指を口に含んでクチュクチュと舐った。

 

「そんなに俺のは美味しかったか?」

 

アダムがそう言うと焦点の合っていなかった目が合い始め自分が何をしているのかを正しく認識したようで目を見開きすぐに指を口から離した。

 

「うわ!」

 

「くく、夢中だったな」

 

意地悪く笑うアダムをイズモは羞恥から睨んでそっぽを向く。

 

悪態を吐かないところ気持ち良かった自覚はあるようだった。

 

「なぁイズモ、今だけは復讐も何もかも忘れて全部俺に預けろ。その方が全て終わった時うまくいく」

 

アダムのその言葉にイズモは目を伏せる。

 

怖くなったのだ、キス一つで意識を飛ばされる寸前まで持っていかれた事が。

 

任せたら最後、自分が自分で無くなることが。

 

生命の根幹に関わる恐怖がイズモを縛る。

 

だがそれすらもアダムは溶かしにかかる。

 

闇夜にアダムの赤い目がうっすらと光りちょっとした催眠をイズモに掛けた。

 

「キスは気持ち良かったか?」

 

「……うん」

 

「俺の唾液は気持ち悪かったか?」

 

「……美味し、かった」

 

「もっと欲しいか?」

 

「……うん」

 

アダムの催眠によって質問に自分の思っていた本音を答えてしまい言い訳の出来ない状況に自分からしてしまう。

 

「良い子だ」

 

素直に答えたイズモにアダムは再び口付けをする。

 

口には唾液を大量に含んでいてそれをイズモの口に流し込んだ。

 

「んふぅ!!」

 

イズモの体が跳ね上がりこくっこくっと飲んでいく。

 

喉が動く度に目尻が下がっていき頭がぽぅ……としていく。

 

「ふぅ…… イズモ、全部俺に委ねろ。何も考えるな、ただ快楽に溺れろ。口で感じ、舌で感じ、耳で感じ、胸で感じ、臍で感じ、脚で感じ、膣で感じ、クリトリスで感じ、アナルで感じ、子宮で感じろ」

 

アダムの一言が耳に入っていく度に言われたところを責められ悶える自分を想像してしまいイズモの背筋にゾクゾクとしたものが走った。

 

アダムの手がイズモの腹の淫紋を撫で、耳元に口が近付く。

 

「あっ……」

 

そして残酷とも取れる宣言が囁かれた。

 

「最高の快楽に、お前を連れていってやる」

 

「……………………………………………………はぃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずアダムはイズモの胸を愛撫し始めた。

 

イヴよりは小さいもののしっかりとした丸みと柔らかさは未だ成長の余地を残しているということを感じさせる。

 

円を描くように触れるか触れないかという絶妙な触り加減でアダムは乳首の周りを爪で撫でる。

 

「ん……ふぅ……」

 

カリ、カリと整えられた爪が乳首に触れそうになる度にイズモは甘い息を漏らしてしまう。

 

「【淫掌(いんしょう)】」

 

ついでアダムは魔法を自身の手に使いイズモの胸を乳首に触れないように揉んだ。

 

「あぁん!!」

 

突然触られた場所が敏感になった自分の胸にイズモつい大きな声を出してしまう。

 

(なに!? 何が起こったの!?)

 

「びっくりしたか? 【淫掌】って言う性魔法でな、触れたところの感度を劇的に上げちまう便利なもんだよ」

 

それだけ言うとアダムはイズモの両胸を捏ねるように揉んでいく。

 

「あん! んん! ひぅっ!」

 

じわじわと熱くなってくる胸にイズモは声を抑えることが出来なかった。

 

(気持ちいい…… でも足りない……)

 

凌辱されてきたよりも遥かに気持ちいいのは確かなのだが何処か物足りなさを感じてしまう。

 

その原因は分かりきっていてそこに早く触れてほしいとイズモは無意識に胸を突き出してしまった。

 

「どこを触って欲しい?」

 

狙い澄ましたかの様なアダムの言葉にイズモはビクッと反応してしまう。

 

「そ、それは…… 分かってるんでしょ? お、お願い……」

 

「んー、残念ながら俺は人の心は読めなくてね。声に出してもらわないと分からないなぁ。あ、ちゃんと大きな声でね」

 

わざとらしく言うアダムをキッと睨んでイズモは羞恥で震える声で聞こえるように触ってほしい場所を言った。

 

