円卓の皆さんはあの姿を見て何を思うのだろうか……。
いや~滾るね。
円卓の騎士。
キャメロットにいる、アーサー王が率いている騎士団である。
ただ少し……いや違うところは、聖剣エクスかリバーではなく、聖槍ロンゴミニアドを手にしたアーサー王ということ。そのおかげで彼女、アルトリア・ペンドラゴンの成長は止まることはなく、魅力的な女性に成長した。
そんな彼女も立香の召喚に答えて、今ではカルデアの大事な仲間の1人。
アルトリアも人理のために戦った藤丸立香を認め、そして……。
☆ ☆ ☆
カルデアのミーティングルームに円卓の騎士が集まっていた。机の上のロウソクだけが部屋を照らしている。
ガウェイン、ランスロット、トリスタン、ベディヴィエール、モードレッドが既に席についていた。
「皆、よく集まってくれた」
「我が王召集となれば当然のことです」
ガウェインが深々と頭を下げる。
「時に王よ、此度はいかがなされましたか?」
ランスロットが神妙な面持ちで本題を問いかける。
「集まってもらったのは他でもない。マスターについてだ」
円卓の一同の空気が重くなった。
マスターこと藤丸立香。彼ら円卓の騎士に力を貸してくれる存在でもある。過去に対立して戦ったこともあるらしいが、今は同じカルデアの仲間であり主。そんな彼の話となると、彼らも力が入ってしまう。
「諸君らも知っていると思うが、体に異常を発生し、子供のような容姿になってしまった。マスター自身は平気そうな素振りを見せているが、内心心細く焦っていることだろう。何しろ子供になったことにより、力も体力も低下している。さらには威厳までなくなってしまった」
「まぁ、変わりに可愛さは増したけどな」
モードレッドはケラケラと笑い出す。あれでみんなに命令を出している彼の姿を想像したら、緊張感がなくて和んでしまいそうだ。
「控えよモードレッド、王の御前である」
「っち、わーるかったよ」
「……つまり、我々でマスターの力になれないか、意見を求めたい」
仕切りなおすようにアルトリアが問いかけた。
そのことは円卓の騎士一同、同じ気持ちだ。自分のためでなく、世界のために戦った彼が今、不自由な生活をしていると思うと、自分たちも何かしら力になれないか考えていたから。
「王、発言をよろしいですか?」
ベディヴィエールが挙手をする。アルトリアは小さく頷いて許可を出した。
「確かにマスターの力になり気持ちはわかります。しかし、彼自身はむしろその協力を迷惑がっている節があります」
「どういうことだベディヴィエール卿?」
「幼い姿になったことで、周囲が自分を子ども扱いしています。しかし、マスター自身の中身は我々と戦ったマスターのままです。中身も同じ子供ならまだしも、成長した自分が子ども扱いされるのは、不快と思われるのでは?」
「確かに、我々が逆の立場になったとしても、確かに気持ちよい気分ではならないな」
ランスロットが同意する。他のみんなもその意見に対して反対する気はないようだ。
「我々はむしろ、今までどおりに接するべきかと」
「……もっともな意見だベディヴィエール卿」
実は他のサーヴァントがマスターを子ども扱いしたとき、彼はすごく怒ったのをアルトリアは知っている。
「しかし、あんな姿を見て今までどおりに接するのは少々困難ではないか? なんというか、無意識にあやしてしまうような」
「確かに……」
一同は静まり返ってしまった。マスターの力になりたいが子ども扱いにできない。二律背反な問題に頭を抱える。
「ならばさ、いっそ思いっきり子ども扱いするのはどうだ?」
沈黙を破ったのはモードレッドだった。
「口では子ども扱いするなって言っても所詮マスターも男だぜ? コロッと甘やかせば正直になるだろ?」
「モードレッド卿、マスターを侮辱しているのですか!?」
「待て待て、バカにしているわけじぇねぇよ。マスターは子供になっても、オレ達を支えているだろ? 毎日それじゃ肩凝っちまう。なら、1日ぐらい子供にしてやるのも悪くないんじゃないか?」
