シャルル編
秋が過ぎて寒い日が続いていた。人間界は今12月31日、つまり大晦日である。人間は今年はどこで過ごすかというと……。
「人間さん、お皿はこちらに置いてください~」
皿を運んできた人間はシャルルに指定された場所に置く。料理はいつもより豪華だ。
――今年は教会でシャルルと一緒に過ごしていた。
「ではいただきましょう」
彼女は初めて大晦日を祝うことにワクワクしている。シャルルが言うにはフランスでもめでたい日だが祝うほどではなかったとのこと。
前日に大晦日のことを話すと教えてくださいと頼んできた。人間が理由を聞くと『だって人間さんの故郷の話ですよね。私、あなたのこともっと知りたいですから』と上目使いで答えた。
「美味しいです」
シャルルと人間は楽しく談笑する。
そうして……時刻は0時。新しい年の始まりだ。今年はどのような年になるのだろうか。
「明けましておめでとう」
「
ヴェルメリオ編
「人間、起きて……」
目が覚めるとヴェルメリオが上に乗っていた。
「……あけましておめでとう」
「おめでとう」
新年の挨拶をしていると彼女の服がいつもと違うことに気づく。どうやら去年着ていた衣装のようだ。
「そうだよ。ちなみに去年のとちょっと違う……分かる? 」
分からない。しかし愛するヴェルメリオの為に絶対に正解を答えなければならない。……しかしどこが変わったのだろうか。
……少し重いな……。…………!
おっぱいと尻だ!!!
人間が自信満々に答える。
「……」
ポスッ ポスッ
ムスッとしたヴェルメリオは人間の胸を軽く叩く。間違えたかと落胆した人間だが。
「胸は正解……」
当たっていたようだ。しかし当たっているのなら何故叩くのかと彼の上にはてなマークが立つ。
ポスッ ポスッ
「お尻は……知られたくなかった……。何で分かったの? 」
ヴェルメリオの疑問に人間は「いつもより重かった」と言う。
……この後人間は彼女に数秒間口を聞いてもらえなかった。
……小ネタ編
人間達は恐怖していた。
「どこに行ったのよ! アイツは! 」
「探せ! 奴はどこだ! 」
「必ず見つけ出す……! 」
街の路地裏に人間達は隠れていた。
「人間さん、早く出てきてください! 」
「こちらは既にレシピを持ってるから抵抗しない方がいいわよ」
「あなた好みのおっぱいがたくさんいますよ~♥️ 」
ここで見つかるわけにはいかない。
「ん~、人間さんの考えだとここら辺に逃げるはずなんだけどな~」
「あっ! こちらからエルマイト反応がします! 」
!?
ああ、ダメだった――