「ち、乳首……」

 

「どの乳首?」

 

「え?」

 

「だから誰のどんな乳首?ここには俺を含めて六つ三対の乳首があるから分からないなー」

 

アダムの後ろに控えるイヴが羽織っていたケープを消して黒いピアスと銀鎖の付いた乳首を晒した。

 

ここに触ってほしい乳首がありますと言う無言のアピールだ。

 

当然アダムもそれに気付いていて後ろに手を伸ばしてイヴの鎖を引っ張った。

 

「あぁん!!」

 

「言ってくれなきゃ触り馴れてる乳首に触っちゃうよ?」

 

散々焦らされ疼いてしまっている体に我慢が出来ず半ば自棄糞でイズモは嘆願を口にした。

 

「ぼ、ボクの固く尖った乳首を触ってください!」

 

「よく言えまし、た!」

 

アダムはイズモの固くなった乳首をキュッと摘み軽く引っ張った。

 

「ひあぁぁあ!!」

 

たったそれだけでイズモは達してしまい体を何度も跳ねさせる。

 

(気持ち良いぃぃっ!!)

 

イズモの目に火花が散り頭が真っ白に染まっていく。

 

下腹部の淫紋が少しだけ濃くなり、更に画が増えて大きくなった。

 

イズモが達した後もアダムは【淫掌】を使ったまま乳首を巻き込むように胸を揉んでいく。

 

「あひっ! くん! ぃい! ふあぁ!!」

 

だんだんと背筋と子宮の内側に熱が籠っていきその熱を逃がそうと何度も体を跳ねさせる。

 

アダムが胸への愛撫を止めたときにはイズモは既に息も絶え絶えになっていた。

 

「あへ…… ふく……」

 

「次はここ(クリトリス)を弄るけど、その間せっかく暖まった胸を放置するのは良くないよな? なのでここで特別ゲストをご用意しました!」

 

何度も達して心地よい疲労でぼんやりとしているイズモの前の暗闇から大きな樽が現れた。

 

それはイズモにも見覚えがあった。

 

「あ…… それ、ボクが捕まってたときの……」

 

「その通り。でもその時と一緒とは思うなよ? バッチリと俺が手を加えたからな!」

 

持ってきた時は樽一杯に触手蟲が蠢いていたが今そこを覗くと樽の底に両手で足りる数しかいなかった。

 

だがその一匹一匹が樽一杯の時より何倍も大きく、肉の色をしていたそれは白色に変化していた。

 

「"蠱毒"って聞いたことあるか?呪法の一つなんだが、簡単にいえば蟲同士を共食いさせて極少数に呪いを集めて使用する今じゃ廃れた奴でな。それを俺流にアレンジしてやった」

 

アダムは樽の中から触手蟲を一匹取り出しイズモの目の前で揺らす。

 

「本来なら雌の体液のみを啜る種類な訳だが、そこを存在を弄るスペシャリストである俺の魔力を付与して作り変えてやった。千は下らなかった数が八匹になるまで共食いさせ触手の体内の俺の魔力が超濃縮、変質して雌の特定の部位から出る体液のみで生きれるように改造したんだ」

 

アダムは更に樽からもう一匹を取り出す。

 

「当然餌を得るために触手は媚薬を生成し雌の感度を底無しに上げていく。さて、俺の唾液であっさりと達するほど俺の魔力に親しんだ体に【淫掌】で更に敏感になった胸。そこにこの触手が加わるとどうなるでしょうか?」

 

イズモは絶望的な未来を想像し顔を青褪めさせ、同時に頭が弾け飛ぶ様な快楽を期待して紅潮させるという器用なことをして触手が近付いてくるのを待っていた。

 

「はぁー…… はぁー……」

 

「答え合わせと行こうか」

 

アダムは躊躇も焦らしもなく粘液でベトベトの触手をイズモの胸に押し付けた。

 

「あああぁぁあぁぁぁああああっっ!!」

 

触手は胸に辿り着くやいなや口の部分を平たく伸ばし胸全体を包み込むように形を変えた。

 

そのまま長い体で背中まで引っ付き反対側をイズモの尻尾の付け根まで伸ばす。

 

触手に包まれた胸は触手の口に生えた無数の繊毛に弄られぐにぐにと形を変えながら滲む汗や乳腺に侵入し母乳の素を舐め取っていく。

 

人外の愛撫にイズモはアダムに揉まれていた時とは別種の快楽を感じさせられあっさりと絶頂寸前まで連れていかれる。

 

(イクゥ! これすぐイっちゃうぅ!!)