「なるほど……癒しか」
「確かにマスターは人理を救った後でも、各地の特異点に赴いている。しばし休息をして頂ければ、身が持たない」
話が進んでいく。働き詰めのマスターをリラックスさせる方法は何かと審議は続いた。
その結果……。
「誰か、マスターの予定を把握している者はいるか?」
「確か本日は、午前中に戦闘シュミレーション、午後からトレーニングルームで自主トレーニングと伺っています」
「そうか、なら午後のトレーニングは中止させてもらおう。諸君もそのように行動するように。よいか?」
「ガウェイン、同意」
「ランスロット、同意」
「トリスタン、同意」
「ベディヴィエール、同意」
「モードレッド、同意」
「全員同意の上、決行する!」
☆ ☆ ☆
「アルトリアが呼んでいる?」
「はい、マスター。少し今後のことについて相談があると。マスターの部屋におられます」
シュミレーションから帰ってきた立香を呼び止めたガウェイン。いきなり、アルトリアが話があると言われた。
「なんだろう? わかった、すぐに向かうよ」
自分を呼び出すぐらいだから、きっと大切な話なのだろう。立香は急ぎ足で部屋に戻った。
「王よ、御武運を」
去っていく立香の後姿を見ながら、ガウェインは祈った。
ウィーン……。
「アルトリア? いる?」
自室の扉を開けたが、部屋の中は静かだった。でも、明かりはついているし、ベッドのには彼女が静かに座っている。
彼が帰ってきた姿を見て、思わず彼女はニコッと微笑を向けた。だが、すぐに笑顔は消え、少し不安そうな顔を向ける。
「模擬線の後ですみませんマスター。少々話が……」
「ううん、気にしないで。それで何かな?」
「そのですね……。マスター体調のほうは大丈夫ですか?」
「体調? 問題ないよ! 今日も絶好調で戦闘できたし」
「疲れてはいませんか?」
「う~ん……動いた後だから少し疲れているけど……。え? いったいどうしたのアルトリア?」
過剰に心配してくる彼女に、立香は少し戸惑った。何か彼女を心配させることをしたか、最近の言動を思い出す。
しかし、彼女をここまで問い詰める原因に結びつけるものはない。いったい何が彼女をここまで必死にさせているのか。
「マスター、ここ最近、ゆっくり過ごしたのはいつですか?」
「え? そうだな……」
立香は最近休んだ日を思い出していた。
微小な特異点が発生したからレイシフトして、その後は新しく召喚されたサーヴァントたちの強化のために修練場にって、戦力を確認するためにシュミレーションで模擬線をして、空いた時間はトレーニングルームで……。
「あれ? オレっていつ休んでいるっけ?」
ゆっくり休んだ日が思い出せない。
「やはりそうでしたか。マスター、頑張るのはいいのですが、少しは休息をとらなければ死んでしまいます! あのキャスターの英雄王のように」
「いや、そこまで激務じゃないから……。それに、休んでいる暇なんかないよ。いつ新たな特異点が出てくるか……」
「そのいざと言う時、マスターの体に何かあっては困るのです! 今日はもう休みましょう!」
いつになく、彼女の目が必死だった。心配してくれているのはわかっている。彼女の善意を軽くあしらうのは心苦しい。
「マスター、ぜひとも私の膝をお使いください。膝枕という物は、眠りやすくなると聞きました」
「誰から聞いたのそれ!?」
「そこは気にしないでください。さぁ、どうぞ」
❤ ❤ ❤
やわらかい太ももの感触が頭から伝わる。彼女の必死さに気圧されて、立香は押し負けてしまった。というわけで、立香は今アルトリアの膝枕でベッドに横になっている。
アルトリアも、嬉しそうに立香の頭を撫でた。優しくそっと。
立香も最初は戸惑っていたが、徐々に安心感に変わり、眠気が襲い掛かってきた。
「眠ってもいいですよマスター。今日は私に甘えてください」
「うん……少し、眠らせてもらうよ……」
立香はスヤスヤと寝息を立てた。かわいい寝顔で、上下に動く体。