 

だがここでイズモに取って予想外の事が起こった。

 

「あああぁぁあぁあっ!! なんで!? なんでイけないのぉ!?」

 

とんでもなく気持ち良い、それこそ気をヤってしまいそうだ。

 

だというのにあと一歩踏み込めない。

 

食事を前に首輪に繋がれた鎖のせいで食べることの出来ないようなもどかしさと苛立たしさが綯い交ぜになりイズモは半狂乱に陥る。

 

「実は俺も最近知ったんだが……どうやら俺の魔力を一定以上女が取り込むと俺の体じゃないとイけなくなるらしい」

 

"独占欲強すぎて気付けなかったわ"、と軽くアダムは宣う。

 

この事に気付いたのはイズモを奴隷競売場から救出するときイヴが強力な媚香を嗅いでも何ともなかったからだった。

 

独占欲が強すぎるあまり自分の力だけで三年間イかせ続けていたのでそういうものに頼ることが無かったのだ。

 

どこまでも俺の為だけの存在になるんだなとアダムが思っている一方、イズモはアダムの言葉を半分も聞かず要点としてアダムならイかせてくれるとだけ理解し必死に懇願した。

 

「お願い触ってぇ!! 苦しい! イけなくて苦しいの!!」

 

体は無限に軽イキを繰り返す、だが絶頂に至れない。

 

何よりも気持ち良いのに今までで一番辛い責め苦にイズモは早々に根を上げた。

 

「おおぅ…… ここまで効果があるとは…… プランはこのままで良さそうだな。よし、要望通り触ってあげよう」

 

 アダムは蜜壺から壊れたように流れ出ている愛液を太腿に手が触れないよう慎重に掬い取り指をよく濡らし真っ赤に充血しパンパンに膨れ上がったクリトリスをほんの少しだけチョンッと触れた。

 

 本当に少し、人によっては気づかない程軽く触れた。

 

 だがたったそれだけで、

 

「がっ───」

 

 プッシャァァァァ!!

 

 イズモは白目を剥いて呼吸すらも一瞬止めて内蔵全てが収縮する程の衝撃を味わいながら潮を噴いて絶頂した。

 

 その寸前、イズモは自分の中の全てが砕け散る音を聞いた。

 

 下腹部に刻まれた淫紋が一息でピンクから赤く染まり臍にまで到達する。

 

「……すごいな、ちょっと触れただけでこれか。たった一回で淫紋が段階的には半分を超えたぞ」

 

 イズモは未だに絶頂から戻って来れていなかった。

 

 流石に心配になったアダムはイズモの顔をぺちぺちと叩いて起こした。

 

「───かひゅっ! ひゅー…… ひゅー……」

 

 掠れた呼吸音をさせながらイズモの意識は戻る。

 

「お、おい。大丈夫か? まさかここまで良い反応するとは思わなかったぞ。こう何度も気をやるなら手を緩めるが……」

 

 イズモはビクッビクッと体を痙攣させながら俯いたままだった。

 

 だが暫くすると痙攣とは違う体の揺らし方を始めた。

 

「ふ、ふふふ……」

 

(笑ってる?)

 

 やりすぎて壊してしまったかとアダムは思ったがそれをイヴが否定した。

 

「大丈夫です、主様」

 

「イヴ?大丈夫ってのは……」

 

「彼女は今一つの山を越えただけです」

 

「何?」

 

 イヴには経験があったので今のイズモの事が理解できた。

 

 こればかりはイかせる側であるアダムには理解できない事だ。

 

「逆らう事の出来ない圧倒的な快楽に呑まれると、分かってしまうのです。“この方には絶対に勝てない”と。そして全ての価値観が崩れ去り……」

 

 イヴが含んだ言い方をすると結界の中に声が響いた。

 

「あっははははははははははははははははははははははははははっっ!!!!」

 

「とても気持ち良くなります」

 

 狂ったように、最高に愉快にイズモは笑う。

 

 顔を紅潮させ恍惚に染まるその顔は今までのどの顔よりも本心をさらけ出していて熟練の娼婦のようにも純真な少女の笑顔にも見えた。

 

「……あんな事、イヴの時には無かったぞ」

 

「私の時は内側で静かに壊れましたので。彼女は表に出るタイプだったようですね」

 

「ああ、ああ! 気持ち良い!! 最っ高に気持ち良いよぉ!!! もっと! もっと触ってぇ!!」

 

 一本の尾をブンブンと振り胸に二匹の触手を張り付けたままイズモは吊り上げられたまま器用に腰を突き出してクリトリスをアダムに差し出した。

 

 イヴの時には無かった反応に面を食らっていたアダムだったがすぐにいつもの悪い顔を取り戻し今度はぎゅっとクリトリスを摘まんだ。

 

「ひぎぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」

 

「全く、とんだ淫乱娘だったな。自分からこんな下品に腰を突き出してくるなんて、始める前のお前が見たら何て言うのやら」

 

「ごべんなざいぃぃぃぃぃ!! でも気持ち良いのぉぉぉぉぉ!! イくの止まらないぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

 栓が壊れたように愛液と潮と尿がイズモの股から噴き出してアダムを汚していく。

 

それにも構わずアダムは更にクリトリスを扱き上げていく。

 

「ひぎゃあぁぁああああぁぁぁあああっっっ!!」

 

もはや悲鳴となった声を上げてイズモはイキ狂う。

 

だがアダムは手を緩めることなくクリトリスを扱いたままその先に進めた。

 

グジュグジュに濡れ愛液を吐き出し続ける蜜壺に指を付き入れた。

 

それもいきなり二本を。

 

「はひぃっ!? ああああっ!! 膣(なか)来たあああああああっっっ!!!」

 

イズモが更に激しく痙攣する。

 

体全体を捩らせる姿は快楽から逃げると言うより快楽を全体に回しているように見えた。

 

ここでイヴが動く。

 

樽から更に二匹触手を取り出しイズモの脚に巻き付けた。

 

人の内腿は肌が薄く他人に触られると擽ったい、性器に近くなると余計にだ。

 

触手は脚を包み込むように変形し胸のと同様に尾をイズモの尻尾の付け根まで伸ばした。

 

「脚ぃぃぃぃぃっっっ!!」

 

両脚がまるごとアダムの魔力由来の媚薬に浸かり胸やクリトリスと同様の性感帯と化す。

 

「良いぞイヴ。あと四匹……いや、三匹もやってくれ。俺はこのままイかせ続ける」

 

「はい」

 

イヴはまた樽から二匹取り出し今度は両腕に巻き付ける。

 

触手は腕のみならず背中までも覆い繊毛を動かして愛撫する。

 

「いいいぃぃぃぃぃっっっ! 動くだけでイクぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

イズモがイっている間もアダムの責めは止まらない。

 

緩急を付け、擦るところを変え、クリトリスを潰すように恥骨裏と挟み込む。

 

もはやイズモはどこを責められて自分がイっているのか分かっていなかった。

 

(ダメェ、頭溶けるぅ……)

 

イク度に快感は発散されるどころか体、特に子宮に蓄積されていく。

 

一刻も早く加速する熱を鎮めて欲しい、イズモはそう願うが直後アナルに触手が潜り込んできた事でその願い事も吹き飛んだ。

 

「おし、りぃぃ……!」

 

イヴによって侵入してきた触手は腸を遡り遂には胃にまで到達した。

 

胃壁を嬲られる感覚に嘔吐感を覚えるがそれすらも快楽に繋がっていく。

 

腸から、血管から取り込まれた媚薬が全身に回っていく。

 

とうに普通の体に戻ることは出来なくなった。

 

その事実が背徳感を生み出し快感を増長して終わることの無いループにしていた。

 

「ひっぐうぅぅぅぅうううぅぅううっっ!!」

 

何十度目かの絶頂、下腹部の淫紋は臍まで達しほぼ黒く染まった。

 

「よし、もう少しだ。あと一手打てばお前は"人"を止める」

 

アダムはイズモの秘裂を掻き回していた指を引き抜きベタベタになったそれをイズモの顔に擦り付ける。

 

「あへ…… あへぇ……」

 

「あと一手、それが何か分かるよな?」

 

アダムはズボンを下ろして天頂へとそそり勃つイチモツを晒した。

 