「あぁ、マスター❤ なぜそのような愛らしい姿になって、私の心を乱すのですか❤ 眠っているあなたを見ると、抱きしめたくなってしまいます❤」
先ほどから心臓の動悸が治まらない彼女。触れたら壊れてしまいそうなほど華奢な体を、彼女は恐る恐る撫でる。
細い腕、柔らかい頬。全て愛おしく思えた。
「はぁ……❤ はぁ……❤ マスター❤」
息が荒くなる。彼に触れるたびに、彼女の中の理性がボロボロと崩壊しかけていた。
そして、ついに禁断領域まで手が伸びる。立香の下半身だ。
彼女自身は無意識の行動なのだろう。腕は彼の下へ下へと伸びていき、少し膨れ上がった股間の部分で手を止めた。
「マスターの……オチンポ……❤」
想像しただけで、彼女の陰唇が湿ってしまう。まだ固さを感じないから、平常状態なのだろう。しかし、平常状態でも分かるほど、程よい硬度がある。
ゴクリと、思わず生唾を飲み込んだ。これが勃起したらと思うと、興奮してしまう。
「はっ! 私は何をしている!?」
眠っている彼の寝こみを襲うなんて、王としては恥ずべきことだ。理性が完全に崩壊する寸前で、留まった。しかし、王としてのプライドよりも女性としての喜びが優先されている。
どうしてもマスターのモノが欲しい。
「マスター、どうか起きないでください」
ズボンのチャックを下し、下着の間から彼の陰茎を出した。
「はぁ……❤」
思わず淫靡なため息が出る。ギュッと陰茎を握り、小さく扱き始めた。
彼の意志とは関係なく、陰茎に血液が溜まっていき、徐々にアルトリアの指の輪には収まらない程の大きさまで……。
「これが、勃起したマスターのオチンポ❤」
予想以上の大きさに、彼女は息をのんだ。グロテスクでありながら雄々しい。
「ん……」
「ッ!?」
立香の寝息が少し乱れて、アルトリアは手を止めた。
今ここで起きてしまったら、アルトリアはなんて顔をすればいいか分からない。いや、恥ずかしくて顔向けできない。
「スー……スー……」
しかし、彼は再び寝息を立てた。
安堵の息を漏らし、アルトリアは上下運動を再開した。
シコシコシコ……。
「あ❤ 先端が濡れてきましたね❤ 出そうなんですねマスター❤」
我慢汁のおかげで扱くスピードが速くなる。ヌチャヌチャと濡れる音がアルトリアの手の中で奏でる。
「あ、あの……アルトリア……」
ピンク色に染まっていた彼女の顔は一転して顔面蒼白した。恐る恐る視線を下げる。自分の豊満な胸のせいで、彼の顔は見えないが彼の視線を感じた。
「お、起きていたのですか……マスター」
「う、うん……。アルトリアがオ、オレのモノを扱き始めてから……ずっと」
つまり、起きていたのだ。
アルトリアは羞恥心に苛まれ、両手で自分の顔を覆った。
「マスター……令呪で命じて下さい、自害せよと」
「い、いやそんなこと言わないよ! 落ち着いてアルトリア!」
「わ、私はマスターに対してこのような不埒な行いを……」
「大丈夫、オレは全く不快な思いはしていないし。それに……」
立香は起き上がり、アルトリアの頬に手を添えて、視線を合わせた。
「手だけじゃアルトリアも満足できないでしょ?」
立香の今の言葉はお誘いの意味と、アルトリアは理解した。もちろん返事は決まっている。
「はい❤」
服を脱ぎ捨てた2人。
ベッドに横になる立香の下半身の所に、アルトリアがいた。愛おしそうに陰茎を自分の胸部で挟んでいる。乳房を上下左右に動かして、陰茎に刺激を与えた。巨乳の彼女だからできる事。
アルトリア……す、すごい……」
「気持ちいですかマスター❤? マスターのオチンポ、ヌルヌルして❤ おっぱいが動かしやすいです❤」
我慢汁が潤滑剤になり、亀頭が胸の間から顔をスムーズに出たり入ったりする。
ヌチャヌチャ……。
既に手コキで発射寸前状態だったため、挟まれただけでも限界が近かった。
そのことは、アルトリアも気づいている。
「出してくださいマスター❤! 精子を❤! 全てこの胸で受け止めます❤!」
「う、うん……出すよ。アルトリア」
ピュッ! ピュッ! ピュッ!