「あぁんっ!!」「くひぃっ!!」

 

放たれるあまりにも濃い雄の性臭、その匂いだけでイズモどころかイヴまでもが達する。

 

「【解】」

 

アダムが拘束を解く呪文を唱えるとイズモを戒めていた鎖が外れ吊り上げられていたイズモが崩れ落ちた。

 

身体中を触手で覆われているので怪我は無い。

 

アダムは外套を地面に敷くとその上で胡座を組みイズモの前に座った。

 

「もう快感を増幅させる鎖は要らないだろう。イズモ、これが最後だ。コイツを受け入れるか否か、お前の行動で俺とイヴに見せてみろ」

 

人外の大きさを誇るアダムのイチモツは聳え立つ塔にも、突き立った矛にも見える。

 

息も絶え絶えで体を振るわせ続けるイズモはいきり立つソレから目が離せなかった。

 

あれが自分の空いた穴に埋まれば最高の快楽と力を手に入れられる。

 

もう自分が自分で無くなる恐怖も、"人"を辞める後悔も無かった。

 

ずり、ずり、と這うようにイズモはアダムのイチモツに向けて進んでいく。

 

動く度に体に染み渡った媚薬が性感を刺激し達する。

 

溢れ出る体液をもっと啜ろうと触手達も更に激しく嬲り続ける。

 

それでもイズモは止まらない。

 

そうしてようやくイズモはアダムの下に辿り着いた。

 

震える手でイズモはアダムに掴まり体を起こしてビクリビクリと動くイチモツに秘裂を沿えた。

 

ほんの少し亀頭が潜った、それだけでイズモは呼吸が止まるかと錯覚するほどの快感を感じた。

 

もう体を支える力も無い。

 

残された僅かな意思と力を振り絞り、イズモは自分へのお別れの言葉を告げた。

 

「ボクは…… 獣人族狐種(ビスト・フォックス)のイズモは…… あなたに生涯を捧げます」

 

最期の一刺しに、イズモは沈む。




世界2

西側諸国
それぞれ単一の種族のみで構成されている国家群。
明森人族(ライトエルフ)、暗森人族(ダークエルフ)、鉱人族(ドワーフ)、獣人族(ビスト)、虫人族(イセクト)の五つが該当。
一つ一つの規模は大きくないが種族の強みを全面に出した軍備や貿易を持っているのでおいそれと他国が侵攻することは出来ない。
ヒュマンハイブを除く西側は全て同盟を結んでおり不干渉を第一として亜人にとって不利益なことが起きたと半数以上が認めた場合連合軍を構築し防衛及び攻勢に出るなどと決められている。
年に一回国家の長たちが集まり近況の報告とこの先一年の方針の決定を行う"五人族会議"は開催場所を各国が持ち回りで請け負い行っている。
近年の議題は聖教会の亜人迫害とヒュマンハイブの亜人の奴隷化の二つが多い。


八頭地連合諸国
山脈と死穢谷に阻まれていることで他の国々との国交がほぼ無い独自の発展を遂げた国。
八つの島国をそれぞれの当主が統治しており島同士は大橋で繋がれている。
八つの島の中央にある小さな陸地には国家元首である"地皇(ちのう)"の屋敷があり世界最高峰の結界に守られている。
八つの島々はとある神の如き魔物の遺骸の上に出来たとされ、その魔物の怨念から強力な魔物が発生しやすく治安を守る"武士"達は例外無く強い。
また農民達も強い、というか逞しい。
身内で争っている暇は基本的に無いので一致団結の心と協力の意思は世界一。
魔境ではあるもののある意味最も理想郷に近いかもしれない。


ゲヘナエデン
実在しているかも怪しい人型の魔物で構成された国家。
人型の魔物は魔族と呼称され十人いれば勇者一人に対抗できてしまう。
一年を通して猛烈な吹雪に覆われている為誰もこの国に到達できた者はいない。
太古からあるとも、ここ数百年で出来たとも言われており何もかもが謎に包まれている。
魔族の頂点に魔王が存在すると言われ勇者と聖女達はこの魔王の討伐を一つの任務として言い渡されているが居るかも分からないため任務は宙に浮いている状態。





ゲヘナエデンは堕王とも聖教会のトップである教皇とも関係があるらしく現在その関係を知っているのは教皇のみとなっている。
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