「あぁぁ❤! 熱いです❤! マスターの精子❤!」
勢いよく発射された精子は、彼女の胸だけでなく顔にも届いた。
アルトリアは生臭い精子を指で梳くって口に運ぶ。
「んっ❤ はぁ……❤!」
指に絡まった精子を、まるで水あめをなめるように舌と唇で絡めとる。
味なんてわからないけど、とてつもない幸福感に満たされた。
「アルトリア……、入れてもいいかな?」
「はい❤」
アルトリアは体勢を変え、立香の陰茎の上に跨る。手で陰茎の向きを調整し、自分の陰唇の入り口に向けた。
そして……。
ズブズブ……。
「あぁぁ❤!」
躊躇いもなく腰を落とした。立香の陰茎をアルトリアの陰唇が飲み込んだ。
立香の陰茎が自分の奥底に入ってくる感覚は、アルトリアの心を満たしていく。
「あっ❤! あっ❤! ましゅたー❤! ひもりいれす❤(マスター、きもちいです)!」
思わず腰が激しく動いてしまう。動くたびに立香の陰茎が奥にあたる。
「う……、ア、アルトリア……凄い……よ」
「ましゅたー❤! きれくらしゃぁい❤!(マスター、来てください)」
立香は上半身を上げて、アリトリアの胸に顔を埋めた。クッションのようにやわらかい彼女の胸。先ほど出した精子の臭いがまだ胸の間から漂う。
アルトリアも彼の頭に手を回して、自分の胸から離さないように抱きしめる。足も彼を逃さないように腰に回してガッチリつかんだ。
「はむっ」
立香はアルトリアの乳房を口にした。跡が残るように強く吸い、口の中で乳首を舌で転がす。
「あっ❤! あっ❤!」
下は彼の肉棒、胸は彼の口に包まれ、アルトリアは幸福感に包まれる。これ以上刺激を与えられたら、脳が溶けてしまいそうだ。
ペロペロペロ、チュー……。
パンッ! パンッ! パンッ!
「ま、ましゅたー❤! ましゅたー、ましゅたー❤!」
自分でもわかる。そろそろイッてしまいそうだと。
「アルトリア……出すよ。どこに出してほしい?」
「にゃかに❤! こにょまま、にゃかにらして❤!(中に、このまま中に出して!)」
「わかったよ、このまま……」
ピュッ! ピュッ! ピュッ!
「ふぁぁぁぁぁ❤!」
陰唇がきつく絞まる。彼の精子を飲みつくすように、下の口は離れなかった。
「はぁ……❤ はぁ……❤」
乱れた息を整えようとするが、全然落ち着けない。暖かい彼の温もりをこのまま永遠に感じたいと思っていた。
☆ ☆ ☆
「我が王よ、お疲れ様です」
ミーティングルームに戻ったアルトリアを労う、円卓の騎士たち。
彼らには、立香の部屋に誰も近づけさせないように、護衛をお願いしていた。
「諸君たちも大儀であった。無事、マスターは眠りについたぞ」
「予定時間よりもマスターの部屋に長居しておられましたか、問題ありませんでしたか?」
「っ! と、特に問題はない。マスターが中々眠らなかっただけだ」
あの部屋で行われたことを、彼らに知られるわけにはいかない。アルトリアは思い出して紅葉する顔を隠した。
「きょ、今日は私も疲れた。休ませてもらうぞ」
「御意!」
アルトリアはミーティングルームを出た。
大丈夫、彼らには気づかれていないはずだ。
彼女は数順分前のことを思い出し、また下半身を濡らしていた。
「わざわざ円卓の騎士を使ってまで、彼と交わるとは。王様はやることが違うね」
モニターの映像を見ていたダ・ヴィンチは呆れるように呟いた。
もちろん、彼の部屋にもカメラはセット済み。むしろどの部屋よりも設置数が多い場所だ。どのアングルからも見れる。
「普段はクールな獅子王も、意中の男性の前では女となるか。今日もいいデータが取れたよ」
『アルトリア・ペンドラゴン(槍) ●月×日 場所:マスターマイルーム』
「さてと、次は誰かな?」
モードレッドはただひたすらで剣を振っていた。何かを打ち払うように。
ブンッ! ブンッ!
しかし、どれほど剣を振っても、頭の中に写ったあの景色は消えない。こびりついて、モードレッドの中で鮮明に写し出される。
(父上があんな、淫らに……。そして嬉しそうだった)
実は彼女は見てしまったのだ。立香とアルトリアの性行為を。気になって零体化して部屋に侵入したら、2人はベッドの上で激しく求め合っているところだった。
その時の王の顔は、もはや王ではない。1人の女の顔をしていた。
(そんなに嬉しいのか? その、男のモノを挿れるってのは……)
縁の無かった彼女にとって、あの出来事の遭遇は未知との遭遇だった。
同時に、胸の奥が激しく高ぶっているのも事実。
(父上をあんな風にさせるマスターって……)
再び剣を振るう。女の性に目覚めた現実を背けるように。